JP2518275Y2 - シリンダーヘツド構造 - Google Patents

シリンダーヘツド構造

Info

Publication number
JP2518275Y2
JP2518275Y2 JP1988052518U JP5251888U JP2518275Y2 JP 2518275 Y2 JP2518275 Y2 JP 2518275Y2 JP 1988052518 U JP1988052518 U JP 1988052518U JP 5251888 U JP5251888 U JP 5251888U JP 2518275 Y2 JP2518275 Y2 JP 2518275Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder head
cylinder
head structure
sealing
long cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988052518U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01158540U (ja
Inventor
温 佐藤
Original Assignee
内山工業 株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 内山工業 株式会社 filed Critical 内山工業 株式会社
Priority to JP1988052518U priority Critical patent/JP2518275Y2/ja
Publication of JPH01158540U publication Critical patent/JPH01158540U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2518275Y2 publication Critical patent/JP2518275Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は内燃機関における弁機構・点火装置などを備
えるシリンダーヘッドに関し、具体的には点火プラグを
外部に連通させる部材の取付け密封構造に関する。
[従来の技術] 近年、高性能・高効率を求めて吸・排気バルブがマル
チ化され、これにともなってシリンダーの中央から点火
プラグを配設する構造が多く見られるようになり、この
構造では、シリンダーヘッドカバーから連続的に筒状に
直接垂下させるかあるいは実開昭60−70780号に見られ
るように筒形状物を別に点火プラグホールに嵌着するな
どして点火プラグをシリンダーヘッドの内部から離間さ
せている。
また、シリンダーヘッド上に配置されたカムシャフト
を組付けるカムジャーナルの造形は、一担シリンダーヘ
ッドの正規位置に仮付けして穴ぐり加工を施し、これを
取外しカムシャフトを装着した後再度組付けをなして形
成しており、この際、カムジャーナルは精度確保上加工
された組合わせ通りに組付ける必要がある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、シリンダヘッドカバーに点火プラグを
包む筒状部を連続させて造形した場合、シリンダーヘッ
ドカバーを外すとシール座面が低いからプラグホールに
油が流失し易い大きな欠点があり、これに対し別部材の
筒形状物を嵌入させる構造は前記不具合を解消できる
が、該筒形状物の加工だけでなくこれの嵌入部分の切削
加工および圧入工程を必要とし製造コストを大きく上昇
させる欠点がある。
また、前記の様な構造では、対となって加工されたカ
ムジャーナルを番号など付してそのまま順番を間違えず
に組立てなければならないからいかにも非効率的であり
しかも組付け不備を完全に防ぐことができない欠点があ
る。
本考案は、この様な多くの欠点に鑑み、造形性に優れ
かつ装着性の飛躍的な向上を果たすことの出来る製造コ
ストに有利なシリンダーヘッド構造を提供することを目
的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案を図面を参照しつつ詳述すると、第3図のよう
に、内燃機関のシリンダーヘッド3における点火プラグ
ホールの外部連通構造であって、第1図に示すように前
記点火プラグホールを複数個包囲可能な長筒1を形成
し、第3図のごとくこれに対応するシリンダーヘッド3
のシール面とシリンダーヘッドカバー4のシール面との
間にそれぞれ弾性体で形成されたシール材5を装着した
ことを特徴としている。
このとき、前記長筒1へ、その近傍に位置するカムシ
ャフト押さえ用のカムジャーナル2を一体的に造形せし
める構造とすることも可能である。
[作用] 本考案のシリンダーヘッド構造は、プラグホールを複
数包囲する形状の長筒1を設け、その上下にシール材5
を配設している。この長筒1の上下のシール面は一面的
な面加工での形成を可能とし、シール材5の装着におい
ても均等な圧縮力をもって締め付けられる。
[実施例] 本考案の実施例を以下に示す。
前記長筒1は、第1図に表したように、少なくとも二
つ以上のプラグホールを包囲する形状に造形する。
この上下に装着されるシール材5は、合成ゴム・合成
樹脂等の弾性体で形成し、前記長筒1のシール面に沿う
形状に造形されるが、例えばOリング形状、平形状ある
いはこれらの複合形状など様々な構造が実施できその形
状を限定するものでない。なお長筒1の内空間部は点火
プラグと高電圧コードを配設するだけでなく点火させる
ための補器具例えばイグニッションコイルなどを装着し
ても差し支えない。
この長筒1に第2図のごとくカムジャーナル2を一体
的に造形する場合、カムジャーナル2の全てを連結させ
る必要はないが得られる効果からみて多いほうが好まし
く、その形状も片側に設ける構成から組み付けバランス
の優れる左右対象形状まで様々なものに造形可能であ
る。
この材質としては軽量な合金製が一般的であるが、前
記長筒1を、例えばガラス繊維、カーボンファィバー等
の強化繊維で補強した合成樹脂で構成し、カムジャーナ
ル2をインサート成形する構造とすることもできる。
[考案の効果] 本考案は上記の通り構成されているので次に記する効
果を奏する。
前記長筒1を設けプラグホールに装着したことで、点
火補機器具などの装着を可能とする空間が確保され、従
って、該プラグホール付近の繁雑な構造物を整理でき、
密封手段の簡素化が図れると共に装着作業性を大きく高
めることが出来る。また、長筒1とカムジャーナル2と
を一体化せしめた場合、強剛性が得られると共に仮装着
及び取り外しての正規締め付けを一工程で迅速に行うこ
とが出来、一体的であるが故カムシャフト装着用の穴ぐ
り加工も高精度をもって削切される。さらに組付けにお
いても誤装着することなく行えて全面バランスの取れた
締め圧を荷することが可能となり、また締付け箇所も削
減することが出来るので作業性を飛躍的に高めることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のシリンダーヘッド構造の一実施例を表
した斜視図である。第2図は本考案のシリンダーヘッド
構造の他の実施例を表した斜視図である。第3図は本考
案の一実施例の装着状態を表すシリンダーヘッドの部分
断面図である。 1…長筒、2…カムジャーナル、3…シリンダーヘッ
ド、4…シリンダーヘッドカバー、5…シール材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関のシリンダーヘッド3における点
    火プラグホールの取付け密封構造において; 前記点火プラグホールを複数個包囲可能な長筒1に形成
    し、 これに対接するシリンダーヘッド3とシリンダーヘッド
    カバー4との間にそれぞれ弾性体で形成されたシール材
    5を装着したことを特徴としたシリンダーヘッド構造。
  2. 【請求項2】前記長筒1とカムシャフト押え用のカムジ
    ャーナル2とを一体化せしめたことを特徴とした請求項
    1記載のシリンダーヘッド構造。
JP1988052518U 1988-04-18 1988-04-18 シリンダーヘツド構造 Expired - Lifetime JP2518275Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988052518U JP2518275Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18 シリンダーヘツド構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988052518U JP2518275Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18 シリンダーヘツド構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01158540U JPH01158540U (ja) 1989-11-01
JP2518275Y2 true JP2518275Y2 (ja) 1996-11-27

Family

ID=31278523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988052518U Expired - Lifetime JP2518275Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18 シリンダーヘツド構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2518275Y2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6069346U (ja) * 1983-10-20 1985-05-16 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の点火プラグホ−ル部構造
JPS60178910A (ja) * 1984-02-24 1985-09-12 Honda Motor Co Ltd 内燃機関
JPS61188433A (ja) * 1985-02-15 1986-08-22 Asahi Chem Ind Co Ltd 反りの改良されたポリアミド樹脂発泡体
JPS62233454A (ja) * 1986-04-02 1987-10-13 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車用エンジンにおけるスパ−クプラグの取付孔保護装置
JPH0774606B2 (ja) * 1986-07-09 1995-08-09 本田技研工業株式会社 三弁・sohc型内燃機関

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01158540U (ja) 1989-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2518275Y2 (ja) シリンダーヘツド構造
US4109622A (en) Two stroke engines
US6000372A (en) Cylinder head for use for crankcase having various cylinder-bore diameters
JP4500638B2 (ja) サージタンク
JP3096956B2 (ja) エンジンのブリーザパイプ
JPS6313422Y2 (ja)
JPS63996Y2 (ja)
JPS642780B2 (ja)
JPH0717913Y2 (ja) ヘッドカバー構造
JP2767402B2 (ja) V型2気筒エンジンの吸気マニホールド
JPH0424130Y2 (ja)
JPH0139879Y2 (ja)
JPS6350442Y2 (ja)
JPS6212822Y2 (ja)
JPH0639075Y2 (ja) 内燃機関の一体型シリンダブロック
JP2817009B2 (ja) 内燃機関のシリンダヘッドカバー
JP3927335B2 (ja) ガスケット
JPS63125115U (ja)
JPH0238051Y2 (ja)
JP2510128Y2 (ja) シリンダヘッドのブリ―ザ構造
JPS5936690Y2 (ja) エンジンの気化器可撓接続装置
JPH0248649Y2 (ja)
JPH064157Y2 (ja) シリンダヘッドカバー構造
KR970003065Y1 (ko) 일체형 실린더
JPH06288219A (ja) ブリーザ装置