JP2515730Y2 - 容器の閉蓋装置 - Google Patents

容器の閉蓋装置

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JP2515730Y2
JP2515730Y2 JP9493690U JP9493690U JP2515730Y2 JP 2515730 Y2 JP2515730 Y2 JP 2515730Y2 JP 9493690 U JP9493690 U JP 9493690U JP 9493690 U JP9493690 U JP 9493690U JP 2515730 Y2 JP2515730 Y2 JP 2515730Y2
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貞裕 津田
茂 吉田
修三 遠藤
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自己閉鎖式排出ノズルを設けた容器の閉蓋装
置に関する。
〔従来の技術〕
従来、自己閉鎖式排出ノズルを設けた容器の閉蓋装置
として、特開昭63−248662号公報がある。
前記公報に記載された容器の閉蓋装置は、第11図・第
12図に示すように、弾性変形の可能な容器1の口筒部2
に、環状側壁拘束体18で支持された自己閉鎖式排出ノズ
ル25を設け、この自己閉鎖式排出ノズル25は、弾性体で
形成して、上面を凹形部28に形成し、この凹形部28に
は、直線状のスリット29が設けてあり、そして、前記自
己閉鎖式排出ノズル25は、前記口筒部2に螺合した筒体
8で、前記口筒部2に取り付けられ、前記筒体8には、
ヒンジ41を介して蓋体42が設けてあり、この蓋体42の蓋
体上面43は平面に形成してある。
そして、前記スリット29は、容器1を倒立しても、閉
鎖しており、粘性を有する内容液は排出せず、容器1を
加圧すると、前記スリット29が押し開かれて内容液を排
出するように形成されており、不使用時には、蓋体42を
閉鎖し、容器1を倒立させて、蓋体上面43で台等の上に
載置し、粘性を有する内溶液が、不使用時にも常に容器
1の口筒部2内にあり、使用時に内容液が速やかに注出
できるように形成したものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
第11図に示す従来の容器の閉蓋装置は、不使用時に容
器1を倒立させて置き、内容液が常に口筒部2内にある
ようにできるので、使用時に粘性を有する内溶液を速や
かに注出できて便利である。
しかしながら、容器1を倒立させて台等の上に載置す
るには、蓋体42を閉蓋しなければならないので、内容液
を少しづつ時間をおいて続けて注出しようとする場合に
は、その都度蓋体42の開閉を行わなければならず面倒で
あった。
本考案は前記事項に鑑みなされたものであり、蓋体42
を閉蓋しないでも、容器1を台等の上に倒立して載置で
きる容器の閉蓋装置とすることを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は弾性変形可能な容器1の口筒部2に、自己閉
鎖式排出ノズル25が設けられ、容器1が倒立して保持で
きる容器の閉蓋装置において、 前記容器1の口筒部2は、前記容器1の一側部に偏心
させて設け、この口筒部2にキャップ本体7の筒体8を
嵌着し、この筒体8は、前記キャップ本体7の一側部に
偏心させて設け、そして、前記キャップ本体7の上部筒
状部33は、上端面34を台等に載置できる面に形成し、さ
らに、前記上部筒状部33の一側部に第1切欠部35を設
け、前記上部筒状部33の他端部には、第2切欠部37を設
け、そして、前記キャップ本体7には、前記筒体8の上
部を閉鎖できる蓋体42をヒンジ部41を介して回動自在に
設け、この蓋体42の先端部に指掛片46を設け、この指掛
片46は、前記蓋体42の閉蓋位置で、前記上部筒状部33の
前記第1切欠部35に嵌入して、前記指掛片46の上面が前
記上部筒状部33の前記上端面34と略同一平面となるよう
にして止着され、前記指掛片46は、前記蓋体42の開蓋位
置で、前記第2切欠部37に嵌入して、前記指掛片46の裏
面が、前記上端面34以下の位置となるようにして止着さ
れる容器の閉蓋装置とした。
〔作用〕
本考案は蓋体42を閉蓋して、前記蓋体42の指掛片46
を、キャップ本体7の上部筒状部33の一側部に設けた第
1切欠部35に嵌入し、前記指掛片46の上面が、前記上部
筒状部33の上端面34と略同一平面となるようにして止着
し、容器1を倒立してキャップ本体7の上部筒状部33の
上端面34を、台等の上に載置する。
そして、前記指掛片46の上面が、前記上部筒状部33の
上端面34よりも上方に突出していた場合は、倒立した容
器1の自重で、或いは、倒立した前記容器1を台等に押
し付けることにより、指掛台46は、前記第1切欠部35内
に嵌入される。
そうすると、前記容器1の口筒部2内に内容液が充満
するが、前記容器1の口筒部2は、自己閉鎖式排出ノズ
ル25で閉鎖されているので、前記容器1の内容液は排出
しない。
また、前記指掛片46の上面と前記上部筒状部33の上端
面34が閉蓋位置で、略同一平面となり、指掛片46の上面
に他の物等が引っ掛かり難く、流通、陳列時に外力やい
たずらによる開蓋がされ難い。
次に、前記蓋体42をヒンジ部41で回動して開蓋し、前
記蓋体42の指掛片46を、前記上部筒状部33の他側部に設
けた第2切欠部37に嵌入して止着し、前記容器1を倒立
した状態で加圧すると、内容液は自己閉鎖式排出ノズル
25を押し開いて外部に排出され、前記容器の押圧を止め
ると、前記自己閉鎖式排出ノズル25は自力で閉鎖し、内
容液の排出は止まる。
さらに、内容液の排出を止め、小時間後に再び内溶液
の排出を予定しているような場合には、前記指掛片46の
裏面が、前記上部筒状部33の上端面34以下の位置となる
ようにして、前記キャップ本体7の上端面34を、台等の
上に載置する。そうすると、次に内溶液を排出する場合
には、前記蓋体42の開蓋操作を行なうことなく、直ちに
内溶液の排出操作が行なえる。
〔実施例〕
第1図ないし第10図は本考案の実施例の説明用の図で
ある。
この実施例の容器の閉蓋装置は、可撓性を有する合成
樹脂で略楕円形に形成した弾性変形可能な容器1を設
け、この容器1の口筒部2は、前記容器1の一側部に偏
心させて設け、この口筒部2には環状突部3が設けてあ
る。
前記口筒部2の上面には、環状側壁拘束体18のフラン
ジ19が載置され、このフランジ19の上面には、押さえ環
20が立設してあり、この押さえ環20の内側から下方に、
数本の連結棒21が延出して設けてあり、この連結棒21の
下端には、容器1を倒立したとき、内容液が急激に落下
して、前記自己閉鎖式排出ノズル25に直接衝突するのを
防止するそらせ板22が設けてある。
そして、前記押さえ環20の外側の前記フランジ19の上
面には、柔軟性を有すると共に弾力性を有する合成樹脂
であるシリコーンゴムなどのエラストマーで形成された
自己閉鎖式排出ノズル25のフランジ状部26が載置されて
おり、このフランジ状部26には、円筒状部分と上部が小
径に形成された部分からなる弾性環状側壁部27が連設さ
れ、この弾性環状側壁部27の上端には、下方に弧状に凹
入した凹形部28が設けてあり、この凹形部28には、直径
方向に延びるスリット29が形成されており、このスリッ
ト29は、容器1が倒立された場合の容器1内の内容液の
重力による押圧力では、密閉状態を保持できるように形
成してある。
さらに、前記口筒部2には、キャップ本体7に一体に
設けた円筒形の筒体8が嵌合され、筒体8の内側に設け
た環状段部12を、前記口筒部2の環状突部3に係止して
嵌着し、前記キャップ本体7の外形は略楕円形に形成さ
れ、このキャップ本体7の頂部は、キャップ本体7の一
側部寄りの略半分強が環状頂部9に形成され、キャップ
本体7の他側部寄りの略半分弱が、前記環状頂部9より
高い位置に設けられた板状頂部11に形成されている。
また、前記環状頂部9の円形の内縁からは、前記筒体
8が垂下して設けられると共に、上面に摺動用突部10が
一対突設され、前記板状頂部11の前記環状頂部9に接す
る部分の中央部には、横長の挿通孔13が設けてあり、前
記キャップ本体7の内側と、前記筒体8の外側間には、
長径側に長径側連結板14・14が設けてあり、短径側に短
径側連結板15・15が設けてある。
そして、前記キャップ本体7の前記環状頂部9と、前
記板状頂部11の外周縁には、略楕円形の上部筒状部33が
立設してあり、この上部筒状部33の上端面34は、台等の
上に載置できる平面に形成し、前記上部筒状部33の一側
部に第1切欠部35を設け、この第1切欠部35の内側に
は、第1係止段部36・36が突設され、前記上部筒状部33
の他側部には、第2切欠部37を設け、この第2切欠部37
の内側には、第2係止段部38・38が突設してある。
そして、前記口筒部2に嵌着された筒体8は、上部内
側に突出した部分で、前記自己閉鎖式排出ノズル25のフ
ランジ状部26を上面より押圧し、前記環状側壁拘束体18
と前記自己閉鎖式排出ノズル25を、前記口筒部2に装着
している。
また、前記キャップ本体7の前記挿通孔13には、蓋体
42の後部に設けた取付板44を挿入し、この取付板44に設
けた段部を前記挿通孔13に設けた段部に係合させて、前
記取付板44を止着しており、前記蓋体42は、前記取付板
44に薄肉に形成したヒンジ部41を介して一体に連設し、
前記筒体8の上部を閉鎖できるように形成し、回動自在
に設けており、前記蓋体42の後部両側部45・45の後端
は、弧状部45aに形成され、前記蓋体42の回動時に、前
記キャップ本体7の環状頂部9上に突設された摺動用突
部10の上面に摺接するように形成してあり、前記蓋体42
の裏面には、前記自己閉鎖式排出ノズル25の弾性環状側
壁部27の上部を押さえることのできる外側押さえリング
48が設けてあり、その内側には、前記自己閉鎖式排出ノ
ズル25の凹形部28の中央部を押さえることのできる内側
押さえリング49が設けてある。
さらに、前記蓋体42の先端部には、指掛片46が立設し
てあり、この指掛片46は、前記蓋体42の閉蓋位置で、前
記上部筒状部33の前記第1切欠部35に嵌入して、前記指
掛片46の上面が、前記上部筒状部33の前記上端面34と略
同一平面の位置で、前記指掛片46が前記第1係止段部36
に係止して止着され、また、この指掛片46は、前記蓋体
42の開蓋位置で、前記第2切欠部37に嵌入して、前記指
掛片46の裏面が、前記上部筒状部33の上端面34より下方
の位置で、前記指掛片46が前記第2係止段部38に係止し
て止着されるように形成されている。
そして、第1図において、指掛片46の裏面に突設され
た突出部47は、指掛片46の別の実施例を示すものであ
り、この突出部47は、蓋体42の開蓋位置で、指掛片46の
裏面が、前記上部筒状部33の上端面34と同一平面となる
ように突設したものである。
また、前記蓋体42は、前記キャップ本体7と一体に形
成することも可能であり、さらに、前記第1切欠部35及
び第2切欠部37の下方の前記キャップ本体7の外壁に凹
所を設け、前記指掛片46を収容できるように形成するこ
とも可能である。
〔考案の効果〕
本考案は自己閉鎖式排出ノズル25を設けた口筒部2
に、キャップ本体7を嵌着し、このキャップ本体7の筒
体8の上部を閉鎖できる蓋体42の指掛片46を、前記蓋体
42の閉蓋位置では第1切欠部35に嵌入し、開蓋位置では
第2切欠部37に嵌入して、キャップ本体7の上端面34か
ら突出しないように形成したので、内容液を続けて何回
も使用するとき、開蓋したまま倒立して置くことができ
使い易いものとなった。また、内容液の排出時に蓋体42
が止着されるので内容液の排出操作がし易い。
また、閉蓋時に指掛片46の上面と、上部筒状部22の上
端面34が略同一平面となるので、指掛片46の上面に、他
の物等が引っ掛かり難く、流通、陳列時に外力やいたず
らによる開蓋を防止できる。
さらに、容器1の口筒部2は、容器1の一側部に偏心
させて設けて容器1に対して小形に形成され、蓋体42も
容器1の上面の略半分に形成され、かつ、開蓋時もキャ
ップ本体の上面に保持されていて目立たず、外観が優れ
たものとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第10図は本考案の実施例の説明用の図であ
り、第1図は断面図、第2図はキャップ本体の断面図、
第3図はその平面図、第4図はその底面図、第5図はそ
の一側面よりみた半裁断面図、第6図は蓋体の断面図、
第7図はその平面図、第8図はその底面図、第9図はそ
の一側面よりみた半裁断面図、第10図は容器の正面図、
第11図は従来例の断面図、第12図はその自己閉鎖式排出
ノズルと環状側壁拘束体の斜視図である。 1……容器、2……口筒部、7……キャップ本体、8…
…筒体、25……自己閉鎖式排出ノズル、33……上部筒状
部、34……上端面、35……第1切欠部、37……第2切欠
部、41……ヒンジ部、42……蓋体、46……指掛片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吉田 茂 大阪府枚方市長尾西町3―44―24 (72)考案者 遠藤 修三 東京都江東区大島3丁目2番6号 株式 会社吉野工業所内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性変形可能な容器1の口筒部2に、自己
    閉鎖式排出ノズル25が設けられ、容器1が倒立して保持
    できる容器の閉蓋装置において、 前記容器1の口筒部2は、前記容器1の一側部に偏心さ
    せて設け、この口筒部2にキャップ本体7の筒体8を嵌
    着し、この筒体8は、前記キャップ本体7の一側部に偏
    心させて設け、そして、前記キャップ本体7の上部筒状
    部33は、上端面34を台等に載置できる面に形成し、さら
    に、前記上部筒状部33の一側部に第1切欠部35を設け、
    前記上部筒状部33の他側部には、第2切欠部37を設け、
    そして、前記キャップ本体7には、前記筒体8の上部を
    閉鎖できる蓋体42をヒンジ部41を介して回動自在に設
    け、この蓋体42の先端部に指掛片46を設け、この指掛片
    46は、前記蓋体42の閉蓋位置で、前記上部筒状部33の前
    記第1切欠部35に嵌入して、前記指掛片46の上面が前記
    上部筒状部33の前記上端面34と略同一平面となるように
    して止着され、前記指掛片46は、前記蓋体42の開蓋位置
    で、前記第2切欠部37に嵌入して、前記指掛片46の裏面
    が、前記上端面34以下の位置となるようにして止着され
    る容器の閉蓋装置。
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