JP2514442Y2 - キャスタ - Google Patents
キャスタInfo
- Publication number
- JP2514442Y2 JP2514442Y2 JP1989140546U JP14054689U JP2514442Y2 JP 2514442 Y2 JP2514442 Y2 JP 2514442Y2 JP 1989140546 U JP1989140546 U JP 1989140546U JP 14054689 U JP14054689 U JP 14054689U JP 2514442 Y2 JP2514442 Y2 JP 2514442Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leg
- wheel mounting
- mounting arm
- stroller
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はキャスタ部材に関し特にベビーカーにおいて
使用するのに便利な、それ自体緩衝特性を具備したキャ
スタに関する。
使用するのに便利な、それ自体緩衝特性を具備したキャ
スタに関する。
従来の技術 今日、この分野に属するキャスタは多々発表されてい
る(例えば実開昭61-93302号他)。しかしこれまで知ら
れているものにおいては、いわゆるキャスタ効果を必要
とする場合と必要としない場合との間の切換えを行なう
場合には、輪を支承している輪取付アームが脚に対し不
動関係位置をとるように作動片を手動によって操作しな
ければならず、また、その操作も、輪取付アーム位置を
一定方向に整合させた後に行なわねばならなかった。
る(例えば実開昭61-93302号他)。しかしこれまで知ら
れているものにおいては、いわゆるキャスタ効果を必要
とする場合と必要としない場合との間の切換えを行なう
場合には、輪を支承している輪取付アームが脚に対し不
動関係位置をとるように作動片を手動によって操作しな
ければならず、また、その操作も、輪取付アーム位置を
一定方向に整合させた後に行なわねばならなかった。
考案が解決しようとする課題 そのため従来知られているキャスタは、悪路などでの
キャスタ効果を必要とする場合と舗装路や店内などでの
キャスタ効果を必要としない場合との間のキャスタの切
換操作が困難であり、また、そのたびに手で操作するの
で寒い時期などにはその切換操作が苦痛でさえあった。
キャスタ効果を必要とする場合と舗装路や店内などでの
キャスタ効果を必要としない場合との間のキャスタの切
換操作が困難であり、また、そのたびに手で操作するの
で寒い時期などにはその切換操作が苦痛でさえあった。
課題を解決するための手段 本考案は上記課題を解決するため、輪を支承している
輪取付アームと、脚と、の間の不動関係を保持又は解除
するための作動片を、輪取付アームの前方に設け、かつ
該輪取付アームにばねを作用させた。この結果この作動
片を足先で操作出来るようにすると共に装置解除位置か
ら保持位置へは単に該作動片を立上げ位置におくことに
より、前記ばねによる弾性作用を受け、作動片が所定位
置に整合した場合に速やかに該作動片が所定位置へ弾入
し、保持位置を得るようにした。
輪取付アームと、脚と、の間の不動関係を保持又は解除
するための作動片を、輪取付アームの前方に設け、かつ
該輪取付アームにばねを作用させた。この結果この作動
片を足先で操作出来るようにすると共に装置解除位置か
ら保持位置へは単に該作動片を立上げ位置におくことに
より、前記ばねによる弾性作用を受け、作動片が所定位
置に整合した場合に速やかに該作動片が所定位置へ弾入
し、保持位置を得るようにした。
作用 足先で作動可能なばね負荷した作動片が下方位置にあ
るときは輪取付アームが脚から独立してキャスター効果
を提供するが、上方位置にあるときは輪取付アームが所
定位置へ移動した際に該輪取付アームを脚に対し不動状
態にしキャスター効果を消滅させる。
るときは輪取付アームが脚から独立してキャスター効果
を提供するが、上方位置にあるときは輪取付アームが所
定位置へ移動した際に該輪取付アームを脚に対し不動状
態にしキャスター効果を消滅させる。
実施例 第1図は本考案のキャスタを装備したベビーカー10の
全体斜視図である。本考案のキャスタ20、20は両前脚1
2、12の下端に装備されている。キャスタ20、20は共に
同一構造を有しているので以下においては一方のキャス
タ20についてのみ説明する。
全体斜視図である。本考案のキャスタ20、20は両前脚1
2、12の下端に装備されている。キャスタ20、20は共に
同一構造を有しているので以下においては一方のキャス
タ20についてのみ説明する。
第2図は本考案のキャスタ20の全体斜視図であり、こ
のキャスタ20は、前脚12へ対し回転自在に取付けられて
いる輪取付アーム22と、該輪取付アーム22と前脚12とを
不動関係に保持したり解除したりする作動片24と、から
成っている。
のキャスタ20は、前脚12へ対し回転自在に取付けられて
いる輪取付アーム22と、該輪取付アーム22と前脚12とを
不動関係に保持したり解除したりする作動片24と、から
成っている。
第3図は本考案のキャスタ20の断面図である。パイプ
状をなす前脚12には望ましくはスリーブやメタルリング
を介して輪取付アーム22が取付けてある。輪取付アーム
22は前脚12へ取付けられる上方伸長部26を有する前方部
分と、ばね28を介し、前輪14を支承している軸16を支持
している後方部分と、を一体的に有している。該輪取付
アーム22の前方部分にある上方伸長部26の上方部分には
溝30が設けてあり、この溝30内に、脚12へ固着したねじ
32が入り込み、該輪取付アーム22が前脚12に対し抜け出
し防止及び回動自在となっている。
状をなす前脚12には望ましくはスリーブやメタルリング
を介して輪取付アーム22が取付けてある。輪取付アーム
22は前脚12へ取付けられる上方伸長部26を有する前方部
分と、ばね28を介し、前輪14を支承している軸16を支持
している後方部分と、を一体的に有している。該輪取付
アーム22の前方部分にある上方伸長部26の上方部分には
溝30が設けてあり、この溝30内に、脚12へ固着したねじ
32が入り込み、該輪取付アーム22が前脚12に対し抜け出
し防止及び回動自在となっている。
該輪取付アーム22の前方部分にはさらにその前部に前
向きのばね受け部34が一体的に形成され、そこにばね36
が収納されている。該ばね受け部34のさらに前方にはピ
ン孔が形成され、ここにピン38が取付けてある。
向きのばね受け部34が一体的に形成され、そこにばね36
が収納されている。該ばね受け部34のさらに前方にはピ
ン孔が形成され、ここにピン38が取付けてある。
該輪取付アーム22の後方部分にあり軸16を支持してい
るばね28は、下向きのばね受け部40に収納され、軸16を
直接回転可能に支承している滑動片42に弾接している。
該滑動片42はストッパなどの公知の手段により当該ばね
受け部40から抜け出し不能となっている。
るばね28は、下向きのばね受け部40に収納され、軸16を
直接回転可能に支承している滑動片42に弾接している。
該滑動片42はストッパなどの公知の手段により当該ばね
受け部40から抜け出し不能となっている。
該輪取付アーム22の前方部分に取付けられているピン
38は、作動片24を枢動自在に保持している。
38は、作動片24を枢動自在に保持している。
作動片24は第3図に示すように、その下部がばね36に
より押圧されている。このため該作動片24は横位置(破
線位置)又は縦位置(実線位置)を強制されている。ま
た該作動片24はその中央部分に凹み44(第2図)を有し
ている。
より押圧されている。このため該作動片24は横位置(破
線位置)又は縦位置(実線位置)を強制されている。ま
た該作動片24はその中央部分に凹み44(第2図)を有し
ている。
本考案において、作動片24を第2図の位置即ち第3図
の破線で示す位置へ置くと、該作動片24はばね36の弾性
力によりその位置を保持する。この位置では、輪取付ア
ーム22は脚12に対し自由に回動可能となっており、いわ
ゆるキャスター効果が発生する。
の破線で示す位置へ置くと、該作動片24はばね36の弾性
力によりその位置を保持する。この位置では、輪取付ア
ーム22は脚12に対し自由に回動可能となっており、いわ
ゆるキャスター効果が発生する。
次に足先などで作動片24を第1図の位置即ち第3図の
実線で示す位置へ移動すると、該作動片24は同様にばね
36の弾性力によりその位置を保持する。この位置では作
動片24に設けた凹み44が脚12の下端部に設けた突起18に
弾入しており、そのため作動片24は脚12に対し回動不能
となりキャスター効果が発生しない。
実線で示す位置へ移動すると、該作動片24は同様にばね
36の弾性力によりその位置を保持する。この位置では作
動片24に設けた凹み44が脚12の下端部に設けた突起18に
弾入しており、そのため作動片24は脚12に対し回動不能
となりキャスター効果が発生しない。
本考案において、輪14が進行方向に真直に位置してい
ない場合に作動片24を立上げると、凹み44が突起18に当
たるなどしてそこへ嵌入せず、従ってキャスター効果が
発生し続けるが、その結果、輪14が位置調整され進行方
向に平行な方向に向くとばね36により付勢されている作
動片24は直ちにその凹み44が突起18へ嵌合させ、第1図
の位置をとることができる。
ない場合に作動片24を立上げると、凹み44が突起18に当
たるなどしてそこへ嵌入せず、従ってキャスター効果が
発生し続けるが、その結果、輪14が位置調整され進行方
向に平行な方向に向くとばね36により付勢されている作
動片24は直ちにその凹み44が突起18へ嵌合させ、第1図
の位置をとることができる。
第1図の位置から第2図の位置を得るためには単に足
先などで作動片24を軸38周りに移動させればよい。
先などで作動片24を軸38周りに移動させればよい。
なお、ばね28はベビーカーの全体のショックアブソー
バーとしての機能を有している。
バーとしての機能を有している。
考案の効果 本考案は、キャスター効果の必要又は不必要に応じ作
動片を足先などで所定方向に移動するだけで、迅速にそ
の要望を満たすことができる。構造が極めて簡単であり
コスト減が計られる。第1図に示すようなベビーカー以
外にいわゆる両対面式のベビーカーなどにも有用であ
る。
動片を足先などで所定方向に移動するだけで、迅速にそ
の要望を満たすことができる。構造が極めて簡単であり
コスト減が計られる。第1図に示すようなベビーカー以
外にいわゆる両対面式のベビーカーなどにも有用であ
る。
第1図は本考案のキャスタを装備したベビーカーの全体
斜視図、第2図は本考案のキャスタの全体斜視図、第3
図は本考案のキャスタの断面図である。 符号の説明 12:脚、14:輪 18:突起、20:キャスタ 22:輪取付アーム、24:作動片 26:上方伸長部、34:ばね受け部 36:ばね、38:ピン 44:凹み
斜視図、第2図は本考案のキャスタの全体斜視図、第3
図は本考案のキャスタの断面図である。 符号の説明 12:脚、14:輪 18:突起、20:キャスタ 22:輪取付アーム、24:作動片 26:上方伸長部、34:ばね受け部 36:ばね、38:ピン 44:凹み
Claims (1)
- 【請求項1】ベビーカー10の輪14が取付けてある輪取付
アーム22と、該アーム22へピン38によって軸支されてい
る作動片24と、前記アーム22が回転可能に装着されてい
るベビーカー10の脚12と、該脚12の下端付近に設けてあ
る突起18と、から成るベビーカー10用のキャスタ20であ
って、 輪取付アーム22が、前方部分と、後方部分と、を一体的
に有しており、 前方部分が、上方へ伸長してベビーカー10の脚12へ受け
入れられている上方伸長部26と、前方へ開口したばね受
け部34と、該ばね受け部34の前方部分にあって前記作動
片24が枢着されているピン38を受け入れているピン受け
孔と、を有し、 後方部分が、ベビーカー10の輪14を支承する軸16を弾性
的に支持しており、 前記上方伸長部26がその上方位置に溝30を有し、脚12へ
固定されたねじ32がこの溝30に嵌合することにより、該
アーム22が脚12へ対して回動自在に取付けられており、 前記ばね受け部34には、ばね36が受け入れてあり、 該ばね36が作動片24を前記ピン38周りにおいて前方位置
又は上方位置へ弾性保持しており、 作動片24を前方位置に倒したときには輪取付アーム22が
脚12から独立して自由に回転出来るが、作動片24を上方
位置に保持したときには該作動片24に形成されている凹
み44が脚12に形成されている突起18へ係合するまでは、
前記自由な回転が維持されるが、輪取付アーム22が脚12
の回りに回転し該作動片24の凹み44が脚12の突起18へ整
合すると該作動片24の凹み44が脚12の突起18へ前記ばね
36のばね力によって弾入して自動的に輪取付アーム22が
脚12に対し回動不能となることを特徴とする、 ベビーカー用のキャスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989140546U JP2514442Y2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | キャスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989140546U JP2514442Y2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | キャスタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0378604U JPH0378604U (ja) | 1991-08-09 |
JP2514442Y2 true JP2514442Y2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=31687514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989140546U Expired - Fee Related JP2514442Y2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | キャスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2514442Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5816881Y2 (ja) * | 1980-12-25 | 1983-04-05 | コンビ株式会社 | 首振り停止機構を具えたキャスタ− |
JPS6081066U (ja) * | 1983-11-09 | 1985-06-05 | 株式会社アオバ | ベビ−カ− |
-
1989
- 1989-12-04 JP JP1989140546U patent/JP2514442Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0378604U (ja) | 1991-08-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |