JP2520810Y2 - 電線撚り装置 - Google Patents

電線撚り装置

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JP2520810Y2
JP2520810Y2 JP2061091U JP2061091U JP2520810Y2 JP 2520810 Y2 JP2520810 Y2 JP 2520810Y2 JP 2061091 U JP2061091 U JP 2061091U JP 2061091 U JP2061091 U JP 2061091U JP 2520810 Y2 JP2520810 Y2 JP 2520810Y2
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JP
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twisting
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lifting block
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恭 友成
安正 石塚
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shinmaywa Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、被覆電線の端末処理
における技術分野で利用され、特に、被覆電線の芯線に
撚りをかける電線撚り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被覆電線の端末処理工程では、被覆電線
を所定長さに切断して、その端部をハンダ付の前処理と
して端部被覆を剥ぎとり時、または端部被覆を剥ぎ取っ
たのち、芯線が電線撚り装置で撚りをかけられている。
【0003】この電線撚り装置は、それぞれの機能を備
えたものが数多く提供されているが、たとえば、特開昭
61−199411号公報および実開昭62−8141
5号公報に記載されたものもよく知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の電
線撚り装置は、構造が複雑であることから調整が困難で
作業性が悪く、また、撚り用やすりのストロークが一定
であるため、撚りの強さを調整できないものである。
【0005】さらに、完全に露出させた芯線を撚るため
のものであるから、芯線に傷がつきやすいだけでなく、
被覆の剥離長さが長くなると芯線の先端が乱れて撚り加
工ができなくなる。
【0006】しかも、電線の一本ごとに芯線の撚り加工
を行うようになされたものであるから、複数本の電線を
同時に撚ることができないなどの問題点あった。
【0007】この考案は、このような従来の事情から見
て、複数本の電線を同時に撚ることができるとともに、
撚りの強さも調整可能となした電線撚り装置を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案の電線撚り装置
は、基盤上に立設された壁体の前面に、対なる平行軸が
互いに逆方向へ昇降可能に設けられ、この各平行軸は、
下端部にそれぞれ固定された昇降ブロックが上下方向に
相対して配置されるとともに、上端部に各昇降ブロック
の上下間隔を調整するための間隔調整機構が連結され、
各昇降ブロックには、各昇降ブロックに沿って配置され
た撚り用やすりの左右ストロークの長さを調整するため
のストローク調整機構が連結されてなるものである。
【0009】
【作用】撚り用やすりの上下間隔は、間隔調整機構によ
って平行軸が互いに逆方向へ昇降し、この各平行軸の下
端部に固定された各昇降ブロックの接近および隔離動作
がなされる。したがって、各昇降ブロックに沿って配置
された各撚り用やすりの上下間隔が調整される。
【0010】また、撚り用やすりのストローク長さは、
ストローク調整機構によって各撚り用やすりの左右スト
ロークの長さが調節され、各撚り用やすりがこの左右ス
トロークの長さを移動することにより、この各撚り用や
すりに挟まれた複数本の電線は、適正な撚り強さを受け
ながら同時に撚り加工がなされる。
【0011】
【実施例】以下、この考案の一実施例につき図面を参照
して説明する。
【0012】なお、この説明における方向は、図1で
「左」、「右」を左、右、「上」、「下」を上、下と呼
び、図2で「左」、「右」を前、後ろと呼ぶ。したがっ
て、図3で「右」、「左」が左、右となる。
【0013】図1ないし図3に示す電線撚り装置1は、
複数本の電線の撚り加工が同時にできるようになされた
ものであって、基盤2、壁体3、平行軸4A,4B、昇
降ブロック5A,5B、間隔調整機構6、撚り用やすり
7A,7Bおよびストローク調整機構8を主要部として
構成されている。
【0014】すなわち、基盤2上に立設された壁体3の
前面3aに、対なる平行軸4A,4Bがリニアベアリン
グ9A,9Bにより互い逆方向(上下方向)へ昇降可能
に設けられている。
【0015】この各平行軸4A,4Bは、下端部にそれ
ぞれ止めねじ10で固定された昇降ブロック5A,5B
が上下方向に相対して配置されるとともに、上端部に各
昇降ブロック5A,5Bの上下間隔Dを調整するための
間隔調整機構6が連結されている。
【0016】また、各昇降ブロック5A,5Bには、昇
降ブロック5A,5Bに沿って配置された撚り用やすり
7A,7Bの左右ストロークSA,SBの長さを調整す
るためのストローク調整機構8が連結されている。
【0017】前記間隔調整機構6は、各平行軸4A,4
Bの上端部に、それぞれ止めねじ11で固定された入力
側ブロック12A,12Bと、この入力側ブロック12
A,12Bに連結されたタイミングベルト13と、この
タイミングベルト13が掛け渡された駆動側プーリー1
4およびルーズプーリー15と、この駆動側プーリー1
4と昇降用パルスモータ16との間に介在させた伝動手
段17(図2参照)とで構成されている。この伝動手段
17は、昇降用パルスモータ16の出力軸16aに固定
された駆動側プーリー18と、中間軸19に固定された
従動側プーリー20と、この両プーリー18,20に掛
け渡されたタイミングベルト21とからなっている。2
2はルーズプーリー15の支軸である。
【0018】前記ストローク調整機構8は、各昇降ブロ
ック5A,5Bの中間部から前方に突出するようにそれ
ぞれ止めねじ23で各昇降ブロック5A,5Bに固定さ
れたガイド体24A,24Bと、この各ガイド体24
A,24Bにそれぞれ案内されるL形の摺動プレート2
5A,25Bと、この各摺動プレート25A,25Bを
同時に逆方向へ移動させるための揺動レバー26と、こ
の揺動レバー26の入力軸26aと横行用パルスモータ
27(図3参照)の出力軸27aとの間に介在させた伝
動手段28とで構成されている。
【0019】各ガイド体24A,25Bは、それぞれ摺
動プレート25A,25Bの横長孔29に遊合可能な形
状と大きさに形成されている。
【0020】各摺動プレート25A,25Bは、互いに
相対する側に前記撚り用やすり7A,7Bがそれぞれ止
めねじ30で固定され、端部にそれぞれ設けた縦長孔3
1には、揺動レバー26の両端部からそれぞれ突出させ
た係止ピン32が遊合されている。
【0021】伝動手段28は、図3に示すように横行用
パルスモータ27の出力軸27aに固定された駆動側プ
ーリー33と、中間軸34に固定された大径プーリー3
5と、この両プーリー33,35に掛け渡されたタイミ
ングベルト36と、中間軸34に固定された小径プーリ
ー37と、この小径プーリー37と前記揺動レバー26
の入力軸26aに固定された従動側プーリー38とに掛
け渡されたタイミングベクト39とからなっている。
【0022】次に、上記実施例の作用について説明す
る。
【0023】(1)撚り用やすりの上下間隔を調整する
場合 昇降ブロック5A,5Bのの上下間隔Dを設定するため
のパルス信号が昇降用パルスモータ16に入力される
と、この昇降用パルスモータ16の出力軸16aは、こ
のパルス信号に基づく回動角を回動する。
【0024】この回動動作は、伝動手段17で各入力側
ブロック12A,12Bを介して各平行軸4A,4Bに
伝えられることにより、各入力側ブロック12A,12
Bが互いに逆方向へ昇降する動作に変換される。この変
換された動作によって撚り用やすり7A,7Bが昇降ブ
ロック5A,5Bとともに昇降移動することにより、撚
り用やすり7A,7Bの上下間隔Dが設定される。
【0025】(2)撚り用やすりストロークの長さを調
節する場合 摺動プレート25A,25Bの左右ストロークSA,S
Bの長さを設定するためのパルス信号が横行用パルスモ
ータ27に入力されると、この横行用パルスモータ27
の出力軸27aは、パルス信号に基づく回動角を回動す
る。
【0026】この回動動作は、伝動手段28を介して揺
動レバー26に伝えられることにより、この揺動レバー
26で各摺動プレート25A,25Bが互いに逆方向へ
左右移動をなす左右ストロークSA,SBに変換され
る。この変換された左右移動動作によって撚り用やすり
7A,7Bが各摺動プレートとともに、ガイド体24
A,24Bに案内されて所定の左右ストロークSA,S
Bを移動することにより、撚り用やすり7A,7Bに挟
まれている複数本の電線Wは、適性な撚り強さを受けな
がら同時に撚り加工が施される。
【0027】
【考案の効果】この考案の電線撚り装置は、上下方向に
相対して平行させた撚り用やすりがその上下間隔を調整
可能となされるとともに、互いに逆方向へ横移動をなす
左右ストロークの長さを調整可能となされたものである
から、複数本の電線が適性な撚り強さで同時に撚り加工
が可能となる。
【0028】したがって、電線は被覆を若干のこしたセ
ミストリップの状態で撚り加工をするので、芯線が損傷
することなく、作業性が著しく向上するという優れた利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】電線撚り装置の正面図である。
【図2】図1のY−Y線で見た断面図である。
【図3】図2のX方向で見た正面図である。
【符号の説明】
1 電線撚り装置 2 基盤 3 壁体 4A,4B 平行軸 5A,5B 昇降ブロック 6 間隔調整機構 7A,7B 撚り用やすり 8 ストローク調整機構 SA,SB 左右ストローク D 上下間隔 W 電線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基盤上に立設された壁体の前面に、対な
    る平行軸が互いに逆方向へ昇降可能に設けられ、この各
    平行軸は、下端部にそれぞれ固定された昇降ブロックが
    上下方向に相対して配置されるとともに、上端部に各昇
    降ブロックの上下間隔を調整するための間隔調整機構が
    連結され、各昇降ブロックには、各昇降ブロックに沿っ
    て配置された撚り用やすりの左右ストロークの長さを調
    整するためのストローク調整機構が連結されてなること
    を特徴とする電線撚り装置。
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JPH04118714U JPH04118714U (ja) 1992-10-23
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