JP2518611Y2 - スライドユニットのカバー取付構造 - Google Patents

スライドユニットのカバー取付構造

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JP2518611Y2
JP2518611Y2 JP1991046937U JP4693791U JP2518611Y2 JP 2518611 Y2 JP2518611 Y2 JP 2518611Y2 JP 1991046937 U JP1991046937 U JP 1991046937U JP 4693791 U JP4693791 U JP 4693791U JP 2518611 Y2 JP2518611 Y2 JP 2518611Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、上方を開口したケース
本体内側にシリンダ等を備えて成るスライドユニットの
ケース本体上方を覆うカバーの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスライドユニットのカバー取付構
造は、特開平1−247812号公報に開示されている
ように、断面コ字状のガイドフレーム両端にエンドプレ
ートを固定して上方を開口した箱形状のケース本体を構
成し、このケース本体内側に配設したロッドレスシリン
ダにスライダを連結し、このスライダをケース本体長手
方向に沿って配設した案内レールにより案内し正確な往
復直線運動をさせ、スライダの上方でエンドプレートに
ビス止めされたカバーがケース本体内側を覆うようにし
たものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来のスライドユ
ニットのカバー取付構造では、ケース本体を構成するエ
ンドプレートにカバーを直接ビス止めしているので、ケ
ース本体内側のシリンダの故障又は案内レールに案内さ
れるスライダのベアリング部の故障等のためカバー下方
のメインテナンス作業を行なう場合、カバーを固定する
すべてのビスを完全に取外さなければ、ケース本体から
カバーを取外すことができず、またカバーの取付時にも
再びすべてのビスを完全に取付けるという煩雑な作業が
必要であり、メインテナンス作業が容易に行なえないと
いう問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
め本考案では、カバーの左右方向中間部に軸方向に伸び
る突起部を形成すると共に、カバーの左右両縁を下方に
向かって曲折した係合段部に形成し、エンドプレートの
上面にカバーの突起部と係合段部が係合する係合溝を形
成し、この係合溝に突起部と係合段部を係合させた状態
で、係合段部を押圧解除可能なクランプ部材をエンドプ
レートに配設し、このクランプ部材で係合段部を押圧し
た状態で、カバーが上方にわずかにたわむように、前記
突起部、左右の係合段部の突出量と、これらが係合する
係合溝の深さを設定したことを特徴とする。
【0005】
【作用】カバー下方のメインテナンス作業を行なう場合
には、クランプ部材の押圧を解除し、ケース本体からカ
バーを軸方向に抜き取って外し、ケース本体内側部分の
メインテナンス作業を行なう。又、作業終了後にカバー
を取付ける場合、ケース本体にカバーを軸方向より挿入
し、カバーを取付位置に位置させ、クランプ部材でカバ
ーの係合段部を押圧保持する。
【0006】
【実施例】先ず図面において、周知のマグネット式ロッ
ドレスシリンダ1を備えたスライドユニット2について
説明する。このロッドレスシリンダ1の左右のエンドプ
レート3,3を夫々、断面コ字型のガイドフレーム5両
端にねじ止め26し、このガイドフレーム5と左右の
ンドプレート3,3により上方を開口したケース本体1
4を構成している。又、このエンドプレート3,3上面
は後述のカバー20を支持する支持面4に形成されてお
り、カバー20の幅より幅広となっている。また、この
支持面4には3つの係合溝4a,4b,4bを削設し、
中央の深さは左右の係合溝4b,4bより浅く設定して
ある。前記ロッドレスシリンダ1は、両端を前記エンド
プレート3,3で塞がれた、非磁性材料のシリンダチュ
ーブ6内に設けられ、マグネットを備えたピストン7
と、シリンダチューブ6を介してこのピストン7をつつ
みピストン7のマグネットに吸引されるマグネットを備
えた外側移動体8とを磁力で互いに吸引させ、左側の
ンドプレート3に穿設された前後シリンダ室用の給排ポ
ート9,10からの圧空によりシリンダチューブ6内を
往復運動するピストン7の動きを外側移動体8に伝える
ようになっている。また、この外側移動体8の上部に、
スライダ11を一体に設け、このスライダ11の下面に
突設した案内子12を、前記ガイドフレーム5の内側底
面に固定した案内レール13によって案内させ、スライ
ダ11に正確な往復直線運動を行なわせるようになって
いる。
【0007】前記左右のエンドプレート3,3にスライ
ダ11の移動方向に穿設したタップ15にショックアブ
ソーバ16の本体外周に形成した雄ねじをねじ込みロッ
クナット17で固定し、このシリンダ16のロッド16
a先端がスライダ11のストロークエンドにおいて、ス
ライダ11の前後面に当接し、ケース本体14にかかる
衝撃を弱めるようになっている。また左右のエンドプレ
ート3,3の内壁にはストッパボルト18が軸方向に位
置調整自在に螺着され、スライダ11のストロークが調
整自在となっている。又、スライダ11上面中央に、後
述のカバー20が下方にたわんだとき、カバー20下面
の突起部20aに摺接するプラスチック等の材料からな
る摺動部材19を取付けてある。尚、図3に示す10a
は後側給排ポート10と後側シリンダ室を連通する連通
路である。
【0008】次に、ケース本体14のカバー取付構造に
ついて説明する。このカバー20は、カバー20下面中
央に軸方向に伸びる突起部20aを形成し、カバー20
の左右両縁を下方向に向かって鉤状に曲折した係合段部
20bに形成した断面となっている。このような形状の
カバー20の軸方向両端を左右のエンドプレート3,3
の支持面4に支持させ、左右のエンドプレート3,3間
にカバー20を横架させてある。また、左右エンドプレ
ート3,3の支持面4に、カバー20の係合段部20b
に向かって突出する押圧片23aを備えたクランプ部材
23をねじ止め24し、この押圧片23aがカバー20
の係合段部20bの4隅を押圧し、カバー20をケース
本体14に一体的に取付けている。また、カバー20の
取付状態において、図4に示すようにカバー20上面と
クランプ部材23上面は同じ高さになるように設定して
あり、又、クランプ部材23下面と支持面4との間に
は、カバー20の締付のために僅かな隙間が設けてあ
り、また、クランプ部材23の取付ねじ24のねじ頭
は、クランプ部材23上面に穿設された座ぐり孔内に収
まっており、更にカバー20は上方にわずかにたわんだ
状態となっている。
【0009】次に、以上のように構成されたスライドユ
ニット2において、カバー20の取外し動作について説
明する。スライドユニット2のシリンダや案内子12の
故障又はスライダ11のストローク調整等のためケース
本体14内側にある前記各部材に対して作業を行なう場
合、クランプ部材23の取付ねじ24を僅かにゆるめる
と押圧片23aのカバー20への押圧は解除されるの
で、カバーをケース本体14から軸方向に抜き出し、ケ
ース本体14内側に対して作業を行なう。この作業終了
後にカバー20を取付ける場合には、カバー20をケー
ス本体14に軸方向より挿入し、カバー20の軸方向両
端を左右のエンドプレート3,3上面に載置し、再びク
ランプ部材23の取付ねじ24を締め直し押圧片23a
でカバー20を押圧保持する。
【0010】以上のように、本考案のスライドユニット
2のカバー取付構造は、クランプ部材23を左右エンド
プレート3,3の夫々の両端にねじ止め24し、このク
ランプ部材23の押圧片23aでカバー20の係合段部
20bの4隅を押圧保持するようにしたので、カバー2
0下方でカバー20で覆われている部材の作業を行なう
場合、クランプ部材23の取付ねじ24を僅かにゆるめ
るだけでカバー20の押し圧保持は解除され、カバー2
0をケース本体14から軸方向より簡単に抜き出すこと
ができ、容易にメインテナンスを行ない得る。また、カ
バー20の取付けの場合も取外しの逆の手順で容易に行
なうことができる。また、本実施例ではカバー20の取
付状態において、カバー20上面とクランプ部材23上
面の高さが同じになるように設定され、クランプ部材2
3の取付ねじ24のねじ頭はクランプ部材23上面に穿
設された座ぐり孔内に収まっているので、スライドユニ
ット2上面がデザイン的にスッキリし美観を損なわず、
又取付ねじ24のねじ頭の高さ分だけスライドユニット
2の高さを低くできる。又、スライドユニット2のシリ
ンダ1のストロークが非常に長く、カバー20が下方に
たわむような場合でも、カバー20下面中央の突起部2
0aに、スライダ11上面のプラスチック製の摺動部材
19が摺動するため、騒音の発生を減少できる。また、
左右のエンドプレート3,3の支持面4の中央の係合溝
4aの深さは左右の係合溝4a,4bより浅くなってお
り、これらの係合溝4a,4b,4bにカバー20の一
番剛性の強い突起部20a及び係合段部20b,20b
を係合させカバー20を上方にわずかにたわんだ状態に
押圧保持するので、カバー20の自重による下方へのた
もみ量を最小に押えることができる。
【0011】尚、前記実施例においてスライドユニット
2は、マグネット式ロッドレスシリンダ1を使用してい
るが、これに限られることはなく密封式のロッドレスシ
リンダ、ロッド型シリンダ又はモータで駆動されるボー
ルネジ機構のものでも良い。
【0012】また、本実施例ではクランプ部材23を
ンドプレート3,3上面にねじ止め24することによ
り、クランプ部材23の押圧片23aでカバーを押圧保
持するようにしたが、クランプ部材の中央をエンドプレ
ート上面に揺動自在にピン支持し、クランプ部材のピン
支点より後方をバネで上方に付勢し、押圧片を下方に揺
動させ、カバーの押圧保持を行なっても良い。
【0013】
【考案の効果】以上のように、本考案のスライドユニッ
トのカバー取付構造では、カバーの左右方向中間部に軸
方向に伸びる突起部を形成すると共に、カバーの左右両
縁を下方に向かって曲折した係合段部に形成し、エンド
プレートの上面にカバーの突起部と係合段部が係合する
係合溝を形成し、この係合溝に突起部と係合段部を係合
させた状態で、係合段部を押圧解除可能なクランプ部材
をエンドプレートに配設し、このクランプ部材で係合段
部を押圧した状態で、カバーが上方にわずかにたわむよ
うに、前記突起部、左右の係合段部の突出量と、これら
が係合する係合溝の深さを設定したので、カバー下側の
メインテナンス作業を行なう場合、クランプ部材の押圧
を解除することにより、ケース本体からカバーを軸方向
より簡単に取出すことができ、容易にケース本体内のメ
インテナンス作業を行ない得る。又、カバーの取付けの
場合も取外しと逆の手順で簡単に取付けることができ
る。また、カバーに精度よく穴加工をする必要がないの
で、カバーの加工上非常に手間が除け、スライドユニッ
トに対応して軸方向長さに切断するだけでよく、容易に
製作することができる。さらに、クランプ部材によっ
て、カバーは上方にわずかにたわんだ状態に押圧保持さ
れるので、カバーの自重による下方へのたわみ量を最小
限に押えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスライドユニットの平面図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】図2の要部拡大図である。
【符号の説明】2 スライドユニット、 3 エンドプレート、 4a,
4b 係合溝、 5 ガイドフレーム、 11 スライ
ダ、14 ケース本体、 20 カバー、 20a 突
起部、20b 係合段部、 23 クランプ部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面コ字状のガイドフレームの軸方向両
    端にエンドプレートを固定して上方を開口した箱形状の
    ケース本体を構成し、このケース本体内側に配設した適
    宜な駆動手段によりスライダをケース本体長手方向に往
    復移動自在にし、スライダ上方でケース本体内側を覆う
    カバーをエンドプレートの上面に取付けて成るスライド
    ユニットにおいて、前記カバーの左右方向中間部に軸方
    向に伸びる突起部を形成すると共に、カバーの左右両縁
    を下方に向かって曲折した係合段部に形成し、エンドプ
    レートの上面にカバーの突起部と係合段部が係合する係
    合溝を形成し、この係合溝に突起部と係合段部を係合さ
    せた状態で、係合段部を押圧解除可能なクランプ部材を
    エンドプレートに配設し、このクランプ部材で係合段部
    を押圧した状態で、カバーが上方にわずかにたわむよう
    に、前記突起部、左右の係合段部の突出量と、これらが
    係合する係合溝の深さを設定したことを特徴とするスラ
    イドユニットのカバー取付構造。
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JP2742397B2 (ja) * 1995-01-31 1998-04-22 シーケーディ株式会社 シリンダユニットのスライダカバー
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JPS60188205U (ja) * 1984-05-24 1985-12-13 株式会社 小金井製作所 流体圧シリンダのストロ−クセンサ取付構造
JP2513170Y2 (ja) * 1988-01-20 1996-10-02 豊和工業 株式会社 スイッチ取付装置
JPH01136703U (ja) * 1988-03-14 1989-09-19
JPH071041B2 (ja) * 1988-03-26 1995-01-11 豊和工業株式会社 ガイド付ロッドレスシリンダ

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