JP2519932B2 - リン酸塩系ガラスフリットの施工方法 - Google Patents
リン酸塩系ガラスフリットの施工方法Info
- Publication number
- JP2519932B2 JP2519932B2 JP62129877A JP12987787A JP2519932B2 JP 2519932 B2 JP2519932 B2 JP 2519932B2 JP 62129877 A JP62129877 A JP 62129877A JP 12987787 A JP12987787 A JP 12987787A JP 2519932 B2 JP2519932 B2 JP 2519932B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass frit
- mol
- phosphate glass
- frit
- construction method
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Glass Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はリン酸塩系ガラスフリットの施工方法、特に
低融点で無色乃至は無色に近い色彩を有する該フリット
の施工方法に係るものである。
低融点で無色乃至は無色に近い色彩を有する該フリット
の施工方法に係るものである。
(従来の技術) 従来、ガラスフリット素材としては、長石系が一般に
用いられているが、これは焼付温度が1000℃以上と高い
為、耐熱性の高い基材にしか適用出来ない。又、より低
温で焼付出来るフリットとして鉛を含有するフリット材
が知られているが、製造作業者や製品使用者への毒性が
懸念されている。
用いられているが、これは焼付温度が1000℃以上と高い
為、耐熱性の高い基材にしか適用出来ない。又、より低
温で焼付出来るフリットとして鉛を含有するフリット材
が知られているが、製造作業者や製品使用者への毒性が
懸念されている。
他方、リン酸塩系ガラスは一般に低温で溶融し、しか
も粘性が低いことから低温用フリットとして期待される
が、この系のガラスは一般に化学的安定性、特に耐水性
に乏しい欠点を有している。
も粘性が低いことから低温用フリットとして期待される
が、この系のガラスは一般に化学的安定性、特に耐水性
に乏しい欠点を有している。
この様なガラスに対し、アルミナ等の添加物を用いて
耐水性を向上せしめたリン酸塩系ガラスもいくつか提案
されている。
耐水性を向上せしめたリン酸塩系ガラスもいくつか提案
されている。
(発明の解決しようとする問題点) しかしながら、この様な耐水性を向上せしめたリン酸
塩系ガラスにあっては、一般にこれを焼付けた場合、灰
色に着色しやすい欠点を有し、その応用例として該フリ
ットを歯科用のステイン剤の如き材料に用いる場合に
は、その着色により不都合が生じる欠点を有している。
塩系ガラスにあっては、一般にこれを焼付けた場合、灰
色に着色しやすい欠点を有し、その応用例として該フリ
ットを歯科用のステイン剤の如き材料に用いる場合に
は、その着色により不都合が生じる欠点を有している。
(問題点を解決する為の手段) 本発明者は、この様なリン酸塩系ガラスフリットの灰
色着色を防止し、無色乃至はそれに近い色彩を呈せしめ
ることを目的として種々研究、検討した結果、該フリッ
トの焼付時に酸素を発生する物質を存在せしめることに
より、前記目的を達成し得ることを見出した。
色着色を防止し、無色乃至はそれに近い色彩を呈せしめ
ることを目的として種々研究、検討した結果、該フリッ
トの焼付時に酸素を発生する物質を存在せしめることに
より、前記目的を達成し得ることを見出した。
かくして本発明は、リン酸塩系ガラスフリット粉末
を、熱処理により酸素を発生する成分と共に熱処理せし
めることを特徴とするリン酸塩系ガラスフリットの施工
方法を提供するにある。
を、熱処理により酸素を発生する成分と共に熱処理せし
めることを特徴とするリン酸塩系ガラスフリットの施工
方法を提供するにある。
本発明において用いられる熱処理により酸素を発生す
る成分としては、例えば亜硝酸、硝酸、塩素酸、次亜鉛
素酸、硫酸等の酸素酸及びこれらの塩が挙げられる。こ
れら成分の使用量は、厳密にはリン酸塩系ガラスフリッ
トの組成等により決定されるが、一般にガラスフリット
に対し0.01〜10重量%程度を採用するのが適当である。
使用量が前記範囲に満たない場合には、灰色の着色を有
効に防止出来ず、逆に前記範囲を超える場合には、焼成
時にガラス被膜が発泡してしまう虞れがあるので何れも
好ましくない。
る成分としては、例えば亜硝酸、硝酸、塩素酸、次亜鉛
素酸、硫酸等の酸素酸及びこれらの塩が挙げられる。こ
れら成分の使用量は、厳密にはリン酸塩系ガラスフリッ
トの組成等により決定されるが、一般にガラスフリット
に対し0.01〜10重量%程度を採用するのが適当である。
使用量が前記範囲に満たない場合には、灰色の着色を有
効に防止出来ず、逆に前記範囲を超える場合には、焼成
時にガラス被膜が発泡してしまう虞れがあるので何れも
好ましくない。
そしてこれら範囲のうち、前記表示に従い、0.1〜5
重量%を採用すると灰色の着色を効果的に防止し、しか
もその他の不都合も実質的に生じないので特に好まし
い。
重量%を採用すると灰色の着色を効果的に防止し、しか
もその他の不都合も実質的に生じないので特に好まし
い。
次に本発明に用いられるリン酸塩系ガラスフリットと
しては、リン酸分をP2O5として40〜85モル%含有してい
るものが好ましい。リン酸分が前記範囲に満たない場合
にはガラスフリットの焼成時に結晶化を起こし易く平滑
な被膜が形成できず、逆に前記範囲を超える場合にはガ
ラスフリットの耐水性が十分でなくなったり、焼成温度
が高くなりすぎる虞れがあるので何れも好ましくない。
そしてこれら範囲のうち、P2O5として60〜74モル%を採
用する場合には光沢に富み平滑で耐水性に富む被膜が低
温で形成し易いので特に好ましい。
しては、リン酸分をP2O5として40〜85モル%含有してい
るものが好ましい。リン酸分が前記範囲に満たない場合
にはガラスフリットの焼成時に結晶化を起こし易く平滑
な被膜が形成できず、逆に前記範囲を超える場合にはガ
ラスフリットの耐水性が十分でなくなったり、焼成温度
が高くなりすぎる虞れがあるので何れも好ましくない。
そしてこれら範囲のうち、P2O5として60〜74モル%を採
用する場合には光沢に富み平滑で耐水性に富む被膜が低
温で形成し易いので特に好ましい。
実際この様なフリットの組成としては、CaO1〜35モル
%、Al2O310〜25モル%、P2O540〜85モル%を採用する
のが好ましい。
%、Al2O310〜25モル%、P2O540〜85モル%を採用する
のが好ましい。
この様な組成を採用すると高い耐水性と低融点を有
し、フリットとしては好ましい性質を有している。
し、フリットとしては好ましい性質を有している。
本発明においては、フリット中にこれら成分の他に本
発明の目的を逸脱しない限り他の成分を添加することが
出来る。
発明の目的を逸脱しない限り他の成分を添加することが
出来る。
本発明方法が適用されるフリットは、前述の如く歯科
材料のみならず、例えば電気絶縁性封止材料、容器のラ
イニング等の用途にも好適に用い得る。
材料のみならず、例えば電気絶縁性封止材料、容器のラ
イニング等の用途にも好適に用い得る。
(実施例) 実施例1〜7 CaO15モル%、Al2O315モル%、P2O570モル%から成る
混合物を常法によりガラス化し、これを平均粒径1μに
粉砕してガラスフリットを得た。このフリットを表に示
す如き処理を夫々行ない、15mm角の焼結アルミナ基板上
に夫々塗布し、700℃で10分間焼成せしめた。得られた
焼成物の着色の肉眼観察結果及び性状は表の如くであっ
た。
混合物を常法によりガラス化し、これを平均粒径1μに
粉砕してガラスフリットを得た。このフリットを表に示
す如き処理を夫々行ない、15mm角の焼結アルミナ基板上
に夫々塗布し、700℃で10分間焼成せしめた。得られた
焼成物の着色の肉眼観察結果及び性状は表の如くであっ
た。
Claims (5)
- 【請求項1】リン酸塩系ガラスフリット粉末を、熱処理
によって酸素を発生する成分と共に熱処理せしめること
を特徴とするリン酸塩系ガラスフリットの施工方法。 - 【請求項2】リン酸塩系ガラスフリットは、リン酸分を
P2O5として40〜85モル%含有している特許請求の範囲第
1項の施工方法。 - 【請求項3】熱処理によって酸素を発生する成分は、亜
硝酸、硝酸、塩素酸、次亜塩素酸、硫酸またはこれらの
塩である特許請求の範囲第1項の施工方法。 - 【請求項4】熱処理によって酸素を発生する成分の使用
量は、ガラスフリットの0.01〜10重量%である特許請求
の範囲第1項の施工方法。 - 【請求項5】リン酸塩系ガラスフリットは、その組成が
CaO1〜35モル%、Al2O310〜25モル%、P2O540〜85モル
%のものである特許請求の範囲第1項の施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62129877A JP2519932B2 (ja) | 1987-05-28 | 1987-05-28 | リン酸塩系ガラスフリットの施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62129877A JP2519932B2 (ja) | 1987-05-28 | 1987-05-28 | リン酸塩系ガラスフリットの施工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63297243A JPS63297243A (ja) | 1988-12-05 |
| JP2519932B2 true JP2519932B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=15020526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62129877A Expired - Lifetime JP2519932B2 (ja) | 1987-05-28 | 1987-05-28 | リン酸塩系ガラスフリットの施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2519932B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7682700B2 (en) * | 2002-08-14 | 2010-03-23 | Applied Thin Films, Inc. | Aluminum phosphate compounds, compositions, materials and related composites |
-
1987
- 1987-05-28 JP JP62129877A patent/JP2519932B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63297243A (ja) | 1988-12-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4775592A (en) | Fluoroaluminosilicate glass powder for dental glass ionomer cement | |
| JP3898779B2 (ja) | 鉛不含ガラスフリット、それを含有するセラミックエナメル組成物およびエナメル塗装したガラス基体 | |
| CA2466620C (en) | Opalescent glass-ceramic product | |
| US5650364A (en) | Self-opacifying enamel frits for the enamelling of aluminum or aluminum alloys | |
| DE1421935B2 (de) | Lichtstreuende Gläser und Verfahren zu deren Herstellung | |
| JPH04228452A (ja) | ガラス融剤組成物 | |
| JPS6339532B2 (ja) | ||
| US3203815A (en) | High-temperature protective coating for metals | |
| JP2001039733A (ja) | 無鉛釉薬及びスパークプラグ | |
| GB2153342A (en) | Method for strengthening dental restorative material | |
| JPH06191875A (ja) | アルカリ金属および銅のリン酸塩ガラス | |
| JPH1143351A (ja) | 釉薬用ガラス組成物 | |
| JPH10158037A (ja) | 抗菌性ガラス及びその製造方法 | |
| JP2519932B2 (ja) | リン酸塩系ガラスフリットの施工方法 | |
| JP2519931B2 (ja) | リン酸塩系ガラス組成物 | |
| DE19712918C1 (de) | Verfahren zur Herstellung eines Körpers aus einem Silicium enthaltenden, nichtoxidischen Werkstoff und nach dem Verfahren hergestellter Körper | |
| US3856737A (en) | Surgical cements of improved compressive strength containing stannous flouride and polyacrylic acid | |
| EP2712855A1 (en) | Fluoroalmuminosilicate glass powder and production method thereof | |
| US2993001A (en) | Matrix glass for phosphors | |
| US4693748A (en) | Composition for staining material | |
| JPS61163974A (ja) | 基体に適用するための保護組成物 | |
| EP1230183B1 (en) | Water-resistant porcelain enamel coatings and method of manufacturing same | |
| JPH07126035A (ja) | 低融点ガラス | |
| JPH05330821A (ja) | セラミック用希土類酸化物スラリー | |
| JP4127572B2 (ja) | 抗菌食器およびその製造方法 |