JP2520110Y2 - 排ガスの部分脱硝用脱硝設備 - Google Patents
排ガスの部分脱硝用脱硝設備Info
- Publication number
- JP2520110Y2 JP2520110Y2 JP15391U JP15391U JP2520110Y2 JP 2520110 Y2 JP2520110 Y2 JP 2520110Y2 JP 15391 U JP15391 U JP 15391U JP 15391 U JP15391 U JP 15391U JP 2520110 Y2 JP2520110 Y2 JP 2520110Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- denitration
- exhaust gas
- gas
- bypass
- equipment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Chimneys And Flues (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、原動機製品のボイラに
適用される排ガスの部分脱硝用脱硝設備に関する。
適用される排ガスの部分脱硝用脱硝設備に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のボイラにおいては、排ガス温度の
低い起動時並びに３０％負荷程度以下の低負荷時には、
伝熱管群１を通過しバイパスダクト１０及びダンパ６を
経た熱ガスと伝熱管群２を通過しダンパ４、ダクト１１
及び分配ダンパ５を経た冷ガスを混合し、脱硝装置７を
運転するために必要なガス温度を確保していた。しか
し、起動初期においては、排ガス温度が低く、脱硝装置
７を使用するために必要なガス温度がダンパ４，５及び
６の調節では確保できないため、脱硝装置は使用できな
かった。
低い起動時並びに３０％負荷程度以下の低負荷時には、
伝熱管群１を通過しバイパスダクト１０及びダンパ６を
経た熱ガスと伝熱管群２を通過しダンパ４、ダクト１１
及び分配ダンパ５を経た冷ガスを混合し、脱硝装置７を
運転するために必要なガス温度を確保していた。しか
し、起動初期においては、排ガス温度が低く、脱硝装置
７を使用するために必要なガス温度がダンパ４，５及び
６の調節では確保できないため、脱硝装置は使用できな
かった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来の装置において
は、ボイラ起動時における点火後、伝熱管群１，２を備
えた節炭器の出口ガス温度が、脱硝装置のアンモニア注
入開始即ち脱硝装置起動に必要な最低温度に達するま
で、脱硝装置が起動できなかった。この最低温度を確保
するために節炭器等の伝熱面のガス流れの上流側にて熱
ガスを取り出し、節炭器出口の冷ガスと混合することに
より脱硝装置入口ガス温度を高めるシステムが実用化さ
れているが、これによっても点火から負荷２０〜３０％
程度まではガス温度が低く脱硝装置は使用出来なかっ
た。
は、ボイラ起動時における点火後、伝熱管群１，２を備
えた節炭器の出口ガス温度が、脱硝装置のアンモニア注
入開始即ち脱硝装置起動に必要な最低温度に達するま
で、脱硝装置が起動できなかった。この最低温度を確保
するために節炭器等の伝熱面のガス流れの上流側にて熱
ガスを取り出し、節炭器出口の冷ガスと混合することに
より脱硝装置入口ガス温度を高めるシステムが実用化さ
れているが、これによっても点火から負荷２０〜３０％
程度まではガス温度が低く脱硝装置は使用出来なかっ
た。
【０００４】本考案は、上記の課題を解決するため、脱
硝装置が使用出来ない点火から２０〜３０％負荷におい
て、排ガス中のＮＯx の低減を計るために部分使用可能
な脱硝設備を提供するものである。
硝装置が使用出来ない点火から２０〜３０％負荷におい
て、排ガス中のＮＯx の低減を計るために部分使用可能
な脱硝設備を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案の排ガスの部分脱
硝用脱硝設備は、節炭器の排ガス流れの上流側に接続さ
れバイパス分配ダンパを有するバイパスダクトと節炭器
の排ガス出口側に接続され分配ダンパを有するダクトが
それぞれ接続され排ガスが導入される複数台の脱硝装置
を備えたことを特徴としている。
硝用脱硝設備は、節炭器の排ガス流れの上流側に接続さ
れバイパス分配ダンパを有するバイパスダクトと節炭器
の排ガス出口側に接続され分配ダンパを有するダクトが
それぞれ接続され排ガスが導入される複数台の脱硝装置
を備えたことを特徴としている。
【０００６】
【作用】上記において、ボイラの起動時あるいは低負荷
時等で節炭器出口の排ガス温度が低い場合には、いずれ
かの脱硝装置の系統のみについて、バイパス分配ダンパ
を開として熱ガスを供給し、分配ダンパを絞り冷ガスの
供給を絞り、他の系統については冷ガスのみを脱硝装置
に供給する。この場合、他の系統においては排ガスの脱
硝は行われないが、１つの系統については脱硝が行われ
る。
時等で節炭器出口の排ガス温度が低い場合には、いずれ
かの脱硝装置の系統のみについて、バイパス分配ダンパ
を開として熱ガスを供給し、分配ダンパを絞り冷ガスの
供給を絞り、他の系統については冷ガスのみを脱硝装置
に供給する。この場合、他の系統においては排ガスの脱
硝は行われないが、１つの系統については脱硝が行われ
る。
【０００７】上記により、従来、全く行うことができな
かったボイラの起動時あるいは低負荷時における脱硝
が、１つの系統については行うことができるものとした
ため、ボイラの起動時あるいは低負荷時の排ガスのＮＯ
x 低減が可能となる。
かったボイラの起動時あるいは低負荷時における脱硝
が、１つの系統については行うことができるものとした
ため、ボイラの起動時あるいは低負荷時の排ガスのＮＯ
x 低減が可能となる。
【０００８】
【実施例】本考案の一実施例の脱硝設備を図１に示す。
図１に示す本実施例は、それぞれ一端が煙道３に接続さ
れ伝熱管群１を通過した高温の排ガスを導入しバイパス
分配ダンパ６ａ，６ｂを有するバイパスダクト１０ａ，
１０ｂ、それぞれ一端がダンパ４が設けられた煙道３の
端部に接続され伝熱管群２を通過した低温の排ガスを導
入し分配ダンパ５ａ，５ｂを有するダクト１１ａ，１１
ｂ、同ダクト１１ａ，１１ｂと上記バイパスダクト１０
ａ，１０ｂがそれぞれ接続された脱硝装置７ａ，７ｂ、
および同脱硝装置７ａ，７ｂの排出側に接続されその排
出側が空気予熱器９に接続されたミキサ又はベンド８を
備えている。
図１に示す本実施例は、それぞれ一端が煙道３に接続さ
れ伝熱管群１を通過した高温の排ガスを導入しバイパス
分配ダンパ６ａ，６ｂを有するバイパスダクト１０ａ，
１０ｂ、それぞれ一端がダンパ４が設けられた煙道３の
端部に接続され伝熱管群２を通過した低温の排ガスを導
入し分配ダンパ５ａ，５ｂを有するダクト１１ａ，１１
ｂ、同ダクト１１ａ，１１ｂと上記バイパスダクト１０
ａ，１０ｂがそれぞれ接続された脱硝装置７ａ，７ｂ、
および同脱硝装置７ａ，７ｂの排出側に接続されその排
出側が空気予熱器９に接続されたミキサ又はベンド８を
備えている。
【０００９】上記において、バイパスダクト１０ａ，１
０ｂ及びダクト１１ａ，１１ｂより脱硝装置７ａ，７ｂ
に供給されるガス量のトータルは、ダンパ４及びバイパ
ス分配ダンパ６ａ，６ｂの開閉により制御され、脱硝装
置入口のガス温度は分配ダンパ５ａ，５ｂ及びバイパス
分配ダンパ６ａ，６ｂの開閉により制御される。上記ダ
ンパ４，５ａ，５ｂ，６ａ，６ｂによりガス量及びガス
温度が制御された排ガスは脱硝装置７ａ，７ｂを通過し
た後、ミキサ又はベンド８により混合され空気予熱器９
へ送られる。
０ｂ及びダクト１１ａ，１１ｂより脱硝装置７ａ，７ｂ
に供給されるガス量のトータルは、ダンパ４及びバイパ
ス分配ダンパ６ａ，６ｂの開閉により制御され、脱硝装
置入口のガス温度は分配ダンパ５ａ，５ｂ及びバイパス
分配ダンパ６ａ，６ｂの開閉により制御される。上記ダ
ンパ４，５ａ，５ｂ，６ａ，６ｂによりガス量及びガス
温度が制御された排ガスは脱硝装置７ａ，７ｂを通過し
た後、ミキサ又はベンド８により混合され空気予熱器９
へ送られる。
【００１０】本実施例においては、ボイラの起動時ある
いは低負荷時で節炭器出口の排ガスの温度が低い場合に
は、脱硝装置７ａ，７ｂのいずれかの系統のみについて
熱ガスを供給し冷ガスを絞るものである。即ち、バイパ
ス分配ダンパ６ａ，６ｂのいずれかを開き、分配ダンパ
５ａ，５ｂを絞り、排ガスの一部分のみの脱硝を行い、
ＮＯx の低減を図るものである。
いは低負荷時で節炭器出口の排ガスの温度が低い場合に
は、脱硝装置７ａ，７ｂのいずれかの系統のみについて
熱ガスを供給し冷ガスを絞るものである。即ち、バイパ
ス分配ダンパ６ａ，６ｂのいずれかを開き、分配ダンパ
５ａ，５ｂを絞り、排ガスの一部分のみの脱硝を行い、
ＮＯx の低減を図るものである。
【００１１】上記により、排ガスの一部分を脱硝可能と
し、ボイラの起動時あるいは低負荷時においてもＮＯx
の低減を可能とする。
し、ボイラの起動時あるいは低負荷時においてもＮＯx
の低減を可能とする。
【００１２】
【考案の効果】本考案の排ガスの部分脱硝用脱硝装置
は、それぞれ熱ガスと冷ガスを供給するバイパス分配ダ
ンパを有するバイパスダクトと分配ダンパを有するダク
トがそれぞれ接続された脱硝装置を複数台設け、複数系
統とすることによって、従来、全く行うことができなか
ったボイラの起動時あるいは低負荷時における脱硝が、
１つの系統については行うことができるものとしたた
め、ボイラの起動時あるいは低負荷時の排ガスのＮＯx
低減が可能となる。
は、それぞれ熱ガスと冷ガスを供給するバイパス分配ダ
ンパを有するバイパスダクトと分配ダンパを有するダク
トがそれぞれ接続された脱硝装置を複数台設け、複数系
統とすることによって、従来、全く行うことができなか
ったボイラの起動時あるいは低負荷時における脱硝が、
１つの系統については行うことができるものとしたた
め、ボイラの起動時あるいは低負荷時の排ガスのＮＯx
低減が可能となる。
【図１】本考案の一実施例の説明図である。
【図２】従来の装置の説明図である。 １，２ 伝熱管群 ３ 煙道 ４ ダンパ ５ａ，５ｂ 分配ダンパ ６ａ，６ｂ バイパス分配ダンパ ７ａ，７ｂ 脱硝装置 ８ ミキサ又はベンド ９ 空気予熱器
Claims (1)
- 【請求項１】 節炭器の排ガス流れの上流側に接続され
バイパス分配ダンパを有するバイパスダクトと節炭器の
排ガス出口側に接続され分配ダンパを有するダクトがそ
れぞれ接続され排ガスが導入される複数台の脱硝装置を
備えたことを特徴とする排ガスの部分脱硝用脱硝設備
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15391U JP2520110Y2 (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | 排ガスの部分脱硝用脱硝設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15391U JP2520110Y2 (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | 排ガスの部分脱硝用脱硝設備 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0499218U JPH0499218U (ja) | 1992-08-27 |
| JP2520110Y2 true JP2520110Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=31726839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15391U Expired - Fee Related JP2520110Y2 (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | 排ガスの部分脱硝用脱硝設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2520110Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-08 JP JP15391U patent/JP2520110Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0499218U (ja) | 1992-08-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5437851A (en) | Combined heat exchanger and ammonia injection process | |
| EP0648323B1 (de) | Dampfkraftanlage zur erzeugung elektrischer energie | |
| US5038568A (en) | System for reheat steam temperature control in circulating fluidized bed boilers | |
| EP0584072B1 (de) | Gas- und dampfturbinenanlage | |
| CN109882879B (zh) | 一种全工况烟气脱硝及空预器防堵系统 | |
| JPH07208701A (ja) | ボイラの脱硝装置入口ガス温度制御装置 | |
| JP2520110Y2 (ja) | 排ガスの部分脱硝用脱硝設備 | |
| JPH04503095A (ja) | 循環式流動層ボイラの再熱蒸気温度制御のためのシステムと方法 | |
| DE4441324C1 (de) | Anordnung zur Nutzung der im Rauchgas eines kohlegefeuerten Dampferzeugers enthaltenen Wärme | |
| CN209909952U (zh) | 一种全工况烟气脱硝及空预器防堵系统 | |
| CN210278802U (zh) | 一种scr脱硝系统及加热装置 | |
| CN207962627U (zh) | 一种直接利用压缩天然气雾化的sncr系统 | |
| JP2001082735A (ja) | 空気予熱装置 | |
| JP3285603B2 (ja) | 微粉炭焚きボイラの空気・排ガス系統 | |
| EP0718025A1 (en) | Method for the recovery of ammonia escaping from a denitrification process | |
| JP2686264B2 (ja) | 排熱回収ボイラ | |
| JP2963525B2 (ja) | 燃焼装置 | |
| JPH025237Y2 (ja) | ||
| EP0187234B1 (de) | Verfahren und Vorrichtung zur Erwärmung der Raumluft | |
| US5770163A (en) | System for the recovery of ammonia escaping from an ammonia reduction denitrator | |
| JPS61235611A (ja) | 一体型熱交換器 | |
| JP3310857B2 (ja) | 排気再燃コンバインドサイクルの空気予熱装置 | |
| JP2747039B2 (ja) | ボイラ起動装置 | |
| JPS61200838A (ja) | 脱硝装置付ボイラ | |
| JP2000291947A (ja) | ボイラ装置における再生式空気予熱器の制御装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960716 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |