JPH04136927U - 作業車の走行油圧回路 - Google Patents
作業車の走行油圧回路Info
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- JPH04136927U JPH04136927U JP4534591U JP4534591U JPH04136927U JP H04136927 U JPH04136927 U JP H04136927U JP 4534591 U JP4534591 U JP 4534591U JP 4534591 U JP4534591 U JP 4534591U JP H04136927 U JPH04136927 U JP H04136927U
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業車の高速走行低速走行にかかわらずスム
ースに操向が行え、不整地であっても走行できるように
する。 【構成】 複数の油圧ポンプ及びその駆動装置を車輌の
前側に配置し、一つの油圧ポンプに切換バルブを介して
操向油圧シリンダーと接続し、他方の油圧ポンプに切換
バルブを介して走行駆動用油圧モーターと接続し、該走
行駆動用油圧モーターを前輪及び後輪に配置して前輪駆
動又は前後輪駆動に切換可能に構成したものである。
ースに操向が行え、不整地であっても走行できるように
する。 【構成】 複数の油圧ポンプ及びその駆動装置を車輌の
前側に配置し、一つの油圧ポンプに切換バルブを介して
操向油圧シリンダーと接続し、他方の油圧ポンプに切換
バルブを介して走行駆動用油圧モーターと接続し、該走
行駆動用油圧モーターを前輪及び後輪に配置して前輪駆
動又は前後輪駆動に切換可能に構成したものである。
Description
【0001】
本考案は油圧モーターにより走行駆動し、油圧シリンダーにより操向を行う作
業車の油圧回路構成に関する。
【0002】
従来から油圧モーターにより走行駆動し、油圧シリンダーにより操向を行う技
術は公知となっているのである。例えば、図5、図6に示す高所作業車の油圧装
置の場合には、油圧ポンプP1からの圧油は走行用油圧モーターM1・M2及び
リフトシリンダー14へ送油可能とし、油圧ポンプP2からの圧油は操向用油圧
シリンダー15・17へ送油可能とし、電磁バルブ20を切り換えることにより
油圧ポンプP2の圧油を走行用油圧モーターM1・M2或いはリフトシリンダー
14側へ送油して、油圧ポンプP1・P2の圧油により高速走行又は高速昇降を
可能としていたのである。そして、走行用油圧モーターM1・M2は対角線方向
に配置して走行及びステアリングを行い、それぞれの油圧モーターM1・M2へ
の圧油は二股に分かれた油路より供給していたのである。
【0003】
このような構成であると、高速走行時は油圧ポンプP1・P2の油圧を共用し
、高速走行時にステアリングを行うと、自動的に低速に切り換わって油圧ポンプ
P2の圧油を操向用油圧シリンダー15・17へ送油してステアリングを行う構
成としているので、操向の際違和感があり、タイミングも少し遅れるのである。
また、油圧モーターM1・M2への圧油は二股に分かれた油路より供給している
ので、不整地等で一方の駆動輪が空回りすると、他方の駆動輪は停止してしまい
走行不能となっていたのである。
【0004】
本考案はこのような課題を解決するために、前部及び後部の車輪を独立して操
向可能な油圧式走行車輌において、複数の油圧ポンプ及びその駆動装置を前側に
配置し、一つの油圧ポンプに切換バルブを介して操向油圧シリンダーと接続し、
他方の油圧ポンプに各々切換バルブを介して走行駆動用油圧モーター、作業用油
圧アクチュエーターと接続し、前記走行用油圧モーターを前輪及び後輪に配置し
て前輪駆動又は前後輪駆動に切換可能に構成したものである。
【0005】
本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如くであり、次に添付の図
面に示した高所作業車の実施例について説明する。図1は高所作業車全体側面図
、図2は走行台車平面図、図3は本考案のステアリング部の油圧回路図、図4は
走行部とリフト部の油圧回路図である。図1、図2において全体構成から説明す
ると、走行台車Aと作業台Dの間にシザースリンク機構Cが配設され、該走行台
車A側部と作業台D前部上に操作ボックスE・Bが設けられている。
【0006】
前記走行台車Aの四輪のうち対角線方向の一組の車輪をキャスター輪1・4、
他の一組を操向駆動輪2・3とし、キャスター輪1・4は左右方向に回転自在に
支持され、操向駆動輪2・3の回転軸上には油圧モーターM1・M2が設けられ
て回転され、操向駆動輪2の支持体5は枢支軸16を中心に回転でき、操向駆動
輪3の支持体6は枢支軸18を中心に回転でき、該操向駆動輪2は操向用油圧シ
リンダー15にて回動され、操向駆動輪3は操向用油圧シリンダー17にて回動
される。そして、前部中央に直流モーターMが配設され、該直流モーターMの駆
動軸には油圧ポンプP1・P2が直結され、台車フレーム12側部の前寄りにバ
ッテリー7が配設されて電力を供給できるようにし、前記直流モーターM、油圧
ポンプP1・P2、バッテリー7が前側に位置するようにして重心が前側に位置
するようにしているのである。
【0007】
前記シザースリンク機構Cは左右のクロスリンク13a・13b・13cの上
下と中央がそれぞれ枢結されて三段に構成され、下クロスリンク13aの下端の
前側が台車フレーム12に枢支され、後側は前後方向に摺動できるように枢支さ
れ、上端の一方には油圧シリンダー14のピストンロッド先端が枢支されてシザ
ースリンク機構Cを伸縮可能としている。また上クロスリンク13cの前側の上
端は上フレーム11に枢支され、後側は摺動可能に支持されて、作業台Dを平行
に昇降できるようにしている。
【0008】
次に本考案の要部である油圧回路構成を図3、図4にて説明すると、前記直流
モーターMの駆動により油圧ポンプP1・P2が作動されて、油圧ポンプP2の
圧油はフローデバイダー22を介して一方は電磁切換バルブ23を介して操向用
油圧シリンダー15に供給され、他方は電磁切換バルブ24を介して操向用油圧
シリンダー17に供給され、戻り油はフィルター25を介して作動油タンクTへ
戻されるのである。
【0009】
また、油圧ポンプP1の圧油は並列に接続された可変電磁切換バルブ26・2
7に送油され、可変電磁切換バルブ26を切り換えることによってリフトシリン
ダー14を伸縮でき、シザースリンク機構Cを介して作業台Dの昇降ができるの
である。30は緊急遮断バルブ、35は圧力センサーである。そして、前記可変
電磁切換バルブ27を切り換えることにより油圧モーターM1・M2に送油して
操向駆動輪2・3を駆動し、送油方向を変えることにより正逆転することができ
、圧油を送油しない状態ではブレーキ33・34がバネにより作動して操向駆動
輪2・3の回転を阻止し駐車ブレーキとなり、送油が行われるとブレーキバルブ
31によりパイロット油路37からバネの付勢を解除し回転可能としている。3
2はクッションバルブであり、36は前側の操向駆動輪2のみ駆動できるように
するための電磁バルブであり、切り換えると前側の操向駆動輪2のみ圧油が送油
されて高速回転でき、後側の操向駆動輪3はフリーに回転させることができるの
である。
【0010】
このような構成において、操作ボックスB或いは操作ボックスE上の走行ステ
アリングレバーを右または左に傾倒すると(斜行や横S字走行ではなく通常の走
行の場合)、電磁バルブ23・24の同じ側のソレノイドが作動して操向油圧シ
リンダー15および17を伸長或いは縮小させて、操向駆動輪2・3の向きを変
えるのである。このとき、走行ステアリングレバーが前側にあれば切換レバー2
7を切り換えて操向駆動輪2・3を正転させ、後側にあれば逆転させるのである
。そして、高速走行を行うときには電磁バルブ36を切り換えて前側の操向駆動
輪2のみ駆動して高速走行し、走行中において、操向油圧シリンダー15・17
は別の油圧ポンプにより駆動されるので、操向も独立して行うことができるので
ある。また、電磁バルブ26を切り換えるとリフトシリンダー14に送油して伸
縮でき、作業台Dを昇降できるのである。
【0011】
本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。即ち
、ステアリングは専用の油圧ポンプにより操作できるようになり、高速走行時で
もスムースな操向ができるようになったのである。また、前側に重心があり前輪
のみ駆動できるので、不整地の走行も可能となり、従来と変わらぬ走行操作が可
能となったのである。
【図1】高所作業車全体側面図である。
【図2】走行台車平面図である。
【図3】本考案のステアリング部と油圧ポンプ部の油圧
回路図である。
回路図である。
【図4】走行部とリフト部の油圧回路図である。
【図5】従来のステアリング部と油圧ポンプ部の油圧回
路図である。
路図である。
【図6】従来の走行部とリフト部の油圧回路図である。
M 直流モーター
M1・M2 油圧モーター
P1・P2 油圧ポンプ
2・3 操向駆動輪
14 リフトシリンダー
15・17 操向油圧シリンダー
23・24・26・27・36 切換バルブ
Claims (1)
- 【請求項1】 前部及び後部の車輪を独立して操向可能
な油圧式走行車輌において、複数の油圧ポンプ及びその
駆動装置を前側に配置し、一つの油圧ポンプに切換バル
ブを介して操向油圧シリンダーと接続し、他方の油圧ポ
ンプに各々切換バルブを介して走行駆動用油圧モータ
ー、作業用油圧アクチュエーターと接続し、前記走行用
油圧モーターを前輪及び後輪に配置して前輪駆動又は前
後輪駆動に切換可能に構成したことを特徴とする作業車
の走行油圧回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4534591U JPH04136927U (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 作業車の走行油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4534591U JPH04136927U (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 作業車の走行油圧回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04136927U true JPH04136927U (ja) | 1992-12-21 |
Family
ID=31925237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4534591U Pending JPH04136927U (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 作業車の走行油圧回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04136927U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3774431A4 (en) * | 2018-04-04 | 2021-12-29 | Terex South Dakota, Inc. | Hydraulic drivetrain for a utility vehicle |
-
1991
- 1991-06-17 JP JP4534591U patent/JPH04136927U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3774431A4 (en) * | 2018-04-04 | 2021-12-29 | Terex South Dakota, Inc. | Hydraulic drivetrain for a utility vehicle |
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