JP2518566Y2 - 電流検出回路 - Google Patents
電流検出回路Info
- Publication number
- JP2518566Y2 JP2518566Y2 JP14204389U JP14204389U JP2518566Y2 JP 2518566 Y2 JP2518566 Y2 JP 2518566Y2 JP 14204389 U JP14204389 U JP 14204389U JP 14204389 U JP14204389 U JP 14204389U JP 2518566 Y2 JP2518566 Y2 JP 2518566Y2
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- Japan
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- current
- circuit
- magnetically sensitive
- magnetic
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- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は,電子機器又は電気機械等に使用される電流
検出器に関するもので,特にトロイダル状磁性体コアの
磁路の一部にギャップを設け該ギャップ内に磁気感応素
子を構成した方式の電流検出器の電気回路に関するもの
である。
検出器に関するもので,特にトロイダル状磁性体コアの
磁路の一部にギャップを設け該ギャップ内に磁気感応素
子を構成した方式の電流検出器の電気回路に関するもの
である。
[従来の技術] トロイダル状の磁性体コアの磁路の一部にギャップを
設け該ギャップ内に磁気感応素子を構成し,該トロイダ
ル状の磁性体コアを貫通する直流電流を測定する一般的
な電流検出器の構成図を第3図に,電気回路のブロック
図を第4図に示す。この第4図に示すブロック図の従来
方式による電気回路図を第5図に示す。
設け該ギャップ内に磁気感応素子を構成し,該トロイダ
ル状の磁性体コアを貫通する直流電流を測定する一般的
な電流検出器の構成図を第3図に,電気回路のブロック
図を第4図に示す。この第4図に示すブロック図の従来
方式による電気回路図を第5図に示す。
第4図のブロック図に示す駆動回路1に相当するのが
第5図に示すトランジスタTr1を含む回路である。磁気
感応素子2は,一般的にはホール素子又は磁気抵抗効果
素子を使用しており,第5図の電気回路図ではH1で示
す。
第5図に示すトランジスタTr1を含む回路である。磁気
感応素子2は,一般的にはホール素子又は磁気抵抗効果
素子を使用しており,第5図の電気回路図ではH1で示
す。
第5図の増巾回路は集積回路IC2を含む回路である。
第5図に示す可変抵抗器VR1,VR2はホール素子H1及び集
積回路IC2のオフセット電圧を調製する部品である。同
じく可変抵抗器VR3,VR4は増巾回路の増巾度を調整する
部品である。
第5図に示す可変抵抗器VR1,VR2はホール素子H1及び集
積回路IC2のオフセット電圧を調製する部品である。同
じく可変抵抗器VR3,VR4は増巾回路の増巾度を調整する
部品である。
[発明が解決しようとする課題] 従来の電流検出器の電気回路図(第5図に示す)にお
いて電流検出感度,即ち出力電圧/被測定直流電流を大
きくするためには,増巾回路の増巾度を大きくすること
であるが,しかし該増巾回路の増巾度を大きくするにと
もない磁気感応素子であるホール素子H1のオフセット電
圧も大きくなり,且つ該オフセット電圧は,環境温度に
より変化するので,環境温度条件も含めた条件でのオフ
セット電圧の調整が必要になる。しかしこの調整は時間
のかかる困難な調整作業であった。又第5図に示す従来
の回路では環境温度の変化による温度ドリフトを補正す
る回路素子が無いので,温度による特性ばらつきの多い
ホール素子等の磁気感応素子,温度ドリフト等が出力電
圧に直接影響し電流検出器の性能並びに用途の限界とな
っていた。即ち従来の電流検出器は被測定直流電流の絶
対値測定に使用されるよりも,被測定直流電流の異常電
流値検出等に使用されることが多かった。
いて電流検出感度,即ち出力電圧/被測定直流電流を大
きくするためには,増巾回路の増巾度を大きくすること
であるが,しかし該増巾回路の増巾度を大きくするにと
もない磁気感応素子であるホール素子H1のオフセット電
圧も大きくなり,且つ該オフセット電圧は,環境温度に
より変化するので,環境温度条件も含めた条件でのオフ
セット電圧の調整が必要になる。しかしこの調整は時間
のかかる困難な調整作業であった。又第5図に示す従来
の回路では環境温度の変化による温度ドリフトを補正す
る回路素子が無いので,温度による特性ばらつきの多い
ホール素子等の磁気感応素子,温度ドリフト等が出力電
圧に直接影響し電流検出器の性能並びに用途の限界とな
っていた。即ち従来の電流検出器は被測定直流電流の絶
対値測定に使用されるよりも,被測定直流電流の異常電
流値検出等に使用されることが多かった。
[課題を解決するための手段] 本考案は従来のかかる欠点を除くため創作されたもの
で、トロイダル状磁性体コアの磁路の一部にギャップを
設け、該ギャップ内に第1の磁気感応素子を挿入構成し
た電流検出器を有する電流検出回路において、前記第1
の磁気感応素子に直列に接続された第2の磁気感応素子
と、該第2の磁気感応素子の出力を受ける後段の増幅器
とを有し、前記第1の磁気感応素子は被検出電流に感応
して、該被検出電流に比例した電圧を出力し、前記第2
の磁気感応素子は、磁気シールドされ、前記第1の磁気
感応素子と逆の温度特性を持ち、一定出力になるように
したことを特徴とする電流検出回路が得られる。
で、トロイダル状磁性体コアの磁路の一部にギャップを
設け、該ギャップ内に第1の磁気感応素子を挿入構成し
た電流検出器を有する電流検出回路において、前記第1
の磁気感応素子に直列に接続された第2の磁気感応素子
と、該第2の磁気感応素子の出力を受ける後段の増幅器
とを有し、前記第1の磁気感応素子は被検出電流に感応
して、該被検出電流に比例した電圧を出力し、前記第2
の磁気感応素子は、磁気シールドされ、前記第1の磁気
感応素子と逆の温度特性を持ち、一定出力になるように
したことを特徴とする電流検出回路が得られる。
[作用] 電流検出器と第1の磁気感応素子と,後段の増巾器を
含んだ電流検出回路全体の温度ドリフトと第2の磁気感
応素子の温度ドリフトとのキャンセルによってオフセッ
ト電圧の温度変動を補正する働きをする。
含んだ電流検出回路全体の温度ドリフトと第2の磁気感
応素子の温度ドリフトとのキャンセルによってオフセッ
ト電圧の温度変動を補正する働きをする。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明すると,第3図は
電流検出器の構成図である。トロイダル状の磁性体コア
5に被測定電流を流すコイル4を貫通させ,該コイル4
の電流によって生じる磁束を磁性体コア5が集束し,該
磁性体コア5のギャップ6の空間に磁束を生じさせ,そ
の空間の磁束をホール素子又は磁気抵抗素子等の磁気感
応素子2にて磁束の強さを測定するものである。
電流検出器の構成図である。トロイダル状の磁性体コア
5に被測定電流を流すコイル4を貫通させ,該コイル4
の電流によって生じる磁束を磁性体コア5が集束し,該
磁性体コア5のギャップ6の空間に磁束を生じさせ,そ
の空間の磁束をホール素子又は磁気抵抗素子等の磁気感
応素子2にて磁束の強さを測定するものである。
第4図にブロック図を示す。増巾回路3,及び定電圧回
路7が本発明がなされたブロック図である。
路7が本発明がなされたブロック図である。
第5図は従来の電流検出器の電気回路であり磁気感応
素子の温度ドリフトに対する対策回路は無い。
素子の温度ドリフトに対する対策回路は無い。
第1図及び第2図は本発明の電流検出器の一実施例の
電子回路図である。集積回路IC2を含む回路が第4図に
示す駆動回路1である。磁気感応素子(H1,H2)はホー
ル素子又は磁気抵抗効果素子が使われる。
電子回路図である。集積回路IC2を含む回路が第4図に
示す駆動回路1である。磁気感応素子(H1,H2)はホー
ル素子又は磁気抵抗効果素子が使われる。
増幅回路IC1のバイアス電圧印加部にオフセット調整
用の可変抵抗R22及びR23の分圧回路は抵抗R24に接続さ
れオフセット調整の機能をもつ。
用の可変抵抗R22及びR23の分圧回路は抵抗R24に接続さ
れオフセット調整の機能をもつ。
調整方法はまず第2の磁気感応素子H2を取付けない状
態で端子(図中A部)を仮りにショートバーで短絡して
第1の磁気感応素子H1のみが接続された状態にする。
態で端子(図中A部)を仮りにショートバーで短絡して
第1の磁気感応素子H1のみが接続された状態にする。
その状態で環境温度25℃と温度75℃にて,電流検出器
全体の温度出力電圧特性ならびにオフセット電圧の温度
ドリフトを測定する。一般にはオフセット電圧の発生場
所は磁気感応素子H1であり,この部分のオフセット電圧
の温度ドリフトが最も大きい。
全体の温度出力電圧特性ならびにオフセット電圧の温度
ドリフトを測定する。一般にはオフセット電圧の発生場
所は磁気感応素子H1であり,この部分のオフセット電圧
の温度ドリフトが最も大きい。
そのオフセット電圧の温度ドリフトに対し,前もって
測定し温度ドリフトのデーターのある磁気感応素子の中
から,前記第1の磁気感応素子(H1)を含んだ電流検出
器全体の温度ドリフト量と大きさが同じで,正負の極性
が反対の特性をもつ磁気感応素子を第2の磁気感応素子
(H2)として、前記ショートバー(A部)をはずして設
置することにより温度ドリフトを補正することができ
る。
測定し温度ドリフトのデーターのある磁気感応素子の中
から,前記第1の磁気感応素子(H1)を含んだ電流検出
器全体の温度ドリフト量と大きさが同じで,正負の極性
が反対の特性をもつ磁気感応素子を第2の磁気感応素子
(H2)として、前記ショートバー(A部)をはずして設
置することにより温度ドリフトを補正することができ
る。
磁気コアが大きくなっても感度を上げる時は2ケの磁
気感応素子を両方磁気ギャップの中に入れ,検出電流に
感応させる(第1図)。又,磁気コアを小さくして小型
化を優先する時は第2の磁気感応素子を磁気コアから離
し,強磁性で磁気シールドしてノイズの影響を受けない
ようにして温度ドリフトの補正に用いる(第2図)。
気感応素子を両方磁気ギャップの中に入れ,検出電流に
感応させる(第1図)。又,磁気コアを小さくして小型
化を優先する時は第2の磁気感応素子を磁気コアから離
し,強磁性で磁気シールドしてノイズの影響を受けない
ようにして温度ドリフトの補正に用いる(第2図)。
[考案の効果] 以上述べた如く,本考案によれば,第1の磁気感応素
子と後段の増幅器全体の温度ドリフトをキャンセルする
ような第2の磁気感応素子を組み合わせることにより,
温度ドリフトをなくし,高精度な電流検出回路を提供す
ることができる。
子と後段の増幅器全体の温度ドリフトをキャンセルする
ような第2の磁気感応素子を組み合わせることにより,
温度ドリフトをなくし,高精度な電流検出回路を提供す
ることができる。
従って,広範囲な用途に適した電流検出器の提供が可
能となる。
能となる。
第1図は本考案の電流検出器を用いた電流検出回路の一
実施例を示す図,第2図は本考案の電流検出器を用いた
電流検出回路の他の実施例を示す図,第3図は一般に用
いられている電流検出器の構成を示す構成図,第4図は
従来の電流検出回路のブロック図,第5図は第4図の電
流検出器を用いた回路図を示す。 1……駆動回路,2……磁気感応素子,3……増幅回路,4…
…コイル,5……磁性体コア,6……ギャップ,7……定電圧
回路
実施例を示す図,第2図は本考案の電流検出器を用いた
電流検出回路の他の実施例を示す図,第3図は一般に用
いられている電流検出器の構成を示す構成図,第4図は
従来の電流検出回路のブロック図,第5図は第4図の電
流検出器を用いた回路図を示す。 1……駆動回路,2……磁気感応素子,3……増幅回路,4…
…コイル,5……磁性体コア,6……ギャップ,7……定電圧
回路
Claims (1)
- 【請求項1】トロイダル状磁性体コアの磁路の一部にギ
ャップを設け、該ギャップ内に第1の磁気感応素子を挿
入構成した電流検出器を有する電流検出回路において、
前記第1の磁気感応素子に直列に接続された第2の磁気
感応素子と、該第2の磁気感応素子の出力を受ける後段
の増幅器とを有し、前記第1の磁気感応素子は被検出電
流に感応して、該被検出電流に比例した電圧を出力し、
前記第2の磁気感応素子は、磁気シールドされ、前記第
1の磁気感応素子と逆の温度特性を持ち、一定出力にな
るようにしたことを特徴とする電流検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14204389U JP2518566Y2 (ja) | 1989-12-11 | 1989-12-11 | 電流検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14204389U JP2518566Y2 (ja) | 1989-12-11 | 1989-12-11 | 電流検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0381565U JPH0381565U (ja) | 1991-08-20 |
JP2518566Y2 true JP2518566Y2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=31688894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14204389U Expired - Lifetime JP2518566Y2 (ja) | 1989-12-11 | 1989-12-11 | 電流検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2518566Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-11 JP JP14204389U patent/JP2518566Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0381565U (ja) | 1991-08-20 |
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