JP2519267Y2 - ディスクの研磨、研削装置 - Google Patents
ディスクの研磨、研削装置Info
- Publication number
- JP2519267Y2 JP2519267Y2 JP1991109804U JP10980491U JP2519267Y2 JP 2519267 Y2 JP2519267 Y2 JP 2519267Y2 JP 1991109804 U JP1991109804 U JP 1991109804U JP 10980491 U JP10980491 U JP 10980491U JP 2519267 Y2 JP2519267 Y2 JP 2519267Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polishing
- holder
- grinding
- spindle
- frame body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Jigs For Machine Tools (AREA)
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はディスク、特に記録用メ
ディアとして使用される。主としてガラス製のハードデ
ィスクの研磨、研削装置の改良に関する。
ディアとして使用される。主としてガラス製のハードデ
ィスクの研磨、研削装置の改良に関する。
【０００２】
【考案の背景】一般的に、ガラス等によって成形される
ハードディスクは、当初バリがついた状態の原型ワーク
が製造され、そのドーナツ型をした原型ワークの外周及
び内周に磨きをかけて、記録を刻設し、再生するに相応
しい精度を得るように加工する。
ハードディスクは、当初バリがついた状態の原型ワーク
が製造され、そのドーナツ型をした原型ワークの外周及
び内周に磨きをかけて、記録を刻設し、再生するに相応
しい精度を得るように加工する。
【０００３】従来は、上記した研磨の加工工程は、まず
原型ワークの外径周縁もしくは内径周縁のいずれかを研
磨、研削加工し、続いて次工程へ送って残されたいずれ
かの研磨、研削加工をする手順が取られ、加工に時間を
要するものとなっていた。さらに、その加工は多くの場
合スプリングを利用したチャック機構で原型ワークを保
持するものとなっており、その原型ワークの外径縁や内
径縁に負荷をかけるものとなっていた。
原型ワークの外径周縁もしくは内径周縁のいずれかを研
磨、研削加工し、続いて次工程へ送って残されたいずれ
かの研磨、研削加工をする手順が取られ、加工に時間を
要するものとなっていた。さらに、その加工は多くの場
合スプリングを利用したチャック機構で原型ワークを保
持するものとなっており、その原型ワークの外径縁や内
径縁に負荷をかけるものとなっていた。
【０００４】そこで、本件出願人は上記した問題点を解
消するため、対向する枠体に真空チャック機構と内径の
グラインダを備え、内径を研磨、研削しながら同時に外
径の研磨、研削用グラインダをチャックされている原型
ワークにスライドさせて接するようにした新しい装置を
開発した。
消するため、対向する枠体に真空チャック機構と内径の
グラインダを備え、内径を研磨、研削しながら同時に外
径の研磨、研削用グラインダをチャックされている原型
ワークにスライドさせて接するようにした新しい装置を
開発した。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た新規のディスクの研磨、研削装置にあって、外径と内
径の研磨、研削を同時に行う際、芯出し作業が面倒で、
例えば固定軸を設けてガイドをスライドさせ正確に位置
決めしてホールドさせる必要性があった。
た新規のディスクの研磨、研削装置にあって、外径と内
径の研磨、研削を同時に行う際、芯出し作業が面倒で、
例えば固定軸を設けてガイドをスライドさせ正確に位置
決めしてホールドさせる必要性があった。
【０００６】
【考案の目的】そこで、本考案は上記した問題点に着目
してなされたもので、ホルダーのストップした時点にあ
って自動的、あるいは強制的に芯出し、即ち、中心位置
の特定をすることができ、より一層の作業のスピードア
ップと精度の向上を図ることができるディスクの研磨、
研削装置を提供することを目的としている。
してなされたもので、ホルダーのストップした時点にあ
って自動的、あるいは強制的に芯出し、即ち、中心位置
の特定をすることができ、より一層の作業のスピードア
ップと精度の向上を図ることができるディスクの研磨、
研削装置を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案に係るディスクの研磨、研削装置は据え付け
台１上に鋳物により成形され上部を連結部２ａで一体に
連結した枠体２を備え、その枠体２の作業空間に対し
て、一方側には先端に吸気口１１、１１…を形成したホ
ルダー１０を備えたクランプ軸３をスライド自在に備
え、対向側には内径用グラインダ１８を先端に備えたス
ピンドル１７を備え、かつ、外径用グラインダ２５を接
離可能に備えたディスクの研磨、研削装置において、前
記スピンドル１７は枠体２に取り付けられたフリー回転
筒１２内を挿通するものとされ、そのフリー回転筒１２
の先端にははめ込み式のホルダー１３が取り付けられ、
かつ、前記スピンドル１７はスライド可能とされた支持
体１６に支持されかつ、前記ホルダー１０の周囲に段付
きリング体としたワークの位置決めガイド３１を備えて
いることを特徴としている。
に、本考案に係るディスクの研磨、研削装置は据え付け
台１上に鋳物により成形され上部を連結部２ａで一体に
連結した枠体２を備え、その枠体２の作業空間に対し
て、一方側には先端に吸気口１１、１１…を形成したホ
ルダー１０を備えたクランプ軸３をスライド自在に備
え、対向側には内径用グラインダ１８を先端に備えたス
ピンドル１７を備え、かつ、外径用グラインダ２５を接
離可能に備えたディスクの研磨、研削装置において、前
記スピンドル１７は枠体２に取り付けられたフリー回転
筒１２内を挿通するものとされ、そのフリー回転筒１２
の先端にははめ込み式のホルダー１３が取り付けられ、
かつ、前記スピンドル１７はスライド可能とされた支持
体１６に支持されかつ、前記ホルダー１０の周囲に段付
きリング体としたワークの位置決めガイド３１を備えて
いることを特徴としている。
【０００８】
【作用】上記した構成としたことにより、位置決めガイ
ドに合わせて原型ワークをセットするのみで自動的に芯
出しが実行され、その位置でホルダーによってホールド
されることとなり、外径、内径の研磨、研削作業がより
一層スピードアップされて正確に行われることとなるの
である。
ドに合わせて原型ワークをセットするのみで自動的に芯
出しが実行され、その位置でホルダーによってホールド
されることとなり、外径、内径の研磨、研削作業がより
一層スピードアップされて正確に行われることとなるの
である。
【０００９】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。図１は本考案を実施したディスクの研磨、研削装
置の縦断面図、図２は同じく斜視図、図３は別の実施例
を示す正面図である。
する。図１は本考案を実施したディスクの研磨、研削装
置の縦断面図、図２は同じく斜視図、図３は別の実施例
を示す正面図である。
【００１０】これらの図にあって１は据え付け台を示し
ている。この据え付け台１上には鋳物で成形された枠体
２が配設されている。この枠体２は上部で一体に連結す
る連結部２ａを有しており、略中央部に作業用の空間を
設けた半円筒状のものとなっており、その右側にはクラ
ンプ軸３がスライド可能に貫通されている。本実施例の
場合、このクランプ軸３のスライドには枠体２内への配
置となるラックギア４を用い、駆動及びブレーキの役割
を持たせている。
ている。この据え付け台１上には鋳物で成形された枠体
２が配設されている。この枠体２は上部で一体に連結す
る連結部２ａを有しており、略中央部に作業用の空間を
設けた半円筒状のものとなっており、その右側にはクラ
ンプ軸３がスライド可能に貫通されている。本実施例の
場合、このクランプ軸３のスライドには枠体２内への配
置となるラックギア４を用い、駆動及びブレーキの役割
を持たせている。
【００１１】クランプ軸３の後端にはリング締め付けス
トッパ５が備えられ、また、伝動ギア６、７と噛合する
回転ギア８が取り付けられている。さらに、クランプ軸
３の略中心には貫通孔が形成されており、その貫通孔は
後端において真空ポンプと繋がるバルブ９と連接されて
いる。
トッパ５が備えられ、また、伝動ギア６、７と噛合する
回転ギア８が取り付けられている。さらに、クランプ軸
３の略中心には貫通孔が形成されており、その貫通孔は
後端において真空ポンプと繋がるバルブ９と連接されて
いる。
【００１２】一方、図中１０は予想されるガラス製の原
型ワークＡよりもやや外径を小さく形成したホルダーで
あり、このホルダー１０はクランプ軸３の先端に取り付
けられており、その内部にはクランプ軸３の貫通孔と連
通する吸気孔１１、１１…が形成されている。
型ワークＡよりもやや外径を小さく形成したホルダーで
あり、このホルダー１０はクランプ軸３の先端に取り付
けられており、その内部にはクランプ軸３の貫通孔と連
通する吸気孔１１、１１…が形成されている。
【００１３】また、枠体２の左側にはフリー回転筒１２
が取り付けられており、このフリー回転筒１２の先端に
ははめ込み式のホルダー１３が取り付けられているもの
で、このはめ込み式ホルダー１３の外径も予想される原
型ワークＡの外径よりやや小さく形成されており、この
はめ込み式ホルダー１３の外周には回転を円滑にするた
めのベアリング１４、１４…やオイルシール１５、１５
…が設けられている。
が取り付けられており、このフリー回転筒１２の先端に
ははめ込み式のホルダー１３が取り付けられているもの
で、このはめ込み式ホルダー１３の外径も予想される原
型ワークＡの外径よりやや小さく形成されており、この
はめ込み式ホルダー１３の外周には回転を円滑にするた
めのベアリング１４、１４…やオイルシール１５、１５
…が設けられている。
【００１４】 さらに、図中１６は枠体２の近傍に配置
され、前後方向へ位置調整のためスライド可能とされた
鋳物製の支持体であり、この支持体１６には原型ワーク
Ａの内径を研磨、研削するグラインダを保持するスピン
ドル１７が支持されている。このスピンドル１７には先
端にグラインダ１８を有した軸体１９が通され、その軸
体１９の後端にはプーリ２０が取り付けられてベルト２
１による伝動で回転するものとなっている。また、支持
体１６の下方には固定板２２が空間を隔てて設けられ、
その固定板２２にはクロスベアリング２３、２３…が介
在されている。なお２４は原型ワークＡの内径の研磨、
研削加工の調整のためのストッパと対応するマイクロメ
ーターである。
され、前後方向へ位置調整のためスライド可能とされた
鋳物製の支持体であり、この支持体１６には原型ワーク
Ａの内径を研磨、研削するグラインダを保持するスピン
ドル１７が支持されている。このスピンドル１７には先
端にグラインダ１８を有した軸体１９が通され、その軸
体１９の後端にはプーリ２０が取り付けられてベルト２
１による伝動で回転するものとなっている。また、支持
体１６の下方には固定板２２が空間を隔てて設けられ、
その固定板２２にはクロスベアリング２３、２３…が介
在されている。なお２４は原型ワークＡの内径の研磨、
研削加工の調整のためのストッパと対応するマイクロメ
ーターである。
【００１５】また、図中２５は原型ワークＡの外径を研
磨、研削するグラインダであり、２６はそのカバーを示
している。グラインダ２５は軸２７を介してスライド軸
２８と連接され、原型ワークＡに対して接離可能とされ
ている。なお、この軸２７にも調整ストッパーとそれに
対応するマイクロスイッチがつけられている。また、図
中２９は原型ワークＡの内外周の加工調整ストッパー、
３０ａ、３０ｂは各々対応するマイクロスイッチであ
る。
磨、研削するグラインダであり、２６はそのカバーを示
している。グラインダ２５は軸２７を介してスライド軸
２８と連接され、原型ワークＡに対して接離可能とされ
ている。なお、この軸２７にも調整ストッパーとそれに
対応するマイクロスイッチがつけられている。また、図
中２９は原型ワークＡの内外周の加工調整ストッパー、
３０ａ、３０ｂは各々対応するマイクロスイッチであ
る。
【００１６】 一方、図中３１は枠２に一体に成形され
たリング状の位置決めガイドであり、この位置決めガイ
ド３１は装着されるホルダー１０の周囲にややクリアラ
ンスを形成するナイズとされ、その開口内縁に原型ワー
クＡの外周が収まる筒状または段部３２が形成されてい
る。
たリング状の位置決めガイドであり、この位置決めガイ
ド３１は装着されるホルダー１０の周囲にややクリアラ
ンスを形成するナイズとされ、その開口内縁に原型ワー
クＡの外周が収まる筒状または段部３２が形成されてい
る。
【００１７】さらに、図３に示すのは他の実施例であ
り、この場合には枠２のホルダー１０が装着される周囲
に原型ワークＡの外周と一致されるピン状の位置決めガ
イド３３、３３…を三本１２０度ピッチで突設したもの
となっている。
り、この場合には枠２のホルダー１０が装着される周囲
に原型ワークＡの外周と一致されるピン状の位置決めガ
イド３３、３３…を三本１２０度ピッチで突設したもの
となっている。
【００１８】本実施例に係るディスクの研磨、研削装置
は上記のように構成される。位置決めガイド３１や３
３、３３…に対して、ホルダー１０が引っ込められた時
点で原型ワークＡをセットすることで、自動的に芯出し
された状態となってホルダー１０及び１３で原型ワーク
Ａが挟持されることとなる。
は上記のように構成される。位置決めガイド３１や３
３、３３…に対して、ホルダー１０が引っ込められた時
点で原型ワークＡをセットすることで、自動的に芯出し
された状態となってホルダー１０及び１３で原型ワーク
Ａが挟持されることとなる。
【００１９】
【考案の効果】上述したように、本考案に係るディスク
の研磨、研削装置によると、原型ワークの内外周を同時
に加工するに先立って、芯出し作業が自動的になされる
ため、より一層のスピードアップ及び精度の向上が図ら
れ、不良品の発生率も極めて小さなものとすることがで
きる。
の研磨、研削装置によると、原型ワークの内外周を同時
に加工するに先立って、芯出し作業が自動的になされる
ため、より一層のスピードアップ及び精度の向上が図ら
れ、不良品の発生率も極めて小さなものとすることがで
きる。
【図１】本考案を実施したディスクの研磨、研削装置の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図２】本考案を実施したディスクの研磨、研削装置の
斜視図である。
斜視図である。
【図３】他の実施例を示す正面図である。
１ 据え付け台 ２ 枠体 ２ａ 連結部 ３ クランプ軸 １０ ホルダー １２ フリー回転筒 １３ はめ込み式ホルダー １７ スピンドル １８ 内径用グラインダ ２５ 外径用グラインダ ３１ リング状の位置決めガイド ３２ 段部 ３３ ピン状の位置決めガイド
Claims (1)
- 【請求項１】据え付け台１上に鋳物により成形され上部
を連結部２ａで一体に連結した枠体２を備え、その枠体
２の作業空間に対して、一方側には先端に吸気口１１、
１１…を形成したホルダー１０を備えたクランプ軸３を
スライド自在に備え、対向側には内径用グラインダ１８
を先端に備えたスピンドル１７を備え、かつ、外径用グ
ラインダ２５を接離可能に備えたディスクの研磨、研削
装置において、前記スピンドル１７は枠体２に取り付け
られたフリー回転筒１２内を挿通するものとされ、その
フリー回転筒１２の先端にははめ込み式のホルダー１３
が取り付けられ、かつ、前記スピンドル１７はスライド
可能とされた支持体１６に支持されかつ、前記ホルダー
１０の周囲に段付きリング体としたワークの位置決めガ
イド３１を備えていることを特徴とするディスクの研
磨、研削装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991109804U JP2519267Y2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | ディスクの研磨、研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991109804U JP2519267Y2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | ディスクの研磨、研削装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0551553U JPH0551553U (ja) | 1993-07-09 |
| JP2519267Y2 true JP2519267Y2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=14519634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991109804U Expired - Lifetime JP2519267Y2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | ディスクの研磨、研削装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2519267Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009285790A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Daitron Technology Co Ltd | 加工装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS645759A (en) * | 1987-06-26 | 1989-01-10 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | Chamfering method for glass disc |
| JPH0236058A (ja) * | 1988-07-25 | 1990-02-06 | Ntn Corp | 内外径同時研削盤 |
-
1991
- 1991-12-12 JP JP1991109804U patent/JP2519267Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0551553U (ja) | 1993-07-09 |
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