JP2519451Y2 - 洗面化粧台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、洗髪等に伴う水滴の飛散を防止すると共
に、小物類の物干しとしても利用できる洗面化粧台に関
するものである。

（従来の技術） 手洗いまたは洗髪による水滴の飛散を防止するように
した従来の技術としては、例えば実開昭63-79788号公報
および実開平1-141869号公報に開示されているものがあ
る。

（考案が解決しようとする課題） しかしながら実開昭63-79788号のものはカーテンによ
って水滴の飛散するのを防止することはできるが、カー
テンを展張しない時は格納場所がないため目障りであ
り、また濡れたカーテンから水滴が外部に落下するおそ
れがあるという不具合があった。

また実開平1-141869号のものは、不要時にはカーテン
を巻き込んで格納することができるが、構造が比較的複
雑であるから製造コストが嵩む上に、操作も面倒である
という問題点があった。

（課題を解決するための手段） 上述の問題点を解決するため本考案においては、洗面
化粧台の立ち上がり板の上部に平面形状を半円弧状に形
成したカーテンレールを突設し、このカーテンレールに
カーテンを吊り下げた洗面化粧台において、前記カーテ
ンレールの内側に物干し用のバーを設けると共に、前記
立ち上がり板のカーテンレール取り付け部に扉付きカー
テン収納部を設けて洗面化粧台を構成する。

（作用） 上述のように本考案においては、洗面化粧台の立ち上
がり板のカーテンレール取り付け部に扉付きカーテン収
納部を設けたから、カーテンを展張しない時は、カーテ
ン収納部の扉をあけてカーテンを格納しておくことがで
きる。

したがって本考案によれば、カーテンが目障りになる
ことがなくなると共に、カーテンの雫が外部に落ちるお
それもなくなる。

また本考案においては、カーテンレールの内側に物干
し用のバーを設けたから、小物類の物干しが可能であ
り、また急な来客時にもカーテンを閉めることにより干
し物を隠すことができるため便利である。

（実施例） 以下、図面について本考案の一実施例を説明する。図
中１は洗面化粧台で、２はその洗面台、2aは洗面台２に
設けた水槽、３はシャワーヘッド、４は水栓、５は洗面
台２の下方に設けたキャビネット、5aはその扉、６は洗
面台２の後縁部から上方に突設した立ち上がり板で、７
はその前面の中央部に設けた鏡、８はその鏡７の上方に
設けた照明灯、９は鏡７の一側（図における向かって右
側）に設けた小物収納部である。

本実施例においては、洗面化粧台１の立ち上がり板６
の上部に平面形状を半円弧状に形成したカーテンレール
10を突設し、このカーテンレール10にカーテン11を吊り
下げた洗面化粧台において、前記カーテンレール10の内
側に物干し用のバー12を左右のカーテンレール10間にか
け渡して設けると共に、前記立ち上がり板６の向って左
側のカーテンレール取り付け部に扉付きカーテン収納部
13を設ける。

13aはその扉で、13bは底板であり、13cはこの底板13b
に分布して設けた排水孔である。

上述のように構成した本考案に洗面化粧台１は、通常
は第２図に示すようにカーテン11を扉付きカーテン収納
部13に収納しておき、洗髪をする場合には第１図に示す
ように、カーテン収納部13の扉13aをあけて、カーテン1
1を展張して洗髪する。そして洗髪が終了すれば再びカ
ーテン11を扉付きカーテン収納部13内に収納する。

このようにすれば第２図に示すように、カーテン11が
目障りになることがなくなる。またカーテン11が濡れて
いても、そのカーテン11の雫は底板13bに設けた排水孔1
3cから洗面台２上に落下して水槽2a内に流れ込むから、
洗面化粧台１の外部を濡らすおそれはなくなる。

（考案の効果） 上述のように本考案においては、洗面化粧台１の立ち
上がり板６のカーテンレール取り付け部に扉付きカーテ
ン収納部13を設けたから、カーテンを展張しない時は、
カーテン収納部13の扉13aをあけてカーテン11を格納し
ておくことができる。

したがって本考案によれば、カーテン11が目障りにな
ることがなくなると共に、カーテン11の雫が外部に落ち
るおそれもなくなる。

また本考案においては、カーテンレール10の内側に物
干し用のバー12を設けたから、第２図に示すように、タ
オル等の小物類14の物干しが可能であり、また急な来客
時にもカーテン11を閉めることにより干し物を隠すこと
ができるため便利であるという実用上すぐれた効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案洗面化粧台の使用状態を示す斜視図、 第２図はそのカーテンを格納した状態を示す斜視図であ
る。 １……洗面化粧台、２……洗面台 ３……シャワーヘッド、４……水栓 ５……キャビネット、６……立ち上がり板 ７……鏡、８……照明灯 ９……小物収納部、10……カーテンレール 11……カーテン、12……バー 13……扉付きカーテン収納部

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】洗面化粧台の立ち上がり板の上部に平面形
   状を半円弧状に形成したカーテンレールを突設し、この
   カーテンレールにカーテンを吊り下げた洗面化粧台にお
   いて、前記カーテンレールの内側に物干し用のバーを設
   けると共に、前記立ち上がり板のカーテンレール取り付
   け部に扉付きカーテン収納部を設けたことを特徴とする
   洗面化粧台。