JP2515126Y2 - 放射線厚み測定装置 - Google Patents

放射線厚み測定装置

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JP2515126Y2 JP1991056091U JP5609191U JP2515126Y2 JP 2515126 Y2 JP2515126 Y2 JP 2515126Y2 JP 1991056091 U JP1991056091 U JP 1991056091U JP 5609191 U JP5609191 U JP 5609191U JP 2515126 Y2 JP2515126 Y2 JP 2515126Y2
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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉄鋼などの圧延設備に
設置されて圧延材の厚さを測定する放射線厚み測定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間仕上げ圧延設備に設置された従来の
放射線厚み測定装置を示す図3において、熱間圧延中の
圧延材30は、圧延機17Lの上下のワーキングロール17a
の間に送り込まれ、次いで圧延機17Mに送り込まれ、更
に圧延機17Nに送り込まれることで、各圧延機17L,17
M,17Nで徐々に薄板に圧延された後、放射線厚み計1
で板厚が測定される。この放射線1の検出信号は、各圧
延機17L,17M,17Nの図示しないロール圧下制御装置
に入力され、その結果、各圧延機17L,17M,17Nのワ
ーキングロール17aは、バックアップロール17bで加圧
されて、放射線厚み計1の検出信号が所定の値になるよ
うに連続的に制御される。
【0003】ところで、このような圧延設備に設置され
た放射線厚み計は、定期的に点検されるときには、圧延
機の近くでは粉塵や水蒸気が多く、作業する場所もない
ので、従来から圧延機から離れた場所に移して行われて
いる。
【0004】一方、最近の圧延工場では、ユーザの仕様
の多様化に伴い、特殊な成分を含んだ製品や、特異な断
面形状・寸法で、且つ小量の受注が増えてきている。と
ころが、図3のように、最終の圧延スタンドの圧延機17
Nの出側に放射線厚み計1を設置して圧延材30の板厚を
制御する方法では、圧延機17Lから放射線厚み計1まで
の長さL(注;正確には、制御系と駆動系の遅れ分が加
算される。)の圧延材30は、補正制御されないので、不
良品(スクラップ品)となる。したがって、小量の圧延
工程では歩留りが極端に落ちる。
【0005】そのため、図4及び図4のA−A断面を示
す図5と図4のB−B断面を示す図6で示すように、放
射線厚み計1を上流側の圧延スタンドの圧延機17A,17
Bの間に設けて、歩留り率を上げる方法が検討されてい
る。しかし、この方法は、圧延機17A,17Bの周りに設
けられた駆動電動機40A,40B、減速機41A,41B、テ
ンションローラ44や、このテンションローラ44を駆動す
る電動機42,減速機43及びこれらの機器のための駆動用
油圧の配管や潤滑・冷却・除塵のための各種配管が配設
されているので、適切な場所はない。又、たとい、なん
とか設置できたときでも、圧延設備の稼動中は、放射線
厚み計1を保守・点検するための搬出ができない。も
し、圧延機を停めるとできるが、それでは使えない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】したがって、図7に示
すように、放射線厚み計1を保守・点検するときには、
放射線厚み計1にワイヤ46を掛けて、クレーン45で吊り
上げ、保守・点検場所まで運ぶ方法も考えられる。しか
し、この方法も、ワイヤ46を掛ける作業だけでなく、放
射線厚み計1に接続されたケーブル1cや水冷ホースの
切り離し作業が、稼動中の圧延ラインでは危険でできな
い。
【0007】そのため、図8で示すように、放射線厚み
計1をチェーン60Bやスプロケット61Aを介して昇降用
の駆動部59で吊り上げた後、レール52で保守・点検位置
まで遠隔操作で移動させる方法が採用されている。図8
において、圧延ラインの図示しない圧延機に近接して立
設された支柱51Bと保守・点検位置に立設された支柱51
Aの上端間には、走行レール52が前後方向に横設され、
この走行レール52には、後端下側に駆動輪53aが、前端
下側に車輪53bが設けられた走行台車が載置されてい
る。この走行台車53の上面には、後端に駆動部58が載置
され、この駆動部58の図示しない出力軸に固定された図
示しないスプロケットと駆動輪53aに固定された図示し
ないスプロケットの間には、チェーン53cが巻き付けら
れている。
【0008】一方、走行台車53の中間部上面には、昇降
駆動部59が載置され、この昇降駆動部59の後方には、詳
細省略した軸に小径のスプロケット61Cが篏合固定さ
れ、このスプロケット61Cと昇降駆動部59の出力軸に篏
合固定されたスプロケット61Dとの間には、短いチェー
ン60Bが巻き付けられている。走行台車53の下面には、
前部に昇降レール55が、後部に幅の狭い昇降レール54が
垂設され、これらの昇降レール54,55の下端は、I形鋼
の連結棒54aで固定されている。
【0009】このうち、前側の昇降レール55の下部に
は、車輪56aで昇降レール55を挾み付けた昇降ガイド56
が上下動自在に設けられ、この昇降ガイド56の前面に
は、放射線厚み計1が固定されている。昇降ガイド56の
上面には、チェーン60の前端が固定され、このチェーン
60の中間部は、走行台車53の前後に設けられたスプロケ
ット61A,61Bに巻き付けられ、チェーン60の後端は、
バランサ57の上面に固定され、このバランサ57は、車輪
57aで昇降レール54に案内されて上下動自在となってい
る。
【0010】このように構成された放射線厚み測定装置
においては、駆動部58をわずかに駆動して、放射線厚み
計1を測定位置から引き出し、次いで、昇降駆動部59を
駆動して昇降ガイド部56と放射線厚み計1を上昇させ、
バランサ57を下降させて再び駆動部58を駆動して、図示
しない保守位置まで放射線厚み計1を移動させる。
【0011】ところが、このように構成された放射線厚
み測定装置においても、昇降レール54,55の下端や連結
棒54aが、圧延機の周辺の設置物に干渉するときや支柱
51Bが設置できないときには採用できない。そこで、本
考案の目的は、圧延スタンドの間に設置しても、周辺機
器と干渉することなく放射線厚み計を保守・点検位置に
移動させることのできる放射線厚み測定装置を得ること
である。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】第1の考案は、
保守位置から圧延機の間に設けられた架台と、この架台
に懸架された一対のレールと、架台に搭載された昇降駆
動部と、架台の前部から垂設された一対のガイドレール
に案内され昇降駆動部で昇降される分離走行レールと、
この分離走行レールに懸架され走行駆動部で前後に走行
する放射線厚み計で放射線厚み測定装置を構成すること
で、圧延機の近くに支柱を設置できないときでも放射線
厚み計を測定位置から分離走行レールでわずかに後退さ
せるとともに、昇降駆動部とガイドレールで上昇させた
後、架台に懸架されたレール上を走行駆動部で保守・点
検位置まで移動させて、保守・点検位置への移動時の周
辺機器との干渉を防いだ放射線厚み測定装置である。
【0013】また、第2の考案は、保守位置から圧延機
の間に設けられた架台と、この架台に懸架された一対の
レールと、架台に搭載された昇降駆動部と、架台の前部
から垂設された一対のガイドレールに案内され昇降駆動
部で昇降される分離走行レールと、この分離走行レール
に懸架され走行駆動部で前後に走行する放射線厚み計で
放射線厚み測定装置を構成し、放射線厚み計に走行駆動
部を搭載することで、圧延機の近くに支柱を設置できな
いときでも放射線厚み計を測定位置から走行駆動部と分
離走行レールでわずかに後退させるとともに、昇降駆動
部とガイドレールで上昇させた後、架台に懸架されたレ
ール上を走行駆動部で保守・点検位置まで移動させて、
保守・点検位置への移動時の周辺機器との干渉を防いだ
放射線厚み測定装置である。
【0014】更に、第3の考案は、保守位置から圧延機
の間に設けられた架台と、この架台に懸架された一対の
レールと、架台に搭載された昇降駆動部と、架台の前部
から垂設された一対のガイドレールに案内され昇降駆動
部で昇降される分離走行レールと、この分離走行レール
に懸架され走行駆動部で前後に走行する放射線厚み計で
放射線厚み測定装置を構成し、昇降駆動部にチェーンを
巻装し、このチェーンの片端に分離走行レールを、他端
にバランス錘りを懸架することで、圧延機の近くに支柱
を設置できないときでも放射線厚み計を測定位置から走
行駆動部と分離走行レールでわずかに後退させるととも
に、昇降駆動部とガイドレールで上昇させた後、架台に
懸架されたレール上を走行駆動部で保守・点検位置まで
移動させて、保守・点検位置への移動時の周辺機器との
干渉を防いだ放射線厚み測定装置である。
【0015】
【実施例】以下、本考案の放射線厚み測定装置の一実施
例を図面を参照して説明する。図1は、本考案の放射線
厚み測定装置を示す図で、(a)は放射線厚み計1が圧
延材30の測定位置に突き出た状態を示す側面図、(b)
は(a)の右側面図である。
【0016】図1において、図示しない仕上げ圧延ライ
ンの3段目の圧延スタンド17と図示しない4段目の圧延
スタンドの間の側面(材料の圧延方向から見ると左側)
には、図示しない駆動モータやルーパモータの駆動軸の
間に立てられた4本のI形鋼でなる柱19aで構成された
架台19が設けられ、このうち、前側の柱19aの前方に
は、上端が架台19の前端下面に固定されI形鋼でなる一
対の後部昇降ガイドレール9Aが垂設され、この後部昇
降ガイドレール9Aの下端は、柱19aの前面に固定され
ている。
【0017】架台19の前端上面には、上枠18aが固定さ
れ、この上枠18aの下面には、中間から前方に下枠18b
が固定され、この上枠18aと下枠18bでなる固定枠18の
前端下面には、I形鋼でなる一対の前部昇降ガイドレー
ル9Bが垂設され、この前部昇降ガイドレール9Bの下
端後面と後部昇降ガイドレール9Aの下部前面間は、短
いI形鋼の連結棒3で溶接固定されている。固定枠18の
上面には、駆動電動機20と減速機21が取り付けられ、こ
の減速機21の出力軸に取り付けられたスプロケット22と
固定枠18の上面に取り付けられたスプロケット22Bとの
間には、チェーン25が巻き付けられている。
【0018】一方、架台19の下面には、複数本(注;図
1では最も先端の1本だけが示されている)のI形鋼2
aが垂設され、これらのI形鋼2aの下面には、前端を
ナイフエッジ状に形成された一対のI形鋼の走行レール
2が設けられている。チェーン25の下端が巻き付けられ
たスプロケット22Bに挿入された図示しない軸の前端
は、軸受23で支えられ、この軸受23の後部にはスプロケ
ット22Cが設けられ、これらの駆動電動機20、減速機2
1、スプロケット22A,22B,22C、軸受23、チェーン2
5で後述する厚み計1を昇降する昇降駆動部5を構成
し、この昇降駆動部5は、鉄板製のカバー24で覆われて
いる。
【0019】スプロケット22Cには、4本の長いチェー
ン8の中間部が巻装され、このチェーン8の片側は、図
1(b)において、昇降駆動部5の中央から垂下して下
端に逆U字形の吊り金具16の上端に固定されている。こ
の吊り金具16の左右の下面には、後端がナイフエッジ状
に形成され前後方向に平行に設けられたI形鋼製の分離
走行レール4の中間部が固定され、この分離走行レール
4の外側面には、短冊状の一対の案内板12が縦に平行に
取り付けられ、この案内板12の上下には、車輪13A,13
Bが後部昇降ガイドレール9Aの後面及び内面と前部昇
降ガイドレール9Bの前面及び内面に当接させて設けら
れている。
【0020】一方、チェーン8の他側は、図1(b)に
示すように、4本中の2本が昇降駆動部5の前部左右に
設けられたアイドラスプロケット22Dに振り分けられた
後、垂下してこの下方のバランス錘り7の上端に固定さ
れている。このバランス錘り7の前後面には、車輪7a
が上下に取り付けられ、この車輪7aは、後部昇降ガイ
ドレール9Aと前部昇降ガイドレール9Bの内側に固定
された帯板状のレール9aに当接している。
【0021】更に、一対の分離走行レール4の間には、
前半が逆コ字状の放射線厚み計1が挿入され、この放射
線厚み計1の上部左右側面には、車輪14A,14Bが前後
に取り付けられ、この車輪14は、分離走行レール4の下
端内側上面に載置されている。このうち、後側の車輪14
Bの図示しない車軸には、図示しないスプロケットが挿
入固定されている。放射線厚み計1の後部には、電動機
と減速機でなる走行駆動部6が内蔵され、この走行駆動
部6の出力軸に固定されたスプロケットと、上述の車輪
14Bの車軸に挿入固定されたスプロケットには、チェー
ン25が巻き付けられている。
【0022】分離走行レール4の下面には、後部に待機
位置リミットスイッチ26Aが取り付けられ、前部に前進
限リミットスイッチ26Bが取り付けられ、前部昇降ガイ
ドレール9Bの上部には、上昇限リミットスイッチ26C
が取り付けられ、前部昇降ガイドレール9Bの下部に
は、下降限リミットスイッチ26Dが取り付けられてい
る。放射線厚み計の前端には、放射線を上方に放射する
放射線発生部1aが設けられ、放射線厚み計1の上部前
端には、放射線検出部1bが収納されている。
【0023】次に、このように構成された放射線厚み測
定装置の作用を説明する。図1において、今、放射線厚
み計1の駆動部6に外部から点線で示す待機信号27Aが
与えられると、駆動部6が動作して、チェーン25と詳細
省略したスプロケットが回転し車輪14Bが駆動されて、
放射線厚み計1は図1(a)において左に(すなわち後
方に)後退し、後端面が一点鎖線29Aで示す待機位置ま
で下がると、待機位置リミットスイッチ26Aが動作し、
その信号28A1が駆動部6に入力されて駆動部6は停止
する。
【0024】図2は、放射線厚み計1が待機位置のとき
を示す側面図である。放射線厚み計1が待機位置まで下
がりストッパ10に当って停まると、待機位置リミットス
イッチ26Aが作動し、上述の信号28A1と同時に信号28
A2を駆動電動機20を出力して、駆動電動機20が駆動さ
れ、減速機21,スプロケット22A,チェーン25,スプロ
ケット22Bを介して、スプロケット22Cを図1(b)に
おいて時計方向に駆動する。すると、このスプロケット
22Cから垂下したチェーン8に吊り下げられた吊り金具
16と分離走行レール4が持ち上げられ、放射線厚み計も
上昇するとともに、チェーン8の他端に吊り下げられた
バランス錘り7は下降する。
【0025】そして、分離走行レール4が上限に達し
て、分離走行レール4の上面と走行レール2の上面が面
一になると、上昇限リミットスイッチ26Cが動作し、こ
の上昇限リミットスイッチ26Cの待機上限信号27Bが入
力された駆動電動機20は停止し、図示しない制御回路で
走行駆動部6が動作し、放射線厚み計1は分離走行レー
ル4から走行レール2に移行し、保守位置まで下がる
と、走行レール2の後端下面に取り付けられたリミット
スイッチ26Eが動作し、保守位置信号27Cが走行駆動部
6に入力されて、放射線厚み計1は停止する。次いで、
図示しない作業台が設置されて、保守・点検される。
【0026】このように、放射線厚み計1を保守位置に
移すときには、圧延材30の下から放射線厚み計1の下部
前端が抜け出すために必要な距離だけ分離走行レール4
の上を退避し、次いで、昇降駆動部5で分離走行レール
4とともに上昇した後、走行レール2に懸吊されて保守
位置に移動することができるので、従来は圧延機の周辺
機器のために保守位置への移動ができず、放射線厚み計
を設置できなかった圧延機の間に設置できる。したがっ
て、小量の圧延品のときでも、製品の歩留り率の低下を
防ぐことができる放射線厚み測定装置となる。
【0027】なお、上記実施例では、分離走行レール4
の上下動を、チェーン8を介して行った例で説明した
が、後部昇降ガイドレール9Aと前部昇降ガイドレール
9Bにねじやピニオン歯車を取り付け、分離走行レール
4にラックや歯車を設けていってもよく、更に油圧・空
圧シリンダや、ボールねじシリンダなどの直動シリンダ
で駆動してもよく、更にチェーンの代りにロープで行っ
てもよい。
【0028】また、上記実施例では、走行駆動部6を放
射線厚み計1に搭載した例で説明したが、飛散した油や
湯などのために、車輪14A,14Bがスリップするおそれ
のあるときには、分離走行レール4の走行面にラック歯
車を固定し、走行駆動部6の出力軸端にピニオン歯車を
設けてもよく、また、油圧・空圧シリンダやチェーン・
ロープによる牽引駆動に替えて、ラック歯車とピニオン
歯車間に飛散したスケールによる走行不能を防いでもよ
い。
【0029】更に、上記実施例では、放射線厚み計1
は、逆コ字状の先端の上側に検出部1bを、下側に放射
線発生部1aを設けた例で説明したが、上下が逆のとき
でも同様に適用することができる。
【0030】
【考案の効果】以上、第1の考案によれば、保守位置か
ら圧延機の間に設けられた架台と、この架台に懸架され
た一対のレールと、架台に搭載された昇降駆動部と、架
台の前部から垂設された一対のガイドレールに案内され
昇降駆動部で昇降される分離走行レールと、この分離走
行レールに懸架され走行駆動部で前後に走行する放射線
厚み計で放射線厚み測定装置を構成することで、圧延機
の近くに支柱を設置できないときでも放射線厚み計を測
定位置から分離走行レールでわずかに後退させるととも
に、昇降駆動部とガイドレールで上昇させた後、架台に
懸架されたレール上を走行駆動部で保守・点検位置まで
移動させたので、保守・点検位置への移動時の周辺機器
との干渉を防ぐことのできる放射線厚み測定装置を得る
ことができる。
【0031】また、第2の考案によれば、保守位置から
圧延機の間に設けられた架台と、この架台に懸架された
一対のレールと、架台に搭載された昇降駆動部と、架台
の前部から垂設された一対のガイドレールに案内され昇
降駆動部で昇降される分離走行レールと、この分離走行
レールに懸架され走行駆動部で前後に走行する放射線厚
み計で放射線厚み測定装置を構成し、放射線厚み計に走
行駆動部を搭載することで、圧延機の近くに支柱を設置
できないときでも放射線厚み計を測定位置から走行駆動
部と分離走行レールでわずかに後退させるとともに、昇
降駆動部とガイドレールで上昇させた後、架台に懸架さ
れたレール上を走行駆動部で保守・点検位置まで移動さ
せたので、保守・点検位置への移動時の周辺機器との干
渉を防ぐことのできる放射線厚み測定装置を得ることが
できる。
【0032】更に、第3の考案によれば、保守位置から
圧延機の間に設けられた架台と、この架台に懸架された
一対のレールと、架台に搭載された昇降駆動部と、架台
の前部から垂設された一対のガイドレールに案内され昇
降駆動部で昇降される分離走行レールと、この分離走行
レールに懸架され走行駆動部で前後に走行する放射線厚
み計で放射線厚み測定装置を構成し、昇降駆動部にチェ
ーンを巻装し、このチェーンの片端に分離走行レール
を、他端にバランス錘りを懸架することで、圧延機の近
くに支柱を設置できないときでも放射線厚み計を測定位
置から走行駆動部と分離走行レールでわずかに後退させ
るとともに、昇降駆動部とガイドレールで上昇させた
後、架台に懸架されたレール上を走行駆動部で保守・点
検位置まで移動させたので、保守・点検位置への移動時
における周辺機器との干渉を防ぐことのできる放射線厚
み測定装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の放射線厚み測定装置の一実施例を示す
図で、(a)は側面図、(b)は(a)の右側面図。
【図2】本考案の放射線厚み測定装置の作用を示す側面
図。
【図3】従来の放射線厚み測定装置が設置された圧延設
備を示す側面図。
【図4】従来の放射線厚み測定装置が設置される圧延設
備を示す平面図。
【図5】図4のA−A断面図。
【図6】図5のB−B断面図。
【図7】図3と異なる従来の放射線厚み測定装置が圧延
設備を示す斜視図。
【図8】図3及び図7と異なる従来の放射線厚み測定装
置を示す図。
【符号の説明】
1…放射線厚み計、2…走行レール、3…連結棒、4…
分離走行レール、5…昇降駆動部、6…走行駆動部、7
…バランス錘り、8…チェーン、9A…後部昇降ガイド
レール、9B…前部昇降ガイドレール、17…圧延機、18
…固定枠、19…架台。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保守位置から圧延機の間に設けられた架
    台と、この架台に懸架された一対のレールと、前記架台
    に搭載された昇降駆動部と、前記架台の前部から垂設さ
    れた一対のガイドレールに案内され前記昇降駆動部で昇
    降される分離走行レールと、この分離走行レールに懸架
    され走行駆動部で前後に走行する放射線厚み計でなる放
    射線厚み測定装置。
  2. 【請求項2】 走行駆動部を放射線厚み計に搭載したこ
    とを特徴とする請求項1記載の放射線厚み測定装置。
  3. 【請求項3】 昇降駆動部にチェーンを巻装し、このチ
    ェーンの片端に分離走行レールを、他端にバランス錘り
    を懸架したことを特徴とする請求項1及び請求項2記載
    の放射線厚み測定装置。
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