JP2518442Y2 - 水平力支持構造の比較装置 - Google Patents
水平力支持構造の比較装置Info
- Publication number
- JP2518442Y2 JP2518442Y2 JP1990124567U JP12456790U JP2518442Y2 JP 2518442 Y2 JP2518442 Y2 JP 2518442Y2 JP 1990124567 U JP1990124567 U JP 1990124567U JP 12456790 U JP12456790 U JP 12456790U JP 2518442 Y2 JP2518442 Y2 JP 2518442Y2
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- JP
- Japan
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- seat
- comparative
- horizontal force
- comparison
- experience
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- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は住宅等において用いられる水平力支持構造の
強度を、何も補強しない構造との間で比較体験可能とし
たものである。
強度を、何も補強しない構造との間で比較体験可能とし
たものである。
(ロ) 従来技術 従来から、住宅建設においてラーメン構造とブレース
構造とパネル構造が用いられ、水平方向の力を受けてい
たのである。
構造とパネル構造が用いられ、水平方向の力を受けてい
たのである。
しかし、理論的にはこのような水平力支持構造が強度
を発揮すると判っていても、一般の人間にはその支持強
度がどの程度かを理解することが出来なかったのであ
る。
を発揮すると判っていても、一般の人間にはその支持強
度がどの程度かを理解することが出来なかったのであ
る。
(ハ) 考案が解決すべき課題 本考案はこのような水平力支持構造の比較を、誰でも
が簡単に出来るように構成したものであり、それも比較
座席に座るだけの簡単な作業で、比較体験を可能とした
ものである。
が簡単に出来るように構成したものであり、それも比較
座席に座るだけの簡単な作業で、比較体験を可能とした
ものである。
(ニ) 課題を解決する手段 本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該
課題を解決する手段を説明する。
課題を解決する手段を説明する。
椅子状に構成した体験座席において、該座席の下方の
4本の脚の間の空間に、ラーメン構造とブレース構造と
パネル構造と補強無し構造を構成し、該体験座席を併置
し、各水平力支持構造の間で比較体験を可能としたもの
である。
4本の脚の間の空間に、ラーメン構造とブレース構造と
パネル構造と補強無し構造を構成し、該体験座席を併置
し、各水平力支持構造の間で比較体験を可能としたもの
である。
(ホ) 実施例 本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
第1図はラーメン構造比較座席Dに体験者Mが座っ
て、椅子と共に身体を揺すっている状態の斜視図、第2
図は補強無し構造比較座席Aの正面図、第3図はパネル
構造比較座席Bの正面図、第4図はブレース構造比較座
席Cの正面図、第5図はラーメン構造比較座席Dの正面
図、第6図は補強無し構造比較座席Aの斜視図、第7図
はパネル構造比較座席Bの斜視図、第8図はブレース構
造比較座席Cの斜視図、第9図はラーメン構造比較座席
Dの斜視図である。
て、椅子と共に身体を揺すっている状態の斜視図、第2
図は補強無し構造比較座席Aの正面図、第3図はパネル
構造比較座席Bの正面図、第4図はブレース構造比較座
席Cの正面図、第5図はラーメン構造比較座席Dの正面
図、第6図は補強無し構造比較座席Aの斜視図、第7図
はパネル構造比較座席Bの斜視図、第8図はブレース構
造比較座席Cの斜視図、第9図はラーメン構造比較座席
Dの斜視図である。
本考案の4組の比較座席A・B・C・Dは、4脚を並
べて配置しており、体験者Mが順にその座席部10に座っ
て、その都度身体を揺すって、どの程度共振するかを比
較するのである。
べて配置しており、体験者Mが順にその座席部10に座っ
て、その都度身体を揺すって、どの程度共振するかを比
較するのである。
補強無し構造比較座席Aは、背凭れ11と座席部10を支
持する支持脚6・7・8・9の部分に、何の補強も施し
ておらず、ただ座席部10から真下に垂設しているだけで
ある。
持する支持脚6・7・8・9の部分に、何の補強も施し
ておらず、ただ座席部10から真下に垂設しているだけで
ある。
故に体験者Mが座って身体を揺すった場合において、
最も左右に揺れ易いのである。
最も左右に揺れ易いのである。
パネル構造比較座席Bの場合には、パネル板1を、支
持脚6・7・8・9の間に4枚張っているのである。
持脚6・7・8・9の間に4枚張っているのである。
該パネル板1の張り形は第3図の如く周囲を沢山のボ
ルトにより固定しても良いし、接着剤により固定しても
良いものである。とにかく支持脚6・7・8・9の全周
に渡り、パネル板1が固着されているのである。
ルトにより固定しても良いし、接着剤により固定しても
良いものである。とにかく支持脚6・7・8・9の全周
に渡り、パネル板1が固着されているのである。
該パネル構造比較座席Bにより支持した場合には、確
かに確実に強度を得ることが出来るのであるが、値段が
高くなるのである。
かに確実に強度を得ることが出来るのであるが、値段が
高くなるのである。
住宅の壁等はパネル構造比較座席Bの如く補強されて
いることとなるのである。
いることとなるのである。
ブレース構造比較座席Cは、パネル板1の如くコスト
の上昇を阻止し、要部のみをブレース2・3を入れて、
補強しようとするものである。該ブレース2・3はプレ
ファブ住宅において、頻繁に用いられているのである。
の上昇を阻止し、要部のみをブレース2・3を入れて、
補強しようとするものである。該ブレース2・3はプレ
ファブ住宅において、頻繁に用いられているのである。
各支持脚6・7・8・9の間で十分に張力を発揮でき
るように、各ブレース2・3にはターンバックル機構の
如き、緊締装置が設けられている場合が多い。
るように、各ブレース2・3にはターンバックル機構の
如き、緊締装置が設けられている場合が多い。
さらに簡易的な補強構造としたのが、ラーメント構造
比較座席Dである。該構造においては、柱と梁の接合部
である角部に補強板4・5を当てて、支持脚6・7・8
・9の強度を向上させるものである。
比較座席Dである。該構造においては、柱と梁の接合部
である角部に補強板4・5を当てて、支持脚6・7・8
・9の強度を向上させるものである。
(ヘ) 考案の作用 以上の如く構成した4組の比較座席、即ち補強無し構
造比較座席Aとパネル構造比較座席Bとブレース構造比
較座席Cとラーメン構造比較座席Dを、併置しておい
て、体験者Mにより体験させると、どのような支持構造
が最も水平力に対して支持力を発揮するのかが、身体に
より体験されるのである。
造比較座席Aとパネル構造比較座席Bとブレース構造比
較座席Cとラーメン構造比較座席Dを、併置しておい
て、体験者Mにより体験させると、どのような支持構造
が最も水平力に対して支持力を発揮するのかが、身体に
より体験されるのである。
勿論最も良く揺れて、支持力の無いのが、補強無し構
造比較座席Aであり、次にはコストが安いけれども完全
な支持力が期待出来ないラーメン構造比較座席Dが良く
揺れるのである。
造比較座席Aであり、次にはコストが安いけれども完全
な支持力が期待出来ないラーメン構造比較座席Dが良く
揺れるのである。
ブレース構造比較座席Cは、支持脚6・7・8・9の
対角線の位置にブレース2・3を介装しているので、該
ブレース2・3が適当に緊締されていれば、十分な支持
力を発揮するのである。
対角線の位置にブレース2・3を介装しているので、該
ブレース2・3が適当に緊締されていれば、十分な支持
力を発揮するのである。
最も支持力を発揮するのは、勿論にパネル構造比較座
席Bであるが、該パネル構造比較座席Bの場合には最も
コストが高くなるのである。
席Bであるが、該パネル構造比較座席Bの場合には最も
コストが高くなるのである。
(ト) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
奏するものである。
第1に、住宅のような構造物により、支持力を比較す
るのではなくて、自分の身体により座ることの出来る比
較座席に座って身体を揺することにより、水平力の支持
力を比較することが出来るのであるから、確実にその比
較状態を判断することが出来るのである。
るのではなくて、自分の身体により座ることの出来る比
較座席に座って身体を揺することにより、水平力の支持
力を比較することが出来るのであるから、確実にその比
較状態を判断することが出来るのである。
第2に、該比較座席の支持脚6・7・8・9の部分
に、それぞれの支持状況が具現化されているので、ラー
メンとブレースとパネルの各支持構造を、体験者Mが確
実に理解し記憶することが出来るのである。
に、それぞれの支持状況が具現化されているので、ラー
メンとブレースとパネルの各支持構造を、体験者Mが確
実に理解し記憶することが出来るのである。
第1図はラーメン構造比較座席Dに体験者Mが座って、
椅子と共に身体を揺すっている状態の斜視図、第2図は
補強無し構造比較座席Aの正面図、第3図はパネル構造
比較座席Bの正面図、第4図はブレース構造比較座席C
の正面図、第5図はラーメン構造比較座席Dの正面図、
第6図は補強無し構造比較座席Aの斜視図、第7図はパ
ネル構造比較座席の斜視図、第8図はブレース構造比較
座席Cの斜視図、第9図はラーメン構造比較座席Dの斜
視図である。 A……補強無し構造比較座席 B……パネル構造比較座席 C……ブレース構造比較座席 D……ラーメン構造比較座席 M……体験者 1……パネル板 2,3……ブレース 4,5……補強板 6,7,8,9……支持脚
椅子と共に身体を揺すっている状態の斜視図、第2図は
補強無し構造比較座席Aの正面図、第3図はパネル構造
比較座席Bの正面図、第4図はブレース構造比較座席C
の正面図、第5図はラーメン構造比較座席Dの正面図、
第6図は補強無し構造比較座席Aの斜視図、第7図はパ
ネル構造比較座席の斜視図、第8図はブレース構造比較
座席Cの斜視図、第9図はラーメン構造比較座席Dの斜
視図である。 A……補強無し構造比較座席 B……パネル構造比較座席 C……ブレース構造比較座席 D……ラーメン構造比較座席 M……体験者 1……パネル板 2,3……ブレース 4,5……補強板 6,7,8,9……支持脚
Claims (1)
- 【請求項1】椅子状に構成した体験座席において、該座
席の下方の4本の脚の間の空間に、ラーメン構造とブレ
ース構造とパネル構造と補強無し構造を構成し、該体験
座席を並置し、各水平力支持構造の間で比較体験を可能
としたことを特徴とする水平力支持構造の比較装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990124567U JP2518442Y2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 水平力支持構造の比較装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990124567U JP2518442Y2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 水平力支持構造の比較装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0481037U JPH0481037U (ja) | 1992-07-15 |
JP2518442Y2 true JP2518442Y2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=31872212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990124567U Expired - Lifetime JP2518442Y2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 水平力支持構造の比較装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2518442Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-26 JP JP1990124567U patent/JP2518442Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0481037U (ja) | 1992-07-15 |
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