JP2517795Y2 - 車載用ホイップアンテナ - Google Patents

車載用ホイップアンテナ

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JP2517795Y2
JP2517795Y2 JP1989006212U JP621289U JP2517795Y2 JP 2517795 Y2 JP2517795 Y2 JP 2517795Y2 JP 1989006212 U JP1989006212 U JP 1989006212U JP 621289 U JP621289 U JP 621289U JP 2517795 Y2 JP2517795 Y2 JP 2517795Y2
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JP
Japan
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antenna element
antenna
whip
rod
male screw
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JP1989006212U
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JPH0298506U (ja
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次郎 原田
平三 土田
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Harada Industry Co Ltd
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Harada Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車等の車両に搭載される車載用ホイッ
プアンテナに関するものである。
[従来の技術] 自動車ラジオ用アンテナとして各種構造のアンテナが
使用されているが、中でも最低限の要求事項である受信
機能を発揮し得ることを条件に、低コストを追求したア
ンテナとして単一長ホイップアンテナがある。この単一
長ホイップアンテナはほぼFM波帯の1/4波長に合せた連
続した一本の棒状導電性部材で構成され、車体への装着
後は車体外に露出したままとなる。したがってこのアン
テナを形成する材料としては、車両走行中の障害物によ
る荷重や洗車時等において加わる荷重に対して充分耐え
得るように、復元性の高い高抗張力材(例えば高抗張力
ステンレス鋼等)が使用される。
このアンテナを車両組立時において車体に対して同時
に固定すると、以後の車両輸送時における輸送車のスペ
ース等に大きなデッドスペースを生じさせる。このため
ホイップアンテナは通常の場合、予め車体壁に固定化さ
れている取付けベースに対して螺合等の手段により着脱
可能な構造がとられている。
[考案が解決しようとする課題] 上記アンテナには次のような問題がある。すなわち、
ホイップ材である高抗張力材は高抗張力材であるが故に
加工性に乏しく、例えばねじ切り加工等が困難である。
この為、そのまま取付けベースにねじ結合させることが
難しい。そこで、第7図に示すようにホイップアンテナ
素子1の基端にジョイント2を嵌合させ、このジョイン
ト2に設けた雄ねじ3を取付けベース4の結合部材5に
設けた雌ねじ6に螺合する構造が採用されていた。ジョ
イント2の材料としては、加工性を確保するためにホイ
ップアンテナ素子1に比べ抗張力の低い材料が用いられ
るが、同時に強度的に十分吟味された材料が必要であ
る。この為、廉価という目的に対して限界がある。
さらに大きな問題は、強度的に十分に吟味された材料
を使っても、限られたスペースの中でのねじ結合である
ために雄ねじ3の寸法をそれほど大きくできず、その結
果、ホイップアンテナ素子1が矢印で示す如く撓んだと
きに受ける荷重がねじ部に集中的に加わると、雄ねじ3
の根元部分が曲がったり折れたりすることがあるという
点である。
そこで本考案の目的は、棒状アンテナ素子を取付けベ
ースに対して着脱自在にねじ結合するようにしたアンテ
ナにおいて、アンテナ素子の結合部の強度が十分大き
く、たとえアンテナ素子の荷重が結合部に集中的に加わ
っても折損等を生じる恐れのない、車載用ホイップアン
テナを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記課題を解決し目的を達成するために次の
如く構成されている。すなわち本考案の車載用ホイップ
アンテナは、高抗張力材からなる高剛性,高弾性の棒状
アンテナ素子と、この棒状アンテナ素子の基端部外周面
に線材をコイルスプリング状に巻回してなる螺旋部材を
直接的に取り付けて形成した雄ねじとを備えており、車
体壁に予め固定化されている取付けベースに対して、着
脱自在にねじ結合可能なものとなっている。
[作用] このような手段を講じた結果、次のような作用が生じ
る。
まず加工が困難な高抗張力材からなるアンテナ素子の
基端部に、従来用いられてきたジョイントを使用するこ
となく、雄ねじを容易かつ適確に形成することが可能と
なる。このためアンテナ結合部の構成が単純化され、製
作が容易となる上、材料費が少なくて済み、安価に製作
可能となる。
また高剛性および高弾性のホィップ素材が、そのまま
雄ねじの芯として用いられるため、アンテナ結合部の強
度が著しく向上する事になる。
このため、アンテナ素子に大きな外力が加わって、ア
ンテナ結合部に強力な曲げ応力が働いたとしても、ホィ
ップ素材本来の強靱な特性が発揮される為、ジョイント
を用いた場合とは異なり、上記応力に十分に耐え得るも
のとなる。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例の構成を一部切断して示す
側面図である。11は、例えば単一の高抗張力ステンレス
鋼棒材にて形成された棒状アンテナ素子である。なおこ
の棒状アンテナ素子11として複数本の径の異なる導電性
パイプを互いに摺動自在に接続した形式のものを用いる
ようにしても良い。棒状アンテナ素子11の下端部近傍に
はスカート状の着脱操作部材12が取付けられている。こ
の着脱操作部材12の取付け位置よりも図中下方位置のア
ンテナ素子外周には、線材をコイルスプリング状に巻回
してなる螺旋部材Rを装着し、雄ねじ13を形成してい
る。
雄ねじ13は、自動車の車体壁に固定化されている取付
けベース(不図示)の雌ねじのサイズに合うように形成
されている。
第2図および第3図は上記の如く構成されたホイップ
アンテナの使用例を示す図である。第2図に示すよう
に、棒状アンテナ素子11の下端に設けた雄ねじ13を、取
付けベース14の結合部材15に形成された従来型の雌ねじ
16と螺合させてねじ結合させてもよいし、第3図に示す
ように上記雄ねじ13を、取付けベース14の軸筒17内に線
材をコイルスプリング状に巻回してなる螺旋部材Sを取
付けて形成された雌ねじ18と螺合させてねじ結合させて
もよい。
第4図は第3図の変形例である。第4図に示すよう
に、雄ねじ13をアンテナ素子11の下端部より若干離れた
位置に設け、雄ねじ13が存在してないアンテナ素子11の
下端部11aを取付けベース14における軸筒17の下端細径
部17a内に緊挿して支持させるようにしたものである。
このように構成された本実施例によれば、次のような
作用効果を奏する。
アンテナ素子11の下端部外周面にコイルスプリング状
の螺旋部材Rを取付けて雄ねじ13を形成したので、高剛
性、高弾性のホイップ素材をそのまま結合部の芯として
使用できる。したがって、外力に対する曲げ応力に耐え
る力を本来のホイップ素材そのままに生かすことができ
る。したがって、従来のジョイント使用のものに比べ、
結合部の強度が極めて強くなり、たとえ大きな荷重が加
わっても曲がったり折れたりしない。なお、スカート状
の着脱操作部材12のスカート内にコイルスプリング状の
螺旋部材Rの一部が潜り込むように構成されているの
で、スカート状の着脱操作部材12の内部空間が螺旋部材
Rによって充填され、上記部材12が補強される。
なお、本考案は上述した実施例に限定されるものでは
ない。例えば、上記実施例ではスカート状の着脱操作部
材12のスカート内に、螺旋部材Rの一部を潜り込ませて
上記部材12の補強を行なう例を示したが、補強をする必
要がなければ第5図に示すように螺旋部材Rをスカート
内に潜り込ませない態様で取付けてもよい。さらに第6
図に示すように着脱操作部材12として内部空間を有して
いないものを用いるようにしてもよい。上記実施例では
着脱操作部材12としてスカート状をなすものを示した
が、締付け工具が使用可能な形状を有するものであれば
どのようなものでもよい。このほか本考案の要旨を逸脱
しない範囲で種々変形実施可能であることは勿論であ
る。
[考案の効果] 本考案によれば、次のような作用効果を奏する車載用
ホイップアンテナを提供できる。
(a)加工が困難な高抗張力材からなるアンテナ素子の
基端部に、従来用いられてきたジョイントを使用するこ
となく、雄ねじを容易かつ適確に形成することができ
る。このためアンテナ結合部の構成が単純化され、製作
が容易となる上、材料費が少なくて済み、安価に製作可
能である。
(b)高剛性および高弾性のホィップ素材が、そのまま
雄ねじの芯として用いられるため、アンテナ結合部の強
度が著しく向上する事になる。このためアンテナ素子に
大きな外力が加わって、アンテナ結合部に強力な曲げ応
力が働いたとしても、ホィップ素材本来の強靱な特性が
発揮される為、ジョイントを用いた場合とは異なり、上
記応力に十分に耐え得るものとなる。
(c)かくして、たとえアンテナ結合部に大きな荷重が
集中的に加わっても、アンテナが折損する等の恐れのな
い車載用ホイップアンテナを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示す図で、第1図
はホイップアンテナの構成を一部切断して示す側面図、
第2図および第3図は同実施例の異なる使用例を示す
図、第4図は第3図の変形例を示す図、第5図および第
6図は着脱操作部材と雄ねじ側螺旋部材との取付け状態
に関する変形例を示す図である。第7図は従来例を示す
図である。 11……棒状アンテナ素子、12……着脱操作部材、13……
雄ねじ、14……取付けベース、15……結合部材、16……
雌ねじ、R,S……螺旋部材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状アンテナ素子を、車体壁に予め固定化
    されている取付けベースに対して、着脱自在にねじ結合
    するようにした車載用ホイップアンテナにおいて、 高抗張力材からなる高剛性,高弾性の棒状アンテナ素子
    と、 この棒状アンテナ素子の基端部外周面に、線材をコイル
    スプリング状に巻回してなる螺旋部材を直接的に取り付
    けて形成した雄ねじと、 を具備したことを特徴とする車載用ホイップアンテナ。
JP1989006212U 1988-11-22 1989-01-23 車載用ホイップアンテナ Expired - Lifetime JP2517795Y2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989006212U JP2517795Y2 (ja) 1989-01-23 1989-01-23 車載用ホイップアンテナ
EP89311967A EP0370715B1 (en) 1988-11-22 1989-11-20 An antenna installation device using a screw type coupling device
DE1989626655 DE68926655T2 (de) 1988-11-22 1989-11-20 Antennenbefestigung mit einer Schraubkupplungsvorrichtung
ES89311967T ES2090040T3 (es) 1988-11-22 1989-11-20 Un dispositivo de instalacion de antena que utiliza un dispositivo de acoplamiento de tipo tornillo.
US07/440,593 US5101213A (en) 1989-01-23 1989-11-22 Screw type coupling device and an antenna installation device using the same

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JPH0298506U JPH0298506U (ja) 1990-08-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6140018U (ja) * 1984-08-13 1986-03-13 沖電気工業株式会社 携帯用無線機のアンテナ装置

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JPH0298506U (ja) 1990-08-06

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