JP2517575Y2 - ポテンショメータ - Google Patents

ポテンショメータ

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JP2517575Y2
JP2517575Y2 JP1990128177U JP12817790U JP2517575Y2 JP 2517575 Y2 JP2517575 Y2 JP 2517575Y2 JP 1990128177 U JP1990128177 U JP 1990128177U JP 12817790 U JP12817790 U JP 12817790U JP 2517575 Y2 JP2517575 Y2 JP 2517575Y2
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permanent magnet
protrusion
rotation axis
magnetic field
magnetic sensor
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JP1990128177U
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晃 三木
好典 林
七幸 竹内
昭仁 猪木
正芳 山下
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本考案は位置検出装置用のポテンショメータに関する
ものである。
【従来の技術】
従来、ポテンショメータにおける角度、あるいは位置
の検出方式のとして、いわゆるボリューム抵抗を用いる
方式が知られており、この方式にあっては、回転体のよ
うな被測定物と連動して抵抗体上の接点を移動させるこ
とにより、被測定物の回転角度が前記抵抗体の一端と前
記接点との間の電気抵抗の変化として検出されている。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記検出方式は、いわゆる接触式である
ため、繰り返し使用されることにより接点や抵抗体が機
械的に摩耗し、あるいは化学的に腐食して動作不良を生
じることが避けられないという問題があった。 また接触式のセンサに必然的に生じる上記問題点を解
決した非接触式のポテンショメータとして、例えば、第
5図に示すような磁気式ポテンショメータが知られてい
る。 このポテンショメータは、軸Oを中心とする円周上に
配置された磁気抵抗素子MRIおよびMR2と、同じく軸Oを
中心とする半円状をなす永久磁石PMとから構成されてい
る。このポテンショメータにあっては、端子T1〜T3に電
圧を印加した場合、前記永久磁石のPMの回転にともなっ
て端子T2の電位が第6図に示すように変化することとな
る。 しかし、上記ポテンショメータにあっては、磁気抵抗
素子を、シャフトに連動する永久磁石の回転面に亘って
広範囲に設けたパターンを構成する必要があり、構成が
複雑化すると共に、第6図に示すような出力特性曲線上
の直線線性の良い部分を利用しようとすると、シャフト
の半回転(180°)に対して検出信号の能力直線部分は
さらにその半分(90°)しか得られないという問題があ
った。 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、前記抵抗
式や磁気式のポテンショメータの欠点を解決して、耐久
性に富み、かつ、小型で広範囲の角度を検出可能な低コ
ストのポテンショメータを得ることを目的とするもので
ある。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1のポテンショメー
タは、外周面が所定の回転軸を中心とする円筒面状をな
し、その一端部は円周方向に沿って軸線と平行な方向の
突出量が前記回転軸を中心とする回転角に応じて最大突
出部と最小突出部との間で漸次変化し、かつ前記最大突
出部と最小突出部との間の不連続部が360°周期で存在
する形状とされ、被測定物と連動し前記回転軸を中心と
して回転変位するように構成された永久磁石と、この永
久磁石の前記一端部の上方で、かつ、該永久磁石の前記
回転軸から半径方向にはほぼ円筒面の半径に相当する距
離だけ離れた位置に設けられ、該永久磁石により生じた
磁界の強さを検出するように構成された磁気センサとか
ら構成されたものである。 また請求項の2のポテンショメータは、外周面が所定
の回転軸を中心とする円筒面状をなし、その一端部は円
周方向に沿って軸線と平行な方向の突出量が前記回転軸
を中心とする回転角に応じて最大突出部と最小突出部と
の間で漸次変化し、かつ前記最大突出部と最小突出部と
の間の不連続部が360°周期で存在する形状とされ、被
測定物と連動し前記回転軸を中心として回転変位するよ
うに構成された強磁性体と、この強磁性体の前記一端部
に対峙する位置に設けられた永久磁石と、これらの強磁
性体と永久磁石との間の位置で、かつ、前記強磁性体の
前記回転軸から半径方向にほぼ円筒面の半径に相当する
距離だけ離れた位置に設けられ、該強磁性体と永久磁石
との間に生じた磁界の強さを検出するように構成された
磁気センサとから構成されたものである。
【作用】
請求項1記載の考案の構成であると、永久磁石が被測
定物と連動して動作することにより、磁気センサとの距
離が変化し、この変化による磁界の強さの変化が磁気セ
ンサに検出される。また、360°周期で最大突出部と最
小突出部との間の不連続部が存在しているから、この不
連続部特有の波形が前記磁気センサに360°周期で検出
される。 請求項2記載の考案の考案の構成であると、強磁性体
が被測定物と連動して移動することにより、永久磁石と
の距離が変化し、この変化に伴う磁界の強さの変化が磁
気センサに検出される。また、360°周期で最大突出部
と最小突出部との間の不連続部が存在しているから、こ
の不連続部特有の波形が前記磁気センサに360°周期で
検出される。
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。 第1図は本考案の第1実施例を示すものである。符号
1は永久磁石であって、この永久磁石1の外周面は、軸
2を中心とする円筒面状をなしている。また前記永久磁
石1の端部は、円周方向に沿って軸線と平行な方向(図
中上方)への突出量が漸次変えられている。また前記永
久磁石1の上方であって、軸2から半径方向にほぼ円筒
面の半径に相当する距離だけ離れた位置には、磁気セン
サ3が設けられて前記永久磁石1により生じた磁界の強
さに対応する電気信号を出力するようになっている。 前記永久磁石1と磁気センサ3との間の距離、すなわ
ち、図中実線で示す永久磁石の突出量と破線で示す磁気
センサ3の位置との差は、第3図に示すように、軸2を
中心とする回転角に応じて360°周期で漸次変化してお
り、したがって永久磁石1と磁気センサ3とが接近した
場合には磁気抵抗が小さく、また、離れた場合には磁気
抵抗が大きくなるため、磁気センサ3に検出される磁界
の強さが変化する。このような磁気の強さの変化に伴
い、磁気センサ3の出力レベルが回転角に応じて第4図
に示すように変化することとなるため、磁気センサ3の
出力レベルから永久磁石1の回転角を知ることができ
る。すなわち、前記永久磁石1を測定対象物と連動して
回転させることにより、その回転角を示すレベルの出力
信号を得ることができる。なお前記磁石センサ3は、永
久磁石1の最も突出した部分が接近することにより360
°周期でピークとなる出力特性を持つから、ピーク値の
入力回数をカウントすることにより、回転角のみならず
回転数をも知ることができる。 次いで、第2図は本考案の第2実施例を示すものであ
る。符号4は前記第1実施例の永久磁石と同じく軸2を
中心とする円筒面状をなす強磁性体であり、この強磁性
体4に対して磁気センサ3を介して対峙する位置には、
永久磁石5が設けられている。前記強磁性体4は、円周
方向に沿って軸線と平行な方向(図中上方)への突出量
が漸次変えられている。また前記永久磁石1の下方であ
って、軸2から半径方向にほぼ前記円筒面の半径の相当
する距離だけ離れた位置には、磁気センサ3が設けられ
て、前記永久磁石1により生じた磁界の強さに対応する
電気信号を出力するようになっている。 このように構成されたポテンショメータにあっては、
強磁性体4の回転角に応じて永久磁石5との距離が変化
し、これに伴って、永久磁石5から強磁性体4を経由し
て再度永久磁石5へ戻る磁路の磁気抵抗も変化するか
ら、前記第1実施例の場合と同様、第4図に示すよう
に、強磁性体4の回転角に応じて磁界の強さが変化し、
この磁界の強さに対応する電気信号が磁気センサ3から
出力される。 また第2実施例のポテンショメータでは、特殊な形状
に加工すべき符号4の部材が強磁性体であれば足り、こ
の部材自身が磁気を帯びている必要がないから、前記第
1実施例のように永久磁石を特殊形状に加工する場合よ
りも容易に製作することができるという利点がある。
【考案の効果】
以上の説明で明かなように、請求項1のポテンショメ
ータは、外周面が円筒面状をなす永久磁石の一端の突出
量を最大突出部と最小突出部との間で回転角に応じて漸
次変化させるとともに、最大突出部と最小突出部との間
の不連続部が360°周期で存在する形状とされ、また、
請求項2のポテンショメータは、永久磁石との間に磁界
を形成する強磁性体を請求項1における永久磁石と同様
の形状とされているから、変位方向が直線状の場合に比
して全体の構成を小型化することができる。また、上記
構成により、永久磁石もしくは強磁性体の回転変位に応
じて磁気センサに検出される磁界の強さが変化し、磁気
センサに検出される磁界によって被測定物の変位を知る
ことができるのはもちろんのこと、前記不連続部の通過
にともなって磁気センサに360°毎に特有の検出波形が
検出されるから、この特有の波形をカウントすることに
より、回転角度のみならず、回転角度の絶対値(回転
数)をも検出することができ、理論上、きわめて広範な
検出範囲を得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す斜視図、第2図は本
考案の第2実施例を示す斜視図、第3図は被測定物の回
転角度と磁気センサとの間の距離の関係を示すグラフ、
第4図は被測定物の回転角度と磁気センサの出力レベル
との関係を示すグラフ、第5図は従来の磁気式ポテンシ
ョメータの構成を示す図、第6図は第5図に示す磁気式
ポテンショメータの出力特性を示すグラフである。 1……永久磁石、2……軸、3……磁気センサ、4……
強磁性体、5……永久磁石。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 猪木 昭仁 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (72)考案者 山下 正芳 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−229002(JP,A) 特開 昭62−288518(JP,A) 実開 昭48−46654(JP,U) 実開 平2−131614(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面が所定の回転軸を中心とする円筒面
    状をなし、その一端部は円周方向に沿って軸線と平行な
    方向の突出量が前記回転軸を中心とする回転角に応じて
    最大突出部と最小突出部との間で漸次変化し、かつ前記
    最大突出部と最小突出部との間の不連続部が360°周期
    で存在する形状とされ、被測定物と連動し前記回転軸を
    中心として回転変位するように構成された永久磁石と、 この永久磁石の前記一端部の上方で、かつ、該永久磁石
    の前記回転軸から半径方向にほぼ円筒面の半径に相当す
    る距離だけ離れた位置に設けられ、該永久磁石により生
    じた磁界の強さを検出するように構成された磁気センサ
    と からなることを特徴とするポテンショメータ。
  2. 【請求項2】外周面が所定の回転軸を中心とする円筒面
    状をなし、その一端部は円周方向に沿って軸線と平行な
    方向の突出量が前記回転軸を中心とする回転角に応じて
    最大突出部と最小突出部との間で漸次変化し、かつ前記
    最大突出部と最小突出部との間の不連続部が360°周期
    で存在する形状とされ、被測定物と連動し前記回転軸を
    中心として回転変位するように構成された強磁性体と、 この強磁性体の前記一端部に対峙する位置に設けられた
    永久磁石と、 これらの強磁性体と永久磁石との間の位置で、かつ、前
    記強磁性体の前記回転軸から半径方向にほぼ円筒面の半
    径に相当する距離だけ離れた位置に設けられ、該強磁性
    体と永久磁石との間に生じた磁界の強さを検出するよう
    に構成された磁気センサと からなることを特徴とするポテンショメータ。
JP1990128177U 1990-11-30 1990-11-30 ポテンショメータ Expired - Lifetime JP2517575Y2 (ja)

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JPH0485214U JPH0485214U (ja) 1992-07-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5117885Y2 (ja) * 1971-10-01 1976-05-13
JPS62229002A (ja) * 1986-03-31 1987-10-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 位置検出装置
JPS62288518A (ja) * 1986-06-07 1987-12-15 Graphtec Corp 非接触変移検出器
JPH02131614U (ja) * 1988-12-26 1990-11-01

Also Published As

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JPH0485214U (ja) 1992-07-24

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