JP2515979Y2 - 高所作業車の制動規制装置 - Google Patents

高所作業車の制動規制装置

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JP2515979Y2
JP2515979Y2 JP1990118293U JP11829390U JP2515979Y2 JP 2515979 Y2 JP2515979 Y2 JP 2515979Y2 JP 1990118293 U JP1990118293 U JP 1990118293U JP 11829390 U JP11829390 U JP 11829390U JP 2515979 Y2 JP2515979 Y2 JP 2515979Y2
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hydraulic
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透 坂井
勝美 藤木
雄次 井上
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セイレイ工業株式会社
ヤンマーディーゼル株式会社
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【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は高所作業車の走行レバーをニュートラル側に
操作したときに急ブレーキがかからないようにするため
の油圧回路構成に関するものである。
(ロ)従来技術 従来から、油圧駆動車の制御回路において、シャトロ
弁内に絞りを介して、ネガチブブレーキを作動させる技
術が公知とされているのである。
例えば、特開昭52-137826号公報に記載の技術の如く
である。
また、従来から殆どの場合に工場内等でのみ使用され
ることが多く、油圧モーターにより走行駆動される高所
作業車においては、走行速度は比較的低速に設定されて
おり、走行レバーをニュートラルに回動操作すると、自
動的に油圧が開放されてバネの付勢力によりブレーキを
作動させる構成としていたのである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、走行レバーをニュートラルに回動したとき
に、一気に作動油がタンク側へ送油されると、バネ圧に
より急ブレーキがかかることになり、作業台が上昇して
いる状態でも走行できるので、作業台上のオペレーター
は急ブレーキがかかると、機体と共に転倒するという大
変危険な状態におかれていたのである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案はこのような点に鑑み、次の如く構成したもの
である。
台車Bを走行駆動する油圧モーター23・24に、走行レ
バーをニュートラルに回動操作すると、自動的に油圧が
開放されてバネの付勢力により制動を行なうブレーキ40
・41を配置し、ブレーキ40・41と、油圧モーター23・24
への圧油を切り換える電磁比例弁42の吐出側との間にブ
レーキの解除側へ圧油を送油するパイロット油路47を設
け、該パイロット油路47の圧油が、電磁比例弁42のニュ
ートラル時に解除される取り出し経路48に絞り油路49を
設け、更にパイロット油路47の途中に、閉鎖することに
よりパイロット圧が保持され、ブレーキが制動解除状態
を維持するブレーキ開放バルブ35を設け、また油圧モー
ター23・24の回路を開けることにより作動油が流動可能
となり、牽引等の場合に自由に駆動操向輪11・14が回動
できるバイパスバルブ36・37を設けたものである。
(ホ)考案の実施例 本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面に示し
た実施例の構成を説明する。
第1図は高所作業車全体側面図、第2図は油圧回路図
である。
高所作業車は台車Bと作業台Aの間にシザースリンク
式の昇降装置Cが介装されており、このシザースリンク
機構により作業台Aを昇降可能としている。
台車Bの構成は下部フレーム1の前部に駆動操向輪11
とキャスター輪12が配置され、後部に駆動操向輪14とキ
ャスター輪15が配置され、駆動操向輪11・14とキャスタ
ー輪12・15はそれぞれ対角線上に配されている。
前記駆動操向輪11・14はそれぞれ油圧モーター23・24
にて駆動され、操向シリンダー4・5にて操向回動さ
れ、キャスター輪12・15は駆動操向輪11・14の回動によ
り進行方向に従動して回動するのである。
前記台車Bの前端と後端にはバンパー25・25が設けら
れ、該バンパー25は、駆動操向輪11・14に設けた油圧モ
ーター23・24を保護し、該バンパー25には牽引用のフッ
ク26が設けられている。
台車B上に設けられた昇降装置Cは、下部シザースリ
ンク6a・6b、中間シザースリンク7a・7b、上部シザース
リンク8a・8bからなり、該上部シザースリンク8aの下端
と、前記下部シザースリンク6aの上端に、中間シザース
リンク7aが枢支され、上部シザースリンク8bの下端と前
記下部シザースリンク6bの上端に中間シザースリンク7b
が枢支され、それぞれシザースリンク中央が枢支軸にて
枢結されている。
そして、下部シザースリンク6aの一方の下端には摺動
ローラーが枢支され、下部フレーム1上に固設した摺動
レール内で前後に摺動可能とし、他方の下部シザースリ
ンク6bの下端は下部フレーム1前部に枢支されている。
該下部シザースリンク6a・6bの間には昇降油圧シリンダ
ー2が介装され、伸長させるとX状に開いて上昇できる
ようにしている。
尚、シザースリンク6・7・8及び昇降油圧シリンダ
ー2は左右一対設けられている。
また、上部シザースリンク8a・8bの一方の上部シザー
スリンク8aの上端にも摺動ローラーが設けられ、作業台
Aの上部フレーム20下面に固設された摺動レールに摺動
可能とし、他方の上部シザースリンク8bの上端は上部フ
レーム20の下端に枢支されている。
そして、下部フレーム1の両側に操作ボックス19、バ
ッテリー16、作動油タンク、充電チャージャー17等が配
置され、中央部に駆動モーターMが配置され、前記バッ
テリー16より電力の供給を受けて駆動されるのである。
該駆動モーターMの駆動軸には油圧ポンプP1・P2が固設
されており、油圧ポンプP1からは電磁切換バルブ43・44
を介して操向シリンダー4・5に圧油を供給している。
電磁切換バルブ43・44を切り換えることにより操向が
行われる。
また、電磁比例弁45を介して昇降装置の昇降油圧シリ
ンダー2・2に送油され、電磁比例弁42を介して駆動操
向輪11・14の油圧モーター23・24に送油される。
油圧ポンプP2からの圧油は、高低切換弁46を切り換え
た時に昇降油圧シリンダー2・2、油圧モーター23・24
に、油圧ポンプP1の圧油に加えて、油圧ポンプP2の圧油
が供給されるように構成されており、油圧モーター23・
24による高速操向と、昇降油圧シリンダー2による高速
上昇を可能としている。
そして、作業台Aの昇降操作や台車Bの前後進や旋回
等の操作は作業台A上の操作ボックス22及び台車Bに設
けた操作ボックス19にて行うことができる。
また、台車Bに設けた操作ボックス19の近傍にブレー
キ開放バルブ35及び油圧モーターの作動油が自由に流れ
るようにするバイパスバルブ36・37が設けられている。
該ブレーキ開放バルブ35は、第2図に示すように、油
圧モーター23・24に一体的に設けられたブレーキ40・41
のブレーキ解除側へ送油するパイロット油路47の途中に
設けられている。
そして、前記電磁比例弁42がニュートラルの状態では
バネにより付勢されて駆動操向輪11・14は制動されてお
り、電磁比例弁42が切り換えられて駆動操向輪11・14を
駆動する状態ではパイロット油路47に圧油が送られてブ
レーキ40・41内に圧油が送られてバネを圧縮して制動が
解除される。
この状態でブレーキ開放バルブ35を閉じるとパイロッ
ト圧が保持され、ブレーキは制動解除状態が維持される
のである。
そして、該ブレーキ開放バルブ35を開いた状態で電磁
比例弁42をニュートラルに切り換えると、ブレーキ40・
41内の作動油がパイロット油路47よりタンク側へ流れ
て、急に制動がかかるのである。
本考案ではパイロット油路47の取り出し経路48に絞り
油路49を設け、タンク側へ徐々に作動油が流れるように
して急ブレーキがかからないようにしている。
バイパスバルブ36・37は油圧モーター23・24の吐出側
と流入側を連通する連通路の途中に設けられており、通
常は閉じられており、圧油を油圧モーター23・24に送る
方向を、電磁比例弁42により切り換えることにより正転
或いは逆転されるのである。
油圧モーター23・24への送油が停止した状態で、バイ
パスバルブ36・37を開けると油路内の作動油は流動でき
るようになり、駆動操向輪11・14は牽引等の時に自由に
回動できるようになるのである。
(ヘ)考案の効果 以上のような構成により、本考案は次のような効果が
得られるのである。
第1に、パイロット圧用のパイロット油路47の取り出
し経路48に絞りを設けたので、走行レバーを急にニュー
トラル側へ回動しても、急ブレーキが加わらなくなり、
上昇位置で移動している場合に、走行レバーをニュート
ラル操作しても、急ブレーキが掛かり、機体が転倒する
ことが無くなり、高所作業車を安全に停止することが出
来るのである 第2に、ブレーキ開放バルブ35をパイロット油路47の
中途部に設けたことにより、このブレーキ開放バルブ35
を閉鎖すると、ブレーキの制動解除状態を維持すること
ができ、油圧ポンプが駆動されていない場合において、
牽引や手押し操作が可能となったのである。
第3に、油圧モーター23・24の回路にバイパスバルブ
36・37を設けたので、この機構においても、油圧ポンプ
は駆動されない場合において、バイパスバルブ36・37を
開放することにより、機体を牽引や手押しして移動する
ことが可能となったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は高所作業車全体側面図、第2図は油圧回路図で
ある。 B……台車 23・24……油圧モーター 40・41……ブレーキ 47……パイロット油路 48……取り出し経路 49……絞り
フロントページの続き (72)考案者 井上 雄次 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マーディーゼル株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−137826(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】台車Bを走行駆動する油圧モーター23・24
    に、走行レバーをニュートラルに回動操作すると、自動
    的に油圧が開放されてバネの付勢力により制動を行なう
    ブレーキ40・41を配置し、ブレーキ40・41と、油圧モー
    ター23・24への圧油を切り換える電磁比例弁42の吐出側
    との間にブレーキの解除側へ圧油を送油するパイロット
    油路47を設け、該パイロット油路47の圧油が、電磁比例
    弁42のニュートラル時に解除される取り出し経路48に絞
    り油路49を設け、更にパイロット油路47の途中に、閉鎖
    することによりパイロット圧が保持され、ブレーキが制
    動解除状態を維持するブレーキ開放バルブ35を設け、ま
    た油圧モーター23・24の回路を開けることにより作動油
    が流動可能となり、牽引等の場合に自由に駆動操向輪11
    ・14が回動できるバイパスバルブ36・37を設けたことを
    特徴とする高所作業車の制動規制装置。
JP1990118293U 1990-11-08 1990-11-08 高所作業車の制動規制装置 Expired - Lifetime JP2515979Y2 (ja)

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JPH0474169U JPH0474169U (ja) 1992-06-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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