JP2515661Y2 - 自動券売機の発行券袋詰め装置 - Google Patents

自動券売機の発行券袋詰め装置

Info

Publication number
JP2515661Y2
JP2515661Y2 JP1990095310U JP9531090U JP2515661Y2 JP 2515661 Y2 JP2515661 Y2 JP 2515661Y2 JP 1990095310 U JP1990095310 U JP 1990095310U JP 9531090 U JP9531090 U JP 9531090U JP 2515661 Y2 JP2515661 Y2 JP 2515661Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage body
piece
bag
long piece
ticket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990095310U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0452272U (ja
Inventor
昭雄 加瀬
博 杉山
和男 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP1990095310U priority Critical patent/JP2515661Y2/ja
Publication of JPH0452272U publication Critical patent/JPH0452272U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2515661Y2 publication Critical patent/JP2515661Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Container Filling Or Packaging Operations (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、列車、バスなどの交通機関の普通乗車券ま
たは回数券を発行する自動券売機の改良、詳しくは、所
定枚数の発行券、例えば、回数券を発行するに当たり、
前記回数券を二つに折り重ねた収納体の折目部の略中央
に一括して放出し、この収納体を袋状に形成して発行す
る発行券袋詰め装置に関するものである。
〔従来の技術、及び考案が解決しようとする課題〕
所定枚数の回数券(通常、11枚)を袋に詰めて発行す
る自動券売機の発行券袋詰め装置にあっては、従来、袋
用ロール紙をU字形の保持ガイドに導入し所定の大きさ
にカットして当該保持ガイドの形状に沿った収納体を形
成し、このU字形に湾曲した収納体の内部に保持ガイド
の一方の側部側より1枚づつ回数券を放出し、この収納
体の上片の両側縁部を一対のプレス板により下降させて
下片に圧着し当該収納体を袋状に形成して発行するもの
(特開昭58-10285号)、または予め袋状に形成した袋体
を縦長の袋挿入ガイド部に導入して当該袋体の長片を一
対のガイド板により保持し、他方の短片を1枚づつ搬送
される回数券の始端部が当接することにより揺動する開
口用レバーによってガイド板に押し付けることで開口を
形成し、かつ前記開口用レバーと連動して揺動する押え
板により回数券の後端部を押圧して当該回数券を袋体の
内部に強制的に圧入するもの(特開昭63-278191号)が
提案されている。
しかしながら、上記の前者の発行券袋詰め装置におい
ては、U字形に湾曲した収納体の内部に保持ガイドの一
側部側より回数券を1枚づつ放出しているために、個々
の回数券が収納体の内部において散在した状態に収納さ
れて回数券の取り出しに手間がかかる上、収納体がU字
形に湾曲した状態で当該収納体の上片の両側縁部を上下
移動可能な一対のプレス板により下降させて下片の両側
縁部に圧接していることから、プレス板の下降中におい
て上片が保持ガイドの幅方向の一方にずれ、最悪の場
合、上片と下片とで回数券を挟み着けてしまうという難
点があった。
また、後者の発行券袋詰め装置においては、回数券を
1枚づつ搬送して当該回数券の始端部の当接により開口
用レバーが揺動動作して袋体の短片をのみガイド板に押
し付けることにより当該袋体に開口を形成し、かつ押え
板の揺動動作により回数券の後端部を圧下して袋内に当
該回数券を強制的に挿入しているために、回数券の収納
枚数が増えるに従って袋内の回数券の収納スペースが少
なくなることから、収納しようとする回数券の先端部分
が収納済みの回数券に当たって当該回数券の挿入が困難
になってしまい、このような場合には押え板の押圧力に
より回数券が折れ曲がってしまうという難点があった。
本考案は、上記発行券袋詰め装置に上述のような難点
があったことに鑑みて為されたものであって、二つ折り
の収納体に所定枚数の発行券を損傷することなく積み重
ねた状態に収納でき、しかも収納体を上片と下片の両側
縁部を揃えた状態に袋状に形成できる発行券袋詰め装置
を提供することを技術的課題とするものである。
なお、上記各発行券袋詰め装置により発行される袋体
にあっては、回数券が袋内に完全に入り込んでいるため
に、回数券を取り出す際に袋体をその都度開封しなくて
はならず、回数券の取り出しに手間がかかり扱い難いと
いう使用上の難点が見られたが、この点については実願
昭55-89758号(実開昭57-12922号)に開示された構成に
似た構成を採った、発行券を袋体より取り出すに当たり
袋体を開封しなくても発行券を簡単に取り出すことので
きる収納体について関連して触れる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案が上記技術的課題を解決するために採用した手
段を、添附図面に基づいて説明すれば、次のとおりであ
る。
即ち、本考案によれば、長片(P1)と短片(P2)とか
ら成り側縁部に加熱または加圧により硬化する接着部が
設けられ該接着部側を内方にして二つ折り状態にした収
納体(P)を短辺(P2)を下側にして折目部分を下方に
して挟持するとともに長片(P1)の後端部分を斜め上方
で挟持して当該収納体(P)を傾斜状態に保持する収納
体保持手段(2)と、前記収納体(2)の短片(P2)を
吸着して長片(P1)より下方に引き離して開角させる開
口形成手段(3)と、発行すべき所定枚数の発行券
(T)を積み重ね前記収納体(P)の開口端側より折目
部の略中央に向け一括して放出する発行券放出手段
(4)と、前記収納体(P)を折目部分で挟持して取込
み長片(P1)と短片(P2)の両側縁部を圧接・接着させ
て当該収納体(P)を袋状に形成する袋形成手段(5)
とより構成することによって、上述の技術的課題を解決
したものである。
また、前記開口形成手段(3)を、一対の嵌合ローラ
(34,34)が前記収納体(P)の長片(P1)に形成した
長穴(P1a)に嵌入して短片(P2)後端部のみを下流側
に移動させて下方に湾曲させ長片(P1)より離反させて
離脱した短辺(P2)を下方に引き離して開角させるよう
構成したものと置き換えても解決することができる。
更に、前記開口形成手段(3)を収納体(P)の長片
(P1)に穿設した孔(P1b)に長片側よりエアーを吹き
付けて長片(P1)より下方に引き離して開角させる如く
構成しても解決することができる。
〔作用〕
上記のように構成された発行券袋詰め装置は、収納体
保持手段(2)が収納体(P)の折目部分および長片
(P1)の先端部分を挟持して当該収納体(P)を傾斜し
た状態に保持固定した状態で、開口形成手段(3)が収
納体(P)の短片(P2)を吸着するか、嵌合ローラ(3
4)が収納体(P)の長片(P1)に形成した長穴(P1a)
に嵌入して短片(P2)のみを下方に下げるか、または収
納体(P)の短片(P2)に長片(P1)の孔(P1b)を介
してエアーを吹き付け当該短片(P2)を長片(P1)より
離反させるかして収納体(P)を開角させて開口を形成
し、次いで、発行券放出手段(4)が所定枚数の発行券
(T)を積み重ね一括して収納体(P)の開口より折目
部の略中央に向け放出することによって、発行券を損傷
することなく積み重ねた状態に収納体(P)に収納す
る。そして、袋形成手段(5)が収納体(P)の折目部
分を挟持して取り込むことにより、収納体(P)の長片
(P1)と短片(P2)の相対的な位置ズレが防止され、そ
のまま接着部が接着固定されて、収納体(P)の両片
(P1,P2)の両側縁部を揃えた状態に当該収納体(P)
が袋状に形成されるのである。
〔実施例〕
以下、本考案を添附図面に示す実施例に基づいて、更
に詳しく説明する。
第1図は本考案に係る自動券売機の発行券袋詰め装置
を示している。同図中、符号(1)にて指示するものは
後述の収納体(P)を格納しておく格納箱、符号(2)
は収納体(P)を保持する収納体保持機構、符号(3)
は収納体(P)に開口を形成する開口形成機構、符号
(4)は発行すべき所定枚数の発行券(T)(通常、11
枚)、例えば、回数券を1枚づつ積み重ねて放出する発
行券放出機構、符号(5)は収納体(P)を袋状に形成
する袋形成ローラ、符号(6)は袋状の収納体(P)を
受ける受皿であって、これら構成機器(1,2,3,4,5,6)
は図示しない側板に取付けられている。
収納体(P)は、第2図に示すように、長片(P1)と
短片(P2)とから成っていて、長片(P1)および短片
(P2)の内側の両側縁部に感熱硬化性または感圧硬化性
の接着剤(a)を塗布した接着部が設けてある。前記感
熱硬化性の接着剤は熱を加えることにより硬化・接着
し、他方、前記感圧硬化性の接着剤は一定の圧力が加わ
ることにより硬化・接着する性質を有するものであっ
て、通常の状態では長片(P1)と短片(P2)が接着する
ことはない。そして、前記収納体(P)は、短片(P2)
の先端中央に発行券(T)の後端部が表出するU字形の
押出し穴(Ph)を形成し(第3図参照)、二つに折り重
ねた状態で格納箱(1)に収納される。なお、前記収納
体(P)の長片(P1)および短片(P2)の少なくともい
ずれか一方に発行券(T)の一部が表出する押出し穴
(Ph)を形成した構成は、前述した既提案と似て、長片
(P1)または短片(P2)の押出し穴(Ph)に指を宛てが
い発行券(T)を収納体(P)の開口側に向け押し出す
のみで内部の券が取り出せる。
格納箱(1)は、左側の側壁の内部に搬出駆動ローラ
(11)を有している。この搬出駆動ローラ(11)は、側
板に回転自在に軸支されて時計回り方向へ回転する。前
記格納箱(1)には、二つ折りした複数の収納体(P)
が長片(P1)を搬出駆動ローラ(11)側に位置させた状
態に収納されている。そして、格納箱(1)の右側の側
壁内部には、圧縮コイルバネおよび押圧板から成る押圧
機構(図示せず)が配置されていて、収納体(P)を搬
出駆動ローラ(11)側に押圧している、それ故、前記格
納箱(1)は、搬出駆動ローラ(11)の回転動作により
収納体(P)を1枚づつ搬出口(12)から次段の発行券
挟持機構(2)に搬出する。
収納体保持機構(2)は、格納箱(1)の搬出口(1
2)の下方に配置されている。前記収納体保持機構
(2)は、大略逆“く”字形の第1搬送ベルト(21)
と、第1搬送ベルト(21)の上部右側に対面する第2搬
送ベルト(22)と、第2搬送ベルト(22)の下方部分に
おいて第1搬送ベルト(21)と第2搬送ベルト(22)の
間に配置された大略“ノ”字形のガイド板(23)と、第
1搬送ベルト(21)の下部右側において当該搬送ベルト
(21)と対面するピンチローラ(24)とから成ってい
て、第1搬送ベルト(21)および第2搬送ベルト(22)
の上方のプーリ(21a,22a)を駆動プーリとしている。
前記収納体保持機構(2)は、第1搬送ベルト(21)を
時計回り方向へ回転させ、かつ第2搬送ベルト(22)を
反時計回り方向へ回転させることにより当該両搬送ベル
ト(21,22)が格納箱(1)から送り出された収納体
(P)を取り込みガイド板(23)に向け搬送する。そし
て、ガイド板(23)が収納体(P)の折目部分を第1搬
送ベルト(21)に沿うよう案内し、第1搬送ベルト(2
1)と第2搬送ベルト(22)が収納体(P)の短片(P
2)よりも後方まで延出している長片(P1)の後端部分
を挟持し、かつ第1搬送ベルト(21)およびピンチロー
ラ(24)が収納体(P)の折目部分を挟持した状態で両
搬送ベルト(21,22)の回転が停止する。これにより収
納体(P)が第1搬送ベルト(21)の中央のプーリ(21
b)と下方のプーリ(21c)の間において当該収納体
(P)を折目部分を下方にして長片(P1)の後端部分を
斜め上方で挟持された傾斜状態に保持される。
開口形成手段(3)は、収納体保持機構(2)の第1
搬送ベルト(21)の下方に配置されている。前記開口形
成手段(3)は、吸盤(31)と、吸盤(31)を一端に連
結固定し、他端に後述するソレノイド(33)のソレノイ
ド杆(32a)を軸支したL字形のリンク(32)と、ソレ
ノイド杆(32a)の伸長・退縮動作によりリンク(32)
を介して吸盤(31)を収納体(P)の短片(P2)側に往
復運動せしめるソレノイド(33)とから成っている。前
記開口形成手段(3)は、ソレノイド(33)に電流を流
すことによりソレノイド杆(32a)が退縮動作してリン
ク(32)を反時計回り方向へ一定角度回動させ、これに
より吸盤(31)が収納体(P)の短片(P2)を吸着し、
次いで、ソレノイド(33)への電流を切ることによりソ
レノイド杆(32a)を伸長動作してリンク(32)を時計
回り方向へ回動させ、これにより吸盤(31)に吸着保持
された収納体(P)の短片(P2)が長片(P1)より引き
離されて収納体(P)がV字形に開口(開角)する。
発行券放出機構(4)は、V字形に開いた収納体
(P)の開口側の上流に配置されていて、上下一対の搬
送ベルト(41,41)の右側に一対の搬送ローラ(42,43)
を2組備え、これら搬送ローラ(42,43)のうち、左側
の上方の搬送ローラ(42)の軸(42a1)にストッパ(4
4)の一端が回動自在に取り付けてある。このストッパ
(44)は、他端がリンク(45)を介してソレノイド(4
6)のソレノイド杆(46a)に軸支されていて、ソレノイ
ド(46)に電流を流すと、ソレノイド杆(46a)の退縮
動作によりリンク(45)を介して上方に持ち上り、ソレ
ノイド(46)への電流を切ると、ソレノイド杆(46a)
の伸長動作によりリンク(45)を介して下方に下がる。
前記発行券放出機構(4)は、搬送ローラ(43)の上流
側(図では右側)に配置された図示しない印刷機構が印
刷、またはエンコードした発行券(T)を1枚づつ送り
出す毎に、ソレノイド(46)に電流が流れストッパ(4
4)が上方に持ち上がって両搬送ローラ(42,43)間への
発行券(T)の導入を許容し、両搬送ローラ(42,43)
間に発行券(T)が導入されると、ソレノイド(46)へ
の電流が切れてストッパ(43)が下方に下がり発行券
(T)に当接する。これにより両搬送ローラ(42,43)
間に導入された発行券(T)が掛止され、発行すべき所
定枚数の発行券(T)を1枚づつ積み重ねる。そして、
所定枚数揃うとい両搬送ローラ(42,43)の上方側の搬
送ローラ(42a,43a)を時計回り方向へ回転駆動し、下
方側の搬送ローラ(42b,43b)を反時計回り方向へ回転
駆動させることによって、前記発行券(T)を搬送ベル
ト(31,31)を介し収納体(P)の開口より折目部分の
幅員方向の略中央に向け一括して放出する。
袋形成ローラ(5)は、収納体(P)の塗布された接
着剤の性質に応じて加熱ローラ、または加圧ローラが使
用される。前記袋形成ローラ(5)は、収納体保持機構
(2)の下流端の直後に配置した上下一対のローラ(5
a,5b)から成っていて、上方側のローラ(5a)を時計回
り方向へ回転駆動し、下方側のローラ(5b)を反時計回
り方向へ回転駆動することによって、収納体保持機構
(2)より搬送されてくる収納体(P)の先端折目部分
を取り込んで搬入し、搬送中には前記収納体(P)の長
片(P1)と短片(P2)の両側縁部(従って、前述接着
部)を挟持して加熱或いは加圧することにより硬化・接
着して当該収納体(P)を袋状に形成し、同時に受皿
(6)に送り出す。
かゝる構成の本実施例装置は、収納体保持機構(2)
の第1搬送ベルト(21)および第2搬送ベルト(22)が
収納体(P)の長片(P1)の先端部分を挟持し、第1搬
送ベルト(21)およびピンチローラ(24)が収納体
(P)の折目部分を挟持する。そして、開口形成機構
(3)の吸盤(31)がソレノイド(33)のソレノイド杆
(32a)の伸長・退縮動作によって収納体(P)の短片
(P2)を吸着して当該収納体(P)に開口を形成し、一
方で、発行券放出機構(4)のソレノイド(46)のソレ
ノイド杆(46a)の伸長・退縮動作によって上下方向へ
回動するストッパ(44)が搬送ローラ(42,43)の間で
発行券を1枚づつ積み重ね、これら発行券(T)を搬送
ローラ(42,43)および搬送ベルト(41)により収納体
(P)の折目部分の略中央に一括して放出する。これに
より、収納体(P)には、所定枚数の発行券(T)を損
傷することなく積み重ねた状態に収納される。そして、
袋形成ローラ(5)のローラ(5a,5b)が収納体(P)
の折目部分を挟持して取り込み搬送する過程で長片(P
1)と短片(P2)の両側縁部を圧接して接着し当該収納
体(P)を袋状に形成する。しかして、収納体(P)の
両片(P1,P2)の位置ズレおよび発行券(T)のズレが
防止され内部に発行券が整然と収容された当該収納体
(P)が受皿(6)に送り出される。
なお、受皿(6)に発行された収納体(P)より発行
券(T)を取り出す場合には、押出し穴(Ph)に指を宛
てがって発行券(T)を収納体(P)の開口側に押し出
すことで、発行券(T)を収納体(P)より簡単に取り
出すことができる。
第4図は本考案の発行券袋詰め装置の第2実施例を示
している。この第2実施例装置は、収納体保持機構
(2)の第1搬送ベルト(21)の中央のプーリ(21b)
と下方のプーリ(21c)との間に一対の嵌合ローラ(34,
34)を配置することにより開口形成機構(3)を構成し
た他は前述の第1実施例装置と同様な構成となってい
る。
そして、前記第2実施例装置に用いられる収納体
(P)には、第5図に示すように、長片(P1)には収納
体の保持位置にて前記嵌合ローラ(34,34)とは接しな
い充分な大きさの楕円形の長穴(P1a)が形成されてい
る一方、この長穴(P1a)に対向する短片(P2)の部分
は収納体の保持位置にて嵌合ローラ(34,34)と接する
ようになっていて短辺(P2)のみが嵌合ローラ(34,3
4)にて下流側に移動されるようになっている。なお、
短辺(P2)の先端中央にU字形の長穴(P2a)が形成さ
れているが、この長穴(P2a)は嵌合ローラ(34,34)の
挟持部より狭い幅にしてあり嵌合ローラ(34,34)によ
る移動に支障はない。
しかして、第2実施例装置にあっては、収納体保持機
構(2)の第1搬送ベルト(21)および第2搬送ベルト
(22)が収納体(P)の長片(P1)の後端部分を挟持
し、第1搬送ベルト(21)およびピンチローラ(24)が
収納体(P)の折目部分を挟持した状態、即ち収納体
(P)が所定保持位置にある時には、嵌合ローラ(34,3
4)が収納体(P)の長穴(P1a)に嵌入・回転すること
により、短片(P2)後端部のみを下流側に移動させる。
これにより長片(P1)に対する短片(P2)の離反力が生
じる。即ち、短片(P2)は下方に湾曲して長片(P1)よ
り離反し、更には嵌合ローラ(34,34)から離脱する。
こうして短辺(P2)を下方に引き離して開角させ収納体
(P)に開口が形成されるのである。よって、この開口
部より発行券放出機構(4)が所定枚数の発行券(T)
を収納体(P)の折目部分の略中央に向け一括して放出
する。こうして収納体(P)に収納された発行券(T)
は、収納体(P)の材質に対応した紙の剛性により短片
(P2)を担持することが可能であるけれども、必要に応
じて図示の様に下方の嵌合ローラ(34)とピンチローラ
(24)との間に短片(P2)を担持する担持板(35)を設
けてもよい。因みに、本実施例の収納体(P)において
は、長片(P1)および短片(P2)に形成した長孔(P1a,
P2a)が発行券(T)を開口側に押し出す押出し穴(P
h)となっていて、この押出し穴(Ph)より発行券
(T)の後端部が表出している(第5図参照)。
第6図は本考案の発行券袋詰め装置の第3実施例を示
している。この第3実施例装置は、収納体保持機構
(2)の第1搬送ベルト(21)の中央のプーリ(21b)
と下方のプーリ(21c)との間にノズル(36)を配置す
る一方、ノズル(36)とピンチローラ(24)との間に上
記第2実施例と同様な担持板(35)を配置して、前記ノ
ズル(36)よりエアーを吹き出すことによって開口形成
機構(3)を構成した他は前述の第1実施例装置と同様
な構成となっている。そして、前記第2実施例装置に用
いられる収納体(P)には、第7図に示すように、短片
(P2)と対面する長片(P1)の所望の位置に小孔(P1
b)が多数穿設されている。
しかして、第3実施例装置にあっては、収納体保持機
構(2)の第1搬送ベルト(21)および第2搬送ベルト
(22)が収納体(P)の長片(P1)の先端部分を挟持
し、第1搬送ベルト(21)およびピンチローラ(24)が
収納体(P)の折目部分を挟持した状態で、ノズル(3
6)が長片(P1)の小孔(P1b)を介して短片(P2)にエ
アーを吹き付けることにより、短片(P2)が長片(P1)
より離反して担持板(35)に担持され、よって、収納体
(P)に開口が形成されるのである。こうして収納体
(P)に形成された開口には、発行券放出機構(4)に
より所定枚数の発行券(T)が折目部分の略中央に向け
一括して放出される。なお、前記第3実施例装置に用い
られる収納体(P)にも、第8図に示すように、短片
(P2)の先端部分の略中央に発行券(T)の後端部が表
出するU字形の押出し穴(Ph)が形成されており、発行
券(T)の取り出しを簡単にできるようにしてある。
〔考案の効果〕
以上、実施例を挙げて説明したとおり、本考案によれ
ば、収納体保持手段が収納体の折目部分および長片の先
端部分を挟持して当該収納体を傾斜した状態に保持固定
した状態で、開口形成手段が収納体の短片を吸着する
か、収納体の長片および短片の長穴に嵌入して当該短片
のみを長片に対する離反力を利用して下方に下げるか、
または収納体の短片に長片の孔を介してエアーを吹き付
け長片より離反させるかして収納体に開口を形成し、次
いで、発行券放出手段が所定枚数の発行券を積み重ね一
括して収納体の折目部の略中央に向け放出するので、発
行券を損傷することなく積み重ねた状態に収納体に収納
することができる。そして、袋形成手段が収納体の折目
部分を挟持して取り込むので、収納体の長片と短片の相
対的な位置ズレが防止され、両片の両側縁部を揃えた状
態に収納体を袋状に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る発行券袋詰め装置の第1実施例の
概要を表わす説明図、 第2図は第1実施例装置に用いられる収納体の展開図、 第3図は同収納体を二つ折りした状態を表わす図、 第4図は本考案の発行券袋詰め装置の第2実施例の概要
を表わす説明図、 第5図は第2実施例装置に用いられる収納体を二つ折り
した状態を表わす図、 第6図は本考案の発行券袋詰め装置の第3実施例の概要
を表わす説明図、 第7図は第3実施例装置に用いられる収納体を二つ折り
した状態を表わす図である。 (P):収納体、(P1):長片、(2):短片、(P1a,
P2a):長穴、(P1b):孔、(Ph):押出し穴、
(T):発行券、(2):収納体保持機構、(3):開
口形成機構、(4):発行券放出機構、(5):袋形成
ローラ、(34,34):嵌合ローラ。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長片(P1)と短片(P2)とから成り側縁部
    に加熱または加圧により硬化する接着部が設けられ該接
    着部側を内方にして二つ折り状態にした収納体(P)を
    短辺(P2)を下側にして折目部分を下方にして挟持する
    とともに長片(P1)の後端部分を斜め上方で挟持して当
    該収納体(P)を傾斜状態に保持する収納体保持手段
    (2)と、前記収納体(P)の短片(P2)を吸着して長
    片(P1)より下方に引き離して開角させる開口形成手段
    (3)と、発行すべき所定枚数の発行券(T)を積み重
    ね前記収納体(P)の開口端側より折目部の略中央に向
    け一括して放出する発行券放出手段(4)と、前記収納
    体(P)を折目部分で挟持して取込み長片(P1)と短片
    (P2)の両側縁部を圧接・接着させて当該収納体(P)
    を袋状に形成する袋形成手段(5)とを包含する自動券
    売機の発行券袋詰め装置。
  2. 【請求項2】長片(P1)と短片(P2)とから成り側縁部
    に加熱または加圧により硬化する接着部が設けられ該接
    着部側を内方にして二つ折り状態にした収納体(P)を
    短辺(P2)を下側にして折目部分を下方にして挟持する
    とともに長片(P1)の後端部分を斜め上方で挟持して当
    該収納体(P)を傾斜状態に保持する収納体保持手段
    (2)と、一対の嵌合ローラ(34,34)が前記収納体
    (P)の長片(P1)に形成した長穴(P1a)に嵌入して
    短片(P2)後端部のみを下流側に移動させて下方に湾曲
    させ長片(P1)より離反させて離脱した短辺(P2)を下
    方に引き離して開角させる開口形成手段(3)と、発行
    すべき所定枚数の発行券(T)を積み重ね前記収納体
    (P)の開口端側より折目部の略中央に向け一括して放
    出する発行券放出手段(4)と、前記収納体(P)を折
    目部分で挟持して取込み長片(P1)と短片(P2)の両側
    縁部を圧接・接着させて当該収納体(P)を袋状に形成
    する袋形成手段(5)とを包含する自動券売機の発行券
    袋詰め装置。
  3. 【請求項3】長片(P1)と短片(P2)とから成り側縁部
    に加熱または加圧により硬化する接着部が設けられ該接
    着部側を内方にして二つ折り状態にした収納体(P)を
    短辺(P2)を下側にして折目部分を下方にして挟持する
    とともに長片(P1)の後端部分を斜め上方で挟持して当
    該収納体(P)を傾斜状態に保持する収納体保持手段
    (2)と、前記収納体(P)の長片(P1)に穿設した孔
    (P1b)に長片側よりエアーを吹き付けて長片(P1)よ
    り下方に引き離して開角させる開口形成手段(3)と、
    発行すべき所定枚数の発行券(T)を積み重ね前記収納
    体(P)の開口端側より折目部の略中央に向け一括して
    放出する発行券放出手段(4)と、前記収納体(P)を
    折目部分で挟持して取込み長片(P1)と短片(P2)の両
    側縁部を圧接・接着させて当該収納体(P)を袋状に形
    成する袋形成手段(5)とを包含する自動券売機の発行
    券袋詰め装置。
JP1990095310U 1990-09-11 1990-09-11 自動券売機の発行券袋詰め装置 Expired - Lifetime JP2515661Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990095310U JP2515661Y2 (ja) 1990-09-11 1990-09-11 自動券売機の発行券袋詰め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990095310U JP2515661Y2 (ja) 1990-09-11 1990-09-11 自動券売機の発行券袋詰め装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0452272U JPH0452272U (ja) 1992-05-01
JP2515661Y2 true JP2515661Y2 (ja) 1996-10-30

Family

ID=31833951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990095310U Expired - Lifetime JP2515661Y2 (ja) 1990-09-11 1990-09-11 自動券売機の発行券袋詰め装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2515661Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4193977B2 (ja) * 2003-02-27 2008-12-10 有限会社関田商会 カード容器及びその製造装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5712922U (ja) * 1980-06-25 1982-01-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0452272U (ja) 1992-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007141062A (ja) 紙葉類処理装置
US20040080099A1 (en) Envelope transport module with vacuum ports for use in an envelope inserting machine
JP4938970B2 (ja) 装丁された本、雑誌またはカタログを製造するための方法
JP2515661Y2 (ja) 自動券売機の発行券袋詰め装置
JP4641256B2 (ja) シート取出装置及び梱包装置
US8167018B2 (en) Device for separating labels stacked in a feeder
JP2006515257A (ja) 高速フォームバッファ
JP2001114210A (ja) カード封入装置
JP2005350073A (ja) 紙葉類処理装置
JP7204230B2 (ja) 丁合・中入れ装置
JP3447126B2 (ja) 印刷全紙を加工する機械の供給装置
JP3705328B2 (ja) 結束用当紙挿入装置
JP4134153B2 (ja) 紙葉類結束装置
JP4799927B2 (ja) 物品添付装置
JP2962862B2 (ja) 筋押二ツ折機
JP4206096B2 (ja) 紙葉類結束装置
JP2007137492A (ja) 紙葉類結束装置
JPS63307021A (ja) 冊子の折込み帯封装置
JP4083345B2 (ja) 用紙搬送装置
JP3647161B2 (ja) スタッカ装置
JP4111001B2 (ja) 紙葉類取扱装置
JP2553236Y2 (ja) 封入封緘機
JP2702554B2 (ja) 結束装置
JP2517460B2 (ja) 隠蔽葉書の製造装置
JP3476362B2 (ja) ネガ入りシートとプリントの中袋への自動挿入及び該中袋のオーダー袋への自動挿入装置