JP2518226B2 - 宇宙航行体用動釣合調整装置 - Google Patents
宇宙航行体用動釣合調整装置Info
- Publication number
- JP2518226B2 JP2518226B2 JP61208983A JP20898386A JP2518226B2 JP 2518226 B2 JP2518226 B2 JP 2518226B2 JP 61208983 A JP61208983 A JP 61208983A JP 20898386 A JP20898386 A JP 20898386A JP 2518226 B2 JP2518226 B2 JP 2518226B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixed shaft
- piezoelectric elements
- drive unit
- spacecraft
- dynamic balance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、人工衛星等の宇宙航行体において、飛翔中
にその動釣合を調整する宇宙航行体用動釣合調整装置に
関する。
にその動釣合を調整する宇宙航行体用動釣合調整装置に
関する。
第2図に従来の動釣合調整装置を示す。この従来の動
釣合装置は、人工衛星本体に対し固定された固定軸10お
よび固定板11と、固定板11に固定軸10と平行に固定され
た固定ねじ12と、固定軸10に案内される動釣合用調整錘
15と、動釣合用調整錘15に回転自在に保持され、固定ね
じ12に螺合する回転ねじ14と、回転ねじ14を歯車等を介
して回転させ動釣合用調整錘15に設けられた電磁式モー
タ13とで構成される。この構成において、モータ13で回
転ねじ14を回転させ、調整用錘15を固定ねじ12上で所定
の位置に移動させ飛翔中の人工衛星の動釣合を調整す
る。
釣合装置は、人工衛星本体に対し固定された固定軸10お
よび固定板11と、固定板11に固定軸10と平行に固定され
た固定ねじ12と、固定軸10に案内される動釣合用調整錘
15と、動釣合用調整錘15に回転自在に保持され、固定ね
じ12に螺合する回転ねじ14と、回転ねじ14を歯車等を介
して回転させ動釣合用調整錘15に設けられた電磁式モー
タ13とで構成される。この構成において、モータ13で回
転ねじ14を回転させ、調整用錘15を固定ねじ12上で所定
の位置に移動させ飛翔中の人工衛星の動釣合を調整す
る。
上述した従来の宇宙航行体用動釣合調整装置は、モー
タを使用する為、大型で重くなるという欠点がある。
タを使用する為、大型で重くなるという欠点がある。
また、電磁式モータを使用する為、電界の発生を嫌う
磁場計測用の観測機器から遠ざけなければならないとい
う、人工衛星等の宇宙航行体内の機器の配置位置を制約
するという欠点がある。
磁場計測用の観測機器から遠ざけなければならないとい
う、人工衛星等の宇宙航行体内の機器の配置位置を制約
するという欠点がある。
また、使用するモータの人工衛星打上げ時の環境,宇
宙空間の環境における信頼性,耐久性にも問題がある。
宙空間の環境における信頼性,耐久性にも問題がある。
本発明の宇宙航行体用動調整装置は、宇宙航行体の本
体に対し固定された固定軸と、貫通穴に前記固定軸を挿
通させた駆動部と、この駆動部に取り付けられた調整用
錘と、前記固定軸に取り付けられた第1および第2の圧
電素子と、前記駆動部に取り付けられた第3および第4
の圧電素子と、前記第1および第2の圧電素子または前
記第3および第4の圧電素子を励振するかまたは前記第
1ないし第4の圧電素子のいずれをも励振して前記固定
軸の表面または前記貫通穴の内面に進行波となる弾性波
を発生させるか前記固定軸の表面および前記貫通穴の内
面のいずれにも進行波となる弾性波を発生させて前記調
整用錘を前記固定軸に沿って移動させる高周波電源とを
含んで構成される。
体に対し固定された固定軸と、貫通穴に前記固定軸を挿
通させた駆動部と、この駆動部に取り付けられた調整用
錘と、前記固定軸に取り付けられた第1および第2の圧
電素子と、前記駆動部に取り付けられた第3および第4
の圧電素子と、前記第1および第2の圧電素子または前
記第3および第4の圧電素子を励振するかまたは前記第
1ないし第4の圧電素子のいずれをも励振して前記固定
軸の表面または前記貫通穴の内面に進行波となる弾性波
を発生させるか前記固定軸の表面および前記貫通穴の内
面のいずれにも進行波となる弾性波を発生させて前記調
整用錘を前記固定軸に沿って移動させる高周波電源とを
含んで構成される。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例の断面図である。図中、1
は人工衛星本体に固定された固定軸で、圧電素子により
励振させ得る弾性体からなる。3は固定軸1の一端の周
囲に巻いた圧電素子、4は固定軸1の他端の周囲に巻い
た圧電素子であり、この圧電素子3及び4にワイヤ7を
介して高周波電源8から位相をずらして電圧を供給し、
圧電素子3及び4を微小振動させ、固定軸1の表面上に
進行波の弾性表面波を発生させる。9は取付けた動釣合
調整用錘2を固定軸1に沿って移動させる駆動部であ
り、圧電素子によって励振させ得る弾性体からなる。5
は駆動部9の一端の内径の周囲に巻いた圧電素子、6は
駆動部9の他端の内径の周囲に巻いた圧電素子であり、
この圧電素子5及び6にワイヤ7を介して高周波電源8
より位相をずらした電圧を供給し圧電素子5及び6を微
小振動させ、駆動部9の内径の表面上に進行波の弾性表
面波を発生させる。
は人工衛星本体に固定された固定軸で、圧電素子により
励振させ得る弾性体からなる。3は固定軸1の一端の周
囲に巻いた圧電素子、4は固定軸1の他端の周囲に巻い
た圧電素子であり、この圧電素子3及び4にワイヤ7を
介して高周波電源8から位相をずらして電圧を供給し、
圧電素子3及び4を微小振動させ、固定軸1の表面上に
進行波の弾性表面波を発生させる。9は取付けた動釣合
調整用錘2を固定軸1に沿って移動させる駆動部であ
り、圧電素子によって励振させ得る弾性体からなる。5
は駆動部9の一端の内径の周囲に巻いた圧電素子、6は
駆動部9の他端の内径の周囲に巻いた圧電素子であり、
この圧電素子5及び6にワイヤ7を介して高周波電源8
より位相をずらした電圧を供給し圧電素子5及び6を微
小振動させ、駆動部9の内径の表面上に進行波の弾性表
面波を発生させる。
次に、駆動部9の動作原理を説明する。まず圧電素子
3及び4にワイヤ7を介し位相をずらした高周波電圧を
高周波電源8より供給し圧電素子3および4を微小振動
させ、固定軸1を励振し、固定軸1の表面上に進行波の
表面弾性波を発生させる。この進行波によって駆動部9
は、進行波と逆向きの力を受ける。また、圧電素子5及
び6に、ワイヤ7を介して位相をずらした高周波電圧を
高周波電源8より供給し、圧電素子5及び6を微小振動
させ、駆動部9を励振し、駆動部9の表面上に上述の固
定軸1の進行波とは逆向きの進行波となる表面弾性波を
発生させる。この進行波によって駆動部9は進行波と逆
向きの力を固定軸1に与えるが、固定軸1は人工衛星本
体に固定されている為、駆動部9は固定軸1から反力を
受ける。この反力と、上述の固定軸1の進行波によって
駆動部9が受ける力との合力により、調整用錘2を取付
けた駆動部9は固定軸1上を移動することができる。
3及び4にワイヤ7を介し位相をずらした高周波電圧を
高周波電源8より供給し圧電素子3および4を微小振動
させ、固定軸1を励振し、固定軸1の表面上に進行波の
表面弾性波を発生させる。この進行波によって駆動部9
は、進行波と逆向きの力を受ける。また、圧電素子5及
び6に、ワイヤ7を介して位相をずらした高周波電圧を
高周波電源8より供給し、圧電素子5及び6を微小振動
させ、駆動部9を励振し、駆動部9の表面上に上述の固
定軸1の進行波とは逆向きの進行波となる表面弾性波を
発生させる。この進行波によって駆動部9は進行波と逆
向きの力を固定軸1に与えるが、固定軸1は人工衛星本
体に固定されている為、駆動部9は固定軸1から反力を
受ける。この反力と、上述の固定軸1の進行波によって
駆動部9が受ける力との合力により、調整用錘2を取付
けた駆動部9は固定軸1上を移動することができる。
なお、駆動部9を微少量移動する時は、圧電素子3及
び4に供給する高周波電圧を切り、圧電素子5及び6に
よる進行波によって駆動部9が受ける反力のみで駆動部
9を移動させる。
び4に供給する高周波電圧を切り、圧電素子5及び6に
よる進行波によって駆動部9が受ける反力のみで駆動部
9を移動させる。
以上説明したように本発明は、宇宙航行体用動釣合調
整装置において電磁式モータを使わず、圧電素子を利用
することにより小型・軽量化をはかり、他の機器への電
磁波干渉を抑えかつ信頼性,耐久性を向上させることが
できる効果がある。
整装置において電磁式モータを使わず、圧電素子を利用
することにより小型・軽量化をはかり、他の機器への電
磁波干渉を抑えかつ信頼性,耐久性を向上させることが
できる効果がある。
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は従来の宇
宙航行体用動釣合調整装置の断面図である。 1,10……固定軸、2,15……動釣合調整用錘、3〜6……
圧電素子、7……ワイヤ、8……高周波電源、9……駆
動部、11……固定板、12……固定ねじ、13……モータ、
14……回転ねじ。
宙航行体用動釣合調整装置の断面図である。 1,10……固定軸、2,15……動釣合調整用錘、3〜6……
圧電素子、7……ワイヤ、8……高周波電源、9……駆
動部、11……固定板、12……固定ねじ、13……モータ、
14……回転ねじ。
Claims (1)
- 【請求項1】宇宙航行体の本体に対し固定された固定軸
と、貫通穴に前記固定軸を挿通させた駆動部と、この駆
動部に取り付けられた調整用錘と、前記固定軸に取り付
けられた第1および第2の圧電素子と、前記駆動部に取
り付けられた第3および第4の圧電素子と、前記第1お
よび第2の圧電素子または前記第3および第4の圧電素
子を励振するかまたは前記第1ないし第4の圧電素子の
いずれをも励振して前記固定軸の表面または前記貫通穴
の内面に進行波となる弾性波を発生させるか前記固定軸
の表面および前記貫通穴の内面のいずれにも進行波とな
る弾性波を発生させて前記調整用錘を前記固定軸に沿っ
て移動させる高周波電源とを含むことを特徴とする宇宙
航行体用動釣合調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61208983A JP2518226B2 (ja) | 1986-09-04 | 1986-09-04 | 宇宙航行体用動釣合調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61208983A JP2518226B2 (ja) | 1986-09-04 | 1986-09-04 | 宇宙航行体用動釣合調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6364897A JPS6364897A (ja) | 1988-03-23 |
JP2518226B2 true JP2518226B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=16565389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61208983A Expired - Lifetime JP2518226B2 (ja) | 1986-09-04 | 1986-09-04 | 宇宙航行体用動釣合調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2518226B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008020585B4 (de) | 2008-04-24 | 2011-03-24 | Multitest Elektronische Systeme Gmbh | Plunger mit Schnellverriegelungssystem |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6133397A (ja) * | 1984-07-26 | 1986-02-17 | 日本電気株式会社 | 宇宙航行体用動釣合調整装置 |
JPS6173502A (ja) * | 1984-09-14 | 1986-04-15 | 富士電機株式会社 | 通電路導体接続部の接触不良検知装置 |
-
1986
- 1986-09-04 JP JP61208983A patent/JP2518226B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6364897A (ja) | 1988-03-23 |
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