JP2520977B2 - 吸収冷凍機 - Google Patents

吸収冷凍機

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JP2520977B2
JP2520977B2 JP2260686A JP26068690A JP2520977B2 JP 2520977 B2 JP2520977 B2 JP 2520977B2 JP 2260686 A JP2260686 A JP 2260686A JP 26068690 A JP26068690 A JP 26068690A JP 2520977 B2 JP2520977 B2 JP 2520977B2
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博達 井藤
潔司 安田
雅裕 古川
秀俊 有馬
数恭 伊良皆
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は複数個の蒸発器,吸収器胴を備える吸収冷凍
機に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、複数の蒸発器,吸収器胴を備えた冷凍機として
は、先に本願出願人が提示した特願平2-3963号,特願平
2-28959号がある。
このような複数個の低温胴が設置されている場合、各
々の胴の液溜り(冷媒液溜り,吸収液溜り)に液差異が
生じるため、各々の液溜りを連絡し連結配管に開閉弁を
設置していた。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、この開閉弁は、液のヘッド差のみで流れる
流路についているため、抵抗を少なくする必要があり、
弁の口径が非常に大きなものになっていた。又、部分負
荷時、単胴運転する場合、複数個の弁の開閉作業が必要
となっていた。
一方、電磁弁等で切替を実施しようとすると、特願平
2-28959号のように弁が複数個あること、及び弁の口径
が大きいことのため、弁コストが非常に高くなることの
ため、実用的でなかった。
本発明は上記実情に鑑み、複数個の低温胴を上下段と
し、且つ上段の冷媒溜り部,吸収液溜り部の容量を小さ
くすることで、前記課題を解決するようにした吸収冷凍
機を提供することを目的としたものである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、吸収式冷凍機において、吸収器,蒸発器で
構成する低温胴を複数個設置すると共に、最下段の低温
胴の冷凍容量を、上段の低温胴よりも大きくするもので
ある。
上記複数個設置された低温胴において、上段の低温胴
の冷媒溜り部と下段の低温胴の冷媒溜り部を配管接続
し、更に上段の低温胴の吸収液溜り部と下段の吸収液溜
り部を配管接続してなる。
又、下段の蒸発器,吸収器胴内に設けられた冷媒溜り
部及び吸収液溜り部が上段より大きくしている。
又、最下段の蒸発器,吸収器胴内に設けられた冷媒溜
り部に冷媒ポンプを複数個設置し、各々の低温胴に冷媒
を散布するようにしている。
又、最下段の蒸発器,吸収器胴内に設けられた吸収器
溜り部に吸収液ポンプを複数個設置し、高温再生器へ吸
収液を供給するようにしている。
更に、濃吸収液ポンプを複数個設置し、上下に設置さ
れた複数個の蒸発器,吸収器に夫々の濃吸収液ポンプに
て濃吸収液を供給するようにしている。
〈作用〉 上記のように、低温胴を上下段に設置したものを2組
配設し、高温再生器,低温再生器,凝縮器を経て流出の
冷媒液を各低温胴の蒸発器へ導くと共に、濃吸収液を吸
収器へ夫々分岐して導く。この場合、最下段の吸収器,
蒸発器の冷媒溜り部,吸収液溜り部の容積を大きくして
なり、各々上段の吸収器,蒸発器の冷媒溜り部,吸収液
溜り部と連絡し、且つ吸収液ポンプ,冷媒液ポンプを全
て最下段の液溜り部に接続してなるため、上段と下段と
冷水負荷状態や冷却水入口温度が異なり、上段の液溜り
がなくても下段の液溜めに十分冷媒,吸収液があるの
で、冷媒ポンプ、吸収液ポンプがキャビテーションする
のを防止できる。
一方、冷水負荷が大幅に減少した場合、上段の低温胴
の吸収器へ送る濃液ポンプを停止する。又、上段の蒸発
器へ送る冷媒ポンプの作動を停止させるものである。
〈実施例〉 以下、本発明の一実施例を図面を基づいて説明すれ
ば、次の通りである。
図示のものは低温胴を上下に設置する多段構成の実施
例を示し、1は中央に蒸発器2をその両側に吸収器3を
内蔵した低温胴で、このうち上段低温胴1aと下段低温胴
1bを上下に設置したものを2組並設し、計4個の低温胴
使用としてなる。この場合、下段低温胴1bを上段低温胴
1aより大きい構造とし、該下段低温胴1bの冷媒溜り部4
と吸収液溜り部5を、上段低温胴1aの冷媒溜り部4と吸
収液溜り部5より大きくしている。6,6は下段低温胴1b
の吸収液溜り部5の下端に並設した吸収液ポンプで、該
吸収液ポンプ6,6の先端に接続した稀吸収液管7を低温
熱交換器8,高温熱交換器9を経て高温再生器10に導き、
該高温再生器10の冷媒配管11を低温再生器12に接続し、
該低温発生器12からの冷媒管13を凝縮器14に接続する。
この凝縮器14からの冷媒配管15は途中で分岐し下段低温
胴1b,1bの冷媒溜り部4,4に夫々導くものである。又、低
温再生器12に接続した濃液管16は前記低温熱交換器8を
経て並設の濃吸収液ポンプ17,17から上段低温胴1aと下
段低温胴1bに導いている。又、下段低温胴1bの冷媒溜り
部4に接続した冷媒循環管18は、各々冷媒ポンプ19,19
を経て上段低温胴1aと下段低温胴1bの上方へ導いてい
る。更に、上段低温胴1aと下段低温胴1bの吸収液溜り部
5,5は連絡管20で連絡し、これら全体で吸収冷凍機とな
る。
いまこの作用を説明すると、先ず冷房運転に際し、高
温再生器10で発生した冷媒蒸気は冷媒配管11より低温再
生器12に流れ、凝縮器14で凝縮され、この冷媒液を並設
の各下段低温胴1bの冷媒溜り部4に一旦導き、該冷媒溜
り部4からの冷媒を、冷媒ポンプ19,19をもって下段低
温胴1bの蒸発器2と上段低温胴1aの蒸発器2の冷媒散布
器21,21から散布し、この内部に配管した冷水管(図示
せず)と熱交換し冷房利用とする。ここで、冷媒液散布
で蒸発した冷媒は両側の吸収器3に進み、該吸収器3で
散布され濃吸収液にて吸収され稀吸収液と吸収液溜り部
5に溜り、この稀吸収液は吸収液ポンプ6から低温熱交
換器6,高温熱交換器9を経て前記高温再生器10に戻る冷
媒循環経路をもつものである。又、低温再生器12から流
れた濃液は低温熱交換器8,8から濃吸収液ポンプ17,17を
経て上段低温胴1aと下段低温胴1bの濃散布器22,22に導
かれて吸収器3側へ散布される。
この場合、吸収液ポンプ6と冷媒ポンプ19は全て最下
段の吸収液溜り部5と冷媒溜り部4へ接続しているの
で、例えば上段と下段とで冷水負荷状態や冷却水入口温
度が異なり、上段の液溜めがなくなっても、下段の液溜
めに十分冷媒,吸収液があるため、冷媒ポンプ19,吸収
液ポンプ6がキャビテーションするのを防止できる。
一方、冷水負荷が大幅に減少した場合、上段の低温胴
1aの吸収器3へ送る濃吸収液ポンプ17を停止する。又、
上段の蒸発器2へ送る冷媒ポンプ19の作動を停止する。
このように、部分負荷運転で下段のみの運転をする際に
も、口径の大きい開閉弁や複数個の弁も不要となる。
〈発明の効果〉 上述のように、本発明によれば吸収器,蒸発器を備え
る低温胴を複数個設置するものにあって、下段の低温胴
の冷媒溜り部,吸収液溜り部の容積が大きいため、上段
の低温胴に冷媒溜り部,吸収液溜り部の容量が小さくて
よく、コンパクトな容量で済む。又、複数個の冷媒ポン
プ,吸収液ポンプのキャビテーション防止ができ、部分
負荷時に下段のみ運転させる際の開閉弁が不要となり、
且つ各ポンプの発停のみで各々の低温胴の切替えが可能
となり、ポンプによる動力費が低減される。更に、各々
の低温胴を上下におくことでスペースの有効利用が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
図面はは本発明の吸収冷凍機の概略図である。 1……低温胴、1a……上段低温胴、1b……下段低温胴、
2……蒸発器、3……吸収器、4……冷媒溜り部、5…
…吸収液溜り部、6……吸収液ポンプ、8……低温熱交
換器、9……高温熱交換器、10……高温再生器、12……
低温再生器、14……凝縮器、17……濃吸収液ポンプ、19
……冷媒ポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 雅裕 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 有馬 秀俊 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 伊良皆 数恭 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−234761(JP,A) 特開 平2−97855(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸収式冷凍機において、吸収器,蒸発器で
    構成する低温胴を複数個設置すると共に、最下段の低温
    胴の冷凍容量を、上段の低温胴よりも大きくすることを
    特徴とする吸収冷凍機。
  2. 【請求項2】複数個設置された低温胴において、上段の
    低温胴の冷媒溜り部と下段の低温胴の冷媒溜り部を配管
    接続し、更に上段の低温胴の吸収液溜り部と下段の吸収
    液溜り部を配管接続した請求項1記載の吸収冷凍機。
  3. 【請求項3】下段の蒸発器,吸収器胴内に設けられた冷
    媒溜り部及び吸収液溜り部が上段より大きく設けた請求
    項1記載の吸収冷凍機。
  4. 【請求項4】最下段の蒸発器,吸収器胴内に設けられた
    冷媒溜り部に冷媒ポンプを複数個接続し、各冷媒ポンプ
    によって各々の低温胴に冷媒を散布する請求項1記載の
    吸収冷凍機。
  5. 【請求項5】最下段の蒸発器,吸収器胴内に設けられた
    吸収器溜り部に吸収液ポンプを複数個設置し、高温再生
    器へ吸収液を供給する請求項1記載の吸収冷凍機。
  6. 【請求項6】濃吸収液ポンプを複数個設置し、上下に設
    置された複数個の蒸発器,吸収器に夫々の濃吸収液ポン
    プにて濃吸収液を供給する請求項1記載の吸収冷凍機。
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