JP2521207Y2 - 電気カーペット用温度調節器 - Google Patents

電気カーペット用温度調節器

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JP2521207Y2
JP2521207Y2 JP1990078219U JP7821990U JP2521207Y2 JP 2521207 Y2 JP2521207 Y2 JP 2521207Y2 JP 1990078219 U JP1990078219 U JP 1990078219U JP 7821990 U JP7821990 U JP 7821990U JP 2521207 Y2 JP2521207 Y2 JP 2521207Y2
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temperature
heater
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憲一 根本
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数のヒータ系を有する電気カーペットの
一部のヒータ系のみを通電している際に制御温度が変化
するのを防止するようにした電気カーペット用温度調節
器に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の電気カーペットは、それぞれ独立して制御さ
れる複数のヒータ系から成り、これらの複数のヒータ系
は、それぞれのヒータ切替スイッチ及び共通の制御リレ
ー接点を介して電源に接続されている。
この電気カーペット用温度調節器は、複数のヒータ系
のそれぞれの温度を検出してこの検出温度に相応して電
源を制御する温度調節回路と、複数のヒータ系の一部が
通電している際に動作する温度補正回路とを備えてい
る。この温度補正回路は、複数のヒータ系のうち一部の
ヒータ系を通電した場合と全部のヒータ系を通電した場
合とで制御温度が変化するのでこれを補正するために設
けられている。
従来技術では、温度補正回路を動作するために複数の
ヒータ系の一部が通電していることを判別する幾つかの
方法が提案されている。
第1の方法は、ヒータ切替スイッチに連動して開閉す
る補助接点を有し、この補助接点からの信号によって相
応するヒータ系の通電遮断を検出している。
第2の方法は、ヒータ切替スイッチの機械的な変位に
連動して開く遮光片を有するフォトインタラプタを用
い、このフォトインタラプタからの光信号の遮断通過に
よって相応するヒータ系の通電遮断を検出する方法であ
る。
更に第3の方法は、ヒータ数と同数の通電センサを用
いて相応するヒータ系の通電遮断を検出する方法であ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、第1の方法では、補助接点に印加される信号
は微小電圧、微小電流であるため、補助接点の信頼性が
著しく低下し、また補助接点付きスイッチは一般に高価
である上に形状も大きく、通電状態の判別には好ましく
ない。
第2の方法で用いられるフォトインタラプタは、形状
が大きい上に比較的高価であり、また遮光機構は大きな
スペースを必要とし、温度調節器が大型で高価となる欠
点を有する。
第3の方法は多数の通電温度センサを必要とするの
で、電気カーペットの材料費が高く、製造工数が増大
し、また温度調節器の寸法及び費用上不利であった。
本考案の目的は、上記の欠点を回避し、複数のヒータ
系の一部が通電していることを無接点で判別して温度補
正回路を動作するようにして全部通電時も一部通電時も
同じ制御温度で通電することができるように全体的に簡
単で小型で信頼性の高い電気カーペット用温度調節器を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記の課題を解決するために、それぞれの
ヒータ切替スイッチを介して電源に接続されている複数
のヒータ系から成る電気カーペットの複数のヒータ系の
それぞれの温度を検出してこの検出温度に相応して電源
を制御する温度調節回路と複数のヒータ系の一部が通電
している際に動作する温度補正回路とを備えた電気カー
ペット用温度調節器において、複数のヒータ系の間の電
圧を検出して一部通電を検出する一部通電検出回路を備
え、この一部通電検出回路はその出力によって温度補正
回路を動作するように温度補正回路に接続されているこ
とを特徴とする電気カーペット用温度調節器が提供され
る。
〔作用〕
このように、複数のヒータ系の間の電圧を検出して一
部通電を検出し、その出力で温度補正回路を動作するよ
うにすると、複数のヒータ系の一部通電を無接点で検出
することができ、また高価な補助接点付の特殊スイッチ
ヤフォトインタラプタを必要としない。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明すると、
第1図は本考案に係る電気カーペット用温度調節器10を
示し、電気カーペット12は、独立して制御される複数の
ヒータ系14、14′から成り、これらの複数のヒータ系1
4、14′はそれぞれのヒータ切替スイッチ16、16′及び
共通の制御リレー接点18を介して電圧調節回路20に接続
され、電圧調節回路20は、電源スイッチ22を介して交流
電源24に接続されている。
温度調節器10は、電気カーペット12の複数のヒータ系
14、14′のそれぞれの温度を温度センサ26、26′で検出
してこの検出温度に相応して電圧調節回路20を制御する
温度調節回路28と、複数のヒータ系14、14′のうち一部
のヒータ系のみが通電している際に動作する温度補正回
路30とを備えている。
本考案の温度調節器10は、複数のヒータ系14、14′の
間の電圧Vhを検出して一部通電を検出する一部通電検出
回路32と、この一部通電検出回路32からの出力によって
動作されるフォトカプラ34とを備え、フォトカプラ34
は、その出力によって温度補正回路30を動作するように
この温度補正回路30に接続されている。フォトカプラ34
は、一部導通検出回路32からの出力によって発光する発
光ダイオード34Aとこの発光ダイオード34Aからの光を受
けて駆動されるフォトトランジスタ34Bとから成ってい
る。
図示の実施例では、一部通電検出回路32は、ヒータ系
14、14′とそれぞれのヒータ切替スイッチ16、16′との
接続点a、a′との間にダイオード36を介して接続され
た抵抗38から成り、ダイオード36と抵抗38との間と接続
点a′との間には平滑用コンデンサ40が接続されてい
る。
温度補正回路30は、第2図に示すように、相互に直列
接続された2つの固定抵抗Ra、Rcと1つの可変抵抗Rbと
から成り、フォトカプラ34の出力は、固定抵抗Rcの両端
に接続されている。
尚、第1図において符号42は制御スイッチ18に並列に
接続された補助抵抗であり、この補助抵抗42は、温度調
節回路28によって制御リレー接点18が開いた状態でも接
続点a、a′間に電圧差を生じさせるために設けられて
いる。この補助抵抗42は、ヒータ系14、14′に電流が充
分に流れることがないように大きな値に設定される。
次に、本考案の温度調節器10の動作をのべると、先
ず、ヒータ切替スイッチ16、16′が共にオフまたはオン
状態となっているときには、接続点a、a′の間が同電
位となり、ヒータ系14、14′の間に電圧差がないので一
部通電検出回路32が出力を発生することがない。従っ
て、両ヒータ系14、14′が共に通電している場合には、
温度センサ26、26′で検出される検出温度に応じて温度
調節回路28が動作し、電圧調節回路20の出力電圧が調節
される。
一方、ヒータ切替スイッチ16または16′のいずれかが
オンとなっている状態では接続点a、a′間に電源電圧
にほぼ等しい電圧差Vhが現われる。このため、一部通電
検出回路32は、この電圧差を検出して一部通電を検出す
る検出出力Vdを発生し、この出力はフォトカプラ34を介
して温度補正回路30に供給される。従って、第2図に示
すように、温度補正回路30の固定抵抗Rcはこの検出出力
Vdによって短絡された状態となるので温度補正回路30の
出力が変化し、温度調節回路28を介して電圧調節回路20
の出力を調節する。
〔考案の効果〕
本考案によれば、上記のように、複数のヒータ系の間
の電圧を検出して一部通電を検出し、その出力によって
温度補正回路を動作するようにしたので、複数のヒータ
系の一部通電を無接点で検出することができ、従って一
部通電の判別を高い信頼性で行うことができ、また高価
な補助接点付の特殊スイッチやフォトインタラプタを必
要としないので小型で安価に提供することができる実益
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る温度調節器を備えた電気カーペッ
トの電気回路図、第2図は温度補正回路の詳細を示す系
統図である。 10……温度調節器、12……電気カーペット、14、14′…
…ヒータ系、16、16′……ヒータ切替スイッチ、、20…
…電圧調節回路、28……温度調節回路、30……温度補正
回路、32……一部通電検出回路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれのヒータ切替スイッチを介して電
    源に接続されている複数のヒータ系から成る電気カーペ
    ットの前記複数のヒータ系のそれぞれの温度を検出して
    この検出温度に相応して前記電源を制御する温度調節回
    路と前記複数のヒータ系の一部が通電している際に動作
    する温度補正回路とを備えた電気カーペット用温度調節
    器において、前記複数のヒータ系の間の電圧を検出して
    一部通電を検出する一部通電検出回路を備え、前記一部
    通電検出回路はその出力によって前記温度補正回路を動
    作するように前記温度補正回路に接続されていることを
    特徴とする電気カーペット用温度調節器。
JP1990078219U 1990-07-25 1990-07-25 電気カーペット用温度調節器 Expired - Lifetime JP2521207Y2 (ja)

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JPH0436522U JPH0436522U (ja) 1992-03-26
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JPS61256584A (ja) * 1985-05-09 1986-11-14 松下電工株式会社 温度過昇防止回路

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JPH0436522U (ja) 1992-03-26

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