JP2520412Y2 - 連結ピン装着確認装置 - Google Patents

連結ピン装着確認装置

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JP2520412Y2
JP2520412Y2 JP9708490U JP9708490U JP2520412Y2 JP 2520412 Y2 JP2520412 Y2 JP 2520412Y2 JP 9708490 U JP9708490 U JP 9708490U JP 9708490 U JP9708490 U JP 9708490U JP 2520412 Y2 JP2520412 Y2 JP 2520412Y2
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仁 及川
守 鈴木
利勝 谷口
英雄 宮家
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、移動式クレーンにおいて連結ピンが確実
に装着された場合にのみ、クレーンを作業可能状態とす
る連結ピン装着確認装置に関する。
〔従来の技術〕 移動式クレーンにおいてジブをブームに組立てるに
は、通常、ブームを側方または後方領域内へ旋回し、ブ
ームの起伏角度を1°とする。次いでジブの格納ピンを
抜きジブを外側へ振るとともに支点ピンとボスの孔が合
致していることを確認後、支点ピンを挿入する。次に補
巻きワイヤロープでジブをブーム前方へ回転し、ストッ
パがブームのボスに当接するまで低速回転で補巻きワイ
ヤロープを巻き込んで、ジブを張出し位置とする。そこ
で、連結ピンを第5図(b)に示すように下方より回転
具Sで装着してジブをブームに固定し、クレーン作業を
行う。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のようにブームにジブを組立てる
にあたって、ジブを張出し位置にしたときにブームとジ
ブを連結して固定するために連結ピンを確実に装着(締
め付け)しなければならないが、この装着はクレーンの
オペレータが行ったり、他の作業員が行ったりするため
装着するのを忘れたり、装着が不確実な場合もあり得
る。これの確認は従来は視認に依っていたため、第5図
に示すように連結前の状態(同図(a))と連結後の状
態(同図(b))との違いを誤認する場合とか、甚だし
い場合は視認そのものを忘れることも生ずる。もしこの
ような場合にクレーン作業が行われると大きな事故につ
ながることになるが、このような人為的ミスは人間の感
覚に頼る限り避けられないといった問題があった。
この考案は、このような従来の問題にかんがみてなさ
れたものであって、連結ピンが確実に装着されないとク
レーン作業が行なえないように、リミットスイッチ等を
用いた確認装置を取付けることにより、上記課題を解決
することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上記目的を達成するために、移動式クレ
ーンのブームにジブを組立てるにあたり支点ピンが装着
されたとき、または支点ピンが装着されてジブが張出し
位置になったときに作動するリミットスイッチと、連結
ピンが確実にブームとジブとを連結するごとく装着され
たときに作動するリミットスイッチとを具えるとともに
前記両リミットスイッチが作動したときのみ前記クレー
ンを作業可能状態とする電気回路を設けた連結ピン装着
確認装置としたものである。
〔作用〕
この考案は上記のような構成となっていて、支点ピン
が装着されたとき、または支点ピンが装着されてジブが
張出し位置になったときに作動するリミットスイッチ
と、連結ピンが確実にブームとジブを連結するごとく装
着されたときに作動するリミットスイッチとを電気回路
に組み込み、その電気回路により連結ピン装着に関する
後者のリミットスイッチが作動しないときは例えばクレ
ーン車の制御回路においてクレーン作業を可能とする回
路がOFFとなることにより、クレーン作業が自動的にで
きなくなるものである。従って、連結ピンの締め忘れに
よる事故は未然に防止される。
〔実施例〕
以下この考案を図面を参照して説明する。第1図〜第
4図は本考案に係る一実施例を示す図である。
第1は移動式クレーンの全体図であって、同図(a)
はその平面図、同図(b)は側面図である。図において
10は移動式クレーンのブーム、11は格納状態におけるジ
ブを示す。ジブ11をブーム10に組立てるには、すでに従
来技術において説明した方法と全く同様であるので、重
複する説明は省略する。12、13はそれぞれ前述の組立て
説明における支点ピン及び連結ピンである。
第3図において、1はリミットスイッチであって、こ
のスイッチは支点ピン12によりジブ11をブーム10に連結
後、ジブ11をブーム10前方へ回動して両者がほぼ一直線
をなしたとき(これを張出し位置という)作動するよう
にする。従ってリミットスイッチ1はジブ張出位置でON
となり、これ以外ではOFFとなる。同図(a)はジブ回
動前、同図(b)はジブを回動して張出し位置とした状
態を示す。
第4図において、2は連結ピン13に対するリミットス
イッチであって、そのスイッチのドッグ2aが連結ピン13
に転接するごとくブーム10側に取付けられる。このスイ
ッチ2は同図(a)に示す格納状態(未だジブ11とブー
ム10とを連結していない状態、すなわち未だ締め付けら
れていない状態−第5図(a)に同じ)ではそのドッグ
が水平よりやや下がった状態となっていて、このときは
ONとなり、同図(b)に示すごとく、連結ピンが締付け
られてドッグ2aがほぼ水平となりジブ11とブーム10とを
連結した状態(第5図(b)も同じ)のときOFFとな
る。
第2図は上記各リミットスイッチ1、2が組み込まれ
た電気回路を示したもので、同図(a)は、ジブ11を張
出位置まで回動するとリミットスイッチ1の接点がNO
(ノーマルオープン)につながり、連結ピン13の締め付
け前であると、リミットスイッチ2もNOにつながってい
るため、リレー5に通電される。これにより、リレーの
a接点より警報ランプ4、アンロード用ソレノイドバル
ブ6に通電され、クレーン車のキャブ内に警報ランプ4
が点灯するとともにクレーンは作動できなくなることを
示す。
次に同図(b)は、連結ピン13を締付けてジブ11と連
結状態とする(第4、5図(b)参照)と、リミットス
イッチ2はNC(ノーマルクローズ)につながることにな
り、リレー5には電気が流れなくなる。これにより、ア
ンロード用ソレノイドバルブ6への通電が断たれたクレ
ーンは正常に作動するようになることを示す。
なお、前記実施例において、ブーム10とジブ11との間
に支点ピン12が装着されたときに、前記リミットスイッ
チ1を作動するようにしてもよい。これにより、ジブ11
の前方への回動を人力により行うのに都合がよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、連結ピンの締
め忘れを物理的に防ぐことができるため、移動式クレー
ンのジブ伸張作業をオペレータでなく作業員に行わせ最
終確認をせず締め忘れの人為ミスにより従来発生した大
きい事故を未然に防ぐことができる、という多大の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、移動式クレーンの全体図を示し、同図(a)
はその平面図、同図(b)はその側面図である。第2図
は本考案の実施例である電気回路を示し、同図(a)は
クレーンが動作できない回路状態を示す図、同図(b)
はクレーンが動作できる回路状態を示す図、第3図及び
第4図はリミットスイッチを取付けた実施例を示す図
で、第3図(a)はジブ回動前の状態、同図(b)はジ
ブを張出し位置とした図、第4図(a)は連結ピン締付
け前のリミットスイッチと連結ピンとの関係図、同図
(b)は連結ピン締付け後のリミットスイッチと連結ピ
ンとの関係図、第5図はリミットスイッチを取付けない
従来例の連結ピン周りを示す図で、同図(a)は連結ピ
ン締め付け前、同図(b)は締め付け後を示す図であ
る。 1、2……リミットスイッチ、10……ブーム、11……ジ
ブ、12……支点ピン、13……連結ピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 谷口 利勝 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)考案者 宮家 英雄 香川県綾歌郡飯山町西坂元982番地 (72)考案者 宮田 次芳 香川県綾歌郡飯山町東坂元1981番地1 (56)参考文献 実開 昭52−137469(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動式クレーンのブームにジブを組立てる
    にあたり支点ピンが装着されたとき、または支点ピンが
    装着されてジブが張出し位置になったときに作動するリ
    ミットスイッチと、連結ピンが確実にブームとジブとを
    連結するごとく装着されたときに作動するリミットスイ
    ッチとを具えるとともに前記両リミットスイッチが作動
    したときのみ前記クレーンを作業可能状態とする電気回
    路を設けたことを特徴とする連結ピン装着確認装置。
JP9708490U 1990-09-14 1990-09-14 連結ピン装着確認装置 Expired - Fee Related JP2520412Y2 (ja)

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JPH0453787U JPH0453787U (ja) 1992-05-08
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