JP2520628Y2 - 紙器用型紙の内面型抜き部の打ち抜き装置 - Google Patents

紙器用型紙の内面型抜き部の打ち抜き装置

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JP2520628Y2
JP2520628Y2 JP1991004106U JP410691U JP2520628Y2 JP 2520628 Y2 JP2520628 Y2 JP 2520628Y2 JP 1991004106 U JP1991004106 U JP 1991004106U JP 410691 U JP410691 U JP 410691U JP 2520628 Y2 JP2520628 Y2 JP 2520628Y2
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宏徳 寺岡
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宏徳 寺岡
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は紙器を折り畳み製造する
ことができる型紙の内面に形成される穴または窓部の型
抜き部の打ち抜き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】種々の包装箱を形成する紙器は一般に1
枚の大きな原紙にトムソン式型抜き機を用いて複数の型
紙1の打ち抜き外形線と内面折り曲げ線などを型抜き
し、この型紙1を打ち抜いた後、同時に型抜きされた内
面型抜き部10を打ち抜くようにしている(図2参
照)。この打ち抜き作業には積層した紙器用型紙を受け
台上に載置し、プレス手段により下降するプレス部材を
内面型抜き部に当接して押し込むことにより上記型紙よ
り内面型抜き部を受け台下方に打ち抜く装置が使用され
ている。しかしながら、プレス部材の先端が型抜き部の
ほぼ中心に当接して下方に押し込まれても型抜き部の打
ち抜き線は一様の強度でないため、積層した型抜き部は
同時に打ち抜かれず、型抜き部10の一部のみが優先的
に外れ、打ち抜き中に図5に示すように斜めにずれ、綺
麗に打ち抜かれず、破断が打ち抜き穴周囲に及ぶ場合が
ある。この傾向は内面型抜き部の積層厚みが大きくなる
ほど顕著になる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そのため、積層厚みを
出来るだけ小さくするのが望ましいが、作業能率が悪く
なる傾向にある。他方、プレス部材の押し込み速度を遅
くすれば、またはプレス部材の先端形状を適切に設定す
ればある程度歩留りは向上するが、抜本的な解決にはな
りえない。そこで、本考案は型抜きされた型紙の内面型
抜き部を打ち抜くにあたり、打ち抜かれる型抜き部がほ
ぼ同時に打ち抜かれ、打ち抜き穴周囲に破断が及ばない
ように打ち抜くことができる装置を提供することを課題
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は型紙からの内面
型抜き部の打ち抜きをうまく行うためにはプレス部材の
型抜き部周囲に均等に破断力を及ぼすことが肝要であ
り、そのためにはプレス部材に対向する受け部材を設
け、両部材で型抜き部を挟みながら押し込む必要がある
ことに着目してなされたもので、積層した紙器用型紙1
を受け台2上に載置し、プレス手段3により下降するプ
レス部材30を内面型抜き部10に当接して押し込むこ
とにより上記型紙1より内面型抜き部10を受け台下方
に打ち抜く装置において、上記プレス部材30に並列配
置される押え部材40により上記受け台2上に載置され
た積層型紙1を押圧して固定する押圧手段4と、上記プ
レス部材3に対し対向して昇降可能に配置され、上記プ
レス部材3とともに上記内面型抜き部10の表裏面を挟
持し、上記プレス部材3の押し込み動作に伴って下降す
る受け部材50からなる受け手段5とを備える打ち抜き
装置にある。
【0005】
【作用】本考案によれば、押圧手段4により受け台2上
の積層した型紙1を互いにずれないように固定する一
方、内面型抜き部10の裏面を受け部材50で支持し、
プレス部材30をその反対の表側から内面型抜き部10
に押し込み、それに伴って受け部材50が下降するよう
にしたので、型抜き部はプレス部材と受け部材に挟持さ
れながら、プレス部材の押し込み動作により均等に打ち
抜かれることになり、打ち抜き時の破断現象は伴わな
い。上記受け手段5は受け部材50をエアシリンダ51
により昇降可能に支持すると、その上昇位置で対向する
プレス部材30の押し込み力により下降するので、構造
を簡単にすることができる。上記受け手段5の受け部材
50は型紙1の内面型抜き部位置に応じて変化する上記
プレス部材に対向して位置設定する必要があるので、エ
アシリンダ51のT字アーム52上に重なり、中央部ま
たはその近傍53Cまたは両端部またはその近傍53
A、53Bを水平回転支点として回転可能な支持部材5
3上に起立配置すると、上記プレス部材との芯合わせが
容易となる。
【0006】
【実施例】以下、本考案を添付図面に示す具体例に基づ
き、詳細に説明する。図1は本考案にかかる打ち抜き装
置の組み立て斜視図であって、図3はその組み立て状態
を示す斜視図である。図面において、打ち抜き装置は積
層した紙器用型紙1を受け台2上に載置し、プレス手段
3により下降するプレス部材30を内面型抜き部10に
当接して押し込むことにより上記型紙1より内面型抜き
部10を受け台下方に打ち抜くようになっており、上記
プレス部材30に並列配置される押え部材40により上
記受け台2上に載置された積層型紙1を押圧して固定す
る押圧手段4と、上記プレス部材3に対し対向して昇降
可能に配置され、上記プレス部材3とともに上記内面型
抜き部10の表裏面を挟持し、上記プレス部材3の押し
込み動作に伴って下降する受け部材50からなる受け手
段5とを備える。
【0007】詳しくは、上記プレス手段3は枠体30の
両側部31a、31bにはそれをわたる溝32aを有す
るバー部材32を前後位置変更可能にねじ止め固定し、
該バー部材32の溝32aに長手方向位置変更可能にプ
レス部材30の頭部30aをねじ止め固定し、該プレス
部材30を上記バー部材32の下方に突出させる。
【0008】上記受け台2は枠体20に左右幅方向に位
置変更可能にバー部材21を複数本固定してなり、その
奥側部と左端部には受け台2に載置される積層した型紙
1の位置決めを行うプレート状ストッパー22、23が
配設され、枠体20の手前側には引き出し用取っ手24
が設けられている。
【0009】上記押圧手段4は偏平な押圧部40をエア
シリンダ41により上記プレス手段3のバー部材32間
を通って昇降可能に配設してなる。
【0010】上記受け手段5は受け部材50をエアシリ
ンダ51により昇降可能に支持し、エアシリンダ51に
より上記受け台2のバー部材間を通って上昇して上記プ
レス部材30とともに上記内面型抜き部10の表裏面を
挟持するようになっている。また、その上昇位置では対
向するプレス部材30の押し込み力により下降し、プレ
ス部材による打ち抜き動作完了後エアシリンダ51によ
りさらに下降させるようになっている。この受け手段5
の受け部材50は図1のAおよびBに示すように、エア
シリンダ51のT字アーム52上に重なり、中央部また
はその近傍53Cまたは両端部またはその近傍53A、
53Bを水平回転支点として回転可能な支持部材53上
に起立配置され、型紙1の内面型抜き部位置に応じて変
化する上記プレス部材に対向して位置設定可能となって
いる。
【0011】この受け手段5の下方には打ち抜かれた紙
片を受け、これを排出するベルトコンベア6が設けられ
ている。なお、61はローラー、62はベルトで、7は
操作盤である。
【0012】以下、本考案の装置の作動を説明する。図
4に示すように、受け台2を手前側に引き出し、そ
の上に型抜きした型紙1を積層載置する。次いでこの
受け台2を押し込み、操作盤7のスイッチを入れると、
受け部材50が上昇して積層した型紙1の型抜き部1
0の裏面に当接する。その後、押え部材40が下降し
て型紙1の上面を押圧し、受け台2に押えつける。そこ
で、プレス部材30が型抜き部10の中央部に当接す
る。そしてさらにプレス部材30を押し込むと、型抜
き部10はプレス部材30と受け部材50とに挟持され
た状態で型紙1から打ち抜かれる。プレス部材による
打ち抜きが完了すると、受け部材50は下方に降下す
る。この動作を繰り返すことにより型紙の内面打ち抜き
が行われる。
【0013】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
よれば、押圧手段4により受け台2上の積層した型紙1
を互いにずれないように固定する一方、内面型抜き部1
0の裏面を受け部材50で支持し、プレス部材30をそ
の反対の表側から内面型抜き部10に押し込み、それに
伴って受け部材50が下降するようにしたので、型抜き
部はプレス部材と受け部材に挟持されながら、プレス部
材の押し込み動作により損傷なく均等に打ち抜かれるこ
とになり、打ち抜き作業が容易となる。また、上記受け
手段5は受け部材50をエアシリンダ51により昇降可
能に支持すると、その上昇位置で対向するプレス部材3
0の押し込み力により下降するので、安価にして打ち抜
き装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかる打ち抜き装置の組み立て斜視
【図2】 内面の打ち抜きが必要な型紙の平面図
【図3】 図1のの組み立て状態を示す斜視図
【図4】 内面打ち抜き作業の工程を示す説明図
【図5】 従来の内面打ち抜き工程を示す説明図
【符号の説明】
1 型紙、 10 打ち抜き部 2 受け台、 3 プレス手段 30 プレス部材 4 押圧手段 5 受け手段 50 受け部材 51 エアシリンダ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層した紙器用型紙(1)を受け台
    (2)上に載置し、プレス手段(3)により下降するプ
    レス部材(30)を内面型抜き部(10)に当接して押
    し込むことにより上記積層した紙器用型紙(1)より内
    面型抜き部(10)を受け台下方に打ち抜く装置におい
    て、 上記プレス部材(30)に並列配置される押え部材(4
    0)により上記受け台(2)上に載置された上記積層し
    た紙器用型紙(1)を押圧して固定する押圧手段(4)
    と、 上記プレス部材(3)に対し対向して昇降可能に配置さ
    れ、上記プレス部材(3)とともに上記内面型抜き部
    (10)の表裏面を挟持し、上記プレス部材(3)の押
    し込み動作に伴って下降する受け部材(50)からなる
    受け手段(5)とを備え、 上記受け手段(5)が受け部材(50)をエアシリンダ
    (51)により昇降可能に支持し、エアシリンダ(5
    1)により上昇して上記ブレス部材(30)とともに上
    記内面型抜き部(10)の表裏面を挟持した後、その上
    昇位置で対向するプレス部材(30)の押し込み力によ
    り下降し、プレス部材による打ち抜き動作完了後エアシ
    リンダ(51)によりさらに下降させることができるよ
    うに構成されている一方、 上記受け手段(5)の受け部材(50)がエアシリンダ
    (51)のT字アーム(52)上に重なり、中央部また
    はその近傍(53C)または両端部またはその近傍(5
    3A、53B)を水平回転支点として回転可能な支持部
    材(53)上に起立配置され、上記積層した紙器用型紙
    (1)の内面型抜き部位置に応じて変化する上記プレス
    部材に対向して位置設定可能となっている ことを特徴と
    する打ち抜き装置。
JP1991004106U 1991-01-14 1991-01-14 紙器用型紙の内面型抜き部の打ち抜き装置 Expired - Lifetime JP2520628Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0497699U JPH0497699U (ja) 1992-08-24
JP2520628Y2 true JP2520628Y2 (ja) 1996-12-18

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ID=31733608

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60131197A (ja) * 1983-12-19 1985-07-12 望月 正典 合成樹脂シ−ト類の打抜装置

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JPH0497699U (ja) 1992-08-24

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