JP2521202Y2 - 竪型ミル - Google Patents

竪型ミル

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JP2521202Y2
JP2521202Y2 JP1990062839U JP6283990U JP2521202Y2 JP 2521202 Y2 JP2521202 Y2 JP 2521202Y2 JP 1990062839 U JP1990062839 U JP 1990062839U JP 6283990 U JP6283990 U JP 6283990U JP 2521202 Y2 JP2521202 Y2 JP 2521202Y2
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知喜雄 宮田
英靖 川浪
橋本  勲
統右 木下
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、竪型ミルに関し、もつと詳しくは、鉛直軸
線を有するテーブルの上面に、ローラが圧接されてテー
ブルの上面に環状粉砕部を形成し、テーブルの中央位置
付近にシユートなどによつて供給される粉砕原料をテー
ブルの環状粉砕部とローラとの間に噛込んで粉砕する竪
型ミルに関する。
従来の技術 従来からこのような竪型ミルの粉砕機構を、第13図を
参照して説明する。第13図(1)に示されるように、鉛
直回転軸線1を有して回転駆動されるテーブル2の環状
に凹んで形成されたローラ軌跡幅である粉砕部3には、
ローラ4が圧接され、この粉砕部3とローラ4との間に
粉砕原料を噛込んで粉砕を行う。テーブル2の半径方向
外方の周縁には、半径方向内方に張出した突起5が設け
られ、粉砕原料が充分に粉砕されることなく半径方向外
方に移動することを防ぐ。テーブル2の粉砕部3とロー
ラ4の外周面との相対的な滑りの状態は第13図(2)に
示されている。ライン1はテーブル2の粉砕部3の表
面の周速度であり、ラインl2はローラ4の外周面の周速
である。同期位置6では、ローラ4と粉砕部3の周速と
が等しい。
このような竪型ミルにおいて、安定運転を行つて粉砕
能力を高めるには、 粉砕部3とローラ4との間の粉砕原料の粉砕層を安定
して形成すること、および 粉砕能力を上昇するために、その主たる粉砕層は粉砕
部3における同期位置6よりもテーブル2の半径方向外
方の外側領域W1で形成されることが不可欠である。
この外側領域W1で安定な粉砕を行うことによつて、そ
のテーブル2の広い粉砕部3を有効に使うことができ、
またこの外側領域W1では第13図(2)で示されるように
粉砕部3とローラ4の外周面との速度差が大きいので、
スラグなどの難砕物を微粉砕するのに好適であり、また
突起5によつてこの外側領域W1で粉砕原料を安定して留
めておくことができて都合がよい。
このようにして粉砕部3の外側領域W1において安定な
粉砕層が形成されるには、テーブル2の回転軸線1付近
の中央位置から供給される粉砕原料を、安定に連続的に
円滑に、粉砕部3の同期位置6よりも半径方向内方の内
側領域W2を経て外側領域W1に流れることが重要である。
このようにして粉砕原料が、内側領域W2から外側領域W1
に円滑に流れるようにするために、内側領域W2では、粉
砕部3とローラ4との間隔d2を外側領域W1における間隔
d1よりも広くして、この間隔d2を半径方向外方になるに
つれて狭くするなどの工夫が行われている。
近年、スラグなどの難砕物を微粉砕するときに、テー
ブル2の粉砕部3を形成するライナと、ローラ4のタイ
ヤとの摩耗が激しく、寿命が短くなり、それらの取替え
頻度が高まり、したがつて運転を休止する回数が増え、
生産性が悪くなるという問題がある。このような問題を
解決するために、従来では、テーブル2の粉砕部3を形
成するライナに、耐摩耗性に優れた金属材料、たとえば
ハイクロム鋳鉄、ニハードIV種などが使われていたが、
現在な耐摩性がさらに優れた材料を肉盛する方法がとら
れるようになつた。肉盛の場合は溶接ビードによつて、
そのテーブル2に同心にまたは螺旋状に、環状に隆起し
た硬質肉盛を形成した構成が実現されている。このよう
な硬質肉盛を粉砕部3に形成した竪型ミルでは、その粉
砕部3における粗い凹凸の突条によつて、粉砕原料がテ
ーブル2の粉砕部3において内側領域W2から外側領域W1
に円滑に流れず、その粉砕原料の半径方向外方への遠心
力による流れが著しく阻害される。すなわちテーブル2
の中央位置付近に供給された粉砕原料は、粉砕部3の内
側領域W2において滞留を生じることになる。この内側領
域W2では、第13図(2)で示されるように、粉砕部3と
ローラ4との相対的な滑りが比較的小さく、主として圧
縮力が粉砕原料に作用するので、この内側領域W2におい
て粉砕原料がどんどんと踏み固められる。このようにし
て内側領域W2において踏み固められた粉砕原料は、新た
に供給されてくる粉砕原料の内側領域W2から外側領域W1
への流れをさらに阻害して、その粉砕原料の流れを不連
続にし、不安定化させる。また、この内側領域W2におい
て粉砕部3とローラ4との間に粉砕原料が滞留すると、
ローラ4による圧縮力が外側領域W1において小さくな
り、粉砕効率を低下させると同時に、この内側領域W2に
滞留した粉砕原料によつて外側領域W2でのローラ4がテ
ーブル2に従動したり従動しなかつたりし、そのため竪
型ミルの振動が著しく増大し、さらにまたテーブル2を
駆動するモータの負荷変動が大きくなり、さらにまた粉
砕効率が悪化し、こうして粉砕能力が大幅に低下してし
まう。
考案が解決すべき課題 本考案の目的は、テーブルの粉砕部とローラとの間に
不所望に粉砕原料が滞留してしまうことを防ぐようにし
た竪型ミルを提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、ハウジング内で鉛直軸線を有するテーブル
の上面の環状粉砕部に、そのテーブルの周方向に配設さ
れた複数のローラが圧接され、テーブルの中央位置付近
に粉砕原料が供給され、環状粉砕部は、溶接によつて硬
質肉盛されたテーブル周方向に延びる突条64を有する竪
型ミルにおいて、 前記環状粉砕部の半径方向内方端付近から、そのテー
ブルとローラとの周速が等しい同期位置の近傍まで延び
るテーブル上滞留防止部材を、テーブルの周方向で各ロ
ーラ間における固定位置に設け、 このテーブル上滞留防止部材は、細長い棒状であつ
て、粉砕部の表面に沿つて、その表面からテーブル上滞
留防止部材の長手方向に一様な間隔d3をあけ、この間隔
d3は、テーブル上滞留防止部材が前記表面に接触して衝
突してしまわない小さい値に選ばれ、 テーブル上滞留防止部材の高さhは、原料層を上下に
分断するための50mm未満の値に選ばれ、 テーブル上滞留防止部材の上部は、ハウジングに固定
された上下に延びる細長い支柱の下端部に固定され、 テーブル上滞留防止部材は、テーブル半径方向外方の
端部になるにつれてテーブル半径方向内方の端部よりも
テーブル回転方向の下流側となるように傾斜して配置さ
れ、 テーブル上滞留防止部材の平面形状は、直線状である
ことを特徴とする竪型ミルである。
また本考案は、粉砕原料を供給する上下に延びるシユ
ートが、前記ハウジング内で固定位置に設けられ、 テーブルの前記中央位置付近から前記環状粉砕部のテ
ーブル半径方向内方端付近にまで延びている棒状のテー
ブル中心滞留防止部材を固定位置に設け、 このテーブル中心滞留防止部材は、テーブル上滞留防
止部材のテーブル半径方向内方端よりもテーブル半径方
向外側に、放射状に延びており、 テーブル中心滞留防止部材の軸線は、テーブル半径方
向外方の先端部70になるにつれて、テーブルの回転方向
の上流側に凸に弯曲されて形成され、 テーブル中心滞留防止部材の前記先端部70は、テーブ
ル上滞留防止部材のテーブル半径方向内方端61よりもテ
ーブル半径方向外側にあり、かつテーブル回転方向上流
側で前記内方端61に近接し、 テーブル中心滞留防止部材は、シユートの下部に、上
下に延びる支柱69を介して固定されることを特徴とす
る。
作用 本考案に従えば、テーブル上面における環状粉砕部と
ローラとの間に、テーブルの中央位置付近から供給され
る粉砕原料を噛込んで粉砕する竪型ミルにおいて、テー
ブル上滞留防止部材を固定位置に設け、このテーブル上
滞留防止部材は、前記環状粉砕部の半径方向内方端より
テーブル中心側より、そのテーブルとローラとの周速が
等しい同期位置付近まで延びる。これによつて環状粉砕
部の半径方向内方端と同期位置付近までの範囲における
粉砕原料が、テーブル上滞留防止部材によつて分断さ
れ、その滞留が防がれる。
環状粉砕部の半径方向内方端と同期位置との間の内側
領域では、テーブルの粉砕部とローラとの周速の差が比
較的小さく、この内側領域ではテーブルとローラとの間
には主として圧縮力が作用しており、このような圧縮力
が作用している内側領域で粉砕原料をテーブル上滞留防
止部材によつて分断することによつて、滞留を確実に防
ぐことが可能となる。したがつてテーブルの中央位置付
近に供給される粉砕原料を安定に連続性をもつて環状粉
砕部の半径方向内方端から前記同期位置までの内側領域
に円滑に導いて移動させることができ、これによつて同
期位置よりも半径方向外方で粉砕部の外側領域で粉砕原
料を安定して効率よく粉砕することが可能である。これ
によつて駆動されるテーブルにローラが確実に従動し、
竪型ミルの振動が発生することを防ぐことができ、また
そのテーブルを駆動するモータなどの駆動源の負荷変動
を低減することができ、また外側領域において粉砕原料
を効率よく粉砕して粉砕効率の上昇を図ることができ、
このようにして粉砕能力の大幅な増大を図ることが可能
になる。本考案に従えば、テーブル上滞留防止部材は、
そのテーブル半径方向外方の端部になるにつれてテーブ
ル半径方向内方の端部よりもテーブル回転方向の下流側
となるように傾斜して配置されているので、テーブルの
上面の環状粉砕部における粉砕原料が円滑に外側領域W2
1(後述の第1図参照)に案内され、テーブルの粉砕部
とローラとの間に粉砕原料が噛込まれことが可能にな
る。
特に本考案では、テーブルの上面の環状粉砕部は、溶
接によつて硬質肉盛されたテーブル周方向に延びる突条
64を有しており、したがつてスラグなどの難砕物がテー
ブルの半径方向内方から外方へ円滑に遠心力で移動しに
くくなつており、この環状粉砕部の半径方向内方端と同
期位置との間の内側領域では、上述のようにテーブルと
ローラとの間に主として圧縮力が作用しているだけであ
るので、粉砕原料が環状粉砕部の前記内側領域に踏み固
められてしまいやすい傾向がある。本考案では、テーブ
ル上滞留防止部材は、ハウジングに固定された上下に延
びる細長い支柱下端部に、その上部が固定されて吊下げ
られた構造となつており、このテーブル上滞留防止部材
は、細長い棒状であり、その高さhは、原料層を上下に
分断するための50mm未満の値に選ばれ、こうして踏み固
められてしまいやすい環状粉砕部上の原料層が上下に分
断され、その環状粉砕部に原料が踏み固められてしまう
ことが防がれる。
また本考案によれば、このテーブル上滞留防止部材
は、環状粉砕部の表面に沿つて、その表面からテーブル
上滞留防止部材の長手方向に一様な間隔d3をあけ、この
間隔d3は、テーブル上滞留防止部材が前記表面に接触し
て衝突してしまわない小さい値、たとえば後述のように
5〜50mmに選ばれ、これによつて環状粉砕部の硬質肉盛
された突条64に粉砕原料が踏み固められて残留すること
が防がれる。
さらに本考案によれば、テーブル上滞留防止部材の上
部は、前述のようにハウジングに固定された上下に延び
る細長い支柱の下端部に固定されており、このテーブル
上滞留防止部材は前述のように細長い棒状であるので、
粉砕原料がテーブル上滞留防止部材に衝突することによ
つてテーブルの回転駆動のために大きな動力を必要とす
ることが抑制されることになる。
さらにこのテーブル上滞留防止部材は、テーブル半径
方向外方の端部になるにつれてテーブル半径方向内方の
端部よりもテーブル回転方向の下流側となるように傾斜
して配置されており、このテーブル上滞留防止部材48の
平面形状は、後述の第3図および第5図の平面図から明
らかなように直線状に、すなわち弯曲することなく、細
長く、延びているので、環状粉砕部の前述内側領域にあ
る粉砕原料がテーブルの回転に従つて外側領域に安定し
て導かれることが可能である。
さらに本考案に従えば、テーブル中心滞留防止部材
を、テーブルの中央位置付近から前記環状粉砕部の半径
方向内方端付近まで放射状に延ばして設け、このテーブ
ル中心滞留防止部材によつて、回転しているテーブル上
の粉砕原料を横方向に分断し、その粉砕原料をテーブル
の中央寄りから半径方向外方に導く。テーブル中心滞留
防止部材は、テーブル上に堆積した粉砕原料に対して堰
として作用するものではない。このようなテーブル中心
滞留防止部材によつて、半径方向外方に導かれた粉砕原
料は、テーブル上で比較的大きな遠心力でテーブルの粉
砕部とローラとの間の内側領域に円滑に噛込まれること
になる。したがつてテーブル上に粉砕原料が多量に堆積
することが防がれ、特に大形の竪型ミルであつて、その
テーブルの回転数が低いときであつても、粉砕原料の堆
積を小さくすることができる。
しかもこのテーブル中心滞留防止部材は、放射状に延
びているので、テーブル上で広い範囲にわたつて堆積し
ている粉砕原料のすべてを、順次的に横方向に、すなわ
ちテーブル半径方向に沿つて広い範囲にわたり、上下に
分断して、円滑にテーブルとローラとの間に噛込まれる
ように導くことができる。このようにして粉砕原料をテ
ーブルの粉砕部とローラとの間に安定に供給して噛込ま
れることが可能となり、したがつてその噛込みが安定と
なることによつて、粉砕効率の向上を図ることができる
とともに、テーブルを駆動するモータなどの駆動源の負
荷変動を小さくし、そのモータなどの駆動源の定格いつ
ぱいの運転が可能となり、定格電力に対して使用可能な
電力を、大きくすることができ、これによつて粉砕効率
の向上とともに粉砕能力の増大を図ることができる。こ
のようにして省エネルギ化を図ることができる。
これらのテーブル上滞留防止部材およびテーブル中心
滞留防止部材は、テーブル上に堆積している粉砕原料を
掻取るものではないので、これらの滞留防止部材による
負荷動力がむやみに増大するということはない。さらに
本考案に従えば、テーブル中心滞留防止部材の軸線は、
テーブル半径方向外方の先端部70になるにつれて、テー
ブルの回転方向の上流側に凸に弯曲されて形成されてお
り、したがつてシユートによつてテーブルの中央位置付
近に供給落下される粉砕原料がテーブルの回転に伴つて
円滑に環状粉砕部に導かれつつ上下に分断されることが
できるのである。
さらに本考案に従えば、テーブル中心滞留防止部材の
テーブル半径方向外方の先端部70は、テーブル上滞留防
止部材のテーブル半径方向の内方端61よりもテーブル半
径方向外側にあり、したがつてこのテーブル中心滞留防
止部材によつて分断されて半径方向外方に導かれた粉砕
原料が、環状粉砕部の前記内側領域でさらにテーブル上
滞留防止部材によつて上下に分断されて前記外側領域に
円滑に導かれることが可能である。
本考案に従えば、テーブル中心滞留防止部材の先端部
70は、テーブル回転方向上流側でテーブル上滞留防止部
材の前記内方端61に近接しており、したがつてテーブル
中心滞留防止部材で分断されて半径方向外方に導かれた
粉砕原料が、直ちにテーブル上滞留防止部材によつて上
下にさらに分断されつつ半径方向外方に円滑に導かれる
ことが確実になる。
さらにこのテーブル中心滞留防止部材は、シユートの
下部に、上下に延びる支柱69を介して固定されるので、
このテーブル中心滞留防止部材が棒状に形成されている
ことと相俟つて、粉砕原料との衝突によるテーブルの回
転駆動のための動力が大きくなることを抑制することが
できるようになる。
実施例 第1図は本考案の一実施例の一部の断面図であり、第
2図はその第1図の構成を含む竪型ミルの全体の断面図
である。これらの図面を参照して、鉛直回転軸線21aを
有するテーブル21は、モータ23および減速機22によつて
回転駆動される。
第3図は、第2図の切断面線III−IIIから見た簡略化
した断面図である。テーブル21の上面には周方向に間隔
をあけて複数(この実施例では3個)のローラ24がロー
ラ軌跡幅である環状粉砕部39にローラ24が圧接され、テ
ーブル21の回転に従つて、従動回転される。粉砕される
べき粉砕原料25は、マテリアルシールを行う供給手段26
からシユート27を経てテーブル21の中央位置付近に落下
されて投入される。この粉砕原料は、テーブル21の環状
粉砕部39とローラ24との間に噛込まれて粉砕される。
ハウジング28内で、テーブル21の外周面とハウジング
28の内周面との間の隙間29から吹き上げられる熱風など
の気体によつて、粉砕された原料が吹き上げられ、セパ
レータ30によつて分級され、細粉はダクト31からその気
体とともに排出され、粗粉は戻り粉である粉砕原料とし
て、逆円錐部32から筒部33を経てテーブル21の中央位置
付近に戻されて落下される。
テーブル21は、減速機22によつて回転駆動されるテー
ブル本体37と、このテーブル本体37に取付けられている
ライナ38とを有する。ライナ38の環状粉砕部39は凹んで
形成されており、ここにローラ24が圧接される。本考案
に従えば、この環状粉砕部39の半径方向内方端46から、
そのテーブル21とローラ24との周速が等しい同期位置47
の近傍まで延びるテーブル上滞留防止部材48が固定位置
に設けられる。このテーブル上滞留防止部材48によつ
て、粉砕部39上の粉砕原料が上下に分断され、この半径
方向内方端46と同期位置47近傍とにわたる内側領域W21
に粉砕原料が滞留することが防がれ、遠心力で円滑に外
側領域W21に導かれる。ローラ24は、前述の第12図に関
連して述べた構成と同様である。テーブル21には、外側
領域W21に粉砕原料が安定に留つて粉砕されることがで
きるようにするための環状の突起49が固定され、外側領
域W1の半径方向外方端は参照符50で示される。
第4図はテーブル上滞留防止部材48とその付近の分解
斜視図であり、第5図はこのテーブル上滞留防止部材48
とその付近の平面図であり、第6図は第5図の切断面線
VI−VIから見た断面図である。テーブル上滞留防止部材
48はライナ38の凹んだ環状粉砕部39の表面に沿つて、湾
曲した細長い棒状の形状を有する。すなわちこのテーブ
ル上滞留防止部材48は、ライナー38の粉砕部39との間の
間隔d3が、そのテーブル上滞留防止部材48の長手方向に
一様となつている。このテーブル上滞留防止部材48とラ
イナ38の粉砕部39との間の間隔d3は、できるだけ小さい
ことが望ましいけれども、小さくしすぎると、ライナ38
にテーブル上滞留防止部材48が接触して衝突してしま
う。したがつて実際には、第7図中、間隔d3は5〜50mm
に選ばれ、好ましくは10〜20mmに選ばれ、さらに好まし
くは10mmに選ばれる。テーブル上滞留防止部材48の高さ
hは、原料層を上下に分断するだけでよく、掻取るもの
ではないので、50mm未満に選ばれ、これによつて粉砕原
料がテーブル上滞留防止部材48による動力損失を抑制す
る。このテーブル上滞留防止部材48は金属製支持部材48
aのテーブル回転方向51の上流側および下面に臨む硬質
の被覆層48bとを有し、これによつてテーブル上滞留防
止部材48の摩耗を防ぐ。被覆層48bはたとえば鉄中にタ
ングステンあるいはクロム、ニツケルなどを含む材料か
ら成つてもよい。
テーブル上滞留防止部材48の上部には、上下に延びる
細長い支柱52の下端部が固定される。この支柱52は、取
付け片53に固定される。ハウジング28に直接に、あるい
は第2図に示されるようにハウジング28に固定されたノ
ズル部170には、梁54が水平に配置されて固定されてお
り、この梁54にはブラケツト55が固定される。取付片53
とブラケツト55とにはボルト挿通孔56,57が形成され、
ボルト58およびナツト59によつて、ボルト挿通孔56,57
を挿通するボルト58にナツト59が螺合して、取付片53、
したがつてテーブル上滞留防止部材48が着脱可能に梁54
に、したがつて固定位置に交換可能に、しかも取付位置
を調整可能にして、取付けられる。
第5図に明らかに示されるようにテーブル上滞留防止
部材48は、その半径方向外方の端部60になるにつれて、
半径方向内方の端部61よりもテーブル21回転方向51の下
流側となるように傾斜して配置されている。これによつ
てライナ38の環状粉砕部39における粉砕原料が円滑に外
側領域W21に案内され、ライナ38の粉砕部39とローラ24
との間に噛込まれることが可能になる。
テーブル上滞留防止部材48の半径方向外方端部60は、
前述のように同期位置47付近に配置され、特にその半径
方向外方端部60は、外側領域W21の中央位置72よりも半
径方向外方に突出しないように選ばれ、これによつて外
側領域W21で粉砕原料が不所望に掻取られて粉砕効率が
低下することを防ぐ。テーブル上滞留防止部材48は前述
の実施例では棒状であり、たとえば丸棒であつてもよ
く、環状粉砕部39における特に内側領域W22での粉砕原
料が踏み固められてしまうのを防ぐために上下に分断す
る機能を達成すればよい。
竪型ミルの運転の続行に従つてライナ38が摩耗してき
たときには、第7図似示されるように、取付片53とブラ
ケツト55との間にスペーサ62,63を介在し、これによつ
て初期のライナの環状粉砕部39aから摩耗した状態とな
つても、その環状粉砕部39上に粉砕原料が滞留すること
を確実に防ぐことが可能である。
第8図に示すようにテーブル21の環状粉砕部39の硬度
を向上するために、そのテーブル21の環状粉砕部39の表
面には溶接によつて同心状の硬質肉盛された突条64が形
成される。
第8図の切断面線IX−IXから見た断面は第9図に示さ
れている。突条64は、たとえばカーボン3〜5%、Cr25
〜30%および残部が主に鉄から成り、その突条64の高さ
はたとえば1〜5mm程度である。なお図解の便宜のため
に、第1図〜第7図では、硬質肉盛された突条64は省略
されている。
硬質肉盛の突条は、同心条であつてもよく、あるいは
螺旋状であつてもよく、さらにその他の周方向に延びる
形状であつてもよい。
第10図は、本考案の他の実施例の一部の断面図であ
り、第11図はその第10図に示される実施例の簡略化した
平面図である。この実施例は前述の実施例に類似し、対
応する部分には同一の参照符を付す。この実施例では、
テーブル21の環状粉砕部39にテーブル上滞留防止部材48
を設けるだけでなく、さらにテーブル本体37の中央に設
けられた受け部材65に近接してその上方にテーブル中心
滞留防止部材67が設けられる。このテーブル中心滞留防
止部材67は、シユート27の下部に接続筒68を介して、上
下に延びる支柱69によつて固定される。テーブル中心滞
留防止部材67は、その軸直角断面が円形であつて、軸線
方向に沿つて一様な、いわば丸棒状であり、ローラ24に
個別的に対応して、複数(この実施例では3)、設けら
れる。テーブル中心滞留防止部材67の軸直角断面は、円
形だけでなく、正方形およびその他の形状であつてもよ
い。テーブル中心滞留防止部材67は、受け部材65の上面
から間隔d4をあけて、受け部材65に衝突しないようにし
て配置される。このテーブル中心滞留防止部材67は、テ
ーブル21の回転軸線上か半径方向に、すなわち放射状に
延びており、そのテーブル中心滞留防止部材67の軸線
は、先端部70になるにつれて、テーブル21の回転方向51
の上流側に凸に弯曲されて形成される。このテーブル中
心滞留防止部材67の先端部70は、テーブル21の環状粉砕
部39の半径方向内方端46の近傍に位置する。テーブル上
滞留防止部材48のテーブル半径方向の内方端61は、この
滞留防止部材67の先端部70よりもテーブル21の回転方向
51の下流側で、この滞留防止部材67に近接して配置され
る。そして、テーブル中心滞留防止部材67のテーブル外
側端すなわち先端部70は、テーブル上滞留防止部材48の
内方端61よりもテーブル半径方向の外側にあり、すなわ
ち先端部70と内方端61とは、テーブル半径方向に沿つて
部分的に重なつている。こうしてシユート27および案内
筒33から落下されて供給される粉砕原料は、テーブル21
の回転方向51の回転に伴い、テーブル中心滞留防止部材
67によつて横方向に、すなわちテーブル半径方向に沿つ
て広い範囲にわたり、上下に分断され、その分断された
粉砕原料はテーブル中心滞留防止部材67の回転方向51上
流側の表面に沿つて矢符71の方向に延びて上下に分断さ
れ、テーブル21による遠心力の作用によつて環状粉砕部
39に、粉砕原料がほぼ一定の流量で安定して連続的に導
かれる。こうしてテーブル中心滞留防止部材67によつて
分断されて供給される粉砕原料は、環状粉砕部39におい
てテーブル上滞留防止部材48によつて、その環状粉砕部
39の内側領域W22で分断されて滞留することが防がれ
る。テーブル中心滞留防止部材67のテーブル21上面との
間隔d4は、たとえば50mm未満に選ばれる。
また、本考案は、タイヤ型のローラについて述べた
が、第13図に示すように円錐状、すなわちコニカルタイ
プのローラ24aのものでもよい。コニカルタイプのロー
ラ24aでも粉砕物は環状突起であるダム49によつてテー
ブル外側で粉砕層が形成されるため、原料は外側領域W2
2に円滑に流れることがミルの運転の安定、高効率化の
ためには不可欠であり、本考案が有効である。テーブル
ライナ38の外側領域W21では、粉砕原料は、ダム49によ
つて、たまり、これによつて粉砕を充分に行うことがで
きる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、テーブル上滞留防止部
材をテーブルの上面の環状粉砕部の半径方向内方端か
ら、そのテーブルとローラとの周速が等しい同期位置の
近傍まで延ばして設け、これによつて粉砕部上の粉砕原
料を分断して滞留を防ぐようにしたので、そのテーブル
上滞留防止部材によつて、粉砕原料が滞留することがな
く、テーブルの中央位置付近に供給された原料は円滑に
環状粉砕部を半径方向外方に流れて移動し、これによつ
て環状粉砕部の同期位置よりも半径方向外方の外側領域
で効率よく粉砕が行われることになる。このようにして
駆動されて回転されるテーブルにローラが円滑に従動
し、そのため竪型ミルの振動を大幅に低減することがで
き、またそのテーブルを駆動するモータなどの駆動源の
負荷変動を小さくすることができ、またこのように粉砕
原料を円滑に粉砕することができるようになるので粉砕
効率の上昇を図ることができ、このようにして粉砕能力
の大幅な増大が可能になる。本考案によれば、テーブル
上滞留防止部材は、その半径方向外方の端部60になるに
つれて半径方向内方の端部よりもテーブル回転方向の下
流側となるように傾斜して配置されているので、テーブ
ルの上面の環状粉砕部における粉砕原料が円滑に外側領
域W21に案内され、テーブルの粉砕部とローラとの間に
噛込まれることが可能になり、確実な粉砕動作が達成さ
れる。
特に本考案によれば、テーブル上滞留防止部材は細長
い棒状であり、その高さhは、原料層を上下に分断する
ための50mm未満の値に選ばれ、これによつてテーブルの
上面の環状粉砕部における溶接によつて硬質肉盛されテ
ーブル周方向に延びる突条64によつてテーブル上面の環
状粉砕部のテーブル半径方向内方から外方へ移動しにく
く、その環状粉砕部の前記内側領域で踏み固められやす
い滞留した粉砕原料を、上下に分断することができると
ともに、その粉砕原料がテーブル上滞留防止部材に衝突
することによるテーブルの回転駆動に必要な動力をでき
るだけ抑制することができるのである。
さらに本考案によれば、テーブル上滞留防止部材は、
環状粉砕部の表面に沿つて、その表面からテーブル上滞
留防止部材の長手方向に一様な間隔d3をあけ、この間隔
d3は、テーブル上滞留防止部材が前記表面に接触して衝
突してしまわない小さい値に選ばれており、したがつて
環状粉砕部が凹状にくぼんで形成されているときであつ
ても、その環状粉砕部の前記内側領域に粉砕原料が滞留
してしまうことが確実に防がれる。
さらにさらに本考案によれば、テーブル上滞留防止部
材の上部は、ハウジングに固定された上下に延びる細長
い支柱の下端部に固定されており、またこのテーブル上
滞留防止部材は、前述のように細長い棒状であるので、
環状粉砕部における粉砕原料の衝突によるテーブルの回
転駆動に必要な動力を抑制することができるのである。
さらに本考案によれば、テーブル上滞留防止部材は、
そのテーブル半径方向外方の端部になるにつれてテーブ
ル半径方向内方の端部よりもテーブル回転方向の下流側
となるように傾斜しており、そのテーブル上滞留防止部
材の平面形状は直線状であるので、環状粉砕部に存在す
る粉砕原料を、このテーブル上滞留防止部材で上下に分
断しつつ、円滑にテーブル半径方向内方から外方に導い
て環状粉砕部の前記外側領域に粉砕原料をもたらすこと
ができるようになる。またこの環状粉砕部に滞留してい
る粉砕原料が上述のようにテーブル上滞留防止部材で上
下に分断されていることによつて、粉砕原料に作用する
遠心力によつてその粉砕原料は環状粉砕部の内側領域か
ら外側領域に移動することは容易に可能になる。
さらに本考案によれば、テーブル中心滞留防止部材を
テーブルの前記中央位置付近から前記環状粉砕部の半径
方向内方端付近またはその半径方向内方端よりも半径方
向外方にまで放射状に延ばして設けるようにしたので、
テーブル上の原料は横方向に分断され、半径方向内方か
ら外方に円滑に導かれて、前記環状粉砕部とローラとの
間に連続的に安定してほぼ一定の流量で供給されること
が可能になる。これによつて噛込み状態が安定し、粉砕
状態が安定し、そのため粉砕効率が改善され、省エネル
ギ化が実現される。また噛込み状態が安定することによ
つてモータなどの駆動源の負荷変動が小さくなり、モー
タなどの駆動源の定格いつぱいの運転が可能となり、こ
れによつて粉砕効率の改善を図ることができるととも
に、粉砕能力の増大が可能になる。さらにまたモータな
どの駆動源が上述のように定格いつぱいの運転が可能と
なり、同時に粉砕効率が改善され、省エネルギ化が図ら
れるので、テーブルおよびローラを小形化することがで
き、またテーブルを駆動するモータなどの駆動源を小形
化することができ、これによつて設備費の低減を図るこ
とが可能になる。さらに本考案によれば、ハウジング内
でテーブルの中央位置付近には、上下に延びるシユート
が固定位置に設けられて粉砕原料が供給されて落下さ
れ、このシユートの下部には、上下に延びる支柱69を介
してテーブル中心滞留防止部材が固定されており、この
テーブル中心滞留防止部材は棒状に形成されているの
で、供給された粉砕原料を上下に円滑に分断することが
できるのは勿論、テーブルの回転駆動に必要な動力を抑
制することができる。
しかも本考案によれば、テーブル中心滞留防止部材の
軸線は、テーブル半径方向外方の先端部70になるにつれ
て、テーブルの回転方向の上流側に凸に弯曲されて形成
されており、したがつてシユートから供給されたテーブ
ルの中央位置付近の粉砕原料は、上下に分断されつつ円
滑にテーブル半径方向外方に導かれて環状粉砕部に案内
されることになる。テーブル中心滞留防止部材の先端部
70は、テーブル上滞留防止部材のテーブル半径方向の内
方端61よりもテーブル半径方向外側にあり、しかもテー
ブル回転方向上流側で前記内方端61に近接しており、し
たがつてテーブル中心滞留防止部材によつて上下に分断
された粉砕原料は、さらにテーブル上滞留防止部材によ
つて上下に分断される。このようにして粉砕原料が上下
に分断されることによつて、そのテーブルの回転による
遠心力が作用して粉砕原料がテーブル半径方向内方から
外方へ円滑に移動することが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部の断面図、第2図は第
1図に示される構成を有する竪型ミルの全体の断面図、
第3図は第2図の切断面線III−IIIから見た簡略化した
断面図、第4図は掻取り部材48とその付近の簡略化した
分解斜視図、第5図は掻取り部材48とその付近の一部の
断面図、第6図は第5図の切断面線VI−VIから見た断面
図、第7図は掻取り部材48をテーブル21の環状粉砕部39
の摩耗時における使用状態を示す断面図、第8図はテー
ブル21の平面図、第9図はそのテーブル21の一部の拡大
断面図、第10図は本考案の他の実施例の一部の断面図、
第11図は第10図に示される実施例の簡略化した平面図、
第12図は本考案の他の実施例のローラ形状を示す断面
図、第13図は先行技術を示す図である。 21…テーブル、24…ローラ、39…環状粉砕部、46…半径
方向内方端、47…同期位置、48…テーブル上滞留防止部
材、49…突起、64…硬質肉盛突条、67…テーブル中心滞
留防止部材、W21…外側領域、W22…内側領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 川浪 英靖 茨城県鹿島郡鹿島町大字光3番地 住友 金属工業株式会社鹿島製鉄所内 (72)考案者 橋本 勲 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番 1号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)考案者 木下 統右 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番 1号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)考案者 内山 進 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番 1号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (56)参考文献 実開 昭60−100040(JP,U) 実開 昭60−148036(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング内で鉛直軸線を有するテーブル
    の上面の環状粉砕部に、そのテーブルの周方向に配設さ
    れた複数のローラが圧接され、テーブルの中央位置付近
    に粉砕原料が供給され、環状粉砕部は、溶接によつて硬
    質肉盛されたテーブル周方向に延びる突条64を有する竪
    型ミルにおいて、 前記環状粉砕部の半径方向内方端付近から、そのテーブ
    ルとローラとの周速が等しい同期位置の近傍まで延びる
    テーブル上滞留防止部材を、テーブルの周方向で各ロー
    ラ間における固定位置に設け、 このテーブル上滞留防止部材は、細長い棒状であつて、
    粉砕部の表面に沿つて、その表面からテーブル上滞留防
    止部材の長手方向に一様な間隔d3をあけ、この間隔d3
    は、テーブル上滞留防止部材が前記表面に接触して衝突
    してしまわない小さい値に選ばれ、 テーブル上滞留防止部材の高さhは、原料層を上下に分
    断するための50mm未満の値に選ばれ、 テーブル上滞留防止部材の上部は、ハウジングに固定さ
    れた上下に延びる細長い支柱の下端部に固定され、 テーブル上滞留防止部材は、テーブル半径方向外方の端
    部になるにつれてテーブル半径方向内方の端部よりもテ
    ーブル回転方向の下流側となるように傾斜して配置さ
    れ、 テーブル上滞留防止部材の平面形状は、直線状であるこ
    とを特徴とする竪型ミル。
  2. 【請求項2】粉砕原料を供給する上下に延びるシユート
    が、前記ハウジング内で固定位置に設けられ、 テーブルの前記中央位置付近から前記環状粉砕部のテー
    ブル半径方向内方端付近にまで延びる棒状のテーブル中
    心滞留防止部材を固定位置に設け、 このテーブル中心滞留防止部材は、テーブル上滞留防止
    部材のテーブル半径方向内方端よりもテーブル半径方向
    外側に、放射状に延びており、 テーブル中心滞留防止部材の軸線は、テーブル半径方向
    外方の先端部70になるにつれて、テーブルの回転方向の
    上流側に凸に弯曲されて形成され、 テーブル中心滞留防止部材の前記先端部70は、テーブル
    上滞留防止部材のテーブル半径方向内方端61よりもテー
    ブル半径方向外側にあり、かつテーブル回転方向上流側
    で前記内方端61に近接し、 テーブル中心滞留防止部材は、シユートの下部に、上下
    に延びる支柱69を介して固定されることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の竪型ミル。
JP1990062839U 1990-06-13 1990-06-13 竪型ミル Expired - Lifetime JP2521202Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60100040U (ja) * 1983-12-12 1985-07-08 三菱重工業株式会社 粉砕装置
JPS60148036U (ja) * 1984-03-14 1985-10-01 三菱重工業株式会社 粒塊状物の供給装置

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