JP2516818B2 - 長スパン梁の架構方法 - Google Patents

長スパン梁の架構方法

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JP2516818B2 JP1338228A JP33822889A JP2516818B2 JP 2516818 B2 JP2516818 B2 JP 2516818B2 JP 1338228 A JP1338228 A JP 1338228A JP 33822889 A JP33822889 A JP 33822889A JP 2516818 B2 JP2516818 B2 JP 2516818B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は鉄骨梁と鉄骨またはコンクリート柱とで構成
された長スパンの構造物における梁の架構方法に係るも
のである。
(従来の技術) 従来、長スパン梁の架構は、鉄骨トラス梁と鉄骨また
はコンクリート柱との接合部を剛として設計している。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の架構方法では第10図及び第11図に示すよう
に、トラス梁自重及び仕上げ材重量によってトラス梁中
央の応力及び変形が大きくなり、鉄骨部材の量が多く、
且つトラス背が高くなる。
本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案さ
れたもので、その目的とする処は、トラス梁の自重及び
仕上げ材重量による応力及び変形量を軽減する長スパン
トラス梁の架構方法に係るものである。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本発明に係る長スパン梁
の架構方法は、長スパントラス梁の長手方向両端部より
夫々梁の内央部側に位置して一双の柱を配設するととも
に、同一双の柱のうち一方の柱にはピンを介して、他方
の柱にはローラーを介して夫々前記トラス梁を支持し、
次いで同梁における前記各柱による支持部を超えて外側
に突出する梁の自由端部に鋼材を取付けて、同鋼材を予
め地中に埋設されたアンカー材に接合し、次いで前記鋼
材に引張力を与えて、前記トラス梁にプレストレスを導
入し、次いでこの状態のもとで前記トラス梁と前記柱と
を方杖で剛結合して前記トラス梁にプレストレスが導入
された状態に保持し、しかるのち前記鋼材の引張力を解
放するように構成されている。
(作用) 本発明によれば前記したように、長スパントラス梁の
長手方向両端部より夫々内央部側に位置して一双の柱を
配設するとともに、同一双の柱のうち、一方の柱にはピ
ンを介して、他方の柱にはローラーを介して夫々前記ト
ラス梁を支持し、次いで同トラス梁における前記各柱に
よる支持部を超えて外側に突出する梁の自由端部に鋼材
を取付けて、同鋼材を予め地中に埋設されたアンカー材
に接合し、前記鋼材に引張力を与えることによって、前
記長スパントラス梁にプレストレスを導入し、次いでこ
の状態のもとで同梁と前記柱とを方杖で剛結合すること
によって、前記梁にプレストレスが導入された状態に保
持し、同梁に自重及び仕上げ材による応力とは逆の応力
が生起して、前記梁の自重及び仕上げ材による応力を減
殺することによって、前記長スパン梁の架構における応
力及び変形が小さくなる。
このように本発明によれば長スパントラス梁の両端支
持部を超えて外側に突出する梁の自由端部を、同端部と
予め地中に埋設されたアンカー材との間に接合された鋼
材に引張力を与えることにより、前記トラス梁にプレス
トレスを導入し、更にこの状態のもとで同トラス梁と前
記柱とを剛結合したのち、前記鋼材の引張力を解放する
ようにしたことによって、プラン上、邪魔になる前記鋼
材を除去しうるものである。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例について説明する。
(1)は長スパン鉄骨トラス梁で、同梁の長手方向両
端部より夫々梁の内央部側に位置して一双の鉄骨、また
はコンクリート柱(2)(2′)上にピン及びローラを
介して支持されるとともに、前記長スパン鉄骨梁(1)
の長手方向端部が、前記柱(2)(2′)による支持部
を超えて外側に突出している。第5図は前記トラス梁自
体に等分布荷重が負荷された状態を示し、第6図はこの
ときの曲げモーメント分布図を示す。
一方、地盤内にはアンカー材として例えばアースアン
カー(3)を埋設、定着しておく。(第1図参照) 次いで前記梁(1)の前記柱(2)(2′)による支
持部を超えて外側に突出する梁の自由端部の下部に鋼材
(4)を取付け、同鋼材(4)の下端を前記アースアン
カー(3)に取付けたのち、前記鋼材(4)に引張力T
を与え、前記梁(1)にプレストレストを導入する。
(第2図参照)第7図はこのプレストレストによる曲げ
モーメント分布図を示す。
この状態のもとに、前記梁(1)と柱(2)(2′)
とを方杖(5)等によって拘束し、前記引張力Tを解放
するとトラス梁には第8図に示すように梁自由端に上向
きの力が働く。第9図はこのときの曲げ分布図である。
以上のような手順で架構を形成することにより、第6
図、第7図、第9図の各曲げモーメント分布図を重ね合
わせることができる。よって架構には第10図に示す如き
自重及び仕上げ材重量による荷重で、第11図に示す曲げ
モーメント分布が生じている。(これは既述のように第
6、7、9図の曲げモーメント分布を重ね合わせた結果
となる。) 従って前記実施例に示す工法を採用することによって
実際に生じる応力は第6図と第7図及び第9図に示す応
力の和、即ち第12図に示すようになり、応力が減少し、
梁のスパン中央部の曲げモーメントMcが小さくなり、ま
た第13図に示すように前記梁(1)のスパン中央部にお
ける撓み量δが小さくなる。
なお第13図中、点線は従来の架構の変形を示す。
(発明の効果) 本発明によれば前記したように、長スパントラス梁の
長手方向両端部より夫々梁の内央部側に位置して一双の
柱を配設するとともに、同一双の柱のうち一方の柱には
ピンを介して、他方の柱にはローラーを介して夫々前記
トラス梁を支持し、同梁における前記各柱による支持部
を超えて外側に突出する梁の自由端部と、予め地中に埋
設されたアンカー材とを鋼材で連結し、同鋼材に引張力
を与えて前記トラス梁にプレストレスを導入し、この状
態のもとで同トラス梁と前記柱とを方杖で剛結合して前
記トラス梁にプレストレスが導入された状態に保持し、
前記鋼材の引張力を解放しても前記トラス梁にはプレス
トレスが入ったままの状態とすることによって、トラス
梁の自重及び仕上げ材重量による応力変形を小さくし、
鉄骨材料を節減し、トラス背を低くすることができる。
更にまた本発明によれば前記したように、長スパント
ラス梁における長手方向両端部より夫々梁の内央部側に
位置して配設された柱の支持部を超えて外側に突出する
梁の自由端部と、予め地中に埋設されたアンカー材とを
連結して鋼材に引張力を与えて、前記トラス梁にプレス
トレスが導入し、この状態において同トラス梁を前記柱
とを方杖で剛結合することによって、前記鋼材の引張力
を解放しても前記トラス梁はプレストレスが導入された
ままの状態に保持することができるので、プラン上邪魔
になる前記鋼材を取り除くことができ、設計が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明に係る長スパントラス架構の
架構方法の一実施例の工程を示す正面図、第5図はトラ
ス梁に対する荷重分布図、第6図はそのときの曲げモー
メント分布図、第7図はトラス梁の支持柱による支持部
を超えて外側に突出する梁の自由端部に下向きの力を加
えた状態、そのときにおける曲げモーメント分布図、第
8図はトラス梁と柱を方杖で剛接合し鋼材の引張力を解
放した状態を示し、第9図はそのときの曲げモーメント
分布図、第10図及び第11図は夫々従来の架構に梁自重及
び仕上げ材自重が作用している状態、並にそのときにお
ける曲げモーメント分布図、第12図及び第13図は夫々本
発明の方法による架構の梁自重及び仕上げ材重量による
曲げモーメント分布図、並に変形図である。 (1)……トラス梁、(2)(2′)……柱、(3)…
…アースアンカー、(4)……鋼材、(5)……方杖。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長スパントラス梁の長手方向両端部より夫
    々梁の内央部側に位置して一双の柱を配設するととも
    に、同一双の柱のうち一方の柱にはピンを介して、他方
    の柱にはローラーを介して夫々前記トラス梁を支持し、
    次いで同梁における前記各柱による支持部を超えて外側
    に突出する梁の自由端部に鋼材を取付けて、同鋼材を予
    め地中に埋設されたアンカー材に接合し、次いで前記鋼
    材に引張力を与えて、前記トラス梁にプレストレスを導
    入し、次いで前記トラス梁に、プレストレスが導入され
    た状態のもとで前記トラス梁と前記柱とを方杖で剛結合
    して前記トラス梁にプレストレスが導入された状態に保
    持し、しかるのち前記鋼材の引張力を解放することを特
    徴とする長スパン梁の架構方法。
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