JP2514931Y2 - 活魚類用容器と該活魚類用容器の収納用箱 - Google Patents
活魚類用容器と該活魚類用容器の収納用箱Info
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- JP2514931Y2 JP2514931Y2 JP1993002662U JP266293U JP2514931Y2 JP 2514931 Y2 JP2514931 Y2 JP 2514931Y2 JP 1993002662 U JP1993002662 U JP 1993002662U JP 266293 U JP266293 U JP 266293U JP 2514931 Y2 JP2514931 Y2 JP 2514931Y2
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- Japan
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- fish
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- storage
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- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、活魚類用容器と、該容
器収納用網状箱に関わる。
器収納用網状箱に関わる。
【０００２】
【従来技術】従来、冷却器を持つタンク内に収納された
活魚収容ボックスに入れた、生きている魚類などに、タ
ンク内上部に設けた海水滴下容器から冷却海水を滴下さ
せ、滴下した海水をタンク底部に設けた海水貯溜部に溜
めて、溜められた海水を海水滴下容器に供給して活魚を
生存させるよう構成した活魚の海水滴下生存装置は、特
開平４−３２０６４３号公報に開示されており、また、
吸水性シートが設けられた水槽を底部に備えた容器と、
冷却材を備えた蓋とから成り、上記水槽に設けられ、吸
水させた吸水性シートで魚介類を被覆した、該シートの
上方から冷気を供給して魚介類を保存させる魚介類の保
存装置は、特開平２−７９９２１号公報に開示されてお
り、何れも公知である。
活魚収容ボックスに入れた、生きている魚類などに、タ
ンク内上部に設けた海水滴下容器から冷却海水を滴下さ
せ、滴下した海水をタンク底部に設けた海水貯溜部に溜
めて、溜められた海水を海水滴下容器に供給して活魚を
生存させるよう構成した活魚の海水滴下生存装置は、特
開平４−３２０６４３号公報に開示されており、また、
吸水性シートが設けられた水槽を底部に備えた容器と、
冷却材を備えた蓋とから成り、上記水槽に設けられ、吸
水させた吸水性シートで魚介類を被覆した、該シートの
上方から冷気を供給して魚介類を保存させる魚介類の保
存装置は、特開平２−７９９２１号公報に開示されてお
り、何れも公知である。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、水槽や冷却
部を備えた容器体内に、仕切板で区画して１匹づつ入れ
た活魚に、冷却しながら水槽からの海水を滴下して活魚
保存する装置や、間仕切りネットで区画した魚類に、冷
水を連続的給水させた含有シートで被覆して、活魚介類
を保存するための装置のように、複雑かつ重い装置を使
用することなくして、活魚類を冷水に１匹ずつ浸漬で
き、自然に、かつ安全に冬眠状態とさせ得る活魚類用容
器と、該容器を適数個収納したまま冷水に浸漬処理でき
る、適数個の通孔を持つ容器収納用箱であり、かつ浸漬
処理後、そのまま輸送や保存に適する魚類用容器と収納
箱について工夫した結果、本考案を達成したのである。
部を備えた容器体内に、仕切板で区画して１匹づつ入れ
た活魚に、冷却しながら水槽からの海水を滴下して活魚
保存する装置や、間仕切りネットで区画した魚類に、冷
水を連続的給水させた含有シートで被覆して、活魚介類
を保存するための装置のように、複雑かつ重い装置を使
用することなくして、活魚類を冷水に１匹ずつ浸漬で
き、自然に、かつ安全に冬眠状態とさせ得る活魚類用容
器と、該容器を適数個収納したまま冷水に浸漬処理でき
る、適数個の通孔を持つ容器収納用箱であり、かつ浸漬
処理後、そのまま輸送や保存に適する魚類用容器と収納
箱について工夫した結果、本考案を達成したのである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、開閉自在に軸
着され、適数個の小通孔が設けられた容器部と蓋部との
内側面に、遠赤外線放射セラミック粉末を含有する連続
気泡性発泡プラスチック製シートが装着されて成る容器
であって、容器内部の広さは、冬眠状態にする活魚類が
１匹ずつを収納できる広さを持つ活魚類用容器であり、
また、好ましくは同形同大の上記活魚類用容器が、その
外側壁を当接して適数個並べられて収納でき、かつ周壁
に多数の通孔を備えた収納用箱であって、該収納用箱が
互いに重ねられたとき、活魚用容器を収納している上位
の収納箱の底部が、下位の収納用箱に収納されている活
魚用容器を押圧し、変形させないように、上位の収納用
箱の底部を支持するように、開口部が形成されていると
供に、把手が回動自在に設けられている活魚類用容器の
収納用箱である。
着され、適数個の小通孔が設けられた容器部と蓋部との
内側面に、遠赤外線放射セラミック粉末を含有する連続
気泡性発泡プラスチック製シートが装着されて成る容器
であって、容器内部の広さは、冬眠状態にする活魚類が
１匹ずつを収納できる広さを持つ活魚類用容器であり、
また、好ましくは同形同大の上記活魚類用容器が、その
外側壁を当接して適数個並べられて収納でき、かつ周壁
に多数の通孔を備えた収納用箱であって、該収納用箱が
互いに重ねられたとき、活魚用容器を収納している上位
の収納箱の底部が、下位の収納用箱に収納されている活
魚用容器を押圧し、変形させないように、上位の収納用
箱の底部を支持するように、開口部が形成されていると
供に、把手が回動自在に設けられている活魚類用容器の
収納用箱である。
【０００５】本考案の活魚類用容器の容器部と蓋部と
の、それぞれの壁面に適数個の小通孔が設けられ、か
つ、それぞれの内側壁面に遠赤外線照射セラミック粉末
を含有する連続気泡性発砲プラスチック製シートが装着
されているのは、上記容器に活魚類を入れ、冷却水に浸
漬して、活魚を冬眠状態とするに当たり、適数個の小通
孔は、活魚を冷却する冷水を通過させるための通孔であ
り、遠赤外線照射セラミック粉末を含有する連続気泡性
プラスチック製シートは、通孔からの冷水を通過させる
と供に、遠赤外線照射セラミック粉末により、流入した
冷却水による活魚の急激な体温低下を防止し、ショック
死させないためのものであり、長期間の浸漬冷却処理中
に凍死させないためでもある。また冷却水浸漬処理で、
魚類が生息する水温よりも低い温度、例えば、０〜１℃
の冷水を使用しても、遠赤外線セラミック粉末含有によ
り活魚を自然に冬眠状態となすことができ、かつ該シー
トは、柔軟性のため冬眠状態にされる活魚の暴れ緩衝材
としても好適である。
の、それぞれの壁面に適数個の小通孔が設けられ、か
つ、それぞれの内側壁面に遠赤外線照射セラミック粉末
を含有する連続気泡性発砲プラスチック製シートが装着
されているのは、上記容器に活魚類を入れ、冷却水に浸
漬して、活魚を冬眠状態とするに当たり、適数個の小通
孔は、活魚を冷却する冷水を通過させるための通孔であ
り、遠赤外線照射セラミック粉末を含有する連続気泡性
プラスチック製シートは、通孔からの冷水を通過させる
と供に、遠赤外線照射セラミック粉末により、流入した
冷却水による活魚の急激な体温低下を防止し、ショック
死させないためのものであり、長期間の浸漬冷却処理中
に凍死させないためでもある。また冷却水浸漬処理で、
魚類が生息する水温よりも低い温度、例えば、０〜１℃
の冷水を使用しても、遠赤外線セラミック粉末含有によ
り活魚を自然に冬眠状態となすことができ、かつ該シー
トは、柔軟性のため冬眠状態にされる活魚の暴れ緩衝材
としても好適である。
【０００６】本考案での、容器の内部の広さを、魚類を
１匹ずつ入れる大きさにしたのは、２匹以上の大きさに
して，２匹以上入れると、冷却浸漬処理で冬眠状態にな
るまでの間に魚類同士の暴れによる接触で、鱗の剥離な
ど魚体の損傷を起こして品質の劣化や死亡するからであ
る。また連続気泡性発泡プラスチック製シートの基材と
しては、ウレタン、塩化ビニル、ポリエチレンなどがあ
るが、ポリウレタンを基材とした連続気泡性ポリウレタ
ンから成るシートが好ましい。なお、本考案での冷却水
とは、海水または淡水を意味し、アジその他の海水魚、
カニなどには海水を、またコイその他の淡水魚などには
淡水を使用することを意味する。
１匹ずつ入れる大きさにしたのは、２匹以上の大きさに
して，２匹以上入れると、冷却浸漬処理で冬眠状態にな
るまでの間に魚類同士の暴れによる接触で、鱗の剥離な
ど魚体の損傷を起こして品質の劣化や死亡するからであ
る。また連続気泡性発泡プラスチック製シートの基材と
しては、ウレタン、塩化ビニル、ポリエチレンなどがあ
るが、ポリウレタンを基材とした連続気泡性ポリウレタ
ンから成るシートが好ましい。なお、本考案での冷却水
とは、海水または淡水を意味し、アジその他の海水魚、
カニなどには海水を、またコイその他の淡水魚などには
淡水を使用することを意味する。
【０００７】また、遠赤外線照射セラミック粉末を含有
する連続気泡性シートは、冷却水浸漬処理後の輸送や保
存にも、残存する空気や水分、容器の通気孔からの大気
の流通または断熱性もしくは緩衝性等により、活魚類を
長期間の貯蔵、輸送を可能にしたのである。
する連続気泡性シートは、冷却水浸漬処理後の輸送や保
存にも、残存する空気や水分、容器の通気孔からの大気
の流通または断熱性もしくは緩衝性等により、活魚類を
長期間の貯蔵、輸送を可能にしたのである。
【０００８】本考案での、適数個の小通孔が設けられた
容器部と蓋部との内側に、適宜の手段で、遠赤外線放射
セラミック粉末含有連続気泡性発泡プラスチック性シー
トを装着するだけでなく、遠赤外線放射セラミック粉末
を含有する連続気泡性発泡プラスチック製シートを、接
着剤などで接着して、当該連続気泡性発砲プラスチック
製シートと容器壁とを貫通した小通孔とすることもでき
る。
容器部と蓋部との内側に、適宜の手段で、遠赤外線放射
セラミック粉末含有連続気泡性発泡プラスチック性シー
トを装着するだけでなく、遠赤外線放射セラミック粉末
を含有する連続気泡性発泡プラスチック製シートを、接
着剤などで接着して、当該連続気泡性発砲プラスチック
製シートと容器壁とを貫通した小通孔とすることもでき
る。
【０００９】活魚類を１匹ずつ活魚類用容器に入れて、
冷水浸漬処理するに当たり、該容器を、１段並べに羅列
して収容した収納用箱を浸漬するか、または該収納用箱
を数段重ねて浸漬することもできる。活魚類用容器が収
容された収納容器を重ねて浸漬するときには、収納用箱
の開口部が、他の容器の底部を嵌合支持するように形成
されているのて、下位に位置された収納用箱の開口部
が、上位に位置された収納用箱の底部を嵌合支持して、
下位の収納用箱内の活魚用容器が押し圧されず、該容器
内の冬眠状態の活魚を損傷することがない。また、冷却
処理後、収納箱を重ねたまま、または１箱ずつ取り外し
て輸送や保存に使用でる。
冷水浸漬処理するに当たり、該容器を、１段並べに羅列
して収容した収納用箱を浸漬するか、または該収納用箱
を数段重ねて浸漬することもできる。活魚類用容器が収
容された収納容器を重ねて浸漬するときには、収納用箱
の開口部が、他の容器の底部を嵌合支持するように形成
されているのて、下位に位置された収納用箱の開口部
が、上位に位置された収納用箱の底部を嵌合支持して、
下位の収納用箱内の活魚用容器が押し圧されず、該容器
内の冬眠状態の活魚を損傷することがない。また、冷却
処理後、収納箱を重ねたまま、または１箱ずつ取り外し
て輸送や保存に使用でる。
【００１０】本考案での、活魚類用容器の形態を活魚１
匹ずつを入れる大きさに形成したのは、大型の活魚また
は小型の活魚の大きさに従った大きさの容器を意味し、
かつ活魚類を自然状態で冬眠させることができるからで
ある。また、活魚類用容器を収容する収納用箱に、適数
個の通孔を有する蓋を適宜設けることもできる。
匹ずつを入れる大きさに形成したのは、大型の活魚また
は小型の活魚の大きさに従った大きさの容器を意味し、
かつ活魚類を自然状態で冬眠させることができるからで
ある。また、活魚類用容器を収容する収納用箱に、適数
個の通孔を有する蓋を適宜設けることもできる。
【００１１】
【実施例】図面は本考案の実施の１例を示すもので、図
１は本考案の活魚類用容器を展開した上面図、図２は本
考案の活魚類用容器の斜視図、図３は本考案の活魚類用
容器を収容する本考案の収納用箱の斜視図、を示す。
１は本考案の活魚類用容器を展開した上面図、図２は本
考案の活魚類用容器の斜視図、図３は本考案の活魚類用
容器を収容する本考案の収納用箱の斜視図、を示す。
【００１２】図１〜図３において、Ａは硬質プラスチッ
ク製または金属製の活魚類用容器、Ｂは活魚類用容器Ａ
が収容される収納用箱、を示し、１は開口周縁に、フラ
ンジ２を持つ容器Ａの容器部、３は開口周縁にフランジ
４を持ち、容器部１と同じ材料製で同形の蓋部で、フラ
ンジ４の長手方向の一側縁が、容器部１のフランジ２の
長手方向の一側縁に設けられて、容器部１に開閉自在に
被蓋される蓋部、５は容器部１の凹部６と蓋部３の凹部
７との周壁に設けられた適数個の小通孔、８は遠赤外線
放射性セラミック粉末を含む連続気泡性発泡プラスチッ
クシートで、凹部６と凹部７の内側面に、接着剤などで
装着された断熱性、加温性、緩衝性のシート、９は容器
部１に蓋部５が被蓋され、フランジの２と４とが互いに
密に当接された容器Ａが解放しないように係止するゴム
輪その他の係止部材、１０は収納用箱Ｂの開口部周縁の
長手方向の両側縁に、コ字状の両端下部が回動自在に設
けられている把手、を示す。なお、フランジ２、４は必
要により設けられ、また、図１での、通孔５は、容器部
壁と蓋部壁との内側に接着された連続気泡性発泡プラス
チックシート８と、容器部壁と、蓋部壁とを貫通して設
けることもでき、また、連続気泡性発泡プラスチックシ
ート８は、容器部壁と蓋部壁との通孔５が接着剤などで
封鎖されないように設けられ、かつ容器部壁と蓋部壁と
供に貫通された通孔５を設けることもできる。
ク製または金属製の活魚類用容器、Ｂは活魚類用容器Ａ
が収容される収納用箱、を示し、１は開口周縁に、フラ
ンジ２を持つ容器Ａの容器部、３は開口周縁にフランジ
４を持ち、容器部１と同じ材料製で同形の蓋部で、フラ
ンジ４の長手方向の一側縁が、容器部１のフランジ２の
長手方向の一側縁に設けられて、容器部１に開閉自在に
被蓋される蓋部、５は容器部１の凹部６と蓋部３の凹部
７との周壁に設けられた適数個の小通孔、８は遠赤外線
放射性セラミック粉末を含む連続気泡性発泡プラスチッ
クシートで、凹部６と凹部７の内側面に、接着剤などで
装着された断熱性、加温性、緩衝性のシート、９は容器
部１に蓋部５が被蓋され、フランジの２と４とが互いに
密に当接された容器Ａが解放しないように係止するゴム
輪その他の係止部材、１０は収納用箱Ｂの開口部周縁の
長手方向の両側縁に、コ字状の両端下部が回動自在に設
けられている把手、を示す。なお、フランジ２、４は必
要により設けられ、また、図１での、通孔５は、容器部
壁と蓋部壁との内側に接着された連続気泡性発泡プラス
チックシート８と、容器部壁と、蓋部壁とを貫通して設
けることもでき、また、連続気泡性発泡プラスチックシ
ート８は、容器部壁と蓋部壁との通孔５が接着剤などで
封鎖されないように設けられ、かつ容器部壁と蓋部壁と
供に貫通された通孔５を設けることもできる。
【００１３】そして、凹部６と凹部７とは、好ましく
は、互いに同形同大の穴に形成され、かつ容器部１に蓋
部３が被蓋されたときに、両凹部の開口部が互いに合致
するように形成され、かつ活魚類を１匹ずつ収納可能の
空間部（活魚収容部）を形成するように形成されてい
る。また容器部１の凹部６を、魚類１匹ずつ収納可能に
成形して、蓋部３の凹部７をフランジ４と同一平面にす
ることもできる。
は、互いに同形同大の穴に形成され、かつ容器部１に蓋
部３が被蓋されたときに、両凹部の開口部が互いに合致
するように形成され、かつ活魚類を１匹ずつ収納可能の
空間部（活魚収容部）を形成するように形成されてい
る。また容器部１の凹部６を、魚類１匹ずつ収納可能に
成形して、蓋部３の凹部７をフランジ４と同一平面にす
ることもできる。
【００１４】第３図は、本考案の活魚類用容器の収納用
箱Ｂを示し、本収納用箱Ｂの開口部は、即ち、既に容器
Ａ収納されている収納箱Ｂの開口部に、他の容器Ａが収
納された他の収納箱Ｂの底部が嵌合された場合に、該嵌
合された上位の他の収納用箱Ｂの底部で、下位に位置さ
れた収納箱Ｂに、既に収納されている容器Ａが、押圧さ
れないように、嵌合支持するように形成されている開口
部である。なお、上位に位置された収納用箱Ｂの底部を
嵌合支持するように、必要により、開口部に保持部材を
設けることもできる。
箱Ｂを示し、本収納用箱Ｂの開口部は、即ち、既に容器
Ａ収納されている収納箱Ｂの開口部に、他の容器Ａが収
納された他の収納箱Ｂの底部が嵌合された場合に、該嵌
合された上位の他の収納用箱Ｂの底部で、下位に位置さ
れた収納箱Ｂに、既に収納されている容器Ａが、押圧さ
れないように、嵌合支持するように形成されている開口
部である。なお、上位に位置された収納用箱Ｂの底部を
嵌合支持するように、必要により、開口部に保持部材を
設けることもできる。
【００１５】次に、本考案の使用法を記載する。生きて
いるヒラメ１匹ずつ容器部１の凹部２に入れ、蓋部３を
被蓋して係止部材で締結した容器Ａを羅列して、収容し
た収納用箱Ｂを４箱重ねて、０℃の海水中に入れ、冷却
して、ヒラメを冬眠状態にした後、海水中から引き上げ
て、起こした把手１３を持って１収納箱ずつ取り出し、
そして１容器ずつを冷却庫に入れて、輸送した後に、容
器Ａから取り出したヒラメを海水中に入れたところ、暫
くしてヒラメは蘇生した。
いるヒラメ１匹ずつ容器部１の凹部２に入れ、蓋部３を
被蓋して係止部材で締結した容器Ａを羅列して、収容し
た収納用箱Ｂを４箱重ねて、０℃の海水中に入れ、冷却
して、ヒラメを冬眠状態にした後、海水中から引き上げ
て、起こした把手１３を持って１収納箱ずつ取り出し、
そして１容器ずつを冷却庫に入れて、輸送した後に、容
器Ａから取り出したヒラメを海水中に入れたところ、暫
くしてヒラメは蘇生した。
【００１６】同様に、生きている松葉ガニを容器Ａに１
匹ずつ入れ、蓋部３を被蓋し、係止部材９で締結した容
器Ａを羅列し、収納した収納用箱Ｂを１０箱重ねて、−
１℃の海水中に浸漬し、冬眠状態となしてから、これを
海水から引き上げて、重られた収納用箱Ｂを１箱ずつ取
り出して、７日間の輸送や貯蔵した後、収納用箱Ｂから
取り出した容器Ａからの松葉カニを海水中に入れたとこ
ろ、松葉カニは暫くして蘇生した。
匹ずつ入れ、蓋部３を被蓋し、係止部材９で締結した容
器Ａを羅列し、収納した収納用箱Ｂを１０箱重ねて、−
１℃の海水中に浸漬し、冬眠状態となしてから、これを
海水から引き上げて、重られた収納用箱Ｂを１箱ずつ取
り出して、７日間の輸送や貯蔵した後、収納用箱Ｂから
取り出した容器Ａからの松葉カニを海水中に入れたとこ
ろ、松葉カニは暫くして蘇生した。
【００１７】また、生きているアジを容器Ａの容器部１
の凹部６に１匹ずつを入れ、平板状の蓋部３を被蓋し、
締結した容器Ａを並べて入れた収納用箱Ｂを４箱重ね
て、これを−５℃の水中に入れ、冬眠状態になるまで浸
漬してから引き上げて１箱ずつ取り出して、冷蔵庫で２
日間貯蔵、また冷蔵車で２日間輸送した後、収納用箱Ｂ
からの容器Ａから取り出したアジを海水中に入れたとこ
ろしばらくしてアジは蘇生した。なお、上記使用法で収
納箱を重ねたが、収納箱単独でも、輸送用・保存用容器
単独でも冷却処理可能であり、また、輸送や保存も可能
である。
の凹部６に１匹ずつを入れ、平板状の蓋部３を被蓋し、
締結した容器Ａを並べて入れた収納用箱Ｂを４箱重ね
て、これを−５℃の水中に入れ、冬眠状態になるまで浸
漬してから引き上げて１箱ずつ取り出して、冷蔵庫で２
日間貯蔵、また冷蔵車で２日間輸送した後、収納用箱Ｂ
からの容器Ａから取り出したアジを海水中に入れたとこ
ろしばらくしてアジは蘇生した。なお、上記使用法で収
納箱を重ねたが、収納箱単独でも、輸送用・保存用容器
単独でも冷却処理可能であり、また、輸送や保存も可能
である。
【００１８】
【発明の効果】本考案によれば、活魚類を、１匹ずつ冷
却処理するので、魚体を損傷させること無く、自然に冬
眠状態になすことができ、また、冬眠状態の活魚類を無
水のまま輸送や貯蔵ができる有用な、活魚類用容器と該
活魚類用容器とを収容する収納用箱を提供することがで
きたのである。
却処理するので、魚体を損傷させること無く、自然に冬
眠状態になすことができ、また、冬眠状態の活魚類を無
水のまま輸送や貯蔵ができる有用な、活魚類用容器と該
活魚類用容器とを収容する収納用箱を提供することがで
きたのである。
【図１】活魚類の輸送用・保存用容器の展開図。
【図２】活魚類の輸送用・保存用容器の斜視図。
【図３】活魚類の輸送用・保存用容器用を収容する収納
用箱の斜視図。
用箱の斜視図。
Ａ 活魚類用容器 Ｂ 活魚類用容器を収容する活魚類の収納用箱 １ 容器部 ２ 容器部のフランジ ３ 蓋部 ４ 蓋部のフランジ ５ 容器の小通孔 ６ 容器部の凹部 ７ 蓋部の凹部 ８ 遠赤外線放射セラミック含有連続気泡性発泡プラス
チック製シート ９ 締結部材 １０ 回動自在把手
チック製シート ９ 締結部材 １０ 回動自在把手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−320634（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−79921（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−289432（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−281976（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−132085（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−50856（ＪＰ，Ｕ)
Claims (2)
- 【請求項１】 活魚類の容器において、開閉自在に設け
られ、適数個の小通孔が設けられた容器部と蓋部との内
側面に、遠赤外線放射セラミック粉末を含有する連続気
泡性発泡プラスチック製シートが装着されて成る容器で
あって、容器内部の広さが、魚類１匹ずつ収納される大
きさであることを特徴とする活魚類用容器。 - 【請求項２】 周側壁と底壁とに通孔を備えていると共
に上端開口部に回動自在に把手が備えて成り、かつ請求
項１記載の活魚類用容器が、羅列されて、収容される活
魚類用容器の収納用箱であって、該収納用箱が互いに重
ねられたときに、下位に位置された収納用容器の上端開
口部が、上位に位置された収納用箱の底部を嵌合支持す
るように形成されて成ることを特徴とする活魚類用容器
の収納用箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993002662U JP2514931Y2 (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | 活魚類用容器と該活魚類用容器の収納用箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993002662U JP2514931Y2 (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | 活魚類用容器と該活魚類用容器の収納用箱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0744614U JPH0744614U (ja) | 1995-11-28 |
| JP2514931Y2 true JP2514931Y2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=11535548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993002662U Expired - Lifetime JP2514931Y2 (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | 活魚類用容器と該活魚類用容器の収納用箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2514931Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6333022B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2018-05-30 | 積水化成品工業株式会社 | 活魚用容器、及び活魚の収容方法 |
| WO2017047107A1 (ja) * | 2015-09-14 | 2017-03-23 | 積水化成品工業株式会社 | 活魚無水輸送方法及び活魚輸送用容器 |
| JP6891141B2 (ja) * | 2018-03-29 | 2021-06-18 | 積水化成品工業株式会社 | 低呼吸状態の誘導装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0279921A (ja) * | 1988-09-18 | 1990-03-20 | Shinko Sangyo Kk | 魚介類の保存装置 |
| JPH04320634A (ja) * | 1991-04-19 | 1992-11-11 | Sumiyoshi Heavy Ind Co Ltd | 活魚の海水滴下生存装置 |
-
1993
- 1993-01-07 JP JP1993002662U patent/JP2514931Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0744614U (ja) | 1995-11-28 |
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