JP2518109Y2 - シャシーダイナモメータ - Google Patents
シャシーダイナモメータInfo
- Publication number
- JP2518109Y2 JP2518109Y2 JP3323591U JP3323591U JP2518109Y2 JP 2518109 Y2 JP2518109 Y2 JP 2518109Y2 JP 3323591 U JP3323591 U JP 3323591U JP 3323591 U JP3323591 U JP 3323591U JP 2518109 Y2 JP2518109 Y2 JP 2518109Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- chassis dynamometer
- belt
- metal belt
- receiving cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Testing Of Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車等の車両の走行性
能試験を行うシャシーダイナモメータに関したものであ
る。
能試験を行うシャシーダイナモメータに関したものであ
る。
【0002】
【従来技術】従来のシャシーダイナモメータは、円筒形
の回転ドラム上に車両の駆動輪を載置して性能試験を行
う構成が一般的である。ところが、最近より道路に近い
条件を再現できるシャシーダイナモメータが開発されて
きた。
の回転ドラム上に車両の駆動輪を載置して性能試験を行
う構成が一般的である。ところが、最近より道路に近い
条件を再現できるシャシーダイナモメータが開発されて
きた。
【0003】その一例を図2及び図3に基づいて説明す
ると、11,12は並設した一対の回転ドラムで、この
回転ドラム11,12には、例えばステンレス鋼からな
る無端金属ベルト13が掛けられ、この金属ベルト13
の下部には流体利用(水ベアリング)の荷重支持装置3
が配設され、これによりベルト回転体14が構成され
る。
ると、11,12は並設した一対の回転ドラムで、この
回転ドラム11,12には、例えばステンレス鋼からな
る無端金属ベルト13が掛けられ、この金属ベルト13
の下部には流体利用(水ベアリング)の荷重支持装置3
が配設され、これによりベルト回転体14が構成され
る。
【0004】次に、荷重支持装置3の部分を詳細に説明
すると、荷重支持装置3は水受カバー35内に収納配置
され、また水受カバー35にはスクレーパ36,37が
設けられて構成されている。
すると、荷重支持装置3は水受カバー35内に収納配置
され、また水受カバー35にはスクレーパ36,37が
設けられて構成されている。
【0005】荷重支持装置3は図中上面(金属ベルト1
3側)の表面部に複数の出水口32を具備している。一
方荷重支持装置3内にはこれら各出水口32に通じる給
水通路33が配設してあり、この給水通路33には外部
からポンプ34を介して加圧水が供給されている。
3側)の表面部に複数の出水口32を具備している。一
方荷重支持装置3内にはこれら各出水口32に通じる給
水通路33が配設してあり、この給水通路33には外部
からポンプ34を介して加圧水が供給されている。
【0006】従って、各出水口32から噴出した加圧水
は、荷重支持装置3と可動している金属ベルト13との
間に水膜を形成し、この水膜により金属ベルト13を介
して車輪21、車両2を支持するものである。
は、荷重支持装置3と可動している金属ベルト13との
間に水膜を形成し、この水膜により金属ベルト13を介
して車輪21、車両2を支持するものである。
【0007】水受カバー35は荷重支持装置3の下部及
び四方を覆って配置されており、前記出水口32から噴
出した後の加圧水を集め、水受カバー35の下部に設け
ている排水口36、37及び排水管38を介して所定の
貯水タンク34aに回収するものである。
び四方を覆って配置されており、前記出水口32から噴
出した後の加圧水を集め、水受カバー35の下部に設け
ている排水口36、37及び排水管38を介して所定の
貯水タンク34aに回収するものである。
【0008】水受カバー35内で且つ金属ベルト13の
走行(回転)方向の前後(図中の左右方向)位置には、
金属ベルト13の内壁面に接触係合して金属ベルト13
に付着している水をかき落とす(矢印A参照)スクレー
パ41,42が各々設けてある。
走行(回転)方向の前後(図中の左右方向)位置には、
金属ベルト13の内壁面に接触係合して金属ベルト13
に付着している水をかき落とす(矢印A参照)スクレー
パ41,42が各々設けてある。
【0009】なお、図示省略したが金属ベルト13の走
行方向と平行な位置には加圧水の飛散を防止するために
サイドスクレーパが設けてある。
行方向と平行な位置には加圧水の飛散を防止するために
サイドスクレーパが設けてある。
【0010】上記のように構成されているベルト回転体
14は車両2の4つの車輪21を各々支持するように配
置され、そして更には図示省略したがフライホイール、
動力計等の負荷装置がベルト回転体14に接続されてシ
ャシーダイナモメータが構成される。
14は車両2の4つの車輪21を各々支持するように配
置され、そして更には図示省略したがフライホイール、
動力計等の負荷装置がベルト回転体14に接続されてシ
ャシーダイナモメータが構成される。
【0011】上記説明したシャシーダイナモメータは車
両の各種試験が建屋内で行うことができることから、車
両の安全性、品質向上のための試験を効果的に行える利
点がある。
両の各種試験が建屋内で行うことができることから、車
両の安全性、品質向上のための試験を効果的に行える利
点がある。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来の排水
口36、37は、小口径のものを複数個並設して構成し
ているために、排水口形成の加工作業が煩雑であり、し
かも複数の各排水口各々に排水パイプを接続しなければ
ならず配管作業も非常に煩雑なものであった。しかも個
々の排水口は小径なものであるから、水量が多い場合に
は水受カバー内に一時的に溜り排水に時間がかかると言
った問題がある。
口36、37は、小口径のものを複数個並設して構成し
ているために、排水口形成の加工作業が煩雑であり、し
かも複数の各排水口各々に排水パイプを接続しなければ
ならず配管作業も非常に煩雑なものであった。しかも個
々の排水口は小径なものであるから、水量が多い場合に
は水受カバー内に一時的に溜り排水に時間がかかると言
った問題がある。
【0013】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、排水口を一体化形成して排水口の形成と配管作
業を簡便なものにしたシャシーダイナモメータを得るこ
とを目的とする。
であり、排水口を一体化形成して排水口の形成と配管作
業を簡便なものにしたシャシーダイナモメータを得るこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】並設した一対の回転ドラ
ム間に無端金属ベルトを掛け、この金属ベルトを、一対
の回転ドラムの間に設けた水受カバー内に設けた流体利
用の荷重支持装置により下部から支持してベルト回転体
を構成し、このベルト回転体で車両の車輪を支持してな
る車両の走行性能試験を行うシャシーダイナモメータ
で、前記水受カバーの下部位置に単一で矩形状の排水口
をベルトの幅方向に延ばし設けて構成したもである。
ム間に無端金属ベルトを掛け、この金属ベルトを、一対
の回転ドラムの間に設けた水受カバー内に設けた流体利
用の荷重支持装置により下部から支持してベルト回転体
を構成し、このベルト回転体で車両の車輪を支持してな
る車両の走行性能試験を行うシャシーダイナモメータ
で、前記水受カバーの下部位置に単一で矩形状の排水口
をベルトの幅方向に延ばし設けて構成したもである。
【0015】
【作用】水受カバーに設けた排水口を金属ベルトの幅方
向に沿い且つ単一の矩形状に形成したので、排水口の形
成は簡便となり、しかもこの排水口に接続する配管作業
も簡便なものとなる。しかも排水口は単一の大きなもの
であるから、水量が多くても迅速に排水できて水受カバ
ー内に水が溜ることは改善できるものである。
向に沿い且つ単一の矩形状に形成したので、排水口の形
成は簡便となり、しかもこの排水口に接続する配管作業
も簡便なものとなる。しかも排水口は単一の大きなもの
であるから、水量が多くても迅速に排水できて水受カバ
ー内に水が溜ることは改善できるものである。
【0016】
【実施例】本考案を図1に示す一実施例に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0017】なお、前述の図2,図3と同一符号を付す
るものはこれらと同等品を示すものであるからこれらの
詳細な説明は省略し、異なる部分を中心に説明する。
るものはこれらと同等品を示すものであるからこれらの
詳細な説明は省略し、異なる部分を中心に説明する。
【0018】図1は、シャシーダイナモメータにおける
水受カバー35(前述の図3参照)の要部を示すもので
あり、水受カバー35の下部位置(底の部位)には排水
口36を設けており、この排水口36は、金属ベルトの
幅方向に延ばし設けたものであり、且つ単一の矩形状に
形成している。この排水口36は図中下部方向に突出座
36aを備えており、この突出座36aには略同形の矩
形状に形成した接続体39を介して排水管38が接続さ
れるものである。
水受カバー35(前述の図3参照)の要部を示すもので
あり、水受カバー35の下部位置(底の部位)には排水
口36を設けており、この排水口36は、金属ベルトの
幅方向に延ばし設けたものであり、且つ単一の矩形状に
形成している。この排水口36は図中下部方向に突出座
36aを備えており、この突出座36aには略同形の矩
形状に形成した接続体39を介して排水管38が接続さ
れるものである。
【0019】従って、以上説明したように構成したシャ
シーダイナモメータにおいては、各出水口32から噴出
した加圧水は金属ベルト13と荷重支持装置3との間に
水膜を形成して金属ベルト13上の車両を支持する。水
膜形成以後の水は支持部本体31に沿って流下して排水
口36に導かれ、また金属ベルト13の下面壁(内壁)
に付着している水はスクレーパ41によつてかき落とさ
れて排水口36に導かれて貯水タンク36aに還流す
る。なお、前記水受カバー35の形状は回転ドラム1
1、12に合わせて円筒の一部とする。このような構成
とすることにより排水が良好になった。
シーダイナモメータにおいては、各出水口32から噴出
した加圧水は金属ベルト13と荷重支持装置3との間に
水膜を形成して金属ベルト13上の車両を支持する。水
膜形成以後の水は支持部本体31に沿って流下して排水
口36に導かれ、また金属ベルト13の下面壁(内壁)
に付着している水はスクレーパ41によつてかき落とさ
れて排水口36に導かれて貯水タンク36aに還流す
る。なお、前記水受カバー35の形状は回転ドラム1
1、12に合わせて円筒の一部とする。このような構成
とすることにより排水が良好になった。
【0020】
【考案の効果】荷重支持装置3を収納する水受カバー3
5の下部位置に設けた排水口36(37)は、金属ベル
ト13の幅方向に沿った単一矩形状であるので、排水口
36(37)の形成は簡便であり、またこの排水口36
(37)に接続する配管作業は単一の接続体39を結合
するだけですむものであるから簡便なものである。しか
も排水口36(37)は単一の大きなものであるから、
水量が多くても迅速に排水できて水受カバー35内に水
が溜ることは無くなるものである。
5の下部位置に設けた排水口36(37)は、金属ベル
ト13の幅方向に沿った単一矩形状であるので、排水口
36(37)の形成は簡便であり、またこの排水口36
(37)に接続する配管作業は単一の接続体39を結合
するだけですむものであるから簡便なものである。しか
も排水口36(37)は単一の大きなものであるから、
水量が多くても迅速に排水できて水受カバー35内に水
が溜ることは無くなるものである。
【図1】本考案の一実施例のシャシーダイナモメータの
水受カバー部の要部断面図。
水受カバー部の要部断面図。
【図2】従来のシャシーダイナモメータの概略図。
【図3】図2のA−A線におけるベルト回転体の概略
図。
図。
11,12…回転ドラム、13…無端金属ベルト、14
…ベルト回転体、3…荷重支持装置、31…支持部本
体、35…水受カバー、36,37…排水口。
…ベルト回転体、3…荷重支持装置、31…支持部本
体、35…水受カバー、36,37…排水口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 上田 光郎 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内 (72)考案者 海津 秀雄 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内
Claims (2)
- 【請求項1】 並設した一対の回転ドラム間に無端金属
ベルトを掛け、この金属ベルトを、一対の回転ドラムの
間に設けた水受カバー内に設けた流体利用の荷重支持装
置により下部から支持してベルト回転体を構成し、この
ベルト回転体で車両の車輪を支持してなる車両の走行性
能試験を行うシャシーダイナモメータにおいて、前記水
受カバーの下部位置に前記金属ベルトの幅方向に延びた
長孔形状となる単一の排水口を設けて構成したことを特
徴とするシャシーダイナモメータ。 - 【請求項2】前記水受カバーの形状は回転ドラムに合わ
せて円筒の一部としたことを特徴とする請求項1に記載
のシャシーダイナモメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3323591U JP2518109Y2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | シャシーダイナモメータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3323591U JP2518109Y2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | シャシーダイナモメータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04127550U JPH04127550U (ja) | 1992-11-20 |
JP2518109Y2 true JP2518109Y2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=31915965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3323591U Expired - Lifetime JP2518109Y2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | シャシーダイナモメータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2518109Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-05-14 JP JP3323591U patent/JP2518109Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04127550U (ja) | 1992-11-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960709 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |