JP2521160B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JP2521160B2
JP2521160B2 JP1289124A JP28912489A JP2521160B2 JP 2521160 B2 JP2521160 B2 JP 2521160B2 JP 1289124 A JP1289124 A JP 1289124A JP 28912489 A JP28912489 A JP 28912489A JP 2521160 B2 JP2521160 B2 JP 2521160B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は映像信号処理装置、特に第1のアスペクト比
αを有する画像の横方向が圧縮された状態で、前記した
第1のアスペクト比αよりも小さな第2のアスペクト比
βの画像として前記した第2のアスペクト比βの表示画
面を有するディスプレイにより表示されうるような映像
信号に対する信号処理装置に関する。
(従来の技術) 従来の標準方式の各種のテレビジョン方式におけるテ
レビジョン画面のアスペクト比(画面の横と縦の比)は
4対3と定められていたが、これはテレビジョン技術の
実用化前に広く実用化されていた映画で使用されていた
映画フィルムの駒の横寸法と縦寸法との比が略々4対3
であったからであるという事情は多くの文献に記載され
ている。
前記のように従来の各種のテレビジョン方式で定めて
いるテレビジョン画面のアスペクト比の4対3という値
は、その昔に映画の画面との整合を図るという理由だけ
で定められたものであったが、近年になって人間の視
野、視覚特性に整合する情報量や心理効果などの諸条件
についての多角的な研究が行われたり検討が加えられた
結果、テレビジョン画面のアスペクト比としては従来の
4対3よりも大きな方が良いということになり、最近に
なって提案された新しいテレビジョン方式におけるテレ
ビジョン画面のアスペクト比としても、例えば16対9の
ように従来のアスペクト比4対3よりも大きなアスペク
ト比が採用されている例も見受けられる。
そして画面のアスペクト比を従来のアスペクト比の4
対3よりも大きく定めたテレビジョン方式による再生画
像は、人間の視野との整合性も良く、見易く、自然で、
臨場感にも富み迫力のある画面として感じられるものと
なるために、アスペクト比の大きな画面で再生画像が見
られるようにすることは望ましいことである。
ところが、既述のように従来の各種の標準方式のテレ
ビジョン方式における画面のアスペクト比は4対3であ
ったために、従来から使用されているテレビジョン用の
各種の機器の殆どすべてのものは、画面のアスペクト比
が4対3の映像信号と対応している構成のものとなされ
ていたから、例えば画面のアスペクト比が従来の標準の
アスペクト比4対3よりも大きな再生画像を再生しよう
とする際に、従来から使用されているテレビジョン用の
各種の機器を用いて容易に行うことはできなかった。
本出願人会社では前記の点を解決できる一手段として
特願昭63−325606号によって画像情報磁気記録再生装置
を提案した。第6図乃至第8図は前記した本出願人会社
による既提案の画像情報磁気記録再生装置の構成を例示
している図である。
第6図乃至第8図において39は記録再生の対象にされ
ている画像であり、それのアスペクト比は16対9であ
る。40はアナモルフィックレンズであり、このアナモル
フィックレンズ40は記録再生の対象にされているアスペ
クト比が16対9の画像を、アスペクト比が4対3の光学
像としてテレビジョンカメラ41の撮像素子(第7図参
照)に与える。
したがって、アスペクト比が4対3の画像の撮像動作
を行うことができるように構成されている従来構成のテ
レビジョンカメラ41であってもアスペクト比が16対9の
記録再生の対象にされている画像を良好に撮像すること
ができる。
テレビジョンカメラ41で発生された映像信号は、記録
再生の対象にされているアスペクト比が16対9の画像を
アナモルフィックレンズ40によってアスペクト比が4対
3の光学画像としてテレビジョンカメラ41の撮像素子に
結像されて発生されたものであるから、この映像信号は
従来構成のビデオテープレコーダ(VTR)42によって良
好に記録再生されうるものである。
ビデオテープレコーダ42で記録再生される映像信号
は、既述のようにアスペクト比が16対9の画像をアナモ
ルフィックレンズ40によってアスペクト比が4対3の光
学画像となるように、画像の横方向を圧縮させた状態の
画像と対応して発生されているものであるから、この映
像信号を用いてアスペクト比が4対3の表示画面を有す
るディスプレイで再生画像を得た場合には、ディスプレ
イ上の再生画像は横方向に圧縮されている状態のものに
なる。
それで、ビデオテープレコーダ42から再生された映像
信号は、例えば液晶投写装置43によってアスペクト比が
4対3の光学画像を発生させてから、アナモルフィック
レンズ44によってアスペクト比が4対3の画像をアスペ
クト比が16対9の光学像に変換させてからスクリーン45
上にアスペクト比が16対9の歪の無い投射画像が再生さ
れるようにする。
(発明が解決しようとする課題) ところで、第6図乃至第8図を参照して説明した特願
昭63−325606号によって提案した本出願人会社による既
提案の画像情報磁気記録再生装置においては、ビデオテ
ープレコーダ42で記録再生される映像信号が、既述のよ
うにアスペクト比が16対9の画像をアナモルフィックレ
ンズ40によってアスペクト比が4対3の光学画像となる
ように、画像の横方向を圧縮させた状態の画像と対応し
て発生されているものであるから、この映像信号を用い
てアスペクト比が4対3の表示画面を有するディスプレ
イで再生画像を得た場合には、ディスプレイ上の再生画
像は横方向に圧縮されている状態のものになるために、
前記のような歪の生じない再生画像を得るためには特別
な構成を有するディスプレイを用いることが必要とされ
る。
それで、前記したような既提案のような場合を含め
て、第1のアスペクト比αを有する画像の横方向が圧縮
された状態で、前記した第1のアスペクト比αよりも小
さな第2のアスペクト比βの画像として前記した第2の
アスペクト比βの表示画面を有するディスプレイにより
表示されうるような映像信号が供給された場合に、第2
のアスペクト比βの表示画面を有するディスプレイを用
いて画像が横方向に圧縮された状態ではない第2のアス
ペクト比βの画像を容易に再生することができるような
映像信号を発生することができる映像信号処理装置の出
現が求められた。
(課題を解決するための手段) 本発明は第1のアスペクト比αを有する画像の横方向
が圧縮された状態で、前記した第1のアスペクト比αよ
りも小さな第2のアスペクト比βの画像として前記した
第2のアスペクト比βの表示画面を有するディスプレイ
により表示されうるような映像信号における水平帰線消
去期間Hbを除く順走査期間Hsのβ/αの期間Hs・β/α
の映像信号を抽出する手段と、前記したHs・β/αの期
間の映像信号がα/β倍に時間軸伸長された状態の映像
信号を発生させる手段とを備えてなる映像信号処理装
置、及び第1のアスペクト比αを有する画像の横方向が
圧縮された状態で、α>βの関係にある第2のアスペク
ト比βの画像として前記した第2のアスペクト比βの表
示画面を有するディスプレイで表示されうるような第1
の映像信号が供給されたときには、その第1の映像信号
における水平帰線消去期間Hbを除く順走査期間Hsのβ/
αの期間Hs・β/αの映像信号を抽出し、前記したHs・
β/αの期間の映像信号がα/β倍に時間軸伸長された
状態の映像信号を発生させて出力し、また、画像内容に
圧縮が施されていない状態の第2のアスペクト比βの画
像が、前記した第2のアスペクト比βの表示画面を有す
るディスプレイに表示させうるような第2の映像信号が
供給された場合には、その供給された第2の映像信号の
状態のままの映像信号を出力させるようにした映像信号
処理装置、ならびに第1のアスペクト比αを有する画像
の横方向が圧縮された状態で、前記した第1のアスペク
ト比αよりも小さな第2のアスペクト比βの画像として
前記した第2のアスペクト比βの表示画面を有するディ
スプレイにより表示されうるような映像信号が、それぞ
れ時間軸圧縮されている複数の信号成分が1水平走査期
間H内に時分割多重されている状態の信号における各信
号成分をそれぞれ順走査期間Hsとなるように時間軸伸長
したものである場合に、前記した1水平走査期間H内に
時分割多重されている状態の信号における各信号成分の
時間長Tのβ/αの期間T・β/αの信号成分をそれぞ
れ抽出する手段と、前記のように抽出されしたT・β/
αの期間の信号成分を、それぞれ(α/β)・(Hs/T)
倍に時間軸伸長された状態の映像信号を発生させる手段
とを備えてなる映像信号処理装置を提供する。
(作用) 第1のアスペクト比αを有する画像の横方向が圧縮さ
れた状態で、前記した第1のアスペクト比αよりも小さ
な第2のアスペクト比βの画像として前記した第2のア
スペクト比βの表示画面を有するディスプレイにより表
示されうるような映像信号における水平帰線消去期間Hb
を除く順走査期間Hsのβ/αの期間Hs・β/αの映像信
号を映像信号に含まれている時間軸変動分に追従する第
1のクロック信号によって標本抽出し量子化して、それ
をメモルに記憶する。
前記のメモリからの読出しを、時間軸変動がなく、か
つ、前記した第1のクロック信号の繰返し周波数のβ/
α倍の繰返し周波数を有する第2のクロック信号で行っ
て前記したHs・β/αの期間の映像信号がα/β倍に時
間軸伸長された状態の映像信号を発生させて出力し、ま
た、画像内容に圧縮が施されていない状態の第2のアス
ペクト比βの画像が、前記した第2のアスペクト比βの
表示画面を有するディスプレイに表示させうるような第
2の映像信号が供給された場合には、その供給された第
2の映像信号の状態のままの映像信号を出力させる。
第1のアスペクト比αを有する画像の横方向が圧縮さ
れた状態で、前記した第1のアスペクト比αよりも小さ
な第2のアスペクト比βの画像として前記した第2のア
スペクト比βの表示画面を有するディスプレイにより表
示されうるような映像信号が、それぞれ時間軸圧縮され
ている複数の信号成分が1水平走査期間H内に時分割多
重されている状態の信号における各信号成分をそれぞれ
順走査期間Hsとなるように時間軸伸長したものである場
合には、前記した1水平走査期間H内に時分割多重され
ている状態の信号における各信号成分の時間長Tのβ/
αの期間T・β/αの信号成分をそれぞれ抽出して量子
化して、それをメモリに記憶する。
前記のメモリからの読出しを、時間軸変動がなく、か
つ、前記した第1のクロック信号の繰返し周波数のβ/
α倍の繰返し周波数を有する第2のクロック信号で行っ
て、前記したT・β/αの期間の信号成分を、それぞれ
(α/β)・(Hs/T)倍に時間軸伸長された状態の映像
信号を発生させて出力し、また、画像内容に圧縮が施さ
れていない状態の第2のアスペクト比βの画像が、前記
した第2のアスペクト比βの表示画面を有するディスプ
レイに表示させうるような第2の映像信号が供給された
場合には、その供給された第2の映像信号の状態のまま
の映像信号を出力させる。
(実施例) 以下、本発明の映像信号処理装置の具体的な内容につ
いて添付図面を参照しながら詳細に説明する。第1図は
本発明の映像信号処理装置のブロック図、第2図は本発
明の映像信号処理装置の一部の構成を示すブロック図、
第3図乃至第5図は本発明の映像信号処理装置の構成原
理及び動作原理を説明するための図である。
第1図において1は磁気テープ、2は磁気ヘッド、3
は前置増幅器(プリアンプ)、4は輝度信号再生処理
部、5はカラー信号再生処理部、6,10,11は信号抽出及
び抽出信号の時間軸伸長回路、7,17は切換スイッチ、8
は切換制御信号の供給端子、9は色復調回路、12は同期
分離回路、13は垂直同期分離回路、14は水平自動周波数
制御回路、15は同期信号発生部、16は色変調回路、18は
マトリックス回路、19は加算器、20〜28は端子であり、
また、第2図は第1図中で図面符号6,10,11などによっ
て示されている信号抽出及び抽出信号の時間軸伸長回路
の具体的な構成例を示しているブロック図であり、この
第2図において29は入力端子、30,33はメモリ、36は切
換スイッチ、31,34は書込みクロック信号の供給端子、3
2,35は読出しクロック信号の供給端子、37,46は切換制
御信号の供給端子、38は出力端子、SWはスイッチであ
る。
さて、第1図において磁気ヘッド2によって磁気テー
プ1から再生される信号は、例えば第6図乃至第8図を
参照して既述した本出願人会社による既提案の画像情報
磁気記録再生装置におけるビデオテープレコーダ42で記
録再生された映像信号のように、例えば16対9のアスペ
クト比の画像をアナモルフィックレンズ40により画像の
横方向を圧縮して4対3のアスペクト比の光学像とした
ものを撮像して得た映像信号であり、この映像信号はそ
れをアスペクト比が4対3のディスプレイで再生した場
合に、再生画像の横方向がもとの画像の横方向に比べて
3/4倍だけ圧縮された状態の再生画像を再生させるよう
な映像信号、すなわち、「第1のアスペクト比αを有す
る画像の横方向が圧縮された状態で、前記した第1のア
スペクト比αよりも小さな第2のアスペクト比βの画像
として前記した第2のアスペクト比βの表示画面を有す
るディスプレイによって表示されうるような映像信号」
として一般的に表現できる信号形態の映像信号(以下の
説明においては第1の信号形態の映像信号のように記載
されることもある)であったり、あるいは通常の映像信
号、すなわち、「アスペクト比βの画像をアスペクト比
βの表示画面を有するディスプレイによって表示させう
るような映像信号」として一般的に表現できる信号形態
の映像信号(以下の説明においては第2の信号形態の映
像信号のように記載されることもある)であったりす
る。なお、前記した「第1のアスペクト比αを有する画
像の横方向が圧縮された状態で、前記した第1のアスペ
クト比αよりも小さな第2のアスペクト比βの画像とし
て前記した第2のアスペクト比βの表示画面を有するデ
ィスプレイによって表示されうるような映像信号」とし
て一般的に表現されうる信号形態の映像信号は、第6図
乃至第8図を参照して既述した本出願人会社による既提
案の画像情報磁気記録再生装置におけるビデオテープレ
コーダ42で記録再生された映像信号のような信号形態の
信号に限られないことは勿論であり、本発明が後述のよ
うにMAC(Multiplexed Analoque Component)の信号の
映像信号処理に適用されたり、あるいは例えば輝度信号
の記録再生が1つのトラックで行われ、また、2つの色
差信号が別の1つのトラックに時分割多重で記録再生さ
れるようになされているような記録再生方式によって記
録再生される映像信号の信号処理にも適用できることは
いうまでもない。
第1図示の実施例において前記した磁気ヘッド2によ
って磁気テープ1から再生された映像信号は、輝度信号
による周波数変調波信号と、低域変換搬送色信号とを周
波数多重化された状態のカラーテレビジョン信号である
とされており、前記した前置増幅器3によって増幅され
たカラーテレビジョン信号における輝度信号による周波
数変調波信号は、輝度信号再生処理部4において所定の
信号処理が行われて、輝度信号再生処理部4からは輝度
信号Yが出力されて、その輝度信号Yは信号抽出及び抽
出信号の時間軸伸長回路6と同期分離回路12とに供給さ
れる。
また、前記した前置増幅器3によって増幅されたカラ
ーテレビジョン信号における低域変換搬送色信号は、カ
ラー信号再生処理部5において所定の信号処理が行われ
て、カラー信号再生処理部5からは搬送色信号Cとカラ
ーバースト信号Scとを出力して、それを色復調回路9に
供給する。
さて、磁気テープ1から再生されている映像信号が
「アスペクト比βの画像をアスペクト比βの表示画面を
有するディスプレイによって表示させうるような映像信
号」として一般的に表現できる第2の信号形態の映像信
号の場合には、第1図中に示されている信号抽出及び抽
出信号の時間軸伸長回路6,10,11は、それぞれの回路に
おける入出力端子間が短絡された状態となされて、各信
号抽出及び抽出信号の時間軸伸長回路6,10,11はそれぞ
れ不動作の状態になされる。
すなわち、磁気テープ1から再生されている映像信号
が第2の信号形態の映像信号の場合には、前記した各信
号抽出及び抽出信号の時間軸伸長回路6,10,11の具体的
な構成例を示している第2図中のスイッチSWは、それの
切換制御信号の供給端子46に供給される切換制御信号に
よって可動接点vが固定接点b側に切換えられた状態に
なされて、信号抽出及び抽出信号の時間軸伸長回路(6,
10,11)の入出力端子29,38間が短絡され、また、磁気テ
ープ1から再生されている映像信号が「第1のアスペク
ト比αを有する画像の横方向が圧縮された状態で、前記
した第1のアスペクト比αよりも小さな第2のアスペク
ト比βの画像として前記した第2のアスペクト比βの表
示画面を有するディスプレイによって表示されうるよう
な映像信号」として一般的に表現できる第1の信号形態
の映像信号の場合には、第2図によって示されている各
信号抽出及び抽出信号の時間軸伸長回路6,10,11中のス
イッチSWは、それの切換制御信号の供給端子46に供給さ
れる切換制御信号によって可動接点vが固定接点a側に
切換えられた状態になされて、前記した各信号抽出及び
抽出信号の時間軸伸長回路6,10,11は、それぞれ後述の
ような動作を行う。
ところで、既述のように輝度信号再生処理部4から出
力された輝度信号Yが供給される同期分離回路12では、
輝度信号から分離した複合同期信号を垂直同期信号分離
回路13と水平自動周波数制御回路14とに供給する。
前記した垂直同期分離回路13からは垂直同期信号Svが
出力されて同期信号発生部15に供給され、また、水平自
動周波数制御回路14からは再生された信号の有する時間
軸変動が平均化された状態の水平同期信号Sh′が出力さ
れて同期信号発生部15に供給される。
同期信号発生部15としては、それに水平同期信号と垂
直同期信号とが供給されることにより、複合同期信号や
色副搬送波などを出力できるようなものとして構成され
た市販の集積回路(例えば株式会社 日立製作所製のHD
440072)を使用することができる。
同期信号発生部15からは線1を介して、時間軸変動
の除去された状態の複合同期信号が切換スイッチ7の固
定接点bに供給され、また線l2を介してバーストゲート
信号が切換スイッチ17に切換制御信号として供給され、
さらに線l3を介して色変調回路16と切換スイッチ17の固
定接点bとに色副搬送波Scが供給される。
まず磁気テープ1から再生されている映像信号が第2
の信号形態の映像信号の場合には、第1図中に示されて
いる信号抽出及び抽出信号の時間軸伸長回路6,10,11
は、それぞれの回路における入出力端子間が短絡された
状態となされていて、各信号抽出及び抽出信号の時間軸
伸長回路6,10,11はそれぞれ不動作の状態になされてい
るから、輝度信号再生処理部4から出力された再生輝度
信号Yは、前記のように不動作状態の信号抽出及び抽出
信号の時間軸伸長回路6を側路(第2図中の端子29→ス
イッチSWの固定接点b同可動接点v→端子38)して、切
換スイッチ7の固定接点a→同可動接点v→出力端子2
0,23と加算器19及びマトリックス回路18などに供給され
る。
また、カラー信号再生処理部5から出力された再生カ
ラー信号は、色復調回路9によって色復調されて2つの
色差信号R−Y,B−Yとなされて、信号抽出及び抽出信
号の時間軸伸長回路10,11におけるそれぞれ対応するも
のに供給されるが、前記の各信号抽出及び抽出信号の時
間軸伸長回路10,11は、既述のようにそれぞれの入出力
端子間が短絡された状態となされていて、各信号抽出及
び抽出信号の時間軸伸長回路10,11はそれぞれ不動作の
状態になされているから、色復調回路9から出力された
色差信号R−Y,B−Yは、前記のように不動作状態の信
号抽出及び抽出信号の時間軸伸長回路10,11を側路(第
2図中の端子29→スイッチSWの固定接点b同可動接点v
→端子38)して出力端子21,22や色変調回路16及びマト
リックス回路18などに供給される。
色変調回路16では、それに供給された2つの色差信号
R−Y,B−Yによって色副搬送波を直角2相変調して搬
送色信号を発生し、それを切換スイッチ17の固定接点a
と可動接点vとを介して出力端子24と加算器19とに供給
する。
それで、前記の加算器19では輝度信号Yと搬送色信号
Cとを加算して複合カラー映像信号(コンポジットビデ
オ信号出力)を発生して、それを出力端子25に出力す
る。また、マトリックス回路18では、輝度信号Yと2つ
の色差信号R−Y,B−Yとによって加法混色の3原色信
号R,G,Bを発生して、それを出力端子26〜28に出力す
る。出力端子20〜22には輝度信号Yと2つの色差信号R
−Y,B−Yとが出力され、また、出力端子23,24には輝度
信号Yと搬送色信号Cとが出力される。
次に、磁気テープ1から再生されている映像信号が第
1の信号形態の映像信号の場合には、第1図中に示され
ている信号抽出及び抽出信号の時間軸伸長回路6,10,11
が、それぞれ動作状態になされているから、輝度信号再
生処理部4から出力された再生輝度信号Yは、動作状態
になされている信号抽出及び抽出信号の時間軸伸長回路
6によって信号抽出及び抽出信号の時間軸伸長動作が行
われ、また、カラー信号再生処理部5から出力された再
生カラー信号が色復調回路9により色復調されて発生し
た2つの色差信号R−Y,B−Yは、それぞれ動作状態に
なされている信号抽出及び抽出信号の時間軸伸長回路1
0,11によって信号抽出及び抽出信号の時間軸伸長動作が
行われる。
次に、輝度信号Yや色差信号R−Y,B−Yに対して前
記した信号抽出及び抽出信号の時間軸伸長回路6,10,11
において行われる信号抽出動作及び抽出信号の時間軸伸
長動作などを、第2図及び第3図を参照して説明する。
第3図の(a)は第2図に例示されているような構成
を有する信号抽出及び抽出信号の時間軸伸長回路6の入
力端子29に供給される輝度信号Yを示しており、また、
第3図の(b)は第2図に例示されているような構成を
有する信号抽出及び抽出信号の時間軸伸長回路10(また
は11)の入力端子29に供給される色差信号B−Y(また
はR−Y)を示している。第3図の(b)においてScは
カラーバースト信号Scの時間位置を参考的に示したもの
である。
第2図に示されている信号抽出及び抽出信号の時間軸
伸長回路は、図中の2つのメモリ30,33が1水平走査期
間(1H)毎に順次交互に書込みモードと読出しモードと
に切換えられている状態で動作するようになされている
とともに、読出しモードで動作している方のメモリから
読出された信号が切換スイッチ36とスイッチSWとを介し
て出力端子38に出力されるように、各端子31,32,34,35,
37,46に対して、それぞれ所要の信号が供給されてい
る。
すなわち、ある1水平走査期間にメモリ30が書込みモ
ードで動作しているときには、その1水平走査期間では
メモリ33は読出しモードで動作していて、メモリ33から
読出された情報は切換スイッチ36の固定接点bと可動接
点v、及びスイッチSWの固定接点aと可動接点vとを介
して出力端子38に出力され、また、前記とは逆に、メモ
リ33が書込みモードで動作している状態の1水平走査期
間には、メモリ30が読出しモードで動作していて、メモ
リ30から読出された情報が切換スイッチ36の固定接点a
と可動接点v、及びスイッチSWの固定接点aと可動接点
vとを介して出力端子38に出力されるのである。
前記した第2図に示されている信号抽出及び抽出信号
の時間軸伸長回路6(10,11)において順次交互に書込
み動作と読出し動作とを行う2つのメモリ30,33におけ
る書込み動作時に行われる映像信号からの所定時間(所
定の時間長y)の信号の抽出動作は次のようにしてなさ
れる。
今、第1のアスペクト比αを有する画像の横方向が圧
縮された状態で、前記した第1のアスペクト比αよりも
小さな第2のアスペクト比βの画像として前記した第2
のアスペクト比βの表示画面を有するディスプレイによ
り表示されうるような映像信号が、信号抽出及び抽出信
号の時間軸伸長回路6(10,11)に供給されたときに
は、まず、前記の映像信号における1水平走査期間Hに
おける水平帰線消去期間Hbを除く順走査期間Hsに対して
β/αの長さの期間Hs・β/αにわたって、繰返し周波
数がf1の書込みクロック信号を用いてメモリ30(33)に
記憶させることにより、第3図中で時間長xとして示さ
れている順走査期間Hsの映像信号から、第3図中で時間
長yとして示されている映像信号(期間Hs・β/αの映
像信号)の抽出が行われるようにするのである。
前記した書込みクロック信号の繰返し周波数f1は、f2
=f1(β/α)の繰返し周波数f2を有する読出し用のク
ロック信号により時間軸伸長した状態でメモリから読出
した映像信号によって所定の解像度の再生画像が得られ
るように、時間軸の伸長率をも考慮した上で周知の標本
化定理に従って決定される。
次に前述のように第1のアスペクト比αを有する画像
の横方向が圧縮された状態で、第1のアスペクト比αよ
りも小さな第2のアスペクト比βの画像として前記した
第2のアスペクト比βの表示画面を有するディスプレイ
によって表示されうるような映像信号の1水平走査期間
Hにおける水平帰線消去期間Hbを除く順走査期間Hsのβ
/α倍の長さの期間Hs・β/αの映像信号(時間長yの
映像信号)を第3図の(c)のように、繰返し周波数が
f1であるような書込みクロック信号を用いてメモリ30
(33)に記憶させた映像信号を、f2=f1(β/α)の繰
返し周波数f2を有する読出し用のクロック信号によって
メモリ30(33)から読出すことにより、メモリ30(33)
に記憶されていた時間長yの映像信号{1水平走査期間
Hにおける水平帰線消去期間Hbを除く順走査期間Hsのβ
/α倍の長さの期間Hs・β/αの映像信号}は、第3図
の(d)のように時間長がxの映像信号(1水平走査期
間Hにおける水平帰線消去期間Hbを除く順走査期間Hsの
映像信号)となるように時間軸伸長された状態の映像信
号となされる。
このように、信号抽出及び抽出信号の時間軸伸長回路
6(10,11)では、順次交互に書込み動作と読出し動作
とを行う2つのメモリ30,33が、それぞれ所定のタイミ
ングで書込み動作と読出し動作とを行うことにより、第
1のアスペクト比αを有する画像の横方向が圧縮された
状態で、第1のアスペクト比αよりも小さな第2のアス
ペクト比βの画像として前記した第2のアスペクト比β
の表示画面を有するディスプレイによって表示されうる
ような映像信号における1水平走査期間Hにおける水平
帰線消去期間Hbを除く順走査期間Hsの映像信号からHs・
β/αの映像信号(所定の時間長yの映像信号)を抽出
した後に、その抽出された映像信号の時間長を映像信号
の1水平走査期間Hにおける水平帰線消去期間Hbを除く
順走査期間Hsの映像信号(時間長xの映像信号)となる
ように伸長して出力するから、この出力された映像信号
を第2のアスペクト比βの表示画面を有するディスプレ
イによって表示すれば、歪の無い再生画像をディスプレ
イ上に表示できる。
信号抽出及び抽出信号の時間軸伸長回路6(10,11)
の2つのメモリ30,33における書込み動作が、磁気テー
プの時間軸変動(ジッタ)に追従する時間軸変動を有す
る書込みクロック信号によって行われ、また、前記した
2つのメモリ30,33の読出し動作が時間軸変動(ジッ
タ)を有しない固定の所定の繰返し周波数を有する読出
しクロック信号によって行われるようにすると、信号抽
出及び抽出信号の時間軸伸長回路6(10,11)によっ
て、映像信号のジッタの低減もあわせて行うことができ
る。
また、第3図の(c)においてaマイクロ秒という表
示のある期間は、水平同期信号Shの前縁の時間位置から
メモリ30(33)に対して映像信号の書込みが開始される
までの期間を示しているが、このaで示されている期間
を時間軸上で移動させることにより、再生させるべき画
像の内容を任意に選択することが可能である。なお、前
記したaの期間を時間軸上で移動させるのに、例えば書
込み用のクロック信号をゲートするためのゲートパルス
の発生の時点を定める単安定マルチバイブレータの時定
数、またはカウタンのカウント数を外部から可変できる
ように構成すれば、再生させるべき画像の内容を前記の
ように任意に選択することが容易となる。
次に、第1のアスペクト比αを有する画像の横方向が
圧縮された状態で、前記した第1のアスペクト比αより
も小さな第2のアスペクト比βの画像として前記した第
2のアスペクト比βの表示画面を有するディスプレイに
より表示されうるような映像信号が、それぞれ時間軸圧
縮されている複数の信号成分が1水平走査期間H内に時
分割多重されている状態の信号における各信号成分をそ
れぞれ順走査期間Hsとなるように時間軸伸長したもので
ある場合に、前記した1水平走査期間H内に時分割多重
されている状態の信号における各信号成分の時間長Tの
β/αの期間T・β/αの信号成分をそれぞれ抽出し
て、前記のように抽出されたしたT・β/αの期間の信
号成分を、それぞれ(α/β)・(Hs/T)倍に時間軸伸
長された状態の映像信号を発生させるようした本発明の
映像信号処理装置の実施例について説明する。
前記のようにそれぞれ時間軸圧縮されている複数の信
号成分が1水平走査期間H内に時分割多重されている状
態の映像信号としては、例えば、第4図及び第5図の各
(a)に例示されているような信号形態のMAC信号を挙
げることができる。
前記のMAC信号は第4図及び第5図の各(a)に例示
されているように、同期データと色差信号Uと輝度信号
Yとがそれぞれ時間軸圧縮された状態の信号として1水
平走査期間内に時分割多重化させてある信号と、同期デ
ータと色差信号Vと輝度信号Yとがそれぞれ時間軸圧縮
された状態の信号として1水平走査期間内に時分割多重
化させてある信号とを順次交互に時間軸上に配列させて
いるような信号形態を有している。
前記のように1水平走査期間内に時分割多重化されて
いる複数の時間軸圧縮された信号U,Yまたは信号V,Yで構
成されているMAC信号は、それぞれ時間軸圧縮された状
態の信号U,YまたはV,Yの時間長が、1水平走査期間Hか
ら水平帰線消去期間Hbを除いた順走査の期間Hsとなるよ
うに時間軸伸長を行って再生信号として用いられている
{例えば、第4図の(a)に示されている時間長Uo,Yo
の信号U,Yを時間長Hsの信号に時間軸伸長して再生信号
とする}。
そして、MAC信号ではアスペクト比が16対9の画像の
映像信号と、アスペクト比が4対3の画像の映像信号と
の2種類の映像信号の内の何れか一方の映像信号が選択
的に伝送の対象にされるのであり、どちらの種類の映像
信号が伝送されているのかは625番目の水平走査期間内
のサービスデータ中に記述されるようになされている。
ところが、アスペクト比が4対3の画面にしか対応し
ていない受像機の場合には、MAC信号に再生時に前記の
ように時間軸伸長されたのでは、再生画像が横方向につ
まった状態のものになってしまう。
そこで、本発明の映像信号処理装置では第4図中に示
されている各1水平走査期間内で時分割多重化されてい
る複数の時間軸圧縮された時間長Tの信号U,Yまたは信
号V,Yのそれぞれについて、それぞれ太い実線で示して
ある信号期間T・β/αだけの信号成分が第4図の
(c)〜(e)に示されているように1水平走査期間H
から水平帰線消去期間Hbを除いた順走査の期間Hsとなる
ような時間軸伸長を行って再生信号として用いられるよ
うにすることにより、前記した問題点が生じないように
できるのである。
また、アスペクト比が4対3の画面だけに対応したMA
Cデコーダを内蔵している受像機の場合には、アスペク
ト比が16対9の画面のMAC信号をアスペクト比が4対3
の画面のMAC信号に変換して受像機に入力させることが
好ましい。このようなときにはアスペクト比が16対9の
画面のMAC信号における第5図の(a)中に太実線の部
分として示してある信号Y,U,Vの一部の期間を第5図の
(b)に示すように所定の期間となるように時間軸伸長
することにより、アスペクト比が4対3の画面のMAC信
号に変換すればよい。なお、前記の変換が行われた信号
における625番目の水平走査期間内のサービスデータ中
の記述はアスペクト比が4対3の画面であるとの記述に
変更する。
これまでの説明から判かるように本発明の映像信号処
理装置は、もとの映像信号が1水平走査期間Hにおける
水平帰線消去期間Hbを除く順走査期間Hsの時間長を有す
るものであっても、あるいはもとの映像信号が、それぞ
れ時間軸圧縮されている複数の信号成分が1水平走査期
間H内に時分割多重されている状態の信号であっても、
その何れの場合の映像信号についての信号処理も良好に
行いうるものであるから、前記した信号形態以外の信号
形態の映像信号、例えば、輝度信号とカラー信号とが別
のトラックで記録再生されており、カラー信号が2つの
色差信号が時分割多重信号として記録されているような
映像信号であり、しかも前記の輝度信号や2つの色差信
号が、それぞれ第1のアスペクト比αを有する画像の横
方向が圧縮された状態で、前記した第1のアスペクト比
αよりも小さな第2のアスペクト比βの画像として前記
した第2のアスペクト比βの表示画面を有するディスプ
レイにより表示されうるような映像信号となされている
ような場合にも良好に適用できることはいうまでもな
い。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本
発明は第1のアスペクト比αを有する画像の横方向が圧
縮された状態で、前記した第1のアスペクト比αよりも
小さな第2のアスペクト比βの画像として前記した第2
のアスペクト比βの表示画面を有するディスプレイによ
り表示されうるような映像信号における水平帰線消去期
間Hbを除く順走査期間Hsのβ/αの期間Hs・β/αの映
像信号を映像信号に含まれている時間軸変動分に追従す
る第1のクロック信号によって標本抽出し量子化してそ
れをメモリに記憶させ、前記のメモリからの読出しを、
時間軸変動がなく、かつ、前記した第1のクロック信号
の繰返し周波数のβ/α倍の繰返し周波数を有する第2
のクロック信号で行って前記したHs・β/αの期間の映
像信号がα/β倍に時間軸伸長された状態の映像信号を
発生させて出力し、また、画像内容に圧縮が施されてい
ない状態の第2のアスペクト比βの画像が、前記した第
2のアスペクト比βの表示画面を有するディスプレイに
表示させうるような第2の映像信号が供給された場合に
は、その供給された第2の映像信号の状態のままの映像
信号を出力させるようにしたり、第1のアスペクト比α
を有する画像の横方向が圧縮された状態で、前記した第
1のアスペクト比αよりも小さな第2のアスペクト比β
の画像として前記した第2のアスペクト比βの表示画面
を有するディスプレイにより表示されうるような映像信
号が、それぞれ時間軸圧縮されている複数の信号成分が
1水平走査期間H内に時分割多重されている状態の信号
における各信号成分をそれぞれ順走査期間Hsとなるよう
に時間軸伸長したものである場合には、前記した1水平
走査期間H内に時分割多重されている状態の信号におけ
る各信号成分の時間長Tのβ/αの期間T・β/αの信
号成分をそれぞれ抽出して量子化して、それをメモリに
記憶させ、前記のメモリからの読出しを、時間軸変動が
なく、かつ、前記した第1のクロック信号の繰返し周波
数のβ/α倍の繰返し周波数を有する第2のクロック信
号で行って、前記したT・β/αの期間の信号成分を、
それぞれ(α/β)・(Hs/T)倍に時間軸伸長された状
態の映像信号を発生させて出力し、また、画像内容に圧
縮が施されていない状態の第2のアスペクト比βの画像
が、前記した第2のアスペクト比βの表示画面を有する
ディスプレイに表示させうるような第2の映像信号が供
給された場合には、その供給された第2の映像信号の状
態のままの映像信号を出力させるようにしたものである
から、この本発明の映像信号処理装置では、第1のアス
ペクト比αを有する画像の横方向が圧縮された状態で、
前記した第1のアスペクト比αよりも小さな第2のアス
ペクト比βの画像として前記した第2のアスペクト比β
の表示画面を有するディスプレイにより表示されうるよ
うな映像信号が供給された場合に、第2のアスペクト比
βの表示画面を有するディスプレイを用いて画像が横方
向に圧縮された状態ではない歪の無い第2のアスペクト
比βの画像を再生することができるような映像信号を容
易に発生させることができるのであり、本発明によれば
既述した従来の問題点を良好に解決でき、また、第2の
アスペクト比βの表示画面を有するディスプレイによっ
て、アスペクト比の異なる画面による複数の映像信号の
それぞれについて、それぞれ歪の無い状態の再生画像を
得ることを可能にし、また、再生される画像領域の選択
を任意に行ったり、ジッタの無い状態の再生画像を容易
に得ることができるなどの利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の映像信号処理装置のブロック図、第2
図は本発明の映像信号処理装置の一部の構成を示すブロ
ック図、第3図乃至第5図は本発明の映像信号処理装置
の構成原理及び動作原理を説明するための図、第6図乃
至第8図は既提案の画像情報磁気記録再生装置の構成を
例示している図である。 1…磁気テープ、2…磁気ヘッド、3…前置増幅器(プ
リアンプ)、4…輝度信号再生処理部、5…カラー信号
再生処理部、6,10,11…信号抽出及び抽出信号の時間軸
軸伸長回路、7,17,36…切換スイッチ、8,37,46…切換制
御信号の供給端子、9…色復調回路、12…同期分離回
路、13…垂直同期分離回路、14…自動周波数制御回路、
15…同期信号発生部、16…色変調回路、19…マトリック
ス回路、19…加算器、20〜28…端子、29…入力端子、3
0,33…メモリ、31,34…書込みクロック信号の供給端
子、32,35…読出しクロック信号の供給端子、38…出力
端子、39…記録再生の対象にされている画像、40,44…
アナモルフィックレンズ、41…テレビジョンカメラ、42
…ビデオテープレコーダ(VTR)、43…液晶投写装置、S
W…スイッチ、

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のアスペクト比αを有する画像の横方
    向が圧縮された状態で、前記した第1のアスペクト比α
    よりも小さな第2のアスペクト比βの画像として前記し
    た第2のアスペクト比βの表示画面を有するディスプレ
    イにより表示されうるような映像信号における水平帰線
    消去期間Hbを除く順走査期間Hsのβ/αの期間Hs・β/
    αの映像信号を抽出する手段と、前記したHs・β/αの
    期間の映像信号がα/β倍に時間軸伸長された状態の映
    像信号を発生させる手段とを備えてなる映像信号処理装
  2. 【請求項2】第1のアスペクト比αを有する画像の横方
    向が圧縮された状態で、α>βの関係にある第2のアス
    ペクト比βの画像として前記した第2のアスペクト比β
    の表示画面を有するディスプレイで表示されうるような
    第1の映像信号が供給されたときには、その第1の映像
    信号における水平帰線消去期間Hbを除く順走査期間Hsの
    β/αの期間Hs・β/αの映像信号を抽出し、前記した
    Hs・β/αの期間の映像信号がα/β倍に時間軸伸長さ
    れた状態の映像信号を発生させて出力し、また、画像内
    容に圧縮が施されていない状態の第2のアスペクト比β
    の画像が、前記した第2のアスペクト比βの表示画面を
    有するディスプレイに表示させうるような第2の映像信
    号が供給された場合には、その供給された第2の映像信
    号の状態のままの映像信号を出力させるようにした映像
    信号処理装置
  3. 【請求項3】映像信号が輝度信号と色信号との一方また
    は双方である請求項の1または2に記載の映像信号処理
    装置
  4. 【請求項4】第1のアスペクト比αを有する画像の横方
    向が圧縮された状態で、前記した第1のアスペクト比α
    よりも小さな第2のアスペクト比βの画像として前記し
    た第2のアスペクト比βの表示画面を有するディスプレ
    イにより表示されうるような映像信号が、それぞれ時間
    軸圧縮されている複数の信号成分が1水平走査期間H内
    に時分割多重されている状態の信号における各信号成分
    をそれぞれ順走査期間Hsとなるように時間軸伸長したも
    のである場合に、前記した1水平走査期間H内に時分割
    多重されている状態の信号における各信号成分の時間長
    Tのβ/αの期間T・β/αの信号成分をそれぞれ抽出
    する手段と、前記のように抽出されたしたT・β/αの
    期間の信号成分を、それぞれ(α/β)・(Hs/T)倍に
    時間軸伸長された状態の映像信号を発生させる手段とを
    備えてなる映像信号処理装置
  5. 【請求項5】信号の抽出が映像信号に含まれている時間
    軸変動分に追従する第1のクロック信号によって行わ
    れ、抽出された信号が記憶されたメモリからの読出し
    が、時間軸変動がなく、かつ、前記した第1のクロック
    信号の繰返し周波数のβ/α倍の繰返し周波数を有する
    第2のクロック信号によって行われるようにした請求項
    の1,2,4のいずれかに記載の映像信号処理装置
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