JP2001289347A - 地震時における貯水槽の使用水取り出し機構付き緊急遮断弁 - Google Patents
地震時における貯水槽の使用水取り出し機構付き緊急遮断弁Info
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- JP2001289347A JP2001289347A JP2000142559A JP2000142559A JP2001289347A JP 2001289347 A JP2001289347 A JP 2001289347A JP 2000142559 A JP2000142559 A JP 2000142559A JP 2000142559 A JP2000142559 A JP 2000142559A JP 2001289347 A JP2001289347 A JP 2001289347A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 地震時において、貯水槽に記置した地震感知
器が作動して緊急遮断弁が閉止し、生活用水が使用不能
となったときに、その貯水槽にある水を取り出し、使用
することが可能なようにした地震時における貯水槽の緊
急用使用水取り出し機構付き緊急遮断弁を得ることを目
的とする。 【解決手段】 貯水槽に設けた緊急遮断弁自体の上流側
に、緊急遮断時の使用水取り出し口を設けたことを特徴
とする地震時における貯水槽の使用水取り出し機構付き
緊急遮断弁、緊急遮断弁自体の上流側に、適宜の長さの
フレキシブルパイプを取り付けたことを特徴とする前記
記載の構成、緊急遮断弁に一体化して、取り出しコック
を設けことを特徴とする前記記載の構成。
器が作動して緊急遮断弁が閉止し、生活用水が使用不能
となったときに、その貯水槽にある水を取り出し、使用
することが可能なようにした地震時における貯水槽の緊
急用使用水取り出し機構付き緊急遮断弁を得ることを目
的とする。 【解決手段】 貯水槽に設けた緊急遮断弁自体の上流側
に、緊急遮断時の使用水取り出し口を設けたことを特徴
とする地震時における貯水槽の使用水取り出し機構付き
緊急遮断弁、緊急遮断弁自体の上流側に、適宜の長さの
フレキシブルパイプを取り付けたことを特徴とする前記
記載の構成、緊急遮断弁に一体化して、取り出しコック
を設けことを特徴とする前記記載の構成。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、地震時における貯水
槽の使用水取り出し機構付き緊急遮断弁に関するもので
ある。
槽の使用水取り出し機構付き緊急遮断弁に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】マンションの屋上などには、居住する人
の飲料水、生活用水として使用する水を貯蔵する貯水槽
が設置されている。それらの貯水槽において地震の際
に、地震を感知して作動する制御弁が作用して、地震時
に不測な状態でいたずらに水が流出しないように、その
流れを自動的に遮断するようにした緊急遮断弁の設備が
多用されている。そして貯水槽とこのような緊急遮断弁
とは一体化されるように配置されている。すなわち地震
時において、この緊急遮断弁の上流側で配管などの破損
があっては、そこから水が洩れてしまい、この緊急遮断
弁の緊急時に水を遮断するという目的を達することがで
きないので、貯水槽とこの緊急遮断弁とはできるだけ直
接取り付け、一体化して動くようになし、その上流側で
破損しないようにしている。
の飲料水、生活用水として使用する水を貯蔵する貯水槽
が設置されている。それらの貯水槽において地震の際
に、地震を感知して作動する制御弁が作用して、地震時
に不測な状態でいたずらに水が流出しないように、その
流れを自動的に遮断するようにした緊急遮断弁の設備が
多用されている。そして貯水槽とこのような緊急遮断弁
とは一体化されるように配置されている。すなわち地震
時において、この緊急遮断弁の上流側で配管などの破損
があっては、そこから水が洩れてしまい、この緊急遮断
弁の緊急時に水を遮断するという目的を達することがで
きないので、貯水槽とこの緊急遮断弁とはできるだけ直
接取り付け、一体化して動くようになし、その上流側で
破損しないようにしている。
【０００３】そしてこの緊急遮断弁の下流側には、必要
に応じて、一部などにフレキシブルな配管を行って、揺
れに対応するようになっている。しかしながら一旦、地
震が発生してこの緊急遮断弁が作動し閉止した後、マン
ションの各室などへの配管に破損が生じた場合には、配
管の修理を完了するまでは前記制御弁は開くことができ
ず、また破損が無かった場合でも、各室などへの配管の
破損を検査するのに手間がかかったり、前記制御弁を開
いて通常に貯水槽の水が使える状態に復帰するまでに、
時間を要することが考えられる。ここでマンションに居
住する人たちにとっては、一刻でも早く生活用水を使用
できるようにすることは不可欠であり、水が使えない状
態が長く続くことは、極力避けられなければならないこ
とである。
に応じて、一部などにフレキシブルな配管を行って、揺
れに対応するようになっている。しかしながら一旦、地
震が発生してこの緊急遮断弁が作動し閉止した後、マン
ションの各室などへの配管に破損が生じた場合には、配
管の修理を完了するまでは前記制御弁は開くことができ
ず、また破損が無かった場合でも、各室などへの配管の
破損を検査するのに手間がかかったり、前記制御弁を開
いて通常に貯水槽の水が使える状態に復帰するまでに、
時間を要することが考えられる。ここでマンションに居
住する人たちにとっては、一刻でも早く生活用水を使用
できるようにすることは不可欠であり、水が使えない状
態が長く続くことは、極力避けられなければならないこ
とである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前述のよう
に地震時において、貯水槽に配置した地震感知器が作動
して緊急遮断弁が閉止し、生活用水が使用不能となった
ときににおいても、その貯水槽にある水を取り出し、使
用することが可能なようにした地震時における貯水槽の
緊急用使用水取り出し機構付き緊急遮断弁を得ることを
目的とする。
に地震時において、貯水槽に配置した地震感知器が作動
して緊急遮断弁が閉止し、生活用水が使用不能となった
ときににおいても、その貯水槽にある水を取り出し、使
用することが可能なようにした地震時における貯水槽の
緊急用使用水取り出し機構付き緊急遮断弁を得ることを
目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】貯水槽（１）に設けた緊
急遮断弁（２）自体の上流側に、緊急遮断時の使用水取
り出し口を設けたことを特徴とする地震時における貯水
槽の使用水取り出し機構付き緊急遮断弁、緊急遮断弁
（２）自体の上流側に、適宜の長さのフレキシブルパイ
プ（ａ）を取り付けたことを特徴とする前記記載の地震
時における貯水槽の使用水取り出し機構付き緊急遮断
弁、および緊急遮断弁（２）に一体化して、取り出しコ
ック（ｃ）を設けことを特徴とする前記記載の地震時に
おける貯水槽の使用水取り出し機構付き緊急遮断弁の構
成とする。
急遮断弁（２）自体の上流側に、緊急遮断時の使用水取
り出し口を設けたことを特徴とする地震時における貯水
槽の使用水取り出し機構付き緊急遮断弁、緊急遮断弁
（２）自体の上流側に、適宜の長さのフレキシブルパイ
プ（ａ）を取り付けたことを特徴とする前記記載の地震
時における貯水槽の使用水取り出し機構付き緊急遮断
弁、および緊急遮断弁（２）に一体化して、取り出しコ
ック（ｃ）を設けことを特徴とする前記記載の地震時に
おける貯水槽の使用水取り出し機構付き緊急遮断弁の構
成とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、図面を
参照して説明する。図１に示すのは、マンションの屋上
（Ａ）に設置される貯水（Ｗ）が入る貯水槽（１）にお
いて、緊急遮断弁（２）がその貯水槽（１）に、図示す
るように貯水槽（１）のベース材（Ｂ）を延長してその
上に載置し、固定などして一体化されるように取り付け
られており、この緊急遮断弁（２）を通じてマンション
の各室に配水されている。（３）は貯水槽（１）の取水
口である。この緊急遮断弁（２）は制御盤（Ｃ）に繋が
り、地震時には緊急遮断弁（２）内または外に取り付け
た公知の地震感知器［設定値以上の地震動を感知すると
作動する］によって、緊急遮断弁（２）に付属して配置
したアクチエーターを動かし、それに連動して緊急遮断
弁（２）内の閉止弁（Ｖ）を閉じるようになっている。
このような緊急遮断弁（２）は、前記制御盤（Ｃ）に繋
がって、電気的に結線されて前記アクチエーターを作動
させるように構成したもの、あるいは圧縮空気の作動に
よってアクチエーターを作動するようにした機構でもよ
い。
参照して説明する。図１に示すのは、マンションの屋上
（Ａ）に設置される貯水（Ｗ）が入る貯水槽（１）にお
いて、緊急遮断弁（２）がその貯水槽（１）に、図示す
るように貯水槽（１）のベース材（Ｂ）を延長してその
上に載置し、固定などして一体化されるように取り付け
られており、この緊急遮断弁（２）を通じてマンション
の各室に配水されている。（３）は貯水槽（１）の取水
口である。この緊急遮断弁（２）は制御盤（Ｃ）に繋が
り、地震時には緊急遮断弁（２）内または外に取り付け
た公知の地震感知器［設定値以上の地震動を感知すると
作動する］によって、緊急遮断弁（２）に付属して配置
したアクチエーターを動かし、それに連動して緊急遮断
弁（２）内の閉止弁（Ｖ）を閉じるようになっている。
このような緊急遮断弁（２）は、前記制御盤（Ｃ）に繋
がって、電気的に結線されて前記アクチエーターを作動
させるように構成したもの、あるいは圧縮空気の作動に
よってアクチエーターを作動するようにした機構でもよ
い。
【０００７】今、地震が発生してこの緊急遮断弁（２）
が閉止したとき、それを開通するよう復帰するには、マ
ンションの各室への配管の故障による洩れがないかを点
検し、制御盤（Ｃ）からのリセット入力などが必要とな
るが、前述のように停電の虞や、地震による配管の破損
の点検などで時間がかかり、各室での生活用水が使用不
能の状態が長く続くことは全く不便なことであり、その
際の対策として、この貯水槽（１）内の貯水（Ｗ）［こ
のような貯水槽内には、常に一定の水が貯水されてお
り、当座の使用には充分間に合う量である］を使用する
ように配慮する。
が閉止したとき、それを開通するよう復帰するには、マ
ンションの各室への配管の故障による洩れがないかを点
検し、制御盤（Ｃ）からのリセット入力などが必要とな
るが、前述のように停電の虞や、地震による配管の破損
の点検などで時間がかかり、各室での生活用水が使用不
能の状態が長く続くことは全く不便なことであり、その
際の対策として、この貯水槽（１）内の貯水（Ｗ）［こ
のような貯水槽内には、常に一定の水が貯水されてお
り、当座の使用には充分間に合う量である］を使用する
ように配慮する。
【０００８】すなわちこの緊急遮断弁（２）の貯水槽
（１）側において、緊急時に使用する取り出し口を設け
る。それは一例として緊急遮断弁（２）の上流側の適宜
位置に、使用水の抜取用の適宜の長さのフレキシブルパ
イプ（ａ）を取り付けておく。フレキシブルパイプ
（ａ）の先端には栓体（ｂ）を設け、フレキシブルパイ
プ（ａ）全体には目印として分かり易く着色などを施す
とよい。またこのフレキシブルパイプ（ａ）は着脱自在
とし、常時は貯水槽（１）の近傍その他に保管してお
き、緊急のときに取り付けるようにしてもよい。さらに
図２に示すように、緊急遮断弁（２）に一体化して取り
出しコック（ｃ）を設けることもできる。居住者には常
時より、このような設備があることを知らせておいて周
知化を図り、緊急のときに役立つようにするとよい。
（１）側において、緊急時に使用する取り出し口を設け
る。それは一例として緊急遮断弁（２）の上流側の適宜
位置に、使用水の抜取用の適宜の長さのフレキシブルパ
イプ（ａ）を取り付けておく。フレキシブルパイプ
（ａ）の先端には栓体（ｂ）を設け、フレキシブルパイ
プ（ａ）全体には目印として分かり易く着色などを施す
とよい。またこのフレキシブルパイプ（ａ）は着脱自在
とし、常時は貯水槽（１）の近傍その他に保管してお
き、緊急のときに取り付けるようにしてもよい。さらに
図２に示すように、緊急遮断弁（２）に一体化して取り
出しコック（ｃ）を設けることもできる。居住者には常
時より、このような設備があることを知らせておいて周
知化を図り、緊急のときに役立つようにするとよい。
【０００９】
【発明の効果】この発明によれば、地震時において、貯
水槽に配備した地震感知器が作動して緊急遮断弁が閉止
した際において、マンションの各室への配管の破損の有
無の点検の時間待ち、停電などによる制御弁リセットの
不作動などにより、一時的に各室での生活用水が使用不
能となったときににおいても、直ちにその貯水槽にある
水を取り出し、使用することが可能なようにした設備を
得ることができるので、緊急時に使用する設備としてま
ことに適切なものとなり、各室居住者の不便、不安を解
消するのに役立つものである。
水槽に配備した地震感知器が作動して緊急遮断弁が閉止
した際において、マンションの各室への配管の破損の有
無の点検の時間待ち、停電などによる制御弁リセットの
不作動などにより、一時的に各室での生活用水が使用不
能となったときににおいても、直ちにその貯水槽にある
水を取り出し、使用することが可能なようにした設備を
得ることができるので、緊急時に使用する設備としてま
ことに適切なものとなり、各室居住者の不便、不安を解
消するのに役立つものである。
【図１】この発明の地震時における貯水槽の使用水取り
出し機構付き緊急遮断弁の実施例を示す図。
出し機構付き緊急遮断弁の実施例を示す図。
【図２】この発明の地震時における貯水槽の使用水取り
出し機構付き緊急遮断弁の他の実施例を示す図。
出し機構付き緊急遮断弁の他の実施例を示す図。
（Ａ） 屋上 （Ｂ） ベース材 （Ｃ） 制御盤 （１） 貯水槽 （２） 緊急遮断弁 （３） 取水口 （ａ） フレキシブルパイプ （ｂ） 栓体 （ｃ） 取り出しコック （Ｖ） 閉止弁 （Ｗ） 貯水
Claims (3)
- 【請求項１】 貯水槽に設けた緊急遮断弁自体の上流側
に、緊急遮断時の使用水取り出し口を設けたことを特徴
とする地震時における貯水槽の使用水取り出し機構付き
緊急遮断弁。 - 【請求項２】緊急遮断弁自体の上流側に、適宜の長さの
フレキシブルパイプを取り付けたことを特徴とする請求
項１記載の地震時における貯水槽の使用水取り出し機構
付き緊急遮断弁。 - 【請求項３】緊急遮断弁に一体化して、取り出しコック
を設けことを特徴とする請求項１記載の地震時における
貯水槽の使用水取り出し機構付き緊急遮断弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000142559A JP2001289347A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 地震時における貯水槽の使用水取り出し機構付き緊急遮断弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000142559A JP2001289347A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 地震時における貯水槽の使用水取り出し機構付き緊急遮断弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001289347A true JP2001289347A (ja) | 2001-10-19 |
Family
ID=18649496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000142559A Pending JP2001289347A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 地震時における貯水槽の使用水取り出し機構付き緊急遮断弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001289347A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008002253A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Hajime Onose | 防災、避難場所における給水装置 |
| US7832076B2 (en) | 2005-03-24 | 2010-11-16 | Nee Corp. | Method for a watertight connection in a water service |
| JP2015169009A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | 株式会社タブチ | 給水管構造 |
| JP6222873B1 (ja) * | 2016-11-10 | 2017-11-01 | 積水アクアシステム株式会社 | 貯水制御方法及び貯水システム |
| JP6241980B1 (ja) * | 2017-08-10 | 2017-12-06 | 積水アクアシステム株式会社 | 貯水制御方法及び貯水システム |
| JP2019065694A (ja) * | 2018-11-16 | 2019-04-25 | 株式会社タブチ | 給水管構造 |
-
2000
- 2000-04-06 JP JP2000142559A patent/JP2001289347A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7832076B2 (en) | 2005-03-24 | 2010-11-16 | Nee Corp. | Method for a watertight connection in a water service |
| JP2008002253A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Hajime Onose | 防災、避難場所における給水装置 |
| JP4546942B2 (ja) * | 2006-06-23 | 2010-09-22 | 一 小野瀬 | 防災、避難場所における給水装置 |
| JP2015169009A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | 株式会社タブチ | 給水管構造 |
| JP6222873B1 (ja) * | 2016-11-10 | 2017-11-01 | 積水アクアシステム株式会社 | 貯水制御方法及び貯水システム |
| JP2018076726A (ja) * | 2016-11-10 | 2018-05-17 | 積水アクアシステム株式会社 | 貯水制御方法及び貯水システム |
| JP6241980B1 (ja) * | 2017-08-10 | 2017-12-06 | 積水アクアシステム株式会社 | 貯水制御方法及び貯水システム |
| JP2018076764A (ja) * | 2017-08-10 | 2018-05-17 | 積水アクアシステム株式会社 | 貯水制御方法及び貯水システム |
| JP2019065694A (ja) * | 2018-11-16 | 2019-04-25 | 株式会社タブチ | 給水管構造 |
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