JP2517156Y2 - プリント基板の部品取付孔構造 - Google Patents
プリント基板の部品取付孔構造Info
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- JP2517156Y2 JP2517156Y2 JP3797391U JP3797391U JP2517156Y2 JP 2517156 Y2 JP2517156 Y2 JP 2517156Y2 JP 3797391 U JP3797391 U JP 3797391U JP 3797391 U JP3797391 U JP 3797391U JP 2517156 Y2 JP2517156 Y2 JP 2517156Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit board
- printed circuit
- mounting
- mounting hole
- component mounting
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
- Structure Of Printed Boards (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、取付脚を有する電子
部品を隣接して実装する場合に好適なプリント基板の部
品取付孔構造に関する。
部品を隣接して実装する場合に好適なプリント基板の部
品取付孔構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、取付脚を有するスイッチの構造
を示す側面図である。図に示す取付脚6−1、6−2は
スイッチ5の外形金属枠体と一体となっており、予め、
くの字状に折曲げ加工されている(以下キンク加工と言
う)。スイッチ5には接続端子7が取付脚6−1、6−
2の間に配置されている。次に、図3は、スイッチ5
a、5bを実装するための、プリント基板1の平面図で
ある。このプリント基板1には部品取付孔3a−1、3
a−2、3b−1、3b−2と接続端子孔4がプレス加
工等により穿孔されている。また、図示のように部品取
付孔3a−1、3a−2、3b−1、3b−2は接続端
子孔4よりも外形が大きく設定されている。
を示す側面図である。図に示す取付脚6−1、6−2は
スイッチ5の外形金属枠体と一体となっており、予め、
くの字状に折曲げ加工されている(以下キンク加工と言
う)。スイッチ5には接続端子7が取付脚6−1、6−
2の間に配置されている。次に、図3は、スイッチ5
a、5bを実装するための、プリント基板1の平面図で
ある。このプリント基板1には部品取付孔3a−1、3
a−2、3b−1、3b−2と接続端子孔4がプレス加
工等により穿孔されている。また、図示のように部品取
付孔3a−1、3a−2、3b−1、3b−2は接続端
子孔4よりも外形が大きく設定されている。
【0003】スイッチ5a、5bを実装する際は、その
取付脚6a−1、6a−2、6b−1、6b−2および
接続端子7をそれぞれプリント基板1に設けられた部品
取付孔3a−1、3a−2、3b−1、3b−2および
接続端子孔4に各々挿入する。挿入された後では、キン
ク加工された取付脚形状によって、スイッチ5a、5b
はプリント基板1から外れにくい状態となっている(図
4参照)。そして、接続端子7および取付脚6a−1、
6a−2、6b−1、6b−2をプリント基板1の下面
の回路パターンおよびアースパターンに各々半田付けす
る。
取付脚6a−1、6a−2、6b−1、6b−2および
接続端子7をそれぞれプリント基板1に設けられた部品
取付孔3a−1、3a−2、3b−1、3b−2および
接続端子孔4に各々挿入する。挿入された後では、キン
ク加工された取付脚形状によって、スイッチ5a、5b
はプリント基板1から外れにくい状態となっている(図
4参照)。そして、接続端子7および取付脚6a−1、
6a−2、6b−1、6b−2をプリント基板1の下面
の回路パターンおよびアースパターンに各々半田付けす
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、近年、電気
製品の小型化が進んでおり、このために、プリント基板
上の電子部品を高密度に実装化する必要になる。つま
り、上述の例では、スイッチ5a、5bをさらに近接し
て配置する必要が生じる。ここで、上記プリント基板の
部品取付孔構造においては、隣接する部品取付孔3a−
2、3b−1の間隔を狭める方法が考えられる。
製品の小型化が進んでおり、このために、プリント基板
上の電子部品を高密度に実装化する必要になる。つま
り、上述の例では、スイッチ5a、5bをさらに近接し
て配置する必要が生じる。ここで、上記プリント基板の
部品取付孔構造においては、隣接する部品取付孔3a−
2、3b−1の間隔を狭める方法が考えられる。
【0005】しかしながら、部品取付孔3a−2、3b
−1を極めて近接して配置した場合、1度のプレス加工
で穿孔させようとすると、この工程で必要なプレス金型
は、非常に破損しやすくなる。なぜなら、この取付孔を
穿孔するプレス金型は、部品取付孔3a−2、3b−1
に対応する部分の間隔が狭いので、強度が保持できなく
なるからである。このため、部品取付孔3a−2、3b
−1はそれぞれ別々のプレス加工で穿孔しなければなら
ず、プレス工程が複雑になるという欠点があった。
−1を極めて近接して配置した場合、1度のプレス加工
で穿孔させようとすると、この工程で必要なプレス金型
は、非常に破損しやすくなる。なぜなら、この取付孔を
穿孔するプレス金型は、部品取付孔3a−2、3b−1
に対応する部分の間隔が狭いので、強度が保持できなく
なるからである。このため、部品取付孔3a−2、3b
−1はそれぞれ別々のプレス加工で穿孔しなければなら
ず、プレス工程が複雑になるという欠点があった。
【0006】この改善策として、接近した部品取付孔3
a−2、3b−1を一体化して長円とした孔構造とする
方法が考えられる。図5は、この一体となった部品取付
孔8の構造を示す平面図である。この図に示す部品取付
孔構造は、1度のプレス加工で穿孔できる。しかし、ス
イッチ5a、5bの取付脚6a−2、6b−1が部品取
付孔8に各々挿入された状態では、隣接した取付脚6a
−2、6b−1同士が弾性力によって反発し合う。この
ため、図6に示すように、スイッチ5a、5bはプリン
ト基板上方へ押し上げられ、所定の位置から移動してし
まう。そして、この状態を示す図6では、接続端子と回
路パターンとが離れているので、半田付けができにく
く、接続不良の原因になるという問題が生じた。この考
案は、上記事情に鑑みて案出されたもので、取付脚を有
する電子部品を隣接してプリント基板に配置した場合に
おいて、それらが所定の位置から離れず、また、プレス
加工による穿孔が1工程で済むようにしたプリント基板
の取付孔構造を提供するものである。
a−2、3b−1を一体化して長円とした孔構造とする
方法が考えられる。図5は、この一体となった部品取付
孔8の構造を示す平面図である。この図に示す部品取付
孔構造は、1度のプレス加工で穿孔できる。しかし、ス
イッチ5a、5bの取付脚6a−2、6b−1が部品取
付孔8に各々挿入された状態では、隣接した取付脚6a
−2、6b−1同士が弾性力によって反発し合う。この
ため、図6に示すように、スイッチ5a、5bはプリン
ト基板上方へ押し上げられ、所定の位置から移動してし
まう。そして、この状態を示す図6では、接続端子と回
路パターンとが離れているので、半田付けができにく
く、接続不良の原因になるという問題が生じた。この考
案は、上記事情に鑑みて案出されたもので、取付脚を有
する電子部品を隣接してプリント基板に配置した場合に
おいて、それらが所定の位置から離れず、また、プレス
加工による穿孔が1工程で済むようにしたプリント基板
の取付孔構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案によるプリント
基板の部品取付孔構造は、隣接する2個の電子部品それ
ぞれの取付脚が挿入される2つの部品取付孔を前記取付
脚の直径以下の幅の貫通路でつなぎ一体孔としたことを
特徴とする。
基板の部品取付孔構造は、隣接する2個の電子部品それ
ぞれの取付脚が挿入される2つの部品取付孔を前記取付
脚の直径以下の幅の貫通路でつなぎ一体孔としたことを
特徴とする。
【0008】
【作用】上記のように構成した本考案によれば、一体と
なった部品取付孔に挿入された取付脚はその弾性力によ
って部品取付孔の内壁に押しつけられて、互いに接触せ
ず、反発し合うことがない。この作用によって、電子部
品はプリント基板上の所定の位置に仮固定される。
なった部品取付孔に挿入された取付脚はその弾性力によ
って部品取付孔の内壁に押しつけられて、互いに接触せ
ず、反発し合うことがない。この作用によって、電子部
品はプリント基板上の所定の位置に仮固定される。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、この考案の一実施例
について説明する。図1は、この考案の一実施例による
取付孔構造を適用したプリント基板の平面図である。図
1に示す部品取付孔2は、図3における隣接した部品取
付孔3a−2、3b−1を、取付脚6a−2、6b−1
の直径よりも狭い幅の貫通路2aでつないだものであ
る。以上説明した、部品取付孔2は一体孔としてプリン
ト基板1に穿孔するので、1度のプレス加工によって形
成される。
について説明する。図1は、この考案の一実施例による
取付孔構造を適用したプリント基板の平面図である。図
1に示す部品取付孔2は、図3における隣接した部品取
付孔3a−2、3b−1を、取付脚6a−2、6b−1
の直径よりも狭い幅の貫通路2aでつないだものであ
る。以上説明した、部品取付孔2は一体孔としてプリン
ト基板1に穿孔するので、1度のプレス加工によって形
成される。
【0010】図2に示すスイッチ5a、5bを実装する
際は、これら取付脚6a−1、6a−2、6b−1、6
b−2および接続端子7を部品取付孔3a−1、3b−
2、2および接続端子孔4に各々挿入する。この場合、
一体となった部品取付孔2に挿入された取付脚6a−
2、6b−1は、その直径よりも狭い幅の貫通路2aを
通過する事ができず、互いに接触しない。したがって、
取付脚の弾性力は、スイッチを基板上方へ押し上げる反
発力として作用せず、取付脚6a−2、6b−1を部品
取付孔2の内壁に押しつける作用をする。この作用によ
ってスイッチ5a、5bは、プリント基板1上の所定の
位置に仮固定され、この後、容易に移動することはな
い。
際は、これら取付脚6a−1、6a−2、6b−1、6
b−2および接続端子7を部品取付孔3a−1、3b−
2、2および接続端子孔4に各々挿入する。この場合、
一体となった部品取付孔2に挿入された取付脚6a−
2、6b−1は、その直径よりも狭い幅の貫通路2aを
通過する事ができず、互いに接触しない。したがって、
取付脚の弾性力は、スイッチを基板上方へ押し上げる反
発力として作用せず、取付脚6a−2、6b−1を部品
取付孔2の内壁に押しつける作用をする。この作用によ
ってスイッチ5a、5bは、プリント基板1上の所定の
位置に仮固定され、この後、容易に移動することはな
い。
【0011】そして、接続端子7および取付脚6a−
1、6a−2、6b−1、6b−2をプリント基板1下
面の回路パターンおよびアースパターンに各々半田付け
し、スイッチ5a、5bをプリント基板に固定する。な
お、上述の実施例では、隣接する取付脚6a−2、6b
−1の直径が同一であったが、異なっていても良い。こ
の場合は、隣接する取付脚の小さい方の直径よりも、さ
らに狭い幅の貫通路で取付孔をつなげる。
1、6a−2、6b−1、6b−2をプリント基板1下
面の回路パターンおよびアースパターンに各々半田付け
し、スイッチ5a、5bをプリント基板に固定する。な
お、上述の実施例では、隣接する取付脚6a−2、6b
−1の直径が同一であったが、異なっていても良い。こ
の場合は、隣接する取付脚の小さい方の直径よりも、さ
らに狭い幅の貫通路で取付孔をつなげる。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、取付脚を有する電子部品を隣接して実装する場合に
おいて、プレス加工による部品取付孔の穿孔工程が1度
で済み、また、電子部品はプリント基板の取付孔に挿入
された状態では容易に移動しないという効果がある。
ば、取付脚を有する電子部品を隣接して実装する場合に
おいて、プレス加工による部品取付孔の穿孔工程が1度
で済み、また、電子部品はプリント基板の取付孔に挿入
された状態では容易に移動しないという効果がある。
【図1】この考案の一実施例による取付孔構造を適用し
たプリント基板の平面図である。
たプリント基板の平面図である。
【図2】取付脚を有するスイッチの側面図である。
【図3】図2に示すスイッチを隣接して実装するための
従来のプリント基板の平面図である。
従来のプリント基板の平面図である。
【図4】図3に示すプリント基板上に隣接して実装した
スイッチの断面図である。
スイッチの断面図である。
【図5】従来の改善案を示すプリント基板の平面図であ
る。
る。
【図6】図5に示すプリント基板に実装したスイッチ
が、隣接した取付脚の弾性力によってプリント基板上方
へ押し上げられ、所定の位置からスイッチが離れた状態
を示す断面図である。
が、隣接した取付脚の弾性力によってプリント基板上方
へ押し上げられ、所定の位置からスイッチが離れた状態
を示す断面図である。
1 プリント基板 2 一体となった部品取付孔 2a 貫通路 3a−1、3a−2、3b−1、3b−2 部品取付孔 4 接続端子孔 5、5a、5b スイッチ 6−1、6−2、6a−1、6a−2、6b−1、6b
−2 取付脚 7 接続端子 8 一体となった部品取付孔
−2 取付脚 7 接続端子 8 一体となった部品取付孔
Claims (1)
- 【請求項1】 隣接する2個の電子部品それぞれの取付
脚が挿入される2つの部品取付孔を前記取付脚の直径以
下の幅の貫通路でつなぎ一体孔としたことを特徴とする
プリント基板の部品取付孔構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3797391U JP2517156Y2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | プリント基板の部品取付孔構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3797391U JP2517156Y2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | プリント基板の部品取付孔構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04123568U JPH04123568U (ja) | 1992-11-09 |
JP2517156Y2 true JP2517156Y2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=31919596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3797391U Expired - Lifetime JP2517156Y2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | プリント基板の部品取付孔構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517156Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2540974Y2 (ja) * | 1991-09-20 | 1997-07-09 | トキコ株式会社 | 電子部品取付構造 |
-
1991
- 1991-04-24 JP JP3797391U patent/JP2517156Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04123568U (ja) | 1992-11-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960625 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |