JP3677718B2 - 遊技機の制御箱 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機(パチンコ機等)の遊技内容を制御する制御基板を格納する制御箱であって、不正行為を阻止する制御箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機(パチンコ機等)に取付けの制御箱は、図3(D)に示す断面図を参照して概説すると、遊技内容を制御する制御素子等を配列の制御基板52はシャーシ53に固定され、表カバー体50によって覆われ、この制御箱は遊技機の裏面に着脱自在に取り付けてある。
前記制御基板52には、CPU、ROM(リードオンリーメモリ)等の制御素子が配置してあり、とりわけ制御ソフトが記録してあるROM54が重要な役割を果たす。
そこで、かかるROM54を取り替えて、不正に異なるゲームとすることを禁止するため、制御箱は内部を確認できるように透明の樹脂で、且つ、表カバー体50とシャーシ53にわたって封印紙56を貼着して容易に不正ができないようになっている。
尚、表カバー体50は、放熱のために制御基板52との間に隙間58a、制御基板52とシャーシ53との間に隙間58bを各々設けると共に、放熱用の空気孔55がROM54の直上においても穿設してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、制御箱を開けるには、表カバー体50とシャーシ53に貼着してある封印紙56を剥すことを要するが、ある不正行為者は、制御箱に穿設の放熱用空気孔55から針金を挿入して「ROM54」を取り外し、表カバー体50を変形させて制御基板52との間に、より大きな隙間58aを作って、前記取り外したROM54を排出し、その後、前記と反対の操作によって、不正ROMと交換することを行っている。
そこで、本発明はかかる不正行為を防止する制御箱を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の遊技機の制御箱は、遊技機の制御をなす制御素子等を搭載の制御基板を裏カバー体側に固定し、表カバー体とで制御基板を格納する。
又、表カバー体には、制御基板に搭載の「ROM」側に向けて、「ROM」の直上位置に突出部が形成してあると共に、この突出部には「ROM」の周囲を囲うスカート部が延設してある。
そして、表カバー体と裏カバー体で制御基板を格納した状態において、突出部は「ROM」の直上位置において、その「ROM」の上端と前記突出部の下端との間に、「ROM」を抜くことが不可能な隙間が設けてある。
そのため、突出部とその延設のスカート部によって「ROM」を抜くことができないし、その突出部と「ROM」との隙間によって「ROM」の放熱性の向上を図ることができる。
請求項2の遊技機の制御箱は、スカート部に設けてある放熱用の空気孔によって「ROM」の放熱を行うことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
遊技機としてパチンコ機を例にとって説明すると、パチンコ機は遊技球が特定箇所に入賞すると、図柄表示器を介して遊技者にとって有利な大当たり等を生起して多量の景品球を払い出す。このような、遊技内容を制御するために、パチンコ機の裏面には制御箱1内に、「ROM(リードオンリーメモリ)101等の制御素子」を搭載の制御基板12がビス等で固定して格納してある。
【0006】
図1はよく知られたパチンコ機の裏面図であり、裏面中央には遊技盤の表側に配設の入賞口等に入賞した遊技球を集めて、入賞球処理装置62に1球毎分離処理させる入賞球集合樋61が設けてある。この入賞球集合樋61の左下方には、入賞球や賞品球等のゲーム処理を行う制御素子を搭載の制御基板を内蔵の制御箱1が配設してあると共に、右下方には、球貸機70からの信号に基づく貸球等の処理信号をパチンコ機と送受信するインターフェイス基板80が設置してある。
【0007】
又、パチンコ機の上部には、排出前の遊技球を貯留しておく貯留タンク63が設けてあり、その貯留タンク63から遊技球を二列に整列させて遊技球排出装置65まで誘導する整列樋64が設置してある。この整列樋64には、遊技球の重なりを防止する球ならし66が揺動自在に垂設してある。又、前記遊技球排出装置65から排出の遊技球は流下樋67を経て上皿に流出する。又、パチンコ機の上部右側にはターミナル基板69が取り付けてあり、左下部には遊技球発射装置91が設けてあって一球毎発射可能としている。
【0008】
図2は制御箱1の部品分解図であって、この制御箱1は箱状の表カバー体10と裏カバー体11、制御素子(図示略)を取付の制御基板12とその制御基板を固定するシャーシ13とで構成する。
この裏カバー11
には突出板105aが立設してある一方、シャーシ13には前記突出板105aに対応する位置に挿入孔105bが開口してある。そこで、制御箱1を組み立てると、図3(B)(断面図)に示すように、突出板105aは挿入孔105bを挿通して制御基板12にほぼ当接して、従来形成してあった隙間58bがなくなり、又、表カバー体10も従来に比して長く形成して、表カバー体10と制御基板12との間に従来形成の隙間58aをなくす。
このように制御箱1を形成することによって、合成樹脂製の表カバー体10を変形してもROM101を排出する隙間を形成することができないため、例え、ROM101を取り外しても排出することができず、不正ROMと交換が不可能となって、不正行為を防止する。
【0009】
また、図3(A)は制御箱1の一部を切り欠いた斜視図であって、表カバー体10には、制御基板12に設置の「ROM101」の直上面に対応する位置に突出部100が形成してある。
尚、その突出部100は、制御箱1を組み立てたとき(図3(B)の断面図を参照)、「ROM101」に接触する状態であってもよいが、放熱を考慮して、ROM101を抜くことが不可能な隙間とするのが望ましい。
このように、ROM101の直上面に突出部100を形成すると、直上に隙間がない状態において、ソケットからピンを抜いてROM101を取り外すことはできない。
【0010】
前記のように、表カバー体10に突出部100を形成すると、ROM101は抜くことができず、不正ROMとの交換が不可能となる。尚、このように突出部100を形成すると、空気孔102aをROM101の直上部に形成して放熱を行うこともでき、係る空気孔102aから針金等を介しても引き抜くことは不可能である。
又、図3(C)に示すように、前記突出部100を更に延設したスカート部100aをROM101の周囲に設けることによって、さらに、ROM101の取外しを困難とする。尚、この場合、放熱用の空気孔102a、102bを突出部100、スカート部100aに設けてもROM101の取外しができないし、放熱作用を併せて行うことができる。
【0011】
尚、本実施の形態の制御箱1は、表カバー体10と裏カバー体11を、封印紙の貼着の替りに、止着部材A、Bを介して不正行為を防止している。
即ち、止着部材A、Bを装着すると、係止爪(図示略)を介して固定され、止着部材A、Bを切断しない限り表カバー体10と裏カバー体11の開放は不可能である。
従って、制御箱1は止着部材A、Bによって開放することはできないし、表カバー体10に形成の突出部100によって「ROM101」は抜くことができず、不正行為を防止することができる。
【0012】
(第2の実施の形態)
次に、図4を参照して、他の不正防止策について説明する。
図4(A)は表カバー体10の平面図、図4(B)は凹部110の切欠断面の拡大図、図4(C)は制御箱の全体斜視図である。
表カバー体10には、放熱用に適宜の位置に複数の角形の凹部110が形成してあり、その凹部110の底部110a以外の側面に放熱用の空気孔111が穿設してある(図4(B))。従って、その空気孔111に針金を挿入すると、従来のように垂直方向に挿入できず、針金は横方向に挿入することとなり、ROM101を抜くことが困難となる。
【0013】
前記の表カバー体10を裏カバー体11とでシャーシ13等を内装して組立てた後に、表カバー体10と裏カバー体11にわたって封印紙56を貼着すると、この封印紙56を破らない限り表カバー体10を開けることができないし、針金を垂直に挿入することが困難となってROM101を抜くことが困難となる。
尚、このように空気孔111を形成すると、空気孔111は従来のように「ROM101」の真上において形成することができ、放熱作用を奏することができる。
【0014】
(第3の実施の形態)
本実施の形態は図5に示し、図5(A)は部品図、図5(B)は制御箱の平面図、図5(C)は制御箱の断面図である。
本実施の形態の制御箱は、複数(2枚)の表カバー体10a、10bで構成するものであり、表カバー体10aに穿設の放熱用空気孔120aは、表カバー体10bに穿設の放熱用空気孔120bとは、重ね合わせて組み立てたとき連通しない位置に形成してある。そして、複数の表カバー体10a、10bを重ね合わせて、シャーシ13とで制御箱を形成すると、図5(C)に示すように、表カバー体10a、10bとに空間122を形成して放熱作用をなすと共に、放熱用空気孔120aから針金を挿入しても、放熱用空気孔120bとは連通しないため、うまくROM101を抜くことができない。
このように、複数の表カバー体10a、10bで制御箱を形成し、各々に形成の空気孔120a、120bを連通しない位置に穿設することによって不正行為を防止することができるし、このように空気孔120a、120bを形成することによって、それらの空気孔120a、120bの位置はROM101の直上であってもよく、任意に形成することができる。
【0015】
(第4の実施の形態)
本実施の形態は簡便に構成できるものであって、表カバー体10に、ROM101の直上位置に空気孔を形成せず、ROM101の直上位置とは異なる位置、即ち、空気孔から挿入して傾斜状の針金ではうまくROM101を抜くことができない位置とする(図示略)。
このような位置に空気孔を形成することは簡便であり、且つ、不正行為に対して有効な手段である。
【0016】
尚、前記はROM101における引抜き防止を図っているが、その他の制御素子においても同様に対処することによって不正行為の阻止を図ることができる。
【0017】
【発明の効果】
請求項1の遊技機の制御箱は、表カバー体に形成の突出部と、その突出部に穿設のスカート部によって、「ROM」を抜くことができなくて不正防止を図ることができると共に、突出部と「ROM」との間の隙間によって放熱性の向上を図ることができる。
請求項2の遊技機の制御箱は、スカート部に設けた放熱用の空気孔によって「ROM」の放熱を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機(パチンコ機)の裏面図である。
【図2】制御箱の構成部品の斜視図である。
【図3】第1の実施の形態の制御箱の切欠斜視図と断面図である。
【図4】第2の実施の形態の制御箱の平面図、凹部の切欠斜視図と斜視図である。
【図5】第3の実施の形態の制御箱の構成部品の斜視図と断面図である。
【符号の説明】
1 制御箱
10 表カバー体
11 裏カバー体
12 制御基板
13 シャーシ
100 突出部
101 ROM
105a 突出板
105b 挿入孔
110 凹部
110a 底部
111 空気孔
120a、120b 空気孔
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機(パチンコ機等)の遊技内容を制御する制御基板を格納する制御箱であって、不正行為を阻止する制御箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機(パチンコ機等)に取付けの制御箱は、図3(D)に示す断面図を参照して概説すると、遊技内容を制御する制御素子等を配列の制御基板52はシャーシ53に固定され、表カバー体50によって覆われ、この制御箱は遊技機の裏面に着脱自在に取り付けてある。
前記制御基板52には、CPU、ROM(リードオンリーメモリ)等の制御素子が配置してあり、とりわけ制御ソフトが記録してあるROM54が重要な役割を果たす。
そこで、かかるROM54を取り替えて、不正に異なるゲームとすることを禁止するため、制御箱は内部を確認できるように透明の樹脂で、且つ、表カバー体50とシャーシ53にわたって封印紙56を貼着して容易に不正ができないようになっている。
尚、表カバー体50は、放熱のために制御基板52との間に隙間58a、制御基板52とシャーシ53との間に隙間58bを各々設けると共に、放熱用の空気孔55がROM54の直上においても穿設してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、制御箱を開けるには、表カバー体50とシャーシ53に貼着してある封印紙56を剥すことを要するが、ある不正行為者は、制御箱に穿設の放熱用空気孔55から針金を挿入して「ROM54」を取り外し、表カバー体50を変形させて制御基板52との間に、より大きな隙間58aを作って、前記取り外したROM54を排出し、その後、前記と反対の操作によって、不正ROMと交換することを行っている。
そこで、本発明はかかる不正行為を防止する制御箱を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の遊技機の制御箱は、遊技機の制御をなす制御素子等を搭載の制御基板を裏カバー体側に固定し、表カバー体とで制御基板を格納する。
又、表カバー体には、制御基板に搭載の「ROM」側に向けて、「ROM」の直上位置に突出部が形成してあると共に、この突出部には「ROM」の周囲を囲うスカート部が延設してある。
そして、表カバー体と裏カバー体で制御基板を格納した状態において、突出部は「ROM」の直上位置において、その「ROM」の上端と前記突出部の下端との間に、「ROM」を抜くことが不可能な隙間が設けてある。
そのため、突出部とその延設のスカート部によって「ROM」を抜くことができないし、その突出部と「ROM」との隙間によって「ROM」の放熱性の向上を図ることができる。
請求項2の遊技機の制御箱は、スカート部に設けてある放熱用の空気孔によって「ROM」の放熱を行うことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
遊技機としてパチンコ機を例にとって説明すると、パチンコ機は遊技球が特定箇所に入賞すると、図柄表示器を介して遊技者にとって有利な大当たり等を生起して多量の景品球を払い出す。このような、遊技内容を制御するために、パチンコ機の裏面には制御箱1内に、「ROM(リードオンリーメモリ)101等の制御素子」を搭載の制御基板12がビス等で固定して格納してある。
【0006】
図1はよく知られたパチンコ機の裏面図であり、裏面中央には遊技盤の表側に配設の入賞口等に入賞した遊技球を集めて、入賞球処理装置62に1球毎分離処理させる入賞球集合樋61が設けてある。この入賞球集合樋61の左下方には、入賞球や賞品球等のゲーム処理を行う制御素子を搭載の制御基板を内蔵の制御箱1が配設してあると共に、右下方には、球貸機70からの信号に基づく貸球等の処理信号をパチンコ機と送受信するインターフェイス基板80が設置してある。
【0007】
又、パチンコ機の上部には、排出前の遊技球を貯留しておく貯留タンク63が設けてあり、その貯留タンク63から遊技球を二列に整列させて遊技球排出装置65まで誘導する整列樋64が設置してある。この整列樋64には、遊技球の重なりを防止する球ならし66が揺動自在に垂設してある。又、前記遊技球排出装置65から排出の遊技球は流下樋67を経て上皿に流出する。又、パチンコ機の上部右側にはターミナル基板69が取り付けてあり、左下部には遊技球発射装置91が設けてあって一球毎発射可能としている。
【0008】
図2は制御箱1の部品分解図であって、この制御箱1は箱状の表カバー体10と裏カバー体11、制御素子(図示略)を取付の制御基板12とその制御基板を固定するシャーシ13とで構成する。
この裏カバー11
には突出板105aが立設してある一方、シャーシ13には前記突出板105aに対応する位置に挿入孔105bが開口してある。そこで、制御箱1を組み立てると、図3(B)(断面図)に示すように、突出板105aは挿入孔105bを挿通して制御基板12にほぼ当接して、従来形成してあった隙間58bがなくなり、又、表カバー体10も従来に比して長く形成して、表カバー体10と制御基板12との間に従来形成の隙間58aをなくす。
このように制御箱1を形成することによって、合成樹脂製の表カバー体10を変形してもROM101を排出する隙間を形成することができないため、例え、ROM101を取り外しても排出することができず、不正ROMと交換が不可能となって、不正行為を防止する。
【0009】
また、図3(A)は制御箱1の一部を切り欠いた斜視図であって、表カバー体10には、制御基板12に設置の「ROM101」の直上面に対応する位置に突出部100が形成してある。
尚、その突出部100は、制御箱1を組み立てたとき(図3(B)の断面図を参照)、「ROM101」に接触する状態であってもよいが、放熱を考慮して、ROM101を抜くことが不可能な隙間とするのが望ましい。
このように、ROM101の直上面に突出部100を形成すると、直上に隙間がない状態において、ソケットからピンを抜いてROM101を取り外すことはできない。
【0010】
前記のように、表カバー体10に突出部100を形成すると、ROM101は抜くことができず、不正ROMとの交換が不可能となる。尚、このように突出部100を形成すると、空気孔102aをROM101の直上部に形成して放熱を行うこともでき、係る空気孔102aから針金等を介しても引き抜くことは不可能である。
又、図3(C)に示すように、前記突出部100を更に延設したスカート部100aをROM101の周囲に設けることによって、さらに、ROM101の取外しを困難とする。尚、この場合、放熱用の空気孔102a、102bを突出部100、スカート部100aに設けてもROM101の取外しができないし、放熱作用を併せて行うことができる。
【0011】
尚、本実施の形態の制御箱1は、表カバー体10と裏カバー体11を、封印紙の貼着の替りに、止着部材A、Bを介して不正行為を防止している。
即ち、止着部材A、Bを装着すると、係止爪(図示略)を介して固定され、止着部材A、Bを切断しない限り表カバー体10と裏カバー体11の開放は不可能である。
従って、制御箱1は止着部材A、Bによって開放することはできないし、表カバー体10に形成の突出部100によって「ROM101」は抜くことができず、不正行為を防止することができる。
【0012】
(第2の実施の形態)
次に、図4を参照して、他の不正防止策について説明する。
図4(A)は表カバー体10の平面図、図4(B)は凹部110の切欠断面の拡大図、図4(C)は制御箱の全体斜視図である。
表カバー体10には、放熱用に適宜の位置に複数の角形の凹部110が形成してあり、その凹部110の底部110a以外の側面に放熱用の空気孔111が穿設してある(図4(B))。従って、その空気孔111に針金を挿入すると、従来のように垂直方向に挿入できず、針金は横方向に挿入することとなり、ROM101を抜くことが困難となる。
【0013】
前記の表カバー体10を裏カバー体11とでシャーシ13等を内装して組立てた後に、表カバー体10と裏カバー体11にわたって封印紙56を貼着すると、この封印紙56を破らない限り表カバー体10を開けることができないし、針金を垂直に挿入することが困難となってROM101を抜くことが困難となる。
尚、このように空気孔111を形成すると、空気孔111は従来のように「ROM101」の真上において形成することができ、放熱作用を奏することができる。
【0014】
(第3の実施の形態)
本実施の形態は図5に示し、図5(A)は部品図、図5(B)は制御箱の平面図、図5(C)は制御箱の断面図である。
本実施の形態の制御箱は、複数(2枚)の表カバー体10a、10bで構成するものであり、表カバー体10aに穿設の放熱用空気孔120aは、表カバー体10bに穿設の放熱用空気孔120bとは、重ね合わせて組み立てたとき連通しない位置に形成してある。そして、複数の表カバー体10a、10bを重ね合わせて、シャーシ13とで制御箱を形成すると、図5(C)に示すように、表カバー体10a、10bとに空間122を形成して放熱作用をなすと共に、放熱用空気孔120aから針金を挿入しても、放熱用空気孔120bとは連通しないため、うまくROM101を抜くことができない。
このように、複数の表カバー体10a、10bで制御箱を形成し、各々に形成の空気孔120a、120bを連通しない位置に穿設することによって不正行為を防止することができるし、このように空気孔120a、120bを形成することによって、それらの空気孔120a、120bの位置はROM101の直上であってもよく、任意に形成することができる。
【0015】
(第4の実施の形態)
本実施の形態は簡便に構成できるものであって、表カバー体10に、ROM101の直上位置に空気孔を形成せず、ROM101の直上位置とは異なる位置、即ち、空気孔から挿入して傾斜状の針金ではうまくROM101を抜くことができない位置とする(図示略)。
このような位置に空気孔を形成することは簡便であり、且つ、不正行為に対して有効な手段である。
【0016】
尚、前記はROM101における引抜き防止を図っているが、その他の制御素子においても同様に対処することによって不正行為の阻止を図ることができる。
【0017】
【発明の効果】
請求項1の遊技機の制御箱は、表カバー体に形成の突出部と、その突出部に穿設のスカート部によって、「ROM」を抜くことができなくて不正防止を図ることができると共に、突出部と「ROM」との間の隙間によって放熱性の向上を図ることができる。
請求項2の遊技機の制御箱は、スカート部に設けた放熱用の空気孔によって「ROM」の放熱を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機(パチンコ機)の裏面図である。
【図2】制御箱の構成部品の斜視図である。
【図3】第1の実施の形態の制御箱の切欠斜視図と断面図である。
【図4】第2の実施の形態の制御箱の平面図、凹部の切欠斜視図と斜視図である。
【図5】第3の実施の形態の制御箱の構成部品の斜視図と断面図である。
【符号の説明】
1 制御箱
10 表カバー体
11 裏カバー体
12 制御基板
13 シャーシ
100 突出部
101 ROM
105a 突出板
105b 挿入孔
110 凹部
110a 底部
111 空気孔
120a、120b 空気孔
Claims (2)
- 遊技機の制御をなす制御素子等を搭載の制御基板を裏カバー体側に固定し、表カバー体とで制御基板を格納する遊技機の制御箱であって、
前記表カバー体には、前記制御基板に搭載の「ROM」側に向けて、「ROM」の直上位置に突出部を形成し、
この突出部に「ROM」の周囲を囲うスカート部を延設し、
表カバー体と裏カバー体で制御基板を格納した状態において、前記突出部を「ROM」の直上位置に「ROM」を抜くことが不可能に、前記「ROM」の上端と前記突出部の下端との間に隙間を設けて形成することを特徴とする遊技機の制御箱。 - スカート部に放熱用の空気孔を設けることを特徴とする請求項1の遊技機の制御箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21716698A JP3677718B2 (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 遊技機の制御箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP21716698A JP3677718B2 (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 遊技機の制御箱 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP23719396A Division JP3972389B2 (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 遊技機の制御箱 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1176573A JPH1176573A (ja) | 1999-03-23 |
JP3677718B2 true JP3677718B2 (ja) | 2005-08-03 |
Family
ID=16699903
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP21716698A Expired - Fee Related JP3677718B2 (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 遊技機の制御箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3677718B2 (ja) |
-
1998
- 1998-07-31 JP JP21716698A patent/JP3677718B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH1176573A (ja) | 1999-03-23 |
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