JP2518232Y2 - 超音波スケーラ用チップ - Google Patents
超音波スケーラ用チップInfo
- Publication number
- JP2518232Y2 JP2518232Y2 JP1990016550U JP1655090U JP2518232Y2 JP 2518232 Y2 JP2518232 Y2 JP 2518232Y2 JP 1990016550 U JP1990016550 U JP 1990016550U JP 1655090 U JP1655090 U JP 1655090U JP 2518232 Y2 JP2518232 Y2 JP 2518232Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- chip
- ultrasonic
- scaler
- cooling water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、超音波スケーラ用チップ、より詳細には、
スケーラチップ先端に冷却水を効果的に供給するための
構造を有するチップ構造に関する。
スケーラチップ先端に冷却水を効果的に供給するための
構造を有するチップ構造に関する。
従来技術 超音波振動を利用してスケーラチップを駆動する歯石
除去用の超音波スケーラは周知である。而して、歯石の
除去を行うスケーリングはチップの先端を歯牙の側面、
歯根部に当てて超音波振動されるものであるが、その
際、チップと歯牙や歯周組織との間の摩擦によって熱が
発生するため、この熱を除去しなければならない。
除去用の超音波スケーラは周知である。而して、歯石の
除去を行うスケーリングはチップの先端を歯牙の側面、
歯根部に当てて超音波振動されるものであるが、その
際、チップと歯牙や歯周組織との間の摩擦によって熱が
発生するため、この熱を除去しなければならない。
第２図は、従来の超音波スケーラ用チップの一例を説
明するための図で、（ａ）図は上面図、（ｂ）図は側面
図、（ｃ）図は（ｂ）図のＣ−Ｃ線断面図で、10はスケ
ーラチップ、20は超音波駆動源で、該スケーラチップ10
は、周知のように、超音波駆動源20に例えば螺着等によ
って装着されて使用される。
明するための図で、（ａ）図は上面図、（ｂ）図は側面
図、（ｃ）図は（ｂ）図のＣ−Ｃ線断面図で、10はスケ
ーラチップ、20は超音波駆動源で、該スケーラチップ10
は、周知のように、超音波駆動源20に例えば螺着等によ
って装着されて使用される。
而して、上述のごとき超音波スケーラにおいては、ス
ケーラチップ10の先端11を歯牙等に接触させて超音波振
動させるものであるため、接触部において熱が発生し、
危険である。そのため、従来の超音波スケーラ用チップ
においては、第２図に示したように、チップ10の上面
（又は下面）に冷却水を放出するための注水口12を有
し、該注水口12から冷却水を放出し、放出した冷却水を
チップ10に沿わせてチップ先端11まで流すようにしてい
た。
ケーラチップ10の先端11を歯牙等に接触させて超音波振
動させるものであるため、接触部において熱が発生し、
危険である。そのため、従来の超音波スケーラ用チップ
においては、第２図に示したように、チップ10の上面
（又は下面）に冷却水を放出するための注水口12を有
し、該注水口12から冷却水を放出し、放出した冷却水を
チップ10に沿わせてチップ先端11まで流すようにしてい
た。
しかし、最近の超音波スケーラチップは該チップの先
端を所望の箇所に効果的に当てるために、三次元的に曲
った複雑な形状をしており、冷却水がチップ先端11まで
効果的に届かなかった。例えば、第２図（ａ）に示すよ
うに、注水口12から放出された冷却水はチップ10の上面
に沿って矢印Ｌの方向に進んで行くが、チップが三次元
的に曲っているため、Ａ点やＢ点でチップから流れ落ち
ていまい、先端まで十分に伝わらなかった。このため、
注水口12′をチップの下面に設け、該注水口12′から矢
印Ｍにて示すように直接チップ先端に向けて冷却水を放
射することも試みられたが、注水口12′とチップ先端11
との間に歯牙等が存在する場合が多く、あまり実用的で
なかった。更には、チップに沿って注水パイプを設ける
ことも行われているが、注水パイプを沿わせることは、
該注水パイプが治療部位その他に当ってしまい、操作し
にくいという欠点があった。
端を所望の箇所に効果的に当てるために、三次元的に曲
った複雑な形状をしており、冷却水がチップ先端11まで
効果的に届かなかった。例えば、第２図（ａ）に示すよ
うに、注水口12から放出された冷却水はチップ10の上面
に沿って矢印Ｌの方向に進んで行くが、チップが三次元
的に曲っているため、Ａ点やＢ点でチップから流れ落ち
ていまい、先端まで十分に伝わらなかった。このため、
注水口12′をチップの下面に設け、該注水口12′から矢
印Ｍにて示すように直接チップ先端に向けて冷却水を放
射することも試みられたが、注水口12′とチップ先端11
との間に歯牙等が存在する場合が多く、あまり実用的で
なかった。更には、チップに沿って注水パイプを設ける
ことも行われているが、注水パイプを沿わせることは、
該注水パイプが治療部位その他に当ってしまい、操作し
にくいという欠点があった。
目的 本考案は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもの
で、三次元的に曲った超音波スケーラ用チップの先端に
効果的に冷却水を供給するようにした構造のスケーラチ
ップを提供することを目的としてなされたものである。
で、三次元的に曲った超音波スケーラ用チップの先端に
効果的に冷却水を供給するようにした構造のスケーラチ
ップを提供することを目的としてなされたものである。
構成 本考案は、上記目的を達成するために、超音波駆動源
に接続されて使用される超音波スケーラ用チップであっ
て、該チップは三次元的に曲った形状を有し、該チップ
の先端を下方に向けた状態を垂直方向の基準とした時、
側部に冷却水を前方に向けて放射するための注水口を有
し、該注水口より放射された冷却水が前記チップの前記
側部側に曲った部分に当たるようにしたことを特徴とし
たものである。以下、本考案の実施例に基いて説明す
る。
に接続されて使用される超音波スケーラ用チップであっ
て、該チップは三次元的に曲った形状を有し、該チップ
の先端を下方に向けた状態を垂直方向の基準とした時、
側部に冷却水を前方に向けて放射するための注水口を有
し、該注水口より放射された冷却水が前記チップの前記
側部側に曲った部分に当たるようにしたことを特徴とし
たものである。以下、本考案の実施例に基いて説明す
る。
第１図は、本考案の一実施例を説明するための構成図
で、図中、第２図に示した従来技術と同様の作用をする
部分には、第２図の場合と同一の参照番号を付してあ
る。而して、本考案においては、注水口12は、図２
（ｂ）に示すように、チップ10の先端11を下方に向けた
状態を基準とした時に、スケーラチップ10の側部に設け
られており、該注水口12から放出された冷却水が矢印Ｎ
にて示して方向に噴射され、該スケーラチップ10の該注
水口12側に曲った部分に当り、ここからスケーラチップ
10に沿って流れ、チップ先端11に到達する。このように
すれば、チップ10に当った冷却水は、その後は、二次元
的に曲ったチップ部を通してチップ先端に到達するの
で、チップ10から流れ落ちる量が減り、チップ先端11ま
で冷却水を効果的に供給することができる。
で、図中、第２図に示した従来技術と同様の作用をする
部分には、第２図の場合と同一の参照番号を付してあ
る。而して、本考案においては、注水口12は、図２
（ｂ）に示すように、チップ10の先端11を下方に向けた
状態を基準とした時に、スケーラチップ10の側部に設け
られており、該注水口12から放出された冷却水が矢印Ｎ
にて示して方向に噴射され、該スケーラチップ10の該注
水口12側に曲った部分に当り、ここからスケーラチップ
10に沿って流れ、チップ先端11に到達する。このように
すれば、チップ10に当った冷却水は、その後は、二次元
的に曲ったチップ部を通してチップ先端に到達するの
で、チップ10から流れ落ちる量が減り、チップ先端11ま
で冷却水を効果的に供給することができる。
効果 以上の説明から明らかなように、本考案によると、簡
単な構成によって、つまり、注水口の位置を単に変える
だけで、三次元的に曲った複雑形状のスケーラチップの
先端に効果的に冷却水を供給することができる。
単な構成によって、つまり、注水口の位置を単に変える
だけで、三次元的に曲った複雑形状のスケーラチップの
先端に効果的に冷却水を供給することができる。
第１図は、本考案による超音波スケーラチップの一実施
例を説明するための構成図、第２図は、従来技術の一例
を説明するための構成図で、共に、（ａ）図は上面図、
（ｂ）図は側面図、（ｃ）図は（ｂ）図のＣ−Ｃ線断面
図である。 10……スケーラチップ、11……チップ先端、12,12′…
…注水口、20……超音波駆動源。
例を説明するための構成図、第２図は、従来技術の一例
を説明するための構成図で、共に、（ａ）図は上面図、
（ｂ）図は側面図、（ｃ）図は（ｂ）図のＣ−Ｃ線断面
図である。 10……スケーラチップ、11……チップ先端、12,12′…
…注水口、20……超音波駆動源。
Claims (1)
- 【請求項１】超音波駆動源に接続されて使用される超音
波スケーラ用チップであって、該チップは三次元的に曲
った形状を有し、該チップの先端を下方に向けた状態を
垂直方向の基準とした時、側部に冷却水を前方に向けて
放射するための注水口を有し、該注水口より放射された
冷却水が前記チップの前記側部側に曲った部分に当たる
ようにしたことを特徴とする超音波スケーラ用チップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990016550U JP2518232Y2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 超音波スケーラ用チップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990016550U JP2518232Y2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 超音波スケーラ用チップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03107910U JPH03107910U (ja) | 1991-11-06 |
| JP2518232Y2 true JP2518232Y2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=31519811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990016550U Expired - Lifetime JP2518232Y2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 超音波スケーラ用チップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2518232Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101416130B1 (ko) * | 2012-06-13 | 2014-07-14 | (주)키트로닉스 | 카드 회수기 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS582148Y2 (ja) * | 1977-06-17 | 1983-01-14 | スヴエン・カルル・レンナ−ルト・グ−フ | 磁気的強制力により動く、工作工具を有する、物を工作する器具 |
| JPS5987810U (ja) * | 1982-12-06 | 1984-06-14 | 日本特殊陶業株式会社 | 把持型超音波加工装置における保持構造 |
-
1990
- 1990-02-21 JP JP1990016550U patent/JP2518232Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101416130B1 (ko) * | 2012-06-13 | 2014-07-14 | (주)키트로닉스 | 카드 회수기 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03107910U (ja) | 1991-11-06 |
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Legal Events
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