JP2520362B2 - 伝送ライン駆動回路 - Google Patents

伝送ライン駆動回路

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JP2520362B2
JP2520362B2 JP5125206A JP12520693A JP2520362B2 JP 2520362 B2 JP2520362 B2 JP 2520362B2 JP 5125206 A JP5125206 A JP 5125206A JP 12520693 A JP12520693 A JP 12520693A JP 2520362 B2 JP2520362 B2 JP 2520362B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
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    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/018Coupling arrangements; Interface arrangements using bipolar transistors only
    • H03K19/01825Coupling arrangements, impedance matching circuits
    • H03K19/01831Coupling arrangements, impedance matching circuits with at least one differential stage
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/08Modifications for reducing interference; Modifications for reducing effects due to line faults ; Receiver end arrangements for detecting or overcoming line faults

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  • Mathematical Physics (AREA)
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  • Interface Circuits In Exchanges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送ラインを駆動する
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】大型スイッチャは、数百の入力端とただ
1つの出力端とを具えることができる。このスイッチャ
の目的は、信号入力を選択して出力端に接続する一方、
他の総ての入力端を出力端から絶縁することである。
【0003】従来、n×k個の入力端とただ1個の出力
端とを有する大型スイッチャを実現するには、各々がn
個の入力端と1個の出力端とを有するk個のクロスポイ
ント・モジュールを用いた。これらモジュールの各々
は、概念的には、n個の並列入力ラインと、これら入力
ラインに直角に延びる単一の出力ラインと、この出力ラ
イン及び入力ラインを夫々接続するn個のクロスポイン
ト要素との配列と看做せる。これらクロスポイントはス
イッチであり、これらスイッチの各々は、クロスポイン
ト・モジュールの単一の入力ラインをその出力ラインに
接続できる。構成制御器を用いて、クロスポイント要素
の任意の1個を選択し、選択したクロスポイント要素を
導電性にすると共に、他のクロスポイント要素を非導電
性にする。よって、選択したクロスポイント要素に関連
した入力ラインが、出力端に接続され、スイッチャ出力
を発生する。スイッチャの入力及び出力ラインの各々
は、シングル・エンド信号を伝送する単一の導体か、差
動信号を伝送する2個の導体でもよい。
【0004】クロスポイント・モジュールの出力ライン
は、出力バスを介して、出力モジュールに接続できる。
この出力モジュールは、スイッチャ出力を発生すると共
に、出力バスを緩衝する。
【0005】この出力バスのアーキテクチャを、高速デ
ジタル信号、例えば、300Mb/s以上のデータ信号
を切り替えるのに用いるスイッチャに適用するには、バ
スを伝送ライン、即ち、特性インピーダンスがその長さ
方向に沿って均一の導電路として扱わなければならな
い。終端されていないスタブが導電路から突出している
場合、これにより、経路の特性インピーダンスが均一で
なくなる。特性インピーダンスの許容できない変動を生
ずることなく、導電路から突出できるスタブの許容でき
る長さは、信号周波数が増加するにつれて減少する。3
00Mb/sのデジタル・データ信号にとって、終端さ
れていないスタブの最高許容長は、約1〜2cmであ
る。大型スイッチャの構成に固有の制限は、一般に、ク
ロスポイント・モジュールを出力バスから10cm以上
の距離にすると共に、クロスポイント・モジュールから
バスに伸びる導体を終端されていないスタブで構成する
必要がある。これら終端されていないスタブでは、高速
デジタル信号による出力バス・アーキテクチャを利用で
きないので、高速デジタル信号を用いるように設計され
たスイッチャは、一般に、マルチプレックサを用いて、
スイッチャの出力端に接続すべきクロスポイント・モジ
ュールを選択する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】クロスポイント・モジ
ュールの出力ラインは、出力ドライバを介して、対応す
るマルチプレックサに接続する。ある時点で、1個のマ
ルチプレックサのみがスイッチャの出力信号を供給して
いる場合でも、これら出力ドライバは、通常、連続的に
駆動されている。k個の出力ドライバに消費される総合
電力は、選択したクロスポイント・モジュールの出力信
号を供給するのに必要な電力の約k倍である。
【0007】したがって、本発明の目的は、消費電力を
少なくした伝送ライン駆動回路の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、第1及び第2導体で構成された伝送ラインを駆動
する回路を提供する。この回路は、差動信号を発生する
入力手段と、夫々ベース、コレクタ及びエミッタを有す
る第1及び第2トランジスタと、これら出力トランジス
タを選択的に導電状態として、差動信号を伝送ラインに
供給するか、これら出力トランジスタを選択的に非導電
状態にして、伝送ラインを入力手段から絶縁する出力イ
ネーブル手段とを具えている。出力トランジスタのベー
スは、差動信号を受けるように接続されており、コレク
タは、第1基準電位レベルに接続されており、エミッタ
は、第1及び第2導体に夫々接続されている。
【0009】本発明の第2の観点によれば、スイッチャ
は、複数個の入力端及び1個の出力端を夫々有する少な
くとも第1及び第2クロスポイント・モジュールと、第
1及び第2導体を有する差動伝送ラインと、少なくとも
第1及び第2バス・ドライバとを具えている。これらバ
ス・ドライバは、クロスポイント・モジュールの出力端
に夫々接続された入力端と、差動伝送ラインに接続され
た差動出力端とを具えている。また、各バス・ドライバ
は、そのバス・ドライバの入力端に供給された信号を受
けると共に差動信号を供給する入力手段と、ベース、コ
レクタ及びエミッタを夫々有する第1及び第2出力トラ
ンジスタと、出力イネーブル手段とを具えている。出力
トランジスタのベースは、差動信号を受けるように接続
されており、コレクタは、第1基準電位レベル源に接続
されており、エミッタは、第1及び第2導体に夫々接続
されている。出力イネーブル手段は、出力トランジスタ
を選択的に導電状態にして差動信号を伝送ラインに供給
するか、非導電状態にして伝送ラインを入力手段から絶
縁する。
【0010】本発明の第3の観点によれば、スイッチャ
は、複数の入力端と単一の出力端を夫々有する少なくと
も第1及び第2クロスポイント・モジュールと、第1及
び第2導体を有する第1差動伝送ラインと、クロスポイ
ント・モジュールの出力端に夫々接続された入力端、第
1差動伝送ラインに接続された差動出力端を有する少な
くとも第1及び第2バス・ドライバとを具えている。各
バス・ドライバは、このバス・ドライバの入力端に供給
された信号を受けると共に差動出力を発生する入力手段
と、第1差動伝送ラインに接続された出力手段と、差動
信号を出力手段に供給する第2差動伝送ラインと、出力
イネーブル手段とを具えている。この出力イネーブル手
段は、出力手段を選択的に導電状態にして、差動信号を
第1伝送ラインに供給するか、非導電状態にして、第1
伝送ラインを第2伝送ラインから絶縁する。
【0011】
【実施例】本発明を最も良く理解すると共に、本発明を
どのように実施するかを示すために、添付図を参照し
て、本発明の実施例を説明する。
【0012】図2は、多数のクロスポイント・モジュー
ル及び単一の出力バスを有するスイッチャを示すブロッ
ク図である。この図2のスイッチャは、k個のクロスポ
イント・モジュール2を具えており、各クロスポイント
・モジュールは、n個の差動入力端及び1個の差動出力
端を有する。クロスポイント・モジュール2の各々は、
n個のクロスポイント要素を有し、このクロスポイント
要素は、夫々の入力ライン及び出力ライン間に作用し、
単一の入力ラインを出力ラインに選択的に接続する。ま
た、このスイッチャは、構成制御器6も具えており、こ
の構成制御器は、例えば、ユーザ・インタフェース(I
/F)12からの構成コマンドを受け、それに応答し
て、各クロスポイント・モジュールに構成制御信号を送
る。この構成制御信号は、単一のクロスポイント要素を
識別するデジタル・ワードである。各クロスポイント・
モジュールは、構成制御信号を受けるデコーダ14を具
えている。この構成制御信号に応答して、選択されたク
ロスポイント要素を含むモジュールのデコーダは、制御
信号をそのクロスポイント要素に送って、導電状態にす
る。この方法において、選択されたクロスポイント要素
に関連した入力ラインを、そのクロスポイント要素を含
んでいるクロスポイント・モジュールの出力ラインに接
続する。
【0013】スイッチャは、差動ECLバス20及びバ
ス・ドライバ241〜24Kも具えている。これらバス
・ドライバの入力端は、クロスポイント・モジュール2
1〜2Kの出力端に夫々接続されており、その出力端
は、バス20に接続されている。241及び24Kで夫
々示すバス・ドライバの2個の回路図を図1に示す。出
力バッファ(出力装置)30は、バス20を緩衝し、差
動出力信号を発生する。
【0014】図1及び図2に示すスイッチャを実際に実
施する際に、クロスポイント・モジュール及びそれらに
関連したバス・ドライバを1個以上の回路基板に取り付
け、エッジ・コネクタを介してバス・ドライバの出力端
をECLバス20に接続する。空間的な制約により、最
大許容スタブ長よりも大幅に長い距離だけ、クロスポイ
ント・モジュールをエッジ・コネクタ26から離す必要
がある。
【0015】ECLバス20は、差動伝送ラインを構成
する2個の導体32及び34で構成される。この差動伝
送ラインは、特性インピーダンスZ0 を有し、一端が分
離終端器で終端されている。この終端器は、抵抗が夫々
Z0 /2の抵抗器36、38と、これら抵抗器36、3
8の共通接続点及び接地間に接続されたコンデンサ40
とから構成される。この伝送ラインの多端においても同
様に終端される。正電源V+(プラス5ボルト)と抵抗
器36及び38の共通接続点との間に接続されたプルア
ップ抵抗器42がバスに電力を供給する。
【0016】バス・ドライバ241は、2個のNPNト
ランジスタQ1及びQ2を具えており、それらのベース
にクロスポイント・モジュール21の差動出力を受け
る。トランジスタQ1及びQ2のコレクタは、正電源に
接続されるが、エミッタは、PNPトランジスタQ4及
びQ5のベースに夫々接続される。トランジスタQ1及
びQ2のエミッタ間に2個の抵抗器R1及びR2を直列
に接続する。このバス・ドライバは、抵抗器R5を介し
てNPNトランジスタQ3のベースに接続された出力イ
ネーブル端子(OEN)も有する。NPNトランジスタ
Q3のエミッタは、接地に接続され、コレクタは、抵抗
器R4及びR3を介して正電源V+に接続される。出力
イネーブル端子は、クロスポイント・モジュールのデコ
ーダに接続される。抵抗器R3及びR4の共通接続点
は、抵抗器R1及びR2の共通接続点に接続される。出
力トランジスタQ4及びQ5のコレクタは接地に接続さ
れ、これらトランジスタのエミッタは2個の導体32及
び34に夫々接続される。
【0017】構成コマンドがクロスポイント・モジュー
ル21のクロスポイント要素の1個を特定すると、その
モジュールのデコーダは制御信号を発生して、選択され
たクロスポイント要素を導電状態にし、バス・ドライバ
241の出力イネーブル端子を正電源V+に接続する。
【0018】バス・ドライバ241の出力イネーブル端
子(OEN)に正電源V+が接続されている場合、クロ
スポイント・モジュール21の出力ラインは、差動信号
を入力トランジスタQ1及びQ2(入力手段)のベース
に供給するので、この信号がこれらトランジスタのエミ
ッタに現れる。これは、次の理由による。すなわち、
ス・ドライバ241の出力イネーブル端子に供給された
正電圧は、抵抗器R5を介して出力イネーブル・トラン
ジスタQ3(出力イネーブル手段)をオン(導通)にす
る。次に、トランジスタQ3は、抵抗器R1、R2及び
R4を介して、入力トランジスタQ1及びQ2エミッ
タ・プルダウン電流を供給する。よって、入力トランジ
スタQ1及びQ2がエミッタ・フォロワとして動作し、
これらトランジスタのエミッタにクロスポイント・モジ
ュール21からの差動信号が現れる。また、この差動信
号の値が低いため、トランジスタQ1及びQ2のエミッ
タは、V+からベース・エミッタ電圧降下を引いたもの
よりも大幅に低くなり、トランジスタQ4及びQ5が導
通し、終端抵抗器36、38を介して、プルダウン抵抗
器42によりトランジスタQ4及びQ5用の電流が供給
される。よって、トランジスタQ4及びQ5もエミッタ
・フォロワとして動作し、トランジスタQ1及びQ2の
エミッタの信号、即ち、クロスポイント・モジュール2
1からの差動信号が、トランジスタQ4及びQ5のエミ
ッタに現れて、バス20の導体32及び34に供給され
る。なお、出力イネーブル端子に正電圧が供給されて、
初めてトランジスタQ1〜Q5が動作し、それまではオ
フ状態である点に留意されたい。
【0019】バス・ドライバ241がオン状態のとき、
他のバス・ドライバの各々の出力イネーブル端子を接地
に維持することにより、他のバス・ドライバの各々がオ
フ状態に維持される。オフ状態のバス・ドライバの動作
については、バス・ドライバ24kを参照して説明す
る。
【0020】バス・ドライバ24kの出力イネーブル端
子が接地のとき、トランジスタQ8がオフなので、抵抗
器R9は、トランジスタQ6及びQ7用のプルダウン電
流を供給せず、抵抗器R6、R7及びR8を介して、こ
れらトランジスタのエミッタを正電源にプルアップす
る。よって、トランジスタQ6及びQ7がオフ(非導
通)になる。トランジスタQ3がオンなので、トランジ
スタQ4のベース電圧はトランジスタQ9のベース電圧
よりも負になり、これらトランジスタQ4及びQ9のエ
ミッタがバス20の導線32を介して分離終端器の抵抗
器に共通接続されているため、トランジスタQ9がオフ
する。同様に、トランジスタQ5のベース電圧がトラン
ジスタQ10のベース電圧よりも負になり、これらトラ
ンジスタQ5及びQ10のエミッタがバス20の導線3
4を介して分離終端器の抵抗器に共通接続されているた
め、トランジスタQ10がオフする。トランジスタQ9
及びQ10が非導通なので、これらトランジスタのエミ
ッタは、伝送ラインに対して、高インピーダンスにな
る。すなわち、トランジスタQ9及びQ10は、トラン
ジスタQ6及びQ7が非導通のときに、トランジスタQ
6及びQ7のエミッタとトランジスタQ9及びQ10の
ベース間の導線(バス・ドライバ241における導線4
4及び46に対応)による伝送ラインを導線32及び3
4による伝送ラインから切り離す切り離し手段となる。
また、出力イネーブル端子が接地のバス・ドライバで
は、総てのトランジスタがオフとなり電力を消費しない
点に留意されたい。
【0021】図2及び図1を参照して説明したスイッチ
ャを実際に実現する際には、例えば、バス・ドライバ2
41を2カ所の間に配置する。入力トランジスタQ1及
びQ2は、クロスポイント・モジュールの一部として実
現するので、これらトランジスタは、伝送ライン20か
らかなりの距離があく。一方、出力トランジスタQ4及
びQ5は、伝送ラインに非常に近付く(約2cm)。よ
って、伝送ライン20及びこれら出力トランジスタ間の
コネクタの長さは、スタブ長の最大許容値未満である。
伝送ライン及び出力トランジスタ間の接続は、最大許容
スタブ長よりも短く、選択されていないバス・ドライバ
の出力トランジスタは高インピーダンスなので、バスの
インピーダンスを均一に保つ。トランジスタQ1及びQ
2のエミッタをトランジスタQ4及びQ5のベースに接
続する導体44、46は、差動伝送ラインを構成する。
この差動伝送ラインは、抵抗器R1及びR2により終端
されるので、トランジスタQ1及びQ2が発生する信号
を、過度に劣化させることなく、トランジスタQ4及び
Q5に配分する。
【0022】図3は2個のスタブ伝送ラインとしてのバ
スを示し、各伝送ラインはその特性インピーダンスで終
端されており、その接続点は電圧源(選択されたバス・
ドライバ24i)で駆動される。
【0023】バス上の選択されたクロスポイント・モジ
ュールが供給する出力信号を発生するための電力は、電
流源抵抗器42を介して、選択されたバス・ドライバに
供給される。電流源抵抗器は、1個のバス・ドライバの
みに電流を供給し、他の総べてのバス・ドライバの2重
エミッタ・フォロアがオフなので、選択されないバス・
ドライバは電力を消費しない。
【0024】本発明は、上述の特定実施例に制限される
ものではなく、特許請求の範囲及びその均等により定め
られた本発明の要旨を逸脱することなく種々の変更が可
能なことが理解できよう。例えば、抵抗器R3及びR4
の共通接続点並びに接地間にコンデンサを接続して、そ
のノード及び接地間を低い交流インピーダンスの経路に
し、バスを真の差動にしてもよい。
【0025】
【発明の効果】上述の如く、本発明の伝送ライン駆動回
路によれば、出力イネーブル・トランジスタQ3(Q
8)が非導通になると、入力トランジスタQ1、Q2
(Q6、Q7)及び出力トランジスタQ4、Q5(Q
9、Q10)を非導通にするので、これらトランジスタ
が電力を消費しない。よって、入力差動信号を伝送ライ
ンの導線32、34に供給しない場合、伝送ライン駆動
回路の消費電力を少なくできる。これは、入力トランジ
スタのみの動作についても有効であるし、入力トランジ
スタ及び出力トランジスタの両方の動作についても有効
である。また、本発明のスイッチャでは、複数の伝送ラ
イン駆動回路をバス・ドライバとして伝送ラインに接続
しており、クロスポイント・モジュールからの差動信号
を伝送ラインに供給するバス・ドライバはその内の1個
であるので、常に総てのバス・ドライバが電力を消費し
ている従来技術の場合と比較すると、全体として消費電
力を大幅に少なくできる。さらに、入力差動信号を伝送
ラインに供給しないバス・ドライバの出力イネーブル手
段Q3(Q8)は、伝送ラインをこのバス・ドライバの
入力端から分離するので、バス・ドライバは伝送ライン
に対して高インピーダンスになって伝送ラインに影響し
ないため、伝送ラインに接続されるバス・ドライバ用の
スタブに関する従来の問題を解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伝送ライン駆動回路の好適実施例を示
す回路図である。
【図2】多数のクロスポイント・モジュール及び単一の
出力バスから構成され、本発明を用いるスイッチャを示
すブロック図である。
【図3】本発明により1個のクロスポイント・モジュー
ルをアクティブにし、他方のクロスポイント・モジュー
ルを非アクティブにした場合の出力バスを示す図であ
る。
【符号の説明】
Q1、Q2 入力トランジスタ(入力手段) Q3 出力イネーブル・トランジスタ(手段) Q4、Q5 出力トランジスタR3 第1抵抗器 R1、R2 第2及び第3抵抗器 21〜2K クロスポイント・モジュール 241〜24K バス・ドライバ(伝送ライン駆動回
路) 32、34 第1伝送ラインの導線 44、46 第2伝送ラインの導線

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2導体から構成される第1
    送ラインを駆動する回路であって、入力差動信号を受けるベース、第1基準電位レベルに接
    続されたコレクタ、及びエミッタを夫々有する第1及び
    第2トランジスタと、 該第1及び第2トランジスタのエミッタに結合された入
    力端、及び出力端を夫々有する2個の導体から構成され
    る差動第2伝送ラインと、 第1抵抗器を介して上記第1基準電位レベルに結合され
    たコレクタ、上記第1基準電位レベルと異なる第2基準
    電位レベルに結合されたエミッタ、及びベースを有する
    出力イネーブル・トランジスタと、 上記第2伝送ラインの上記出力端における上記2個の導
    体間に直列に結合された第2及び第3抵抗器とを具え、 該第2及び第3抵抗器の共通接続点が上記出力イネーブ
    ル・トランジスタのコレクタに結合されると共に上記第
    1抵抗器に結合されて、上記出力イネーブル・トランジ
    スタは、上記第1及び第2トランジスタを導通状態にし
    て上記入力差動信号を上記第2伝送ラインの入力端に供
    給して上記第1伝送ラインの上記第1及び第2導体に伝
    送するか、上記第1及び第2トランジスタを非導電状態
    にして上記第1伝送ラインを上記入力差動信号から分離
    することを特徴とする 伝送ライン駆動回路。
  2. 【請求項2】 上記第1及び第2トランジスタが非導通
    のときに、上記差動第2伝送ラインを上記第1伝送ライ
    ンの上記第1及び第2導体から切り離す切り離し手段を
    更に具えたことを特徴とする請求項1の伝送ライン駆動
    回路。
  3. 【請求項3】 上記切り離し手段は、上記第2伝送ライ
    ンの上記出力端に各々結合して上記差動信号を受けるベ
    ース、上記第2基準電位レベルに結合されたコレクタ、
    及び上記第1伝送ラインの上記第1及び第2導体に各々
    結合されたエミッタを夫々有する第3及び第4トランジ
    スタを含むことを特徴とする請求項2の伝送ライン駆動
    回路。
  4. 【請求項4】 複数の入力端及び単一の出力端を夫々有
    する第1及び第2クロスポイント・モジュールと、 第1及び第2導体を有する第1伝送ラインと、 上記第1クロスポイント・モジュールの出力端に接続さ
    れた差動入力端、及び上記第1伝送ラインに接続された
    差動出力端を有する第1バス・ドライバと、 上記第2クロスポイント・モジュールの出力端に接続さ
    れた差動入力端、及び上記第1伝送ラインに接続された
    差動出力端を有する第2バス・ドライバとを具えたスイ
    ッチャであって、 上記第1及び第2バス・ドライバの各々は、 上記バス・ドライバの上記差動入力端に供給された差動
    信号を受け、差動出力信号を発生する入力手段と、 該入力手段からの上記差動出力信号を各々受けるベー
    ス、第1基準レベルに接続されたコレクタ、及び上記第
    1伝送ラインの上記第1及び第2導体に各々接続された
    エミッタを夫々有する第1及び第2出力トランジスタ
    と、 上記入力手段並びに上記第1及び第2出力トランジスタ
    のベース間に結合され、上記入力手段からの上記差動出
    力信号を上記第1及び第2出力トランジスタに伝送する
    差動第2伝送ラインと、 上記第1及び第2出力トランジスタのベースに結合さ
    れ、上記入力手段を選択的に導通させた際に上記入力手
    段からの上記差動出力信号を上記第2伝送ラインに伝送
    させると共に、上記入力手段を選択的に非導通にさせた
    際に上記第1伝送ラインを上記バス・ドライバの入力端
    から分離させる出力イネーブル手段とを具えることを特
    徴とするスイッチャ。
JP5125206A 1992-05-01 1993-04-28 伝送ライン駆動回路 Expired - Lifetime JP2520362B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/877,000 1992-05-01
US07/877,000 US5331206A (en) 1992-05-01 1992-05-01 Circuit for driving a transmission line

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06113346A JPH06113346A (ja) 1994-04-22
JP2520362B2 true JP2520362B2 (ja) 1996-07-31

Family

ID=25369049

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