JP2515543Y2 - 平判シートの自動給紙装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、山積みされた平判シー
トから所定の厚さのリームを次工程（包装機積替機等）
に供給する際に、製品紙面の高品質を維持しつゝ、自動
的、かつ能率的に搬送できる平判シートの自動給紙装置
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従央山積みされた平判シートから、所定
の厚さのリームを分離し、次工程へ搬送する工程では、
作業員の人手によることが多い。

【０００３】自動給紙装置もあるが、リーム分割装置部
分とリーム搬送装置部分は一体構造に組込まれ、その多
くはリーム分割工程完了後引続き搬送工程が行われる方
式で、給紙作業の能率を向上させることが灘しく、紙面
に擦傷のような損傷を与えな いような考慮がなされてい
るものはなく、高級塗工紙をはじめとする品質要求の厳
しい製品を高能率で処理することが要求されるところに
対応できない欠点がある。

【０００４】また、既存の自動給紙装置は、山積みされ
た平判シートの紙端面に挿入されたマーカーの挿入面と
リーム搬送方向が異なる場合、リーム分割装置部分とリ
ーム搬送装置部分全体を移動しなければならず、装置が
大変化、複雑化する欠点がある。

【０００５】

【本考案が解決しようとする課題】前述のように、山積
みされた平判シートから所定の厚さにリームを分離し、
次工程に搬送する作業は、人手による場合は勿論、如何
なる既存の自動給紙装置によっても、リーム端縁部紙面
に損傷を与えず高品質を維持することと、作業能率を向
上させることを両立させることができず、塗工紙等高品
質を要求され、紙面に損傷を生じやすい製品を扱う高速
生産ラインに適用することができない。

【０００６】本考案は前述従来の技術の欠点を改善し、
品質要求の厳しい塗工紙をはじめとする、あらゆる紙種
の製品の紙面の損傷を防止し、高品質を維持しつゝ作業
性を向上し、しかも小型簡潔な装置を提供することにあ
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本考案は、山積みされた
平判シートのリーム給紙装置において、山積みされた平
判シートの上部にリーム搬送装置部分及び山積みされた
平判シートのマーカーが位置する側面に分割装置部分が
組付けられており、リーム搬送装置部分が縦、横、高さ
三方向に独立して可動自在とされ、かつ下端に受座が取
付けられた３本のアームからなり、両端に位置するアー
ムの受座で夫々リーム端縁をクランプでき、中央に位置
するアームの受座はクランプの補助用とされており、リ
ーム搬送装置部分両端のアームの受座でリームをクラン
プして搬送する工程が完了する１サイクルの時間内に、
リーム分割装置部分のマーカーセンサーでのマーカーの
検 知、マーカー押え部材でのマーカーの固定、ディバイ
ダーパットによる該マーカの位置する部分での空間部の
形成、刻空間部へのディバイダーベルトとタッカーの挿
入、タッカーの横移動による該空間部の移行の各動作を
順次併行して行う平判シートの自動給紙装置である。

【０００８】前記両端のアームの受座は、押え板を有し
ており、また該受座の下端部は、夫々独立して傾斜自在
の２枚の板で構成され、該受座に挿入されるリームの任
意の傾斜に合わせて傾斜自在とされ、かつリーム端縁を
挿入する方向に回転自在とされたリンクベルトが装着さ
れており、また、中央に位置するアームの受座は、押え
板がなく、該受座の下端部は、夫々独立して傾斜自在の
２枚の板で構成され、該受座に挿入されるリームの任意
の傾斜に合わせて傾斜自在とされ、かつ前記リームをク
ランプするための受座のリンクベルトと直交方向に回転
自在とされたリンクベルトが装着されている。また、分
割装置部分はマーカーセンサー、マーカー押え部材、デ
ィバイダーパッド、ディバイダーベルト、タッカーから
なっている。

【０００９】

【作用】本考案は以上のような構成になるものであっ
て、搬送装置部分の両端に位置するアームの受座でリー
ム端縁をクランプするには、両端に位置するアームの分
割装置部分側に位置するアームの受座で平判シート最上
部のリーム端縁をクランプする。該受座の下端部は、該
下端部を構成する２枚の板がリームの任意の傾斜に合わ
せて傾斜し、更に、リンクベルトがリームを受座に挿入
した際、リームの挿入による紙との摩擦によって従動回
転するため、リーム底面の紙との相対的な動きがなく、
紙面擦傷等を発生させることがない。

【００１０】前記アームでリーム端縁をクランプした
後、該アームを上昇し、中央に位置するアーム受座の下
端部を挿入し、該アームを両端に位置する他のアーム側
へ横移動させ、該アームの受座でクランプして搬送を行
う。前記各アームの作動が終わり元の位置に復帰して搬
送の１サイクルを完了する。尚、山積みされた平判シー
トが載置しているリフターはその間にリームの厚さ分だ
け上昇している。

【００１１】また、分割装置部分は、前記搬送装置部分
の搬送動作の完了する１サイクルの時間内に、次に搬送
するリームと、その下に位置するリームの間に取付けら
れているマーカーをマーカーセンサーで検知した後、該
マーカーをマーカー押え部材で固定し、ディバイダーパ
ッドで該マーカー上部のリームを押し上げて空間部を形
成し、該空間部にディバイダーベルトとタッカーを挿入
して分離し、その後タッカーをマーカーの折込まれてい
る端面に沿い、かつ搬送装置部分のアーム側へ移動後、
ディバイダーベルトを後退させる。該空間部はタッカー
の移動につれてアームの受座が位置する側に移行し、ア
ーム受座の下端部を挿入可能状態に分割処理して待機す
る。

【００１２】即ち、分割装置部分は、搬送装置部分で先
のリームの搬送動作を行っている１サイクルの時間内
に、該搬送装置部分の搬送動作と併行して次に分離する
リームについて前記分割処理を行って、搬送装置部分の
アーム受座で次のリームの搬送が直ちに可能な状態に待
機できるため、分割処理工程として別個に要する時間を
省略できるから、搬送、分割処理全般に要する時間を短
縮でき、きわめて能率的である。尚、前記分割装置部分
の併行作動は、汎用のコンピューター制御によって簡単
に行うことができる。

【００１３】また、本考案の装置は、搬送装置部分と分
割装置部分とが一体構造とされた従来の装置と異なり、
搬送装置部分と分割装置部分とが別体で組付けられてい
るため、山積みされた平判シートのマーカーが挿入され
ている紙端面の位置に合わせて分割装置部分のみを適宜
移動することが可能であり、マーカーの挿入位置と分割
装置部分との相対的位置関係に広い融通性を持たせるこ
とができ、しかも装置が小型化、簡単化できる。

【００１４】

【実施例】図１は本考案の一実施例の構成図、図２は本
考案の他の実施例の構成図、図３ は分割装置部分、図４
〜図６はクランプするための受座本体、図７〜図９はク
ランプ補助用の受座本体、図１０〜図１２はタッカーの
先端部を夫々示したものであるが、次にこれらの図面を
参照して本考案の構成ならびに作用について具体的に説
明する。

【００１５】図１及び図２に示すように平判シート自動
給紙装置は、リームの分割装置部分Ａと、リームを搬送
する搬送装置部分Ｂからなっており、分割装置部分Ａは
山積みされた平判シートのマーカーＭが挿入されている
端面側に、また、搬送装置部分Ｂは山積みされた平判シ
ートの上部にそれぞれ組付けられている。

【００１６】分割装置部分Ａは、図３のようにマーカー
に対向する面にマーカーを検知するためのマーカーセン
サー１（センサーアーム２先端に取付けられている）、
ディバイダーパッド５、マーカー押えローラー９、ディ
バイダーベルト１２、ベルト挿入バー１３、ベルトリー
ルドラム１５、タッカー１６で構成されている。尚、図
３中符号３はＥＰＣセンサー、４はＥＰＣモーター、８
はマーカー吸着部材、６、７、１１はエアシリンダー、
１０はロッドレスシリンダー、１４はベルト挿入バー１
３前進、後退用エアシリンダー、１７、１８は夫々タッ
カー横移動用モーター及び前進、後退用モーター、Ｘは
ピニオン、Ｙはラックである。

【００１７】前記ディバイダーベルト１２は、ベルトリ
ールドラム１５に常に張力によって巻取り状態とされて
おり、その先端はマーカーセンサー１方向に引き出さ
れ、カギ型に折曲げられたベルト挿入バー１３先端を囲
むように上部に折返されて固定されている。また、ベル
ト挿入バー１３は、前進、後退用エアシリンダー１４で
山積みされた平判シート端面方向へ前進、後退でき、デ
ィバイダーベルト１２は、ベルト挿入バー１３の前進に
よってベルトリールドラム１５から引き出され、後退に
よってベルトリールドラム１５に引き戻される構造とさ
れている。

【００１８】また、タッカー１６は、ベルト挿入バー１
３先端後ろで前記折返されたディバイダーベルト１２の
間に挿入されており、タッカー横移動用モーター１７で
山積 みされた平判シートのマーカーＭの位置する端面に
沿って搬送装置部分Ｂのアームａ方向又は逆方向へ横移
動することができ、またタッカー前進、後退後モーター
１８でマーカーＭの位置する端面側へ前進、後退できる
構造とされている。

【００１９】また、搬送装置部分Ｂは図１及び図２のよ
うに、縦、横、高さ（Ｘ，Ｙ，Ｚ）三方向に夫々独立し
て移動可能なアームａ、ｂ、ｃ３本からなり、両端に位
置するアームａ、ｃ夫々の下端に受座本体２１が取付け
られ、アームｂの下端に受座本体２１が取付けられてい
る。受座本体２１は押え板２０を有しており、該押え板
２０と受座本体２１の下端部とでリーム端縁をクランプ
することができ、他方、アームｂの下端の受座本体２２
は、前記押え板２０を有しない構造で、前記アームｃの
受座本体２２のクランプを補助するものである。

【００２０】前記アームａ、ｃの受座本体２１は、図４
〜図６のように垂直部３１下端に取付けた軸２６回りに
回転自在とされ、かつリーム挿入方向に向かって取付け
た舌片２３の板２４及び該板２４先端部に取付けた軸２
９回りに回転自在とされた板２５の２枚の板で構成する
下端部と、更に該板２５に取付けた回転自在の２本のロ
ーラー２７に装着され、かつリーム挿入方向に回転自在
とされたリンクベルト２８からなっている。該受座２１
は、押え板２０と受座本体２１の板２４、２５で構成す
る下端部との間でリームの端縁をクランプでき、またリ
ンクベルト２８は受座本体２１にリーム端縁挿入時に、
該リーム紙面の挿入による摩擦によって従動回転自在と
されている。

【００２１】一方、アームｂの受座本体２２は、図７〜
図９のように前記受座本体２１と同様に、垂直部３１下
端に取付けた軸２６回りに回転自在とされた板３２と該
板３２に取付けた軸２９回りに回転自在とされた平面形
状がコ字状の板３３の２枚の板で構成する下端部と、更
に該コ字状板３３両端に取付けた回転自在のローラー３
４に装着され、かつ前記受座２１のリンクベルト２８と
直交する方向に回転自在とされたリンクベルト３５から
なっている。該アームｂは、アームｃの位置する方向へ
移動する際、リンクベルト３５がリームの紙に接触し紙
面との摩擦で従 動回転自在とされている。

【００２２】本考案の実施に当り、山積みされた平判シ
ートが載置されているリフターＬが所定の位置（１リー
ムの厚さ分）まで上昇して停止する。また、分割装置部
分Ａは位置設定に当り、ＥＰＣセンサー３でマーカーＭ
の位置を設定した後、ロッドレスシリンダー１０を作動
させてマーカー吸着部材８とマーカー押えローラー９を
前進させ、山積みされたシート端面との間隔を１００ｍ
ｍに保持させる。次で、マーカーＭをマーカーセンサー
１で検知した後、その状態で更にエアシリンダー１１を
作動させてマーカー押えローラー９を前進させて平判シ
ート端面に接触させてマーカーＭを押えて固定する。

【００２３】次に、エアシリンダー６を作動させてディ
バイダーパッド５を前進させ、前記マーカーセンサ１で
検知したマーカーＭ上のリーム（最上部のリーム）Ｒ _１
端面に接触させ、更にリームＲ _１ 端縁を上方へ押し上げ
てリームＲ _１ とＲ _２ の間に空間部を形成する。次に、エ
アシリンダー１４を作動させてベルト挿入バー１３を前
進させると、ディバイダーベルト１２が徐々にベルトリ
ールドラム１５から引き出され、前記Ｒ _１ とＲ _２ との間
に形成された空間部内に挿入される。該ディバイダーベ
ルト１２はリームＲ _１ 紙面に徐々に当てがわれつゝ空間
部内へ挿入されるため、何等紙面を損傷するおそれはな
い。尚、空間部形成後マーカーＭはマーカー吸着部材８
で吸着して除去される。

【００２４】また、前記ディバイダーベルト１２が空間
部内に挿入される際、タッカー１６はベルト挿入バー１
３先端の後ろの折返されて上下２枚とされたディバイダ
ーベルト１２間に位置しており、タッカー前進、後退用
モーター１８がベルト挿入バー前進、後退用エアシリン
ダー１４と同期して作動し、ディバイダーベルト１２の
前進と共に前進して該空間部内に挿入される。

【００２５】次いで、ディバイダーベルト１２とタッカ
ー１６を空間部内へ挿入した後、タッカー１６はタッカ
ー横移動用モーター１７の作動によって搬送装置部分Ｂ
のア ームａ側に横移動し、その移動後にベルト挿入バー
１３を後退させてディバイダーベルト１２を後退させ
る。前記のようにタッカー１６を移動させ、ディバイダ
ーベルト１２を後退させると、前記空間部は、タッカー
１６で保持されると共に、タッカー１６の移動につれて
搬送装置部分Ｂのアームａ側に移行する。

【００２６】タッカー１６は、先端部が図１０〜図１２
のように該タッカー１６の軸と直交方向に回転自在とさ
れたリンクベルト３６が装着されており、タッカー１６
の横移動に際し、該リンクベルト３６がリームの紙面と
の摩擦によって従動回転するため、タッカー１６の横移
動に際し、リームの紙面との相対的な動きはなく、従っ
て、移動に伴う紙面の損傷はない。

【００２７】次に、前記空間部に搬送装置部分Ｂのアー
ムａの受座本体２１の板２４、２５で構成する下端部を
挿入し、押え板２０とでリームＲ _１ 端縁をクランプし、
アームａを上昇させ、次にアームｂの受座２２の下端部
をリームＲ _１ の下に挿入して上昇させた後、該アームｂ
をアームｃ側に移動することによって、アームｃ側のリ
ームＲ _１ の端縁が持ち上げられ、これにアームｃの受座
本体２１下端部を挿入し、該下端部と押え板２０とでリ
ームＲ _１ の他の端縁をクランプする。以上のようにリー
ムＲ _１ の両端縁をクランプして次工程（包装機、積替
機）へ搬送する。尚、アームａの受座本体２１でリーム
Ｒ _１ 端縁をクランプ後、タッカー１６はもとの位置に復
帰し、また、リフターが所定の厚さ分上昇して停止す
る。

【００２８】前記アームａ、ｃに取付けられている受座
本体２１の板２４、板２５で構成する下端部及びアーム
ｂの受座本体２２の板３２、３３で構成する下端部は、
夫々リームＲ _１ の任意の傾斜に合わせてて傾斜できると
共に、リンクベルト２８、３５がリームＲ _１ の挿入につ
れて紙面との摩擦により従動回転し、紙面との相対的な
動きがなく、従って、リームＲ _１ の受座本体２１、２２
に接する紙面に何等擦傷等の損傷を生ずるおそれはな
い。前記搬送動作が終了し、アームａ、ｂ、ｃが夫々元
の位置に復帰した時点において搬送工程の１サイクルを
完了する。

【００２９】また、分割装置部分Ａは、前記搬送工程が
完了する１サイクルの時間内に、次のリームＲ _２ と更に
その下に位置するリームとの間のマーカーＭを検知し、
マーカーＭの位置する部分に空間部を形成し、該空間部
にディバイダーベルト１２とタッカー１６を挿入し、タ
ッカー１６の横移動とディバイダーベルト１２の後退に
よって該空間部を搬送装置部分Ｂのアームａ側へ移行す
る各動作を併行して行い、搬送装置部分Ｂのアームａ、
ｃで該リームＲ _２ の搬送動作に直ちに対応できるように
待機する。

【００３０】分割装置部分Ａが山積みされた平判シート
のマーカーＭが挿入されていない端面に位置するとき、
分割装置部分Ａに２重リンク構造の部材ｃを取付け、図
２中二点鎖線のようにマーカーＭの位置する面に分割装
置部分Ａのみを移動すれば良い。また、位置決定に対し
ては分割装置部分ＡのＥＰＣセンサー３で行った後、前
記分割装置部分Ａの各動作を順次行うことができる。
尚、該２重リンク構造の部材ｃは設定位置に合わせて適
宜昇降できる構造とされている。

【００３１】

【考案の効果】以上のように本考案は、山積みされた平
判シートより１リーム毎に次工程（包装後、積替機）に
対して給紙作業を行なうに当り、搬送装置部分のアーム
の受座で確実にリーム端縁をクランプして搬送できると
共に、搬送動作を完了し元の位置に復帰する１サイクル
の時間内に、分割装置部分が次のマーカーの検知、該マ
ーカーでのリーム分離処理、搬送装置部分のアームの受
座による該リームの搬送処理が可能な状態に待機処理が
行われるため、リームの分割、搬送全工程に要する時間
を短縮でき、作業能率を大幅に改善することができる。

【００３２】更に、本考案は、分割装置部分のリーム分
割処理に当り、リーム紙面に接触する部分が徐々に引き
出して当てがわれるディバイダーベルト、タッカー横移
動に際し従動回転するリンクベルトによって行われ、ま
た、搬送装置部分の受座のリーム紙面と接する部分が任
意に傾斜できる２枚の板とリンクベルトであるため、分
割装置部分及び搬送装置部分の全工程の紙面に接触する
部分でリーム移動時の 紙面との相対的な動きを生ぜず、
従って、リームの紙面に擦傷等の損傷を生じるおそれが
なく、製品の高品質を維持しつゝ作業能率を大幅に改善
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の斜視図である。

【図２】本考案の他の実施例の斜視図である。

【図３】分割装置部分Ａの斜視図である。

【図４】アームａ、ｃの受座本体の平面図である。

【図５】図４中Ａ−Ａ線断面図である。

【図６】図４中Ｂ−Ｂ線断面図である。

【図７】アームｂの受座本体の平面図である。

【図８】図７中Ｃ−Ｃ線断面図である。

【図９】図７中Ｄ−Ｄ線断面図である。

【図１０】タッカー先端部の平面図である。

【図１１】図１０の側面図である。

【図１２】図１０中Ｅ−Ｅ線断面図である。

【符号の説明】

Ａ： 分割装置部分 Ｂ： 搬送装置部分 Ｃ： 二重リンク構造部材 Ｌ： 平判シート用リフター Ｍ： マーカー Ｒ_１、Ｒ_２： リームａ、ｂ： リーム搬送用アーム ｃ： リーム端縁部横行用アーム １： マーカーセンサー ２： センサーアーム ３： ＥＰＣセンサー ４： ＥＰＣモーター ５： ディバイダーパッド ６、７、１１： エアシリンダー ８： マーカー吸着部材 ９： マーカー押えローラー １０： ロッドレスシリンダー １２： ディバイダーベルト １３： ベルト挿入バー １４： ベルト挿入バー前進 後退用エアシリンダー １５： ベルトリールドラム １６： タッカー １７： タッカー横移動用モーター １８： タッカー前進、後退用モーター ２０： 押え板 ２１、２２： 受座本体 ２３、３０： 舌片 ２４、２５： 板 ２６： 回転軸 ２７、３４： ローラー ２８： リンクベルト ２９： 回転軸 ３１： 受座本体の垂直部 ３２、３３： 板 ３５、３６： リンクベルト

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−132849（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−12548（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−106351（ＪＰ，Ａ)

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 山積みされた平判シートのリーム給紙装
   置においで、山積みされた平判シートの上部にリーム搬
   送装置部分及び山積みされた平判シートのマーカーが位
   置する側面に分割装置部分が組付けられており、リーム
   搬送装置部分が縦、横、高さ三方向に独立して可動自在
   とされ、かつ下端に受座が取付けられた３本のアームか
   らなり、両端に位置するアームの受座で夫々リーム端縁
   をクランプでき、中央に位置するアームの受座はクラン
   プの補助用とされており、リーム搬送装置部分両端のア
   ームの受座でリームをクランプして搬送する工程が完了
   する１サイクルの時間内に、リーム分割装置部分のマー
   カーセンサーでのマーカーの検知、マーカー押え部材で
   のマーカーの固定、ディバイダーパッドによる該マーカ
   の位置する部分での空間部の形成、該空間部へのディバ
   イダーベルトとタッカーの挿入、タッカーの横移動によ
   る該空間部の移行の各動作を順次併行して行うことを特
   徴とする平判シートの自動給紙装置。