JP2516412Y2 - 釣用仕掛けのエダス固定具 - Google Patents

釣用仕掛けのエダス固定具

Info

Publication number
JP2516412Y2
JP2516412Y2 JP1990063264U JP6326490U JP2516412Y2 JP 2516412 Y2 JP2516412 Y2 JP 2516412Y2 JP 1990063264 U JP1990063264 U JP 1990063264U JP 6326490 U JP6326490 U JP 6326490U JP 2516412 Y2 JP2516412 Y2 JP 2516412Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
harris
main pipe
fitting
pipe
fitting member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990063264U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0488274U (ja
Inventor
秀俊 重藤
Original Assignee
リヨービ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by リヨービ株式会社 filed Critical リヨービ株式会社
Priority to JP1990063264U priority Critical patent/JP2516412Y2/ja
Publication of JPH0488274U publication Critical patent/JPH0488274U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2516412Y2 publication Critical patent/JP2516412Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は釣用仕掛けのエダス固定具に係り、幹糸にエ
ダス(ハリスなどの如く幹糸から分岐させる糸を云
う。)を固定させるさいに使用されるものである。
(従来の技術) 幹糸にハリスを固定させるには例えば第12図に示すよ
うに幹糸Rの途中に乳輪12を結節させると共に該乳輪12
にハリスHの基部を結着させ且つ乳輪12及びハリス基部
にビニールパイプ13を外嵌させて図示の位置に固定させ
るようになしたり、或いは第13図に示すように幹糸Rの
途中にT形天秤14を結着させると共にその張出部材14a
の先端にハリスHを結着させるようになしている。
(考案が解決しようとする課題) 上記した在来の手段では幹糸Rに対するハリスHの結
着が位置変更不可能な状態となされるため、例えば魚の
種類や大きさなどによってハリスの結着位置を変更させ
たいようなときは幹糸とハリスを一旦切断して結着し直
さなければならないのであり、このような作業を釣りの
最中に行うことは単に煩わしく感じられるのみならず釣
果にも影響を及ぼしかねないのである。
また前述した第12図の手段によればビニールパイプ13
の存在によりハリスHが張出状に支持され幹糸と絡むの
を阻止されるが、第13図の手段にあってはハリスHがそ
の基部から点線のように垂れ下がってしまい幹糸と絡む
虞が生じるのである。
また、実開昭56−114676号、同48−100781号などで提
案されているものもあるが、これらのものもハリスの結
着位置や長さを変更させたいようなときは結着し直さな
ければならない煩わしさがあり、迅速且つ適確な変更が
不可能である。また、ハリスを常時潮流に沿った方向へ
向かうようになしたり、或いは特定位置に複数のハリス
を放射状に張り出させたりするようなことができるもの
とならない。
本考案は斯かる問題点に鑑み、幹糸に対するハリスの
結着位置や長さを容易に変更させることができ且つエダ
スを幹糸に対し張出姿勢に保持させ得るものとするばか
りでなく、幹糸の周囲に1乃至複数本結着し得るものと
した釣用仕掛けのエダス固定具を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案は幹糸を挿通する主
管の長手方向途中から直角或いは適宜な傾斜角度にエダ
スを挿通させる枝管を張出させ且つ同主管の管壁で前記
枝管の基部に対向した個所或いはその近傍位置に嵌合孔
を穿設すると共に該孔に主管外方から挿入係合する突起
を備えた嵌合部材を設け、該嵌合部材を介し糸相互間の
結着動作を一切不要としてエダスを幹糸の適宜な任意位
置へ迅速且つ適確に変更可能に取付けられるようになし
たことを特徴とする。
このさい主管と枝管の対応する側壁間の少なくとも1
個所を薄板で連結させるようになすのが好ましい。
これが作用は次の実施例の記載から明らかとなる。
(実施例) 以下、本考案の具体的な実施例を図面により詳細に説
明する。
第1図(a)及び(b)は主部材の斜視図と中央縦断
面図である。図中1は主管であり、これの長手方向途中
からは枝管2が垂直状に且つ中空部イの連通した状態に
張り出させてある。3は薄板で主管1と枝管2の対応す
る側壁間を連結させてなる(図示例では上下2個所を連
結したものを示しているが何れか片方のみでもよい)。
4は主管1の管壁を貫通させた嵌合孔で枝管2の基部と
対向した位置に設けてある。
該主部材は例えばABS、ナイロン、ポリアセタール、
合成ゴムなどの材料で一体成形するのであり、このため
嵌合孔4は嵌合部材を嵌合する際に圧入状態となった際
でも拡開することも出来得て、このさい夜光、蛍光色を
混入させることもできるし、又透明としてもよい。
第2図(a)及び(b)並びに第3図(a)及び
(b)は何れも嵌合部材の斜視図である。
第2図に於いて、5は前記嵌合孔4内に嵌入される突
起でその一定位置には透孔6が設けてある。そして突起
5の基部は主管1の管壁に当接される膨大部7となして
ある。ここに示される嵌合部材は硬質熱可塑性樹脂など
で一体成形するのがよく、このために嵌合孔4に嵌合部
材を嵌合する際はよく拡開し抜け止めとなり収まり具合
もよい。
第3図に於いて、8は金属製の弾性棒体であり、該棒
体8を適宜屈曲させることにより透孔相当個所6′の形
成された突起5と膨大部7とを形成させてある。このさ
い棒体8の各端部s、sは弾性変形による拡開可能に重
ね合わせるのが好ましく、重ね合わせる位置は例えば同
図(a)に示す如く突起5の個所であっても或いは同図
(b)に示す如く膨大部7の個所であってもよい。
上記主部材は例えば次のように変形させることもでき
る。即ち、第4図(a)及び(b)に示すように枝管2
を主管1に対し斜状に張り出させるのであり、このさい
枝管2の角度θを45度以上に設定するとハリスが上向き
となり針が幹糸に絡みにくく好都合である。また第5図
(a)及び(b)に示すように主管1に対し複数の枝管
2を放射状配置に張り出させてもよい。このさい嵌合孔
4は枝管2の基部近傍に設けられる。
次に本考案品の使用例を説明する。第6図(a)に示
すように主部材の主管1に幹糸Rを挿通させた後、嵌合
孔4を通じて該幹糸Rを外方へ引き出し、次いでそれを
同図(b)に示すように嵌合部材の透孔6に挿通させ、
次いで同図(c)に示すように幹糸先端のループR1を拡
大させると共に該ループR1内を嵌合部材が通り抜けるよ
うにこれら嵌合部材及びループR1を相対移動させ、その
後、幹糸Rを引っ張って同図(d)に示すように締結さ
せるのであり、これにより幹糸Rと嵌合部材は同図
(e)に示すように係着される。
この後は第7図(a)に示すように枝管2を通じてそ
の外方から他端にループH1の結節されたハリスHを挿通
させると共に同ループH1を嵌合孔4を通じて外方へ引き
出すようになし、次いで同図(b)に示すようにループ
H1を嵌合部材の透孔6に挿通させ、次いで同図(c)に
示すように嵌合部材がループH1内を通り抜けるように即
ち幹糸Rの場合に準じてそれらを相対移動させハリスH
を嵌合部材に締着させる。
しかる後同図(d)に示すように幹糸RやハリスHを
嵌合孔4内に引き込むと共に嵌合部材の突起5を嵌合孔
4に嵌合させた状態となすのである。
本考案ではハリスの長さ変更もループH1と嵌合部材と
の取付け箇所を異ならしめて容易に可能となる。
第8図は本考案品を投げ釣りに適用し投入時矢印J方
向へ飛行の飛行状態を示すものであり、図中9は重錘
り、10は天秤、11は道糸である。ここに枝管2が一定方
向へ向いた斜状であることは投げ込み時に幹糸Rとハリ
スHの絡みを防止するものとなる。
また第9図は本考案品を胴突き釣りの仕掛けに適用し
た例を示すものであり、このさい薄板3を具備させた主
部材を使用すると、枝管2が薄板3で強力に支持される
のみならず、潮流下により薄板3が舵機能を奏するた
め、ハリスHが同図に示すように潮流Fに沿った方向に
案内されて幹糸Rとの絡み或いはハリスH相互の絡みを
防止するものとなり幹糸から餌を遠ざけ釣果に大きく影
響する。また枝管2が斜め上方へ向いていることは仕掛
けの上下移動時におけるハリスHの絡みを効果的に防止
するものとなる。
第10図は幹糸Rに対し異なる放射方向にハリスHを固
定させるさいの使用例を示すもので(a)は平面図そし
て(b)は正面図である。
第11図は幹糸Rの一定位置から複数のハリスHを放射
状に張り出させるさいの使用例である。
しかして幹糸Rに対するハリスHの固定位置を変更さ
せるさいは主管1の嵌合孔4から嵌合部材を抜き出して
突起5と幹糸Rの締結を緩めこれら幹糸Rと嵌合部材の
相対位置を変化させるように操作するのであり、またハ
リスHが切れたようなときはそのループH1を緩めて除去
し、新しいハリスHを前述同様に係着させるようにす
る。また幹糸Rの周方向に於けるハリスHの固定位置を
変化させるさいは幹糸Rの周方向位置と嵌合部材の固定
位置との関係を変化させるようにする。
上記使用例では嵌合部材として第2図に示すものを用
いたが第3図に示したものを用いると、ハリスHと嵌合
部材の係着のさいハリスHのループH1を透孔相当部位
6′に挿通させる代わりに棒体8の先端s、sを拡開さ
せて該個所からハリスHのループH1を透孔相当部位6′
に導入させることができるため、これらの係着が極めて
容易に行えるものとなる。
(考案の効果) 本考案によれば嵌合部材を取り外して該部材と幹糸及
びハリスHのループH1の相対位置を変化させるようにす
るだけで幹糸に対するハリスの位置(幹糸の長手方向位
置或いは幹糸の周方向位置)を迅速且つ適確に変更させ
る得ると共に枝管によりハリスを一定姿勢に保持させて
その絡みを効果的に防止し得るものである。
また薄板を具備させたものによれば枝管を潮流に沿っ
た方向に向かわせることができるのであり、これにより
ハリスの姿勢を安定化させてその絡みを一層効果的に抑
制し得るものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)及び(b)は主部材の斜視図と中央縦断面
図、第2図(a)及び(b)並びに第3図(a)及び
(b)は何れも嵌合部材の斜視図、第4図(a)及び
(b)は主部材の変形例を示す図、第5図(a)及び
(b)は主部材のさらに異なる変形例を示す図、第6図
は幹糸,主部材及び嵌合部材の関係を示す説明図、第7
図はハリス,幹糸,主部材及び嵌合部材の関係を示す説
明図、第8図は本考案品を投げ釣りの仕掛けに適用した
例を示す図、第9図は本考案品を胴突き釣りの仕掛けに
適用した例を示す図、第10図は幹糸に対し異なる放射方
向にハリスを固定させるさいの使用例を示し(a)は平
面図そして(b)は正面図、第11図は幹糸の一定位置か
ら複数のハリスを放射状に張り出させるさいの使用例を
示す図であり、第12図及び第13図は何れも従来例の図で
ある。 1……主管、2……枝管、3……薄板、4……嵌合孔、
5……突起、6……透孔、6′……透孔相当部位、7…
…膨大部。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】幹糸Rを挿通する主管1の長手方向途中の
    一定箇所から直角或いは適宜な傾斜角度にエダスを挿通
    させる枝管2を張出させ且つ同主管1の管壁で前記枝管
    の基部に対向した箇所或いはその近傍位置に嵌合孔4を
    穿設すると共に、該嵌合孔4に主管外方から挿入係合す
    る突起5を中央箇所に備えた合成樹脂製嵌合部材を設
    け、該嵌合部材は突起5に幹糸R及びハリスを挿通する
    透孔6を備え且つ主管1の管壁に当接可能とする膨大部
    7を備えた構成で、またハリスHは他端にループH1を形
    成したものとなさしめると共に、上記嵌合部材を介しハ
    リスHを幹糸の適宜な任意位置へ変更可能に取付けられ
    るようになしたことを特徴とする釣用仕掛けのエダス固
    定具。
  2. 【請求項2】幹糸Rを挿通する主管1の長手方向途中の
    一定箇所から直角或いは適宜な傾斜角度にエダスを挿通
    させる枝管2を張出させ且つ同主管1の管壁で前記枝管
    の基部に対向した箇所或いはその近傍位置に嵌合孔4を
    穿設すると共に、該嵌合孔4に主管外方から挿入係合す
    る突起5を膨大部7の中央箇所に備えた金属製嵌合部材
    を設け、該嵌合部材は棒体8を屈曲させて初めと終わり
    の端部s,sを突起5の部或いは膨大部7部分で弾性変形
    による拡開可能に重ね合わせる構成で、且つハリスHは
    他端にループH1を形成したものとなさしめると共に、上
    記嵌合部材を介しハリスHを幹糸の適宜な任意位置へ変
    更可能に取付けられるようになしたことを特徴とする釣
    用仕掛けのエダス固定具。
  3. 【請求項3】複数個の枝管2を主管の周囲に配置した構
    成を特徴とする請求項(1)又は2記載の釣用仕掛けの
    エダス固定具。
  4. 【請求項4】主管と枝管の対応する側壁間の少なくとも
    1箇所を薄板で連結させたことを特徴とする請求項
    (1),(2)又は(3)記載の釣用仕掛けのエダス固
    定具。
JP1990063264U 1990-06-14 1990-06-14 釣用仕掛けのエダス固定具 Expired - Lifetime JP2516412Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990063264U JP2516412Y2 (ja) 1990-06-14 1990-06-14 釣用仕掛けのエダス固定具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990063264U JP2516412Y2 (ja) 1990-06-14 1990-06-14 釣用仕掛けのエダス固定具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0488274U JPH0488274U (ja) 1992-07-31
JP2516412Y2 true JP2516412Y2 (ja) 1996-11-06

Family

ID=31796480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990063264U Expired - Lifetime JP2516412Y2 (ja) 1990-06-14 1990-06-14 釣用仕掛けのエダス固定具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2516412Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200405841Y1 (ko) * 2005-10-14 2006-01-11 최명길 낚시줄연결구
JP5226893B1 (ja) * 2012-11-21 2013-07-03 寛治 泉 底物魚と上物魚を一本の投げ竿で狙える釣法及びその釣り具。

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5023579Y2 (ja) * 1972-02-28 1975-07-16
JPS56114676U (ja) * 1980-02-02 1981-09-03

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0488274U (ja) 1992-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060191186A1 (en) Wobbling fishing lure
US5857283A (en) Live action fishing lure
JP3016075B1 (ja) 釣り竿用支持具
US6279260B1 (en) Fishing lure flasher
JP2516412Y2 (ja) 釣用仕掛けのエダス固定具
US2567813A (en) Combination spoon lure
US2790264A (en) Fish lure
KR100280687B1 (ko) 낚시 바늘
US4793090A (en) Weedless hook attachment
US5271177A (en) Fish hook attachment for fish hook construction
JP2507447Y2 (ja) 釣り用仕掛け
JPH0319735Y2 (ja)
JPH0448704Y2 (ja)
JP3044045U (ja) 釣り糸接続具
JP3226086U (ja) 釣用天秤
US3123932A (en) Fishing lure
JP3242078U (ja) 移動式ルアー
JPH04692Y2 (ja)
JPH0448703Y2 (ja)
KR20230137593A (ko) 루어
JP3058368U (ja) 絡まない魚釣仕掛け
JP2526347Y2 (ja) 自動いか釣機専用針
JPH0453259Y2 (ja)
KR970004161Y1 (ko) 낚시용 인치기
JP3546388B2 (ja) ルアー