JP2520730Y2 - 印刷配線板収納ケース構造 - Google Patents

印刷配線板収納ケース構造

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JP2520730Y2 JP5891091U JP5891091U JP2520730Y2 JP 2520730 Y2 JP2520730 Y2 JP 2520730Y2 JP 5891091 U JP5891091 U JP 5891091U JP 5891091 U JP5891091 U JP 5891091U JP 2520730 Y2 JP2520730 Y2 JP 2520730Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数枚の印刷配線板を
立てた状態で収納する印刷配線板収納ケースに関し、と
くにこの収納ケース内に印刷配線板を挿入して収納する
際の誤挿入を防止するための収納ケース構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の収納ケース構造の側断面図
で、印刷配線板を実装した状態を示しており、図5は従
来の収納ケースの正面図で、印刷配線板を実装していな
い状態を示している。また、図6は図5に示した収納ケ
ースに収納する印刷配線板の側面図である。図4〜図6
において、1は正面側を開口した箱型の収納ケースであ
り、所定の間隔で対向配置された左右の側板2,3と、
この左右の側板2,3間の上下端部に設けられた一対の
レール金具4と、背面側を塞ぐように取り付けたコネク
タ取り付け板6とから成っている。そして、前記一対の
レール金具4には、互いに対向するように複数本のレー
ル5が平行に形成されており、後述する印刷配線板の上
下端部を支持して収納ケース1内の所定の位置に支持す
る。7はこの収納ケース1内に収納する印刷配線板であ
り、図3によりその構造を説明する。印刷配線板7は矩
形の薄板材から成り、一側縁部にコネクタプラグ8と、
収納ケース1に収納する際の位置合わせとなるガイドピ
ン9が、側縁部から突出するように設けられており、さ
らに、他側縁部の上下端には該印刷配線板7を収納ケー
ス1に固定するためのカードプラ10を取り付けてい
る。また、11は印刷配線板7の板面に番号により記載
されたユニット名称であり、印刷配線板7を識別すると
ともに収納ケース1内への収納位置を認識することもで
きる識別マークとなっている。
【0003】図1及び図2に戻り、12は収納ケース1
の上面下端に配置されたユニット名称板であり、このユ
ニット名称板12は前記印刷配線板7に記載されたユニ
ット名称11と同様の番号を持った複数種のユニット名
称11が、一枚の印刷配線板7の収納間隔毎に仕切って
記載されている。このため、印刷配線板7を収納ケース
1に挿入する際には、該挿入しようとする印刷配線板7
に記載されたユニット名称11と、前記ユニット名称板
12に記載されたユニット名称の番号とを照合すること
で、どの位置に挿入するかを認識する。また、このユニ
ット名称板12は、印刷配線板7を挿入した後に、該印
刷配線板7を引き出さなくとも収納ケース1正面のユニ
ット名称板12を見るだけで、収納されている印刷配線
板7の種類を認識できるようになっている。
【0004】13は収納ケース1背面のコネクタ取り付
け板6に取り付けられた複数個のコネクタであり、これ
らのコネクタ13は前記印刷配線板7のコネクタプラグ
8と対応するように所定の間隔で、かつ所定の位置に配
置されており、印刷配線板7が収納ケース1内に挿入さ
れた場合に、コネクタプラグ8と嵌合接続する。14は
このコネクタ13の上下方向の所定位置に設けられたピ
ン受け穴で、印刷配線板7に設けられたガイドピン9の
寸法間隔に対応して形成されている。なお、前記ガイド
ピン9は印刷配線板7の種類ごとに異なった寸法間隔で
設けられており、コネクタ取り付け板6のピン受け穴1
4は、それぞれの印刷配線板7のガイドピン9の間隔に
対応させている。また、このガイドピン9の長さは、印
刷配線板7を収納ケース1に挿入した際にガイドピン9
の先端がコネクタ取り付け板6に接触した時、コネクタ
プラグ8とコネクタ13とは噛み合わない長さに設定さ
れている。
【0005】上述した構成による収納ケース1に印刷配
線板7を挿入して収納する場合は、まず、印刷配線板7
のユニット名称11と、収納ケース1のユニット名称板
12とを照合し、同一ユニット名称が記載されている位
置を識別して、挿入位置を確認する。次に、コネクタプ
ラグ8とガイドピン9を取り付けた一側縁部を先端側と
なるように印刷配線板7を立てた状態に支持し、該先端
側の上下角部をレール5に合わせて差し込むことで位置
決めを行い、そのままレール5に沿って収納ケース1内
へと挿入していく。これにより印刷配線板7は、その先
端側に最も突出しているガイドピン9の先端が、収納ケ
ース1のコネクタ取り付け板6のピン受け穴14内に入
り込む。なお、このガイドピン9先端がピン受け穴14
に入り込んだ状態では、コネクタプラグ8とコネクタ1
3とは接触しない。
【0006】さらに挿入することにより、ガイドピン9
はピン受け穴14内に入り込み、このことでコネクタプ
ラグ8とコネクタ13とをさらに精度良く位置合わせを
行い、この位置合わせによりコネクタプラグ8とコネク
タ13とは正確に嵌合される。これにより印刷配線板7
はコネクタ取り付け板6と電気的に接続される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の技術においては、以下に示すようないくつかの問
題点がある。まず、印刷配線板のガイドピンは、それぞ
れ印刷配線板の種類ごとに異なる間隔で設けられてい
る。これは、印刷配線板を収納ケースに収納する際、誤
った位置に収納して、誤った接続をすることがないよう
にするためであり、たとえば誤った位置に挿入してしま
った場合には、このガイドピンとピン受け穴との位置が
合わないことでコネクタプラグとコネクタとの誤嵌合を
防ぐようになっている。したがって、収納ケースのコネ
クタ取り付け板は、この印刷配線板毎の各ガイドピンの
位置に対応して、ピン受け穴の形成位置を設定して設計
する必要があるが、印刷配線板と収納ケースの設計時期
がずれているため、ガイドピン位置の整合は難しく、そ
の設計は困難な作業となっていた。
【0008】また、既に設計され使用されている印刷配
線板を用いるような場合は、その印刷配線板のガイドピ
ン位置を調査し、これに応じてコネクタ取り付け板のピ
ン受け穴を決定しなければならないために、既存の印刷
配線板のガイドピン位置を管理しておく必要が生じ、管
理,運営上に大きな問題となっていた。さらに、ピン受
け穴位置の設計が完了した後、印刷配線板の配置換えが
生じたような場合は、このコネクタ取り付け板は再度設
計し直さなければならず、設計工数および費用が著しく
増加してしまいうと共に、技術的にも満足できるものと
は言えなかった。本考案は上述した問題点を解決するた
めになされたものであり、各印刷配線板毎の異なるガイ
ドピン位置に関係なく、コネクタ取り付け板のピン受け
穴位置の設計を行えるようにして設計作業を容易とし、
かつ印刷配線板の配置換えにも対応可能として設計変更
することなく印刷配線板を誤挿入することなく収納でき
る印刷配線板収納ケース構造を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために本考案は、ガイドピンが取りつけられるべき全て
の位置と対応するコネクタ取り付け板の位置に、打ち抜
き処理することでピン受け穴となるピン受け穴用打ち出
し栓を形成することとしたものである。つまり、一側縁
部に複数本のガイドピンを有する複数枚の印刷配線板を
立てた状態で挿入できる開口面を有し、かつこの挿入方
向先端の突き当たり面は複数個のコネクタを取り付けた
コネクタ取り付け板から成る箱型を成し、前記印刷配線
板のガイドピンにより位置合わせを行って、前記コネク
タ取り付け板のコネクタと印刷配線板のコネクタプラグ
とを嵌合させることで前記複数枚の印刷配線板を収納す
る印刷配線板収納ケース構造において、まず、前記印刷
配線板のガイドピンを取り付けるガイドピン取り付け位
置を予め所定の複数箇所に設定してこの設定した複数の
取りつけ位置に各々ピン配列番号を付しておく。
【0010】そして、このピン配列番号を付した各々の
ガイドピン取り付け位置と対応するコネクタ取り付け板
における全ての位置に、打ち抜き処理をすることで前記
ガイドピンと係合してピン受け穴となるピン受け穴用打
ち出し栓を形成し、かつこれらのピン受け穴用打ち出し
栓毎に前記ピン配列番号と対応する穴用配列番号を付す
こととしたものである。
【0011】
【作用】上述した構造によれば、印刷配線板に設定さ
れ、ピン配列番号が付されたガイドピン取り付け位置の
うちの複数箇所に、印刷配線板の種類に応じてそれぞれ
ガイドピンを取りつける。そして、このガイドピンが取
りつけられた位置に付されたピン配列番号を元にして、
この位置と対応するコネクタ取り付け板のピン受け穴用
打ち出し栓を、打ち抜き処理してピン受け穴を形成す
る。これによりガイドピンの取りつけ位置と、ピン受け
穴が対応する位置に設けられるので、印刷配線板はこの
ピン受け穴が形成された位置に開口面側から立てた状態
で挿入すると、ガイドピンは挿入方向前方に配置された
コネクタ取り付け板のピン受け穴に入り込んで係合す
る。こうして位置合わせが行われるので、そのままさら
に挿入することで、印刷配線板のコネクタプラグとコネ
クタ取り付け板のコネクタとは嵌合接続され、印刷配線
板は収納ケース内に収納されることになる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は印刷配線板収納ケースの側断面図であり、
印刷配線板を実装した状態を示している。図2は図1に
て示した収納ケースのの正面図であり、印刷配線板を実
装していない状態を示しており、これら図1,2におけ
る構成については、以下に述べるコネクタ取り付け板と
印刷配線板を除いてその他は、従来の構造とほぼ同様で
あり、かつ同様に構成されているので、従来と同一の符
号を付して、ここではその説明は省略する。
【0013】15は印刷配線板であり、一側縁部に複数
本のガイドピン9とコネクタプラグ8とを取り付け、他
側縁部の上下端部にカードプラ10と、ユニット名称1
1とを有している構造は従来と同様であるが、前記ガイ
ドピン9を取りつけるための位置を、予め複数箇所に設
定しておき、この各ガイドピン取りつけ位置と印刷配線
板7面のそれぞれの位置に、取り付け位置を示すため番
号等によるピン配列番号16を印刷してある。そして、
前記複数本、図においては2本のガイドピンは、このピ
ン配列番号16のうちのどこか2か所に取りつけられて
おり、この取りつけ位置は、それぞれの印刷配線板15
の種類により異なるものである。17は収納ケースであ
り、左右の側板2,3と、上下のレール金具4と共に、
前記コネクタプラグ8と嵌合するためのコネクタ13を
複数個取りつけたコネクタ取り付け板18とから構成さ
れている。
【0014】そして、この収納ケース17の背面側を塞
ぐように配置されているコネクタ取り付け板18には、
図1〜図2に見られるように、所定の間隔で、かつ所定
の位置に配置された複数のコネクタ13の上下方向の各
位置に、前記印刷配線板のガイドピン9と係合すること
でコネクタプラグ8とコネクタ13との位置合わせをす
るピン受け穴となるためのピン受け穴用打ち出し栓19
が複数個形成されている。 このピン受け穴用打ち出し
栓19は、図2に見られるように、コネクタ13に対し
て上下方向に配列して複数個、打ち出し加工により形成
されており、図においては上段のコネクタ13の上方に
2個、下段のコネクタ13との間に3個、さらにその下
段のコネクタ13の下方に2個の計7個を配置してい
る。これら複数個のピン受け穴用打ち出し栓19の配置
は、所定の位置、および所定の間隔で、かつ所定数を形
成するように予め設定してあり、これは、前述した印刷
配線板15のガイドピンの取りつけ位置の配置と一致さ
せている。従って、コネクタ取り付け板18はこの設定
に基づいて形成されており、それぞれが全て所定位置に
所定数だけピン受け穴用打ち出し栓19を有する同一形
状に形成されている。
【0015】図3はこのピン受け穴用打ち出し栓19の
構造を示す要部拡大断面図であり、図に見られるように
ピン受け穴用打ち出し栓19はコネクタ取り付け板18
から打ち出されて形成されており、僅かなノックアウト
部21によりコネクタ取り付け板18に連結されてい
て、印刷配線板15を挿入する際のわずかな押圧力では
外れない厚みにしてあり、印刷配線板15を挿入する場
合は図示しない手段により打ち抜くようになっている。
そして、これら各ピン受け穴用打ち出し栓19にはその
位置を表示するため、図示したような番号等から成る穴
用配列番号20が付されており、この穴用配列番号20
は前記印刷配線板15に付されたピン配列番号16と同
様の番号から成っており、これらの番号同志を照合する
ことにより、ガイドピン9が取りつけられている位置に
対応するピン受け穴用打ち出し栓19を認識できるよう
になっている。
【0016】上述した構造により、印刷配線板15を収
納ケース17に収納する場合は、まず、収納しようとす
る印刷配線板15のガイドピン9の取り付け位置に付さ
れているピン配列番号16とユニット名称11の番号を
確認し、収納ケース17の正面のユニット名称板12か
ら、印刷配線板15のユニット名称11と一致する位置
を確かめる。そして、この確認したユニット名称板12
の該当する位置と対応するコネクタ取り付け板18に形
成されたピン受け穴用打ち出し栓19を打ち抜くため、
先に確かめた印刷配線板15のピン配列番号16と、コ
ネクタ取り付け板18側の穴用配列番号20とを照合
し、ガイドピン9の位置の番号と合う穴用配列番号20
のピン受け穴用打ち出し栓19を、図示せぬ手段により
打ち抜く。なお、この打ち抜き作業は、ごく一般的に行
われている技術であり、困難を要する作業ではない。
【0017】こうして、所望の位置のピン受け穴用打ち
出し栓19、つまりガイドピン9が取りつけられている
位置と対応するピン受け穴用打ち出し栓19の箇所が打
ち抜かれてピン受け穴となったら、印刷配線板15を通
常の収納動作と同様に収納ケース17内に収納する。こ
の収納動作は従来と同様であり、収納しようとする印刷
配線板15をガイドピン9側を先端側として立てた状態
で支持し、その先端側の上下端の角部を、収納位置に設
けられたレール5内に差し込んで位置合わせを行い、こ
のレール5に沿って収納ケース17奥へと押し込んで挿
入する。
【0018】そして、印刷配線板15の先端側に突出し
ているガイドピン9が収納ケース17の突き当たり面の
コネクタ取り付け板18に達すると、ガイドピン9はピ
ン受け穴用打ち出し栓19が打ち抜かれて穴状態となっ
たピン受け穴内に入り込む。この後、さらに押し込むこ
とによりガイドピン9とピン受け穴とにより位置合わせ
されたコネクタプラグ8とコネクタ13とが嵌合し、電
気的に接続されて印刷配線板15が収納ケース17内に
確実に収納されることになる。
【0019】なお、上記収納動作において、印刷配線板
15に取り付けられたガイドピン9の位置と、ピン受け
穴用打ち出し栓19との位置を合わせて打ち抜く際に、
その打ち抜く位置を間違えてしまった場合は、印刷配線
板15は収納ケース17内に挿入しても、ガイドピン9
と対応して係合すべきピン受け穴が開いていないのでガ
イドピン9はピン受け穴と係合することができず、打ち
抜き位置が間違っていることがすぐ判る。同様にして、
打ち抜き位置は間違っていなくとも、開口面側からの印
刷配線板15の挿入位置を間違えた場合は、やはり、ガ
イドピン9とピン受け穴が合わないために収納はでき
ず、従って挿入位置の誤りがすぐ判る。このように、ガ
イドピンの位置とピン受け穴用打ち出し栓19の打ち抜
き位置が一致していて、かつ収納すべき所定の位置に印
刷配線板15を挿入しない限り、印刷配線板15が収納
ケース17内に収納されることはないので、誤挿入が生
じることはない。なお、上述した実施例においては、ガ
イドピンを2本、ピン受け穴用打ち出し栓を7個とした
が、無論これに限るものではなく、それぞれ複数個以上
あれば良く、その設定間隔も任意であることは言うまで
も無い。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、一
側縁部に複数本のガイドピンを有する複数枚の印刷配線
板を立てた状態で挿入できる開口面を有し、かつこの挿
入方向先端の突き当たり面は複数個のコネクタを取り付
けたコネクタ取り付け板から成る箱型を成す印刷配線板
収納ケース構造において、前記ガイドピンを取り付ける
ガイドピン取り付け位置を予め所定の複数箇所に設定し
ておき、この設定した複数の取りつけ位置に各々ピン配
列番号を付すると共に、このピン配列番号を付した各々
のガイドピン取り付け位置と対応するコネクタ取り付け
板における全ての位置に、打ち抜き処理をすることで前
記ガイドピンと係合してピン受け穴となるピン受け穴用
打ち出し栓を形成し、かつこれらのピン受け穴用打ち出
し栓毎に前記ピン配列番号と対応する穴用配列番号を付
すこととした。
【0021】このため、印刷配線板の収納は、まずガイ
ドピンが取り付けられた位置に応じて、印刷配線板を収
納しようとする箇所のピン受け穴用打ち出し栓を打ち抜
いてピン受け穴を形成するので、ガイドピン取り付け位
置のうちのどの位置にガイドピンが取りつけられている
ものでも、ガイドピンとの位置関係を考えることなく全
ての印刷配線板に対応することができる。また、このこ
とで異なる印刷配線板が挿入されても、ピン受け穴用打
ち出し栓を打ち抜いたピン受け穴とガイドピンとにより
係合が確認されるので、誤挿入を防止する機能が損なわ
れることはない。従って、コネクタ取り付け板は、収納
しようとする各印刷配線板のそれぞれのガイドピンの位
置に合わせてピン受け穴を設けるための設計をする必要
はなく、その結果、それらの位置を整合させることがな
いので、コネクタ取り付け板は、その煩わしい設計作業
から、非常に容易な作業により得られることになった。
【0022】また、ピン受け穴用打ち出し栓を打ち抜い
た後、印刷配線板の収納位置を交換する必要が生じた場
合にも、交換先のピン受け穴を、またその印刷配線板の
ピンの位置に合わせて打ち抜けば収納は可能であり、ま
た、すでに打ち抜いた収納位置に他の印刷配線板を収納
する場合も、他の印刷配線板とそのガイドピン位置が異
なるので、他の印刷配線板収納に影響を及ぼすことはな
く、なんら支障をきたすことなく収納は可能となる。
【0023】従って、コネクタ取り付け板が形成されて
しまった後、さらには他の印刷配線板が一旦収納された
後に、印刷配線板の収納位置が変更になっても、コネク
タ取り付け板は多数のピン受け穴用打ち出し栓を有する
全て同一形状となっていることから、対応が可能であ
り、従来のように再度コネクタ取り付け板の設計をし直
したり、製造し直したりする必要がない。そのため、設
計段階における作業はさらに容易となり、しかも収納位
置の変更によるコネクタ取り付け板の再設計は不要とな
るので、作業工数も削減することができ、かつ費用も削
減することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷配線板収納ケースの側断面図で、印刷配線
板を実装した状態である。
【図2】図1にて示した収納ケースの正面図であり、印
刷配線板を実装していない状態を示している。
【図3】ピン受け穴用打ち出し栓の構造を示すコネクタ
取り付け板の要部拡大断面図である。
【図4】従来の収納ケース構造の側断面図で、印刷配線
板を実装した状態である。
【図5】従来の収納ケースの正面図で、印刷配線板を実
装していない状態である。
【図6】図5に示した収納ケースに収納する印刷配線板
の側面図である。
【符号の説明】
8 コネクタプラグ 9 ガイドピン 13 コネクタ 15 印刷配線板 16 ピン配列番号 17 収納ケース 18 コネクタ取り付け板 19 ピン受け穴用打ち出し栓 20 穴用配列番号

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側縁部に複数本のガイドピンを有する
    複数枚の印刷配線板を立てた状態で挿入できる開口面を
    有し、かつこの挿入方向先端の突き当たり面は複数個の
    コネクタを取り付けたコネクタ取り付け板から成る箱型
    を成し、 前記印刷配線板のガイドピンにより位置合わせを行っ
    て、前記コネクタ取り付け板のコネクタと印刷配線板の
    コネクタプラグとを嵌合させることで前記複数枚の印刷
    配線板を収納する印刷配線板収納ケース構造において、 前記印刷配線板のガイドピンを取り付けるガイドピン取
    り付け位置を予め所定の複数箇所に設定してこの設定し
    た複数の取りつけ位置に各々ピン配列番号を付してお
    き、 このピン配列番号を付した各々のガイドピン取り付け位
    置と対応するコネクタ取り付け板における全ての位置
    に、打ち抜き処理をすることで前記ガイドピンと係合し
    てピン受け穴となるピン受け穴用打ち出し栓を形成し、
    かつこれらのピン受け穴用打ち出し栓毎に前記ピン配列
    番号と対応する穴用配列番号を付したことを特徴とする
    印刷配線板収納ケース構造。
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