JP2520719B2 - 光学式操作制御装置 - Google Patents

光学式操作制御装置

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JP2520719B2 JP4768089A JP4768089A JP2520719B2 JP 2520719 B2 JP2520719 B2 JP 2520719B2 JP 4768089 A JP4768089 A JP 4768089A JP 4768089 A JP4768089 A JP 4768089A JP 2520719 B2 JP2520719 B2 JP 2520719B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は操作制御装置、特に特定の光学式信号を使
用して被制御装置を操作できる光学式操作制御装置に関
連する。
従来の技術 例えば、特開昭62−173354号公報に示されるように、
所定のコード信号を含む光信号を発生するキーと、キー
から発射される光信号を受信したとき一致信号を発生す
る特定コード判別手段とを有する盗難防止装置は公知で
ある。この盗難防止装置はピッキング信号出力手段を有
し、特定コード判別手段の一致信号が発生せずに解錠さ
れたとき、不正解錠と判断して警報装置を作動する。し
かし、キーから発射された光信号を受信して特定コード
判別手段から一致信号が発生している状態で解錠された
ときは、警報装置が作動されない。
また、特開昭62−174476号公報に所定のコード信号を
含む光信号を発生するキーと、ロック装置に設けられか
つキーから発射される光信号を受信したとき一致信号を
発生する特定コード判別手段と、特定コード判別手段の
一致信号により作動される被制御部とを有する住宅、自
動車等の電子制御装置が開示されている。この電子制御
装置では、電池と、スイッチ手段と、電池及びスイッチ
手段に接続された電源スイッチング回路と、電源スイッ
チング回路の出力により作動される特定コード発生手段
と、特定コード発生手段の出力により特定コードの光信
号を発生する発光素子とを有する。発光素子から発射さ
れた光信号は特定コード判別手段に接続された受光素子
により受信される。特定コード判別手段は受光素子によ
り受信した信号と予め設定されたコード信号とが一致し
たとき、被制御部に出力を送出する。
更に、特公昭56−11032号公報に示されるように、電
気的手段によって施錠部を動作させるロック機構と、発
信基を備えたキー機構とからなる施錠装置が公知であ
る。ロック機構とキー機構の各々にはキー機構の発振器
から経時的に所定数発生するクロック信号に同期して特
定のパルス列を発生するパルスパターンジェネレータが
設けられる。ロック機構とキー機構は光伝達手段により
互いに接続され、双方のパルス列が時間的に一致したと
き、ロック機構の施錠部が解錠される。
特公昭63−11509号公報に示されるように、自動車と
は独立した送信部と自動車に装着された受信部とを備え
た自動車用錠の制御装置は公知である。送信部は、直流
電源と、メッセージを発振する発振器と、メッセージを
遠隔的に直列伝送する送信装置を備えている。また、受
信部は、電源装置と、メッセージを受信する受信装置
と、唯1つの符号化メッセージを記憶した記憶器と、受
信したメッセージと記憶器に記憶したメッセージを比較
して両者が一致した場合に1つの信号を発生する比較器
とを有する。送信部の送信装置は赤外線を発射するダイ
オードを有し、受信部の受信装置は受光ダイオードを有
する。
また、米国特許第4,148,372号明細書には、キーに取
り付けた電気抵抗体が所定の抵抗値であるときに解錠す
るロック装置が開示されている。しかし、このロック装
置では、キーを紛失したときに、新たな電気抵抗値を記
憶することができない欠点がある。即ち、キーを紛失し
たときに、15種類の電気抵抗体を有するキーを個別にロ
ック装置内に挿入して適正な電気抵抗体か否か検査しな
ければならない。適正な電気抵抗体でないときは、所定
の時間(例えば20分間)ロック装置の機能が停止する。
このため、適正な電気抵抗体を選択するとき長時間の検
査作業を必要とする。
発明が解決しようとする課題 ところで、従来の光学式発信装置は、電池、発信回
路、コード信号発生回路、発光装置等の種々の電子回路
を備えており、電子回路が複雑である。このため、小形
のキーにこれらの電子回路を装着することは困難であっ
た。また、光学式電子制御装置の製造工程数が多く、こ
のため製造価格が高くなる欠点があった。更に、従来の
光学式電子制御装置では新しい光コード信号を適宜記憶
させて、コード信号を変更することができなかった。
これらの点を改善するため、本出願人は実願昭62−21
731(実開昭63−129064号)に開示された新しいロック
システムを開発した。このロックシステムはロック装置
から照射される光をキーに設けた光学的装置により所定
のコード信号に変換し、変換された光がロック装置で受
光したときに解錠することのできる光学式ロック制御装
置である。しかし、この光学式ロック制御装置では、ス
イッチのオン又はオフにより簡単に新たなコード番号を
記憶することができるため、他人にキーを貸与すると、
コード番号をすぐに変更することができ、このため、盗
難防止効果が低い欠点があった。
この発明は、上記の欠点を解消して、解錠コード番号
を容易には変更することができない盗難防止効果の高い
光学式操作制御装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この発明による光学式操作制御装置は、操作制御回路
(18)と、操作制御回路(18)の入力端子に接続された
受光センサ(14〜17)及び複数のキースイッチ(80〜8
4)と、操作制御回路(18)の出力端子に接続された被
制御装置(19)及び発光装置(11)とを有する。操作制
御回路(18)は固定コード番号及び任意解錠コード番号
を記憶し、記憶した任意解錠コード番号と受光センサ
(14〜17)で受光した信号とを比較し、これらが一致し
たときに被制御装置(19)に出力を送出する。
操作制御回路(18)は、固定コード番号を記憶する固
定コード番号記憶手段(78)と、複数のキースイッチ
(80〜84)から入力された入力信号と固定コード番号記
憶手段(78)に記憶された固定コード番号とを比較し、
これらが一致したときに記憶許可信号を発生する固定コ
ード番号比較手段(90)と、固定コード番号比較手段
(90)の記憶許可信号により付勢されるタイマ手段(9
1)と、任意解錠コード番号を記憶する任意解錠コード
番号記憶手段(77)と、任意解錠コード番号記憶手段
(77)に記憶された任意解錠コード番号と受光センサ
(14〜17)で受光した信号とを比較し一致したときに被
制御装置(19)に出力を送出する任意解錠コード番号比
較手段(94)と、タイマ手段(91)の出力が発生してい
るときに受光センサ(14〜17)で受信した新たな任意解
錠コード番号を記憶する一時記憶手段(92)と、タイマ
手段(91)の出力が発生しているときに一時記憶手段
(92)内に記憶された新たな任意解錠コード番号と任意
解錠コード番号記憶手段(77)内に記憶された任意解錠
コード番号とを比較し、これらが一致しないときに一時
記憶手段(92)内に記憶された新たな任意解錠コード番
号を任意解錠コード番号記憶手段(77)内に記憶させる
新規比較手段(93)とを有する。
作 用 複数のキースイッチ(80〜84)を所定の順序で操作し
たときに発生する信号は操作制御回路(18)の固定コー
ド番号比較手段(90)に入力される。固定コード番号比
較手段(90)は固定コード番号記憶手段(78)内に記憶
された固定コード番号とキースイッチ(80〜84)により
発生した信号とを比較し、これらが一致したときに、記
憶許可信号が固定コード番号比較手段(90)から発生す
る。この後、発光装置(11)から照射された光が所定の
コード番号に変換されて受光センサ(14〜17)により受
信される。受光センサ(14〜17)で受信された光信号は
新規比較手段(93)において任意コード番号記憶手段
(77)内に記憶された任意解錠コード番号と比較され、
相違するときに任意コード番号記憶手段(77)内に新た
に記憶される。このため、その後、発光装置(11)から
照射される光を特定のコード番号に変換するキーのみに
よって光学式操作制御装置を駆動することが可能とな
る。
実 施 例 以下、自動車用ステアリングロック装置に応用したこ
の発明による光学式操作制御装置の実施例を第1図〜第
7図について説明する。
まず、第1図に示すように、この発明による光学式操
作制御装置10は、2個の発光装置11と、発光装置11から
発射されかつキー12(第5図)の導光部材13を通過した
光を選択的に受光する4個の受光センサ14〜17と、所定
の受光センサの出力を受信した場合に一致信号を発生す
る比較手段としての操作制御回路18と、操作制御回路18
の一致信号で作動される被制御装置としてのスタータイ
ンラプトリレー19とにより構成される。
第2図及び第3図に示すように、発光装置11は、ステ
アリングロック装置のキー挿入部20に隣接して配置され
た基板21と、キー挿入部20に対向して配置された一対の
赤外線発光ダイオード22とを有する。また、第4図に示
すように、ダイオード22に対し角度90度離れた位置に受
光センサ14〜17が一列に配置される。キー12は、金属製
のキーブレード23と、キーブレード23の一端に形成され
た樹脂製のヘッド部24と、ヘッド部24内に設けられた導
光部材13とを有する。キー12のキーブレード23は、第2
図及び第3図に示すように解錠時にステアリングロック
装置のキーシリンダ25内に挿入される。
導光部材13は第6図に示すようにシリコン樹脂又はア
クリル樹脂等の光透過性の樹脂で形成され、導光部材13
の一端に形成された受光部30と、受光部30から4つに分
岐された導光部31と、各導光部31の他端に形成された4
つの発光部32とを有する。受光部30はキーブレード23の
片側でヘッド部24から露出され、赤外線発光ダイオード
22の光を受光する。現在の自動車用キーは180度角度回
転した状態でキーシリンダ25内に挿入しても解錠できる
リバーシブルキーが多用されている。このため、キー12
は第3図に示す状態から180度角度回転してキーシリン
ダ25内に挿入しても、受光部30から発射される赤外光を
受光できるように、180度分離した位置に一対のダイオ
ード22が設けられる。
導光部材13の導光部31はヘッド部24内を通り、発光部
32の各端面はヘッド部24の直線状縁部26から露出され
る。ステアリングロック装置のキーシリンダ内にキー12
を挿入して、ロック位置からスタート位置へ回転したと
き、スタート位置において発光ダイオード22から照射さ
れた赤外光は、導光部材13の受光部30から導光部31を通
り発光部32に達する。発光部32から導光部材13の外部に
照射された赤外光は受光センサ14〜17で受光される。図
示の例では導光部材13の導光部31は4つに分岐され、4
つの発光部32が設けられるが、4つの発光部32のうちい
くつかは選択的に切断され、キーコードが設定される。
即ち、受光センサ14〜17への赤外光の有無により光学式
のキーコードが設定される。
第1図に示すように、バッテリ(図示せず)の正側端
子に接続された電源正側端子40は、ダイオード41及び抵
抗42を介してトランジスタ43のエミッタに接続される、
トランジスタ43のコレクタはリセット回路44を介して操
作制御回路18のリセット端子Rに接続される。バッテリ
の負側端子に接続された電源負側端子46とトランジスタ
43のエミッタとの間に定電圧ダイオード47が接続され
る。また、リセット回路44のコンデンサ45に接続された
一端をそれぞれ有する抵抗48とコンデンサ53の他端は電
源負側端子46に接続される。更に、コンデンサ45とリセ
ット端子Rとの間と電源負側端子46との間には抵抗50、
コンデンサ51及びダイオード52が並列に接続される。コ
ンデンサ45と抵抗50はパルス成形回路を構成し、リセッ
ト端子Rにパルス信号を付与する。
第1図に示すように、トランジスタ58は、イグニッシ
ョンスイッチ又はスタータスイッチ等のスイッチ53に接
続され、イグニッションスイッチ又はスタータスイッチ
がオンとなったときに抵抗56及び57を介してトランジス
タ58のベースに電流を供給する。抵抗56と57との間には
定電圧ダイオード59が接続される。トランジスタ58のエ
ミッタは接地され、コレクタは抵抗60を介してトランジ
スタ43のベースに接続される。また、トランジスタ43の
ベースはトランジスタ61のコレクタに接続される。トラ
ンジスタ61のベースは操作制御回路18の出力端子O1に接
続され、エミッタは接地される。また、トランジスタ58
のコレクタは操作制御回路18の入力端子I6に接続され
る。トランジスタ58がオンになると、入力端子I6が低電
圧レベルになり、操作制御回路18は内蔵されたタイマ手
段により一定時間スタンバイモードから動作モードに切
換えられる。動作モードにおいて一定時間経過したと
き、タイマ手段は出力端子O1から出力を発生して、トラ
ンジスタ61をオンに切換える。このため、トランジスタ
43のベース電位が低下して、トランジスタ43がオフに切
換えられる。このため、操作制御回路18は動作モードか
らスタンバイモードに切換えられる。
受光センサ14〜17は抵抗61〜64を介して操作制御回路
18の入力端子I1〜I4に接続される。また、受光センサ14
〜17の各々はトランジスタ43のコレクタに接続されると
共に、抵抗61〜64と受光センサ14〜17の間に抵抗65〜68
を介してトランジスタ43のコレクタが接続される。更
に、トランジスタ43のコレクタはダイオード90を介して
操作制御回路18の電源用の入力端子I5に接続される。
操作制御回路18の出力端子O2とO3にはそれぞれ2個の
増幅器70、71及び72、73を介して赤外線発光ダイオード
22が接続される。また、出力端子O4には2個の増幅器7
4、75を介してスタータインタラプトリレー19が接続さ
れる。更に、端子P1〜P4にはRAM(ランダムアクセスメ
モル)77の端子P5〜P8が接続される。RAM77内には受光
センサ14〜17から受信する4ビットのコード信号と同一
の情報が記憶されている。RAM77の入力端子I8〜I10はト
ランジスタ43のコレクタに接続され、RAM77の入力端子I
11は電源負側端子46に接続される。操作制御回路18の入
力端子I10において電源負側端子46が接続される。第1
図において、A及びBは互いに接続される端子を示す。
操作制御回路18の入力端子I11〜I15には抵抗85〜89を
介してキースイッチ80〜84が接続される。各キースイッ
チ80〜84は、コネクタ90により接続又は分離可能に設け
られる。このため、キースイッチ80〜84を設けたコント
ローラを自動車内はヌデイーラの工場に設置することが
できる。他の実施例として自動車のキーレスエントリシ
ステム内に取り付けた複数のキースイッチをそのまま使
用することができる。キーレスエントリシステムは複数
のキースイッチを所定の順序で操作したときに発生する
入力信号とシステム内に記憶された解錠コード番号とが
一致したときにロック装置を解錠することができるロッ
ク装置である。操作制御回路18の出力端子P9〜P12は固
定コード番号を記憶する固定コード番号記憶手段として
のROM(リードオンリメモリ)78が接続される。
操作制御回路18は例えばワンチップマイクロコンピュ
ータとして構成される。第8図に示すように、操作制御
回路18は、固定コード番号を記憶する固定コード番号記
憶手段としてのROM78と、複数のキースイッチ80〜84及
び固定コード番号記憶手段78に記憶された固定コード番
号とを比較し一致したときに記憶許可信号を発生する固
定コード番号比較手段90と、固定コード番号比較手段90
の記憶許可信号により付勢されるタイマ手段91と、任意
解錠コード番号を記憶する任意解錠コード番号記憶手段
としてのRAM77と、RAM77に記憶された任意解錠コード番
号と受光センサ14〜17で受光した信号とを比較し一致し
たときに被制御装置としてのスタータインタラプトリレ
ー19に出力を送出する任意解錠コード番号比較手段94
と、タイマ手段91の出力が発生しているときに受光セン
サ14〜17で受信した新たな任意解錠コード番号を記憶す
る一時記憶手段としてのRAM92と、タイマ手段91の出力
が発生しているときに一時記憶手段92内に記憶された新
たな任意解錠コード番号と任意解錠コード番号記憶手段
77内に記憶された任意解錠コード番号とを比較し、一致
しないときに一時記憶手段内に記憶された新たな任意解
錠コード番号を任意解錠コード番号記憶手段77内に記憶
させる新規比較手段93とを有する。
タイマ手段91は、トランジスタ58がオンとなり、入力
端子I6に入力信号が与えられたとき、操作制御回路18を
一定時間スタンバイモードから動作モードに切換え、こ
の一定時間経過後に動作モードからスタンバイモードに
自動的に切換える機能がある。
上記の構成において、この発明による光学式操作制御
装置の動作を第7図の動作シーケンスに基づいて説明す
る。
第7図のスタート100において、キー12をステアリン
グロック装置のキーシリンダ25内に挿入してロック位置
からスタート位置に回転すると、ステアリングロック装
置の図示しない機械式ロック機構が解錠される。キー12
をスタート位置に回転すると、図示しないイグニッショ
ンスイッチ又はスタータスイッチがオンとなり、第7図
のステップ101からステップ102に進む。このとき、トラ
ンジスタ58がオンとなるので、操作制御回路18入力端子
I6にトリガ信号が供給されると共に、トランジスタ43が
オンとなる。従って、リセット回路44を通じて操作制御
回路18のリセット端子Rにリセット信号が供給され、操
作制御回路18がリセットされる。入力端子I6にトリガ信
号が供給されると、操作制御回路18のタイマ手段91が作
動される。このため、操作制御回路18は一定時間スタン
バイモードから動作モードに切替えられ、発光装置11の
一方の赤外線発光ダイオード22がオンとなる。
このとき、キー12はスタート位置に回転されるから、
ダイオード22の赤外光は導光部材13の受光部30から入射
して発光部32から外部に照射される。この状態では、発
光部32から照射された赤外光は受光センサ14〜17で受光
される。しかし、ステップ102において、受光センサ14
〜17が赤外線を受信しないとき、キー12がリバーシブル
キーであるか否か判断される。リバーシブルキーでは受
光部30が角度180度ずれているので、発光装置11の他方
の赤外線発光ダイオード22がオンとなる。操作制御回路
18は受光センサ14〜17で受光した信号がRAM77内に記憶
された任意解錠コード番号と一致しないとき又は受光セ
ンサ14〜17からの入力がないときには、異種のキーであ
ると判断して、ステップ114において一定時間(例えば
5分間)動作モードからスタンバイモードに切り替わり
自動的に機能を停止する。
ステップ103において受光センサ14〜17で受光した信
号が任意解錠コード番号と一致したときには、操作制御
回路18は増幅器74、75を介して出力端子O4からスタータ
インタパルトリレー19に一致信号である出力を送出す
る。このためスタータインタラプトリレー19がオンとな
り、自動車のスタータモータ(図示せず)を作動してエ
ンジンを始動することが可能となり、エンジン始動出力
をオンにしてスタータモータを始動する(ステップ10
4)。しかし、ステップ103において受光センサ14〜17か
ら入力された信号がRAM77内に記憶された情報と非同一
と判断したとき、出力端子O4から一致信号が発生しない
から、スタータモータを作動することができない。その
後、ステップ105においてイグニッションスイッチのス
タータモータがオフとなったか否か判断し、オフになれ
ばエンジン始動出力が停止される(ステップ106)。
ステップ106においてエンジン始動出力が停止された
とき、又は、ステップ101においてイグニッションスイ
ッチがオンされないときは、ステップ107に進み、複数
のキースイッチ80〜84の信号が入力されたとき、ステッ
プ108においてキースイッチ80〜84からの入力信号がROM
78内に記憶された固定コード番号と一致するか否か判断
される(ステップ108)。ステップ108において入力信号
が固定コード番号と一致しないと、ストップ113に進む
が、一致すると、固定コード番号比較手段90はステップ
109においてタイマ手段91を作動する。タイマ手段91は
一定時間出力を発生する。タイマ手段91の出力はRAM92
のイネーブル・ディスエーブル端子I/D端子に高レベル
の出力を与えて、RAM92を付勢する。これと同時に、タ
イマ手段91の出力は新規比較手段93のイネーブル・ディ
スエーブル端子I/D端子に高レベルの出力を与えて、新
規比較手段93を付勢する。
次に、ステップ110において受光センサから入力信号
を受信したか否か判断し、受信しないとステップ116に
おいてタイマ手段91で計数している所定の時間が経過し
なか否か判断する。所定の時間が経過していないとき
は、ステップ110に戻り、経過しているときはタイマ手
段91の出力が停止して、ストップ113に進む。タイマ手
段91の出力が発生しているときに、ステップ110におい
て受光センサ14〜17からの光信号を受信し、この光信号
はRAM92内に新たな任意解錠コード番号として記憶され
る。これと同時に、新規比較手段93がRAM92に記憶され
た新たな任意解錠コード番号とRAM94内に記憶された任
意解錠コード番号とを比較し、一致しないときにRAM77
のライト・リード端子に書き込み信号を付与する。この
ため、RAM77はRAM92内に記憶された新たな任意解錠コー
ド番号を瞬間的に記憶する(ステップ111)。従って、
それ以後は、受光センサ14〜17か新たな光信号を受信し
たときのみ、スタータインタラプトリレー19を作動する
ことができ、以前のキー12を使用することができない。
新たな任意解錠コード番号の記憶後、タイマ手段91に
より出力端子O1から出力が送出され、トランジスタ61が
オンとなり、トランジスタ43がオフとなるから、操作制
御回路18が動作モードからスタンバイモードに切り換え
られる。
上記の実施例は自動車用ステアリングロック装置にこ
の発明を応用した例を示したが、この発明はステアリン
グロック装置に限らず、他の自動車又は車両用ロック装
置、建築用ロック装置又は他の被制御装置の作動にこの
発明を応用できることは理解されよう。また、上述の実
施例では不可視領域の赤外線を発生する発光ダイオード
を使用すると、複数の発光部32のうちどの発光部32から
光が発生するか判別できないから、この点で盗難防止効
果が高いといえる。しかし、不可視領域の赤外線の代わ
りに、通常の可視光を発生する発光ダイオードを使用す
ることが可能である。
また、被制御装置としてスタータインタラプトリレー
を示したが、これに限定されることなく、電気作動式ロ
ック装置、燃料供給制御装置等種々の装置を使用するこ
とが可能である。
発明の効果 上述のように、この発明によれば、キースイッチの入
力信号と所定の固定コード番号とが一致した場合にのみ
任意解錠コード番号を変更することができるので、高い
盗難防止性能を得ることができる。また、キー内に複雑
な発信装置を設ける必要がないので、小形かつ安価な光
学式操作制御装置を得ることができる。また、この発明
では、適宜新しいコード信号を記憶することができるの
で、盗難防止効果を著しく向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はのお発明による光学式操作制御装置の操作回路
図、第2図はキーをステアリングロック装置に挿入した
状態を示す部分的断面図、第3図は第2図に対し90゜の
角度だけずらした状態の部分的断面図、第4図は第2図
のA−A線に沿う断面図、第5図はキーの斜視図、第6
図は導光部材の正面図、第7図は第1図に示す制御回路
の作動順序を示すフローチャート、第8図は操作制御回
路を示すブロック図である。 11……発光装置、14〜17……受光センサ、18……操作制
御回路、19……スタータインタラプトリレー(被制御装
置)、77……RAM(任意解錠コード番号記憶手段)、78
……ROM(固定コード番号記憶手段)、80〜84……キー
スイッチ、90……固定コード番号比較手段、91……タイ
マ手段、82……一時記憶手段、93……新規比較手段、94
……任意解錠コード番号比較手段、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作制御回路(18)と、操作制御回路(1
    8)の入力端子に接続された受光センサ(14〜17)及び
    複数のキースイッチ(80〜84)と、操作制御回路(18)
    の出力端子に接続された被制御装置(19)及び発光装置
    (11)とを有し、操作制御回路(18)は固定コード番号
    及び任意解錠コード番号を記憶しており、記憶した任意
    解錠コード番号と受光センサ(14〜17)で受光した信号
    とを比較し一致したときに被制御装置(19)に出力を送
    出する光学式操作制御装置において、 操作制御回路(18)は、固定コード番号を記憶する固定
    コード番号記憶手段(78)と、複数のキースイッチ(80
    〜84)から入力された入力信号と固定コード番号記憶手
    段(78)に記憶された固定コード番号とを比較し、これ
    らが一致したときに記憶許可信号を発生する固定コード
    番号比較手段(90)と、固定コード番号比較手段(90)
    の記憶許可信号により付勢されるタイマ手段(91)と、
    任意解錠コード番号を記憶する任意解錠コード番号記憶
    手段(77)と、任意解錠コード番号記憶手段(77)に記
    憶された任意解錠コード番号と受光センサ(14〜17)で
    受光した信号とを比較し一致したときに被制御装置(1
    9)に出力を送出する任意解錠コード番号比較手段(9
    4)と、タイマ手段(91)の出力が発生しているときに
    受光センサ(14〜17)で受信した新たな任意解錠コード
    番号を記憶する一時記憶手段(92)と、タイマ手段(9
    1)の出力が発生しているときに一時記憶手段(92)内
    に記憶された新たな任意解錠コード番号と任意解錠コー
    ド番号記憶手段(77)内に記憶された任意解錠コード番
    号とを比較し、これらが一致しないときに一時記憶手段
    (92)内に記憶された新たな任意解錠コード番号を任意
    解錠コード番号記憶手段(77)内に記憶させる新規比較
    手段(93)とを有することを特徴とする光学式操作制御
    装置。
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