JP2520035Y2 - 薬剤散布車の軸流送風機用スクリーン - Google Patents
薬剤散布車の軸流送風機用スクリーンInfo
- Publication number
- JP2520035Y2 JP2520035Y2 JP4078091U JP4078091U JP2520035Y2 JP 2520035 Y2 JP2520035 Y2 JP 2520035Y2 JP 4078091 U JP4078091 U JP 4078091U JP 4078091 U JP4078091 U JP 4078091U JP 2520035 Y2 JP2520035 Y2 JP 2520035Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- axial blower
- axial
- blower
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Special Spraying Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、スピードスプレーヤ
等の薬剤散布車の軸流送風機用スクリーンに係り、詳し
くは網目の縮小にもかかわらず流入面積を増大すること
ができる薬剤散布車の軸流送風機用スクリーンに関する
ものである。
等の薬剤散布車の軸流送風機用スクリーンに係り、詳し
くは網目の縮小にもかかわらず流入面積を増大すること
ができる薬剤散布車の軸流送風機用スクリーンに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】スピードスプレーヤでは、噴頭内のノズ
ルから吐出される薬液を周囲へ搬送するために、軸流送
風機が設けられ、風を噴頭の方へ送出するようになって
いる。そのような軸流送風機は、空気を吸入する際、空
気と共に落ち葉等の異物を吸入してしまうので、スクリ
ーンが軸流送風機の吸入側に配設されている。スクリー
ンは、さらに、高速で回転する軸流送風機の動翼に作業
者の身体が接触するのを回避する役目を有するので、ス
クリーンの網目の大きさは、例えばスクリーンが、同心
的な複数本のリングと、放射方向へ延びてリングに交
差、結合する複数本のリブとを備える場合は、隣接する
リングの間の放射方向の間隔dは、スクリーンと軸流送
風機の動翼との間の距離Lが短いほど小さくなる寸法に
国営検査の基準により決められている。
ルから吐出される薬液を周囲へ搬送するために、軸流送
風機が設けられ、風を噴頭の方へ送出するようになって
いる。そのような軸流送風機は、空気を吸入する際、空
気と共に落ち葉等の異物を吸入してしまうので、スクリ
ーンが軸流送風機の吸入側に配設されている。スクリー
ンは、さらに、高速で回転する軸流送風機の動翼に作業
者の身体が接触するのを回避する役目を有するので、ス
クリーンの網目の大きさは、例えばスクリーンが、同心
的な複数本のリングと、放射方向へ延びてリングに交
差、結合する複数本のリブとを備える場合は、隣接する
リングの間の放射方向の間隔dは、スクリーンと軸流送
風機の動翼との間の距離Lが短いほど小さくなる寸法に
国営検査の基準により決められている。
【0003】従来のスピードスプレーヤの軸流送風機用
スクリーンでは、空気は網目においてのみ通過する。
スクリーンでは、空気は網目においてのみ通過する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】スピードスプレーヤは
狭い場所でも支障なく旋回できることが望ましく、スピ
ードスプレーヤの前後寸法はできるだけ短くする方が好
ましい。したがって、スクリーンと軸流送風機との間隔
Lをできるだけ短くする方がよいが、それに伴って、ス
クリーンの網目も小さくする必要がある。
狭い場所でも支障なく旋回できることが望ましく、スピ
ードスプレーヤの前後寸法はできるだけ短くする方が好
ましい。したがって、スクリーンと軸流送風機との間隔
Lをできるだけ短くする方がよいが、それに伴って、ス
クリーンの網目も小さくする必要がある。
【0005】スクリーンは、軸流送風機の吸入側に配設
されて、吸入抵抗となるので、網目の縮小は吸入抵抗を
一層増大させ、軸流送風機の吸入効率を低下させて、不
利である。
されて、吸入抵抗となるので、網目の縮小は吸入抵抗を
一層増大させ、軸流送風機の吸入効率を低下させて、不
利である。
【0006】この考案の目的は、網目の縮小にもかかわ
らず、所定の流入面積を確保して、吸入抵抗の増大を防
止することができる薬剤散布車の軸流送風機用スクリー
ンを提供することである。
らず、所定の流入面積を確保して、吸入抵抗の増大を防
止することができる薬剤散布車の軸流送風機用スクリー
ンを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。この考案の前提
となる薬剤散布車(10)の軸流送風機(26)用スクリーン(3
2)は、薬剤散布車(10)の軸流送風機(26)の吸入側に配設
され、複数本の棒状部材(34,36)が相互に交差するよう
に結合して構成されている。そして、この考案の薬剤散
布車の軸流送風機用スクリーン(32)では、複数個の貫通
孔(42)が、空気吸入方向へ貫通するように、棒状部材(3
4,36)に穿設されている。
応する図面の符号を使用して説明する。この考案の前提
となる薬剤散布車(10)の軸流送風機(26)用スクリーン(3
2)は、薬剤散布車(10)の軸流送風機(26)の吸入側に配設
され、複数本の棒状部材(34,36)が相互に交差するよう
に結合して構成されている。そして、この考案の薬剤散
布車の軸流送風機用スクリーン(32)では、複数個の貫通
孔(42)が、空気吸入方向へ貫通するように、棒状部材(3
4,36)に穿設されている。
【0008】
【作用】軸流送風機(26)により吸入される空気は、棒状
部材(34,36)の間に形成されている各網目を介してスク
リーン(32)を通過する外、空気吸入方向へ棒状部材(34,
36)を貫通している各貫通孔(42)を介しても通過する。
部材(34,36)の間に形成されている各網目を介してスク
リーン(32)を通過する外、空気吸入方向へ棒状部材(34,
36)を貫通している各貫通孔(42)を介しても通過する。
【0009】
【実施例】以下、この考案を図面の実施例について説明
する。図4はスピードスプレーヤ10の側面図である。ス
ピードスプレーヤ10は、前輪12と後輪14の駆動により前
後進自在であり、作業者が乗り込んでスピードスプレー
ヤ10の運転操作する運転席16と、薬液を内部に貯蔵する
薬液タンク18と、エンジンやポンプ等の機械を収容する
エンジン室20と、周囲へ薬液を噴出するノズル22を周辺
部に沿って配列されている噴頭24と、後方から空気を吸
い込んで噴頭24へ吐出する軸流送風機26とを前側から順
番に備えている。軸流送風機26は、側方及び上方を覆う
風胴28と、風胴28内に配設され回転により空気を後方か
ら吸入して噴頭24へ吐出する動翼30とを備え、スクリー
ン32は、軸流送風機26の吸入口、すなわち風胴28の後方
側開口に取付けられる。
する。図4はスピードスプレーヤ10の側面図である。ス
ピードスプレーヤ10は、前輪12と後輪14の駆動により前
後進自在であり、作業者が乗り込んでスピードスプレー
ヤ10の運転操作する運転席16と、薬液を内部に貯蔵する
薬液タンク18と、エンジンやポンプ等の機械を収容する
エンジン室20と、周囲へ薬液を噴出するノズル22を周辺
部に沿って配列されている噴頭24と、後方から空気を吸
い込んで噴頭24へ吐出する軸流送風機26とを前側から順
番に備えている。軸流送風機26は、側方及び上方を覆う
風胴28と、風胴28内に配設され回転により空気を後方か
ら吸入して噴頭24へ吐出する動翼30とを備え、スクリー
ン32は、軸流送風機26の吸入口、すなわち風胴28の後方
側開口に取付けられる。
【0010】図5は風胴28からスクリーン32を取り外し
た状態で風胴28及びスクリーン32を示す斜視図である。
スクリーン32は、同心的に配設されて周方向へ延びる複
数本のリング34と、放射方向へ延びてリング34と交差す
るとともに結合する複数本のリブ36とを備えている。取
付部38はリブ36の外側の端部に固定され、ボルト40は、
取付部38に挿通されて、風胴28の端面に螺合し、スクリ
ーン32を風胴28に着脱自在に固定する。
た状態で風胴28及びスクリーン32を示す斜視図である。
スクリーン32は、同心的に配設されて周方向へ延びる複
数本のリング34と、放射方向へ延びてリング34と交差す
るとともに結合する複数本のリブ36とを備えている。取
付部38はリブ36の外側の端部に固定され、ボルト40は、
取付部38に挿通されて、風胴28の端面に螺合し、スクリ
ーン32を風胴28に着脱自在に固定する。
【0011】隣接するリング34の間隔dは、スクリーン
32と軸流送風機26の動翼30のスクリーン32側の面までの
距離をLとし、国営検査の基準により次式のように規定
されている。なお、d及びLの単位はmmである。d≦
(L/5)−6 ただし、L>60のとき。d≦6
ただし、L≦60のとき。例えば、L=15
0の場合は、d≦24mmとなる。
32と軸流送風機26の動翼30のスクリーン32側の面までの
距離をLとし、国営検査の基準により次式のように規定
されている。なお、d及びLの単位はmmである。d≦
(L/5)−6 ただし、L>60のとき。d≦6
ただし、L≦60のとき。例えば、L=15
0の場合は、d≦24mmとなる。
【0012】図1はスクリーン32の一部をスピードスプ
レーヤ10の後方から見た図である。リング34とリブ36と
の交差、結合によりリング34及びリブ36の間には網目が
形成され、軸流送風機26により吸入空気がこの網目を通
過するようになっている。また、多数の貫通孔42が、リ
ング34とリブ36との交差部を除いて、リング34及びリブ
36の全体に分布して穿設され、前後方向、すなわち空気
吸入方向へ貫通している。
レーヤ10の後方から見た図である。リング34とリブ36と
の交差、結合によりリング34及びリブ36の間には網目が
形成され、軸流送風機26により吸入空気がこの網目を通
過するようになっている。また、多数の貫通孔42が、リ
ング34とリブ36との交差部を除いて、リング34及びリブ
36の全体に分布して穿設され、前後方向、すなわち空気
吸入方向へ貫通している。
【0013】図2及び図3はそれぞれ図1のC2−C2
矢視断面図及びC3−C3矢視断面図である。Aは空気
吸入方向を示している。
矢視断面図及びC3−C3矢視断面図である。Aは空気
吸入方向を示している。
【0014】軸流送風機26により吸入される空気は、リ
ング34及びリブ36の間に形成されている各網目を介して
スクリーン32を通過する外、空気吸入方向に平行にリン
グ34及びリブ36を貫通している各貫通孔42も通過する。
ング34及びリブ36の間に形成されている各網目を介して
スクリーン32を通過する外、空気吸入方向に平行にリン
グ34及びリブ36を貫通している各貫通孔42も通過する。
【0015】図示の実施例では、スクリーン32は、同
心的な複数本のリング34と、放射方向へ延びてリング
34に交差、結合する複数本のリブ36とから構成され
るが、この考案の貫通孔42は、スクリーン32が格子
状となっている場合や、同心的な複数本のリング34の
代わりに中心部から渦巻状に延びてリブ36に結合する
渦巻状の棒状部材とを有している場合等、他の構造のス
クリーンにも適用可能である。
心的な複数本のリング34と、放射方向へ延びてリング
34に交差、結合する複数本のリブ36とから構成され
るが、この考案の貫通孔42は、スクリーン32が格子
状となっている場合や、同心的な複数本のリング34の
代わりに中心部から渦巻状に延びてリブ36に結合する
渦巻状の棒状部材とを有している場合等、他の構造のス
クリーンにも適用可能である。
【0016】図示の実施例では、スピードスプレーヤ10
について説明したが、この考案は、スピードスプレーヤ
10以外にも軸流送風機を利用して薬剤を散布する薬剤散
布車に適用可能である。
について説明したが、この考案は、スピードスプレーヤ
10以外にも軸流送風機を利用して薬剤を散布する薬剤散
布車に適用可能である。
【0017】図示の実施例では、リング34及びリブ36
は、共に中実であるが、中空のパイプであってもよい。
は、共に中実であるが、中空のパイプであってもよい。
【0018】
【考案の効果】この考案によれば、相互に交差、結合し
てスクリーンを構成する棒状部材は、空気吸入方向へ貫
通する複数個の貫通孔を有しているので、吸入空気は、
棒状部材の間の網目だけでなく、貫通孔も通過する。し
たがって、貫通孔の面積分だけ、スクリーンの流入面積
を増大させることができ、網目の縮小にもかかわらず、
流入面積の減少を抑制して、軸流送風機の吸入効率を高
めることができる。
てスクリーンを構成する棒状部材は、空気吸入方向へ貫
通する複数個の貫通孔を有しているので、吸入空気は、
棒状部材の間の網目だけでなく、貫通孔も通過する。し
たがって、貫通孔の面積分だけ、スクリーンの流入面積
を増大させることができ、網目の縮小にもかかわらず、
流入面積の減少を抑制して、軸流送風機の吸入効率を高
めることができる。
【図1】スクリーンの一部をスピードスプレーヤの後方
から見た図である。
から見た図である。
【図2】図1のC2−C2矢視断面図である。
【図3】図1のC3−C3矢視断面図である。
【図4】スピードスプレーヤの側面図である。
【図5】風胴からスクリーンを取り外した状態で風胴及
びスクリーンを示す斜視図である。
びスクリーンを示す斜視図である。
10 スピードスプレーヤ(薬剤散布車) 26 軸流送風機 32 スクリーン 34 リング(棒状部材) 36 リブ(棒状部材) 42 貫通孔
Claims (1)
- 【請求項1】 薬剤散布車(10)の軸流送風機(26)の吸入
側に配設され、複数本の棒状部材(34,36)が相互に交差
するように結合して構成されている薬剤散布車の軸流送
風機用スクリーン(32)において、複数個の貫通孔(42)
が、空気吸入方向へ貫通するように、前記棒状部材(34,
36)に穿設されていることを特徴とする薬剤散布車の軸
流送風機用スクリーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4078091U JP2520035Y2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 薬剤散布車の軸流送風機用スクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4078091U JP2520035Y2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 薬剤散布車の軸流送風機用スクリーン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04125699U JPH04125699U (ja) | 1992-11-16 |
JP2520035Y2 true JP2520035Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=31921746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4078091U Expired - Lifetime JP2520035Y2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 薬剤散布車の軸流送風機用スクリーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520035Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-05-07 JP JP4078091U patent/JP2520035Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04125699U (ja) | 1992-11-16 |
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