JP2517945Y2 - 走査光学系のレンズ支持構造 - Google Patents

走査光学系のレンズ支持構造

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JP2517945Y2
JP2517945Y2 JP1990018388U JP1838890U JP2517945Y2 JP 2517945 Y2 JP2517945 Y2 JP 2517945Y2 JP 1990018388 U JP1990018388 U JP 1990018388U JP 1838890 U JP1838890 U JP 1838890U JP 2517945 Y2 JP2517945 Y2 JP 2517945Y2
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radius
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直樹 曽川
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、走査光学系のレンズ支持構造に関し、詳し
くは、レーザビームプリンタ装置等に使用される走査光
学系のレンズ支持構造に関する。
(従来の技術) 一般に、レーザビームプリンタ装置等に使用される走
査光学系のレンズにはレーザビームの像面湾曲の補正お
よびポリゴンミラー面倒れを補正する目的で主走査方向
および副走査方向に所定の曲率半径を有する変形シリン
ドリカルレンズ等を備えている。そして、この変形シリ
ンドリカルレンズは像面湾曲の補正等の機能を十分に発
揮できるような位置となるように所定の支持部材により
支持されている。
従来のこの種の支持部材としては、例えば、実開昭63
−94412号公報および実開昭63−94413号公報に記載され
たようなものが知られており、第7,8図のように示され
る。第7図において、1はプラスチック材料から構成さ
れた変形シリンドリカルレンズであり、シリンドリカル
レンズ1は図中左右方向の主走査方向および該方向と直
交する副走査方向に所定の曲率半径で湾曲している。こ
のシリンドリカルレンズ1の中央部には副走査方向外方
に突出するようにして取付部材2、3が設けられてお
り、この取付部材2、3には嵌入孔2a、3aが形成されて
いる。また、その主走査方向両端部には取付部4、5が
形成されており、この取付部4、5にも嵌入孔4a、5aが
形成されている。このシリンドリカルレンズ1は第8図
に示すように取付部材2、3および取付部材4、5がビ
ス6〜9により支持部材10の取付部10a〜10dに取付けら
れることにより、支持部材10に強固に支持されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の走査光学系のレンズ
支持構造にあっては、変形シリンドリカルレンズ1の中
央部および両端部がビス6〜9により支持部材10に強固
に取付けられていたため、温度あるいは湿度の上昇によ
りシリンドリカルレンズ1の曲率半径が小さくなってし
まった。すなわち、シリンドリカルレンズ1はプラスチ
ック材料により構成されていたため、温度および湿度の
変化にともなって伸縮する。このため、温度等が上昇す
るとシリンドリカルレンズ1が主走査方向において中央
部を境にして端部と中央部の間で所定長さだけ伸長し、
曲率半径が小さくなるように変形してしまった。また、
この変形に伴い、副走査方向の曲率半径も変形して小さ
くなってしまった。したがって、像面湾曲の補正等を満
足に行うことができなくなってしまい光学特性が低下し
てしまうという問題があった。
(考案の目的) そこで本考案は、温度および湿度の影響を受けた際に
も、レンズの曲率半径を十分に維持して支持し、レンズ
の光学特性が低下するのを防止することができる走査光
学系のレンズ支持構造を提供することを目的としてい
る。
(考案の構成) 本考案による走査光学系のレンズ支持構造は、上記目
的を達成するため、プラスチック材料から構成されると
ともに、主走査方向および副走査方向に所定の曲率半径
で湾曲するレンズを、主走査方向の中央部に設けられた
取付部材および両端部で支持する走査光学系のレンズ支
持構造であって、前記レンズの主走査方向および副走査
方向と同率の曲率半径を有し、レンズの両端部外方に延
在する溝部と、中央部の取付部材が支持される支持部
と、を備え、溝部がレンズの両端部を支持したときに該
両端部外方に空間部が画成されるようにしたことを特徴
とするものである。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図〜第6図は本考案に係る走査光学系のレンズ支
持構造の一実施例を示す図である。
まず、構成を説明する。第1図において、11は光走査
レンズであり、この光走査レンズ11にはレーザ光源12か
ら回転するポリゴンミラー13を介してレーザ光線14が入
射され、該レンズ11は入射されたレーザ光線14を結像面
であるドラム15に照射する。この光走査レンズ11のドラ
ム15に対向する位置には変形シリンドリカルレンズ16が
配置されており、このレンズ16は光走査レンズ11に入射
されたレーザ光線14の像面湾曲およびポリゴホミラー13
面倒れの補正を行う。
レンズ16は、例えばPC(ポリカーボネート)あるいは
PMMA(ポリメタクリル酸メチル)等のプラスチックから
構成されており、上述した像面湾曲の補正等の機能を発
揮するため、第2図〜第4図に示すように主走査方向で
ある長手方向および副走査方向である短手方向に所定の
曲率半径R1、R2で湾曲している。また、レンズ16の中央
部にはレンズ16の短手方向に突出するようにして取付部
材17、18が取付けられており、この取付部材17、18には
嵌入孔17a、18bが形成されている。
一方、第5図および第6図において、19は支持部材で
あり、該支持部材19はレンズ16の中央部を支持する支持
部20および両端部を支持する支持部21、22から構成され
ている。支持部20には嵌入孔20aが形成されており、こ
の支持部20にはレンズ16の取付部材17、18がビス23、24
により固定される。また、支持部21、22に溝部21a、22a
が形成されており、この溝部21a、22aはレンズ16の長手
方向および短手方向の曲率半径R1、R2と同率の曲率半径
を有し、レンズ16の両端部外方に延在している。そし
て、溝部21a、22aにはレンズ16の両端部を支持したとき
両端部外方に空間部21b、22bが画成される。
次に、作用を説明する。
このような構成を有する支持部材19によってレンズ16
を支持するには、レンズ16の端部を溝部21a、22aの何れ
か一方側から他方側に順次挿入、支持した後、中央部の
取付部材17、18をビス23、24により支持部20に取付け
る。このように支持部材19に支持されたレンズ16は温度
および湿度の上昇に伴い長手方向に伸長する。このと
き、レンズ16の両端部がレンズ16の長手方向および短手
方向の曲率半径R1、R2と同率の曲率半径を有するととも
に、レンズ16の両端部外方に空間部21b、22bを有する溝
部21a、22aに支持されているため、両端部は溝部21a、2
2aとの間にガタを生じることなしに溝部21a、22aに沿っ
て外方に移動する。このため、レンズ16は長手方向の曲
率R1が変化せず、初期の曲率R1が十分に維持される。し
たがって、像面湾曲の補正等を満足に行うことができ、
光学特性が低下するのを防止することができる。
また、本実施例では、レンズ16の長手方向両端部を溝
部21a、22aに嵌入するだけでよく、従来のように長手方
向両端部に嵌入孔が設けられた取付部を形成する必要が
ないので、両端部の加工が容易になり、レンズ16の製造
作業が容易になるとともに製造コストを低減することが
できる。
(効果) 本考案によれば、レンズの支持構造を、レンズの主走
査方向および副走査方向と同率の曲率半径を有し、レン
ズの両端部外方に延在する溝部と、中央部の取付部材が
支持される支持部と、を備え、溝部がレンズの両端部を
支持したときに該両端部外方に空間部が画成されるよう
に構成したので、レンズが温度および湿度の影響を受け
た際にも、レンズの曲率半径を十分に維持して支持する
ことができ、レンズの光学特性の低下を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第6図は本考案に係る走査光学系レンズの支持
構造を示す図であり、第1図はその変形シリンドリカル
レンズの斜視図、第2図はその変形シリンドリカルレン
ズの上面図、第3図はその変形シリンドリカルレンズの
正面図、第4図はその変形シリンドリカルレンズの側面
図、第5図は変形シリンドリカルレンズを支持したとき
の支持部材の要部断面図、第6図は第5図のVI−VI矢視
断面図、第7図は従来の変形シリンドリカルレンズの斜
視図、第8図は従来の変形シリンドリカルレンズを支持
したときの支持部材の要部断面図である。 16……シリンドリカルレンズ、17……取付部材、18……
取付部材、20……支持部、21a、22a……溝部、21b、21b
……空間部、R1……レンズの主走査方向の曲率半径、R2
……レンズの副走査方向の曲率半径。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチック材料から構成されるととも
    に、主走査方向および副走査方向に所定の曲率半径で湾
    曲するレンズを、主走査方向の中央部に設けられた取付
    部材および両端部で支持する走査光学系のレンズ支持構
    造であって、前記レンズの主走査方向および副走査方向
    と同率の曲率半径を有し、レンズの両端部外方に延在す
    る溝部と、中央部の取付部材が支持される支持部と、を
    備え、溝部がレンズの両端部を支持したときに該両端部
    外方に空間部が画成されるようにしたことを特徴とする
    走査光学系のレンズ支持構造。
  2. 【請求項2】前記取付部材はレンズ短手方向に突出する
    ようしてレンズの中央部に取付けられるようにしたこと
    を特徴とする請求項第1記載の走査光学系のレンズ支持
    構造。
JP1990018388U 1990-02-26 1990-02-26 走査光学系のレンズ支持構造 Expired - Lifetime JP2517945Y2 (ja)

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