JP2519149B2 - 抗酸化剤 - Google Patents
抗酸化剤Info
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- JP2519149B2 JP2519149B2 JP3357240A JP35724091A JP2519149B2 JP 2519149 B2 JP2519149 B2 JP 2519149B2 JP 3357240 A JP3357240 A JP 3357240A JP 35724091 A JP35724091 A JP 35724091A JP 2519149 B2 JP2519149 B2 JP 2519149B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、香辛料の一であるフェ
ンネル種子から抽出した抗酸化剤に関する。
ンネル種子から抽出した抗酸化剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、油脂を含む食品の抗酸化剤とし
て、ブチルヒドロキシアニソール（ＢＨＡ）、ブチルヒ
ドロキシトルエン（ＢＨＴ）、トコフェロール等が使用
されている。ＢＨＡ、ＢＨＴ等の合成抗酸化剤には、一
定の使用基準があり、添加量、添加食品が厳しく制限さ
れている。また、トコフェロールは油溶性であるために
油脂を多く含む食品にしか使用できない。食品の用途で
は、水溶性のものが好ましい場合がある。水溶性の抗酸
化剤として代表的なものにアスコルビン酸がある。アス
コルビン酸の抗酸化効果は強いが、熱に弱い等の短所が
ある。香辛料の一種であるフェンネル種子の精油成分
は、パン、菓子、リキュール、ピックルス、等の着香に
用いられる。また、フェンネル種子の粉末は、肉製品、
ソーセージなどに使用されている。
て、ブチルヒドロキシアニソール（ＢＨＡ）、ブチルヒ
ドロキシトルエン（ＢＨＴ）、トコフェロール等が使用
されている。ＢＨＡ、ＢＨＴ等の合成抗酸化剤には、一
定の使用基準があり、添加量、添加食品が厳しく制限さ
れている。また、トコフェロールは油溶性であるために
油脂を多く含む食品にしか使用できない。食品の用途で
は、水溶性のものが好ましい場合がある。水溶性の抗酸
化剤として代表的なものにアスコルビン酸がある。アス
コルビン酸の抗酸化効果は強いが、熱に弱い等の短所が
ある。香辛料の一種であるフェンネル種子の精油成分
は、パン、菓子、リキュール、ピックルス、等の着香に
用いられる。また、フェンネル種子の粉末は、肉製品、
ソーセージなどに使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、一般に使用
されている天然の香辛料由来のものであり、かつ合成の
抗酸化剤と同等以上の効果を持つ抗酸化剤である。香辛
料から抽出した抗酸化剤は、香味を有するものが多い。
フェンネル種子の精油成分を抽出した残渣を有効利用す
るため香辛料の香りが少くなっている。また、食品に利
用しやすいように、熱に安定な抗酸化剤を得ることを目
的とする。
されている天然の香辛料由来のものであり、かつ合成の
抗酸化剤と同等以上の効果を持つ抗酸化剤である。香辛
料から抽出した抗酸化剤は、香味を有するものが多い。
フェンネル種子の精油成分を抽出した残渣を有効利用す
るため香辛料の香りが少くなっている。また、食品に利
用しやすいように、熱に安定な抗酸化剤を得ることを目
的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、香辛料の
一種である、フェンネル種子の精油成分または脂肪成分
を抽出した残渣から極性溶媒で抽出した抽出物に高い抗
酸化能を有することを見いだした。本発明は、この知見
をもとに天然香辛料のフェンネル種子から非極性溶媒で
精油成分または脂肪成分を抽出濾過し、その残渣から極
性溶媒で抽出した物質を有効成分とする抗酸化剤であ
る。精油成分、脂肪成分を除去しているため香辛料特有
の香りが少くなっている。また、フェンネル種子から精
油成分、脂肪成分を取り除く方法は、超臨界炭酸ガス抽
出法、水蒸気蒸留法を使用しても良い。また、フェンネ
ル種子より極性溶媒で抽出した抽出物から精油成分また
は脂肪成分を非極性溶媒で抽出した抽出物を抗酸化剤と
しても良い。
一種である、フェンネル種子の精油成分または脂肪成分
を抽出した残渣から極性溶媒で抽出した抽出物に高い抗
酸化能を有することを見いだした。本発明は、この知見
をもとに天然香辛料のフェンネル種子から非極性溶媒で
精油成分または脂肪成分を抽出濾過し、その残渣から極
性溶媒で抽出した物質を有効成分とする抗酸化剤であ
る。精油成分、脂肪成分を除去しているため香辛料特有
の香りが少くなっている。また、フェンネル種子から精
油成分、脂肪成分を取り除く方法は、超臨界炭酸ガス抽
出法、水蒸気蒸留法を使用しても良い。また、フェンネ
ル種子より極性溶媒で抽出した抽出物から精油成分また
は脂肪成分を非極性溶媒で抽出した抽出物を抗酸化剤と
しても良い。
【０００５】
【作用】天然の香辛料から抽出した抗酸化剤であり、精
油成分を除いているために香りが少なく、熱に耐性があ
り、ＢＨＡやアスコルビン酸と同等以上の抗酸化力を持
っている。
油成分を除いているために香りが少なく、熱に耐性があ
り、ＢＨＡやアスコルビン酸と同等以上の抗酸化力を持
っている。
【０００６】
【実施例】フェンネル種子からヘキサンで脂肪成分、精
油成分を抽出濾過し、その残渣から５０％エタノールで
抽出した成分を抗酸化剤とする方法について具体的の述
べる。フェンネルの粉末（４７ｇ）にヘキサンを約２倍
重量入れ、室温で振蕩抽出する。１時間振蕩した後濾過
する。濾過残渣にヘキサンを入れもう一度振蕩濾過す
る。この操作により精油成分と脂肪成分が除去される。
この抽出残渣に５０％エタノールを加え、２時間振蕩抽
出した後濾過する。濾過残渣にもう一度５０％エタノー
ルを入れ振蕩濾過する。５０％エタノールで抽出された
抽出物の濾液を集め、約５０℃で加熱しながらロータリ
ーエバポレーターで濃縮する。この濃縮物を凍結乾燥し
て乾固物（７．６７ｇ）を得た。この乾固物を５０％エ
タノールに懸濁し抗酸化剤として使用した。
油成分を抽出濾過し、その残渣から５０％エタノールで
抽出した成分を抗酸化剤とする方法について具体的の述
べる。フェンネルの粉末（４７ｇ）にヘキサンを約２倍
重量入れ、室温で振蕩抽出する。１時間振蕩した後濾過
する。濾過残渣にヘキサンを入れもう一度振蕩濾過す
る。この操作により精油成分と脂肪成分が除去される。
この抽出残渣に５０％エタノールを加え、２時間振蕩抽
出した後濾過する。濾過残渣にもう一度５０％エタノー
ルを入れ振蕩濾過する。５０％エタノールで抽出された
抽出物の濾液を集め、約５０℃で加熱しながらロータリ
ーエバポレーターで濃縮する。この濃縮物を凍結乾燥し
て乾固物（７．６７ｇ）を得た。この乾固物を５０％エ
タノールに懸濁し抗酸化剤として使用した。
【０００７】リノール酸の酸化の抑制の程度を測定する
ロダン鉄法（満田久輝ら：栄養と食糧、ＶＯＬ．１９，
Ｐ２１０−２１４（１９６６）の方法を改変）を使用し
て抗酸化剤の効果を試験した。試料の作成方法は、０．
１３ｍｌのリノール酸と１０ｍｌの０．０５Ｍリン酸緩
衝液と１０ｍｌの９９．５％エタノールに抗酸化剤を入
れ２５ｍｌに定容し、５０℃で保存する。抗酸化剤とし
てフェンネル種子抽出物を乾燥重量で０．００５％添加
したもの（Ａ）、ＢＨＡを０．００５％添加したもの
と、無添加のもの（ｂｌａｎｋ）を試験した。結果を表
１に示した。酸化すると吸光度が大きくなる。フェンネ
ル抽出物は、ＢＨＡより抗酸化力が強いことがわかる。
ロダン鉄法（満田久輝ら：栄養と食糧、ＶＯＬ．１９，
Ｐ２１０−２１４（１９６６）の方法を改変）を使用し
て抗酸化剤の効果を試験した。試料の作成方法は、０．
１３ｍｌのリノール酸と１０ｍｌの０．０５Ｍリン酸緩
衝液と１０ｍｌの９９．５％エタノールに抗酸化剤を入
れ２５ｍｌに定容し、５０℃で保存する。抗酸化剤とし
てフェンネル種子抽出物を乾燥重量で０．００５％添加
したもの（Ａ）、ＢＨＡを０．００５％添加したもの
と、無添加のもの（ｂｌａｎｋ）を試験した。結果を表
１に示した。酸化すると吸光度が大きくなる。フェンネ
ル抽出物は、ＢＨＡより抗酸化力が強いことがわかる。
【０００８】
【表１】 吸光度（５００ｎｍ） 日数 （Ａ） ＢＨＡ ｂｌａｎｋ ０ ０．０４２ ０．０３９ ０．０４１ ６ ０．０４９ ０．０８６ ０．２４９ １１ ０．０４６ ０．１２７ １．３５７ １５ ０．０４０ ０．１６０ ２．９３５ ２２ ０．０４７ ０．２１３ −
【０００９】アスコルビン酸は、それ自身強い抗酸化効
果を示す一方それ自身は酸化され易い。そこで、フェン
ネル種子抽出物のアスコルビン酸の分解抑制を試験し
た。０．０５％のアスコルビン酸を含むｐＨ５．３の
０．２Ｍ酢酸緩衝液にフェンネル種子抽出物を０．０１
％（Ｂ）添加し、アスコルビン酸の残存量の経時変化を
測定した。対照として、同様にアスコルビン酸を含む緩
衝液にルチン（０．０１％）添加したものとｂｌａｎｋ
（無添加）のもののアスコルビン酸の残存量の経時変化
を測定した。この試験溶液は４０℃で保存した。この実
験結果よりフェンネル種子抽出物は、アスコルビン酸の
分解抑制効果があることがわかる。
果を示す一方それ自身は酸化され易い。そこで、フェン
ネル種子抽出物のアスコルビン酸の分解抑制を試験し
た。０．０５％のアスコルビン酸を含むｐＨ５．３の
０．２Ｍ酢酸緩衝液にフェンネル種子抽出物を０．０１
％（Ｂ）添加し、アスコルビン酸の残存量の経時変化を
測定した。対照として、同様にアスコルビン酸を含む緩
衝液にルチン（０．０１％）添加したものとｂｌａｎｋ
（無添加）のもののアスコルビン酸の残存量の経時変化
を測定した。この試験溶液は４０℃で保存した。この実
験結果よりフェンネル種子抽出物は、アスコルビン酸の
分解抑制効果があることがわかる。
【００１０】
【表２】 アスコルビン酸残存量（％） 日数 （Ｂ） ルチン ｂｌａｎｋ ０ １００ １００ １００ １ ９７．４ ９０．１ ８０．５ ２ ８４．４ ６９．７ ４３．０ ３ ７３．８ ３９．１ １７．５ ４ ５７．１ ２３．０ ８．２
【００１１】次に、フェンネル種子抽出物が熱に対して
耐性があることを示す。前述したフェンネル種子抽出物
をｐＨ３．５、ｐＨ５．３、ｐＨ７．０、ｐＨ９．０の
緩衝液に乾燥重量で、０．５％の割合で溶解させた。こ
れらの試料を１２１℃で３０分間オートクレーブで処理
をした。その後、前述のロダン鉄法にて抗酸化効果を試
験した。フェンネル種子抽出物は、リノール酸溶液の試
料に対して乾燥重量で０．００５％になるように添加し
た。対照として加熱していないＢＨＡを０．００５％添
加したものと、加熱した緩衝液のみ添加したもの（ｂｌ
ａｎｋ）を試験した。その結果を表３、表４、表５、表
６に示した。フェンネル抽出物は、加熱しても抗酸化効
果が落ちないことがわかる。
耐性があることを示す。前述したフェンネル種子抽出物
をｐＨ３．５、ｐＨ５．３、ｐＨ７．０、ｐＨ９．０の
緩衝液に乾燥重量で、０．５％の割合で溶解させた。こ
れらの試料を１２１℃で３０分間オートクレーブで処理
をした。その後、前述のロダン鉄法にて抗酸化効果を試
験した。フェンネル種子抽出物は、リノール酸溶液の試
料に対して乾燥重量で０．００５％になるように添加し
た。対照として加熱していないＢＨＡを０．００５％添
加したものと、加熱した緩衝液のみ添加したもの（ｂｌ
ａｎｋ）を試験した。その結果を表３、表４、表５、表
６に示した。フェンネル抽出物は、加熱しても抗酸化効
果が落ちないことがわかる。
【００１２】
【表３】 ｐＨ３．５の緩衝液で加熱処理したフェンネ
ル種子抽出物の抗酸化効果 日数 フェンネル ＢＨＡ ｂｌａｎｋ ０ ０．０６３ ０．０５８ ０．０６６ ４ ０．０７８ ０．０６２ ０．５０５ ８ ０．０５５ ０．０７７ １．０９１ １２ ０．０６０ ０．１０９ １．５２４
ル種子抽出物の抗酸化効果 日数 フェンネル ＢＨＡ ｂｌａｎｋ ０ ０．０６３ ０．０５８ ０．０６６ ４ ０．０７８ ０．０６２ ０．５０５ ８ ０．０５５ ０．０７７ １．０９１ １２ ０．０６０ ０．１０９ １．５２４
【表４】 ｐＨ５．３の緩衝液で加熱処理したフェンネ
ル種子抽出物の抗酸化効果 日数 フェンネル ＢＨＡ ｂｌａｎｋ ０ ０．０６６ ０．０６５ ０．０７１ ３ ０．０７１ ０．０７５ ０．２４６ ６ ０．０６８ ０．０９０ ０．７５７ １０ ０．０７１ ０．１２４ １．２９６
ル種子抽出物の抗酸化効果 日数 フェンネル ＢＨＡ ｂｌａｎｋ ０ ０．０６６ ０．０６５ ０．０７１ ３ ０．０７１ ０．０７５ ０．２４６ ６ ０．０６８ ０．０９０ ０．７５７ １０ ０．０７１ ０．１２４ １．２９６
【表５】 ｐＨ７．０の緩衝液で加熱処理したフェンネ
ル種子抽出物の抗酸化効果 日数 フェンネル ＢＨＡ ｂｌａｎｋ ０ ０．０５９ ０．０５８ ０．０５９ ４ ０．０６９ ０．０６２ ０．３２８ ８ ０．０５３ ０．０７７ ０．８８７ １２ ０．０５６ ０．１０９ １．３３７
ル種子抽出物の抗酸化効果 日数 フェンネル ＢＨＡ ｂｌａｎｋ ０ ０．０５９ ０．０５８ ０．０５９ ４ ０．０６９ ０．０６２ ０．３２８ ８ ０．０５３ ０．０７７ ０．８８７ １２ ０．０５６ ０．１０９ １．３３７
【表６】 ｐＨ９．０の緩衝液で加熱処理したフェンネ
ル種子抽出物の抗酸化効果 日数 フェンネル ＢＨＡ ｂｌａｎｋ ０ ０．０５８ ０．０５８ ０．０５３ ４ ０．０６０ ０．０６２ ０．２０８ ８ ０．０５１ ０．０７７ ０．５５５ １２ ０．０５６ ０．１０９ １．１１９
ル種子抽出物の抗酸化効果 日数 フェンネル ＢＨＡ ｂｌａｎｋ ０ ０．０５８ ０．０５８ ０．０５３ ４ ０．０６０ ０．０６２ ０．２０８ ８ ０．０５１ ０．０７７ ０．５５５ １２ ０．０５６ ０．１０９ １．１１９
【００１３】食品の着色料として使用されているβ−カ
ロチンは、酸化され分解することにより退色する。フェ
ンネル種子抽出物の抗酸化試験をするためにβ−カロチ
ンの退色抑制効果を模擬ジュースを作成することにより
試験した。模擬ジュースは、水溶性β−カロチン（三共
株式会社）０．０３％、クエン酸０．３％、クエン酸ナ
トリウム０．０７％，ソルビン酸カリウム０．１％，砂
糖６．０％、異性化糖１０．０％を混合した水溶液で作
成した。これにフェンネル種子抽出物を０．０５％添加
したもの（Ｃ），フェンネル種子抽出物とアスコルビン
酸を０．０５％ずつ添加したもの（Ｄ）、対照としてア
スコルビン酸を０．０５％添加したもの（Ｅ）、アスコ
ルビン酸０．１％を添加したもの（Ｆ）と無添加（ｂｌ
ａｎｋ）の模擬ジュースも同時に試験した。これらの模
擬ジュースは３５℃の暗室で保存し、経日的に５００ｎ
ｍの吸光度を測定した。表３に結果を示す。フェンネル
抽出物は、β−カロチン分解抑制効果があることがわか
る。また、アスコルビン酸と併用することにより、β−
カロチン退色抑制効果が著しく強くなることがわかる。
ロチンは、酸化され分解することにより退色する。フェ
ンネル種子抽出物の抗酸化試験をするためにβ−カロチ
ンの退色抑制効果を模擬ジュースを作成することにより
試験した。模擬ジュースは、水溶性β−カロチン（三共
株式会社）０．０３％、クエン酸０．３％、クエン酸ナ
トリウム０．０７％，ソルビン酸カリウム０．１％，砂
糖６．０％、異性化糖１０．０％を混合した水溶液で作
成した。これにフェンネル種子抽出物を０．０５％添加
したもの（Ｃ），フェンネル種子抽出物とアスコルビン
酸を０．０５％ずつ添加したもの（Ｄ）、対照としてア
スコルビン酸を０．０５％添加したもの（Ｅ）、アスコ
ルビン酸０．１％を添加したもの（Ｆ）と無添加（ｂｌ
ａｎｋ）の模擬ジュースも同時に試験した。これらの模
擬ジュースは３５℃の暗室で保存し、経日的に５００ｎ
ｍの吸光度を測定した。表３に結果を示す。フェンネル
抽出物は、β−カロチン分解抑制効果があることがわか
る。また、アスコルビン酸と併用することにより、β−
カロチン退色抑制効果が著しく強くなることがわかる。
【００１４】
【表８】β−カロチンの残存量（％） 日数 （Ｃ） （Ｄ） （Ｅ） （Ｆ） ｂｌａｎｋ １ １００．０ １００．０ １００．０ １００．０ １００．０ ７ ９４．２ １００．１ ３９．８ ４３．０ ２７．８ １３ ８０．１ １００．３ ２８．７ ３１．９ ９．８ ２１ ５７．０ ８６．４ １２．６ ２１．４ ６．２
【００１５】
【発明の効果】天然の香辛料から抽出した抗酸化剤であ
り、ＢＨＡやアスコルビン酸より強い抗酸化効果をもつ
ものである。また、精油成分を除いているために香りが
少なく熱に強い水溶性の抗酸化剤であり、広い分野の食
品に使用できる。
り、ＢＨＡやアスコルビン酸より強い抗酸化効果をもつ
ものである。また、精油成分を除いているために香りが
少なく熱に強い水溶性の抗酸化剤であり、広い分野の食
品に使用できる。
Claims (1)
- 【請求項１】 香辛料の一種であるフェンネル種子から
精油成分または脂肪成分を抽出濾過し、その残渣から非
極性溶媒または極性溶媒で抽出して得られた物質を有効
成分とする抗酸化剤
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3357240A JP2519149B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 抗酸化剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3357240A JP2519149B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 抗酸化剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05171144A JPH05171144A (ja) | 1993-07-09 |
| JP2519149B2 true JP2519149B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=18453106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3357240A Expired - Lifetime JP2519149B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 抗酸化剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2519149B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7264096B2 (en) | 2004-07-14 | 2007-09-04 | Nifco Inc. | Rotary damper |
| US8177042B2 (en) | 2006-03-29 | 2012-05-15 | Nifco Inc. | Rotary damper |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP3357240A patent/JP2519149B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7264096B2 (en) | 2004-07-14 | 2007-09-04 | Nifco Inc. | Rotary damper |
| US8177042B2 (en) | 2006-03-29 | 2012-05-15 | Nifco Inc. | Rotary damper |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05171144A (ja) | 1993-07-09 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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