JP2520906Y2 - 検知・警報システム内蔵マンホール装置 - Google Patents

検知・警報システム内蔵マンホール装置

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JP2520906Y2
JP2520906Y2 JP4797091U JP4797091U JP2520906Y2 JP 2520906 Y2 JP2520906 Y2 JP 2520906Y2 JP 4797091 U JP4797091 U JP 4797091U JP 4797091 U JP4797091 U JP 4797091U JP 2520906 Y2 JP2520906 Y2 JP 2520906Y2
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manhole
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sensor
gas
electric energy
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孝男 堀江
正一 酒井
武男 林
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株式会社岡本
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本考案は、マンホール蓋の表面側に組み付
けられた警報表示体にて、マンホール内のガス漏れ状況
や水位を確認し得るようにした、検知・警報システム内
蔵マンホール装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、ガス管の点検用に設置されたマ
ンホールにおいては、作業員が一年に2回程巡回して、
マンホール内のガス漏れ状況を点検し、また浸水状況及
び緊急遮断弁が水を被っていないか、どうかの水位の確
認を行なっている。そして、一般に、そのようなマンホ
ールでは、蓋が外蓋と中蓋の二重構造で設けられてお
り、先ず、外蓋を取って、中蓋に設けられた点検孔から
ガスセンサーを挿し入れて、ガス漏れ状況を点検した
後、中蓋を取って、浸水状況や水位を点検しているので
ある。しかしながら、この点検作業は、非常に労力がか
かって、マンホール点検専門の業者に依頼しなければな
らない事態を招いているのである。
【0003】
【解決課題】このような事情を背景として、本考案は為
されたものであり、その解決課題とするところは、マン
ホール内のガス漏れ状況や浸水状況等を、マンホール蓋
の開け外しを行なうことなく、点検できるようにして、
マンホール点検の労力軽減を図ることにある。
【0004】
【解決手段】そして、上記の課題を解決するために、本
考案にあっては、マンホールの開口部を覆蓋するマンホ
ール蓋の表面側にそれぞれ一体的に組み付けられた、太
陽光に基づき電気エネルギーを発生せしめる太陽電池及
びマンホール内の異常を知らせる警報表示体と;該太陽
電池で発生した電気エネルギーを貯える蓄電池手段と;
マンホール内にそれぞれ設けられて、マンホール内の雰
囲気中の所定のガス成分を検出するガスセンサー及びマ
ンホール内の水位を検出する水位センサーと;該ガスセ
ンサー及び水位センサーの検出情報に基づいて、前記蓄
電池手段から前記警報表示体への電気エネルギーの供給
を制御する制御手段とを備え、該制御手段による制御下
において、前記ガスセンサー及び水位センサーの検出情
報に従って前記警報表示体が作動せしめられるようにし
たことを特徴とする検知・警報システム内蔵マンホール
装置を、その要旨とするものである。
【0005】
【作用・効果】すなわち、このようなマンホール装置に
あっては、蓋に一体的に組み付けられた太陽電池で自動
的に起電された電気エネルギーを、蓄電池手段において
貯える一方、該電気エネルギーを、ガスセンサー、水位
センサーの検出情報に基づく、制御手段の制御下に、蓋
に一体的に組み付けられた警報表示体に供給して、該警
報表示体を作動せしめるようになっているのである。従
って、マンホール内の状況を、蓋を開けずに、蓋表面の
警報表示体を確認することによって、簡便に知ることが
できるのであり、例えば、年2回程度行なわれる点検作
業の中の1回を、警報表示体の確認にて行なうようにす
ることによって、マンホール点検作業を大幅に軽減する
ことが可能となるのである。
【0006】
【実施例】以下に、本考案をより具体的に明らかにする
ために、本考案に従う検知・警報システム内蔵マンホー
ル装置の一実施例について、図面に基づいて、詳細に説
明することとする。
【0007】先ず、図1には、本考案に従う構造のマン
ホール装置を適用した、ガス管点検用マンホールの概略
が示されている。そこにおいて、10は、マンホールの
壁面を構成する基礎コンクリートであり、その下端部を
貫通して、ガス管12が配設されている一方、上端部に
は舗装面16に望んで、受枠18が固設されている。な
お、ガス管12には、マンホール内に位置せしめられ
て、緊急遮断弁14が設けられている。そして、該受枠
18に形成された2つの段付面のそれぞれに対して、外
蓋22と中蓋24が嵌められて、マンホール蓋20とし
て、マンホールの開口部を覆蓋するようになっているの
である。
【0008】ところで、図2に拡大して示されているよ
うに、該外蓋22には、その表面側に形成された3箇所
の取付穴25のそれぞれに対して、太陽電池26と、警
報表示体としてのガス漏れ警報用発光ダイオード27、
水位警報用発光ダイオード28が、一体的に組み付けら
れている。そして、それら太陽電池26及び発光ダイオ
ード27,28には、表面側に保護用の透明なアクリル
板29が嵌められていると共に、雨水等の浸入を防ぐた
めに、取付穴25との間に樹脂が充填されている。ま
た、それら太陽電池26及び発光ダイオード27,28
には、外蓋22の裏面側より、配線用のカールコード3
2が接続せしめられている。
【0009】他方、中蓋24の上面には、蓄電池手段及
び制御手段を含む制御盤30が固定されており、該制御
盤30に対して、前記太陽電池26及び前記発光ダイオ
ード27,28が、前記カールコード32によって接続
されているのである。なお、34は着脱可能なコネクタ
ーであり、本実施例装置では、かかる着脱可能なコネク
ター34と前記カールコード32を使用することによっ
て、配線が外蓋22や中蓋24の開閉の邪魔にならない
ように為されているのである。
【0010】さらに、中蓋24の下面には、マンホール
内に漏出した前記ガス管12内を移送されるガス成分を
検出する、ガスセンサー36が取付固定されており、該
ガスセンサー36は、中蓋24の中央部分に配設された
配線用ゴムブッシュ38を通じて、カールコード32に
より前記制御盤30に接続せしめられている。また、か
かるマンホールの側壁面には、マンホール内の水位を検
出する水位センサー40が取付固定されており、該水位
センサー40も、配線用ゴムブッシュ38を通じて、カ
ールコード32により前記制御盤30に接続せしめられ
ている。
【0011】このような構成のマンホール装置では、図
3の配線図に端的に示されているように、太陽電池26
において昼間に起電せしめられた電気エネルギーが、制
御盤30内の蓄電池手段42に貯えられるようになって
いると共に、この貯えられた電気エネルギーが、制御盤
30内の制御手段44の制御下において、発光ダイオー
ド27,28に供給せしめられ、それら発光ダイオード
27,28を発光させるようになっているのである。し
かも、制御手段44には、ガスセンサー36、水位セン
サー40の検出情報が入力せしめられるようになってい
るのであり、制御手段44における制御は、その検出情
報に基づいて為されるようになっているのである。
【0012】換言すれば、ガスセンサー36にてマンホ
ール内のガス漏れが検出された場合には、制御手段44
で、蓄電池手段42よりガス漏れ警報用の発光ダイオー
ド27へ電気エネルギーが供給されるように制御され
て、該発光ダイオード27が発光せしめられることとな
るのであり、また、水位センサー40にてマンホール内
の水位が予め定められた水位よりも上昇したことが検出
された場合には、制御手段44で、蓄電池手段42より
水位警報用の発光ダイオード28へ電気エネルギーが供
給されるように制御されて、該発光ダイオード28が発
光せしめられることとなるのである。
【0013】かくして、かかるマンホール装置では、蓄
電された電気エネルギーの無駄な消費を回避しつつ、マ
ンホール内の状況に即した警報表示が為され得ることか
ら、外蓋22の表面の発光ダイオード27,28を確認
するだけで、外蓋22、中蓋24の開閉を行なわずと
も、マンホール内のガス漏れ状況や浸水状況を知ること
ができ、マンホールの点検作業を大幅に軽減することが
可能となるのである。
【0014】以上、本考案の一実施例について詳細に述
べたが、本考案がそのような実施例の記載によって、何
等の制約をも受けるものでないことは、言うまでもない
ところである。また、本考案には、上記実施例の他に
も、本考案の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の
知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加え得る
ものであることが、理解されるべきである。
【0015】例えば、前記実施例では、警報表示体とし
て発光ダイオード27,28が使用されていたが、電球
等の他の発光体や各種メーター等を使用することができ
る。また、蓄電池手段42、制御手段44、ガスセンサ
ー36、水位センサー40等の設置位置は、適宜に変更
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に従うマンホール装置を適用したガス点
検用マンホールの構造を概略的に示す説明図である。
【図2】図1のマンホール装置の一部を拡大して示す拡
大説明図である。
【図3】図1のマンホール装置の配線を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 基礎コンクリート 12 ガス管 18 受枠 20 マンホール蓋 22 外蓋 24 中蓋 26 太陽電池 27,28 発光ダイ
オード 30 制御盤 32 カールコード 36 ガスセンサー 40 水位センサー 42 蓄電池手段 44 制御手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホールの開口部を覆蓋するマンホー
    ル蓋の表面側にそれぞれ一体的に組み付けられた、太陽
    光に基づき電気エネルギーを発生せしめる太陽電池及び
    マンホール内の異常を知らせる警報表示体と;該太陽電
    池で発生した電気エネルギーを貯える蓄電池手段と;マ
    ンホール内にそれぞれ設けられて、マンホール内の雰囲
    気中の所定のガス成分を検出するガスセンサー及びマン
    ホール内の水位を検出する水位センサーと;該ガスセン
    サー及び水位センサーの検出情報に基づいて、前記蓄電
    池手段から前記警報表示体への電気エネルギーの供給を
    制御する制御手段とを備え、該制御手段による制御下に
    おいて、前記ガスセンサー及び水位センサーの検出情報
    に従って前記警報表示体が作動せしめられるようにした
    ことを特徴とする検知・警報システム内蔵マンホール装
    置。
JP4797091U 1991-05-28 1991-05-28 検知・警報システム内蔵マンホール装置 Expired - Lifetime JP2520906Y2 (ja)

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