JP2514493Y2 - 電磁石ベ―ス付ドリル装置の制御装置 - Google Patents

電磁石ベ―ス付ドリル装置の制御装置

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JP2514493Y2
JP2514493Y2 JP1989073943U JP7394389U JP2514493Y2 JP 2514493 Y2 JP2514493 Y2 JP 2514493Y2 JP 1989073943 U JP1989073943 U JP 1989073943U JP 7394389 U JP7394389 U JP 7394389U JP 2514493 Y2 JP2514493 Y2 JP 2514493Y2
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通弘 東海林
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電磁石ベース付ドリル装置の制御装置に関す
るものであり、特に、ドリル装置(電気ドリル)の送り
を送りモータにより自動的に行う電磁石ベース付ドリル
装置において、ドリルによる切削終了後に前記ドリル装
置を高速で初期位置に自動復帰させる制御装置に関する
ものである。
(従来の技術) 環状刃物を備えたドリル装置、該ドリル装置を被加工
物上に吸着するための電磁石ベース、及び前記ドリル装
置を被加工物の方向に自動送りするための送りモータを
もつ送り機構等により構成される電磁石ベース付ドリル
装置は、すでに各種提案されている。
また、ドリル装置による穿孔作業終了後に、前記ドリ
ル装置を初期位置に自動的に復帰させるように構成され
た電磁石ベース付ドリル装置も提案されている。
ここで、例えば特開昭63−139605号公報には、穿孔作
業終了後におけるドリル装置の戻し(上昇すなわち後
退)速度を、穿孔作業時におけるドリル装置の送り(下
降すなわち前進)速度よりも速めて、穿孔作業の効率を
高める技術が記載されている。具体的には、前記公報に
記載された電磁石ベース付ドリル装置では、穿孔作業時
には送りモータの回転を減速装置を介してドリル装置に
伝達し、穿孔作業終了後は前記送りモータの回転を減速
装置を介さずにドリル装置に伝達するようにしている。
ところで、このような電磁石ベース付ドリル装置で
は、送りモータに接続された減速装置を切り離す機構を
必要とするので、当該電磁石ベース付ドリル装置の構成
が複雑となり、また該ドリル装置が大形化する。
このような懸念を解消するためには、前記送りモータ
として直流モータを用い、該モータに供給される電源の
極性を変えると共に、その電圧値を変えれば良い。すな
わち、ドリル装置の穿孔時においては送りモータに印加
される電圧を小さくし、穿孔終了後においては、該送り
モータに印加される電圧を大きくすることにより、ドリ
ル装置の上昇速度をその下降速度よりも早めることがで
きる。
ところが、不測の要因により、ドリル装置の穿孔時
(下降時)において送りモータに印加される電圧が大き
くなってしまった場合に、ドリル装置の下降速度が大き
くなり過ぎると、該ドリル装置のアーバに取り付けられ
た環状刃物が破損したり、ドリルモータが焼損したりす
るおそれがある。
このような欠点を解消するためには、穿孔時に送りモ
ータに印加される電圧を常時監視しておき、該電圧が所
定値を超えた場合に、ドリルモータ及び送りモータへの
電源の供給を遮断するような安全回路を設ければ良い。
(考案が解決しようとする課題) 上記した従来の技術は、次のような問題点を有してい
た。
前述したような安全回路は、当該電磁石ベース付ドリ
ル装置の異常時には確実に動作されなければならないの
で、該安全回路が確実に動作するか否かを、例えば当該
電磁石ベース付ドリル装置の製造工場内等で試験する必
要がある。
ところが、ドリル装置の下降時には、送りモータには
予め設定された低い電圧しか印加されないように当該電
磁石ベース付ドリル装置が構成されているので、前記安
全装置の動作を確認することができない。
本考案は、前述の欠点を解決するためになされたもの
であり、その目的は、前記安全回路の動作確認を容易に
行うことのできる電磁石ベース付ドリル装置の制御装置
を提供することにある。
(課題を解決するための手段及び作用) 前記の問題点を解決するために、本考案は、送りモー
タに対して、穿孔時に印加される電圧よりも高い電圧
を、電気ドリルの下降時に印加できるようにした点に特
徴がある。このように、ドリル装置の下降時に、送りモ
ータに対して、穿孔時に印加される低い電圧を超える電
圧(試験電圧)が印加されて、安全回路の試験が行われ
る。
また、このような、送りモータに対する試験電圧の印
加の際に、電気ドリルの通常の下降時に該送りモータに
対して電圧の印加を行う穿孔時電圧印加手段の出力を停
止するようにした点にも特徴がある。この結果、送りモ
ータに対して試験電圧を印加しても、該印加電圧が前記
穿孔時電圧印加手段の作用により降下することがなく、
この結果、送りモータに対する試験電圧の印加を容易に
行うことができる。
さらに、ドリルモータに流れる電流値と負に相関する
電圧が送りモータに印加されるように、前記穿孔時電圧
印加手段を構成した点にも特徴がある。これにより、ド
リルモータの負荷が大きい場合には送りモータの回転数
が小さくなり、逆にドリルモータの負荷が小さい場合に
は送りモータの回転数が大きくなる。
さらにまた、ドリルモータに流れる電流が小さい場合
に、送りモータに流れる電流が所定レベルに減少するよ
うに、ダイオード等の定電流手段を用いて、前記穿孔時
電圧印加手段を構成した点にも特徴がある。これによ
り、当該ドリル装置による穿孔開始時に、該ドリル装置
の送り速度が減少する。
(実施例) 以下に、図面を参照して、本考案を詳細に説明する。
第2図は本考案が適用される電磁石ベース付ドリル装
置の一例の正面図、第3図は第2図の右側面図、第4図
は第2図の左側面図である。
各々の図において、フレーム1には電磁石ベース2及
びドリル装置3が取り付けられている。このドリル装置
3は、第5図に関して後述する送りモータ101の回転に
より、上下動される。
前記ドリル装置3のアーバ5は、該ドリル装置3の回
転軸(スピンドル)と一体成型されていて、電磁石ベー
ス2に取り付けられたアーム21のブッシュ22により回動
自在に支持され、その下端部には、図示しない環状刃物
又はツイストドリルを有している。
ブラケット1Eは、おねじ1Fにより前記フレーム1に取
り付けられている。このブラケット1Eには、カートリッ
ジ式のオイルタンク4が固定されている。
前記オイルタンク4内に図示されない手法により注入
された切削油(以下、単にオイルという)は、オイルコ
ック41及びチューブ42を介して、前記ドリル装置3のボ
ディに直接形成されたオイル溜り31内に一滴ずつ導入さ
れる。このオイルは、さらにチューブ43を介して、アー
バ5を支持するドリル装置3のケースに形成された環状
溝37に導入される。
前記環状溝37に導入されたオイルは、アーバ5の内壁
51に穿設されたオイル導入口52を介して、前記内壁51に
流出し、これにより該アーバ5に固定される図示されな
い環状刃物に対して給油が行われる。
なお、符号32はオイル溜り31の一壁面を構成し、該オ
イル溜り31内に導入されるオイルの点滴状態を確認する
ための、ガラス、樹脂等の透明窓、符号38はオイルシー
ルである。
前記ドリル装置3は、第5,6,12図に関して後述するク
ラッチ(ボールクラッチ120)を投入した後、手動昇降
ハンドル6を回転させることにより、昇降可能となるよ
うに構成されている。符号6Aはシャフト、また6Cは握り
である。
第5図は第3図をZ−Z線で切断した断面図、第6図
は第5図に示されたハーモニックドライブ(登録商標)
装置110及びボールクラッチ120近傍の拡大図である。各
々の図において、第2図〜第4図と同一の符号は、同一
又は同等部分をあらわしている。
第5図及び第6図において、フレーム1のベース1Bに
固定された送りモータ101の主軸の回転は、その出力軸
に固定されたピニオンギア102、平歯車103、該平歯車10
3と同一シャフト104に固定された平歯車105、及び平歯
車106を介して、該平歯車106に固定されたシャフト107
に伝達される。なお、符号141及び142は前記シャフト10
4を支持するボールベアリング、符号143及び144は前記
シャフト107を支持するボールベアリングである。
符号110は前述のようにハーモニックドライブ装置で
あり、株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズの
減速装置である。このハーモニックドライブ装置110
は、ウェーブ・ジェネレータ111、ウェーブ・ジェネレ
ータベアリング112、フレクスプライン113、サーキュラ
・スプラインS114及びサーキュラ・スプラインD115より
構成されている。
ウェーブ・ジェネレータ111は、前記シャフト107に接
続され、その外周に複数のウェーブ・ジェネレータベア
リング112が配設された楕円形状の板状体(楕円体)で
ある。フレクスプライン113は、その外周に複数の歯を
有し、前記各ウェーブ・ジェネレータベアリング112に
密着するように楕円形状に弾性変形された環状体(弾性
環状体)である。このフレクスプライン113は、後述す
るようにサーキュラ・スプラインS114及びサーキュラ・
スプラインD115と係合しているので、楕円形状のウェー
ブ・ジェネレータ111が回転することにより、フレクス
プライン113の形状は変化する。
サーキュラ・スプラインS114及びサーキュラ・スプラ
インD115は、少なくともその内周部が円形に形成される
と共に、前記フレクスプライン113の歯に係合する複数
の歯を有するリング状部材である。前記サーキュラ・ス
プラインS114に形成された歯の歯数は、フレクスプライ
ン113に形成された歯の歯数よりも多く、前記サーキュ
ラ・スプラインD115に形成された歯の歯数は、フレクス
プライン113の歯数と同数である。また、前記サーキュ
ラ・スプラインS114は、ベース1Bに固定されている。
したがって、サーキュラ・スプラインS114の歯数がフ
レクスプライン113の歯数よりも例えば2枚多い場合に
は、ウェーブ・ジェネレータ111が1回転する間に、フ
レクスプライン113は、サーキュラ・スプラインS114に
対して歯数2枚分だけ回転する。
また前記サーキュラ・スプラインD115の歯数は、フレ
クスプライン113の歯数と同数であるから、該サーキュ
ラ・スプラインD115は、フレクスプライン113と同速度
で回転する。
すなわち、シャフト107の回転が高い減速比でサーキ
ュラ・スプラインD115に伝達される。
ボールクラッチ120の係合部材121は、前記サーキュラ
・スプラインD115に接続されている。前記係合部材121
の正面図及び縦断面図を、第7図及び第8図に示す。
この係合部材121は、筒状部121C及びフランジ121Bよ
り構成されている。前記筒状部121Cの内壁には、図示さ
れるように複数の凹部122が形成されている。なお、符
号121Aは、当該係合部材121を前記サーキュラ・スプラ
インD115に取り付けるための取り付け穴である。
第5図及び第6図に戻り、前記係合部材121の筒状部1
21Cの外壁は、ボールベアリング145及び146により、ベ
ース1Bが固定されるフレーム本体1Aに回転自在に支持さ
れている。
前記係合部材121の筒状部121Cには、ブッシュ128によ
りフレーム本体1Aに対して回動自在に支持された筒状の
クラッチシャフト124の一端(筒状体124G)が挿入され
ている。
第9図はクラッチシャフト124の縦断面図、第10図は
第9図をX−X線で切断した断面図、第11図は第9図を
Y−Y線で切断した断面図である。
各々の図において、クラッチシャフト124の前記一端1
24Gには、比較的大径の内周部124Aとその外周部124Bと
の間を連通するように、該クラッチシャフト124の周囲
に等間隔に(当該クラッチシャフト124の中心軸に対し
て90度ごとに)4個の第1穴部124Cが形成され、また該
第1穴部124Cと間隔Wをおいて、等間隔に4個の第2穴
部124Eが形成されている。前記第1穴部124C及び第2穴
部124Eは、当該クラッチシャフト124の中心軸に対して4
5度の角度を成している。
なお、第2穴部124Eは、第5図及び第6図において
は、後述するクラッチリング125に隠れていて、図示さ
れていない。
クラッチシャフト124の前記一端124Gからその他端に
かけては、前記内周部124Aよりも小径の内周部124Dが形
成されている。
第5図及び第6図に戻り、前記クラッチシャフト124
内には、さらに、その先端にクラッチリング125が取り
付けられたインナーシャフト126が挿入されている。こ
の挿入は、クラッチリング125が、クラッチシャフト124
の内周部124A内に配置されるように行われている。
前記クラッチリング125の周囲には、図示されるよう
に、2つの環状溝(第1環状溝125A及び第2環状溝125
B)が穿設されている。そして、この第1環状溝125A及
び第2環状溝125Bの間隔は、クラッチシャフト124に穿
設された第1穴部124C及び第2穴部124Eの間隔W(第9
図参照)と同一に設定されている。
クラッチシャフト124に穿設された第1穴部124C及び
第2穴部124Eのそれぞれには、ボール123が配置されて
いる。
ここで、第12図に示されるように、第1穴部124C及び
第2穴部124Eが、クラッチリング125の第1環状溝125A
及び第2環状溝125Bと対向している場合には、前記各ボ
ール123は、第1環状溝125A及び第2環状溝125B内に入
る(以下、この状態をクラッチオフという)が、クラッ
チリング125の第1環状溝125A及び第2環状溝125Bが、
前記第1穴部124C及び第2穴部124Eと対向していない場
合、すなわち、第6図に示されるように、第1穴部124C
及び第2穴部124Eが、クラッチリング125の、第1環状
溝125A及び第2環状溝125Bよりも径大部分と対向してい
る場合には、ボール123は該径大部分により押圧されて
クラッチシャフト124の外周部124Bよりも突出し、係合
部材121の筒状部121Cに形成された凹部122内に係合する
(以下、この状態をクラッチオンという)。これによ
り、係合部材121の回転が、クラッチシャフト124に伝達
されるようになる。
ここで、インナーシャフト126を、第12図の状態から
第6図の状態となるように移動(第12図の矢印V方向と
逆方向に移動)させた場合において、ボール123が前記
凹部122内にうまく入らないときは、ばね127が圧縮され
てクラッチリング125のみが、第12図の状態を維持す
る。そして、その後、例えば手動昇降ハンドル6の操作
によりクラッチシャフト124を若干回転させた場合に
は、ボール123が前記凹部122内に入り、またばね127の
弾発力により、クラッチリング125は第6図の状態とな
る。すなわち、クラッチオンとなる。
この実施例においては、第1図に関して後述するよう
に、ドリル装置3の、穿孔時における送り動作が、送り
モータ101の正回転で行われるものとすると、該ドリル
装置3の、穿孔終了後における戻し動作は、送りモータ
101の逆回転により行われ、この結果、ボールクラッチ1
20が接続される動力伝達軸(この例においては、サーキ
ュラ・スプラインD115)も逆転される。
このような場合、例えば、前掲した特開昭63−139605
号公報に記載されたクラッチでは、該クラッチを構成す
る一対の爪部材の爪が、断面鋸歯状に形成されるので、
一方向のみの回転の伝達は良好に行われるが、逆方向の
回転は、クラッチに無理な力が加わり、望ましくない。
これに対し、前述したボールクラッチ120を用いれ
ば、正転及び逆転双方の力の伝達が常に良好に行われ
る。
さて、クラッチシャフト124の他端は、ピン132によ
り、ハンドル保持部材131に接続されている。ここで、
前記クラッチシャフト124内にはインナーシャフト126が
挿入されているが、前記ピン132により、インナーシャ
フト126の、その軸方向の移動が妨げられないように、
該インナーシャフト126には、長穴126Cが穿設されてい
る。
前記ピン132により接続されたクラッチシャフト124及
びハンドル保持部材131は、手動昇降ハンドル6の軸
(回転軸)を構成している。
前記ハンドル保持部材131は、ブッシュ133により、フ
レーム本体1Aに対して回動自在に支持されている。
前記インナーシャフト126には、第1環状溝126A及び
第2環状溝126Bが形成されている。
前記ハンドル保持部材131内には、さらにボール135が
配置されている。このボール135は、ばね136によりイン
ナーシャフト126側に偏倚されていて、前記第1環状溝1
26A及び第2環状溝126Bの一方に係合している。
すなわち、第5図及び第6図に示されるように、クラ
ッチオンの場合には、ボール135が第1環状溝126Aと係
合するように、またインナーシャフト126を第5図の矢
印V方向に移動させ、第12図に示されるように、クラッ
チオフとなった場合には、ボール135が第2環状溝126B
と係合するように、前記第1環状溝126A及び第2環状溝
126Bの形成位置、並びにボール135の配置位置が設定さ
れている。
握り6Cを有するシャフト6Aは、ピン134を中心として
回動自在となるように、ハンドル保持部材131に設けら
れている。第3図に示されたように、この例において
は、シャフト6Aは3つ設けられている。
前記シャフト6Aの先端には突起6Bが形成されている。
この突起6Bは、前記インナーシャフト126の、クラッチ
リング125が取り付けられた側と反対側に形成された環
状溝126Dに係合している。この係合により、握り6Cが第
5図に実線で示された状態から二点鎖線で示された状態
となるように、シャフト6Aを前記ピン134を支点として
回動させれば、インナーシャフト126が矢印V方向に移
動し、ボール135の係合が第1環状溝126Aから第2環状
溝126Bに移って、クラッチオフとなる。
また、この状態からシャフト6Aを実線の状態に戻せ
ば、クラッチオンとなる。
前記ボール135の、第1環状溝126A又は第2環状溝126
Bへの係合により、クラッチのオン/オフ動作が確実に
保持される。
なお、符号137はめくら板、138は該めくら板137取り
付け用のおねじである。
また、第5図及び第9図において、符号124Fは、クラ
ッチシャフト124に形成されたピニオンである。このピ
ニオン124Fは、第5図に示されるように、フレーム本体
1Aに形成された蟻溝1Dに摺動可能に取り付けられたドリ
ル装置3のラック3Aと係合している。したがって、ボー
ルクラッチ120をオフとして手動昇降ハンドル6を回転
させれば、該回転によりドリル装置3が昇降し、またボ
ールクラッチ120をオンとして送りモータ101を付勢すれ
ば、該ドリル装置3が自動昇降する。
なお、第5図に示された1Cは、フレーム1のカバーで
ある。
また、第5図においては、前記クラッチシャフト124
及びハンドル保持部材131を連結するピン132は、該シャ
フト124及びハンドル保持部材131、並びにインナーシャ
フト126を貫通するように取り付けられるように描かれ
ているが、ピン132を短く形成し、前記インナーシャフ
ト126を貫通しないように取り付けられても良い。この
場合には、前記インナーシャフト126には、長穴126Cを
形成する必要がない。
さらに、前記クラッチシャフト124及びハンドル保持
部材131はそれぞれ別部品であり、それらはピン132によ
り連結されるものとして説明したが、前記シャフト124
及びハンドル保持部材131は、一体に形成されても良
い。
また、第9図に示されたように、クラッチシャフト12
4には、その軸方向に第1穴部124C及び第2穴部124Eが
形成されるものとしたが、前記第1穴部124C及び第2穴
部124Eの一方は省略されても良い。この省略により、ク
ラッチリング125に形成される第1環状溝125A及び第2
環状溝125Bの一方も省略されることができ、当該電磁石
ベース付ドリル装置をさらに小形化できる。
また、ボールクラッチ120の構成は、基本的には、球
状体(ボール123)と、該球状体を収納する穴部(第1
穴部124C及び/あるいは第2穴部124E)が形成された筒
状体124G(クラッチシャフト124の、ハーモニックドラ
イブ装置110側の端部)と、前記球状体を前記筒状体124
Gの外部又は内部に押圧する球状体押圧手段(この実施
例においては、ボール123を前記筒状体124Gの外部に押
圧するクラッチリング125)と、前記筒状体124Gの外部
又は内部に突出された球状体と係合する凹部122を有す
る係合部材(この実施例においては、前記筒状体124Gの
外部に突出されたボール123と係合する凹部122をその内
周部に有する係合部材121)との4部品により構成され
る。
このようなボールクラッチにおいては、前記筒状体12
4Gは、前記球状体押圧手段及び係合部材の間に配置され
ていれば良いから、前記係合部材は、この実施例のよう
に前記筒状体124Gの外側に配置されていても、あるいは
該筒状体124Gの内側に配置されていてもかまわない。
なお、当然の事ながら、前記係合部材を前記筒状体12
4Gの内側に配置する場合には、前記ボール123に係合す
る凹部122は、該係合部材の外周部に形成され、また、
第1環状溝125A(及び/あるいは第2環状溝125B)は、
クラッチリング125の内周部に形成される。
また、当該ボールクラッチ120に接続されるべき動力
の駆動源及び被駆動源は、前記係合部材及び前記筒状体
124Gのそれぞれに接続されれば良い。すなわち、前述の
説明においては、ボールクラッチ120の係合部材121は、
ハーモニックドライブ装置110のサーキュラ・スプライ
ンD115に接続され、また、ボール123を収容する第1穴
部124C及び第2穴部124Eが形成された筒状体124Gは、ク
ラッチシャフト124に形成されるものとしたが、前記係
合部材121の、凹部122が形成された筒状部121Cをクラッ
チシャフト124に形成し、第1穴部124C及び第2穴部124
Eが形成された筒状体を前記サーキュラ・スプラインD11
5に接続するようにしても良いことは当然である。係合
部材が前記筒状体124Gの内部に配置される場合も、同様
である。
さらにまた、クラッチリング125が接続されたインナ
ーシャフト126は、クラッチシャフト124及びハンドル保
持部材131内を貫通し、握り6Cの操作により該インナー
シャフト126を摺動させて、ボールクラッチ120をオン/
オフ動作させるものとして説明したが、握り6Cをハンド
ル保持部材131に対して固定し、前記インナーシャフト1
26を直接手で操作して、ボールクラッチ120を動作させ
るようにしても良い。
また、例えばシャフト107を中空構造として、該シャ
フト107内に前記インナーシャフト126を貫通し、該イン
ナーシャフト126を操作することにより、ボールクラッ
チ120を動作させるようにしても良いことは当然であ
る。
さらに、前述の説明においては、第5図に示されるよ
うに、インナーシャフト126には、2本の環状溝(第1
環状溝126A及び第2環状溝126B)が形成され、ボールク
ラッチ120のオン/オフ動作により、ばね136により偏倚
されたボール135が前記2本の環状溝の一方に係合され
るものとしたが、本考案は特にこれのみに限定されず、
インナーシャフト126に1本のみの環状溝を形成すると
共に、ボールを2個隣接、かつ偏倚して配置するように
しても良い。
つぎに、当該電磁石ベース付ドリル装置の制御装置を
説明する。
第1図は本考案の一実施例のブロック図である。同図
において、符号A及びBで示される端子は、それぞれ同
一の符号で示されるものが共通に接続される。
第1図において、符号598及び599は、当該電磁石ベー
ス付ドリル装置の制御装置の入力端子である。
メインスイッチ501は、2つの接点(第1接点503及び
第2接点504)を有していて、つまみ501A(第4図)の
第1段階操作により第1接点503がオンとなり、第2段
階操作により第2接点504がオンとなる。後述するよう
に、第1接点503がオンになると電磁石506が励磁され、
第2接点504がオンになると、さらにドリルモータ515及
び送りモータ101が回転する。なお、前記送りモータ101
は直流モータ、ドリルモータ515は交流モータである。
ブリッジ形整流器505の一対の入力端子は、第1接点5
03及び入力端子599に接続されている。また前記ブリッ
ジ形整流器505の一対の出力端子は、電磁石ベース2内
に設けられた電磁石506に接続されている。
定電圧回路507の入力端子は、ダイオード及び抵抗を
介して、第1接点503及び入力端子599間に接続されてい
る。前記定電圧回路507の出力端子は、抵抗512及び発光
ダイオード513を介して、後述する比較器511の出力端子
に接続されている。
パルス状基準電圧発生回路508は、前記定電圧回路507
の出力を受けて、所定値のパルス状電圧を、前記比較器
511の非反転入力端子に周期的に出力する。
直列に接続された抵抗509及び可変抵抗510は、前記第
1接点503及び入力端子599間に接続されている。前記抵
抗509及び可変抵抗510の接続点は、前記比較器511の反
転入力端子に接続されている。
前記比較器511の反転入力端子における電位は、抵抗5
09及び可変抵抗510の抵抗値、並びに交流電源500の出力
電圧により決定される。
したがって、交流電源500の電圧が所定電圧以上であ
る場合にのみ、比較器511の反転入力端子の電位がパル
ス状基準電圧の出力電圧よりも高くなるように、前記抵
抗509及び可変抵抗510の抵抗値、並びにパルス状基準電
圧の出力電圧を設定しておけば、前記交流電源500の出
力電圧が前記所定電圧以上である場合には、前記パルス
状基準電圧よりパルスが出力されているか否かにかかわ
らず、発光ダイオード513が点灯する。
また、交流電源500の電圧が前記所定電圧未満である
場合には、前記パルス状基準電圧よりパルスが出力され
ているときは、発光ダイオード513は消灯する。すなわ
ち、前記発光ダイオード513は、点滅動作する。
さて、変圧器514の一対の入力端子は、第2接点504及
び前記入力端子599に接続されている。また、ドリルモ
ータ515は、メインリレー546のb接点547を介して、前
記第2接点504及び入力端子599に接続されている。
CTトランス516は、前記ドリルモータ515に流れる電流
に応じた電圧を発生する。
前記変圧器514の出力端子は、ブリッジ形整流器517の
一対の入力端子に接続されている。また、このブリッジ
形整流器517の出力端子は、定電圧回路518に接続されて
いる。
前記CTトランス516の出力は、ローパスフィルタ519を
介して、全波整流平滑増幅回路520及び半波整流平滑増
幅回路521に供給される。したがって、前記全波整流平
滑増幅回路520及び半波整流平滑増幅回路521より出力さ
れる電圧は、ドリルモータ515に流れる電流に応じた電
圧値となる。
前記半波整流平滑増幅回路521の出力信号線は、比較
器554,555及び556の反転入力端子、並びに比較器557の
非反転入力端子に接続されている。
また、前記定電圧回路518の出力線に接続された抵抗5
50の各部分C、D、E及びFは、前記比較器554,555及
び556の非反転入力端子、並びに比較器557の反転入力端
子に接続されている。ここで、前記C、D、E及びFの
電位をそれぞれc、d、e及びfとすると、これら各電
位には第1式の関係がある。
c>d>e>f>0[V] …(1) また、前記各比較器554〜557の出力線には、それぞれ
所定の抵抗を介して、発光ダイオード558〜561が接続さ
れている。
したがって、ドリルモータ515の電流がほぼ0になっ
て、半波整流平滑増幅回路521の出力電圧がfよりも小
さくなったときは、発光ダイオード561のみが消灯す
る。
また、ドリルモータ515にかかる負荷が軽く、該ドリ
ルモータ515の電流値が小さい場合、すなわち半波整流
平滑増幅回路521の出力電圧がeを超えた場合には発光
ダイオード560が点灯し、同様に、前記負荷がやや重
く、ドリルモータ515の電流値がやや大きくなって、半
波整流平滑増幅回路521の出力電圧がdを超えた場合に
は、さらに発光ダイオード559が点灯する。そして、前
記負荷が非常に重く、ドリルモータ515の電流値が非常
に大きくなって、半波整流平滑増幅回路521の出力電圧
がcを超えた場合には、さらに発光ダイオード558が点
灯する。前記発光ダイオード560が点灯している場合に
は、発光ダイオード561は消灯する。
すなわち、前記発光ダイオード561は、ドリルモータ5
15が停止した場合に点灯する停止表示用LEDであり、前
記発光ダイオード558〜560は、ドリルモータ515に流れ
る電流値に応じて順次点灯する電流レベル表示用LEDで
ある。
さて、ブリッジ形整流器582の入力端子は、メインリ
レー546のb接点547、及びトライアック585を介して、
入力端子599、及びメインスイッチ501の第2接点504に
接続されている。前記トライアック585は、後述する点
弧パルス発生回路581より出力される制御信号により制
御される。
前記ブリッジ形整流器582の出力線は、極性反転リレ
ー534の一対の接点583を介して、送りモータ101に接続
されている。前記一対の接点583は、ブリッジ形整流器5
82より出力が生じている場合には、常時はドリル装置3
が下降するように、また極性反転リレー534の付勢によ
りドリル装置3が上昇するように、前記ブリッジ形整流
器582の出力電圧の極性を切り替えて、送りモータ101の
回転方向を制御する。
点弧パルス発生回路581は、前記b接点547を介して、
入力端子599及び第2接点504に接続されている。そし
て、この点弧パルス発生回路581は、その制御端子581A
に印加される電位に応じて、前記トライアック585を制
御する。
前記全波整流平滑増幅回路520の出力信号線は、差動
回路523の反転入力端子に接続されている。また、送り
スピード基準電圧発生回路522の出力線は、前記差動回
路523の非反転入力端子に接続されている。前記送りス
ピード基準電圧発生回路522より出力される電位は、前
記全波整流平滑増幅回路520より出力される最大電位よ
りも大きい値に設定されている。
差動回路523の出力信号は、送りスピード基準電圧発
生回路522の出力信号から全波整流平滑増幅回路520の出
力信号を引いた差信号であるから、誤差動回路523の出
力信号は、ドリルモータ515の電流値が大きい場合(ド
リルモータ515の負荷が大きい場合)には小さく、逆に
ドリルモータ515の電流値が小さい場合(ドリルモータ5
15の負荷が小さい場合)には大きくなる。
前記差動回路523の出力信号線は、直列に接続された
抵抗571及び可変抵抗572を介して、定電圧回路518の負
の出力端子に接続されている。この抵抗571及び可変抵
抗572の接続点Jは、後述する早戻し電圧印加用リレー5
32の接点580を介して、前記点弧パルス発生回路581の制
御端子581Aに接続されている。
後述するように、通常の穿孔作業時には、トランジス
タ568〜570はオフであるから、点弧パルス発生回路581
は、前記差動回路523の出力信号の電位に応じて、制御
される。すなわち、ドリルモータ515の負荷が比較的大
きい場合には送りモータ101の回転数が小さくなって、
ドリル装置3の下降速度が小さくなり、逆に、ドリルモ
ータ515の負荷が小さい場合には送りモータ101の回転数
が大きくなって、ドリル装置3の下降速度が大きくな
る。
前述した半波整流平滑増幅回路521の出力信号線は、
さらに比較器565及び566の非反転入力端子、並びに比較
器567の反転入力端子に接続されている。
また、前記定電圧回路518の出力線に接続された抵抗5
64の各部分G、H及びIは、前記比較器565及び566の反
転入力端子、並びに比較器567の非反転入力端子に接続
されている。ここで、前記G、H及びIの電位をそれぞ
れg、h及びiとすると、これら各電位には第2式の関
係がある。
g>h>i>0[V] …(2) また、前記各比較器565〜567の出力線は、それぞれト
ランジスタ568〜570のベースに接続されている。
前記各トランジスタ568〜570のエミッタは、前記定電
圧回路518の負の出力端子に接続されている。
また、前記トランジスタ570及び569のコレクタは、そ
れぞれダイオード573及び抵抗574を介して、常閉の試験
用スイッチ575の一方の端子に接続されている。前記ト
ランジスタ568のコレクタは、直接、試験用スイッチ575
の一方の端子に接続されている。
前記試験用スイッチ575の他方の端子は、前記接続点
Jに接続されている。
ここで、ドリルが穿孔を開始する前等、ドリルモータ
515にかかる負荷が非常に軽い状態であり、ドリルモー
タ515の電流値が小さい場合には、半波整流平滑増幅回
路521の出力電位がiよりも低くなって、トランジスタ5
70がオンとなる。このトランジスタ570のオン動作によ
り、ダイオード573が導通し、該ダイオード573の順方向
の電圧降下により、接続点Jの電位が低下する。すなわ
ち、ドリルの回転が開始されてから、実際に被加工物に
対して穿孔を開始する前の無負荷の状態においては、前
記ダイオード573が定電流素子として機能して、制御端
子581Aの電位が低下し、そして送りモータ101に供給さ
れる電圧の電圧値が低下して、該送りモータ101の回転
数が少なくなる。つまり、ドリル装置3の送り速度が小
さくなる(スロースタート)。
穿孔が開始され、ドリルモータ515の負荷が大きくな
り、半波整流平滑増幅回路521の出力電位がiよりも高
く、かつhよりも低くなると、すべてのトランジスタ56
8〜570がオフとなる。これにより、前記接続点Jの電位
は、抵抗571及び可変抵抗572により分割された差動回路
523の出力電圧となり、前述したように、ドリルモータ5
15の負荷が比較的大きい場合には送りモータ101の回転
数が小さくなってドリル装置3の下降速度が小さくな
り、逆に、ドリルモータ515の負荷が小さい場合には送
りモータ101の回転数が大きくなってドリル装置3の下
降速度が大きくなる。
つぎに、ドリルモータ515の負荷が何等かの要因によ
り、すなわち例えばドリルの刃先に形成される構成刃
先、あるいは切粉の排出不良等の要因により大きくなっ
て、半波整流平滑増幅回路521の出力電位がhよりも高
くなると、トランジスタ569がオンとなるので、前記接
続点Jの電位は、抵抗574両端の電圧降下分だけ低下す
る。この結果、送りモータ101の回転数が小さくなっ
て、ドリル装置3の下降速度が低下する。
ドリルモータ515の負荷がさらに大きくなって、半波
整流平滑増幅回路521の出力電位がgよりも高くなる
と、トランジスタ568もオンとなり、前記接続点Jの電
位は、定電圧回路518の負の出力端子のレベルに低下す
る。すなわち、接続点Jの電位は0[V]となる。した
がって、制御端子581Aの電位も0となって、トライアッ
ク585の付勢が行われなくなる。つまり、送りモータ101
の回転が停止される。
さて、前記半波整流平滑増幅回路521の出力線は、比
較器525の非反転入力端子に接続されている。また、基
準電圧発生回路524の出力線は、前記比較器525の反転入
力端子に接続されている。前記基準電圧発生回路524の
出力電圧は、ドリルモータ515により穿孔が行われてい
る場合、及び行われていない場合の、それぞれの半波整
流平滑増幅回路521の出力電圧のほぼ中間の値に設定さ
れている。
したがって、ドリルモータ515により穿孔が行われて
おらず、該ドリルモータ515が無負荷の場合には、半波
整流平滑増幅回路521の出力電圧は、基準電圧発生回路5
24の出力電圧を下回り、比較器525は出力を生じない。
逆に、ドリルモータ515により穿孔が行われていて、該
ドリルモータ515に負荷が生じている場合には、半波整
流平滑増幅回路521の出力電圧は、基準電圧発生回路524
の出力電圧を上回り、比較器525は出力を生じる。
指示電圧発生遅延回路526は、前記比較器525が出力を
発生してから停止するまでの時間が、予め設定された所
定時間(例えば1〜2秒)よりも大きい場合にのみ、出
力(指示電圧)を発生する。すなわち、自動穿孔を行う
前に、ドリル装置3の送りを手動で行って、試しで穿孔
を行うような場合には、比較器525の出力信号が瞬間的
にオンになるが、このような場合には、前記指示電圧発
生遅延回路526は出力を発生しない。
前記比較器525の出力がオンとなり(穿孔を開始
し)、所定時間経過後にオフとなった場合には、前記指
示電圧発生遅延回路526は出力信号を発生する。この出
力信号の発生は、自動送りによる穿孔が終了したことを
意味する。
前記出力信号の発生により、パルス発生回路527はパ
ルスを発生し、該パルスはラッチ回路528によりラッチ
される。
このラッチにより、遅延回路529、並びにリレー駆動
回路531及び533が付勢される。
第13図は前記指示電圧発生遅延回路526、並びにパル
ス発生回路527及びラッチ回路528の詳細を示すブロック
図である。第13図において、第1図と同一の符号は同一
部分を示している。
比較器525の出力線は、抵抗603を介して、ノア(NO
R)回路605の一対の入力端子に接続されている。このノ
ア回路605の出力端子は、ノア回路606の一方の入力端子
606Bに接続されている。
また、前記比較器525の出力線は、抵抗601を介して、
ノア回路606の他方の入力端子606Aに接続されている。
前記入力端子606A、及びノア回路605の一対の入力端
子は、それぞれ、コンデンサ602及び604を介して、接地
されている。
前記コンデンサ602及び604のキャパシタンス、並びに
抵抗601及び603の電気抵抗は、比較器525の出力が“0"
から“1"になった場合に、該“1"が、先に入力端子606A
に入力され、その後、予め設定された所定時間(例えば
1〜2秒)遅れて、ノア回路605の一対の入力端子に入
力されるように、それぞれ設定されている。換言すれ
ば、コンデンサ604よりも先にコンデンサ602の充電が完
了するようになっている。
前記ノア回路606の出力端子は、ノア回路607の一方の
入力端子607Bに接続されている。前記ノア回路607の出
力端子は、ノア回路608の一対の入力端子に接続されて
いる。
また、前記ノア回路608の出力端子は、前記ノア回路6
07の他方の入力端子607A、並びに遅延回路529、リレー
駆動回路531及び533に接続されている。
つぎに、この指示電圧発生遅延回路526、並びにパル
ス発生回路527及びラッチ回路528の動作を、第14図を用
いて説明する。
まず、に示されるように、ドリルモータ515が穿孔
を行っていない場合(初期状態)には、比較器525の出
力は“0"であり、点S(ノア回路606の入力端子606
A)、及び点T(ノア回路605の一対の入力端子)の電位
も“0"である。したがって、ノア回路605、606、607及
び608の出力は、はそれぞれ“1"、“0"、“1"及び“0"
である。
つぎにドリルモータ515が穿孔を開始すると、その電
流値が増大するので、に示されるように、比較器525
の出力が“0"から“1"となる。この時は、コンデンサ60
2及び604への充電がまだ完了していないので、点S及び
点Tの電位は“0"のままであり、各ノア回路605〜608の
出力も、変わらない。
この穿孔開始から少し遅れてコンデンサ602への充電
が完了すると、で示されるように、点Sの電位が“1"
となる。しかし、この時点では、コンデンサ604への充
電が完了していないので、点Tの電位は“0"のままであ
り、各ノア回路605〜608の出力も、変わらない。
前記穿孔開始からさらに遅れて、コンデンサ604への
充電も完了すると、で示されるように、点Tの電位も
“1"となる。したがって、ノア回路605の出力は“1"か
ら“0"となる。
しかし、点Sの電位は“1"であるから、ノア回路606
の出力は“0"のままであり、したがって、ノア回路607
及び608の出力は変わらない。
穿孔が完了すると、ドリルモータ515に流れる電流が
減少するので、に示されるように、比較器525の出力
は再び“0"となる。この時、コンデンサ602及び604の放
電は終了していないから、点S及びT、並びにノア回路
605〜608の出力は変わらない(すなわち、と同様であ
る)。
穿孔完了後から少し遅れて、コンデンサ602の放電が
完了すると、で示されるように、点Sの電位は“0"と
なる。この時点ではコンデンサ604の放電は完了してい
ないので、点Tの電位は“1"(すなわち、ノア回路605
の出力は“0")である。
したがって、ノア回路606の出力は“1"、そしてノア
回路607及び608の出力は、それぞれ“0"及び“1"とな
る。つまり、遅延回路529、並びにリレー駆動回路531及
び533に対して、穿孔完了を示す制御信号が出力され
る。
その後は、に示されるように、コンデンサ604の放
電も終了して、点Tの電位も“0"となり、ノア回路605
及び606の出力は反転する。しかし、ノア回路607の出力
は変化しないから、ノア回路608の出力も変わらない。
すなわち、前記の穿孔完了を示す制御信号の出力がラッ
チされる。
ところで、で示された状態の後、すなわち、コンデ
ンサ604への充電が完了していない場合に、穿孔終了と
なったとき(例えば手動による試し掘りを終えたとき)
は、その直後においては、コンデンサ602の放電が完了
していないから、に示されるように、点S及びTの電
位は変わらず、またその後、前記コンデンサ602の放電
が完了した時も、に示されるように、点Sの電位が反
転するのみであり、ノア回路605〜609の出力に変化はな
い。つまり、前記の穿孔完了を示す制御信号は出力され
ない。
なお、前記コンデンサ602は、特に設けられなくても
良いが、該コンデンサ602を設けることにより、ドリル
モータ515に流れる電流値が小さくなってから、穿孔完
了を示す制御信号が若干時間遅れをもって出力されるよ
うになる。穿孔完了直後においては、被加工物の下面側
に切りくずが残留していることがあるが、前記制御信号
が時間遅れをもって出力されることにより、ドリル装置
3の上昇が遅延され、この結果、前記切りくずの残留を
極力防止することができる。
第1図に戻り、先ず、送りモータ逆転手段につき説明
する。前記遅延回路529は、前記付勢から予定時間経過
後に早戻し電圧発生回路530を付勢する。この付勢によ
り、早戻し電圧発生回路530は、ドリル装置3の下降時
における送り速度よりも早い速度で該ドリル装置3が上
昇するように、比較的高い電圧信号を出力する。
リレー駆動回路531及び533は、それぞれ早戻し電圧印
加用リレー532及び極性反転リレー534を付勢し、これに
より、接点580が切り替わって早戻し電圧発生回路530の
出力信号線が制御端子581Aに接続されると共に、接点58
3が切り替わって送りモータ101に供給されるブリッジ形
整流器582の出力の極性が切り替わる。
これにより、前記指示電圧発生遅延回路526が出力を
発生してから前記予定時間経過後に、送りモータ101が
高速で逆回転を開始する。この結果、ドリル装置3が高
速で上昇する。
さて、前記半波整流平滑増幅回路521の出力信号線
は、さらに比較器542の非反転入力端子に接続されてい
る。
また、前記定電圧回路518の出力信号線は、微分回路5
40に接続されている。この微分回路540は、前記定電圧
回路518の出力信号を微分し、該微分信号が所定値以上
となっている場合には、全停止基準電圧発生回路541よ
り出力される基準電圧(全停止基準電圧)を上昇させ
る。そして、前記微分信号が所定値未満となった場合
に、全停止基準電圧を平常状態に戻す。前記全停止基準
電圧は、前記比較器542の反転入力端子に供給される。
半波整流平滑増幅回路521の出力信号は、ドリルモー
タ515の回転開始時における大電流(起動電流)によ
り、該回転開始時に瞬間的に大となるが、この場合は、
微分回路540の出力動作により、全停止基準電圧発生回
路541の出力電圧は、半波整流平滑増幅回路521の出力電
圧よりも高くなる。したがって、比較器542は出力を生
じない。
また、微分回路540の動作が停止しても、ドリルモー
タ515の電流値も低下するので、全停止基準電圧発生回
路541の出力電圧は、半波整流平滑増幅回路521の出力電
圧よりも高い状態を維持する。
しかし、不測の要因によりドリルモータ515の定常運
転状態時に大きな負荷がかかった場合には、前記半波整
流平滑増幅回路521の出力電圧値が、全停止基準電圧発
生回路541の出力電圧値を超え、これにより、比較器542
が出力を発生する。
前記比較器542の出力発生により、メインリレー駆動
保持回路543が付勢され、メインリレー546が動作し、b
接点547が開となる。したがって、ドリルモータ515及び
送りモータ101の回転が停止する。
前記メインリレー546の動作は、メインリレー駆動保
持回路543への電源供給が停止されるまで維持される。
前記メインリレー駆動保持回路543への電源供給は、メ
インスイッチ501の接点のうち、少なくとも第2接点504
を開とするまで行われる。
前記全停止基準電圧発生回路541は、後述するリレー5
89のa接点590、並びに上端検出スイッチ544及びずれ検
知スイッチ545を並列に介して、定電圧回路518の負の出
力端子に接続されている。前記上端検出スイッチ544
は、ドリル装置3が最上端位置に上昇した場合にオンと
なり、それ以外の場合はオフとなるように構成されてい
る。また、前記ずれ検知スイッチ545は、当該電磁石ベ
ース付ドリル装置の電磁石が被加工物上からずれたりし
た場合に、少なくとも瞬間的にオンとなるように構成さ
れている。
前記a接点590、上端検出スイッチ544又はずれ検知ス
イッチ545がオンになると、全停止基準電圧発生回路541
より発生される基準電圧が0[V]に低下し、半波整流
平滑増幅回路521の出力電圧値にかかわらず、メインリ
レー546が動作する。
なお、前記上端検出スイッチ544は、前述のように、
穿孔終了後、ドリル装置3が最上端位置に上昇した場合
にオンとなるが、次の穿孔時においては、当該電磁石ベ
ース付ドリル装置のオペレータは、ドリルの位置決めを
行うために、ドリル装置3の下降操作を行うので、これ
により前記上端検出スイッチ544がオフとなり、比較器5
42の反転入力端子には所定電位が印加されることにな
る。したがって、次回の穿孔が可能になる。
また、前記ずれ検知スイッチ545は、筒状体と、該筒
状体内に封入された水銀と、前記筒状体内に突出するよ
うに構成された一対の接点とより構成されることができ
る。このように構成されたスイッチを、前記一対の接点
がやや上方に位置するように、前記筒状体を傾斜させて
当該電磁石ベース付ドリル装置に取り付ければ、該接点
は常時オフ、そして、当該電磁石ベース付ドリル装置に
強い振動が加わった場合には、前記筒状体内で水銀が移
動し、前記接点は瞬間的にオンとなる。
また、前記ずれ検知スイッチ545は、固定接点と、ば
ね状手段により前記固定接点に近接して配置された可動
接点とより構成されることもできる。この構成を有する
スイッチも、当該電磁石ベース付ドリル装置に強い振動
が加わった場合には、前記固定接点及び可動接点は、瞬
間的にオンとなる。
さて、安全回路586は、ダイオード587、抵抗588及び
リレー589を直列に接続することにより構成され、それ
らは、前記送りモータ101と並列に接続されている。前
記ダイオード587は、ドリル装置3が下降する方向に送
りモータ101が回転している場合に導通するように接続
されている。
抵抗588の抵抗値は、ドリル装置3が下降する方向に
送りモータ101が回転している場合に、前記送りモータ1
01の両端子間に、早戻し電圧発生回路530の出力電圧の
電圧値とほぼ同一以上の電圧が印加されてしまったとき
に、前記リレー589が動作するように設定されている。
すなわち、当該電磁石ベース付ドリル装置の制御装置
が正常である場合には、ドリル装置3の上昇時にのみ、
早戻し電圧発生回路530より出力される高い電圧が送り
モータ101に印加されるが、当該制御装置の故障によ
り、ドリル装置3の下降時に前記電圧程度以上の高い電
圧が送りモータ101に印加されてしまった場合には、リ
レー589が動作し、これによりa接点590が閉となる。こ
れにより、全停止基準電圧発生回路541より発生される
基準電圧が0[V]に低下して、メインリレー546が動
作し、ドリルモータ515及び送りモータ101が停止する。
さて、前記安全回路586が正常に機能するか否かを確
認するには、前記メインスイッチ501の第2接点504を閉
とすると共に、試験用スイッチ575を開とし、可変抵抗5
72を調整してその抵抗値を上げ、接続点Jの電位を、前
記早戻し電圧発生回路530の出力電圧とほぼ同一となる
ように上昇させれば良い。これにより、穿孔終了後に送
りモータ101に対して印加されるべき電圧が、ドリル装
置3の下降時に印加される。すなわち、送りモータ101
に対して、安全回路586が正常に機能するか否かを確認
するための試験電圧が印加される。
ここで、前記試験用スイッチ575を開とするのは、ド
リルモータ515が穿孔を行っていない場合には、半波整
流平滑増幅回路521の出力電圧値は低く、前記Iの電位
を下回り、ダイオード573が導通してしまうので、この
場合には、可変抵抗572の抵抗値を変更しても、接続点
Jの電位を上げることができないからである。即ち、ト
ルクモータ負荷検出による影響が接続点Jの電位に及ば
ないようにするため、穿孔時電圧印加手段としての作用
を停止する必要があるからである。
安全回路586の動作が確認できたら、第2接点504を開
とした後、試験用スイッチ575を再び閉とし、可変抵抗5
72の抵抗値を元に戻す。
なお、当該制御装置が、比較器567、トランジスタ570
及びダイオード573を備えていない場合には、前記試験
用スイッチ575は、特に設けられなくても、可変抵抗572
の抵抗値を変更するだけで、接続点Jの電位を上げるこ
とができる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、次
のような効果が達成される。
(1)請求項1記載の電磁石ベース付ドリル装置の制御
装置によれば、ドリル装置の下降時に、送りモータに、
穿孔時に印加される電圧を超える試験電圧を印加するこ
とが可能であるから、安全回路の試験を容易に行うこと
ができる。
(2)請求項2記載の電磁石ベース付ドリル装置の制御
装置によれば、印加される試験電圧が降下するおそれが
ないので、該試験電圧の印加を容易に行うことができ、
また、安全回路の試験を確実に行うことができる。
(3)請求項3記載の電磁石ベース付ドリル装置の制御
装置によれば、ドリルモータの負荷が大きい場合には送
りモータの回転が遅くなって、ドリル装置の送り速度が
小さくなる。逆に、ドリルモータの負荷が小さい場合に
は送りモータの回転が速くなって、ドリル装置の送り速
度が大きくなる。
すなわち、ドリル装置の送りが、ドリルモータの負荷
に応じて常に最適な速度に維持されるので、当該自動穿
孔作業を効率良く行うことができる。
(4)請求項4記載の電磁石ベース付ドリル装置の制御
装置によれば、当該電磁石ベース付ドリル装置による自
動穿孔作業の開始時、換言すれば、ドリルが被加工物に
接触するまでの間は、送りモータの回転が小さくなっ
て、ドリル装置がゆっくりと下降するので、一般に穿孔
が不安定と言われる穿孔開始時においても、該穿孔を確
実に安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のブロック図である。 第2図は本考案が適用される電磁石ベース付ドリル装置
の一例を環状刃物を省略して示した正面図である。 第3図は第2図の右側面図である。 第4図は第2図の左側面図である。 第5図は第3図をZ−Z線で切断した断面図である。 第6図は第5図のハーモニックドライブ装置及びボール
クラッチ近傍の拡大図であり、該ボールクラッチがオン
の状態を示す図である。 第7図はボールクラッチの係合部材121の正面図であ
る。 第8図はボールクラッチの係合部材121の縦断面図であ
る。 第9図はクラッチシャフト124の縦断面図である。 第10図は第9図のX−X線で切断した断面図である。 第11図は第9図のY−Y線で切断した断面図である。 第12図は第5図のハーモニックドライブ装置及びボール
クラッチ近傍の拡大図であり、該ボールクラッチがオフ
の状態を示す図である。 第13図は第1図の指示電圧発生遅延回路、並びにパルス
発生回路及びラッチ回路の詳細を示すブロック図であ
る。 第14図は第13図に示された各論理回路等の真理値図表で
ある。 1…フレーム、2…電磁石ベース、3…ドリル装置、6
…手動昇降ハンドル、6A…シャフト、6C…握り、101…
送りモータ、110…ハーモニックドライブ装置、120…ボ
ールクラッチ、121…係合部材、121C…筒状部、122…凹
部、123…ボール、124…クラッチシャフト、124C…第1
穴部、124E…第2穴部、125…クラッチリング、125A…
第1環状溝、125B…第2環状溝、126…インナーシャフ
ト、126A…第1環状溝、126B…第2環状溝、126D…環状
溝、127…ばね、131…ハンドル保持部材、506…電磁
石、515…ドリルモータ

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物に対して吸着を行う電磁石ベース
    を有するフレーム、ドリルモータを有する電気ドリル、
    及び前記フレームに固着され、前記電気ドリルを被加工
    物に対して前進後退させる直流の送りモータを備えた電
    磁石ベース付ドリル装置の制御装置であって、 電気ドリルの前進のために、送りモータに対して所定値
    以下の電圧を印加する穿孔時電圧印加手段と、 前記電気ドリルによる被加工物の穿孔終了を検出する穿
    孔終了検出手段と、 前記穿孔終了検出手段の出力により、前記送りモータに
    印加される電圧の極性を変え、かつ、前記所定値を超え
    る電圧を、該送りモータに印加する送りモータ逆転手段
    と、 前記電気ドリルの前進時に、前記所定値を超える電圧が
    送りモータに印加されたことを検出し、前記ドリルモー
    タ及び送りモータへの電源供給を停止する安全回路と、 前記電気ドリルの前進時に、前記所定値を超える電圧を
    前記送りモータに印加する試験用操作子を有する試験電
    圧印加手段とを具備したことを特徴とする電磁石ベース
    付ドリル装置の制御装置。
  2. 【請求項2】前記試験電圧印加手段の付勢時に、前記穿
    孔時電圧印加手段の作用を遮断する試験用スイッチをさ
    らに備えたことを特徴とする請求項1記載の電磁石ベー
    ス付ドリル装置の制御装置。
  3. 【請求項3】前記穿孔時電圧印加手段は、ドリルモータ
    に流れる電流値が増加した場合には、送りモータに印加
    する電圧を減少させることを特徴とする請求項1又は2
    記載の電磁石ベース付ドリル装置の制御装置。
  4. 【請求項4】前記穿孔時電圧印加手段は、穿孔開始前で
    あって、ドリルモータに流れる電流が所定値以下である
    場合には、送りモータに印加される電圧を所定レベルに
    減少させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の電磁石ベース付ドリル装置の制御装置。
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