JP2516545B2 - フィルタ―プレスにおけるケ―キ除去装置 - Google Patents

フィルタ―プレスにおけるケ―キ除去装置

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JP2516545B2
JP2516545B2 JP5060399A JP6039993A JP2516545B2 JP 2516545 B2 JP2516545 B2 JP 2516545B2 JP 5060399 A JP5060399 A JP 5060399A JP 6039993 A JP6039993 A JP 6039993A JP 2516545 B2 JP2516545 B2 JP 2516545B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】産業上の利用分野この発明は、フ
ィルタープレスにおけるケーキ除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルタープレスにおいては、濾
過の終了後、相互に隣り合う濾板同志の間の濾室内のケ
ーキ(濾滓)を除去するために、濾板が1枚ずつ所要距
離開かれるが、濾室内のケーキは、そのほとんどが自重
により開板と同時に落下し、濾布に付着したケーキは、
濾布振動装置により除去されていた。
【0003】すなわち、従来のフィルタープレスの各濾
板の前後両濾過面を被覆する濾布の上縁部には、それぞ
れ濾布吊下げ棒が取り付けられていて、これらの濾布吊
下げ棒の左右両端部が、開板距離よりも短いチェーン等
連結部材により連結されており、開板のさい、対向濾布
の上端部が共に内側に引き出されて、側面よりみて略ハ
形に傾斜せしめられ、対向濾布上端部の濾布吊下げ棒の
左右両端部が、振動装置の振動ハンマーにより叩かれ
て、ケーキが振り落とされて除去されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の装置によれば、振動ハンマーにより濾布吊下げ棒の
左右両端部を叩いて、いわば間接的に濾布を振動させて
ケーキを振り落としていたため、濾布の振動が比較的緩
慢であり、濾布に付着したケーキが例えば粘着性を有す
るものであるような場合には、ケーキを迅速にかつ確実
に落下させることができず、フィルタープレスの濾過作
業の能率を向上させることができないという問題があっ
た。
【0005】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、濾過作業の終了後、濾板を1枚ずつ開いてケ
ーキを除去するさいに、互いに対向する濾布の裏面を直
接叩いて濾布に振動を与えることができ、従って粘着性
を有するようなケーキでも、これを迅速にかつ確実に落
下させることができて、フィルタープレスの濾過作業の
能率を大幅に向上し得る、フィルタープレスにおけるケ
ーキ除去装置を提供しようとするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、前後両濾過面が濾布により被覆され
た多数の濾板と、前後両濾布の上縁部にそれぞれ取り付
けられた濾布吊下げ棒と、濾板の上端部に取り付けられ
かつ濾布吊下げ棒の左右両端部を吊り下げるばねと、隣
り合う濾板同志の互いに対向する濾布吊下げ棒の両端部
を連結する連結部材と、前後移動自在な移動体とを備え
ているフィルタープレスにおいて、移動体に、濾過の終
了後の開板状態において側面よりみて略ハ形に引き出さ
れて対向する濾布の上方前後両外側に位置せしめられる
べき濾布叩き部材を先端に有する前後一対のアームと、
濾布叩き部材によって両濾布のケーキ付着面と反対側の
裏面を叩くように両アームを揺動せしめるアーム揺動手
段と、濾布叩き部材付きアームおよびアーム揺動手段
を、開板状態の両濾板の中間上方位置および両濾布を叩
くべき下方位置の間を往復動せしめる昇降機構とが具備
せられている、フィルタープレスにおけるケーキ除去装
置を要旨としている。
【0007】
【作用】上記フィルタープレスにおいて、濾過の終了後
の開板状態においては、連結部材の長さは隣り合う濾板
同志の開かれた間隔よりも短いので、互いに対向する濾
布の各上端部がともに内側に引き出され、両濾布は側面
よりみて略ハ形に傾斜せしめられる。門形移動体は、開
かれた両濾板の間の中央部に位置せしめられ、前後一対
のアームに取り付けられた濾布叩き部材は、対向する濾
布の上方前後両外側に位置せしめられる。
【0008】ついで、昇降機構の作動により、アーム揺
動手段および濾布叩き部材付きアームが降下せしめら
れ、両濾布を叩くべき下限位置で停止する。このとき、
前後両濾布叩き部材は、対向する濾布の上部前後両外側
に位置する。
【0009】つぎに、アーム揺動手段の作動によりアー
ムが開閉せしめられて、これらの先端の濾布叩き部材に
よって両濾布がケーキ付着面と反対側の裏面から直接叩
かれて振動せしめられ、濾布の表面側(対向面側)に付
着したケーキが、例え粘着性を有するようなものであっ
ても、これを迅速にかつ確実に落下させることができ
る。そして、この操作が数回繰り返えされて、濾布に付
着したケーキが除去される。
【0010】ケーキの除去後、昇降機構の作動により、
今度はアーム揺動手段および濾布叩き部材付きアームが
上昇して、元の上限位置に戻る。
【0011】その後、つぎの濾板が開かれ、以下同様
に、濾板の開板毎に、上記ケーキの振り落とし除去作業
が自動的に反復して行なわれる。
【0012】上記のように、濾布叩き部材によって、側
面よりみて略ハ形に傾斜せしめられて対向する濾布がケ
ーキ付着面と反対側の裏面から叩かれ、ケーキの除去が
円滑にかつ充分に行なわれるので、フィルタープレスの
濾過作業の能率を大幅に向上し得るものである。
【0013】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0014】この明細書において、前後および左右は図
1を基準とし、前とは図1の右側、後とは同左側をい
ゝ、また右とは同図図面紙葉の表側、左とは同裏側をい
うものとする。
【0015】まずフィルタープレスの全体を示す図7に
おいて、フィルタープレスは、それぞれスタンド(1) を
有するファーストヘッド(3) およびリヤヘッド(4) と、
これらに渡し止められた左右一対の側板(2)(2)と、両側
板(2)(2)にローラを介して移動自在に備えられたルーズ
ヘッド(5) と、両側板(2)(2)に一対の吊手(8)(8)を介し
て摺動自在にかつ吊下げ状に保持せられた多数の濾板
(7) と、左右両脚部(6a)(6a)が両側板(2)(2)のガイド・
レール(18)(18)にローラ(19)(19)を介して前後移動自在
に支持せられた正面よりみて門形の移動体(6) と、両側
板(2)(2)に設けられた濾板送り機構(51)(51)とを備え、
リヤヘッド(4) には、ルーズヘッド(5) を進退せしめる
シリンダ(図示略)が設けられている。
【0016】図1〜図4において、各濾板(7) の前後両
濾過面は、中央の原液導入孔(17)部分で相互に連結され
た前後一対の濾布(10)(10)により被覆されている。各濾
布(10)の上縁に濾布吊下げ棒(9) が取り付けられ、濾布
吊下げ棒(9) の左右両端部は、濾板(7) の上端部左右両
側に立上り状に設けられた逆L形のばね吊下げ棒(13)(1
3)の上端水平部(13a)(13a)に吊下げられたコイルばね(1
4)(14)によって、それぞれ吊られている。隣り合う濾板
(7)(7)同志の互いに対向する濾布吊下げ棒(9)(9)の左右
両端部が、チェンよりなる連結部材(15)により連結せら
れ、連結部材(15)は、隣り合う濾板(7)(7)が相互に離間
せしめられたさいの間隔よりも短い長さを有している。
なお、この連結部材(15)は鎖以外の例えばロープ等によ
って構成されていても勿論よい。
【0017】門形移動体(6) の上端に水平状の取付基板
(11)が前後方向に渡し止められ、この取付基板(11)の中
央部に、昇降用エア・シリンダ(40)が、そのピストン・
ロッド(41)を下向きにして取り付けられ、該シリンダ(4
0)は垂直支持部材(12)により立上がり状に支持されてい
る。ピストン・ロッド(41)の先端には、アーム揺動手段
(30)を介して前後一対の濾布叩き棒(21)(21)付きアーム
(20)(20)が取り付けられている。
【0018】ここで、前後両アーム(20)(20)は、下方外
向きに傾斜した上部傾斜辺部(20a)(20a)と、下方内向き
に傾斜した下部傾斜辺部(20b)(20b)とよりなり、側面よ
りみて略く形および略逆く形を有している。濾布叩き棒
(21)(21)は、両アーム(20)(20)の下端に水平状に取り付
けられている。
【0019】アーム揺動手段(30)は、ピストン・ロッド
(41)の先端に固定された接続部材(31)と、この接続部材
(31)の左右一対の垂下壁(32)(32)にピン(33)を介して取
り付けられた板リンク(34)(34)と、板リンク(34)(34)の
二股状下端部(34a)(34a)にピン(35)を介して取り付けら
れかつ屈曲部(36a)(36a)を内側に向けた側面よりみて略
逆く形および略く形のレバー(36)(36)とで構成され、両
レバー(36)(36)の下端部に、上記濾布叩き棒(21)(21)付
きアーム(20)(20)の下方外向きに傾斜した上部傾斜辺部
(20a)(20a)の上端部が連結されている。
【0020】門形移動体(6) 上端の取付基板(11)の前後
両端部にガイド筒部材(42)(42)が取り付けられ、これら
のガイド筒部材(42)(42)および取付基板(11)の前後両端
部を貫通して一対の垂直状の摺動棒(43)(43)が挿通せら
れている。両摺動棒(43)(43)の下端部には、水平状の昇
降体(44)が取り付けられている。
【0021】この昇降体(44)の中央部に一対の立上がり
壁(45)(45)が取り付けられ、これらの立上がり壁(45)(4
5)に上記側面よりみて略逆く形および略く形のレバー(3
6)(36)の屈曲部(36a)(36a)がピン(46)(46)によって揺動
自在に取り付けられている。また昇降体(44)の中央部の
左右両側には下部水平張出壁部(47)(47)が設けられ、両
張出壁部(47)(47)に立上がり状に設けられた左右一対の
心棒(48)(48)にコイルばね(49)(49)が嵌被せ状に取り付
けられ、両心棒(48)(48)の上端部(48a)(48a)は雄ねじと
なされている。一方、上記ピストン・ロッド(41)先端の
接続部材(31)の中央部左右両側に、上部水平張出壁部(3
7)(37)が設けられ、両張出壁部(37)(37)に貫通孔(38)(3
8)があけられて、これらの貫通孔(38)(38)に心棒(48)(4
8)の上端雄ねじ部(48a)(48a)が挿通せしめられて、両張
出壁部(37)(37)を上側に越えた上端雄ねじ部(48a)(48a)
に上下一対のナット(50)(50)がそれぞれねじ被せられて
いる。
【0022】また、門形移動体(6) 上端の取付基板(11)
の前後両端部に、左右一対ずつ2組の吊下げ棒(27)(27)
が垂下状に取り付けられ、左右吊下げ棒(27)(27)の下端
に昇降体ストッパ(28)がそれぞれ渡し止められている。
【0023】図1と図7を参照すると、上記濾板送り機
構(51)は、一対の引きばねの力により起立するようにな
された濾板引戻し爪(54)と停止爪(55)を有する濾板牽引
ブロック(52)を中間に介して無端状となされた濾板送り
用エンドレスチェン(53)により構成され、エンドレスチ
ェン(53)の両端の巻回部は前後一対のチェン・ホイル(5
6)(57)に巻き掛けられている。
【0024】なお、門形移動体(6) の頂部には、図示は
省略したが、その他濾布洗浄装置等が備えられている。
【0025】上記フィルタープレスにおいて、圧搾濾過
作業の終了後、各濾室内のケーキ(16)を除去するため
に、濾板(7) が1枚ずつ後方に開かれる。
【0026】図1、図3および図7に示すように、連結
部材(15)の長さは隣り合う濾板(7a)(7b)同志の開かれた
間隔よりも短いので、互いに対向する濾布(10a)(10b)の
各上端部がともに内側に引き出され、両濾布(10a)(10b)
は側面よりみて略ハ形に傾斜せしめられる。そしてこの
とき、門形移動体(6) は、開かれた両濾板(7a)(7b)の間
の中央部に位置せしめられている。移動体(6) の昇降用
エア・シリンダ(40)のピストン・ロッド(41)の先端に取
り付けられたアーム(20)(20)の濾布叩き棒(21)(21)は、
上記略ハ形に引き出されて対向する濾布(10a)(10b)の上
方前後両外側に位置せしめられている(図3参照)。
【0027】ついで、昇降用エア・シリンダ(40)の作動
により、これのピストン・ロッド(41)が下向きに突出せ
しめられ、アーム揺動手段(30)と昇降体(44)、並びに濾
布叩き棒(21)(21)付きアーム(20)(20)が降下し、昇降体
(44)の前後両端部がストッパ(28)(28)に当たったところ
で、アーム揺動手段(30)およびアーム(20)(20)が、両濾
布(10a)(10b)を叩くべき下限位置で停止する。このと
き、前後両濾布叩き棒(21)(21)は、略ハ形に引き出され
て対向する濾布(10a)(10b)の上部前後両外側に位置して
いる(図5参照)。
【0028】つぎに、シリンダ(40)のピストン・ロッド
(41)がさらに下方に突出せしめられることにより、アー
ム揺動手段(30)が作動する。すなわち、ピストン・ロッ
ド(41)の突出により接続部材(31)が左右両コイルばね(4
9)(49)の弾発力に抗して下降して、板リンク(34)(34)が
これらの下端部を開くように揺動し、これに伴って、側
面よりみて略逆く形および略く形のレバー(36)(36)がピ
ン(46)(46)を中心として揺動して、レバー(36)(36)先端
のアーム(20)(20)が開閉せしめられ、これらの先端の濾
布叩き棒(21)(21)によって両濾布(10a)(10b)がケーキ(1
6)付着面と反対側の裏面から直接叩かれ、濾布(10a)(10
b)の表面(対向面)側に付着したケーキ(16)が、速やか
に振り落とされるものである。この操作を数回繰り返し
行なうことにより、濾布(10a)(10b)に付着したケーキ(1
6)が除去される(図6参照)。
【0029】そしてこのように、ケーキ(16)の除去作業
が、両濾布(10a)(10b)に対してケーキ(16)付着面と反対
側の裏面を叩いて行なわれるので、振動によるケーキ(1
6)の除去を、円滑にかつ充分に行なうことができ、ひい
てはフィルタープレスの濾過作業の能率を大幅に向上し
得るものである。
【0030】ケーキ(16)の除去後、昇降用エア・シリン
ダ(40)の作動により、今度はピストン・ロッド(41)が引
っ込められて、アーム揺動手段(30)と昇降体(44)、並び
に濾布叩き棒(21)(21)付きアーム(20)(20)が上昇せしめ
られ、元の上限位置に戻る。
【0031】その後、濾板送り機構(51)の作動によっ
て、さらにつぎの濾板(7) が引き戻されて後方に開か
れ、以下同様に、濾板(7) の開板毎に、上記ケーキ(16)
の振り落とし除去作業が自動的に反復して行なわれ、各
濾板(7) の前後両側の濾布(10)(10)に付着しているケー
キ(16)が順次除去されるものである。
【0032】なお、上記実施例においては、移動体(6)
が正面よりみて門形を有していて、左右両側板(2)(2)に
設けられたレール(18)(18)に案内されて移動するように
なっているが、移動体(6) は門形に限らず、その他の形
状を有していてもよく、例えば移動体(6) がフイルター
プレスの濾板(7) 群の上方に配置されたレールに案内さ
れて移動するようになされていても勿論よい。
【0033】また、実施例では、昇降機構としてエア・
シリンダ(21)が使用されているが、これに限らず、昇降
機構としては、その他例えばねじ棒と雌ねじ筒体を用い
た昇降手段、あるいはスライド・シリンダ等を使用して
もよい。
【0034】また、アーム(20)(20)および濾布叩き部材
(21)(21)の形状および構造は、図示のものに限らず、そ
の他の形状および構造を有するものであっても良い。ま
た両アーム(20)(20)を揺動せしめるアーム揺動手段(30)
も、図示のものに限らず、その他の構造を有するもので
あっても良い。
【0035】さらに、上記実施例では、この発明を、濾
板(7) が左右一対の側板(2)(2)により前後移動自在に吊
持されたいわゆる側板型フィルタープレスに適用した場
合を示したが、この発明は濾板(7) が上部ガイド・レー
ルに前後移動自在に吊り下げられたいわゆるオーバーハ
ング型フィルタープレス(図示略)にも同様に適用され
るものである。
【0036】
【発明の効果】この発明は、上述のように、前後両濾過
面が濾布により被覆された多数の濾板と、前後両濾布の
上縁部にそれぞれ取り付けられた濾布吊下げ棒と、濾板
の上端部に取り付けられかつ濾布吊下げ棒の左右両端部
を吊り下げるばねと、隣り合う濾板同志の互いに対向す
る濾布吊下げ棒の両端部を連結する連結部材と、前後移
動自在な移動体とを備えているフィルタープレスにおい
て、移動体に、濾過の終了後の開板状態において側面よ
りみて略ハ形に引き出されて対向する濾布の上方前後両
外側に位置せしめられるべき濾布叩き部材を先端に有す
る前後一対のアームと、濾布叩き部材によって両濾布の
ケーキ付着面と反対側の裏面を叩くように両アームを揺
動せしめるアーム揺動手段と、濾布叩き部材付きアーム
およびアーム揺動手段を、開板状態の両濾板の中間上方
位置および両濾布を叩くべき下方位置の間を往復動せし
める昇降機構とが具備せられているもので、濾過作業の
終了後、濾板を1枚ずつ開いてケーキを除去するさい
に、側面よりみて略ハ形に傾斜せしめられて対向する濾
布が、濾布叩き部材によってケーキ付着面と反対側の裏
面から直接叩かれて振動せしめられるから、濾布の表面
側(対向面側)に付着したケーキが、例え粘着性を有す
るようなものであっても、これを迅速にかつ確実に落下
させることができ、フィルタープレスの濾過作業の能率
を大幅に向上し得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるケーキ除去装置を備えたフィル
タープレスの開板状態の一部切欠き部分側面図である。
【図2】同フィルタープレスの横断面図である。
【図3】図1のフィルタープレスの要部拡大側面図で、
濾布叩き部材が、側面よりみて略ハ形に引き出されて対
向する濾布の上方前後両外側に位置せしめられた濾布打
撃前の状態を示している。
【図4】図3のAーA線に沿う拡大断面図である。
【図5】同フィルタープレスの要部拡大側面図で、濾布
叩き棒付きアームが降下して、対向する濾布の前後両外
側に位置せしめられた状態を示している。
【図6】同フィルタープレスの要部拡大側面図で、濾布
叩き棒により、対向する両濾布を前後両外側から叩いて
いる状態を示している。
【図7】フィルタープレス全体の概略側面図である。
【符号の説明】
6 門形移動体 7 濾板 7a,7b 濾板 9 濾布吊下げ棒 10 濾布 10a,10b 濾布 13 ばね吊下げ棒 14 コイルばね 15 チェン(連結部材) 16 ケーキ 20 アーム 21 濾布叩き棒(濾布叩き部材) 30 アーム揺動手段 40 昇降機構(エア・シリンダ)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後両濾過面が濾布(10)(10)により被覆
    された多数の濾板(7) と、前後両濾布(10)(10)の上縁部
    にそれぞれ取り付けられた濾布吊下げ棒(9)(9)と、濾板
    (7) の上端部に取り付けられかつ濾布吊下げ棒(9)(9)の
    左右両端部を吊り下げるばね(14)(14)と、隣り合う濾板
    (7a)(7b)同志の互いに対向する濾布吊下げ棒(9)(9)の両
    端部を連結する連結部材(15)(15)と、前後移動自在な移
    動体(6) とを備えているフィルタープレスにおいて、移
    動体(6) に、濾過の終了後の開板状態において側面より
    みて略ハ形に引き出されて対向する濾布(10a)(10b)の上
    方前後両外側に位置せしめられるべき濾布叩き部材(21)
    (21)を先端に有する前後一対のアーム(20)(20)と、濾布
    叩き部材(21)(21)によって両濾布(10a)(10b)のケーキ(1
    6)付着面と反対側の裏面を叩くように両アーム(20)(20)
    を揺動せしめるアーム揺動手段(30)と、濾布叩き部材付
    きアーム(20)(20)およびアーム揺動手段(30)を、開板状
    態の両濾板(7a)(7b)の中間上方位置および両濾布(10a)
    (10b)を叩くべき下方位置の間を往復動せしめる昇降機
    構(40)とが具備せられている、フィルタープレスにおけ
    るケーキ除去装置。
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