JP2516518B2 - 竹輪重量測定装置 - Google Patents

竹輪重量測定装置

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JP2516518B2
JP2516518B2 JP4058766A JP5876692A JP2516518B2 JP 2516518 B2 JP2516518 B2 JP 2516518B2 JP 4058766 A JP4058766 A JP 4058766A JP 5876692 A JP5876692 A JP 5876692A JP 2516518 B2 JP2516518 B2 JP 2516518B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、竹輪の重量を測定する
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】竹輪は、練成原料を串に捲着することに
より製造されるが、捲着成形装置のホッパー内の練成原
料の量、練成度合い等の条件によって、練成原料の送出
量が異なり、串に対する捲着量にばらつきが生じる。こ
のため、均一な竹輪を市場に提供するには、竹輪の重量
を測定することが不可欠である。
【0003】従来、竹輪の重量測定は、串自体の重量も
ふぞろいであるため、串を抜き取って製品となった後に
行なわれるのが一般的であった。しかし、製品になって
から重量検査を行なう方法では、捲着成形から串の抜き
取りまでに数百個の製品を連続移送しているので重量の
異常を検出したときには多数の不良品を出してしまった
あとであり、製造能率及び歩留が極めて悪いという欠点
がある。このような不都合を解決するためには、例え
ば、捲着成形装置に供給される串の重量を順次測定する
手段と、捲着成形後の串と竹輪の総重量を順次測定する
手段を設け、総重量から串の重量を差し引いて竹輪の重
量を算出し、製造途中で不良品を排出する装置(実開昭
60−38596号)が提案されている。
【0004】この他、串の重量のばらつきの影響を避け
るために、捲着成形後の竹輪を数本サンプリングして平
均重量を求める方法や、捲着成形後に測定用の竹輪だけ
串から外して重量を測定する方法などが試みられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来において、串及び、串と竹輪の総重量を一つ一つ測
定する方法では、捲着成形装置の前後にそれぞれ計量装
置を配置しなければならず装置が大掛かりとなる上、製
造効率が悪い。又串と捲着後の総重量の対応が何らかの
原因でずれてしまうと、以後算出される竹輪の重量は実
際の重量とは全く異なってしまうという問題がある。
【0006】又、捲着成形後の竹輪を数本サンプリング
する方法では、サンプリングした箇所だけ竹輪が少なく
なるので、後に続く加熱工程で焼きむらが生じてしまう
という不都合が生じる。
【0007】又、串から外して測定する方法は、実際に
は手で竹輪をしごく等の方法で串から外すため、不衛生
である。その上、加熱前の練成原料は粘着性があり、串
に残存したり、手に付着したりするため、正確に竹輪の
重量を測定することは不可能である。
【0008】更に、串に捲着された状態で竹輪の重量を
正確に求めるために、串自体の重量精度を向上させるこ
とも考えられるが、製造に使用されるすべての串の重量
をごく小さいばらつきの範囲内に抑えることは非常に困
難であり、仮に実現できたとしても串自体の製造コスト
が増大することになってしまう。
【0009】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、捲着成形後の竹輪の重量を人手を介さずに効率的
にかつ正確に測定することができ、焼きむら等の不都合
も生じない竹輪重量測定装置を提供することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の竹輪重量測定
装置は、串に捲着された状態で所定の移送経路を移送さ
れる竹輪を串ごと採取して、採取された竹輪の重量を測
定する計量手段とを有する竹輪重量測定装置において、
上記の課題を達成するために、前記串に設けられた識別
標識を検出する検出手段と、該検出手段で検出された特
定の串に捲着された竹輪を採取する採取手段と、該採取
手段で採取された竹輪の重量を串ごと計量する計量手段
と、該計量手段によって計量された竹輪を串ごと前記移
送経路に戻す返送手段と、前記計量手段での計量結果に
基づく情報を捲着成形装置にフィードバックするフィー
ドバック手段とを備えたものである。
【0011】請求項2の竹輪重量測定装置では、前記識
別標識として所定重量の串に磁石が設けられ、前記検出
手段は磁力を利用して前記識別標識を検出するものであ
る。。
【0012】請求項3の竹輪重量測定装置は、前記移送
経路における前記竹輪の移送速度及び竹輪同士の間隔に
応じて、採取及び返送のタイミングを調節する制御手段
を備えたものである。
【0013】請求項4の竹輪重量測定装置における前記
採取手段と前記返送手段は、所定位置に配置された複数
のスプロケットと、該スプロケット間に掛け渡されたチ
ェーンと、該チェーンに突設され、前記串の端部を保持
する爪部材と、前記スプロケットと前記チェーンとをか
み合い駆動させる駆動手段とを備えたものである。
【0014】請求項5の竹輪重量測定装置では 前記採
取手段と前記返送手段とは、それぞれ専用のチェーンを
有し、採取経路と返送経路が別個に設けられている。
【0015】請求項6の竹輪重量測定装置の前記返送手
段は、前記串の端部を支持する搬送レールを備えるもの
である。
【0016】
【作用】本発明では、所定重量に正確に合致するように
作成された串(便宜上テスト串という)に識別標識を設
け、捲着成形する際に所定本数ごとにテスト串を用い
る。このテスト串は捲着成形装置では他の通常の串と同
様に扱われて練成原料が捲着され、所定の移送経路に送
り出される。つまり、テスト串は他の串に混じって移送
経路を移動することになるが、上述の通りテスト串には
識別標識が設けられているので、識別標識を検出手段で
検出することでテスト串と他の串とが区別される。
【0017】そして、本発明の採取手段は、テスト串に
捲着された竹輪を選択的に採取し、串ごと重量を計量す
る。テスト串の重量は予め所定重量に調整されておりば
らつきが小さいから、そのつど串のみの重量を計量しな
くとも竹輪のみの重量を求めることができ、捲着量の変
動を正確に検知できる。計量の終わった竹輪は、返送手
段によって元の移送経路に戻され、他の竹輪と共に加熱
工程に送られる。竹輪を移送経路に戻すタイミングは、
テスト串が採取された箇所に計量後の竹輪を返すように
制御されることが望ましいが、仮にテスト串が採取され
たままの箇所があったとしても、本発明で計量用に採取
されるのは所定本数ごとに1本であるので、次の加熱工
程において焼きむらが生じる程の影響を与えない。
【0018】又、本発明の装置は、計量手段での測定結
果に基づく情報、即ち捲着量の変動情報を捲着成形装置
にフィードバックする手段を備えているので、捲着量に
異常が生じた場合、直ちに捲着成形装置の成形条件(ホ
ッパー内の練成原料の量、練成度合い等)を調整でき、
不良品の発生を最小限に抑えることができる。
【0019】さてここで、本発明で使用するテスト串は
所定重量となるように特別に作製されたものであっても
良いし、通常の串の中から所定重量のものを選別したも
のであっても良い。何れにしても、テスト用串は本数が
限られており、繰り返し利用できるものであるからコス
ト面での負担も少ない。又、テスト串に設ける識別標識
は、捲着成形時に障害とならず、他の串と弁別できるも
のであればどんなものであっても良く、例えば、磁気、
色、突起等を利用したものが考えられる。この識別標識
は、串に部分的に設けられるものに限らず、串全体の材
質や形状であっても良いことは言うまでもない。
【0020】
【実施例】図1は本発明実施例による竹輪重量測定装置
の構成を示す要部側面図、図2は図1の装置を紙面左方
向から見た図である。図において、1は捲着成形された
竹輪を移送する移送コンベアであり、所定間隔で設けら
れた凸部2で串3の端部を支持しながら竹輪を1本ずつ
移送する。本実施例の竹輪重量測定装置は、この移送コ
ンベア1と向き合うように配置され、枠材14に囲われ
ている。この枠材14に突設された補強部15は移送コ
ンベア1に対する装置の位置決めや固定用に適宜利用さ
れる。
【0021】さて、本実施例ではテスト串の採取手段及
び返送手段は、それぞれスプロケットとチェーンを用い
て2系統に構成されている。以下、採取手段及び返送手
段について具体的に説明する。なお、図2に示されるよ
うに採取手段及び返送手段は左右対称に構成されている
が(図2においては図1の側面図に示されている側と反
対側の部材について符号に「’」をつけて示す)、説明
を簡単にするため特に必要のない限り図1の側の部材の
符号のみを表記する。
【0022】図において、枠材14の底面には駆動手段
としてのモータ12が固設されており、モータ12に設
けられた歯車G2 と、枠材14の両側面間に回転可能に
横架された軸P3 に固定された歯車G1 との間にはベル
ト17が掛け渡され、歯車G2 の回転が軸P3 に伝達さ
れる。この軸P3 にはスプロケットS3 a ,S3bが固定
されている。
【0023】また、枠材14の底面からは、移送コンベ
ア1にむけてテスト串採取用の採取バー8が延設されて
おり、バー8の長さは端部が移送コンベア1の所定の位
置に近接するように調整されている。採取バー8の端部
にはスプロケットS8 (軸P8 )が取りつけられてい
る。又、補強部15の斜めバーにはスプロケットS9
(軸P9 )が、補強部15の水平バーの基部より若干上
方にはスプロケットS7 (軸P7 )が設けられている。
このスプロケットS7 の上側には滑り部材11が斜設さ
れている。
【0024】上記のスプロケットS3a,S8 ,S9 ,S
7 間にはチェーン4aが掛け渡されている。図に示され
るように、スプロケットS8 とS9 の間のチェーン4a
は移送コンベア1とほぼ平行になっている。チェーン4
aの側面には、爪部材5aがチェーン4aに対して略垂
直に取りつけられている。爪部材5aの動作については
後述する。なお、本実施例ではチェーン4a,チェーン
4b(後述)には爪部材が一つずつ設けられている。複
数の爪部材を設けても良いことは言うまでもない。
【0025】枠材14の略中央部のスプロケットS7
傍には、電子計り等の計量手段9が支持部材13上に水
平配置されている。この計量手段9の上面には串を保持
するための保持具10が具備され、上述の滑り部材11
は保持具10に接続されている。又、計量手段9からの
出力信号は図示しないフィードバック手段に送られ、適
時記憶される。
【0026】又、図には示されたいないが、移送コンベ
ア1の近傍にはテスト串の識別標識を検出するための検
出手段が設置されている。本実施例では、識別標識とし
てテスト串に磁石が設けられており、検出手段は磁力を
検出する。この検出手段からの信号は制御手段に送られ
る。
【0027】次に、返送手段を説明する。上述の軸P3
に固定されたスプロケットS3bの上方にはスプロケット
2 (軸P2 )が、スプロケットS2 の斜め上方(計量
手段9のほぼ真上)にはスプロケットS6 (軸6 )が設
けられている。スプロケットS2 は枠材14に設けられ
た長孔23部分に固定されており、その位置が微調整で
きるようになっている。
【0028】又、枠材14の上端には移送コンベア1に
向けて返送バー7が延設されている。この返送バー7は
長孔22部分で支持部材18に固定されており、バー7
の長さや取り付け角度の微調整が可能である。又、前述
のスプロケットS6 の軸P6には返送バー7と平行にな
るように搬送レール6が取りつけられている。この搬送
レール6には長孔20が設けられ、支持部材18の長孔
19部分に固定される構造となっており、長さと取り付
け角度の調整が可能である。更に、返送バー7と搬送レ
ール6は支持部材21で固定されている。
【0029】上述の各スプロケットにはS3b→S6 →S
1 →S2 →S3bの順にチェーン4bが掛け渡されてい
る。このチェーン4bにはチェーン4aと同様に爪部材
5bが具備されている。
【0030】次に、上述した装置の動作について説明す
る。先ず、串3に捲着された竹輪(竹輪自体は図示せ
ず)は移送コンベア1によって所定の速度で移送されて
いる。この移送コンベア1は例えば1ライン1時間当り
数百本〜4000本程度の竹輪を移送する。仮に400
0本/1ライン・1時間で串の総数を1000本とする
と、移送コンベア1は1時間で4回転する。本実施例で
は100本に1本の割合でテスト串を流すものとし、
1.5分に1回の割合で測定を行なう。
【0031】モータ12に設けられた歯車G2 の回転が
歯車G1 を介して軸P3 に伝達されると、軸P3 に固定
されたスプロケットS3a,S3b(S3a’,S3b’)が回
転する。これにより、採取手段としてのスプロケットS
3a,S8 ,S7 (S3a’,S8 ’,S7 ’)とチェーン
4a(4a’)、返送手段としてのS3b,S6 ,S1
2 (S3b’,S6 ’,S1 ’,S2 ’)とチェーン4
b(4b’)とが、それぞれかみ合い駆動される。これ
により、チェーン4a、4bに設けられた爪部材5a,
5bが移動する。本実施例では、約7秒で竹輪の採取か
ら返送まで終わるようにモータ12の回転数及びスプロ
ケットの歯数が設定されている。動作開始段階では爪部
材5aはスプロケットS8 の付近で待機している。
【0032】検出手段(図示せず)によって識別標識を
有するテスト串が検出されると、制御手段(図示せず)
からの指示によりかみ合い駆動が開始され、爪部材5a
はスプロケットS8 の回りに回転する。前述したように
スプロケットS8 とS9 の間のチェーン4aは移送コン
ベアと平行になっており、爪部材5aは移送コンベア1
と並走しながら移送コンベア1の凸部2(図中3aの位
置)を追い越すようになっているので(チェーン4aの
速度については後述)、テスト串は落下することなく確
実に採取される。そして、テスト串はその端部が爪部材
5aとチェーン4aとの間に保持された状態で搬送され
る。
【0033】テスト串は、スプロケットS7 のところで
滑り部材11上に離され、滑り部材11上を転がって計
量手段9上の保持具10で受け止められる。計量手段9
は例えば2秒程度で安定し、計量可能となる。テスト串
の重量は予め所定の値に設定されているので、テスト串
ごと計量するだけで竹輪のみの重量を知ることができ
る。テスト串を保持具10に渡した後、爪部材5aはス
プロケットS3aの回りを通過し、再び元の待機位置に戻
る。
【0034】計量手段9からの出力信号はフィードバッ
ク手段に送られ、前述のように適時記憶される。そし
て、予め定められた竹輪重量の許容範囲を超えた場合
に、捲着成形装置にフィードバック信号が送られ、捲着
成形装置ではこのフィードバック信号に基づいて捲着条
件の調整が行なわれる。本実施例では、竹輪の重量が許
容範囲であるか否かをフィードバック手段側で判断する
構成としているが、計量したデータ自体を捲着成形装置
に送り捲着成形装置の側で捲着量の変動を判断するよう
にしても良い。又、計量情報は必ずしも電気信号として
捲着成形装置に送る必要はなく、捲着量の変動をブザ
ー、ランプ等で警告する構成とし、作業者が手動で捲着
条件の確認、調整を行うようにしても良い。
【0035】さて、返送手段の爪部材5bは、上述した
計量手段9での計量が終了した時点で保持具10の脇を
紙面下方から上方に通過するように待機位置が調節され
ており、計量の終わったテスト串を保持具10から受け
取る。そして、スプロケットS6 の回りを通過し(この
とき爪部材4bは、スプロケットS6 の側面上を通過す
る)、移送コンベア1の方に進む。スプロケットS6
通過した時点で、爪部材5bは下方を向いているため、
単独ではテスト串を保持できないが、スプロケットS6
からは搬送レール6が延設されているため、テスト串は
この搬送レール6に支持された状態で爪部材5bに押さ
れ、返送バー7端部のスプロケットS1のところまで移
動する。
【0036】前述の様に、本実施例ではテスト串の頻度
は100本に1本、移送コンベア1の竹輪移送速度は4
000本/1時間となっており、1.5分に1回の割合
で竹輪重量の測定がなされる。この移送コンベア1の速
度(4000本/1時間)では、図1中で3aの位置か
ら3bの箇所に進むまでにかかる時間が約7となる。本
実施例では、先にも述べたように1回の計量(採取から
返送まで)に要する時間は約7秒となっているため、テ
スト串が返送バー7の端部付近まで搬送された時点で、
移送コンベア1側ではテスト串が採取された空の凸部2
が通過することになる。本実施例ではこの空の凸部2の
通過に合わせて爪部材5をスプロケットS1 の回りに回
転させることにより、テスト串を移送コンベア1に戻す
(図1の3bの位置)。
【0037】さてここで、本実施例では、空の凸部2に
確実にテスト串を返送するために、「移送コンベア1側
で3aの位置の凸部2が3bの位置に進むのにかかる時
間から計量自体にかかる時間(本実施例では約2秒)を
引いた時間(本実施例では約5秒)」と、「テスト串を
移送コンベア1の3aの位置から計量手段9まで運ぶ時
間+計量手段9から移送コンベアの3bの位置まで運ぶ
時間」がほぼ等しくなるように、採取手段及び返送手段
のチェーン4a,4bの速度が設定されている。
【0038】又、上記の例では移送コンベア1が3aの
位置からから3bの位置まで進むのにかかる時間を約7
秒として条件設定しているが、移送コンベア1のモータ
と重量測定装置のモータ12を同軸としておけば、移送
コンベア1の速度が変わった場合でも移送コンベア1の
速度に対応してテスト串の搬送速度を変えることがで
き、確実にテスト串を移送コンベア1に戻すことができ
る。なお、移送コンベア1の速度に関する情報を制御手
段に入力し、制御手段からの指示によって重量測定装置
側のテスト串の搬送速度を調節するようにしても良いこ
とは言うまでもない。
【0039】又、移送コンベア1の速度が速く、3aの
位置からから3bの位置まで進むのにかかる時間内にテ
スト串の採取から返送まで行なうことができない場合に
は、採取した同じ箇所にテスト串を戻すのではなく、次
の採取時に空となった箇所にテスト串を戻す様にしても
良い。この場合の具体的な動作は次の様になる。初めに
テスト串を採取した空の凸部2は箇所はテスト串の計
量、返送動作が終了しないうちに3bの位置を通過し、
次のテスト串が3aの位置で採取される。そして新たに
テスト串が採取されて空になった凸部2が3bの位置に
進むまでの間に計量を終えたテスト串(先に採取された
テスト串)が3bの位置まで運ばれ、空の凸部2に戻さ
れる。このようにすれば、移送コンベアの速度が高速で
あっても、チェーン4a,4b、必要に応じて計量手段
9上での待機時間を適当に設定することでテスト串を移
送コンベア1に確実に返送することができ、測定用の竹
輪を無駄にする事がない。
【0040】以上のようにして、本実施例ではテスト串
に捲着された竹輪の重量が測定され、測定後の竹輪は元
の移送経路の戻される。このため、本実施例では測定用
の竹輪が無駄になったり、後の加熱工程で焼きむらが生
じたりすることなく、正確に竹輪の重量を測定できる。
又、竹輪の重量測定が人手を介さずに、自動的に行なわ
れるので非常に衛生的である。更に、計量結果は自動的
に捲着成形装置にフィードバックされるので、不良品の
発生を最小限に抑えることができる。又、本実施例の装
置では、採取手段と返送手段とが駆動手段を兼用して2
系統に構成されており、装置全体がコンパクトのまとめ
られている。
【0041】なお、上記の実施例では、移送コンベア1
の速度、計量の頻度(テスト串を入れる頻度)、爪部材
5の移動速度等を制御することで計量済の竹輪の返送タ
イミングを調整したが、このような調整が困難である場
合には、返送バー7の端部に竹輪を一時的にためておく
部材を設け、別に設けたセンサで移送コンベア1の空の
凸部2(竹輪が採取された箇所)を検出し、この空の凸
部2が返送バー7端部を通過するときにためておいた竹
輪を戻すようにしても良い。
【0042】又、本発明における検出手段は、移送コン
ベア1の近傍に単独で配置されていても良いし、場合に
よっては爪部材5に組み込んでも良い。例えば、爪部材
5を採取バー8の端部で待機させておき、爪部材5に具
備された検出手段でテスト串が検出されたときに、爪部
材5をスプロケットS8 の回りに回転させてテスト串を
すくい上げるようにしても良い。
【0043】又、上記の実施例では磁力を検出する検出
手段を用いているが、検出手段はこれに限定されるもの
でないことは言うまでもない。例えば、光センサなどを
用いてテスト串に設けた突起等を検出する(突起部で光
がさえぎられることにより検出する)ようにしても良い
し、テスト串だけ光反射率を低くしておき、反射光量の
違いによってテスト串を検出するようにしても良い。
【0044】更に、本発明における採取手段及び返送手
段は図1,2に示したものに限定されるものではなく、
採取手段と返送手段を共通のチェーンを用いて1系統で
構成しても良い。両手段をスプロケットとチェーンを用
いずに構成しても良いことは言うまでもない。又、上記
の実施例では採取手段と返送手段を同軸で駆動している
が、別々に駆動する構成としても良い。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、識別
標識を設けた特定の串に捲着された竹輪を採取して串ご
と重量を計量するので、テスト串以外の串の重量にばら
つきがあっても正確にかつ効率よく竹輪の重量を測定す
ることができる。又、本発明では計量後の竹輪を串ごと
元の移送経路の戻すので、測定に用いた竹輪を無駄にし
たり、後工程で焼きむら等の不都合が生じることもな
い。又、本発明では、計量情報をフィードバックする手
段を備えているので、捲着量の変動に応じて直ちに捲着
成形条件を調整することができ、不良品の発生を最小限
に抑えることができる。更に、本発明の装置を用いれば
人手を介さずに所定本数ごとに竹輪の重量を確実に測定
することができるので、衛生面でも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例による竹輪重量測定装置の構成を
示す要部側面図である。
【図2】図1の装置を紙面左側から見た図である。
【符号の説明】
1…移送コンベア、2…凸部、3…串、4a,4b…チ
ェーン、5…爪部材5a,5b、6…搬送レール、7…
返送バー、8…採取バー、9…計量手段、10…保持
具、11…滑り部材、12…モータ、S1 ,S2
3a,S3b,S6 ,S7,8 ,S9 …スプロケット、P
1 ,P2 ,P3 ,P6 ,P7,8 ,P9 …軸、G1 ,G
2 …歯車。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 串に捲着された状態で所定の移送経路を
    移送される竹輪を串ごと採取して、採取された竹輪の重
    量を測定する計量手段とを有する竹輪重量測定装置にお
    いて、 前記串に設けられた識別標識を検出する検出手段と、該
    検出手段で検出された特定の串に捲着された竹輪を採取
    する採取手段と、該採取手段で採取された竹輪の重量を
    串ごと計量する計量手段と、該計量手段によって計量さ
    れた竹輪を串ごと前記移送経路に戻す返送手段と、前記
    計量手段での計量結果に基づく情報を捲着成形装置にフ
    ィードバックするフィードバック手段とを備えたことを
    特徴とする竹輪重量測定装置。
  2. 【請求項2】 前記識別標識として所定重量の串に磁石
    が設けられ、前記検出手段は磁力を利用して前記識別標
    識を検出することを特徴とする請求項1の竹輪重量測定
    装置。
  3. 【請求項3】 前記移送経路における前記竹輪の移送速
    度及び竹輪同士の間隔に応じて、採取及び返送のタイミ
    ングを調節する制御手段を備えたことを特徴とする請求
    項1の竹輪重量測定装置。
  4. 【請求項4】 前記採取手段と前記返送手段は、所定位
    置に配置された複数のスプロケットと、該スプロケット
    間に掛け渡されたチェーンと、該チェーンに突設され、
    前記串の端部を保持する爪部材と、前記スプロケットと
    前記チェーンとをかみ合い駆動させる駆動手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1の竹輪重量測定装置。
  5. 【請求項5】 前記採取手段と前記返送手段とは、それ
    ぞれ専用のチェーンを有し、採取経路と返送経路が別個
    に設けられたことを特徴とする請求項4の竹輪重量測定
    装置。
  6. 【請求項6】 前記返送手段は、前記串の端部を支持す
    る搬送レールを備えることを特徴とする請求項4の竹輪
    重量測定装置。
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