JP2517423B2 - 食器洗浄機の運転方法 - Google Patents

食器洗浄機の運転方法

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JP2517423B2 JP2019561A JP1956190A JP2517423B2 JP 2517423 B2 JP2517423 B2 JP 2517423B2 JP 2019561 A JP2019561 A JP 2019561A JP 1956190 A JP1956190 A JP 1956190A JP 2517423 B2 JP2517423 B2 JP 2517423B2
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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、洗浄槽に給水すると共に、ヒータによって
加熱し、サーミスタ等の温度検出素子を上記洗浄槽に取
付け、水温を検知して加熱制御しつつ洗浄ポンプを駆動
し、温水を食器に掛けて洗浄及びすすぎを行う食器洗浄
機に関する。
(ロ)従来の技術 従来、この種の食器洗浄機の一例は特開昭63−279821
号公報に開示されている。このものは食器洗浄工程中の
すすぎ工程で複数回のすすぎ動作のうち少なくとも1回
は熱湯により行うものであるが、これは、食器に付着し
た油脂分を落とすためのものであり、食器に繁殖してい
る雑菌に対しては何ら考慮がされていなかった。
一方、雑菌を除去するために、すすぎ時に高温の水を
掛けるようにした食器洗浄機が実開昭64−31067号公報
に開示されている。この食器洗浄機では、すすぎの初期
には低温水の入ったタンクから低温水を供給して食器を
すすぎ、すすぎの後期には高温水(80℃)の入ったタン
クから高温水を供給して食器をすすぐようにしている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、実開昭64−31067号公報の食器洗浄機
にあっては、低温水からいきなり高温水に替えて食器に
掛けるため、食器が急激な温度変化によりヒートショッ
クを起こして破損してしまう虞があった。
また、蛋白質の汚れは、低温の水では汚れ落ちが悪
く、余り高温の水が掛けられると凝固してしまうので、
このような蛋白質の汚れが洗浄時に落とし切れずに残っ
ていた場合、凝固して落ちなくなる虞があった。
本発明は、食器に繁殖する大腸菌、腸炎ビブリオ菌、
ブドウ糖菌等の雑菌を死滅させ、清潔な食器に仕上げる
とともに、殺菌をするためにすすぎの水を高温にするこ
とにより発生する、ヒートショックによる食器の破損や
すすぎ効率の低下を防止するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、食器を収容する洗浄槽と、この洗浄槽内に
給水する給水装置と、前記洗浄槽内に貯められた水の温
度を検出するサーミスタ等の温度検出素子と、前記洗浄
槽内の食器に水を噴射するノズルと、前記洗浄槽内の水
を前記ノズルに供給する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内の
水を加熱するヒータと、前記温度検出素子等の入力に基
づいて前記給水装置、洗浄ポンプ、ヒータ等を制御し、
洗い及び複数回のすすぎを順次実行させる制御部とを備
え、この制御部による制御のもと、最終回のすすぎで
は、前記洗浄槽内の水の温度を65℃以上に維持しなが
ら、所定時間この水を食器に掛ける殺菌工程を実行し、
さらに、この殺菌工程に先立って、前記洗浄槽内に供給
された水を65℃に至るまで加熱しながら食器に掛ける予
備加熱工程を実行することを特徴とするものである。
(ホ)作 用 最終回のすすぎでは、水の温度を65℃以上に維持しな
がら、所定時間この水を食器に掛けるようにしたことに
より、食器に繁殖する大腸菌、腸炎ビブリオ菌、ブドウ
糖菌等の雑菌を死滅させることができる熱量を雑菌に与
えることができる。
その上、水の温度が徐々に上昇して65℃に至るまで、
この水を食器に掛けるようにしているので、この間に食
器は徐々に暖められ、65℃以上という高温の水が掛けら
れても食器がヒートショックを起こさない。また、食器
に蛋白質の汚れが残っていても、65℃に至るまでの間の
比較的温かな水によって落とされる。
(ヘ)実施例 実施例に基づいて説明すると、第1図及び第2図にお
いて1は卓上型の食器洗浄機であり、前面開口に下開き
のドア2を設け、内部には洗浄槽3を設けている。この
洗浄槽3内の中段には食器カゴ4を前面開口から出し入
れできるようにしてある。5は載置用のレールである。
洗浄槽3内の下部には食器カゴ4に対して洗浄水を回転
しつつ噴射するアームノズル6とシーズヒータ7が配置
してあり、底部には取り外し自在のフィルター8を設け
た凹所9が形成してある。又、上記アームノズル6の一
方の端部の両側には、洗浄水を横向きに噴射する噴射穴
が設けられており、この噴射穴から洗浄水を噴射させる
ことによりノズル6を回転させている。更に、その各々
の噴射穴に弁が設けられており、ポンプ12の停止毎に前
記弁を交互に開成し、ノズル6の回転方向を変えてい
る。尚、上記ドア2の開閉を検出するドアスイッチ10
は、洗浄槽3の上面の前方部分に設けてあり、またサー
ミスタ11は、図示していないが、洗浄槽3の給水口の近
くで、かつヒータ7に近い槽底部に設けている。
12は、洗浄兼排水ポンプ(以下ポンプ)であり、この
ポンプ12の正回転時は、上記アームノズル6に洗浄水を
供給して、アームノズル6より洗浄水を噴出させて食器
を洗浄し、そしてすすぎ、更に洗浄水を循環させてい
る。又、逆回転時は洗浄槽3内の洗浄水を、排水パイプ
13を介して機外に排出するようにしている。
14は、洗浄槽3と連通し、洗浄槽3と閉ループを形成
する循環ダクト、15は循環ダクト14内の槽内空気と外気
とを仕切り、この部分で熱交換をおこなって槽内空気を
除湿するための仕切板、16は一方の面が外気に触れ他方
の面が槽内空気と触れるように、上記仕切板15の一部を
切り欠いて設けられ、両面ともにそれぞれ羽根を設けた
両面ファンであり、モーター17で回転させることによ
り、循環ダクト14内の槽内空気と外気を強制循環するも
のである。18は洗浄槽3内と連通する連通穴を有する水
位検出ケースであり、該検出ケース18内のフロートの上
下動により、洗浄槽3内の水位及び異常水位を検出する
ものである。また、この水位検出ケース18には給水弁19
を有する給水パイプ20が接続されており、給水時水位検
出ケース18内を通って、該ケース18内のカス等の不純物
をさらいながら洗浄槽3内に給水させ、常に水位検出ケ
ース18内をきれいに保つようにしている。本体1のドア
2には、食器洗浄機の操作部21を設けており、この操作
部21に接続されている制御ボックス22は前面下部に設け
ている。操作部21は第3図に示されているように、予
洗、洗い、すすぎ、乾燥の各工程と予洗のみ、がんこ、
標準、スピーディ、乾燥のみの各コースと乾燥時間の文
字表示と、各文字表示に対応するLED23、24、25と、乾
燥時間変更キー26と、コース変更キー27と、一時停止キ
ーを兼ねるスタートキー28が設けられている。尚、各キ
ー26、27、28には操作毎に時間或るいはコース或るいは
ストップ・スタートを順送りに変更させるものである。
上記制御ボックス22内には、ROM、RAM、CPU、I/Oなど
からなるマイクロコンピュータ29(以下マイコン)を中
心とした制御回路が組み込んであり、その回路図を第4
図に示している。即ち、マイコン29は、洗浄水位スイッ
チ30、異常水位スイッチ31、サーミスタ11、ドアスイッ
チ10、各キー26、27、28から信号を入力し、シーズヒー
タ7、給水弁19、ポンプ12、モーター17、LED23、24、2
5に対して作動信号を出力する。また、マイコン29は、
閉成中の電源スイッチ32を開放させるACソレノイド33や
ブザー34に対して出力することができる。更に、マイコ
ン29は、ポンプ12のロックを検出するカレントトランス
などからなる過電流検出手段35から検出信号を入力す
る。
次に、マイコン29による制御動作を第4図及び第5図
に基づいて説明すると、まず電源スイッチ32をオンした
後の初期設定ではRAM36をクリアし、ROM37から標準コー
ス及び時間を呼び出して設定する。そして、サーミスタ
11の断線を調べた後に、コース変更キー27と、乾燥時間
変更キー26との各操作が調べられる。
コース変更等やスタートキー28の操作とは無関係にサ
ーミスタ11の検出温度は調べられており、その時にマイ
コン29で構成する異常温度制御部38は80℃以上を検出す
ると、電源スイッチ32はACソレノイド33によりオフされ
る。このオフ作業は電源スイッチ32を1回でオフできな
かったときを考慮して、所定時間毎に繰り返され、オフ
できない間は異常報知制御部39が、LED23、24、25の点
滅とブザー34の断続動作により異常報知を行わせる。
尚、本実施例における異常報知は点滅するLEDの数、
種類を変えて異常内容に対応させ、使用者に異常内容を
教えている。
コース、時間が設定されてスタートキー28が操作され
ると、まず、スタートフラグが立てられる。このスター
トフラグは停止操作及び運転終了により消される。次に
凍結チェックフラグを調べ、フラグが立っていればサー
ミスタ検出温度が5℃以下かが凍結制御部40によって調
べられる。そして5℃以下であれば、ポンプ12は3秒カ
ウンタ41の3秒間動作の間駆動される。この3秒間にポ
ンプ駆動状態で過電流が生じるかを過電流検出手段35に
より調べる。検出信号が出力されれば直ちに駆動系と加
熱系の出力をオフし、異常報知を実行させる。かかる過
電流は凍結によりポンプ12がロックしたときに生じるも
のであり、検出時にはコースの進行を自動的に停止させ
るのである。即ち、凍結時は洗浄機の運転を停止するの
である。
過電流の検出がないままに3秒経過すると、凍結制御
部40はポンプ12を停止し、凍結チェックフラグを立てて
次のステップへ進む。
かくして、凍結チェックフラグが立っていれば設定さ
れたコース、時間に従い予洗、洗い、すすぎ、乾燥の各
工程が各工程制御部42によって実行されていく。各工程
にあっては、給水弁19が開放されて給水が行われ、洗浄
水位スイッチ30がトリップすると洗浄水位フラグが立て
られる。又、ドアスイッチ10がドア2の閉成を検出する
と、ドアフラグが立てられる。
そして、設定されたコースが終了すると、すなわち、
工程レジスタ46の内容が運転終了を示す数値5であると
スタートフラグは消され、第7図に示すオートパワーオ
フのサブルーチンが断線制御部43によって実行される。
即ち、スタートフラグが消されると、10分カウンタ44の
カウントを開始させ、カウントアップしたときにACソレ
ノイド33を作動させ、電源スイッチ32がオフするように
付勢し、このACソレノイド33に対して0.5秒オン−0.5秒
オフの通断電を10回繰り返す。そして、10分カウンタ44
をクリアするが、仮に最初のACソレノイド33の作動によ
って電源スイッチ32がオフするまで、10分毎に電源オフ
作業を継続させる。尚、この間は乾燥工程中に除湿して
いたといえども、完全に除湿できていないので槽内空気
の湿度は通常より高くなっている。それ故、そのまま放
置しておくと、熱くなっていた食器が冷めて食器に結露
する恐れがあるので、両面ファン16を断続的に回転さ
せ、洗浄槽3内の空気を循環して除湿し、食器を取り出
すときにできるだけ結露しないようにしている。また、
電源投入後、スタートキー28が10分を経過し操作されな
かったら、このオートパワーオフのサブルーチンは実行
され、自動的にACソレノイド33を動作して電源スイッチ
32をオフさせる。この間、両面ファン16は回転させな
い。
異常水位フラグは、異常水位スイッチ31が1秒以上ト
リップしたときに立てられるものであり、その時には異
常水位制御部45が処理を行う。
指定(選択)されたコースにおける洗い工程は第6図
のフローチャートで説明されている。ここではまず工程
レジスタ46の内容が2であるか否か、すなわち洗い工程
中であるか否かを判断した後に第8図で示す洗浄水位ス
イッチ30のチェックのサブルーチンが実行される。排水
制御部47は、給水終了フラグが立っていないにもかかわ
らず、洗浄水位フラグが立っているときにポンプ12を逆
回転させて排水を行う。一般的な使い方では、洗浄水が
入っていないはずなので、洗浄水位フラグは立っていな
い(洗浄水位スイッチ30はリセットしている)が、手動
で水(湯)を入れれば洗浄水位フラグが立つことにな
る。而して、ポンプ12を逆回転させて排水すると、洗浄
水位スイッチ30が正常であれば、排水カウンタ48が所定
時間をカウントするまでにリセットしてフラグが消え、
異常であればフラグが残る。正常ではポンプ12を停止
し、異常では系出力を停止して異常報知させる。
一方、第9図で示す給水のサブルーチンが給水制御部
49によって実行される。ここでは給水終了フラグと洗浄
水位フラグを調べた後に給水弁19を開放して給水カウン
タ50の加算内容を調べる。手動での給水(湯)がない場
合は洗浄水位スイッチ30のチェックは実質的には行って
いないので、ここで洗浄水位フラグが立つか(スイッチ
30がトリップするか)が調べられている。給水制御部49
はフラグが立つと、その2秒後まで給水して給水弁19を
閉じ、給水カウンタ50を停止させる。こうして、給水カ
ウンタ50が2分をカウントするまでにフラグが立つと、
給水終了フラグを立てる。
しかし、手動の給水(湯)は1回の運転中に何回も行
われるものではないので、給水カウンタ50の内容(給水
時間)が10秒以内であることを排水異常カウンタ51によ
って4回以上カウントされると、これは排水状態が悪い
と判断し、給水制御部49は排水異常として異常報知を行
わせるとともに、系出力を停止する。更に、給水制御部
49は給水カウンタ50が2分以上をカウントしても、洗浄
水位フラグが立たない場合は洗浄水位スイッチ30あるい
は給水系の異常として異常報知させるとともに、給水弁
19を閉じてポンプ12を逆回転させて排水し、他の系出力
を停止させる。
こうして、洗浄水位スイッチ30、給水系及び排水系の
チェックが終了すると、温度制御部52は洗浄水温を調
べ、温度チェックフラグを立てて、水温がすでに60℃以
上であれば時間短縮フラグを立てる。
洗いの工程制御部42は、まずポンプ12を正回転して洗
浄を開始する。尚、この洗い工程が終了するまでポンプ
12を正回転方向に断続駆動させ、アームノズル6をその
度に反転させて食器を洗浄する。また、洗い工程のはじ
めから1分カウンタ52を動作させ、このカウンタ52のカ
ウントアップするまではポンプ12の駆動時間T1をカウン
トするONカウンタ58のカウンタ値を小さくし(例えば8.
5秒)、食器に早く洗浄水を掛け、馴染ませる。そし
て、前記カウンタ52がカウントアップしたとき、1分経
過フラグを立て、洗浄が終了するまでポンプ12の駆動時
間T2を前記の駆動時間T1より長い時間(例えば28.5秒)
にONカウンタ58の内容を自動的に変更して洗浄を続ける
ものである。尚、ノズル6を反転させるためにポンプ12
を停止する時間をカウントするOFFカウンタ59の内容T3
は一定値である(例えば1.5秒)。
これと並行に、サーミスタ11では洗浄水温を調べて60
℃以下であれば、ヒータ7を通電し、60℃以上であれば
ヒータ7を断電する。しかし、一度水温が60℃以上にな
ると、温度到達フラグを立てる。こうして、12分カウン
タ60がカウントアップすると12分経過フラグを立たせた
後、時間短縮フラグを見る。時間短縮フラグが立ってい
れば(最初の水温が60℃以上であったとき)、ポンプ12
及びヒータ7を停止し、排水サブルーチンを実行させ
る。この排水サブルーチンは第10図に説明されている。
まずポンプ12を逆回転させて、排水パイプ13を介して洗
浄槽3内の洗浄水の排出を開始させる。それと同時に、
排水カウンタ48のカウント動作も開始させる。このカウ
ント値は、洗浄槽3内の洗浄水が半分排出される時間に
設定される。洗い工程での排水動作はこれで終了する。
これは、次に供給される市水の水温と食器との温度差が
大きいため、ガラスコップ等がヒートショックにより割
れてしまう恐れがあるので、市水と洗い工程で使用した
洗浄水を混ぜ、水温を一旦、市水の水温と洗浄水温(60
℃)との中間の温度にし、その洗浄水を用いて次のすす
ぎ工程を実行して食器等の温度を下げる。また、すすぎ
工程での排水動作は、1回目のすすぎ終了後の排水では
ポンプ12を駆動すると共に、給水弁19を開成し、洗浄槽
3内を清掃しながら排水させる。2回目以降のすすぎ終
了後の排水は、給水弁19を閉成したまま排水を行う。こ
のすすぎ工程では、排水カウンタ48を2回動作させる間
排水動作を行う。
その後、工程レジスタ46の内容を、すすぎを示す数値
3に変更する。
一方、最初の水温が60℃以下の場合は、水温がその後
に一度60℃に到達して到達フラグが立てば、12分経過後
にポンプ12及びヒータ7が停止する。更に、当初から市
水をそのまま使用している場合は12分経過しても到達フ
ラグが立たない以上(即ち60℃以下)、水温が60℃以上
になるまで洗い作業が続き、そして、60℃以上に到達
後、ポンプ12及びヒータ7が停止する。
尚、洗い工程を開始と同時に5分カウンタ61をカウン
トダウンさせてカウントアップしたとき、断続駆動する
ポンプ12の停止時間T3を1度だけ通常より長くし(例え
ば3秒)、その間に洗浄水位スイッチ30を検知してトリ
ップすれば洗い工程を続け、トリップしなければ給水す
る。この給水で、10秒以内に洗浄水位スイッチ30がトリ
ップしなければ、水漏れが発生していると判断して洗浄
工程を停止し、異常報知を行う。
次のすすぎ工程は第11図に説明されている。この工程
は4回実行される。まず、1回目から3回目までの工程
を以下に説明する。給水後、ヒータ7を通電し、1分カ
ウンタ62でカウントアップするまで上記洗い工程と同様
にポンプ12をONカウンタ58、OFFカウンタ59でカウント
される期間、断続駆動し、アームノズル6を反転させ、
食器をすすぐ。その後、ヒータ7をオフし、全てのフラ
グをリセットしてからポンプ12を逆回転させて排水を行
う。この動作を3回繰り返し実行する。次に4回目は、
洗浄槽3に給水されたのちヒータ7をオンして上記と同
様にポンプ12を駆動する。しかし1分カウンタ62は駆動
させない。そのかわりに、サーミスタ11によって温度検
知を行い、まず65℃を検知すれば操作部21の表示部56と
57を交互に点灯消灯させる。この表示は殺菌工程に入っ
たサインである。さらに、洗浄水を加熱して71℃に達し
た場合、ここでヒータ7を断電し、2分カウンタ53のカ
ウントダウンを開始させる。このカウントダウンが終了
すれば、ポンプ12を停止し、操作部21の表示部56を消灯
して57を点灯させる。そして、全てのフラグをリセット
し工程レジスタ46の内容を乾燥工程を示す数値4に変更
し、排水を行う。
最後に乾燥工程は第12図に説明されている。この工程
では乾燥の工程制御部42がモーター17を駆動して両面フ
ァン16を回転する。また、設定された時間を乾燥工程カ
ウンタ54がカウントする間、加熱制御部55によって洗浄
槽3内の温度をサーミスタ11で検出し、65℃に保たれる
ようヒータ7をオンオフ制御する。即ち、加熱制御部55
は、工程時間の進行に対応して20分設定時には220W相当
(ヒータ7を10秒オン、40秒オフ)、60分設定時には最
初の20分は前記の20分の出力と同じで、次の20分は183W
相当(10秒オン、50秒オフ)、最後の20分は157W相当
(10秒オン、60秒オフ)となるようにヒータ7を制御す
る。また、洗浄開始前にコース変更キー24でコースを、
がんこ、標準、スピーディを選択した場合、乾燥工程を
開始してから5分間モータ17を断続駆動して両面ファン
16を回転させる。余熱乾燥が設定されれば、乾燥工程を
省略して実行中のコースが終了される。
指定のコースが終了すると、ブザー34が終了の報知を
行う。
(ト)発明の効果 本発明によれば、65℃以上の水をすすぎ水として食器
に掛けるようにしているので、食器に付着した雑菌を確
実に死滅させることができる。
しかも、65℃に至るまで、徐々にすすぎ水の温度を上
昇させながらこのすすぎ水を食器に掛けるようにしてい
るので、ヒートショックによる食器の破損を防止でき、
また、蛋白質の汚れが残って凝固してしまうのも防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
全ての図は本発明のもので、第1図は食器洗浄機の断面
図、第2図は後面板を外したときの後面図、第3図は正
面図、第4図は制御部ブロック図、第5図は全体の主要
な動作を説明するためのフローチャート、第6図は洗い
工程の動作を説明するためのフローチャート、第7図は
オートパワーオフの動作を説明するためのフローチャー
ト、第8図は洗浄水位検知の動作を示すためのフローチ
ャート、第9図は給水の動作を説明するためのフローチ
ャート、第10図は排水の動作を説明するためのフローチ
ャート、第11図はすすぎ工程の動作を説明するためのフ
ローチャート、第12図は乾燥工程の動作を説明するため
のフローチャートである。 3……洗浄槽、6……アームノズル、7……シーズヒー
タ、12……洗浄兼排水ポンプ、14……循環ダクト、16…
…両面ファン、18……水位検出ケース、19……給水弁、
21……操作部、23・24・25……LED、26……乾燥時間変
更キー、27……コース変更キー、28……スタートキー、
29……マイコン、30……洗浄水位スイッチ、31……異常
水位スイッチ、32……電源スイッチ、33……ACソレノイ
ド、46……工程レジスタ、53……2分カウンタ、54……
乾燥工程カウンタ、56・57……表示部、61……5分カウ
ンタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山根 憲治 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 高石 守人 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−279821(JP,A) 特開 昭60−171029(JP,A) 実開 昭64−31067(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食器を収容する洗浄槽と、この洗浄槽内に
    給水する給水装置と、前記洗浄槽内に貯められた水の温
    度を検出するサーミスタ等の温度検出素子と、前記洗浄
    槽内の食器に水を噴射するノズルと、前記洗浄槽内の水
    を前記ノズルに供給する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内の
    水を加熱するヒータと、前記温度検出素子等の入力に基
    づいて前記給水装置、洗浄ポンプ、ヒータ等を制御し、
    洗い及び複数回のすすぎを順次実行させる制御部とを備
    え、この制御部による制御のもと、最終回のすすぎで
    は、前記洗浄槽内の水の温度を65℃以上に維持しなが
    ら、所定時間この水を食器に掛ける殺菌工程を実行し、
    さらに、この殺菌工程に先立って、前記洗浄槽内に供給
    された水を65℃に至るまで加熱しながら食器に掛ける予
    備加熱工程を実行することを特徴とする食器洗浄機の運
    転方法。
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