JP2516459Y2 - 自動輸送装置 - Google Patents

自動輸送装置

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JP2516459Y2 JP1990066173U JP6617390U JP2516459Y2 JP 2516459 Y2 JP2516459 Y2 JP 2516459Y2 JP 1990066173 U JP1990066173 U JP 1990066173U JP 6617390 U JP6617390 U JP 6617390U JP 2516459 Y2 JP2516459 Y2 JP 2516459Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、上部ステーションと下部ステーションの間
で人荷を輸送する自動輸送装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、都市の過密状態による地価の高騰や交通渋滞、
都市機能の肥大化、老朽化、スプロール化等、多くの問
題を解決するための手段として大深度地下空間の開発利
用が注目されている。
ところで、大深度地下空間の開発利用に際しては地上
と地下間の人荷の輸送システムが重要であるが、大深度
地下は一般に50m以上の深さであるため、輸送速度が速
いことが要求され、また、大深度の地下鉄駅から乗客を
輸送しようとすると、大きな輸送能力が必要となる。
従来はこの輸送システムとしてエレベータ方式とエス
カレータ方式とが考えられていた。しかしながら、エレ
ベータ方式は、1台又は複数台からなる1組のかごが、
昇降路内を往復する方式であるため、速度は速いが輸送
能力が小さいという問題がある。一方、エスカレータ方
式は、連続輸送であるため輸送能力は大きいが速度が遅
いという問題がある。
そこで、一定以上の輸送能力と速度を確保する方式と
してケーブルカー方式の利用が考えられている。この方
式は、例えば特公昭64−6980号公報に示されているよう
に、ステーション間に定速移動している駆動ケーブルを
設け、一方、人荷を積載する車両には、車両と駆動ケー
ブルとを連結及び分離するための着脱装置を設けた構成
をなしている。そして、駆動ケーブルに車両を連結する
ことにより車両を定速走行させ、駆動ケーブルから車両
を分離することにより車両を停止させるものである。ま
た、着脱装置は車両に完全に固定されており、車両と駆
動ケーブルが平行になっているときにのみ、駆動ケーブ
ルと連結できる構成である。このケーブルカー方式によ
れば、駆動ケーブルに任意数の車両を連結できるため、
輸送能力が大きく、またエスカレータ方式に比べ速度も
速い。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記ケーブルカー方式は、車両を水平方向に走行させ
る場合は問題はないが、斜行させる場合には問題が生じ
る。即ち、車両を斜行させるためには、第12図に示すよ
うに、上部及び下部のステーションA,B間に定速移動す
る無端状の駆動ケーブルCを設置することになるが(図
では上昇側のみを示す)、ステーションA及びB部で
は、車両D1に固定された着脱装置E1が、駆動ケーブルC
を着脱して、車両D1を発進及び停止させるため、駆動ケ
ーブルCは水平でなければならない。従って、駆動ケー
ブルCの水平部では車両D1は直立した状態であり安定し
ているが、斜行部では車両D2は図示のように大きく傾斜
して危険な状態になるため、駆動ケーブルCの傾斜角θ
を大きくすることができないという問題がある。また、
ガイドレールF等を使って車両D3を水平に保とうとすれ
ば、着脱装置E3部で駆動ケーブルCに無理が生じる。更
に、駆動ケーブルCをガイドするガイドプーリG,H部分
を着脱装置E1〜E3及び車両D1〜D3がスムーズに通過でき
る構成にしなければならない。特にガイドプーリGは着
脱装置E1〜E3より車両D1〜D3側にあるため、着脱装置E1
〜E3等は複雑な構成にならざるを得ない。
本考案はこの従来のケーブルカー方式の有する問題点
を解決し、斜行に適した自動輸送装置を提供することを
目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上下部のステーション間に定速移動する無
端状の駆動ケーブルを斜めに設置したものにおいて、着
脱装置の駆動ケーブル挟持部を揺動自在な構成にするこ
とにより、車両と駆動ケーブルとが平行でない状態でも
駆動ケーブルの着脱を可能にするとともに、斜行中、駆
動ケーブルに無理を生じることなく車両を水平に保ち、
これにより傾斜角θを大きくできるようにしたものであ
る。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図〜第11図により説明する。
第1図は本実施例の概略平面図、第2図は同じく概略
側面図、第3図は第1図の下部ステーション部の詳細
図、第4図は第2図の下部ステーションの詳細図、第5
図は第1図の上部ステーションの詳細図、第6図は第2
図の上部ステーションの詳細図、第7図〜第11図は荷物
等を上昇させる場合の説明図であり、第7図は下部ステ
ーションにおける駆動ケーブル挟持部の説明図、第8図
は第7図の一部を省略した平面図、第9図は斜行部の説
明図、第10図は上部ステーションにおける斜行部から水
平部へ移行する遷移部の説明図、第11図は上部ステーシ
ョンにおける駆動ケーブル離脱部の説明図である。
第1図〜第6図において、1は上部ステーション、2
は下部ステーション、3は斜行トンネル、4は無端状に
設置された駆動ケーブルである。5,5a,6,6aは駆動ケー
ブル4の方向を変えるそらせ車、7はテンションプーリ
であり、図示しない重錘や油圧シリンダにより駆動ケー
ブル4に張力を与えている。8,8aは駆動ケーブル4のガ
イドプーリ、9はトラクションマシンであり、駆動ケー
ブル4を第1図の矢印a,b方向に定速移動させている。1
0,11は斜行部に設置されたガイドレールで、台車50の斜
行時に、台車50の前輪51をガイドレール10で、後輪52を
ガイドレール11でそれぞれ案内する。12,15は台車50の
到着区域に設置された減速コンベア、13,14は台車50の
発進区域に設置された加速コンベア、16〜19は微速コン
ベアであり、荷物等53を、台車50からプラットホーム20
〜23へ乗降又は積み降ろし可能な低速度で定速運転され
る。24は上部ステーション1に設置された横断コンベア
で、横行レール24aに沿って、台車50を上昇軌道から下
降軌道へ、即ちコンベア16側から17側へ移動させる。25
は下部ステーション2に設置された横断コンベアで、前
記コンベア24と同様に、横行レール25aに沿って台車50
をコンベア19側から18側へ移動させる。26,27は下部ス
テーション2に設置されたストレージコンベアで、台車
50を駐留したり、又は台車50の保守点検時等に利用する
ものである。
次に、荷物等を輸送する場合の動作について説明す
る。ここで、駆動ケーブル4の速度をV1、微速コンベア
16〜19の速度をV2、加速コンベア13,14の速度をV3、減
速コンベア12,15の速度をV4とする。
まず、荷物等53を上昇させる場合は、プラットホーム
22から、微速コンベア18上の台車50へ荷物等53を載せる
と、台車50は微速コンベア18から加速コンベア14へと移
動する。ここで、加速コンベア14の速度V3は、台車50が
載る直前には微速コンベア18の速度V1とほぼ等しくなっ
ており、台車50が載ったことを検出すると速度を上げ、
台車50が駆動ケーブル4の位置まで移動する頃には、駆
動ケーブル4の速度V1とほぼ等しい速度にまで加速され
る。そして、台車50が駆動ケーブル4と連結し、加速コ
ンベア14から離脱すると、加速コンベア14の速度V3は微
速コンベア18の速度V2まで減速する。駆動ケーブル4に
連結した台車50は、前後輪51,52をガイドレール10,11に
案内されながら上昇し、減速コンベア12の位置に来ると
駆動ケーブル4から離脱し、減速コンベア12に載る。こ
のとき、減速コンベア12の速度V4は、台車50が載る直前
には駆動ケーブル4の速度V1とほぼ等しくなっており、
台車50が載り駆動ケーブル4から離脱したことを検出す
ると減速し、台車50が微速コンベア16の位置まで移動す
る頃には、微速コンベア16の速度V2とほぼ等しい速度に
まで減速される。そして、台車50が微速コンベア16に載
ると、プラットホーム20から、台車50の荷物等53を降ろ
す。
その後、横断コンベア24により、台車50は微速コンベ
ア17側へ移動され、荷物等53を積み込んだ後、加速コン
ベア13で前記と同様に加速されて、駆動ケーブル4を経
て、減速コンベア15で減速され、微速コンベア19に到
り、荷物等53が降ろされる。次に横断コンベア25によ
り、台車50は微速コンベア18側へ移動され、前記と同様
に再び上昇動作を行う。尚、ここで荷物等が少なく台車
50の一部を休止させたり、台車50の保守点検を行う場合
には、横断コンベア25からストレージコンベア26又は27
へ台車50を移す。
次に、本実施例を更に詳細に説明すると、第7図及び
第8図において、30は着脱装置を構成するブラケットで
あり、台車50に固定されている。31は軸32によってブラ
ケット30に軸着されたアームであり、駆動ケーブル4の
挟持部である一対の着脱グリップ33の一方が軸着されて
いる。34はアーム31の先端部に軸着された着脱角調整用
のローラである。35は軸36によってアーム31に軸着され
た第2のアームであり、一対の着脱グリップ33の他方が
軸着されるとともに、その先端部には着脱グリップ33の
開閉用のローラ37が軸着されている。38は一端がアーム
31に固定され、他端がアーム35を貫通したねじ棒からな
るシャフトであり、先端にはナット39によって座金40が
取り付けられている。アーム35と座金40間には圧縮ばね
41が設けられており、この圧縮ばね41により、着脱グリ
ップ33が閉じられる。これらのブラケット30〜ばね41に
よって台車50側の着脱装置が構成されている。42は着脱
制御用カムで、ローラ37が転動することにより、着脱グ
リップ33が開閉される。43は着脱角制御レールであり、
ローラ34の転動を案内するものである。140は加速コン
ベア14の駆動モータ、141は駆動モータ140に連結された
軸、142は軸141に固定されたプーリ、143は同じくスプ
ロケット、144は従動側の軸、145は軸144に固定された
プーリ、146は同じくスプロケット、147は両スプロケッ
ト143,146に巻き掛けられたチェンであり、軸141と144
とを同期回転させるものである。148はプーリ142,145間
に巻き掛けられたベルトであり、台車50を載せて移動さ
せるものである。149は加速コンベア14のフレームであ
る。尚、駆動モータ140の制御装置及び台車50の位置検
出装置は光電装置等の公知手段を使用して容易に構成で
きるため、図示省略している。また、着脱グリップ33が
駆動ケーブル4を確実に挟持するためには、台車50の進
行方向に対して直角方向の位置決めを行う必要がある
が、これはガイドレール10,11を断面H型やコ字型に
し、又前後輪51,52に鍔を付ける等、公知の手段により
容易に実現できるため、説明は省略する。更に、詳細説
明は省略するが他のコンベア12、13、15〜19、24〜27も
前記加速コンベア14と同様の構成である。
また、第11図における44は上部ステーション1側の着
脱制御用カムであり、下部ステーション2側の着脱制御
用カム42と同一形状のものである。
次に、荷物等53を上昇させる場合の動作について説明
する。まず、第7図及び第8図に示すように、荷物等53
を積載した台車50が、加速コンベア14のベルト148に載
って駆動ケーブル4方向へ移動を始めると、ばね41に抗
してローラ37がカム42に乗り上げ、アーム35が軸36を中
心に第8図反時計方向に回転し、着脱グリップ33が開
く。そして、台車50が駆動ケーブル4に近づくと、ばね
41により、ローラ37はカム42の傾斜に沿って第8図上方
向へ移動し、着脱グリップ33は閉じ始める。更に台車50
が駆動ケーブル4に近づき、着脱グリップ33が駆動ケー
ブル4と干渉する位置に来ると、ローラ37はカム42から
外れ、着脱グリップ33が駆動ケーブル4を挟持する。こ
こで、ばね41に抗して着脱グリップ33を開かせる力は台
車50の推進力によって得られるため、ベルト148に高摩
擦材を使用する等により、両者の摩擦力を大きくしてあ
る。
このとき、着脱グリップ33が駆動ケーブル4を確実に
挟持するためには、挟持時に着脱グリップ33の傾斜角が
駆動ケーブル4の傾斜角とほぼ同じになっている必要が
ある。ローラ34は着脱グリップ33の傾斜角を調整するも
のであり、軸32を中心としてアーム31を回転させること
により、着脱グリップ33の傾斜角を変えるようにしたも
のである。そこで、ローラ34を案内する着脱角制御レー
ル43は、着脱グリップ33の駆動ケーブル4の挟持時に、
着脱グリップ33の傾斜角が駆動ケーブル4の傾斜角とほ
ぼ同じになるように、ローラ34を案内する形状になって
いる。また、既に説明したように、前記挟持時には加速
コンベア14の速度は駆動ケーブル4の速度とほぼ同じに
なっているため、挟持時のショックは少ない。
着脱グリップ33が駆動ケーブル4を挟持すると、駆動
ケーブル4の動きに連動して台車50は上昇し、加速コン
ベア14から離れる。台車50の斜行上昇中は、第9図に示
すように、ローラ34は着脱角制御レール43上を転動し、
着脱グリップ33の傾斜角を駆動ケーブル4の傾斜角とほ
ぼ同一に保っている。また、前後輪51,52はそれぞれガ
イドレール10,11に案内され、台車50を水平に保ってい
る。
次に、斜行部から水平部へ移行する遷移部、即ちガイ
ドプーリ8付近では、第10図に示すように着脱角制御レ
ール43はやや上方に湾曲しているため、着脱グリップ33
等はガイドプーリ8に干渉することはない。
更に、第11図に示すように、上部ステーション1の水
平部では、着脱角制御レール43は、駆動ケーブル4の本
来の位置、即ち、第11図の実線位置よりも上方に設置さ
れているため、台車50の走行時には着脱グリップ33によ
って駆動ケーブル4が引き上げられる(第11図二点鎖
線)ことになる。また、この水平部には減速コンベア12
と着脱制御用カム44が設置されている。台車50が減速コ
ンベア12に載り、ローラ37がカム44に乗り上げると、下
部ステーション2での発進時と同様に、着脱グリップ33
が開くため、駆動ケーブル4は着脱グリップ33から離脱
し、第11図の実線位置まで下がる。このため、着脱グリ
ップ33等は駆動ケーブル4と干渉することはなく、台車
50は減速コンベア12に載って第11図左方向へ移動する。
既に説明したように、駆動ケーブル4が着脱グリップ33
から離脱した時点では、減速コンベア12の速度は駆動ケ
ーブル4の速度とほぼ等しく、台車50が微速コンベア16
に近づいた時には、微速コンベア16とほぼ等しい速度に
まで減速されている。従って台車50は、駆動ケーブル4
から減速コンベア12を経て微速コンベア16へとスムーズ
に移動し、プラットホーム20で荷物等53を降ろす。
荷物等53を下降させる場合は、ほぼ上記と逆の動作を
行う。プラットホーム21で荷物等53を積載した台車50
は、微速コンベア17から加速コンベア13を経て、着脱グ
リップ33で駆動ケーブル4を挟持する。このときの状態
は第11図とほぼ同様になるが、図の状態では着脱グリッ
プ33は駆動ケーブル4を挟持できないため、そらせ車5
とガイドプーリ8との間で、着脱角制御レール43及びガ
イドレール10,11は下方に湾曲し、着脱グリップ33が駆
動ケーブル4を挟持できるようにしている。またこれに
伴い、着脱制御用カム44も着脱角制御レール43に沿うよ
うに設置されている。以下、第10図及び第9図に示すよ
うに台車50等の荷重によって駆動ケーブル4を引き下げ
るようにしながら下降し、第7図及び第8図と同様に、
駆動ケーブル4から離脱して減速コンベア15へと台車50
は移動する。このとき、上昇時とは異なり、第7図に示
す位置で、着脱グリップ33は駆動ケーブル4から離脱す
るため、着脱制御用カム42の設置位置は、第7図図示の
状態においてローラ37が、着脱制御用カム42に乗り上げ
て、開いている状態になるような位置になる。従って、
この場合の着脱制御用カム42は第7図における着脱角制
御レール43の湾曲部付近に、着脱角制御レール43に沿っ
て設置される。その後、台車50は減速コンベア15から微
速コンベア19へ移動し、プラットホーム23で荷物等53を
降ろす。
上記のように、本実施例によれば、台車50は無端状の
駆動ケーブル4に沿って一方向に移動するものであるた
め、往復式のエレベータ方式に比べ遥かに大きな輸送力
が得られる。また、加減速コンベア12〜15を使用するこ
とにより、駆動ケーブル4と各コンベア間、及び各コン
ベア間における台車50の移動がスムーズに行えるととも
に、駆動ケーブル4の速度如何んにかかわらず、人荷の
乗降は低速の微速コンベア16〜19上で行えるため、駆動
ケーブル4の速度を速くすることができる。また、任意
数の台車50を駆動ケーブル4に着脱できるため、台車50
の駆動ケーブル4への着脱数を変えることにより、交通
量の増減に容易に対処することができる。
更に、着脱角制御レール43の形状を変更することによ
り、着脱グリップ33の傾斜角を自由に変更できるため、
第7図のように、加速コンベア14(又は減速コンベア1
5)と駆動ケーブル4とが平行でなくとも、駆動ケーブ
ル4の着脱が容易に行えるとともに、第10図に示すよう
に、着脱グリップ33をガイドプーリ8と干渉させないよ
うにすること等も容易に実現することができる。
次に、本考案の他の実施例について説明すると、前記
実施例では、着脱グリップ33の一方にはアーム35を介し
てローラ37が設けられ、他方はアーム31に取り付けら
れ、着脱グリップ33の一方のみが開く構成になっている
が、着脱グリップ33とアーム31とを分離し、着脱グリッ
プ33の両方をアーム35を介してローラ37を設ける構成に
し、着脱グリップ33が両側に開くようにすることもでき
る。この場合、着脱制御用カム42,44は両側に設置され
る。
また、前記実施例では台車50に荷物等53を積み降ろす
ようにしているが、荷物等53の代わりに、乗客室を台車
50に固定しておけば、乗客の輸送用にも使用できる。更
に、台車50とベルト148間のすべりを防止するために、
ベルト148に突起を設けたり、台車50とベルト148の両方
に凹凸を設ける等の手段を講じることもできる。
尚、本考案は大深度地下利用のためのみならず、一般
の人荷の搬送装置として使用することもできる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、高速で大きな
輸送能力を有する自動搬送装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す概略平面図、第2図は同
じく概略側面図、第3図は第1図の下部ステーション部
の詳細図、第4図は第2図の下部ステーション部の詳細
図、第5図は第1図の上部ステーション部の詳細図、第
6図は第2図の上部ステーション部の詳細図、第7図〜
第11図は荷物等を上昇させる場合の説明図であり、第7
図は下部ステーションにおける駆動ケーブル挟持部の説
明図、第8図は第7図の一部を省略した平面図、第9図
は斜行部の説明図、第10図は上部ステーションにおける
斜行部から水平部へ移行する遷移部の説明図、第11図は
上部ステーションにおける駆動ケーブル離脱部の説明
図、第12図は従来の搬送装置の一例を示す図である。 1,A……上部ステーション 2,B……下部ステーション 4,C……駆動ケーブル 10,11,F……ガイドレール 12,15……減速コンベア 13,14……加速コンベア 16〜19……微速コンベア 24,25……横断コンベア 33……着脱グリップ 34……着脱角調整用ローラ 37……開閉ローラ、41……ばね 42,44……着脱制御用カム 43……着脱角制御レール 50……台車、51……前輪 52……後輪、53……荷物等

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の台車と、上下部のステーション間に
    配置され斜行部を有する無端状の駆動ケーブルと、上下
    部のステーションにそれぞれ設置されて前記台車を水平
    方向に搬送する搬送装置と、前記駆動ケーブルに沿うよ
    うに設置され前記台車を水平に保持しながら前記台車の
    斜行及び水平走行を案内するガイドレールと、前記駆動
    ケーブルと前記搬送装置との間に配置されるとともに前
    記駆動ケーブルの斜行部とは不平行に設置された可変速
    度の第2の搬送装置と、前記台車に揺動自在に設けた挟
    持部と、前記台車の発進区域に配置され前記挟持部を前
    記駆動ケーブルとほぼ平行にする手段及び前記挟持部を
    開閉する手段と、前記台車の到着区域に配置され前記挟
    持部を開閉する手段と、を備えたことを特徴とする自動
    輸送装置。
JP1990066173U 1990-06-21 1990-06-21 自動輸送装置 Expired - Lifetime JP2516459Y2 (ja)

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JPS603010Y2 (ja) * 1981-12-28 1985-01-28 株式会社ダイフク 台車利用の搬送装置
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