JP2517474B2 - 冷菓製造装置の軸封装置 - Google Patents
冷菓製造装置の軸封装置Info
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- JP2517474B2 JP2517474B2 JP2294379A JP29437990A JP2517474B2 JP 2517474 B2 JP2517474 B2 JP 2517474B2 JP 2294379 A JP2294379 A JP 2294379A JP 29437990 A JP29437990 A JP 29437990A JP 2517474 B2 JP2517474 B2 JP 2517474B2
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- shaft
- sealing device
- rotary
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- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明はアイスクリームシェークやソフトクリーム等
に代表される冷菓を製造する冷菓製造装置の軸封装置に
関するものである。
に代表される冷菓を製造する冷菓製造装置の軸封装置に
関するものである。
(ロ) 従来の技術 本発明に先行する技術として、例えば、特公昭47−20
527号公報には、壁に円筒状の開口を郭成する装置を有
するハウジングと、前記開口を通って延びる回転軸と、
前記回転軸に担持されその間にOリング形状の静的密閉
材を有する第1の回転スリーブと、前記第1のスリーブ
上に非回転式に担持された第2のスリーブと、前記第1
と第2のスリーブの間に設けられたOリング形状の動的
密封材と、前記開口を郭成する装置との間のOリング形
状の静的密封材とを含んだ流体圧力密封式軸封装置が開
示されている。
527号公報には、壁に円筒状の開口を郭成する装置を有
するハウジングと、前記開口を通って延びる回転軸と、
前記回転軸に担持されその間にOリング形状の静的密閉
材を有する第1の回転スリーブと、前記第1のスリーブ
上に非回転式に担持された第2のスリーブと、前記第1
と第2のスリーブの間に設けられたOリング形状の動的
密封材と、前記開口を郭成する装置との間のOリング形
状の静的密封材とを含んだ流体圧力密封式軸封装置が開
示されている。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 斯かる従来技術の密封式軸封装置は、Oリング形状の
静的密閉材及び動的密閉材を複数使用してシールを行っ
ているため、軸封構造が極めて複雑化する問題点があ
り、しかも、部品点数が多く複雑であるため、軸封部品
の洗浄や交換作業が非常に煩わしくなる問題点があっ
た。
静的密閉材及び動的密閉材を複数使用してシールを行っ
ているため、軸封構造が極めて複雑化する問題点があ
り、しかも、部品点数が多く複雑であるため、軸封部品
の洗浄や交換作業が非常に煩わしくなる問題点があっ
た。
本発明はこのような従来技術の問題点に鑑み、軸封部
品の洗浄や交換作業を容易に行い得る簡素化した冷菓製
造装置の軸封装置を提供するものである。
品の洗浄や交換作業を容易に行い得る簡素化した冷菓製
造装置の軸封装置を提供するものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、冷却シリンダの
内部に、攪拌装置を架設して成る冷菓製造装置におい
て、前記冷却シリンダの後壁に形成した円形開口部と、
該開口部に嵌入され前記シリンダ内に位置する部位に環
状係止部を有する非回転の円筒形ハウジングと、前記攪
拌装置の回転軸に軸方向に滑動可能に担持され、前記ハ
ウジング内に嵌入されると共に、前記冷却シリンダ内に
位置する端部に半径方向突出するリブを有する回転スリ
ーブと、一端が前記回転軸に形成した環状溝部に嵌合
し、他端が前記環状係止部に密接する蛇腹状のロータリ
ーシールを設けた冷菓製造装置の軸封装置を構成するも
のである。
内部に、攪拌装置を架設して成る冷菓製造装置におい
て、前記冷却シリンダの後壁に形成した円形開口部と、
該開口部に嵌入され前記シリンダ内に位置する部位に環
状係止部を有する非回転の円筒形ハウジングと、前記攪
拌装置の回転軸に軸方向に滑動可能に担持され、前記ハ
ウジング内に嵌入されると共に、前記冷却シリンダ内に
位置する端部に半径方向突出するリブを有する回転スリ
ーブと、一端が前記回転軸に形成した環状溝部に嵌合
し、他端が前記環状係止部に密接する蛇腹状のロータリ
ーシールを設けた冷菓製造装置の軸封装置を構成するも
のである。
(ホ) 作 用 本発明によると、ロータリーシールの作用によって、
回転軸と回転スリーブ間及び前記ハウジングと前記回転
スリーブ間の隙間を一括シールすることができる。
回転軸と回転スリーブ間及び前記ハウジングと前記回転
スリーブ間の隙間を一括シールすることができる。
また、軸封部品の取り外しは、ロータリーシールの端
部が、回転軸に形成した環状溝部に嵌合しているため、
回転軸を引き抜くことによって、これと一緒に取り外す
ことができる。この際、回転スリーブがハウジング内に
残ったときは、リブの作用によりこれを容易に取り外す
ことができる。
部が、回転軸に形成した環状溝部に嵌合しているため、
回転軸を引き抜くことによって、これと一緒に取り外す
ことができる。この際、回転スリーブがハウジング内に
残ったときは、リブの作用によりこれを容易に取り外す
ことができる。
(ヘ) 実施例 以下に本発明の実施例を図面を参照して説明する。第
1図は本発明の軸封装置を備える冷菓製造装置の要部断
面図、第2図は軸封装置及び関連部品の分解斜視図、第
3図は攪拌装置及び軸封装置を取り外した状態を示す冷
却シリンダ部の断面図であり、1はソフト−クリームの
原料である所謂ミックスを貯留するミックスタンク、2
はミックスタンク1から供給されたミックスを冷却し、
内部に回転可能に架設した攪拌装置3によって攪拌しな
がらソフト−クリームを製造する冷却シリンダで、外面
に冷凍系の冷却パイプ4を巻回している。これらミック
スタンク1及び冷却シリンダ2の周囲は断熱壁5によっ
て被われている。
1図は本発明の軸封装置を備える冷菓製造装置の要部断
面図、第2図は軸封装置及び関連部品の分解斜視図、第
3図は攪拌装置及び軸封装置を取り外した状態を示す冷
却シリンダ部の断面図であり、1はソフト−クリームの
原料である所謂ミックスを貯留するミックスタンク、2
はミックスタンク1から供給されたミックスを冷却し、
内部に回転可能に架設した攪拌装置3によって攪拌しな
がらソフト−クリームを製造する冷却シリンダで、外面
に冷凍系の冷却パイプ4を巻回している。これらミック
スタンク1及び冷却シリンダ2の周囲は断熱壁5によっ
て被われている。
而して、攪拌装置3の回転軸3Aが挿通する冷却シリン
ダ2の後部には、本発明の軸封装置6が構成されてい
る。即ち、冷却シリンダ2の後壁には内外を連通する円
形開口部7を形成し、該円形開口部7の内側には、円筒
形ハウジング8を嵌入する。この円筒形ハウジング8の
冷却シリンダ2内に位置する部位には、該ハウジング8
を円形開口部7に嵌入する際のストッパとしても作用す
る環状係止部9を形成すると共に、円形開口部7を挿通
して後報に突出する後端部にネジ部10を形成し、回り止
め11と前記ネジ部10に螺合される固定ナット12によっ
て、円筒形ハウジング8を非回転状態に固定する。
ダ2の後部には、本発明の軸封装置6が構成されてい
る。即ち、冷却シリンダ2の後壁には内外を連通する円
形開口部7を形成し、該円形開口部7の内側には、円筒
形ハウジング8を嵌入する。この円筒形ハウジング8の
冷却シリンダ2内に位置する部位には、該ハウジング8
を円形開口部7に嵌入する際のストッパとしても作用す
る環状係止部9を形成すると共に、円形開口部7を挿通
して後報に突出する後端部にネジ部10を形成し、回り止
め11と前記ネジ部10に螺合される固定ナット12によっ
て、円筒形ハウジング8を非回転状態に固定する。
また、前記回転軸3Aには、軸方向に滑動可能に回転ス
リーブ13が担持され、円筒形ハウジング8内に嵌入され
ると共に、該回転スリーブ13の冷却シリンダ2内に位置
する端部に半径方向突出する環状リブ14を形成してい
る。更に、図番15は、回転軸3Aと回転スリーブ13間及び
ハウジング8と回転スリーブ13間の隙間を一括シールす
る蛇腹状のロータリーシールで、一端に回転軸3Aに形成
した環状溝部16に嵌合するOリング部15Aを有すると共
に、他端に環状係止部9に密接するOリング部15Bを有
している。
リーブ13が担持され、円筒形ハウジング8内に嵌入され
ると共に、該回転スリーブ13の冷却シリンダ2内に位置
する端部に半径方向突出する環状リブ14を形成してい
る。更に、図番15は、回転軸3Aと回転スリーブ13間及び
ハウジング8と回転スリーブ13間の隙間を一括シールす
る蛇腹状のロータリーシールで、一端に回転軸3Aに形成
した環状溝部16に嵌合するOリング部15Aを有すると共
に、他端に環状係止部9に密接するOリング部15Bを有
している。
以上の構成によると、攪拌装置3の回転によってソフ
トクリームが攪拌されることにより、軸封装置6の方向
に流体圧力が作用し、ロータリーシール15のOリング部
15Bは、環状係止部9に一層液密的に密接する。
トクリームが攪拌されることにより、軸封装置6の方向
に流体圧力が作用し、ロータリーシール15のOリング部
15Bは、環状係止部9に一層液密的に密接する。
また、軸封部品を取り外すときは、回転軸3A引き抜く
ことによって、ロータリーシール15が回転軸3Aに着いた
状態で取り外すことができ、冷却シリンダ2の外でロー
タリーシール15のOリング部15Aを環状溝部16から外す
ことができ、この際、回転スリーブ13がハウジング8内
に残ったときは、環状リブ14を掴んで容易に回転スリー
ブ13を引き抜くことができる。
ことによって、ロータリーシール15が回転軸3Aに着いた
状態で取り外すことができ、冷却シリンダ2の外でロー
タリーシール15のOリング部15Aを環状溝部16から外す
ことができ、この際、回転スリーブ13がハウジング8内
に残ったときは、環状リブ14を掴んで容易に回転スリー
ブ13を引き抜くことができる。
従って、これら軸封部品の洗浄や交換作業を容易に行
うことができる。
うことができる。
(ト) 発明の効果 本発明は多数のOリングを不要にした簡素な軸封装置
を提供することができ、軸封部品の洗浄や交換に際し
て、軸封部品の脱着作業をを極めて容易に行うことがで
きる。
を提供することができ、軸封部品の洗浄や交換に際し
て、軸封部品の脱着作業をを極めて容易に行うことがで
きる。
第1図は本発明の軸封装置を備える冷菓製造装置の要部
断面図、第2図は軸封装置及び関連部品の分解斜視図、
第3図は攪拌装置及び軸封装置を取り外した状態を示す
冷却シリンダ部の断面図である。 2……冷却シリンダ、3……攪拌装置、3A……回転軸、
6……軸封装置、7……円形開口部、8……円筒形ハウ
ジング、9……環状係止部、13……回転スリーブ、14…
…リブ、15……ロータリーシール、16……環状溝部。
断面図、第2図は軸封装置及び関連部品の分解斜視図、
第3図は攪拌装置及び軸封装置を取り外した状態を示す
冷却シリンダ部の断面図である。 2……冷却シリンダ、3……攪拌装置、3A……回転軸、
6……軸封装置、7……円形開口部、8……円筒形ハウ
ジング、9……環状係止部、13……回転スリーブ、14…
…リブ、15……ロータリーシール、16……環状溝部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−58274(JP,A) 実開 昭64−52477(JP,U) 実開 平2−46588(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】冷却シリンダの内部に、攪拌装置を架設し
て成る冷菓製造装置において、前記冷却シリンダの後壁
に形成した円形開口部と、該開口部に嵌入され前記シリ
ンダ内に位置する部位に環状係止部を有する非回転の円
筒形ハウジングと、前記攪拌装置の回転軸に軸方向に滑
動可能に担持され、前記ハウジング内に嵌入されると共
に、前記冷却シリンダ内に位置する端部に半径方向突出
するリブを有する回転スリーブと、一端が前記回転軸に
形成した環状溝部に嵌合し、他端が前記環状係止部に密
接する蛇腹状のロータリーシールを設けたことを特徴と
する冷菓製造装置の軸封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2294379A JP2517474B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 冷菓製造装置の軸封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2294379A JP2517474B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 冷菓製造装置の軸封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04169154A JPH04169154A (ja) | 1992-06-17 |
JP2517474B2 true JP2517474B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=17806962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2294379A Expired - Fee Related JP2517474B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 冷菓製造装置の軸封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517474B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1397128B1 (it) * | 2009-06-25 | 2013-01-04 | Carpigiani Group Ali Spa | Dispositivo di tenuta per granitori. |
-
1990
- 1990-10-30 JP JP2294379A patent/JP2517474B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04169154A (ja) | 1992-06-17 |
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Legal Events
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