JP2521109Y2 - 正逆両用電磁弁 - Google Patents

正逆両用電磁弁

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JP2521109Y2
JP2521109Y2 JP1751591U JP1751591U JP2521109Y2 JP 2521109 Y2 JP2521109 Y2 JP 2521109Y2 JP 1751591 U JP1751591 U JP 1751591U JP 1751591 U JP1751591 U JP 1751591U JP 2521109 Y2 JP2521109 Y2 JP 2521109Y2
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JP
Japan
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valve
piston
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hole
solenoid valve
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正和 磯部
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Saginomiya Seisakusho Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は流体の流れの方向にかか
わらず全く同等に流量制御を行なうことができる正逆両
用の電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】大量の流体の流れを遠隔制御するために
流体圧作動のパイロット式電磁弁がある。そして冷暖房
切替え型のヒートポンプ式空調装置等においては、冷媒
の流通方向が逆転しても全く同様に流量制御を行なうこ
とが必要である。
【0003】このように流れの方向にかかわりなく全く
同等に流量制御を行なうことができる可逆電磁弁とし
て、例えば〔図2〕に示すような構造の弁がある(実公
昭52−36248号など)。この弁は、流路差圧によ
って開閉する一対のピストン弁1、2を対向して両側に
設けた貫通孔3を介して一対の出入口4、5を連通する
主通路Aを形成し、該ピストン弁1、2に向かう方向に
閉塞機能を有する逆止弁6、7をそれぞれ両側に設けた
分岐路Bを介して各ピストン弁1、2の背後を連通する
とともに該貫通孔3と該分岐路Bとを共通路Cにより連
通し、該共通路Cを開閉する電磁作動のパイロット弁体
8を設けて構成されている。
【0004】そして、圧力流体が出入口4から出入口5
に向かって流れているときにパイロット弁体8を閉じる
と、ピストン弁1外面と弁本体内面との隙間から漏洩し
ピストン弁1の背後に回った流体は、逆止弁7で止め
られていて流出できないので、ピストン弁1の背圧が
通孔3内の圧力に近づくまでに高まり、この背圧と弁ば
ね14とによって、ピストン弁1が貫通孔3の端部に形
成した弁座31に圧着されて弁閉が達成される。またパ
イロット弁体8が開くと、背圧が分岐路Bと共通路Cと
を経て貫通孔3に向かって開放されて低下し、ピストン
弁1はその前面にかかる出入口4の圧力と背圧との圧力
差によって、弁ばね14に抗して弁開状態に維持され
る。
【0005】しかしこの弁をヒートポンプ式空調装置に
用いると、圧縮性のガス状冷媒が通過するときにピスト
ン弁2がバタツキを起こし、騒音発生の一因となるとい
う欠点があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、冷媒
の流量制御に使用してもバタツキなどを起こさず、騒音
を発生しない正逆両用電磁弁を提供しようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の正逆両用電磁弁は、流路差圧によって開
閉する一対のピストン弁を対向して両側に設けた貫通孔
を介して一対の出入口を連通する主通路を形成し、該ピ
ストン弁に向かう方向に閉塞機能を有する逆止弁をそれ
ぞれ両側に設けた分岐路を介して各ピストン弁の背後を
連通するとともに該貫通孔と該分岐路とを共通路により
連通し、該共通路を開閉する電磁作動のパイロット弁体
を設けた正逆両用電磁弁において、前記一対のピストン
弁の弁座当り面の間隔を前記貫通孔の両弁座面の間隔よ
り大きく維持するに足る長さを有するスペースロッド
両端を前記一対のピストン弁の先端の深孔にそれぞれ挿
着して構成されている。
【0008】
【作用】本考案の正逆両用電磁弁は、貫通孔を挟んで一
対のピストン弁を対向して設けた対称的な構造を有する
正逆両用のパイロット式電磁弁であって、正逆いずれの
方向に流体が流れるときでも、ピストン弁の間に設けた
スペースロッドの作用により2個のピストン弁が同時に
貫通孔を塞ぐことがなく、従って貫通孔内の圧力が変動
して作動状態が不安定化したりバタついたりすることが
ない。
【0009】
【実施例】以下、〔図1〕に示す実施例によって本考案
の正逆両用電磁弁を詳細に説明する。
【0010】図において、10は弁本体であって、その
中心の対称面位置に貫通孔3が設けてあり、貫通孔3の
両側端面にはそれぞれ弁座31、32が形成されてい
る。貫通孔3の両側に形成された弁室11、12内には
それぞれピストン弁1、2が対向して設けてあるととも
に、出入口4、5が形成されている。従って、出入口4
から弁室11、貫通孔3、弁室12を経て出入口5に通
ずる主通路Aが形成されることになる。またピストン弁
1、2の先端の間にはスペースロッド9が挿着されてお
り、ピストン弁1、2の間隔が弁座31、32の間隔よ
り小さくはならないようになっている。
【0011】また弁室11、12のそれぞれの後端に向
かった逆止弁6、7を連絡する分岐路Bが主通路Aと並
んで形成されており、貫通孔3に通ずる共通路Cが分岐
路Bに開口する位置にパイロット弁座13が形成してあ
る。パイロット弁座13にはパイロット弁体8が対向し
て設けてあり、パイロット弁体8は電磁コイルで作動す
るプランジャによってパイロット弁座13を開閉できる
ように構成してある。なお14、15はピストン弁1、
2の作動を助けるための弁ばねである。
【0012】このように構成された正逆両用電磁弁は、
その出入口4、5にそれぞれ流体の配管を接続して用い
られる。このとき、例えば圧力流体が出入口4から出入
口5に向かって流れ、電磁コイルに信号が送られずにパ
イロット弁体8が閉じたままであると、ピストン弁1の
漏洩通路1aを通ってピストン弁1の背後に回った流体
パイロット弁体8と逆止弁7とで流出を止められる
結果、ピストン弁1の背圧が出入口4側の圧力と均衡す
るまで上昇するから、ピストン弁1は弁ばね14に押さ
れて弁座31に接触し、更に弁室11内の圧力によって
圧着され、完全な弁閉が達成される。
【0013】しかしこの状態では、ピストン弁2はスペ
ースロッド9を介してピストン弁1により押されている
ので弁座32には接することができない。従って、パイ
ロット弁体8の閉止が不完全で多少の流体の漏れがあっ
ても、貫通孔3内は出入口5側に開放された状態を維持
していて圧力変動が起こることがなく、またピストン弁
2のバタツキによる騒音発生の恐れもない。
【0014】次にこの状態で電磁コイルに信号が送ら
れ、パイロット弁体8がパイロット弁座13から離れる
と、ピストン弁1の背圧は分岐路Bと共通路Cとを経て
貫通孔3に向かって開放されるため、貫通孔3、即ち出
入口5の圧力に近づく。そうすると、ピストン弁1は、
弁室11内の圧力と背圧との圧力差によって弁ばね14
を圧縮しながら後退し、次いでその前面にかかる弁室1
1内の圧力と背圧との圧力差によって弁開状態に維持さ
れる。そして出入口4側から入った流体はピストン弁2
を押し退けて出入口5に向かって流れる。
【0015】以上のような弁の動作は、図から容易にわ
かるとおり、流体の方向が逆転しても全く同様である。
【0016】
【考案の効果】本考案の正逆両用電磁弁は、貫通孔を挟
んで一対のピストン弁を対向して設けた従来構造を有す
る正逆両用のパイロット式電磁弁において、一対のピス
トン弁の間にスペースロッドを設けて、貫通孔の両端面
に形成した弁座のそれぞれに2個のピストン弁が同時に
接することがないようにしたので、弁閉時には貫通孔内
の圧力が出口側の流体圧力と等しくなってピストン弁の
バタツキを起こすようなことが起こらず、運転時の騒音
が極めて低い特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の正逆両用電磁弁の例の構造を示す断面
図である。
【図2】従来冷の可逆電磁弁の構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1、2 ピストン弁1a 漏洩通路 3 貫通孔 4、5 出入口 6、7 逆止弁 8 パイロット弁体 9 スペースロッド 10 弁本体 11、12 弁室 13 パイロット弁座 14、15 弁ばね 31、32 弁座

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路差圧によって開閉する一対のピスト
    ン弁を対向して両側に設けた貫通孔を介して一対の出入
    口を連通する主通路を形成し、該ピストン弁に向かう方
    向に閉塞機能を有する逆止弁をそれぞれ両側に設けた分
    岐路を介して各ピストン弁の背後を連通するとともに該
    貫通孔と該分岐路とを共通路により連通し、該共通路を
    開閉する電磁作動のパイロット弁体を設けた正逆両用電
    磁弁において、前記一対のピストン弁の弁座当り面の
    隔を前記貫通孔の両弁座面の間隔より大きく維持するに
    足る長さを有するスペースロッドの両端を前記一対のピ
    ストン弁の先端の深孔にそれぞれ挿着したことを特徴と
    する正逆両用電磁弁。
JP1751591U 1991-03-22 1991-03-22 正逆両用電磁弁 Expired - Lifetime JP2521109Y2 (ja)

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JPH04113388U JPH04113388U (ja) 1992-10-02
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