JP2519456B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2519456B2
JP2519456B2 JP62150961A JP15096187A JP2519456B2 JP 2519456 B2 JP2519456 B2 JP 2519456B2 JP 62150961 A JP62150961 A JP 62150961A JP 15096187 A JP15096187 A JP 15096187A JP 2519456 B2 JP2519456 B2 JP 2519456B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機などで代
表される弾球遊技機に関し、詳しくは、遊技盤前面に形
成された遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわれる弾
球遊技機に関する。
[従来の技術] この種の弾球遊技機において、従来から一般的に知ら
れているものに、たとえば、実開昭58−48279号公報に
記載のものがあった。この従来の弾球遊技機は、前記遊
技盤の裏面側に入賞玉誘導カバー体が設けられ、遊技盤
に形成された複数の入賞口から入賞して遊技盤裏面側に
導かれてきた入賞玉がその入賞玉誘導カバー体より誘導
されて所定箇所に集合されるように構成されていた。そ
して、この入賞玉誘導カバー体は1枚のプレート状の単
体で構成されていた。
[発明が解決しようとする課題] 一方、弾球遊技機は、その仕様の変化により、入賞口
の形成位置の変更や入賞口に入賞した入賞球を検出する
入賞玉検出スイッチの数の変更、さらには、たとえば特
定の入賞口に入賞した打玉でチューリップを開成させる
などの入賞玉の誘導方向の変更などの種々の変更が要求
される場合がある。
ところで、従来の弾球遊技機における入賞玉誘導カバ
ー体が1枚のプレート状の単体で構成されていたため
に、1種類の入賞玉誘導カバー体では前記弾球遊技機の
仕様の変化に伴なう種々の変更要求に応えることができ
ず、仕様の変更に合わせて、種々の入賞玉誘導カバー体
を製造しなければならず入賞玉誘導カバー体の多品種少
量生産を余儀なくされ、弾球遊技機の製造コストが高く
なってしまう恐れがあるという欠点を有していた。
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、
その目的は、入賞玉誘導カバー体に汎用性をもたせ、入
賞玉誘導カバー体の少品種大量生産を可能にすることで
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、遊技盤前面に形成された遊技領域に打玉を
打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であって、 前記遊技盤に形成された複数の入賞口と、 前記遊技盤の裏面側に設けられ、前記複数の入賞口か
ら入賞して遊技盤裏面側に導かれてきた入賞玉を誘導す
る入賞玉誘導カバー体とを含み、 前記入賞玉誘導カバー体は、複数の分割カバー体から
なる分割構造で構成されていることを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、入賞玉誘導カバー体が複数の分割カ
バー体で構成されているため、遊技盤前面の構成変化に
対し、変更が必要な部分の分割カバー体のみを取り替え
たり、あるいは、その取付位置をずらせることにより対
処でき、入賞玉誘導カバー体の汎用性を向上させること
ができる。
[実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1の実施例 第1図は、本発明の弾球遊技機の一例であるパチンコ
遊技機1を示す全体正面図である。
パチンコ遊技機1には、遊技盤2が形成されており、
この遊技盤2の前面により、遊技領域6が形成されてい
る。この遊技盤2のほぼ中央位置には、入賞球装置の一
例である可変入賞球装置3が設けられているとともに、
その下方位置には、始動入賞口4a,4b,5が配設されてい
る。前記可変入賞球装置3は、通常はパチンコ玉が入賞
できないあるいは入賞しにくい閉成状態となっているの
であるが、前記始動入賞口4a,4b,5のいずれかにパチン
コ玉が入賞することにより、可変入賞球装置3が所定回
数(たとえば2回)開閉し、パチンコ玉の入賞を許容す
る状態となる。
図中10a,10bはチューリップであり、パチンコ玉が入
賞するごとに開成状態と閉成状態とに循環して切換わる
ように構成されている。また、8a,8bは通常の入賞口で
ある。図中12a,12b,14は表示器の一例である大当りラン
プであり、開閉状態にある可変入賞球装置3内に進入し
たパチンコ玉がVポケットに入賞した大当り制御時に点
灯または点滅し、大当りとなったことを遊技者に報知す
るためのものである。また13a,13bは風車ランプであ
る。さらに11はアウト口であり遊技領域6内に打込まれ
たパチンコ玉のうち入賞しなかったアウト玉を回収する
ためのものである。
第2図は、パチンコ遊技機1の一部内部構造を示す全
体背面図である。
図中16は主入賞玉集合カバー体であり、機構盤で形成
された入賞玉誘導領域24をカバーするものであり、前記
種々の入賞口8a,8bや可変入賞球装置内のVポケットな
どに入賞したパチンコ玉を所定の径路に導くためのもの
である。図中18は可変入賞球装置の裏面を覆うカバーで
あり、20a,20b,20cはその可変入玉賞装置内のVポケッ
トに入賞したパチンコ玉を検出するためのVポケット入
賞玉検出器である。また22a,22b,23は、入賞玉検出スイ
ッチの一例である始動入賞検出器であり、前記始動入賞
口4a,4b,5(第1図参照)に入賞したパチンコ玉を検出
するためのものである。32は景品玉払出装置であり、パ
チンコ玉の入賞に伴なって景品玉を払出すためのもので
ある。前記可変入賞球装置内に入賞したパチンコ玉は、
主入賞玉集合カバー体16で1箇所に誘導され、10カウン
ト検出器21により検出される。図中30は打球発射装置で
あり、パチンコ玉を1つずつ遊技領域内に打込むための
ものであり、また、遊技領域内に打込まれたパチンコ玉
のうちどこにも入賞しなかったアウト玉がアウト口11か
ら排出される。なお、図中28は入賞玉処理器であり、26
は電気的制御部の一例であるコントロール基板であり、
後述する電気的駆動源の一例であるソレノイド154a,154
b(第3図参照)や前記表示器または入賞玉検出スイッ
チ等の電気的機器を制御するものである。
次に、前記入賞玉集合カバー体を第3図に基づいて詳
細に説明する。
入賞玉誘導カバー体の一例の入賞玉集合カバー体は合
成樹脂により作られており、上部入賞玉集合カバー体
(上部入賞玉誘導カバー体)16aおよび下部入賞玉集合
カバー体(下部入賞玉誘導カバー体)16bからなる主入
賞玉誘導カバー体の一例の主入賞玉集合カバー体16と、
副入賞玉誘導カバー体の一例の副入賞玉集合カバー体46
との組合わせから構成されている。つまり、入賞玉誘導
領域のうち相対的に広い範囲の入賞玉誘導領域の入賞玉
を所定径路へ導くための主入賞玉集合カバー体16と、相
対的に狭い範囲の入賞玉誘導領域の入賞玉を集合させる
副入賞玉集合カバー体46とにより、それぞれ、分割カバ
ー体が構成されており、入賞玉集合カバー体がそれら分
割カバー体の集合からなる分割構造で構成されている。
上部入賞玉集合カバー体16aと下部入賞玉集合カバー体1
6bとには、それぞれ遊技盤取付片44a,および44bがそれ
ぞれの左右両端に形成されており、上部入賞玉集合カバ
ー体16aと下部入賞玉集合カバー体16bを組合わせた状態
で遊技盤に取付けることにより、主入賞玉集合カバー体
16が構成される。この取付状態で、主入賞玉集合カバー
体16のほぼ中央位置に挿通孔62が形成され、可変入賞球
装置3の裏面機構部が挿通されるように構成されてい
る。この可変入賞球装置3は、可変入賞球装置3を開閉
駆動させるための電気的駆動源の一例であるソレノイド
154a,154bが備えられているとともに、他の駆動源とし
てモータ156が設けられており、さらに、始動入賞や大
当り状態などの遊技状態を報知するための表示ランプ15
8a,158b(158aは図面上見えない)が設けられている。
なお、図中21は10カウント検出器であり、可変入賞球装
置3内に入賞したパチンコ玉を1箇所に集合させてその
入賞個数を検出するためのものであり、T1はその10カウ
ント検出器21を取付けるための取付部である。主入賞玉
集合カバー体16には、中継基板ガイド部60a,60b,60cお
よび取付用ボス(図示せず)からなる中継端子基板350
の止着部T2が形成されており、電気配線の中継を1箇所
にまとめて整然とした状態で行なえるように構成されて
いる。中継端子基板350を止着部T2に止着した状態で
は、取付用ボスの介在により、中継端子基板350と主入
賞玉集合カバー体16との間に間隙が形成され、中継端子
基板350の半田付部分が主入賞玉集合カバー体16に圧接
されないように構成されている。また止着部には、大き
さの異なった中継端子基板が取付可能に構成されてい
る。なお、図中、128および130は配線側コネクタであ
り、コントロール基板側へ接続されるものである。そし
て、その配線コネクタ128および130がそれぞれ接続配線
127および129によって中継端子基板350側に接続されて
いる。また、上部入賞玉集合カバー体16aの外周には、
多数の配線処理溝40および配線処理部材38からなる配線
処理部が形成されており、大当りランプ12a,12b(12bは
図面上見えない)などへの電気配線を上部入賞玉集合カ
バー体16aの外周にまとめて整然と配置させ得るように
構成されている。また、前記遊技盤取付片44a,44bに
は、大当りランプ12a,12bのランプ保持部材56を取付け
るためのランプ止着部の一例である取付ボス部58a〜58f
が形成されており、図面に示すように、大当りランプ12
a,12bが上下3段に取付け位置の変更ができるように構
成されている。なお、図中、38は配線を係止保持するた
めの配線処理部であり、62a〜62dは大きさの異なる中継
端子基板350を取付ける突起である。66は副入賞玉集合
カバー体取付孔であり、その取付孔に副入賞玉集合カバ
ー体46をセットした状態でねじにより取付固定するため
の取付ボス52a,52b(52bは図面上見えない)が下部入賞
玉集合カバー体16bに形成されている。また64a,64b(64
bは図面上見えない)はカバー18取付用の係止孔部であ
る。
前記可変入賞球装置3の裏面は、カバー18により覆わ
れるように構成されている。このカバー18の左右一側縁
には、上部入賞玉集合カバー体16aの止着部152にねじ止
め固定するための止着部150が形成されているととも
に、もう一方の側縁には、前記係止孔部64a,64bに係止
するための係止片部148a,148bが形成されている。ま
た、可変入賞球装置3に設けられているソレノイド154
a,154bやモータ156からの熱を外部に逃すための熱逃し
孔140,142,144,146がカバー18に形成されている。
前記副入賞玉集合カバー体46の左右両端には、前記取
付ボス52a,52bが係合する係合凹部48a,48bが形成されて
いるとともに、その係合凹部48a,48bにはそれぞれビス
挿通孔50a,50bが穿設されており、ねじにより副入賞玉
集合カバー体46を下部入賞玉集合カバー体16bに取付固
定可能に構成されているとともに、取付ボス52a,52bに
嵌合凹部48a,48bが嵌合した状態で上下にずらせること
により、副入賞玉集合カバー体46の取付位置を変更可能
に構成している。また、副入賞玉集合カバー体46には、
Vポケット入賞玉検出器20a,20b,20cを挿入して取付け
るための取付部T3が形成されているとともに、ぞの取付
部T3には、挿入されたVポケット入賞玉検出器20a,20b,
20cの抜け止めを行なうためのスイッチ取付片51a,51b,5
1c,51dが設けられている。なお、図中、54aは接続コネ
クタ,54bは接続配線である。
前記副入賞玉集合カバー体46の代わりに、Vポケット
入賞玉検出器20が1つだけ装備可能な副入賞玉集合カバ
ー体46′を入賞玉集合カバー体に取付け入賞球装置に仕
様の変化に対応できるように構成してもよい。この副入
賞玉集合カバー体46′には、前述と同様に、その左右両
端にビス挿通孔50a,50bを有する係合凹部48a,48bが設け
られているとともに、Vポケット入賞玉検出器20を1つ
だけ取付可能な取付部T3′が形成されている。
図中22a,22b,23は始動入賞検出器であり、前記入賞玉
集合カバー体の下方位置の遊技盤2に取付基板360を介
して取付けられる。この取付基板360には、表示ランプ8
2a,82b,82cが設けられているとともに、その表示ランプ
82a,82b,82cに給電するための接続配線78a,78bおよび接
続コネクタ80a,80bが設けられている。
以上の構成より、主入賞玉集合カバー体16の取替えに
より入賞球装置の大きさおよび取付位置の変更に対応で
き、また、副入賞玉集合カバー体46の取替えまたは取付
位置変更により、入賞球検出スイッチの数の変更や入賞
球装置の取付位置の変更に対処できる。
第4図は、前記上部入賞玉集合カバー体と下部入賞玉
集合カバー体ならびに副入賞玉集合カバー体46がそれぞ
れ組合わされて取付けられた状態を示す正面図である。
それぞれの入賞玉集合カバー体には、入賞玉を所定の
径路に誘導するための入賞玉誘導部材の一例である入賞
玉誘導樋36a,36b,36c,36dが一体的に形成されている。
そして、図中34a,34b,34c,34dは、それぞれの入賞玉誘
導樋によって仕切られた入賞玉誘導空間である。そして
遊技盤上に形成されている入賞領域に入賞したパチンコ
玉は入賞口8a,8bなどから入賞玉誘導空間に進入し、所
定の径路に誘導されるように構成されている。
中継基板ガイド部60a,60b,60c内には、中継端子基板
が設けられ、その中継端子基板には、配置側コネクタ11
2,114,138,116,118などが設けられている。配線側コネ
クタ138は大当りランプに接続され、配線側コネクタ112
および114はコントロール基板26(第2図参照)に接続
され、配線側コネクタ116,118は電気的機器の入賞玉検
出スイッチ,表示器,電気的駆動源に接続される。下部
入賞玉集合カバー体16bには、配線処理部の一例である
配線整理部材42aが枢支軸Pを中心に回動自在に設けら
れているとともに、その回動を規制するストッパ42bが
設けられており、配線整理部材42bを矢印イ方向に回動
させた状態で電気配線を配置させその後配線整理部材を
矢印ロ方向に回動させることにより、配線整理部材42a
と下部入賞玉集合カバー体16bとの間に電気配線を挿入
セットすることができる。なお、図中10a,10bはチュー
リップである。
入賞玉集合カバー体の下に配設されている取付基板36
0には、始動入賞検出器22a,22b、23による検出出力を伝
達するための配線側コネクタ124a,124bおよび中継基板
側コネクタ122a,122bが設けられている。また、図中120
a,120bはランプ中継基板である。また126a,126bはラン
プカバー板であり、170a,170bは、副入賞玉集合カバー
体46の位置決めガイド片である。
なお、第4図に付されている部品番号のうち第3図の
ものと同一のものは同一の部品名を示す。
第5図は、可変入賞球装置3およびその周辺部分を示
す拡大図である。
可変入賞球装置3には前述したようにソレノイド154
a,154bおよびモータ156さらに表示ランプ158a,158bが設
けられている。そしてソレノイド154a,154bにより開閉
状態に駆動されている可変入賞球装置3内に進入したパ
チンコ玉は、下方に落下し、通常入賞口168a,168bある
いは第1特定入賞口162,第2特定入賞口164,第3特定入
賞口166のいずれかの入賞口に入賞する。第1特定入賞
口162,第2特定入賞口164および第3特定入賞口166の下
方には、それぞれVポケット入賞玉検出器20a,20bおよ
び20cが配置されており、特定入賞口に入賞したパチン
コ玉が検出できるように構成されている。そして、通常
入賞口168a,168bおよびVポケット入賞玉検出器20a,20
b,20cを通常したパチンコ玉は入賞玉誘導樋36dにより1
箇所に集められて10カウント検出器21により検出され
る。
図中、64a,64bは係止孔部であり、可変入賞球装置3
の裏面を覆うカバー18(第4図参照)を係止保持させた
状態で止着部152によりカバー18をねじ止めし得るよう
に構成されている。また、170a,170bは位置決めガイド
片であり、副入賞玉集合カバー体46を下部入賞玉集合カ
バー体16bに取付けるに際し、副入賞玉集合カバー体46
の下方の左右両端に形成されている位置規制部172a,172
bを前記位置決めガイド片170a,170bに挿入させた状態
で、係合凹部48a,48bに形成されているビス挿通孔50a,5
0bからねじにより固定する。なお、図中34eは入賞玉誘
導空間であり、この入賞玉誘導空間34eは、第6図に示
す斜線部分全体を示すものである。第6図中、46は副入
賞玉集合カバー体である。
次に、前記大当りランプ12a,12bや表示ランプ158a,15
8bなど、弾球遊技機に使用されるランプ174の保持構造
を、第7図に基づいて説明する。
ランプ174はゴム性のランプ保持部材176によって保持
されている。このランプ保持部材176にはピン挿通孔186
a,186bが穿設されており、このピン挿通孔186a,186b内
を通して、ランプ側からのランプ配線188a,188bがラン
プ保持部材176の後端より外部に導出されている。
一方、ランプ取付基板178には、ランプ連結ピン180a,
180bが溶接されており、ランプ取付基板178にプリント
されている配線を介してランプ連結ピン180a,180bに電
力が供給されるように構成されている。また、前記ラン
プ連結ピン180a,180bには、位置規制段部184a,184bが形
成されており、ピン挿通孔186a,186bにランプ連結ピン1
80a,180bを挿入させてランプ保持部材176をランプ取付
基板取付基板178側に取付けた際に、そのランプ連結ピ
ン180a,180bの挿入長さを規制し得るように構成されて
いる。このランプ連結ピン180a,180bが前記ピン挿通孔1
86a,186bに挿入された嵌合状態で、ランプ連結ピン180
a,180bがランプ配線188a,188bに圧接することとなり、
電力がランプ174に供給されるように構成されている。
ランプ保持部材176に形成されたピン挿通孔186a,186b
の長さDは前記ランプ連結ピン180a,180bの長さdより
長く形成されており、ランプ連結ピン180a,180bの前記
ピン挿通孔186a,186bへの挿入状態で、その挿入長さ
(d−t)が前記ピン挿通孔の長さDより短くなるよう
に構成されている。ゆえに、ランプ連結ピン180a,180b
がランプ174より導出されたランプ配線188a,188bをその
先端で延ばしたり、切断したりしないように、ランプ連
結ピン180a,180bの先端がピン挿通孔186a,186bの先端側
であるランプ174位置まで挿入されない。したがって、
ランプ連結ピン180a,180bの挿入の際にランプ配線188a,
188bを損傷させ、また断線させるおそれがなく、また弾
球遊技機の使用中に種々の機械的振動が直接ランプ174
に与えられず、ゴム材料からなるランプ保持部材176で
振動が軽減され、ランプ174の寿命を長くすることがで
きる。
次に、前記入賞玉集合カバー体に入賞玉誘導径路を選
択的に形成する手段について、第8図(A)〜(E)に
基づいて説明する。
第8図(A)に示すように、入賞玉集合カバー体に形
成されている入賞玉誘導樋36a,36b,36cの一部を長さt
だけ切欠いて、誘導径路選択部材192,194を形成してい
る。この誘導径路選択部材192,194は、左右に切欠が形
成されているため、左右の入賞玉誘導樋36a,36b,36cと
不連続となっているために、ぺンチなどにより容易に除
去することができるのであり、両誘導径路選択部材192,
194のうちのどとらか一方を除去することにより、入賞
玉の誘導径路を選択的に形成することができる。たとえ
ば、誘導径路選択部材192を除去した場合は、誘導径路
選択部材194の方が入賞玉誘導樋となり、入賞玉を図示
右方向に誘導し得るようになる。なお、図中196は透孔
であり、第8図(B)に示すように、入賞玉集合ベース
198と誘導径路選択部材194との一体連続部分を短くし、
誘導径路選択部材194を除去しやすくするためのもので
ある。
次に、前記誘導径路選択部材192,194を除去しやすく
する手段として、(C)に示すように、誘導径路選択部
材192と左右の入賞玉誘導樋36b,36cおよび入賞玉集合ベ
ース198との連続部分を薄肉状に形成してもよい。さら
に、(D)に示すように、誘導径路選択部材192を、そ
の左右側辺と入賞玉誘導樋36a,36bとの間または底辺と
入賞玉集合ベース198との間に一部切欠きを形成し、
(a)(b)(c)の3点で連結して保持する構成でも
よく、さらに、(E)に示すように、誘導径路選択部材
192全体を薄肉状に構成してもよい。
次に、大当りランプを入賞玉集合カバー体のランプ止
着部に取付けるための構造を、第9図に基づいて説明す
る。
入賞玉集合カバー体16(第3図および第4図参照)を
遊技盤2に取付けた状態では、パチンコ遊技機の種類な
どの相違により、ランプ挿通孔の位置が、図示200a,200
b,200cのように1つに定まらない場合がある。このよう
なランプ挿通孔の位置200a,200b,200cに合わせてランプ
を取付ける手段として、ランプ止着部の一例である取付
ボス部58a〜58fを遊技盤取付片44bに対し上下3段に形
成している。そして、大当りランプ12bを嵌合保持して
いるランプ嵌着部260に一体形成されているランプ保持
部材56には、位置決め嵌合孔266a,266b(266bは図面上
見えない)および取付ねじ部267a,267bが形成されてお
り、この位置決め嵌合孔266a,266bを前記取付ボズ部58a
〜58fに嵌合させた状態で取付ねじ部267a,267bからねじ
止め固定できるように構成されている。以上の構成によ
り、上下3段に形成されている取付ボス部58a〜58fのう
ちのいずれかを選択してランプ保持部材56を取付けるこ
とができ、ランプ挿通孔の位置200a,200b,200cに合わせ
て大当りランプ12bを取付けることが可能となる。
第2の実施例 次に、第10図に基づいて本発明の第2の実施例を説明
する。
上部入賞玉集合カバー体16aには、その下方の左右両
端部に、それぞれ、位置決め突起208a,208bおよび取付
ボス210a,210bが形成されている。また、下部入賞玉集
合カバー体16bの上方左右両端部には、位置決め孔212a,
212bおよびビス取付部214a,214bがそれぞれ形成されて
いる。そして、上部入賞玉集合カバー体16aの位置決め
突起208a,208bを、下部入賞玉集合カバー体16bの位置決
め孔212a,212b内に挿入して位置合わせした状態では、
取付ボス部210a,210bとビス取付部214a,214bとが合致す
ることになり、ビス取付孔214a,214bからねじ止めする
ことにより、上部入賞玉集合カバー体16aと下部入賞集
合カバー体16bとを一体的に連結することができる。ま
た、下部入賞玉集合カバー体16bには、副入賞玉集合カ
バー体46′が着脱自在および取付位置変更自在に構成さ
れている。前記上部入賞玉集合カバー体16a,下部入賞玉
集合カバー体16bおよび副入賞玉集合カバー体46′によ
りそれぞれ分割カバー体が構成されており、これら分割
カバー体を一体的に組付けることによって、分割構造の
入賞玉集合カバー体が構成される。なお、前記上部入賞
玉集合カバー体16a,下部入賞玉集合カバー体16bおよび
副入賞玉集合カバー体46′は、それぞれ合成樹脂で構成
されている。また、第10図中に付した部品番号のうち、
第3図のものと一致するものは、第3図のものと同一の
部品名を示す。
第3の実施例 次に、第11図に基づいて本発明の第3の実施例を説明
する。
上部入賞玉集合カバー体をその中央位置で左右に2分
割し、その一方に位置決め突起208cおよび取付ボス部21
0cを設けるとともに、他方に位置決め孔212cおよびビス
取付部214cを形成し、位置決め孔212cに位置決め突起20
8cを挿入させて位置合わせさせた状態で、ビス取付部21
4cからねじを挿入して取付ボス部210c内にねじ込むこと
により、2分割された上部入賞玉集合カバー体を一体的
に組立てることができるように構成されている。また、
下部入賞集合カバー体16bが上部入賞玉集合カバー体16a
に対し着脱自在に構成されているとともに、副入賞玉集
合カバー体46′が下部入賞玉集合カバー体16bに対し着
脱自在および取付位置変更自在に構成されている。
前記2分割された上部入賞玉集合カバー体16aおよび
下部入賞玉集合カバー体16bならびに副入賞玉集合カバ
ー体46′とにより、分割カバー体が構成されており、そ
れら分割カバー体を一体的に組立てることにより、分割
構造の入賞玉集合カバー体が構成される。なお、上部入
賞玉集合カバー体16a,下部入賞玉集合カバー体16bおよ
び副入賞玉集合カバー体46′は、合成樹脂により構成さ
れている。また、第11図中に付されている部品番号のう
ち、第3図のものと一致するものは、第3図のものと同
一の部品を示す。
第4の実施例 次に、第12図に基づいて本発明の第4の実施例を説明
する。
遊技盤取付片44bに、ランプ止着部の一例である取付
ボス部58a,58bが形成されている。一方、大当りランプ1
2bを嵌合保持しているランプ嵌着部260に一体形成され
ているランプ保持部材56には、取付ねじ部267a〜267fが
穿設されているとともに、その取付ねじ部267a〜267fの
位置に合わせて位置決め嵌合孔266a〜266f(266a,266d
以外は図面上見えない)が形成されている。すなわち、
ランプ保持部材56には、取付ねじ部267a〜267fを有する
位置決め嵌合孔266a〜266fが上下に3段形成されている
のであり、その3段の位置決め嵌合孔のうちのいずれか
のものを選んで前記取付ボス部58a,58bに外嵌させ、取
付ねじ部267a〜267fからランプ保持部材56をねじ止め固
定できるように構成されている。以上の構成により、遊
技盤2に形成されているランプ挿通孔の位置200a,200b,
200cに合わせて取付ボス部58a,58bに外嵌する位置決め
嵌合孔266a〜266fを選択して取付けることにより、大当
りランプ12bの取付けがランプ挿通孔の取付位置200a,20
0b,200cの変更に追従して行なえる。
第5の実施例 次に、第5の実施例を第13図に基づいて説明する。
遊技盤取付片44bには、ランプ止着部の一例である取
付ボス部58a,58bが左右に1対設けられている。一方、
大当りランプ12bを外嵌保持しているランプ嵌着部260に
は、取付ねじ部267a,267bおよび位置決め嵌合孔266a,26
6bが形成されているランプ保持部材56が一体形成されて
いる。このランプ保持部材56は、取付ねじ部267a,267b
および位置決め嵌合孔266a,266b(266bは図面上見えな
い)と前記大当りランプ12bとの相対位置が上下方向に
おいて相違する複数種類(図面上では3種類)のものが
形成されている。そして、ランプ挿通孔の位置200a,200
b,200cに合わせてランプ保持部材56を選択し、その位置
決め嵌合孔266a,266bを取付ボス部58a,58bに外嵌させて
取付ねじ部267a,267bからねじ止め固定する。以上の構
成より、大当りランプ12bを、遊技盤2に形成されたラ
ンプ挿通孔の位置200a,200b,200cに合わせて取付けるこ
とができる。
[発明の効果] 前記構成を有する本発明によれば、入賞玉誘導カバー
体の汎用性を向上させ、弾球遊技機の仕様毎に異なった
種類の入賞玉誘導カバー体を製造する必要をなくし、入
賞玉誘導カバー体の少品種大量生産を可能にし、製造コ
ストを極力安価にすることのできる弾球遊技機を提供し
得るに至った。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1の実施例を示し、本発明の弾球遊技機の
一例であるパチンコ遊技機1を示す全体正面図である。 第2図は、第1の実施例を示し、パチンコ遊技機1の内
部構造を示す全体背面図である。 第3図は、第1の実施例を示し、入賞玉集合カバー体お
よびその周辺装置を示す分解図である。 第4図は、第1の実施例を示し、入賞玉集合カバー体お
よびその周辺装置を示す正面図である。 第5図は、第1の実施例を示し、可変入賞球装置および
その周辺の入賞玉集合カバー体部分を示す正面図であ
る。 第6図は、第1の実施例を示し、入賞玉誘導空間34bを
示す正面図である。 第7図は、第1の実施例を示し、ランプ174の保持構造
を示す断面図である。 第8図は、第1の実施例を示し、(A)は、入賞玉集合
カバー体の誘導径路選択部材取付部分の拡大図である。
(B)は、誘導径路選択部材の断面図である。 (C),(D),(E)は、誘導径路選択部材の他の形
式を示す斜視図である。 第9図は、第1の実施例を示し、大当りランプの遊技盤
側への取付構造を示す斜視図である。 第10図は、第2の実施例を示し、入賞玉集合カバー体を
示す分解図である。 第11図は、第3の実施例を示し、入賞玉集合カバー体を
示す分解図である。 第12図は、第4の実施例を示し、大当りランプの遊技盤
側への取付構造を示す斜視図である。 第13図は、第5の実施例を示し、大当りランプの遊技盤
側への取付構造を示す斜視図である。 図において、2は遊技盤、154a,154bは電気的駆動源の
一例あるソレノイド、14,12a,12bは表示器の一例である
大当りランプ、22a,22b,23は入賞玉検出スイッチの一例
である始動入賞検出器、26は電気的制御部の一例である
コントロール基板、16は主入賞玉集合カバー体、16aは
上部入賞玉集合カバー体、16bは下部入賞玉集合カバー
体、36a,36b,36cは入賞玉誘導部材の一例である入賞玉
誘導樋、38は配線処理部材、40は配線処理溝、42aは配
線整理部材、46,46′は副入賞玉集合カバー体、54bは接
続配線、198は入賞玉集合ベース、44a〜44dは遊技盤取
付片、350は中継端子基板、78a,78b,127,129は接続配
線、192,194は誘導径路選択部材、24は入賞玉誘導領域
である。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤前面に形成された遊技領域に打玉を
    打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であって、 前記遊技盤に形成された複数の入賞口と、 前記遊技盤の裏面側に設けられ、前記複数の入賞口から
    入賞して遊技盤裏面側に導かれてきた入賞玉を誘導する
    入賞玉誘導カバー体とを含み、 前記入賞玉誘導カバー体は、複数の分割カバー体からな
    る分割構造で構成されていることを特徴とする、弾球遊
    技機。
  2. 【請求項2】前記分割カバー体は、前記入賞玉誘導カバ
    ー体により入賞玉が誘導される入賞玉誘導領域のうち相
    対的に広い範囲の入賞玉誘導領域の入賞玉を所定径路へ
    導くための主入賞玉誘導カバー体と、前記入賞玉誘導領
    域のうち相対的に狭い範囲の入賞玉誘導領域の入賞玉を
    誘導する副入賞玉誘導カバー体とを含むことを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】前記入賞玉誘導カバー体は、上記入賞玉誘
    導カバー体と下部入賞玉誘導カバー体との集合からなる
    上下2分割構造を含むもので構成されていることを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】前記複数の分割カバー体は、そのうちの少
    なくとも1つが予め定められた径路に入賞玉検出スイッ
    チの取付部を備えたものであることを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の弾球
    遊技機。
  5. 【請求項5】前記入賞玉誘導カバー体は、弾球遊技機に
    設けられた伝送部品の電気配線を整理して処理する配線
    処理部が設けられていることを特徴とする、特許請求の
    範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の弾球遊技
    機。
  6. 【請求項6】前記入賞玉誘導カバー体は、前記配線処理
    部で処理された電気配線をコントロール基板と中継する
    中継端子基板の取付部が設けられていることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第5項記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】前記副入賞玉誘導カバー体は、前記入賞玉
    誘導カバー体による入賞玉の誘導径路に入賞玉検出スイ
    ッチを取付ける取付部が設けられていることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第2項ないし第6項のいずれかに記
    載の弾球遊技機。
  8. 【請求項8】前記副入賞玉誘導カバー体は、複数種類の
    入賞球装置に対応できるように複数種類のものが用意さ
    れ、それぞれが主入賞玉誘導カバー体に止着可能に構成
    されていることを特徴とする、特許請求の範囲第2項な
    いし第7項のいずれかに記載の弾球遊技機。
  9. 【請求項9】前記副入賞玉誘導カバー体は、主入賞玉誘
    導カバー体に対し止着位置が変更できるように構成され
    ていることを特徴とする、特許請求の範囲第2項ないし
    第8項のいずれかに記載の弾球遊技機。
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