JPH04692Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主に小アジ、豆アジ等を釣る時に用い
る仕掛けの改良に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の仕掛けは、第３図に示すように、幹糸１
の一定間隔毎に枝素２，２……を連結し、該枝素
２，２……に魚を寄せ集めるための発光玉やビー
ズ等の集魚玉４，４……を挿通し、その先端に枝
針３，３……を結着していた。

〔考案が解決しようとする問題点〕

しかしながら、小アジ、豆アジ等を釣る場合に
は、枝素２が細くて短くなつているので、集魚玉
４を装着しにくいばかりか、装着した時にその重
量で枝素２が張りをなくし、垂れ下がつて枝針３
が幹糸１と引掛り縺れたりするので釣果が上がら
ない問題点があつた。

本考案はこのような問題点を解決したもので、
枝素に集魚玉を付けなくて、幹糸に取付けて集魚
効果を上げ、枝素が幹糸から離れて位置し、枝針
の垂れ下がりが少なく従つて枝針が幹糸と絡むこ
とがなく魚の喰いがよくなつて釣果が上る仕掛け
を提供するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本考案の仕掛けは、
幹糸１に所定間隔を存して枝素２，２……を接続
し、これら枝素２，２……の先端に枝針３，３…
…を結着した仕掛けにおいて、枝素２ａ，２ｂ，
２ｂ，２ｃ……間の幹糸１ａ，１ｂ……に集魚玉
４ａ，４ｂ……を挿通し、該集魚玉４ａ，４
ｂ・・・が枝針３ａ，３ｂ・・・の高さと略同じ
高さに止着したものである。

〔作用〕

枝素２ａ，２ｂ，２ｂ，２ｃ……間の幹糸１
ａ，１ｂ……に集魚玉４ａ，４ｂ……を挿通し、
集魚玉４ａ，４ｂ……は枝針３ａ，３ｂ……の高
さと略同じ高さで止着され、枝針近くに集魚する
ことになり、魚の喰いつき率がよくなり釣果が上
ると共に枝素２は集魚玉４の重さによる枝素２の
垂れ下りがなく、放物線状に湾曲した状態となり
幹糸１と離れて位置するので枝針３が幹糸１に絡
まない。

〔実施例〕

本考案の実施例を示す図面について説明すれ
ば、１は幹糸、２は枝素、３は枝針、４は集魚
玉、そして幹糸１の20〜25cm間隔で３〜８cm長さ
の枝素２ａ，２ｂ……が連結してあり、その先に
枝針３ａ，３ｂ……が連結してある。集魚玉４は
ポリエチレン、ポリビニール等の合成樹脂材に発
光剤を混煉して成形した発光玉或いはビーズ等
で、各枝素と枝素２ａ，２ｂ，２ｂ，２ｃ……間
の幹糸１ａ，１ｂ……に挿通したものであり、１
個でもよいし複数個でもよい。

このように構成した本考案の使用例を説明すれ
ば、幹糸１の先端に取付けた撚り戻し付スナツプ
５を道糸６に連結すると共に下端に取付けた撚り
戻し付スナツプ７に餌籠８を取付け、海中に投げ
ると集魚玉４は枝針３の略同じ高さの位置である
枝素２の接続部のところで止り、枝素２は集魚玉
４をつけないので放物線状に湾曲した状態で幹糸
１から離れて位置するものである。

〔効果〕 本考案は幹糸１に集魚玉４を設けるので、その
挿通が極めて容易にできる。また枝素２に設ける
のと違つて、複数個取付けられて集魚効果を高め
ることができ、かつその取付位置が枝針の高さと
略同じ高さであるから、枝針近くに集魚すること
になり、魚の喰いつきがよくなり、幹糸１が垂れ
ることもない。枝素２は放物線状に湾曲した状態
で幹糸１から離れて位置するから、枝針３が幹糸
１に絡みつかなく釣果が上るものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は
仕掛の一部簡略正面図、第２図は使用状態を示す
斜視図、第３図は従来の仕掛けの正面図である。 １，１ａ，１ｂ……幹糸、２，２ａ，２ｂ……
枝素、３，３ａ，３ｂ……釣針、４，４ａ，４ｂ
……集魚玉。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 幹糸１に所定間隔を存して枝素２，２……を接
   続し、これらの枝素２，２……の先端に枝針３，
   ３……を結着した仕掛において、枝素２ａ，２
   ｂ，２ｂ，２ｃ……間の幹糸１ａ，１ｂ……に集
   魚玉４ａ，４ｂ……を挿通し、該集魚玉４ａ，４
   ｂ……が枝針３ａ，３ｂ……の高さと略同じ高さ
   に止着することを特徴とする仕掛け。