JP2515426B2 - シャッタ―の取付け工法とシャッタ―取付け用ユニットブロック - Google Patents

シャッタ―の取付け工法とシャッタ―取付け用ユニットブロック

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JP2515426B2
JP2515426B2 JP2263721A JP26372190A JP2515426B2 JP 2515426 B2 JP2515426 B2 JP 2515426B2 JP 2263721 A JP2263721 A JP 2263721A JP 26372190 A JP26372190 A JP 26372190A JP 2515426 B2 JP2515426 B2 JP 2515426B2
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shutter
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明 作山
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Bunka Shutter Co Ltd
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Bunka Shutter Co Ltd
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、主として高層建築物の各階において、防火
あるいは防煙用に取付けられるシャッターの取付け工法
及び該工法の実施に使用するシヤツター取付け用ユニッ
トブロックに関するものである。
(従来の技術) 通常、高層建築物の施工においては、先づ建物躯体を
構築し、そこに大梁,小梁などの床梁を組付け、床下地
デッキを各階層において取付けると共に、この作業に平
行し、あるいは前後して、上記床梁に下階用の防火ある
いは防煙用シャッターの主要部をブラケットを介して組
付けるような作業手順が組まれている。
(発明が解決しようとする課題) この場合には、厳密に設定された現場作業工程に基づ
いて、限られた期間内に、定められた個所で、シャッタ
ーの取付けが完成されなければならない。これを遅延す
ると、他の作業への遅延をもたらし、工期を遅らせると
いう損害を与える。しかし、現場へのシャッターの搬入
には限られた現場設置のクレーンを利用しなければなら
ず、順番待ちなど、無駄時間が多くなり、組立て作業も
下階の床上に脚立つを用意して行なうなど、作業しにく
いという欠点がある。また既に構築された床梁上の床下
地デッキ下部にシャッターを搬入させて取り付ける作業
は極めて面倒である。
本発明は上記事情にもとづいてなされたもので、シャ
ッター搬入のための作業を簡略化させ、工期短縮の上で
作業性を向上でき、作業工程に基づく現場での作業手順
の拘束をできるだけ回避できる状況を得ようとすること
を目的としたものである。
(課題を解決するための手段) このため、本発明では、図示の実施例でも明らかにし
ているように、上階の床梁(2)に下階用の防火あるい
は防煙用シャッター(7)を装備するシャッターの取付
け工法において、地上において、大梁、小梁等により床
梁(2)を組立て、床下地デッキ(3)取付け前にブラ
ケット(4)を介して上記床梁(2)にシャッタースラ
ット(5)を巻装したシャッター軸(6)ユニットを支
持固定し、デッキ(3)を取付けることによりユニット
ブロック(A)を組み立てた後、クレーンで上記ユニッ
トブロック(A)を吊り上げ、建物の躯体(10)に上記
ユニットブロック(A)を固定し、該当階層において、
ガイドレールなどのシャッター用附帯部材(11)を装着
するのである。
上記シヤツター取付け用ユニットブロック(A)は、
梁材(大梁2A、小梁2B)が枠形に組付けられた建築物の
床梁(2)と、該床梁(2)に設置された床下地デッキ
(3)と、該床下地デッキ(3)の下部における前記床
梁(2)の梁材にブラケット(4)を介して取り付けら
れたシヤツタースラット(5)を巻装したシヤツター軸
(6)ユニットとにより構成され、前記床梁(2)と床
下地デッキ(3)とシヤツター軸(6)ユニットとが予
めユニット化されて組付けられていることを特徴として
いる。
(作 用) したがって、ユニットブロック(A)のクレーン搬入
の時、あわせてシャッター(7)の主要部を現場の階層
へ搬入でき、単独に搬入する時のクレーン作業を省略で
きる。
また、床梁(2)へのシャッター(7)取付けも地上
において行なわれるため、作業仕易く、作業時間が短縮
できる。また、各階層ではシャッター(7)の附帯部材
(11)についてのみ、組付け作業が残されるだけである
ため、全体の作業工程内での時間短縮に有効である。
(実施例) 以下、本発明の取付け工法を、図示の実施例を参照し
て具体的に説明する。図において、符号1は地上に用意
された仮設架台であり、この上には第3図に示されるよ
うに、先づ、大梁2Aおよび小梁2Bよりなる床梁2の組立
てがなされる。その後、床下地デッキ3を取付けて、所
要大きさの床面積に対応するユニットブロック(A)を
構成するのであるが、その床下地デッキ3の取付けに先
立って、上記床梁2に対しては、第2図に示すようにブ
ラケット4を介して、シャッタースラット5を巻装した
シャッター軸6ユニットを支持固定するのである。この
場合、上記シャッタースラット5およびシャッター軸6
を含むシャッター7の主要部7Aは相当な重量であるか
ら、上記仮設架台1に一体的に、あるいは別個に支持台
8を容易し、ここに予め上記主要部7Aを支えた状態にし
て置いて、次に、上記仮設架台1に床梁2を載せ、ブラ
ケット4をボルト留め9で上記床梁2(とくに、この実
施例では大梁2Aの1つ)に組付けるのである。そして、
床下地デッキ3を取付け大型クレーンで、上記ユニット
ブロック(A)を取り上げ(第5図参照)、所要の階層
の、所定個所にもたらして、建築物の躯体10に上記床梁
2を固着するのである。この固着にはボルト留めなどの
方法が用いられる。
なお、上記実施例において、ブラケット4に対するシ
ャッター軸6の取付けは、仮取付けとして置いて、所要
階層に上記ユニットブロック(A)を設置した後、正規
の位置にずらせて、正しく本取付けするようにしてもよ
い。
上記ユニットブロック(A)については、その後、床
下地デッキ3に対して床コンクリート施工がなされる
が、シャッター7については、各階層において、マグ
サ、ガイドレール、、ケースなどの附帯部材11の取付け
がなされる。
(発明の効果) 本発明は以上詳述したようになり、地上において、床
梁をユニット化するため、ブロックに組立てる時、あわ
せて、下階のためのシャッターの主要部を上記床梁に組
付けてしまうので、シャッターのためだけに単独にクレ
ーン搬入する必要がなくなり、地上での組付けなので作
業が仕易く、また、各階層での作業が短縮されること
で、工期の短縮ができ、遅延を回避できるなどの多くの
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の作業過程を順次示す斜視
図、第6図はシャッターの主要部を床梁に対して組付け
る際の要部拡大側面図、第7図は附帯部材の取付け状況
を示す側面図である。 1……仮設架台、2……床梁、2A……大梁、2B……小
梁、3……床下地デッキ、4……ブラケット、5……シ
ャッタースラット、6……シャッター軸、7……シャッ
ター、7A……主要部、8……支持台、9……ボルト留
め、10……躯体、11……附帯部材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上階の床梁に、下階用の防火あるいは防煙
    用シャッターを装備するシャッターの取付け工法におい
    て、地上において、大梁、小梁等により床梁を組立て、
    床下地デッキ取付け前にブラケットを介して上記床梁に
    シャッタースラットを巻装したシャッター軸ユニットを
    支持固定し、デッキを取付けることによりユニットブロ
    ックを組み立てた後、クレーンで上記ユニットブロック
    を吊り上げ、建物の躯体に上記ユニットブロックを固定
    し、該当階層において、ガイドレールなどのシャッター
    用附帯部材を装着することを特徴とするシャッターの取
    付け工法。
  2. 【請求項2】梁材が枠形に組付けられた建築物の床梁
    と、該床梁に設置された床下地デッキと、該床下地デッ
    キの下部における前記床梁の梁材にブラケットを介して
    取り付けられたシャッタースラットを巻装したシャッタ
    ー軸ユニットとにより構成され、前記床梁と床下地デッ
    キとシャッター軸ユニットとが予めユニット化されて組
    付けられていることを特徴とするシャッター取付け用ユ
    ニットブロック。
JP2263721A 1990-10-03 1990-10-03 シャッタ―の取付け工法とシャッタ―取付け用ユニットブロック Expired - Lifetime JP2515426B2 (ja)

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